JPH10177331A - 原稿位置検知装置 - Google Patents

原稿位置検知装置

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JPH10177331A
JPH10177331A JP8353717A JP35371796A JPH10177331A JP H10177331 A JPH10177331 A JP H10177331A JP 8353717 A JP8353717 A JP 8353717A JP 35371796 A JP35371796 A JP 35371796A JP H10177331 A JPH10177331 A JP H10177331A
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JP8353717A
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Nobuyuki Baba
信行 馬場
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視域では無色ではない波長吸収剤を用いた
原稿押圧部材であっても,原稿読取再現性を低下させ
ず,かつ原稿の検知精度を向上させること。 【解決手段】 読取対象の原稿を押圧し,原稿押圧面側
に波長吸収剤が塗布/混入された原稿押圧手段(図示せ
ず)と,波長吸収剤で吸収される光を照射する光源(図
示せず)と,原稿面からの反射光のうち,吸収波長の反
射光を分離する赤外光分離フィルタ101と,赤外光分
離フィルタ101を経た光信号をライン毎に受光し,光
電変換して出力する赤外用CCD102と,赤外用CC
D102で受光した光信号から原稿を検知する検知部1
04とを備え,検知部104が,予め設定される赤外光
吸収波長の光強度の所定範囲を規定する第1および第2
のスレッショルドを用い,赤外用CCD102から出力
される光信号の強度が所定範囲内にあるか否かにより原
稿と非原稿部とを判別し,原稿検知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は,プリスキャン方式
を用いた複写機や画像読取装置(イメージスキャナ)に
おける原稿の位置・形状を検知する原稿位置検知装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より,複写機や画像読取装置におい
て,白い背景(圧板あるいは原稿搬送ベルト)から白い
物体(原稿)を検知することが困難であった。このた
め,複写機などで実際の原稿読取前にプリスキャンし,
画像をデジタル画像として読み取り,これを画像処理し
て原稿の大きさを判別することが行われている。以下
に,その具体例を説明する。
【0003】図13は,従来における画像読取装置の主
要構成を示す説明図である。図において,1は読取対象
の原稿,2は原稿がセットされるコンタクトガラス,3
はコンタクトガラス2に沿って光走査する光走査ユニッ
ト,4は吸収波長を含む発光波長を有し,原稿1を照射
する光源,5は走査ミラー,6は反射ミラー,7は画像
光をライン毎に読み取るCCDラインセンサ,8はCC
Dラインセンサ7に画像光を集光させる集光レンズ,9
は信号光(画像光),10は内側に波長吸収剤が塗布さ
れ,原稿1をコンタクトガラス2に密着させるための圧
板である。
【0004】以上のように構成された画像読取装置にお
いて,光源4の光を細長いスリット状にし,該スリット
光をそのスリット方向とほぼ直角な方向(副走査方向)
に移動させながら走査し,原稿面を照射する。さらにそ
の照射光を順次,集光レンズ8を介してCCDラインセ
ンサ7に結像させて画像を読み取る。
【0005】また,上記に関連する参考技術文献とし
て,たとえば特開平8−139848号公報の『原稿検
知方法及び装置』が開示されている。これを詳述する
と,原稿台上の原稿を押圧する圧板の原稿押圧面に非可
視領域中の所定の波長領域(たとえば,750nm〜8
50nm)の光を吸収する赤外吸収剤が塗布される。走
査光を原稿あるいは原稿押圧面に照射して得られる反射
光のうち,所定の波長領域の光を透過するフィルタ手段
を透過した光を受光素子で受光する。原稿からの反射光
は所定の波長領域の光を含み,圧板面は含まないことか
ら受光強度に差ができ,この差により原稿の有無を判別
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,実際には赤外域
で吸収される波長吸収剤は可視域では無色ではなく,緑
あるいは茶褐色に見えるため,カラー画像原稿を読み取
る場合に,特にOHPフィルムやトレーシングペーパー
などの透明性の高い原稿である場合,原稿の色が圧板面
の下地色の影響を受け,実際の原稿色に対して異なった
色で読み取られてしまう。また,圧板部分がある色に読
み取られたり,モノクロ複写機においてはコピーの縁が
黒くなって再現されてしまうなどの問題点があった。
【0007】また,圧板により波長吸収される比率は1
00%ではなく,これより劣る場合が多いため,赤外域
でも吸収のある灰色の原稿の場合に,原稿があるにもか
かわらず,原稿なしとして判定されることもあり,検知
エラーを招来させてしまうことになる。
【0008】このため,実際には波長吸収体と可視域の
波長吸収を比べて判断することになる。これは,モノク
ロのデジタル複写機では余計なある可視波長の画像読取
機構を付加する必要が生じ,この分のコストアップや検
知エラーを招来させてしまうことになる。
【0009】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,可視域では無色ではない波長吸収剤を用いた原稿
押圧部材であっても,原稿読取再現性を低下させること
なく,かつ原稿の検知精度を向上させることを第1の目
的とする。
【0010】また,現在の波長吸収剤に代わるものとし
て,波長吸収剤以上の特性を有し,特別な可視波長の画
像読取機構を付加せずに,簡単な構成で原稿の検知精度
を向上させることを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る原稿位置検知装置にあっては,読
取対象の原稿を押圧し,原稿押圧面側に波長吸収剤が塗
布/混入された原稿押圧手段と,前記波長吸収剤で吸収
される光を照射する光源と,前記原稿に前記光源の光を
照射して得られた原稿面からの反射光のうち,吸収波長
の反射光を分離する光分離手段と,前記光分離手段を経
た光信号をライン毎に受光し,光電変換して出力する光
電変換手段と,前記光電変換手段からの反射光から原稿
を検知する原稿検知手段とを備え,前記原稿検知手段
が,予め設定される赤外光吸収波長の光強度の所定範囲
を規定する第1および第2のスレッショルドを用い,前
記光電変換手段から出力される光信号の強度が前記所定
範囲内にあるか否かにより原稿と非原稿部とを判別し,
原稿検知を行うものである。
【0012】すなわち,赤外域における光強度に2つの
スレッショルドを設定し,赤外の反射光が2つのスレッ
ショルド内のある値の領域にあるか否かにより,確実に
波長吸収剤の特性を示しているかで原稿と非原稿部とを
判別しているので,正確な原稿検知が実現する。
【0013】また,請求項2に係る原稿位置検知装置に
あっては,前記原稿検知手段は,予め設定される赤外光
吸収波長の光強度の所定範囲を規定する第1および第2
のスレッショルド,および分離された可視波長の光強度
の所定範囲を規定する第1および第2のスレッショルド
を用い,前記光電変換手段から出力される光信号の強度
が,前記第1および第2のスレッショルドの範囲で,か
つ前記可視波長の第1および第2のスレッショルド内に
あるか否かにより原稿と非原稿部とを判別し,原稿検知
を行うものである。
【0014】すなわち,赤外域および可視波長域の両領
域における光強度に2つのスレッショルドを設定するこ
とにより,モニタを行っている信号が確実に波長吸収剤
の感度特性を示していることを正確に検知でき,より正
確な原稿検知が実現する。
【0015】また,請求項3に係る原稿位置検知装置に
あっては,前記原稿検知手段は,吸収波長域においては
光強度信号があるスレッショルド以下であり,分離され
た可視波長の波長領域では光強度信号があるスレッショ
ルド以上である場合,非原稿部であると判断するもので
ある。
【0016】すなわち,波長吸収剤ほど赤外域で吸収さ
れ,かつ可視域で光を反射する物質はほとんど存在しな
いことを利用し,吸収波長域においては光強度信号があ
るスレッショルド以下であり,分離された可視波長の波
長領域では光強度信号があるスレッショルド以上である
場合,容易に非原稿部(圧板)であると判断することが
可能となる。
【0017】また,請求項4に係る原稿位置検知装置に
あっては,前記光源の光源光は,波長吸収剤を前記原稿
押圧手段の原稿押圧面に塗布/混入した場合,前記原稿
押圧面の可視域の色以外の特定波長を相対的に強くした
ものである。
【0018】すなわち,モノクロ複写機の場合に圧板の
可視域の色以外の特定波長を相対的に強くし,その部分
がコピーした場合に白くなるようにすることにより,圧
板が灰色や黒くコピー上で再現することことを回避し,
良好なコピー画像が得られる。
【0019】また,請求項5に係る原稿位置検知装置に
あっては,前記原稿押圧手段の原稿押圧面は,波長吸収
剤と可視域で保護色関係にある色素が塗布/混入され,
前記原稿押圧面の可視域での色が灰色系の色となるよう
にしたものである。
【0020】すなわち,波長吸収剤だけだと,可視域で
も波長により反射率に片寄りがあり複写時の色バランス
に片寄りが生じるが,カラー複写機において圧板を灰色
にするので,圧板は,読取時に特定の可視域の光を増強
することなく,読み取られた画像の色と実際の原稿の色
とのずれが少なくなる。
【0021】また,請求項6に係る原稿位置検知装置に
あっては,前記原稿押圧手段の原稿押圧面は,反射型回
析格子で構成されていることを特徴とする請求項1に記
載の原稿位置検知装置。
【0022】すなわち,圧板が赤外の特定の波長のみを
高効率で回折するので,その波長に対するCCDなどの
受光素子を設けることで,波長吸収剤を塗布する場合よ
りも,簡単な構成で,かつ容易に原稿と非原稿とを判別
することが可能となる。この方法はまた,赤外域の波長
を回折するようにしなくても,可視域のある波長を回折
するようにしてもよい。この場合も回折角の設定にもよ
るが,ある波長の回折光が戻ってくるのか否かを検知す
ることで,原稿か非原稿かを区別できる。
【0023】また,請求項7に係る原稿位置検知装置に
あっては,少なくとも前記原稿押圧手段の原稿押圧面
が,着脱自在とするものである。
【0024】すなわち,少なくとも原稿押圧手段の原稿
押圧面を着脱自在とすることにより,原稿押圧面が汚れ
て画像に影響を与える場合が生じても,清掃あるいは交
換が容易に行えるので,原稿検知の信頼性が向上する。
【0025】また,請求項8に係る原稿位置検知装置に
あっては,前記原稿押圧手段の原稿押圧面は,微細な凹
凸形状をなし,かつ前記凹部に波長吸収剤が塗布/混入
されているものである。
【0026】すなわち,原稿押圧手段の原稿押圧面,た
とえばADFの搬送ベルトの面を微細な凹凸形状とし,
その凹部に波長吸収剤を塗布/混入することにより,原
稿などと直接接触することがなくなるので,波長吸収剤
の剥離が防止でき,信頼性が向上する。
【0027】また,請求項9に係る原稿位置検知装置に
あっては,前記光電変換手段は,赤外光吸収フィルタを
付けない一次元CCD,あるいは赤外の長波長までの感
度を有するフォトダイオードで構成されるものである。
【0028】すなわち,赤外の長波長までセンサ感度が
あるので,精度が向上し,あるいは様々な波長吸収剤を
効果的に利用することが可能となる。
【0029】また,請求項10に係る原稿位置検知装置
にあっては,前記光電変換手段が,カラー画像毎に分離
された波長を検知するものであって,赤の領域の色の信
号を相対的に低くし,カラー画像の色のバランスと原稿
の色バランスとを合致させるものである。
【0030】すなわち,各分離された波長を検知する各
CCDの感度を調整することにより,赤のコピー上での
発色を抑制することができ,カラー画像のバランスをと
ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下,本発明の原稿位置検知装置
について添付図面を参照し,〔実施の形態1〕,〔実施
の形態2〕,〔実施の形態3〕,〔実施の形態4〕,
〔実施の形態5〕,〔実施の形態6〕,〔実施の形態
7〕,〔実施の形態8〕,〔実施の形態9〕,〔実施の
形態10〕の順に詳細に説明する。
【0032】〔実施の形態1〕この実施の形態1では,
波長吸収剤を圧板の原稿押圧面に塗布/塗布し,プリス
キャンで原稿サイズや原稿の載置位置を検知するもので
ある。また,この場合,通常の画像読取装置の光源がカ
ラー画像の読取バランスを考慮し,赤外光の波長をカッ
トすることが多いが,ここでは波長吸収剤が吸収される
波長を有する光源を用いる。
【0033】(実施の形態1の構成)図1は,実施の形
態1に係る原稿位置検知装置の主要構成を示す説明図で
あり,前述した図13の原稿読取装置と基本的な部分は
同様である。図において,101は赤外波長の光を透過
/反射する光分離手段としての赤外光分離フィルタ,1
02は赤外光分離フィルタ101により分離された赤外
光を受光し,該光に応じた赤外光の信号を出力する一次
元の赤外光用CCD,103は赤外光分離フィルタ10
1を透過した可視光を受光し,該光に応じた光信号を出
力する一次元の光電変換手段としての可視光用CCD,
104は赤外光用CCD102の出力の強弱,すなわち
後述する所定のスレッショルド域により原稿と非原稿面
の位置や形を検知する原稿検知手段としての検知部であ
る。また,8は前述した集光レンズ,9は信号光,10
は原稿押圧手段としての圧板である。
【0034】また,圧板10の原稿1側の面は波長吸収
剤が塗布され,さらに該波長吸収剤が吸収される波長を
有する光源4を用いる。なお,複写機などのハロゲンラ
ンプを用いる場合は光源自体が数μmまでの発光波長を
有している。この赤外光の波長吸収剤の反射率特性を図
2のグラフに示す。
【0035】(実施の形態1の動作)次に,以上の構成
における特徴となる動作を説明する。上記吸収される赤
外波長の光を透過型あるいは反射型の赤外光分離フィル
タ101で分離し,これを赤外光用CCD102に結像
させる。そして,この赤外光の信号に一定のスレッショ
ルドを設ける。
【0036】赤外光用CCD102の出力信号のうち一
定の値以下となり,光が圧板10で吸収されたと見なさ
れる部分の端,すなわち,あるスレッショルドできられ
る地点を原稿のエッジと判断するのは公知の方法であ
る。しかし,その場合,黒や灰色の原稿などは可視域の
赤外の吸収率も高く,原稿か圧板であるかを区別するこ
とができない。
【0037】そこで,図3に示すように,圧板による吸
収波長の光強度信号の強弱によって原稿と非原稿面の位
置や形を検知する場合,吸収波長の光強度信号のスレッ
ショルドを赤外吸収剤の吸収率に対し,少し小さい値と
少し大きい値の2つを設ける。そして,上記2つのスレ
ッショルドの間に信号光の強度がある場合を圧板10か
らの光信号であると判定し,それらの相関関係から原稿
のエッジを規定する。これにより,原稿と圧板とを区別
する確度を高めることができる。
【0038】〔実施の形態2〕この実施の形態2では,
赤外域で2つのスレッショルドを設けると共に,より確
度を高めるために可視域での圧板からの反射率を規定
し,それに対応するスレッショルドを設け,その両者か
ら原稿のエッジを判別する。
【0039】(実施の形態2の構成)したがって,この
実施の形態2の構成は,前述の図1の構成に対し,特に
可視光用CCD103の出力が検知部104に与えられ
ようになっており,基本的な構成は図1と同様である。
【0040】(実施の形態2の動作)以上のような構成
において,吸収波長とある可視波長を透過型あるいは反
射型の赤外光分離フィルタ101で分離し,それらを赤
外光用CCD102および可視光用CCD103に結像
させる。そして,図4に示すように,吸収波長の光強度
信号と他の波長の光強度信号とにそれぞれ2つのスレッ
ショルドを設け,赤外域が2つのスレッショルドの間に
信号光の強度がある場合で,かつ,可視域の光信号強度
も設定された2つのスレッショルドにある場合を原稿エ
ッジであると判別する。
【0041】これにより,モニターを行っている信号が
確実に波長吸収剤の感度特性を示していることを正確に
認知することができ,原稿と圧板との区別の正確度が向
上する。
【0042】〔実施の形態3〕この実施の形態3では,
前述の実施の形態1〜2において,より簡便な判定を行
って原稿と圧板とを判別する。
【0043】(実施の形態3の構成)したがって,この
実施の形態3の構成は,前述の実施の形態2と同様であ
るので,ここでの説明は省略する。
【0044】(実施の形態3の動作)以上のような構成
において,図5に示すように,吸収波長域においては光
強度信号がスレッショルド以下であり,分離された可視
波長の波長領域では光強度信号があるスレッショルド以
上である場合に,圧板であると判定する。これは,下記
表1に示すように,波長吸収剤ほど赤外域で吸収され,
かつ,可視域で光を反射する物質はほとんど存在しない
ことを利用している。すなわち,この2つのスレッショ
ルドで圧板の吸収特性を規定する。
【0045】
【表1】
【0046】なお,上記表1において,A,Bの項目と
も○となるのは,現状では赤外吸収剤のみである。した
がって,圧板(赤外吸収剤)の特性を示すか否かの判定
を表1により行うことができる。
【0047】〔実施の形態4〕ところで,圧板での可視
域は,モノクロ複写機でコピーした場合,灰色や黒くな
ることになるので,この実施の形態4ではこの不具合を
以下のようにして回避する。
【0048】(実施の形態4の構成)この実施の形態4
では,波長吸収剤を圧板の原稿押圧面に塗布あるいは混
入した場合における圧板の可視域の色の特定波長を相対
的に強くした光源を用いる。なお,これは,吸収されな
い波長の強度をフィルタにかけ,相対的に落とすことで
実現できる。したがって,この実施の形態4の基本的な
構成は,前述の実施の形態2と同様である。
【0049】(実施の形態4の動作)次に,以上のよう
な構成における特徴となる動作を説明する。上記特定波
長は波長吸収剤が可視域で吸収する波長である。このた
め可視域の反射光が,たとえいくらかの吸収であって
も,全可視域にわたって一様な反射光がセンサに返され
る。そして,この反射光は白原稿からの反射光と同じ作
用をセンサに対して示し,圧板での可視域がコピー画像
上でモノクロ複写機の場合に,灰色や黒画像として再現
されることがなくなる。この状態を図6に示す。
【0050】〔実施の形態5〕この実施の形態5は,カ
ラー複写機の原稿位置検知装置を対象とするものであ
る。すなわち,圧板の原稿面側がある特定の色であっ
て,薄い光をある程度透過するとカラー原稿を読み取る
場合に色調がくずれ,カラー画像の読み取りに対しては
現実の色と,読み取った色と大きく食い違う原因とな
る。つまり,原稿は多少とも照明光を透過して圧板の色
が原稿の実際の色と融合し,圧板の色が強調された画像
を実際には読み取ることになる。このため,圧板は特定
の色ではなく,白とか灰色とかの色であることが望まし
い。
【0051】そこで,上述した実施の形態と同様な装置
において,波長吸収剤と可視域で保護色関係にある色素
などを圧板の原稿面側に混入させ,圧板の可視域での色
が灰色系統となるようにする。すなわち,図7に示すよ
うに,圧板用プラスチック部材701の原稿面側に波長
吸収剤702と該波長吸収剤702と補色関係にある色
素703とを混入させる。
【0052】これにより,圧板からの読み取り時の原稿
を透過して反射する光が,特定の可視域の光を増強する
ことなく,読み取られた画像の色と実際の原稿の色との
ずれが少なくなる。
【0053】〔実施の形態6〕ところで,前述した問題
点は波長吸収剤に特定の赤外光のみではなく,可視域の
波長まで吸収させることに原因があるので,圧板が赤外
の特定波長のみを反射させるようにする。以下説明す
る。
【0054】そこで,上述した実施の形態と同様な装置
において,圧板部分に波長吸収剤を塗布するのではな
く,図8に示すように,圧板部材・原稿搬送ベルト部材
全体の表面に反射型グレーティング(回折格子)801
を張りつける。この反射型グレーティング801は,一
定の波長の幅で特定の波長を特定の角度に反射するもの
である。
【0055】この一定の波長域をグレーティング縞の間
隔を調整し,赤外のある特定の波長を特定の方向へ反射
するようにすることで,センサへ上記波長の光が戻るこ
とがなくなる。すなわち,図8に示すように,照明光の
うち反射型グレーティング801で反射・回析された赤
外光802は特定の方向へ偏向され,光走査ユニットに
は戻らない。これにより,完全に赤外の特定の波長のみ
を吸収する優れた波長吸収特性を示す圧板と同様の動作
をする。
【0056】また,この場合はフィルタなどで分離した
ある赤外波長をCCDでモニタし,それに1つのスレッ
シュルドを設けて2値化して判別することにより,圧板
であると容易に判別することができる。
【0057】〔実施の形態7〕ところで,原稿押圧部分
の汚れが読み取り精度を左右する。そこで,汚れた部分
(ここでは搬送ベルト)を着脱できるようにする。具体
例を以下に説明する。
【0058】図9は,実施の形態7に係る自動原稿搬送
装置(ADF)の構成を示す説明図である。図におい
て,901はADFユニット,902は手で着脱可能で
あって,原稿を原稿読取位置に搬送する搬送ベルト,9
03は手で着脱可能であって,搬送ベルト902部分を
押さえるベルト押さえ部材である。また,特に,搬送ベ
ルト902はベルト押さえ部材903を外すことによ
り,着脱可能に構成されている。
【0059】〔実施の形態8〕ところで,圧板に直接波
長吸収剤を塗布した場合,原稿と強く頻繁に接触すると
経時的に波長吸収剤である塗料が剥離することが考えら
れる。そこで,この実施の形態8では,たとえば以下の
ようにして対応する。
【0060】図10は,実施の形態8に係る原稿圧板の
構成を示す断面図である。図において,1001は圧板
用プラスチック部材,1002は圧板用プラスチック部
材1001の原稿と接触する面側を細かな凹凸形状に
し,その凹部分に塗布した波長吸収剤である。また,上
記塗布以外に圧板用プラスチック部材1001の材料自
体に混入してもよい。
【0061】これにより,原稿と強く頻繁に接触しても
凹部の波長吸収剤が残り,長い間,交換する必要がな
く,同じ圧板の信頼性が向上する。
【0062】〔実施の形態9〕また,市販されているC
CDは赤外域に対してあまり感度がない。しかし,波長
吸収剤は長波長側に吸収があるほど可視域の吸収が少な
く,本発明の目的には良好な特性を示すものである。
【0063】この実施の形態9では,画像を検知する一
次元CCDが赤外光フィルタをつけない一次元CCD,
あるいは以下に示すような赤外の長波長まで感度のある
フォトダイオードなどの光検知装置を用いる。
【0064】図11は,実施の形態9に係るフォトダイ
オードアレイを示す説明図である。図において,110
1は素子サイズ1〜4mm程度で35〜46素子より構
成されたフォトダイオードアレイである。
【0065】このような,光検知装置により効果的な波
長吸収剤を原稿と圧板の区別に利用することができる。
【0066】〔実施の形態10〕また,カラー原稿を読
み取る場合に,赤外域までCCDが感度があると,ある
いは赤外や赤外領域に近い可視光がCCDに入射する
と,読み取った画像を再生すると赤いコピーとなる。そ
こで,この実施の形態10では,以下のようにして対応
する。
【0067】図12は,実施の形態10に係る原稿位置
検知装置の構成を示す説明図である。図において,前述
した光学系のうち,一次元CCD103の前面に赤と赤
外域に多少吸収性を有するフィルタ1201を付加し,
その他の構成は同一とする。
【0068】上記構成において,各分離された波長を検
知する一次元CCD103の感度を調整し,赤の領域の
色の信号を相対的に低くし,カラー画像の色のバランス
が原稿の色バランスとずれないようにする。これによ
り,自然な色でカラー画像を読み取ることが可能とな
る。これは電気的に増幅率を調整することによっても,
あるいは上記のように赤と赤外域に多少吸収性を有する
フィルタ1201を付加することで実現できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る原稿
位置検知装置(請求項1)によれば,赤外域における光
強度に2つのスレッショルドを設定し,赤外の反射光が
2つのスレッショルド内のある値の領域にあるか否かに
より,確実に波長吸収剤の特性を示しているかで原稿と
非原稿部とを判別しているため,正確な原稿検知が実現
する。
【0070】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項2)によれば,赤外域および可視波長域の両領域に
おける光強度に2つのスレッショルドを設定するため,
モニタを行っている信号が確実に波長吸収剤の感度特性
を示していることを正確に検知でき,より正確な原稿検
知が実現する。
【0071】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項3)によれば,波長吸収剤ほど赤外域で吸収され,
かつ可視域で光を反射する物質はほとんど存在しないこ
とを利用し,吸収波長域においては光強度信号があるス
レッショルド以下であり,分離された可視波長の波長領
域では光強度信号があるスレッショルド以上である場
合,容易に非原稿部であると判断することが可能とな
る。
【0072】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項4)によれば,モノクロ複写機の場合に圧板の可視
域の色以外の特定波長を相対的に強くし,その部分がコ
ピーした場合に白くなるようにするため,圧板が灰色や
黒くコピー上で再現することことを回避し,良好なコピ
ー画像が得られる。
【0073】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項5)によれば,カラー複写機において圧板を灰色に
するため,圧板は,読取時に特定の可視域の光を増強す
ることなく,読み取られた画像の色と実際の原稿の色と
のずれが少なくなる。
【0074】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項6)によれば,圧板が赤外の特定の波長のみを高効
率で回折するため,その波長に対するCCDなどの受光
素子を設けることで,波長吸収剤を塗布する場合より
も,簡単な構成で,かつ容易に原稿と非原稿とを判別す
ることができる。
【0075】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項7)によれば,少なくとも原稿押圧手段の原稿押圧
面を着脱自在とするため,原稿押圧面が汚れて画像に影
響を与える場合が生じても,清掃あるいは交換が容易に
行え,原稿検知の信頼性が向上する。
【0076】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項8)によれば,原稿押圧手段の原稿押圧面,たとえ
ばADFの搬送ベルトの面を微細な凹凸形状とし,その
凹部に波長吸収剤を塗布/混入することにより,原稿な
どと直接接触することがなくなるため,波長吸収剤の剥
離が防止でき,信頼性が向上する。
【0077】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項9)によれば,赤外の長波長までセンサ感度がある
ため,精度が向上し,あるいは様々な波長吸収剤を効果
的に利用することが可能となる。
【0078】また,本発明に係る原稿位置検知装置(請
求項10)によれば,各分離された波長を検知する各C
CDの感度を調整するため,赤のコピー上での発色を抑
制することができ,カラー画像のバランスをとることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る原稿位置検知装置の主要構
成を示す説明図である。
【図2】実施の形態1に係る赤外の波長吸収剤の反射率
特性を示すグラフである。
【図3】実施の形態1に係る赤外光用CCDの1要素の
出力変化および設定スレッショルド例を示すグラフであ
る。
【図4】実施の形態2に係る赤外の波長吸収剤の波長と
信号強度および設定スレッショルド例を示すグラフであ
る。
【図5】実施の形態3に係る赤外の波長吸収剤の波長と
信号強度および設定スレッショルド例を示すグラフであ
る。
【図6】実施の形態4に係る原稿位置検知を示すグラフ
である。
【図7】実施の形態5に係る圧板のプラスチック部材の
構成を示す説明図である。
【図8】実施の形態6に係る原稿読取装置の主要構成を
示す説明図である。
【図9】実施の形態7に係る自動原稿搬送装置(AD
F)の構成を示す説明図である。
【図10】実施の形態8に係る原稿圧板の構成を示す断
面図である。
【図11】実施の形態9に係るフォトダイオードアレイ
を示す説明図である。
【図12】実施の形態10に係る原稿位置検知装置の構
成を示す説明図である。
【図13】従来における原稿読取装置の主要構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 原稿 4 光源 10 圧板 101 赤外光分離フィルタ 102 赤外光用CCD 103 可視光用CCD 104 検知部 701,1001 圧板用プラスチック部材 702,1002 波長吸収剤 703 波長吸収剤と補色関係にある色素 801 反射型グレーティング 902 搬送ベルト 903 ベルト押さえ部材 1101 フォトダイオードアレイ 1201 フィルタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取対象の原稿を押圧し,原稿押圧面側
    に波長吸収剤が塗布/混入された原稿押圧手段と,前記
    波長吸収剤で吸収される光を照射する光源と,前記原稿
    に前記光源の光を照射して得られた原稿面からの反射光
    のうち,吸収波長の反射光を分離する光分離手段と,前
    記光分離手段を経た光信号をライン毎に受光し,光電変
    換して出力する光電変換手段と,前記光電変換手段から
    の反射光から原稿を検知する原稿検知手段とを備え,前
    記原稿検知手段が,予め設定される赤外光吸収波長の光
    強度の所定範囲を規定する第1および第2のスレッショ
    ルドを用い,前記光電変換手段から出力される光信号の
    強度が前記所定範囲内にあるか否かにより原稿と非原稿
    部とを判別し,原稿検知を行うことを特徴とする原稿位
    置検知装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿検知手段は,予め設定される赤
    外光吸収波長の光強度の所定範囲を規定する第1および
    第2のスレッショルド,および分離された可視波長の光
    強度の所定範囲を規定する第1および第2のスレッショ
    ルドを用い,前記光電変換手段から出力される光信号の
    強度が,前記第1および第2のスレッショルドの範囲
    で,かつ前記可視波長の第1および第2のスレッショル
    ド内にあるか否かにより原稿と非原稿部とを判別し,原
    稿検知を行うことを特徴とする請求項1に記載の原稿位
    置検知装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿検知手段は,吸収波長域におい
    ては光強度信号があるスレッショルド以下であり,分離
    された可視波長の波長領域では光強度信号があるスレッ
    ショルド以上である場合,非原稿部であると判断するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の原稿位置検知装置。
  4. 【請求項4】 前記光源の光源光は,波長吸収剤を前記
    原稿押圧手段の原稿押圧面に塗布/混入した場合,前記
    原稿押圧面の可視域の色以外の特定波長を相対的に強く
    したことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載
    の原稿位置検知装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿押圧手段の原稿押圧面は,波長
    吸収剤と可視域で保護色関係にある色素が塗布/混入さ
    れ,前記原稿押圧面の可視域での色が灰色系の色となる
    ようにしたことを特徴とする請求項1ないし3の何れか
    に記載の原稿位置検知装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿押圧手段の原稿押圧面は,反射
    型回析格子で構成されていることを特徴とする請求項1
    に記載の原稿位置検知装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記原稿押圧手段の原稿押圧
    面が,着脱自在であることを特徴とする請求項1ないし
    6の何れかに記載の原稿位置検知装置。
  8. 【請求項8】 前記原稿押圧手段の原稿押圧面は,微細
    な凹凸形状をなし,かつ前記凹部に波長吸収剤が塗布/
    混入されていることを特徴とする請求項1ないし7の何
    れかに記載の原稿位置検知装置。
  9. 【請求項9】 前記光電変換手段は,赤外光吸収フィル
    タを付けない一次元CCD,あるいは赤外の長波長まで
    の感度を有するフォトダイオードで構成されることを特
    徴とする請求項1に記載の原稿位置検知装置。
  10. 【請求項10】 前記光電変換手段が,カラー画像毎に
    分離された波長を検知するものであって,赤の領域の色
    の信号を相対的に低くし,カラー画像の色のバランスと
    原稿の色バランスとを合致させることを特徴とする請求
    項1ないし7の何れかに記載の原稿位置検知装置。
JP8353717A 1996-12-18 1996-12-18 原稿位置検知装置 Pending JPH10177331A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7046343B2 (en) 1999-12-08 2006-05-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for recognizing regions corresponding to image storage sheets
JP2016092697A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7046343B2 (en) 1999-12-08 2006-05-16 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method and apparatus for recognizing regions corresponding to image storage sheets
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