JPH1017843A - 光硬化性接着剤組成物 - Google Patents
光硬化性接着剤組成物Info
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- JPH1017843A JPH1017843A JP17121196A JP17121196A JPH1017843A JP H1017843 A JPH1017843 A JP H1017843A JP 17121196 A JP17121196 A JP 17121196A JP 17121196 A JP17121196 A JP 17121196A JP H1017843 A JPH1017843 A JP H1017843A
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- resin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被着体表面への十分な濡れ性、及び十分な初
期接着性を有する光硬化性接着シートを得る。 【解決手段】 分子内にカチオン重合性基を有し、かつ
B型粘度計で測定した23℃での粘度が1〜30000
cpsの液状光重合性樹脂(A)100重量部、分子内
にカチオン重合性基を有し、かつ軟化点40℃〜200
℃の固形光重合性樹脂(B)40〜500重量部、及び
光カチオン重合開始剤(C)からなる光硬化性接着剤組
成物。
期接着性を有する光硬化性接着シートを得る。 【解決手段】 分子内にカチオン重合性基を有し、かつ
B型粘度計で測定した23℃での粘度が1〜30000
cpsの液状光重合性樹脂(A)100重量部、分子内
にカチオン重合性基を有し、かつ軟化点40℃〜200
℃の固形光重合性樹脂(B)40〜500重量部、及び
光カチオン重合開始剤(C)からなる光硬化性接着剤組
成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化性接着剤組
成物に関するものである。
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光硬化性樹脂を用いた接着性シー
ト及びテープが、接着剤の塗布という煩雑で不均一な作
業を簡略化することができ、また作業環境を改善し、生
産性を向上することができるので、注目されている。こ
のような光硬化性接着シートは、光重合性の樹脂成分を
シート状またはテープ状に加工し、光照射によりその接
着シートの構成成分を硬化させ接着性を発揮させるもの
である。このような光硬化性接着シートは、加熱に弱い
被着体への接着や加熱工程が非常に困難な施工における
接着加工に適しているという観点から、熱硬化性樹脂を
用いた熱硬化型の接着シートと比較しても大きな利点を
有している。
ト及びテープが、接着剤の塗布という煩雑で不均一な作
業を簡略化することができ、また作業環境を改善し、生
産性を向上することができるので、注目されている。こ
のような光硬化性接着シートは、光重合性の樹脂成分を
シート状またはテープ状に加工し、光照射によりその接
着シートの構成成分を硬化させ接着性を発揮させるもの
である。このような光硬化性接着シートは、加熱に弱い
被着体への接着や加熱工程が非常に困難な施工における
接着加工に適しているという観点から、熱硬化性樹脂を
用いた熱硬化型の接着シートと比較しても大きな利点を
有している。
【0003】光硬化性接着シートにおいては、「シート
のハンドリング性」と「被着体への濡れ性」の双方を同
時に実現することが重要である。すなわち、シートのハ
ンドリング性を実現するためには、接着シートの構成成
分が室温で、ある一定以上の硬さを有している必要があ
る。しかしながら、接着シートの構成成分が室温におい
てある程度の硬さを有するようになると、被着体表面へ
の濡れ性が不足する傾向にあり、被着体表面との最終的
な界面接着性が不十分になる。
のハンドリング性」と「被着体への濡れ性」の双方を同
時に実現することが重要である。すなわち、シートのハ
ンドリング性を実現するためには、接着シートの構成成
分が室温で、ある一定以上の硬さを有している必要があ
る。しかしながら、接着シートの構成成分が室温におい
てある程度の硬さを有するようになると、被着体表面へ
の濡れ性が不足する傾向にあり、被着体表面との最終的
な界面接着性が不十分になる。
【0004】このような問題を解決する方法として、特
開平6−285724号公報においては、液状の光硬化
性樹脂組成物にゲル化剤を添加して形成した崩壊性ゼリ
ー状物によって接着シートを成形する方法が開示されて
いる。該公報によれば、このような崩壊性ゼリー状物を
接着シートの構成成分として用いることにより、シート
のハンドリング性と被着体への濡れ性が両立し得る旨記
載されている。
開平6−285724号公報においては、液状の光硬化
性樹脂組成物にゲル化剤を添加して形成した崩壊性ゼリ
ー状物によって接着シートを成形する方法が開示されて
いる。該公報によれば、このような崩壊性ゼリー状物を
接着シートの構成成分として用いることにより、シート
のハンドリング性と被着体への濡れ性が両立し得る旨記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報による方法では、樹脂組成物をゲル化することにより
シートのハンドリング性を向上させようとしているた
め、被着体表面への濡れ性もしくは追従性が未だ不十分
であり、十分な初期接着性を得ることができないという
問題があった。
報による方法では、樹脂組成物をゲル化することにより
シートのハンドリング性を向上させようとしているた
め、被着体表面への濡れ性もしくは追従性が未だ不十分
であり、十分な初期接着性を得ることができないという
問題があった。
【0006】本発明の目的は、従来の技術では実現する
ことができなかった、被着体表面への十分な濡れ性、及
び十分な初期接着性を有する光硬化性接着剤組成物を提
供することにある。
ことができなかった、被着体表面への十分な濡れ性、及
び十分な初期接着性を有する光硬化性接着剤組成物を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光硬化性接着剤
組成物は、分子内にカチオン重合性基を有し、かつB型
粘度計で測定した23℃での粘度が1〜30000cp
sの液状光重合性樹脂(A)100重量部、分子内にカ
チオン重合性基を有し、かつ軟化点40℃〜200℃の
固形光重合性樹脂(B)40〜500重量部、及び光カ
チオン重合開始剤(C)からなることを特徴としてい
る。
組成物は、分子内にカチオン重合性基を有し、かつB型
粘度計で測定した23℃での粘度が1〜30000cp
sの液状光重合性樹脂(A)100重量部、分子内にカ
チオン重合性基を有し、かつ軟化点40℃〜200℃の
固形光重合性樹脂(B)40〜500重量部、及び光カ
チオン重合開始剤(C)からなることを特徴としてい
る。
【0008】上記液状光重合性樹脂(A)は、分子内に
カチオン重合性基を有し、かつB型粘度計で測定した2
3℃での粘度が1〜30000cpsのものである。上
記カチオン重合性基は、光カチオン重合が可能な重合性
基であれば、特に限定されるものではなく、また、粘度
は高すぎるとシート状に成形するのが困難になる場合が
あるので、B型粘度計で測定した23℃での粘度が1〜
30000cpsであり、好ましくは1〜20000c
psである。
カチオン重合性基を有し、かつB型粘度計で測定した2
3℃での粘度が1〜30000cpsのものである。上
記カチオン重合性基は、光カチオン重合が可能な重合性
基であれば、特に限定されるものではなく、また、粘度
は高すぎるとシート状に成形するのが困難になる場合が
あるので、B型粘度計で測定した23℃での粘度が1〜
30000cpsであり、好ましくは1〜20000c
psである。
【0009】上記液状光重合性樹脂(A)としては、例
えば、ビスフェノールA系エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルF系エポキシ樹脂、ハロゲン化エポキシ樹脂等のグリ
シジルエーテル系エポキシ樹脂、環式脂肪族系エポキシ
樹脂、グリシジルエステル系エポキシ樹脂、グリシジル
アミン系エポキシ樹脂、ジメチルアミノスチレン重合
体、α−メチルスチレン重合体、イソブチルビニルエー
テル重合体、p−メトキシスチレン重合体等が挙げられ
るが、高い接着力が得られるという点でエポキシ樹脂が
好適に用いられる。
えば、ビスフェノールA系エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルF系エポキシ樹脂、ハロゲン化エポキシ樹脂等のグリ
シジルエーテル系エポキシ樹脂、環式脂肪族系エポキシ
樹脂、グリシジルエステル系エポキシ樹脂、グリシジル
アミン系エポキシ樹脂、ジメチルアミノスチレン重合
体、α−メチルスチレン重合体、イソブチルビニルエー
テル重合体、p−メトキシスチレン重合体等が挙げられ
るが、高い接着力が得られるという点でエポキシ樹脂が
好適に用いられる。
【0010】上記ビスフェノールA系エポキシ樹脂とし
ては、下記一般式
ては、下記一般式
【0011】
【化1】
【0012】で表され、市販品として、「エピコート8
27」(油化シェルエポキシ社製、粘度9000〜11
000cps)、「エピコート828」(油化シェルエ
ポキシ社製、粘度12000〜15000cps)、
「エポトート−115」(東都化成社製、粘度700〜
1100cps)、「アデカレジンEP−4100」
(旭電化社製、粘度12000〜15000cps)等
が挙げられ、また、上記ビスフェノールF系エポキシ樹
脂は、下記一般式
27」(油化シェルエポキシ社製、粘度9000〜11
000cps)、「エピコート828」(油化シェルエ
ポキシ社製、粘度12000〜15000cps)、
「エポトート−115」(東都化成社製、粘度700〜
1100cps)、「アデカレジンEP−4100」
(旭電化社製、粘度12000〜15000cps)等
が挙げられ、また、上記ビスフェノールF系エポキシ樹
脂は、下記一般式
【0013】
【化2】
【0014】で表され、市販品として、「エポトートY
DF−8170」(東都化成社製、粘度500〜200
0cps)、「アデカレジンEP−4901」(旭電化
社製、粘度2000〜4000cps)等が挙げられ
る。さらに、環式脂肪族系エポキシ樹脂としては、ビニ
ルシクロヘキサンジオキサイドが、グリシジルエステル
系エポキシ樹脂として、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル等が挙
げられ、グリシジルアミン系エポキシ樹脂として、N,
N−ジグリシジルアニリン、テトラグリシジルアミノジ
フェニルメタン等が挙げられる。
DF−8170」(東都化成社製、粘度500〜200
0cps)、「アデカレジンEP−4901」(旭電化
社製、粘度2000〜4000cps)等が挙げられ
る。さらに、環式脂肪族系エポキシ樹脂としては、ビニ
ルシクロヘキサンジオキサイドが、グリシジルエステル
系エポキシ樹脂として、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、テトラヒドロフタル酸ジグリシジルエステル等が挙
げられ、グリシジルアミン系エポキシ樹脂として、N,
N−ジグリシジルアニリン、テトラグリシジルアミノジ
フェニルメタン等が挙げられる。
【0015】上記固形光重合性樹脂(B)は、分子内に
カチオン重合性基を有し、かつ軟化点40〜200℃の
ものである。上記カチオン重合性基は、光カチオン重合
が可能な重合性基であれば特に限定されるものではな
く、また、軟化点は、低くなると常温で固形形状である
ことが難しく、軟化点の低い樹脂を用いるとシートのハ
ンドリング性が十分得られにくくなり、また高くなると
初期接着性が十分得られにくくなるので、40〜200
℃であり、好ましくは40〜150℃である。
カチオン重合性基を有し、かつ軟化点40〜200℃の
ものである。上記カチオン重合性基は、光カチオン重合
が可能な重合性基であれば特に限定されるものではな
く、また、軟化点は、低くなると常温で固形形状である
ことが難しく、軟化点の低い樹脂を用いるとシートのハ
ンドリング性が十分得られにくくなり、また高くなると
初期接着性が十分得られにくくなるので、40〜200
℃であり、好ましくは40〜150℃である。
【0016】上記固形光重合性樹脂(B)のとしては、
例えば、ノボラック系エポキシ樹脂、ナフタレン系エポ
キシ樹脂が挙げられ、上記ノボラック系エポキシ樹脂と
しては、例えば、下記一般式
例えば、ノボラック系エポキシ樹脂、ナフタレン系エポ
キシ樹脂が挙げられ、上記ノボラック系エポキシ樹脂と
しては、例えば、下記一般式
【0017】
【化3】
【0018】で表されるものが挙げられ、市販品として
「エポトートYDCN−701」(軟化点60〜70
℃)、「エポトートYDCN−703」(軟化点75〜
85℃)、「エポトートYDCN−704」(軟化点8
5〜95℃)以上、東都化成社製、「エピコート100
1」(軟化点64℃)、「エピコート1055」(軟化
点93℃)、「エピコート1004F」(軟化点103
℃)以上、油化シェルエポキシ社製などが挙げられる。
「エポトートYDCN−701」(軟化点60〜70
℃)、「エポトートYDCN−703」(軟化点75〜
85℃)、「エポトートYDCN−704」(軟化点8
5〜95℃)以上、東都化成社製、「エピコート100
1」(軟化点64℃)、「エピコート1055」(軟化
点93℃)、「エピコート1004F」(軟化点103
℃)以上、油化シェルエポキシ社製などが挙げられる。
【0019】本発明において用いられる固形光重合性樹
脂(B)は、40℃〜200℃の軟化点を有する。軟化
点がこれより低いと、室温において固形形状であること
が難しく、軟化点の低い樹脂を用いると、シートのハン
ドリング性が不十分となる。
脂(B)は、40℃〜200℃の軟化点を有する。軟化
点がこれより低いと、室温において固形形状であること
が難しく、軟化点の低い樹脂を用いると、シートのハン
ドリング性が不十分となる。
【0020】固形光重合性樹脂(B)は、液状光重合性
樹脂(A)100重量部に対し、40〜500重量部、
より好ましくは100〜300重量部用いられる。固形
光重合性樹脂(B)の配合量が少なすぎると、シートの
ハンドリング性が不十分となり、逆に配合量が多すぎる
と、初期接着性が不十分となる場合がある。
樹脂(A)100重量部に対し、40〜500重量部、
より好ましくは100〜300重量部用いられる。固形
光重合性樹脂(B)の配合量が少なすぎると、シートの
ハンドリング性が不十分となり、逆に配合量が多すぎる
と、初期接着性が不十分となる場合がある。
【0021】本発明において用いられる光カチオン重合
開始剤は、カチオン重合を開始させることができるもの
であれば特に限定されるものではなく、例えば、下記の
式で表されるような芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨー
ドニウム塩、芳香族スルホニウム塩等が挙げられる。
開始剤は、カチオン重合を開始させることができるもの
であれば特に限定されるものではなく、例えば、下記の
式で表されるような芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨー
ドニウム塩、芳香族スルホニウム塩等が挙げられる。
【0022】
【化4】
【0023】
【化5】
【0024】
【化6】
【0025】また、具体的には、6フッ化アンチモン系
芳香族スルホニウム塩として下記一般式で表される「ア
デカオプトマーSP−170」等が挙げられる。
芳香族スルホニウム塩として下記一般式で表される「ア
デカオプトマーSP−170」等が挙げられる。
【0026】
【化7】
【0027】光カチオン重合開始剤の添加量としては、
液状光重合性樹脂(A)と固形光重合性樹脂(B)の合
計100重量部に対し、0.5〜3.0重量部程度が一
般的である。
液状光重合性樹脂(A)と固形光重合性樹脂(B)の合
計100重量部に対し、0.5〜3.0重量部程度が一
般的である。
【0028】本発明の光硬化性接着剤組成物は、上記の
液状光重合性樹脂(A)、固形光重合性樹脂(B)、及
び光カチオン重合開始剤(C)を含有するものである
が、必要に応じて、アクリル酸エステルを主成分とする
ポリマーや天然ゴム等の樹脂が含有されていてもよい。
また必要に応じて、その他の添加物が含有されていても
よい。
液状光重合性樹脂(A)、固形光重合性樹脂(B)、及
び光カチオン重合開始剤(C)を含有するものである
が、必要に応じて、アクリル酸エステルを主成分とする
ポリマーや天然ゴム等の樹脂が含有されていてもよい。
また必要に応じて、その他の添加物が含有されていても
よい。
【0029】上記光硬化性接着剤組成物の製造方法は任
意の方法が採用されてよく、例えば、上記液状光重合性
樹脂(A)と固形光重合性樹脂(B)を50〜300℃
に加熱し溶融した後、混合機を用いて均一に攪拌混合す
ることによって得られる。また、加熱溶融温度としては
100〜200℃が好ましい。
意の方法が採用されてよく、例えば、上記液状光重合性
樹脂(A)と固形光重合性樹脂(B)を50〜300℃
に加熱し溶融した後、混合機を用いて均一に攪拌混合す
ることによって得られる。また、加熱溶融温度としては
100〜200℃が好ましい。
【0030】また本発明における光硬化性接着剤組成物
は、一般にシート状に成形されて使用されるか、例えば
ガラスクロス、カーボンクロス、各種の不織布等の芯材
に含浸させてシート状に成形される。また、本発明の光
硬化性接着剤組成物は、例えば剥離シート上に成形し加
工したものであってもよい。
は、一般にシート状に成形されて使用されるか、例えば
ガラスクロス、カーボンクロス、各種の不織布等の芯材
に含浸させてシート状に成形される。また、本発明の光
硬化性接着剤組成物は、例えば剥離シート上に成形し加
工したものであってもよい。
【0031】本発明においては、液状光重合性樹脂
(A)と固形光重合性樹脂(B)を混合しているが、こ
れらの樹脂は相溶状態であるか、非常に良好な分散状態
で混合されていることが好ましい。
(A)と固形光重合性樹脂(B)を混合しているが、こ
れらの樹脂は相溶状態であるか、非常に良好な分散状態
で混合されていることが好ましい。
【0032】本発明の光硬化性接着剤組成物は、一般
に、光を照射することでゆっくりと光カチオン重合反応
が進行する。これは、暗反応であるので、重合終了まで
光を照射する必要がなく、シート状物を接着する際、例
えばシート状物に光を照射した後、即座に被着体に接着
させることにより、その後硬化反応が進み、所望の接着
性を得ることができる。また、被着体に接着した後に光
を照射してもよい。
に、光を照射することでゆっくりと光カチオン重合反応
が進行する。これは、暗反応であるので、重合終了まで
光を照射する必要がなく、シート状物を接着する際、例
えばシート状物に光を照射した後、即座に被着体に接着
させることにより、その後硬化反応が進み、所望の接着
性を得ることができる。また、被着体に接着した後に光
を照射してもよい。
【0033】この際に照射される光の波長、強度及び照
射時間等の照射条件は、光開始剤の活性、使用される光
重合性樹脂の活性等により適宜調整されるが、光波長と
しては、通常は内部にまで充分に光を進入させるために
波長ピーク350〜400nmのものが好ましく、より
好ましくは波長ピーク360〜380nmのものであ
る。また、光強度としては10〜300mW/cm2 が
好ましく、より好ましくは25〜100mW/cm2 で
あり、照射時間は1〜10分間が好ましく、より好まし
くは3〜6分間である。
射時間等の照射条件は、光開始剤の活性、使用される光
重合性樹脂の活性等により適宜調整されるが、光波長と
しては、通常は内部にまで充分に光を進入させるために
波長ピーク350〜400nmのものが好ましく、より
好ましくは波長ピーク360〜380nmのものであ
る。また、光強度としては10〜300mW/cm2 が
好ましく、より好ましくは25〜100mW/cm2 で
あり、照射時間は1〜10分間が好ましく、より好まし
くは3〜6分間である。
【0034】また、貼着方法もしくは施工方法として
は、まず被着体に上記シート状に成形した光硬化性接着
剤組成物を貼付した後、上記条件で紫外線等の光を照射
し、その後もう一方の被着体に貼付する方法が挙げられ
る。
は、まず被着体に上記シート状に成形した光硬化性接着
剤組成物を貼付した後、上記条件で紫外線等の光を照射
し、その後もう一方の被着体に貼付する方法が挙げられ
る。
【0035】本発明の光硬化性接着剤組成物において
は、凝集力が低い液状光重合性樹脂(A)を用い、これ
を固形光重合性樹脂(B)に所定の割合で混合して用い
ているので、適度な凝集状態にすることができる。従っ
て、被着体への良好な濡れ性、及び初期接着性を得るこ
とができる。
は、凝集力が低い液状光重合性樹脂(A)を用い、これ
を固形光重合性樹脂(B)に所定の割合で混合して用い
ているので、適度な凝集状態にすることができる。従っ
て、被着体への良好な濡れ性、及び初期接着性を得るこ
とができる。
【0036】
【発明の実施の形態】実施例1 表1に示す液状光重合性樹脂、固形光重合性樹脂、及び
重合開始剤を、表1に示す配合割合で混合した。この混
合組成物を、150℃に加熱して十分に攪拌した後、厚
み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに
塗布し、厚み300μmの光硬化性接着剤組成物のシー
トを得た。また、上記混合組成物を厚み250μmで坪
量300g/cm2 のガラスクロスに含浸し、厚さ30
0μmのガラスクロス含浸の光硬化性接着剤組成物のシ
ートを得た。
重合開始剤を、表1に示す配合割合で混合した。この混
合組成物を、150℃に加熱して十分に攪拌した後、厚
み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに
塗布し、厚み300μmの光硬化性接着剤組成物のシー
トを得た。また、上記混合組成物を厚み250μmで坪
量300g/cm2 のガラスクロスに含浸し、厚さ30
0μmのガラスクロス含浸の光硬化性接着剤組成物のシ
ートを得た。
【0037】
【表1】
【0038】実施例2 表2に示す液状光重合性樹脂、固形光重合性樹脂、及び
重合開始剤を、表2に示す配合割合で混合した。この混
合組成物を、150℃に加熱して十分に攪拌した後、厚
み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに
塗布し、厚み300μmの光硬化性接着剤組成物のシー
トを得た。また、上記混合組成物を厚み250μmで坪
量300g/cm2 のガラスクロスに含浸し、厚さ30
0μmのガラスクロス含浸の光硬化性接着剤組成物のシ
ートを得た。
重合開始剤を、表2に示す配合割合で混合した。この混
合組成物を、150℃に加熱して十分に攪拌した後、厚
み100μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに
塗布し、厚み300μmの光硬化性接着剤組成物のシー
トを得た。また、上記混合組成物を厚み250μmで坪
量300g/cm2 のガラスクロスに含浸し、厚さ30
0μmのガラスクロス含浸の光硬化性接着剤組成物のシ
ートを得た。
【0039】
【表2】
【0040】比較例 表3に示す液状光重合性樹脂、ゲル化剤及び重合開始剤
を、表3に示す配合割合で混合した。この混合組成物
を、150℃に加熱して十分に攪拌した後、厚み100
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、
厚み300μmの光硬化性接着剤組成物のシートを得
た。また、上記混合組成物を厚み250μmで坪量30
0g/cm2 のガラスクロスに含浸し、厚さ300μm
のガラスクロス含浸の光硬化性接着剤組成物のシートを
得た。
を、表3に示す配合割合で混合した。この混合組成物
を、150℃に加熱して十分に攪拌した後、厚み100
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布し、
厚み300μmの光硬化性接着剤組成物のシートを得
た。また、上記混合組成物を厚み250μmで坪量30
0g/cm2 のガラスクロスに含浸し、厚さ300μm
のガラスクロス含浸の光硬化性接着剤組成物のシートを
得た。
【0041】
【表3】
【0042】被着体への追従性 上記実施例1及び2並びに比較例で得られたガラスクロ
ス基材なしの厚み300μmの光硬化性接着剤組成物の
シートについて、被着体への追従性の評価を行った。被
着体としては、100mm×100mmの透明なガラス
板上に、幅5mm、厚み100μmのポリエチレンテレ
フタレート(PET)フィルムを5mm間隔で貼着した
もの(図1)を用いた。図1(a)は平面図、図1
(b)は側面図を示している。
ス基材なしの厚み300μmの光硬化性接着剤組成物の
シートについて、被着体への追従性の評価を行った。被
着体としては、100mm×100mmの透明なガラス
板上に、幅5mm、厚み100μmのポリエチレンテレ
フタレート(PET)フィルムを5mm間隔で貼着した
もの(図1)を用いた。図1(a)は平面図、図1
(b)は側面図を示している。
【0043】上記実施例1及び2並びに比較例のガラス
クロス基材なしの光硬化性接着剤組成物のシートを10
0mm×100mmにカットした後、図1の被着体のP
ETフィルム面に積層し、さらに均等に100g/cm
2 の荷重を加えた際のガラス板との接着面積率(%)を
測定した。
クロス基材なしの光硬化性接着剤組成物のシートを10
0mm×100mmにカットした後、図1の被着体のP
ETフィルム面に積層し、さらに均等に100g/cm
2 の荷重を加えた際のガラス板との接着面積率(%)を
測定した。
【0044】初期接着性及び経時接着力の評価 上記の実施例1及び2並びに比較例のガラスクロス含浸
の光硬化性接着剤組成物のシートについて、初期接着性
の評価を行った。被着体としてはサンドペーパー(♯2
80)で研磨した20mm×40mmのサイズのSUS
箔(厚さ50μm)を用いた。
の光硬化性接着剤組成物のシートについて、初期接着性
の評価を行った。被着体としてはサンドペーパー(♯2
80)で研磨した20mm×40mmのサイズのSUS
箔(厚さ50μm)を用いた。
【0045】上記実施例1及び2並びに比較例のシート
を20mm×20mmの大きさにカットした後、図2に
示すように上記SUS箔1の研磨面1aにシート2を貼
付し、次に図3に示すように、365nmの波長の紫外
線を25mW/cm2 の強度で2分間照射し、次いで図
4に示すようにもう一枚の上記SUS箔3の研磨面3a
を貼付し、2kgの圧着ローラーを300mm/分の速
度で2往復させることによりT剥離用試験片を得た。
を20mm×20mmの大きさにカットした後、図2に
示すように上記SUS箔1の研磨面1aにシート2を貼
付し、次に図3に示すように、365nmの波長の紫外
線を25mW/cm2 の強度で2分間照射し、次いで図
4に示すようにもう一枚の上記SUS箔3の研磨面3a
を貼付し、2kgの圧着ローラーを300mm/分の速
度で2往復させることによりT剥離用試験片を得た。
【0046】この後、23℃、65%RHの恒温恒湿室
にて20分放置した後、引張り試験機を用いて200m
m/分の速度でT剥離試験を行い、その最大荷重を初期
接着力とした。
にて20分放置した後、引張り試験機を用いて200m
m/分の速度でT剥離試験を行い、その最大荷重を初期
接着力とした。
【0047】また、23℃、65%RHの恒温恒湿室に
て48時間放置した後、同様にT剥離試験を行い、その
最大荷重を経時接着力とした。
て48時間放置した後、同様にT剥離試験を行い、その
最大荷重を経時接着力とした。
【0048】
【表4】
【0049】表4から明らかなように、本発明に従う実
施例1及び2の光硬化性接着剤組成物のシートは、比較
例の光硬化性接着剤組成物のシートに比べ、被着体への
追従性、初期接着力及び経時接着力において優れている
ことがわかる。
施例1及び2の光硬化性接着剤組成物のシートは、比較
例の光硬化性接着剤組成物のシートに比べ、被着体への
追従性、初期接着力及び経時接着力において優れている
ことがわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明の光硬化性接着剤組成物の構成は
上述の通りであり、その光硬化物は、適度な凝集力を有
しており、従って被着体への良好な濡れ性、及び初期接
着性を有している。従って、本発明の光硬化性接着剤組
成物は、良好なハンドリング性を有すると共に、良好な
被着体への濡れ性を有する光硬化性接着剤組成物のシー
トとすることができる。
上述の通りであり、その光硬化物は、適度な凝集力を有
しており、従って被着体への良好な濡れ性、及び初期接
着性を有している。従って、本発明の光硬化性接着剤組
成物は、良好なハンドリング性を有すると共に、良好な
被着体への濡れ性を有する光硬化性接着剤組成物のシー
トとすることができる。
【0051】また、液状光重合性樹脂もしくは固形光重
合性樹脂のうちの少なくとも一方の樹脂のカチオン重合
性基が光カチオン重合性エポキシ基とすることにより、
光硬化性接着剤組成物の経時接着力をさらに向上させる
ことができる。
合性樹脂のうちの少なくとも一方の樹脂のカチオン重合
性基が光カチオン重合性エポキシ基とすることにより、
光硬化性接着剤組成物の経時接着力をさらに向上させる
ことができる。
【図1】本発明に従う実施例における被着体への追従性
の評価方法を説明するための平面図(a)及び側面図
(b)。
の評価方法を説明するための平面図(a)及び側面図
(b)。
【図2】本発明に従う実施例における初期接着性及び経
時接着力の評価方法を説明するための斜視図。
時接着力の評価方法を説明するための斜視図。
【図3】本発明に従う実施例における初期接着性及び経
時接着力の評価方法を説明するための側面図。
時接着力の評価方法を説明するための側面図。
【図4】本発明に従う実施例における初期接着性及び経
時接着力の評価方法を説明するための側面図。
時接着力の評価方法を説明するための側面図。
【符号の説明】 1,3…SUS箔 1a,3a…SUS箔の研磨面 2…光硬化性接着剤組成物のシート
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)分子内にカチオン重合性基を有
し、かつB型粘度計で測定した23℃での粘度が1〜3
0000cpsの液状光重合性樹脂100重量部、
(B)分子内にカチオン重合性基を有し、かつ軟化点4
0℃〜200℃の固形光重合性樹脂40〜500重量
部、及び(C)光カチオン重合開始剤からなる光硬化性
接着剤組成物。 - 【請求項2】 前記液状光重合性樹脂(A)及び前記固
形光重合性樹脂(B)のうちの少なくとも一方の樹脂に
おいて、前記カチオン重合性基が光カチオン重合性エポ
キシ基であることを特徴とする請求項1に記載の光硬化
性接着剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17121196A JPH1017843A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 光硬化性接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17121196A JPH1017843A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 光硬化性接着剤組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1017843A true JPH1017843A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15919103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17121196A Pending JPH1017843A (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 光硬化性接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1017843A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001030934A1 (en) * | 1999-10-27 | 2001-05-03 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Reactive hot-melt adhesive composition |
| EP1539825A4 (en) * | 2002-07-24 | 2007-05-02 | Adhesives Res Inc | TRANSFORMABLE ADHESIVE TAPE AND USE OF IT IN SCREENS |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP17121196A patent/JPH1017843A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001030934A1 (en) * | 1999-10-27 | 2001-05-03 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | Reactive hot-melt adhesive composition |
| US6608148B1 (en) * | 1999-10-27 | 2003-08-19 | Sekisui Chemical Company, Ltd. | Hot melt adhesive of cationic polymerizable compound, photoinitiator and phthalate diester |
| EP1539825A4 (en) * | 2002-07-24 | 2007-05-02 | Adhesives Res Inc | TRANSFORMABLE ADHESIVE TAPE AND USE OF IT IN SCREENS |
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