JPH10179593A - 内視鏡用細胞診ブラシ - Google Patents

内視鏡用細胞診ブラシ

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JPH10179593A
JPH10179593A JP8340985A JP34098596A JPH10179593A JP H10179593 A JPH10179593 A JP H10179593A JP 8340985 A JP8340985 A JP 8340985A JP 34098596 A JP34098596 A JP 34098596A JP H10179593 A JPH10179593 A JP H10179593A
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】体腔内の太い管腔部分においても、粘膜面にブ
ラシを強く押し当てて十分な細胞採取を行うことのでき
る内視鏡用細胞診ブラシを提供すること。 【解決手段】弾性ワイヤ11にブラシ毛14を植設して
自由状態においてループをなすブラシ部10を形成し
て、外套管20内に挿通された操作ワイヤ30の先端に
上記ブラシ部10を連結し、上記操作ワイヤ30を進退
操作することによって上記ブラシ部10が上記外套管2
0の先端部分から出入りして、上記外套管20の先端か
ら突出した状態では上記ブラシ部10が上記ループ状に
膨らみ、上記外套管20内に引き込まれた状態では上記
ブラシ部10のループが弾性変形してすぼまるように形
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡鉗子チャ
ンネル内に挿通されて、体腔内粘膜面の細胞を擦過して
採取するための内視鏡用細胞診ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用細胞診ブラシは一般に、ワイヤ
にブラシ毛を植設して形成されたブラシ部を操作ワイヤ
の先端に連結して構成されており、操作ワイヤを手元側
で進退操作させることによってブラシ部を前後動させ
て、粘膜面を擦過するようになっている。また、ブラシ
部に採取された細胞が回収時に落ちないように、ブラシ
部を円筒状のカバー内に引き込めるようにしたものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡用細胞診ブラシ
は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱して使用される。そ
のため、ブラシ部の外径寸法は鉗子チャンネルの内径よ
り小さく形成され、一般に2〜3mm程度である。
【0004】図8は、そのようなブラシ90を主気管支
等のような比較的太い管腔内で使用する状態を示してお
り、細いブラシ部91を粘膜表面に強く押しつけるのは
困難なので、十分な細胞採取を行うのが難しい。92は
内視鏡である。このような現象は、食道や総胆管など体
腔内の各部における細胞採取の際に生じる。
【0005】そこで本発明は、体腔内の太い管腔部分に
おいても、粘膜面にブラシを強く押し当てて十分な細胞
採取を行うことのできる内視鏡用細胞診ブラシを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用細胞診ブラシは、弾性ワイヤにブ
ラシ毛を植設して自由状態においてループをなすブラシ
部を形成して、外套管内に挿通された操作ワイヤの先端
に上記ブラシ部を連結し、上記操作ワイヤを進退操作す
ることによって上記ブラシ部が上記外套管の先端部分か
ら出入りして、上記外套管の先端から突出した状態では
上記ブラシ部が上記ループ状に膨らみ、上記外套管内に
引き込まれた状態では上記ブラシ部のループが弾性変形
してすぼまるように形成したことを特徴とする。
【0007】なお、上記ループが、複数の弾性ワイヤの
先端と後端を結束して形成されていてもよく、或いは、
上記ループが、一本の弾性ワイヤを曲げて形成されてい
てもよい。
【0008】また、上記ブラシ毛が、上記ループの一部
に設けられていてもよく、上記ブラシ毛が、上記ループ
の先端と後端の結束によって分けられた各弾性ワイヤの
一方には前側に設けられ、他方には後側に設けられてい
てもよい。また、上記ブラシ毛が、上記ループの全体に
設けられていてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の内
視鏡用細胞診ブラシの平面図である。11は、例えばス
テンレス鋼線製の撚り線からなる一対の弾性ワイヤであ
り、前後両端が先端結束管12及び後端連結管13に通
され、各々の管内にロー付け固着されて両端が結束され
ている。
【0010】各弾性ワイヤ11は、滑らかな曲線的な山
形に形成されており、上述のように両端で結束されるこ
とによって、自由状態では、図1に示されるように左右
に膨らんだループを形成する。
【0011】各弾性ワイヤ11には、例えばナイロン繊
維等からなるブラシ毛14が植設されている。植設範囲
は、この実施の形態においては、弾性ワイヤ11の全長
のうちの前側の三分の二程度の範囲である。
【0012】なお、ブラシ毛14を弾性ワイヤ11に植
設するには、例えば弾性ワイヤ11を構成する2本の素
線を平行に並べて、その間に少し長めのブラシ毛14を
挟んだ状態にして2本の素線を一緒に撚ればよい。ブラ
シ毛14の長さは、その後で回転カッター等で切り揃え
る。
【0013】このようにして、ブラシ毛14が植設され
た二本の弾性ワイヤ11を先端結束管12と後端結束管
13を用いて前後両端で結束して、自然状態で膨らんだ
ループ状のブラシ部10が形成されている。
【0014】弾性ワイヤ11の後端部は後端結束管13
の先側半部内に差し込まれており、後端結束管13の後
半部内には、操作ワイヤ30の先端が差し込まれて銀ロ
ー付け等によって固着されている。
【0015】20は、内視鏡の鉗子チャンネル内に挿脱
自在な可撓性のある外套管であり、例えば四フッ化エチ
レン樹脂チューブ等によって形成されている。外套管2
0内には、操作ワイヤ30が全長にわたって挿通されて
いて、外套管20の基端に連結された操作部(図示せ
ず)から進退操作される。
【0016】そして、操作ワイヤ30を先側に押し進め
ると、図1に示されるように、ブラシ部10が、外套管
20の先端から突出して、弾性ワイヤ11の弾性力によ
ってループ状に膨らんだ状態になる。
【0017】そして、操作ワイヤ30を後方(基端側)
に引っ張ると、図2に示されるように、ブラシ部10が
外套管20内に引き込まれ、弾性ワイヤ11が弾性変形
してブラシ部10が細くすぼまった状態になる。
【0018】したがって、細胞診ブラシを内視鏡の鉗子
チャンネル内に挿脱する際には、操作ワイヤ30を手元
側に引き、ブラシ部10を外套管20内に引き込んで細
くすぼめた状態にしておく。
【0019】そして、細胞診ブラシの先端が内視鏡の鉗
子チャンネルの先側に出たら、操作ワイヤ30を先側に
押し込んで、ブラシ部10を外套管20の先から押し出
してループ状に膨出させた状態にし、粘膜面を擦過して
細胞採取を行う。
【0020】なお、ブラシ部10が外套管20内に引き
込まれた状態において、2本の弾性ワイヤ11のブラシ
毛14が互い違いに位置するようにして、ブラシ毛14
どうしが干渉し合わないようにしてもよい。
【0021】図3は、この実施の形態の細胞診ブラシを
気管支内で使用している状態を示しており、ブラシ部1
0がループ状に大きく広がっているので、太い主気管支
内等においても、ブラシ毛14が粘膜面によく当たっ
て、細胞を十分に採取することができる。
【0022】また、ブラシ部10を気管支の細い枝管内
等に押し込めば、弾性ワイヤ11が弾性変形してブラシ
部10がすぼまるので、細い枝管内等であってもブラシ
部10を差し込んで細胞を十分に採取することができ
る。
【0023】また、図4に示されるように、内視鏡を直
接挿入できない胆管内へ十二指腸から外套管20を挿入
し、そこでブラシ部10を外套管20から押し出して、
奥の太い管腔部分の粘膜面をブラシ部10で擦過し、細
胞採取を行うことができる。
【0024】図5は、本発明の第2の実施の形態の内視
鏡用細胞診ブラシを示しており、先端結束管12と後端
結束管13とで前後両端が結束されてループを形成する
二本の弾性ワイヤ11のうち、一方の弾性ワイヤ11に
は前半部分にブラシ毛14を植設し、他方の弾性ワイヤ
11には後半部分にブラシ毛14を植設したものであ
る。
【0025】このように構成することにより、図6に示
されるように、ブラシ部10が外套管20内に引き込ま
れた際に、二本の弾性ワイヤ11のブラシ毛14どうし
が干渉しないので、外套管20を細く形成して、鉗子チ
ャンネルの径の細い内視鏡でも使用することができる。
【0026】図7は、本発明の第3の実施の形態を示し
ており、一本の弾性ワイヤ11を曲げ戻してブラシ部1
0を構成したものである。このようにすることによりブ
ラシ部10の製造が簡易化できる。
【0027】なお、この実施の形態では、ブラシ毛14
が弾性ワイヤ11の前端から後端まで全体的に植設され
ている。ただし、図5に示される第2の実施の形態と同
様に、ブラシ毛14を部分的に植設してもよい。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば3本以上の弾性ワイヤ11でブ
ラシ部10を構成して、ブラシ毛14が植設されたルー
プが多方向に向けて膨出するようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、自由状態においてルー
プをなす弾性ワイヤにブラシ毛を植設して形成したブラ
シ部を外套管内に配置し、ブラシ部が外套管の先端から
突出した状態ではループ状に膨らみ、外套管内に引き込
まれた状態ではブラシ部のループが弾性変形してすぼま
るようにしたことにより、細胞診ブラシを内視鏡の鉗子
チャンネルに挿脱するときはブラシ部をすぼめ、使用時
には大きく広げることができるので、体腔内の太い管腔
内等においても、粘膜面にブラシを強く押し当てて細胞
採取を容易かつ十分に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用細胞診ブ
ラシのブラシ部が広がった状態の先端部分の平面断面図
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用細胞診ブ
ラシのブラシ部がすぼまった状態の先端部分の平面断面
図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用細胞診ブ
ラシの使用状態の略示図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用細胞診ブ
ラシの使用状態の略示図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用細胞診ブ
ラシのブラシ部が広がった状態の先端部分の平面断面図
である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の内視鏡用細胞診ブ
ラシのブラシ部がすぼまった状態の先端部分の平面断面
図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の内視鏡用細胞診ブ
ラシのブラシ部が広がった状態の先端部分の平面断面図
である。
【図8】従来の内視鏡用細胞診ブラシの使用状態の略示
図である。
【符号の説明】
1 内視鏡 10 ブラシ部 11 弾性ワイヤ 14 ブラシ毛 20 外套管 30 操作ワイヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性ワイヤにブラシ毛を植設して自由状態
    においてループをなすブラシ部を形成して、外套管内に
    挿通された操作ワイヤの先端に上記ブラシ部を連結し、
    上記操作ワイヤを進退操作することによって上記ブラシ
    部が上記外套管の先端部分から出入りして、上記外套管
    の先端から突出した状態では上記ブラシ部が上記ループ
    状に膨らみ、上記外套管内に引き込まれた状態では上記
    ブラシ部のループが弾性変形してすぼまるように形成し
    たことを特徴とする内視鏡用細胞診ブラシ。
  2. 【請求項2】上記ループが、複数の弾性ワイヤの先端と
    後端を結束して形成されている請求項1記載の内視鏡用
    細胞診ブラシ。
  3. 【請求項3】上記ループが、一本の弾性ワイヤを曲げて
    形成されている請求項1記載の内視鏡用細胞診ブラシ。
  4. 【請求項4】上記ブラシ毛が、上記ループの一部に設け
    られている請求項2又は3記載の内視鏡用細胞診ブラ
    シ。
  5. 【請求項5】上記ブラシ毛が、上記ループの先端と後端
    の結束によって分けられた各弾性ワイヤの一方には前側
    に設けられ、他方には後側に設けられている請求項4記
    載の内視鏡用細胞診ブラシ。
  6. 【請求項6】上記ブラシ毛が、上記ループの全体に設け
    られている請求項1、2又は3記載の内視鏡用細胞診ブ
    ラシ。
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