JPH10180659A - マイクロマニピュレータ - Google Patents
マイクロマニピュレータInfo
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- JPH10180659A JPH10180659A JP34574096A JP34574096A JPH10180659A JP H10180659 A JPH10180659 A JP H10180659A JP 34574096 A JP34574096 A JP 34574096A JP 34574096 A JP34574096 A JP 34574096A JP H10180659 A JPH10180659 A JP H10180659A
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- needle
- drive
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Abstract
(57)【要約】
【課題】操作針を駆動する際に、負荷等が及ぼす向きに
よる違い等の動作変化を簡単に補正することが可能であ
り、また細胞などの試料に対して操作針を近付ける場合
と、遠ざける場合とで、操作部に対する動作量を変える
ことも可能であり、安全で操作性のよいマイクロマニピ
ュレータを得る。 【解決手段】操作針2の移動方向及び移動距離の動作内
容を入力する入力手段7、アクチュエータ10の移動方
向による変位量の違いを手動で自由に補正する手段9
と、7から入力された動作内容及び変位量補正手段から
入力された補正内容に対応した駆動パルスを出力する駆
動手段8、8で発生した駆動パルスを該動作内容に応じ
た移動方向、移動距離の機械的運動エネルギーに変換す
る超音波アクチュエータ10を具備したマイクロマニピ
ュレータ。
よる違い等の動作変化を簡単に補正することが可能であ
り、また細胞などの試料に対して操作針を近付ける場合
と、遠ざける場合とで、操作部に対する動作量を変える
ことも可能であり、安全で操作性のよいマイクロマニピ
ュレータを得る。 【解決手段】操作針2の移動方向及び移動距離の動作内
容を入力する入力手段7、アクチュエータ10の移動方
向による変位量の違いを手動で自由に補正する手段9
と、7から入力された動作内容及び変位量補正手段から
入力された補正内容に対応した駆動パルスを出力する駆
動手段8、8で発生した駆動パルスを該動作内容に応じ
た移動方向、移動距離の機械的運動エネルギーに変換す
る超音波アクチュエータ10を具備したマイクロマニピ
ュレータ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学顕微鏡下で行
う細胞操作等の微細操作に用いるマイクロマニピュレー
タに関する。
う細胞操作等の微細操作に用いるマイクロマニピュレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡の視野下においた細胞を遠
隔から微細操作する装置としてマイクロマニピュレータ
が知られている。一般に、マイクロマニピュレータにお
ける細胞操作は操作部を介して行われるが、操作部の操
作性を改善した種々のマイクロマニピュレータが提案さ
れている。
隔から微細操作する装置としてマイクロマニピュレータ
が知られている。一般に、マイクロマニピュレータにお
ける細胞操作は操作部を介して行われるが、操作部の操
作性を改善した種々のマイクロマニピュレータが提案さ
れている。
【0003】図26は、従来のマイクロマニピュレータ
の第1の公知例(特開平2ー110415号公報)の概
略構成を示すもので、これは倒立顕微鏡107に以下の
構成を備えたものである。操作針101を広範囲に移動
させる粗動機構102と、操作針101を精密に動作さ
せるための微動機構103を備えている。粗動機構10
2は、X軸、Y軸およびZ軸の方向にコンピュータ制御
部104のキー群105によって制御され、また微動機
構103はコンピュータ制御部104のジョイスティッ
ク106によってX軸、Y軸およびZ軸の方向に移動す
る。
の第1の公知例(特開平2ー110415号公報)の概
略構成を示すもので、これは倒立顕微鏡107に以下の
構成を備えたものである。操作針101を広範囲に移動
させる粗動機構102と、操作針101を精密に動作さ
せるための微動機構103を備えている。粗動機構10
2は、X軸、Y軸およびZ軸の方向にコンピュータ制御
部104のキー群105によって制御され、また微動機
構103はコンピュータ制御部104のジョイスティッ
ク106によってX軸、Y軸およびZ軸の方向に移動す
る。
【0004】このように従来のマイクロマニピュレータ
では粗動機構102と微動機構103を備え、また操作
手段を2種類備えている。
では粗動機構102と微動機構103を備え、また操作
手段を2種類備えている。
【0005】図27は、本出願人が先に出願したマイク
ロマニピュレータの第2の公知例の全体構成を示したも
の(特開平6ー342121号公報)である。マイクロ
マニピュレータが装備される倒立顕微鏡107には、支
柱108により支持されたサブステージ109がステー
ジ近傍に水平に付設されている。サブステージ109に
は、X軸,Y軸,Z軸の直交座標系を備えた可動機構1
10が設けられている。
ロマニピュレータの第2の公知例の全体構成を示したも
の(特開平6ー342121号公報)である。マイクロ
マニピュレータが装備される倒立顕微鏡107には、支
柱108により支持されたサブステージ109がステー
ジ近傍に水平に付設されている。サブステージ109に
は、X軸,Y軸,Z軸の直交座標系を備えた可動機構1
10が設けられている。
【0006】マイクロマニピュレータの本体の構成とし
て、可動機構110、入力手段112(動作指令発生手
段を含む)、制御手段113、駆動制御手段114、ア
クチュエータ(不図示)、操作針101から構成されて
いる。入力手段112は、ジョイスティック116、ト
ラックボール117、キーボード118、プログラムを
格納したメモリ119、モニタ手段120、ライトペン
121からなり、操作者から操作手段入力される操作針
101の動作内容に関する指示を電気的な入力信号に変
換するものである。
て、可動機構110、入力手段112(動作指令発生手
段を含む)、制御手段113、駆動制御手段114、ア
クチュエータ(不図示)、操作針101から構成されて
いる。入力手段112は、ジョイスティック116、ト
ラックボール117、キーボード118、プログラムを
格納したメモリ119、モニタ手段120、ライトペン
121からなり、操作者から操作手段入力される操作針
101の動作内容に関する指示を電気的な入力信号に変
換するものである。
【0007】入力手段112の操作手段を構成するジョ
イスティック116やトラックボール117はパーソナ
ルコンピュータ122に接続されている。パーソナルコ
ンピュータ122は、入力手段112からの動作内容を
示す入力情報を電気的な動作指令信号に変換して制御手
段113へ出力する。
イスティック116やトラックボール117はパーソナ
ルコンピュータ122に接続されている。パーソナルコ
ンピュータ122は、入力手段112からの動作内容を
示す入力情報を電気的な動作指令信号に変換して制御手
段113へ出力する。
【0008】操作針101の動作内容が入力手段112
から指示されると、その指示された動作内容に応じた動
作指令信号が制御手段113を介して駆動制御手段11
4へ送出される。駆動制御手段114で駆動指令信号に
応じた生成された駆動信号が超音波アクチュエータ等の
可動体へ印加されることにより、入力手段112から指
示された動作内容に対応して操作針101が移動を行
う。
から指示されると、その指示された動作内容に応じた動
作指令信号が制御手段113を介して駆動制御手段11
4へ送出される。駆動制御手段114で駆動指令信号に
応じた生成された駆動信号が超音波アクチュエータ等の
可動体へ印加されることにより、入力手段112から指
示された動作内容に対応して操作針101が移動を行
う。
【0009】可動機構110は、図28に示すように、
サブステージ109に固定された機構固定部123にX
軸方向のX軸ガイドが形成され、Xステージ124が機
構固定部123に対してX軸ガイドを介してX軸方向へ
摺動自在に保持されている。機構固定部123の内部に
は、超音波アクチュエータ(不図示)が保持されてお
り、超音波アクチュエータに備えられた摺動部材をXス
テージ124の対向面に所定の押圧力で直接接触させて
いる。
サブステージ109に固定された機構固定部123にX
軸方向のX軸ガイドが形成され、Xステージ124が機
構固定部123に対してX軸ガイドを介してX軸方向へ
摺動自在に保持されている。機構固定部123の内部に
は、超音波アクチュエータ(不図示)が保持されてお
り、超音波アクチュエータに備えられた摺動部材をXス
テージ124の対向面に所定の押圧力で直接接触させて
いる。
【0010】Xステージ124の反対面にはY軸アクチ
ュエータ保持部材125が固定されている。Y軸アクチ
ュエータ保持部材125にはYステージ126との対向
面にY軸ガイドが形成されており、Yステージ126が
Y軸アクチュエータ保持部材125にY軸ガイドを介し
てY軸方向へ摺動自在に保持されている。Y軸アクチュ
エータ保持部材125には、機構固定部123と同様に
して超音波アクチュエータが保持されており、超音波ア
クチュエータの摺動部材をYステージ126の対向面に
所定の力で接触させている。Yステージ126の反対面
にはL字形をなすL金具127が固定されており、その
L金具127にZ軸アクチュエータ保持部材131が固
定されている。Z軸アクチュエータ保持部材131はZ
軸方向にZ軸ガイドが形成されている。
ュエータ保持部材125が固定されている。Y軸アクチ
ュエータ保持部材125にはYステージ126との対向
面にY軸ガイドが形成されており、Yステージ126が
Y軸アクチュエータ保持部材125にY軸ガイドを介し
てY軸方向へ摺動自在に保持されている。Y軸アクチュ
エータ保持部材125には、機構固定部123と同様に
して超音波アクチュエータが保持されており、超音波ア
クチュエータの摺動部材をYステージ126の対向面に
所定の力で接触させている。Yステージ126の反対面
にはL字形をなすL金具127が固定されており、その
L金具127にZ軸アクチュエータ保持部材131が固
定されている。Z軸アクチュエータ保持部材131はZ
軸方向にZ軸ガイドが形成されている。
【0011】Zステージ128はZ軸アクチュエータ保
持部材131のZ軸ガイドを介してZ軸方向へ摺動自在
に保持されている。Z軸アクチュエータ保持部材131
には超音波アクチュエータが保持されていて、前記各ア
クチュエータと同様にZステージ128をZ軸方向へ変
位させる変位力を発生する。Zステージ128の反対面
には可動体基板129が固定されており、その可動体基
板129に形成されたD軸ガイドに操作針用可動体13
0がD軸方向へ摺動自在に保持されている。
持部材131のZ軸ガイドを介してZ軸方向へ摺動自在
に保持されている。Z軸アクチュエータ保持部材131
には超音波アクチュエータが保持されていて、前記各ア
クチュエータと同様にZステージ128をZ軸方向へ変
位させる変位力を発生する。Zステージ128の反対面
には可動体基板129が固定されており、その可動体基
板129に形成されたD軸ガイドに操作針用可動体13
0がD軸方向へ摺動自在に保持されている。
【0012】可動体基板129には、操作針用可動体1
30をD軸方向へ移動させるための超音波アクチュエー
タが保持されている。操作針用可動体130に操作針1
01がその長手方向をD軸方向へ向けた状態で固定され
ている。Xステージ124,Yステージ126,Zステ
ージ128及び操作針用可動体130の各移動量はそれ
ぞれ対応して設けられた変位検出手段により常に検出さ
れ、その移動量は制御手段113へフィードバックされ
る。
30をD軸方向へ移動させるための超音波アクチュエー
タが保持されている。操作針用可動体130に操作針1
01がその長手方向をD軸方向へ向けた状態で固定され
ている。Xステージ124,Yステージ126,Zステ
ージ128及び操作針用可動体130の各移動量はそれ
ぞれ対応して設けられた変位検出手段により常に検出さ
れ、その移動量は制御手段113へフィードバックされ
る。
【0013】以上のような構成によって、互いに直交す
るX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向へ移動可能なXス
テージ(X軸可動台)124、Yステージ(Y軸可動
台)126およびZステージ(Z軸可動台)128とか
ら構成されているため、可動機構がX軸、Y軸およびZ
軸直交座標系を構成するものとなり、操作針101の長
手方向への移動のみならず、操作針101をX軸、Y軸
およびZ軸の3方向へ自在に移動できるものとなる。
るX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向へ移動可能なXス
テージ(X軸可動台)124、Yステージ(Y軸可動
台)126およびZステージ(Z軸可動台)128とか
ら構成されているため、可動機構がX軸、Y軸およびZ
軸直交座標系を構成するものとなり、操作針101の長
手方向への移動のみならず、操作針101をX軸、Y軸
およびZ軸の3方向へ自在に移動できるものとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の超音波アクチュエータを用いたマイクロマニピ
ニレータには以下のような問題があった。すなわち、超
音波アクチュエータは、その超音波振動子と操作針用可
動体130の摺動部が所定の押圧力で接触しているた
め、該押圧力のアンバランスや微小移動時の押圧力の微
妙な変化、さらにはアクチュエータ本体を傾けて使用し
たときの角度つまり重力の影響によって、微小移動させ
たときの変位(実際の移動量)が移動方向(上ー下方
向、行きー帰り等)によって異なるという現象が発生す
る。
た従来の超音波アクチュエータを用いたマイクロマニピ
ニレータには以下のような問題があった。すなわち、超
音波アクチュエータは、その超音波振動子と操作針用可
動体130の摺動部が所定の押圧力で接触しているた
め、該押圧力のアンバランスや微小移動時の押圧力の微
妙な変化、さらにはアクチュエータ本体を傾けて使用し
たときの角度つまり重力の影響によって、微小移動させ
たときの変位(実際の移動量)が移動方向(上ー下方
向、行きー帰り等)によって異なるという現象が発生す
る。
【0015】具体的には、マイクロマニピニレータの可
動機構110には、操作針101だけが取り付けられる
こともあれば、細胞間等の微小電流を測定するための増
幅器等が一緒に取り付けられることもあり、負荷は一定
ではない。特に、操作針101を上下動を行うZ軸に関
しては、負荷により上方向への移動と、下方向への移動
の動作が変わってくることが考えられる。例えば、それ
は操作針101の針先振動が変わったり、制御方法によ
っては操作部をある一定量回転させたときの移動量が異
ってくることも考えられる。
動機構110には、操作針101だけが取り付けられる
こともあれば、細胞間等の微小電流を測定するための増
幅器等が一緒に取り付けられることもあり、負荷は一定
ではない。特に、操作針101を上下動を行うZ軸に関
しては、負荷により上方向への移動と、下方向への移動
の動作が変わってくることが考えられる。例えば、それ
は操作針101の針先振動が変わったり、制御方法によ
っては操作部をある一定量回転させたときの移動量が異
ってくることも考えられる。
【0016】そこで、前述の第2の公知例では、アクチ
ュエータの可動体の変位を検出するための変位検出手段
であるリニアエンコーダーを有しており、このリニアエ
ンコーダーの変位信号をもとに、入力手段からの動作指
令値とマニピュレータの現在位置との偏差を取り、微分
・積分演算を行うことで帰還制御を行ない移動方向によ
る変位量の違いが無くなるようにしている。
ュエータの可動体の変位を検出するための変位検出手段
であるリニアエンコーダーを有しており、このリニアエ
ンコーダーの変位信号をもとに、入力手段からの動作指
令値とマニピュレータの現在位置との偏差を取り、微分
・積分演算を行うことで帰還制御を行ない移動方向によ
る変位量の違いが無くなるようにしている。
【0017】しかし、前述の第2の公知例では、マイク
ロマニピュレーションでは極めて微細な細胞操作を行う
ため、その変位量を検出するための検出手段であるリニ
アエンコーダーは1μm以下のオーダーのものとなって
しまう。従ってこのリニアエンコーダーだけでも極めて
高価になるうえに、帰還制御のための微分・積分手段と
いった複雑な回路を必要としてしまう。
ロマニピュレーションでは極めて微細な細胞操作を行う
ため、その変位量を検出するための検出手段であるリニ
アエンコーダーは1μm以下のオーダーのものとなって
しまう。従ってこのリニアエンコーダーだけでも極めて
高価になるうえに、帰還制御のための微分・積分手段と
いった複雑な回路を必要としてしまう。
【0018】一方、従来の第3の公知例(特願平6ー2
54373号明細書)では、移動方向で駆動信号のデュ
ーティーを切り換えたり、増幅器のゲインを切り換えた
りするための二種類のデータを保持ずる記憶手段を設け
て、移動方向によってそれらのパラメータを切り換えて
変位量が異なることを防ごうとしている。
54373号明細書)では、移動方向で駆動信号のデュ
ーティーを切り換えたり、増幅器のゲインを切り換えた
りするための二種類のデータを保持ずる記憶手段を設け
て、移動方向によってそれらのパラメータを切り換えて
変位量が異なることを防ごうとしている。
【0019】ところが、第3の公知例では、外部より自
由に随時このデータを書き換える手段を有していないの
で、マイクロマニピュレータの操作針すなわちD軸のよ
うに使用者が随時その角度を変える可能性がある場合に
不都合を生じる。すなわちこのようなアクチュエータの
移動方向による変泣の違いを補正しないと、ロ一タリー
エンコーダ等を用いてD軸操作を行った場合、細胞に近
づく変位量より遠ざかる変位量が遥かに少ないと、遠ざ
かる時の変位量の感覚で操作針を細胞に近づけた時に思
わぬ大きな変位量で細胞を突き破ったり、操作針を破損
してしまう恐れがある。
由に随時このデータを書き換える手段を有していないの
で、マイクロマニピュレータの操作針すなわちD軸のよ
うに使用者が随時その角度を変える可能性がある場合に
不都合を生じる。すなわちこのようなアクチュエータの
移動方向による変泣の違いを補正しないと、ロ一タリー
エンコーダ等を用いてD軸操作を行った場合、細胞に近
づく変位量より遠ざかる変位量が遥かに少ないと、遠ざ
かる時の変位量の感覚で操作針を細胞に近づけた時に思
わぬ大きな変位量で細胞を突き破ったり、操作針を破損
してしまう恐れがある。
【0020】本発明は上記問題点を除去するためなされ
たものであり、操作針を駆動する際に、負荷等が及ぼす
向きによる違い等の動作変化を簡単に補正することが可
能であり、また細胞などの被検物に対して操作針を近付
ける場合と、遠ざける場合とで、操作部に対する動作量
を変えることも可能であり、安全で操作性のよいマイク
ロマニピュレータを提供することを目的とする。
たものであり、操作針を駆動する際に、負荷等が及ぼす
向きによる違い等の動作変化を簡単に補正することが可
能であり、また細胞などの被検物に対して操作針を近付
ける場合と、遠ざける場合とで、操作部に対する動作量
を変えることも可能であり、安全で操作性のよいマイク
ロマニピュレータを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、顕微鏡の視野下で操作
針を使用して被検物を微細操作でき、少なくとも操作針
の移動が電動化されたマイクロマニピュレーターにおい
て、前記操作針の移動方向及び移動距離等の動作内容を
入力する入力手段と、前記入力された動作内容を所定の
割合で駆動信号に変換して出力する駆動手段と、前記駆
動手段から出力された駆動信号を機械的運動エネルギー
に変換するアクチュエータと、前記入力された動作内容
に対する前記駆動信号への変換割合を、前記操作針の移
動方向によって変更可能にする変換割合補正手段とを具
備してなるマイクロマニピュレータである。
め、請求項1に対応する発明は、顕微鏡の視野下で操作
針を使用して被検物を微細操作でき、少なくとも操作針
の移動が電動化されたマイクロマニピュレーターにおい
て、前記操作針の移動方向及び移動距離等の動作内容を
入力する入力手段と、前記入力された動作内容を所定の
割合で駆動信号に変換して出力する駆動手段と、前記駆
動手段から出力された駆動信号を機械的運動エネルギー
に変換するアクチュエータと、前記入力された動作内容
に対する前記駆動信号への変換割合を、前記操作針の移
動方向によって変更可能にする変換割合補正手段とを具
備してなるマイクロマニピュレータである。
【0022】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、請求項1記載の変換割合補正手段を、変換
割合を任意に調整可能にしたことを特徴とするマイクロ
マニピュレータである。
する発明は、請求項1記載の変換割合補正手段を、変換
割合を任意に調整可能にしたことを特徴とするマイクロ
マニピュレータである。
【0023】請求項1,2に対応する発明によれば、操
作針を駆動する際に、負荷等が及ぼす向きによる違い等
の動作変化を簡単に補正することが可能であり、また細
胞などの被検物に対して操作針を近付ける場合と、遠ざ
ける場合とで、操作部に対する動作量を変えることも可
能であり、安全で操作性のよいマイクロマニピュレータ
が得られる。
作針を駆動する際に、負荷等が及ぼす向きによる違い等
の動作変化を簡単に補正することが可能であり、また細
胞などの被検物に対して操作針を近付ける場合と、遠ざ
ける場合とで、操作部に対する動作量を変えることも可
能であり、安全で操作性のよいマイクロマニピュレータ
が得られる。
【0024】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、顕微鏡の視野下で操作針を使用して被検物
を微細操作でき、少なくとも操作針の移動が電動化され
たマイクロマニピュレータにおいて、前記操作針の移動
方向及び移動距離等の動作内容を入力する入力手段と、
前記入力された動作内容を所定の割合で駆動信号に変換
して出力する駆動手段と、前記駆動手段から出力された
駆動信号を機械的運動エネルギーに変換するアクチュエ
ータと、前記入力された動作内容に対する前記駆動信号
への変換割合を、前記操作針の移動方向によって変更可
能にする変換割合補正手段と、前記駆動信号に対する前
記操作針の実際の移動量を検出する検出手段と、前記入
力された動作内容に対する前記操作針の実際の移動量が
移動方向に関わらず同一になるように、前記検出手段に
よる検出結果に基づいて前記変換割合を算出する変換割
合算出手段とを具備し、前記変換割合補正手段は、前記
変換割合算出手段により算出された変換割合を用いて前
記駆動信号を出力するようにしたマイクロマニピュレー
タである。
する発明は、顕微鏡の視野下で操作針を使用して被検物
を微細操作でき、少なくとも操作針の移動が電動化され
たマイクロマニピュレータにおいて、前記操作針の移動
方向及び移動距離等の動作内容を入力する入力手段と、
前記入力された動作内容を所定の割合で駆動信号に変換
して出力する駆動手段と、前記駆動手段から出力された
駆動信号を機械的運動エネルギーに変換するアクチュエ
ータと、前記入力された動作内容に対する前記駆動信号
への変換割合を、前記操作針の移動方向によって変更可
能にする変換割合補正手段と、前記駆動信号に対する前
記操作針の実際の移動量を検出する検出手段と、前記入
力された動作内容に対する前記操作針の実際の移動量が
移動方向に関わらず同一になるように、前記検出手段に
よる検出結果に基づいて前記変換割合を算出する変換割
合算出手段とを具備し、前記変換割合補正手段は、前記
変換割合算出手段により算出された変換割合を用いて前
記駆動信号を出力するようにしたマイクロマニピュレー
タである。
【0025】請求項3に対応する発明によれば、アクチ
ュエータの移動方向による変位量の違いで操作針の移動
量が細胞に近づくときと遠ざかる時で異なり、思わぬ移
動量の違いで操作針を破損してしまうことを移動量を自
動で補正することでふせぎ、さらには、好みの方向を基
準として自動捕正をかけることも可能となる。
ュエータの移動方向による変位量の違いで操作針の移動
量が細胞に近づくときと遠ざかる時で異なり、思わぬ移
動量の違いで操作針を破損してしまうことを移動量を自
動で補正することでふせぎ、さらには、好みの方向を基
準として自動捕正をかけることも可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0027】<第1の実施形態>図1には本発明の第1
の実施形態に係わるマイクロマニピュレータの概略的な
全体構成が示されている。マイクロマニピュレータが装
着される不図示の倒立顕微鏡には、微細操作の対象とな
る被検物例えば細胞Sとそれを収容するための容器4を
配置するステージ5の下側に対物レンズ6が配置され、
ステージ5の上側に照明系3が配置されている。対物レ
ンズ6から取り込まれた細胞Sの像は不図示の光学系を
介して接眼レンズに導かれ目視観察される。
の実施形態に係わるマイクロマニピュレータの概略的な
全体構成が示されている。マイクロマニピュレータが装
着される不図示の倒立顕微鏡には、微細操作の対象とな
る被検物例えば細胞Sとそれを収容するための容器4を
配置するステージ5の下側に対物レンズ6が配置され、
ステージ5の上側に照明系3が配置されている。対物レ
ンズ6から取り込まれた細胞Sの像は不図示の光学系を
介して接眼レンズに導かれ目視観察される。
【0028】本実施形態のマイクロマニピュレータは、
操作針2の基端を固定したマニピュレータ本体1が、不
図示の固定治具を介してステージ5の近傍に配置されて
いる。
操作針2の基端を固定したマニピュレータ本体1が、不
図示の固定治具を介してステージ5の近傍に配置されて
いる。
【0029】マニピュレータ本体1の内部は、不図示の
リミットセンサが設置されており、図2,図3の超音波
アクチュエータ10の可動体24がその移動範囲の両端
にくるとリミット信号を駆動手段8に出力する。超音波
アクチュエータ10は、電気エネルギーを機械エネルギ
ーに変換して操作針2を移動させる。
リミットセンサが設置されており、図2,図3の超音波
アクチュエータ10の可動体24がその移動範囲の両端
にくるとリミット信号を駆動手段8に出力する。超音波
アクチュエータ10は、電気エネルギーを機械エネルギ
ーに変換して操作針2を移動させる。
【0030】入力手段7は四角柱状の形態をしており、
その内部にはロータリエンコーダーのような移動量と移
動方向を電気的な入力信号に変換するものが内蔵されて
おり、その一側面にはロータリーエンコーダーの軸に回
転自在に取り付けられた回転つまみ(ダイヤル)aを具
備している。回転つまみaを回転させると、その回転角
に対応したパルスと回転方向を示す信号が出力される。
入力手段7と後述する駆動手段8はケーブルで接続され
ている。
その内部にはロータリエンコーダーのような移動量と移
動方向を電気的な入力信号に変換するものが内蔵されて
おり、その一側面にはロータリーエンコーダーの軸に回
転自在に取り付けられた回転つまみ(ダイヤル)aを具
備している。回転つまみaを回転させると、その回転角
に対応したパルスと回転方向を示す信号が出力される。
入力手段7と後述する駆動手段8はケーブルで接続され
ている。
【0031】駆動手段8は、入力手段7からの動作内容
を受け取ると超音波アクチュエータ10に対して変位を
発生させるために必要なエネルギーを駆動パルスという
形態で出力する。駆動手段8と補正手段9は、ケーブル
で接続されている。
を受け取ると超音波アクチュエータ10に対して変位を
発生させるために必要なエネルギーを駆動パルスという
形態で出力する。駆動手段8と補正手段9は、ケーブル
で接続されている。
【0032】補正手段9はその一側面にアクチュエータ
の移動方向による駆動パルスの補正をするためのつまみ
bが取り付けられたスライドスイッチが設けられてお
り、移動方向による補正量を駆動手段9に送る。補正が
必要ない場合はスライドする領域の中間の位置につまみ
bをセットし、補正が必要になった場合は移動方向によ
って変位量の差がなくなるまでつまみbを左右に操作す
る。
の移動方向による駆動パルスの補正をするためのつまみ
bが取り付けられたスライドスイッチが設けられてお
り、移動方向による補正量を駆動手段9に送る。補正が
必要ない場合はスライドする領域の中間の位置につまみ
bをセットし、補正が必要になった場合は移動方向によ
って変位量の差がなくなるまでつまみbを左右に操作す
る。
【0033】図2、図3にはマニピュレータ本体1の斜
視図及び分解斜視図が示されている。なお、図3は図2
に示すマニピュレータ本体1の分解斜視図を示すが倒立
した状態を示している。
視図及び分解斜視図が示されている。なお、図3は図2
に示すマニピュレータ本体1の分解斜視図を示すが倒立
した状態を示している。
【0034】マニピュレータ1は、断面がコの字型をな
す枠体11の対向するー方の面が、その正面側から背面
測に向けて、超音波アクチュエータ10の横幅よりも若
干大きな横幅で切り欠かれており、その切り欠き部に超
音波アクチュエータ10が挿入されている。
す枠体11の対向するー方の面が、その正面側から背面
測に向けて、超音波アクチュエータ10の横幅よりも若
干大きな横幅で切り欠かれており、その切り欠き部に超
音波アクチュエータ10が挿入されている。
【0035】図4は超音波アクチュエータ10の側面図
を示している。超音波アクチュエータ10は、弾性体1
5と、その弾性体15に固設され電気エネルギーを幾何
学的な変位に変換する積層圧電体12とから構成されて
いる。弾性体15の両測面であって、該弾性体15に生
じる弾性波の振動の節となる位置に支持ピン13が植設
されている。弾性体15,積層圧電体12の伸縮振動か
ら楕円振動を作るものであって、この弾性体15におけ
る積層圧電体12の取り付け面と対向する面にー対の摺
動部材14が設けられている。弾性波の振動の節となる
位置に支持ピン13が植設されていることから、超音波
アクチュエータ10の二つの摺動部材14に押圧力が均
等に付加される。
を示している。超音波アクチュエータ10は、弾性体1
5と、その弾性体15に固設され電気エネルギーを幾何
学的な変位に変換する積層圧電体12とから構成されて
いる。弾性体15の両測面であって、該弾性体15に生
じる弾性波の振動の節となる位置に支持ピン13が植設
されている。弾性体15,積層圧電体12の伸縮振動か
ら楕円振動を作るものであって、この弾性体15におけ
る積層圧電体12の取り付け面と対向する面にー対の摺
動部材14が設けられている。弾性波の振動の節となる
位置に支持ピン13が植設されていることから、超音波
アクチュエータ10の二つの摺動部材14に押圧力が均
等に付加される。
【0036】超音波アクチュエータ10の両側面に設け
られた支持ピン13は、支持体16に固設された一対の
挟持板17に回動自在に支持されている。支持体16に
は、保持する超音波アクチュエータ10の方向に向けて
2本のガイド柱18が設けられている。
られた支持ピン13は、支持体16に固設された一対の
挟持板17に回動自在に支持されている。支持体16に
は、保持する超音波アクチュエータ10の方向に向けて
2本のガイド柱18が設けられている。
【0037】一方で、枠体11の超音波アクチュエータ
挿入側の端面に各ガイド柱18を挿入するための穴19
が形成されている。そして支持体16のガイド柱18が
枠体11の対応する欠く穴19にー対のボールブッシュ
20を介して挿入されている。支持体16は該枠体11
に−対のボールブッシュ20を介して支持されるため、
アクチュエータ本体10を付勢する方向にのみ並進運動
自在となる。
挿入側の端面に各ガイド柱18を挿入するための穴19
が形成されている。そして支持体16のガイド柱18が
枠体11の対応する欠く穴19にー対のボールブッシュ
20を介して挿入されている。支持体16は該枠体11
に−対のボールブッシュ20を介して支持されるため、
アクチュエータ本体10を付勢する方向にのみ並進運動
自在となる。
【0038】また枠体11の背面には支持アーム21が
固設されている。支持アーム21はその先端部が90度
に曲げられて支持体16の下面と対向する位置まで伸び
ている。その支持アーム21の先端部に台座22が設け
られ、その台座22と支持体16の下面との間にコイル
スプリング23が設けられている。コィルスプリング2
3は、支持体16を介して超音波アクチユエータ10の
摺動部材14を後述する可動体測に付勢する為の押圧力
を与える。
固設されている。支持アーム21はその先端部が90度
に曲げられて支持体16の下面と対向する位置まで伸び
ている。その支持アーム21の先端部に台座22が設け
られ、その台座22と支持体16の下面との間にコイル
スプリング23が設けられている。コィルスプリング2
3は、支持体16を介して超音波アクチユエータ10の
摺動部材14を後述する可動体測に付勢する為の押圧力
を与える。
【0039】なお、台座22はコイルスプリング23が
アクチュエータ10に与える押圧力を調整することがで
きる。枠体11の内部には板状の可動体24が移動可能
に挿入されている。可動体24はー方の面に移動方向に
沿って凸状部25が形成されている。枠体11の一方の
反対面にはリニアガイド26が配設されており、そのリ
ニアガイド26に可動体24の凸状部25が摺動自在に
挿入されている。また可動体24の他方の面には摺動板
27が面設されている。超音波アクチュエータ10はコ
イルスプリング23の押圧力によって該摺動板27側に
付勢され、超音波アクチュエータ10の摺動部材14か
摺動板27に所定の押圧力で押しつけられる。
アクチュエータ10に与える押圧力を調整することがで
きる。枠体11の内部には板状の可動体24が移動可能
に挿入されている。可動体24はー方の面に移動方向に
沿って凸状部25が形成されている。枠体11の一方の
反対面にはリニアガイド26が配設されており、そのリ
ニアガイド26に可動体24の凸状部25が摺動自在に
挿入されている。また可動体24の他方の面には摺動板
27が面設されている。超音波アクチュエータ10はコ
イルスプリング23の押圧力によって該摺動板27側に
付勢され、超音波アクチュエータ10の摺動部材14か
摺動板27に所定の押圧力で押しつけられる。
【0040】可動体24には上記した操作針2が固設さ
れる。したがって本実施形態では、超音波アクチュエー
タ10の摺動部材14が可動体24の摺動板27に押圧
され、摺動部材14の楕円振動によって可動体24を摩
擦駆動し並進運動させることができる。
れる。したがって本実施形態では、超音波アクチュエー
タ10の摺動部材14が可動体24の摺動板27に押圧
され、摺動部材14の楕円振動によって可動体24を摩
擦駆動し並進運動させることができる。
【0041】次に、上記のように構成された本実施形態
の動作について説明する。入力手段7の回転つまみaを
操作して操作針2が移動すべき地点を指示すると、その
指示に応じた動作指令信号が駆動手段8に転送される。
入力手段7の回転つまみaを回転つまみaに向かって右
方向に回転させると、操作針2は細胞Sに近づいてゆ
く。
の動作について説明する。入力手段7の回転つまみaを
操作して操作針2が移動すべき地点を指示すると、その
指示に応じた動作指令信号が駆動手段8に転送される。
入力手段7の回転つまみaを回転つまみaに向かって右
方向に回転させると、操作針2は細胞Sに近づいてゆ
く。
【0042】そのとき、入力手段7は図5の(a)のよ
うな二相のパルスを出力する。この時Β相はA相に対し
て90度位相が遅れて出力される。また、回転つまみa
を回転つまみaに向かって左方向に回転させると、操作
針2は細胞Sから遠ざかる方向に移動し、この時入力手
段7は図5の(b)に示されるようなパルスを出力す
る。この場合はB相がA相に対して90度進んだ位相で
出力される。
うな二相のパルスを出力する。この時Β相はA相に対し
て90度位相が遅れて出力される。また、回転つまみa
を回転つまみaに向かって左方向に回転させると、操作
針2は細胞Sから遠ざかる方向に移動し、この時入力手
段7は図5の(b)に示されるようなパルスを出力す
る。この場合はB相がA相に対して90度進んだ位相で
出力される。
【0043】駆動手段8の変換手段28では、入力手段
7からくる二相のパルス1パルス毎に超音波アクチュエ
ータ10が駆動するのに必要なパルス数のデータを生成
する。駆動パルスは必ずしも入力手段7からの1パルス
に駆動パルス1パルスが対応しているわけではない。こ
れは、アクチュエータ10が駆動パルス1パルス程度だ
とエネルギーが小さく摺動板27の動きが不安定になっ
て上手にマニピュレーションできない可能性があるから
である。
7からくる二相のパルス1パルス毎に超音波アクチュエ
ータ10が駆動するのに必要なパルス数のデータを生成
する。駆動パルスは必ずしも入力手段7からの1パルス
に駆動パルス1パルスが対応しているわけではない。こ
れは、アクチュエータ10が駆動パルス1パルス程度だ
とエネルギーが小さく摺動板27の動きが不安定になっ
て上手にマニピュレーションできない可能性があるから
である。
【0044】本実施形態では、入力手段1パルスに対し
て駆動パルス10パルス分のデータに変換する。移動方
向判別手段29は入力手段7の二相のパルスの位相を基
に操作針2をどの方向に移動させたいのかを判断する。
そして、操作針2が細胞Sに近づく方向に移動する場合
はドライバ31とパルス数変更手段30にΗレベルの信
号を出力し、遠ざかる方向の場合はLレベルを出力す
る。パルス数変更手段30は補正手段9からどちらの方
向にどのくらいの補正をかけるかの指示を受け、前記変
換手段28からのデータに移動方向によって補正をかけ
る。補正をかけられたデータはドライバ31に送られ
る。データを受け取ったドライバ31はアクチュエータ
10の可動体24の移動方向に対応した位相、数の駆動
パルスを出力する。
て駆動パルス10パルス分のデータに変換する。移動方
向判別手段29は入力手段7の二相のパルスの位相を基
に操作針2をどの方向に移動させたいのかを判断する。
そして、操作針2が細胞Sに近づく方向に移動する場合
はドライバ31とパルス数変更手段30にΗレベルの信
号を出力し、遠ざかる方向の場合はLレベルを出力す
る。パルス数変更手段30は補正手段9からどちらの方
向にどのくらいの補正をかけるかの指示を受け、前記変
換手段28からのデータに移動方向によって補正をかけ
る。補正をかけられたデータはドライバ31に送られ
る。データを受け取ったドライバ31はアクチュエータ
10の可動体24の移動方向に対応した位相、数の駆動
パルスを出力する。
【0045】ユーザーが不図示の接眼レンズの視野に操
作針2を入れ、入力手段7の回転つまみaを左右に同じ
回転角だけ回転させると、操作針2は視野の中で細胞S
に近づいたり遠ざかったりする。
作針2を入れ、入力手段7の回転つまみaを左右に同じ
回転角だけ回転させると、操作針2は視野の中で細胞S
に近づいたり遠ざかったりする。
【0046】この時、操作針2の動きが図7に示すよう
に細胞Sから遠ざかる方向に移動するときの変位量が少
なかった場合、ユーザーは補正手段9のつまみbをFA
R側に例えば3目盛り動かす。
に細胞Sから遠ざかる方向に移動するときの変位量が少
なかった場合、ユーザーは補正手段9のつまみbをFA
R側に例えば3目盛り動かす。
【0047】補正手段9からパルス数変更手段30に
は、FAR側を表すLレベルの信号(NEAR測ならば
Ηレベル)と補正数3が出力される。このデータにより
パルス数変更手段30は、移動方向判別手段29からΗ
レベルの信号を受け取ったときはドライバ31に入力手
段7から1パルス送られてくる毎に駆動パルスデータ1
0を出力し、Lレベルの信号を受け取ったときは駆動パ
ルスデータ13を出力する。再び入力手段7の回転つま
みaを左右に同じ回転角だけ動かして操作針2が移動方
向によって変位が同じになったかを確認して、そうでな
ければ補正手段9を操作して変位が同じになるように繰
り返し修正する。
は、FAR側を表すLレベルの信号(NEAR測ならば
Ηレベル)と補正数3が出力される。このデータにより
パルス数変更手段30は、移動方向判別手段29からΗ
レベルの信号を受け取ったときはドライバ31に入力手
段7から1パルス送られてくる毎に駆動パルスデータ1
0を出力し、Lレベルの信号を受け取ったときは駆動パ
ルスデータ13を出力する。再び入力手段7の回転つま
みaを左右に同じ回転角だけ動かして操作針2が移動方
向によって変位が同じになったかを確認して、そうでな
ければ補正手段9を操作して変位が同じになるように繰
り返し修正する。
【0048】このように本実施形態によれば、ユーザー
が補正手段9によってアクチュエータ10の可動体2
4、言い換えれば操作針2の移動方向による変位量の違
いを補正することによって思わぬ大きな変位量で細胞S
を突き破ってしまったり、操作針2を破損してしまうこ
とを防ぐことができる。
が補正手段9によってアクチュエータ10の可動体2
4、言い換えれば操作針2の移動方向による変位量の違
いを補正することによって思わぬ大きな変位量で細胞S
を突き破ってしまったり、操作針2を破損してしまうこ
とを防ぐことができる。
【0049】<第2の実施形態>図8に示すように、入
力手段7は、図1と同様に、回転つまみaと、この回転
つまみaを回すことにより内部に収納されたロータリエ
ンコーダ40が回転する構造となっている。ロータリエ
ンコーダ40は、回転軸が回ると図9に示すような90
°位相のずれたA相パルス信号およびB相パルス信号を
出力する。
力手段7は、図1と同様に、回転つまみaと、この回転
つまみaを回すことにより内部に収納されたロータリエ
ンコーダ40が回転する構造となっている。ロータリエ
ンコーダ40は、回転軸が回ると図9に示すような90
°位相のずれたA相パルス信号およびB相パルス信号を
出力する。
【0050】感度バランス設定部32は、図10(a)
に示すように、感度つまみ33と、この周囲に形成され
た感度目盛34(1〜8)と、内部収納されたロータリ
デジタルスイッチ35とからなり、感度つまみ33を回
転させることによりロータリデジタルスイッチ35の回
転軸も回転し、感度目盛34の位置と対応して図10
(b)のD1,D2,D3に示すような8段階の信号を
出力する。
に示すように、感度つまみ33と、この周囲に形成され
た感度目盛34(1〜8)と、内部収納されたロータリ
デジタルスイッチ35とからなり、感度つまみ33を回
転させることによりロータリデジタルスイッチ35の回
転軸も回転し、感度目盛34の位置と対応して図10
(b)のD1,D2,D3に示すような8段階の信号を
出力する。
【0051】次に、駆動制御手段36について、図11
を参照して説明する。駆動制御手段36は、中央演算制
御器(CPU)37と、CPU37には制御プログラム
等が格納されているROM39および各種データを格納
するRAM41と、CPU37の出力信号を増幅する増
幅部38が接続されている。
を参照して説明する。駆動制御手段36は、中央演算制
御器(CPU)37と、CPU37には制御プログラム
等が格納されているROM39および各種データを格納
するRAM41と、CPU37の出力信号を増幅する増
幅部38が接続されている。
【0052】そして、CPU37は入力手段7からのA
相、B相信号を入力し、内部カウンタでカウントし、入
力手段7のロータリエンコーダ40の回転量及び回転方
向を検出するように構成されている。同様に、感度バラ
ンス設定部32の出力信号D1〜D3を受け、図10
(b)に基づき、感度つまみ33の位置を検出できるよ
うに構成されている。
相、B相信号を入力し、内部カウンタでカウントし、入
力手段7のロータリエンコーダ40の回転量及び回転方
向を検出するように構成されている。同様に、感度バラ
ンス設定部32の出力信号D1〜D3を受け、図10
(b)に基づき、感度つまみ33の位置を検出できるよ
うに構成されている。
【0053】ここで、CPU37はロータリエンコーダ
40のカウント値(±1パルス)が変化したことを検出
すると、図12に示すように感度バランス設定状態に基
づき出力パルスを設定する。
40のカウント値(±1パルス)が変化したことを検出
すると、図12に示すように感度バランス設定状態に基
づき出力パルスを設定する。
【0054】なお、ここでロータリエンコーダ40のカ
ウントアップは、CW(時計)方向駆動、CCW(反時
計)方向駆動とする。例えば、感度バランス設定が3の
とき、CPU37がロータリエンコーダ40のカウント
アップを検出すると、CW方向に8パルスと決定する。
ウントアップは、CW(時計)方向駆動、CCW(反時
計)方向駆動とする。例えば、感度バランス設定が3の
とき、CPU37がロータリエンコーダ40のカウント
アップを検出すると、CW方向に8パルスと決定する。
【0055】CPU37から出力される駆動パルスは、
P1,P2,P3,P4の4相のパルスであり、図13
(a)に示すような波形になる。この4相のパルスは増
幅部38により増幅され、図13(b),(c)に示す
ような包絡線を描く駆動信号として超音波アクチュエー
タ10に印加される。
P1,P2,P3,P4の4相のパルスであり、図13
(a)に示すような波形になる。この4相のパルスは増
幅部38により増幅され、図13(b),(c)に示す
ような包絡線を描く駆動信号として超音波アクチュエー
タ10に印加される。
【0056】パルスP1とP2から得られる駆動信号A
sが図14に示す圧電体43a、パルスP3とP4から
得られる駆動信号Bsが圧電体43bに印加される。
sが図14に示す圧電体43a、パルスP3とP4から
得られる駆動信号Bsが圧電体43bに印加される。
【0057】図13では駆動信号Bsが駆動信号Asよ
り位相が進んでいるが、この場合CW方向駆動であり、
CCW側駆動時は位相を反転させ、駆動信号Asの位相
を進めるようにCPU37から4相の信号を出力する。
り位相が進んでいるが、この場合CW方向駆動であり、
CCW側駆動時は位相を反転させ、駆動信号Asの位相
を進めるようにCPU37から4相の信号を出力する。
【0058】図14は超音波アクチュエータ10を説明
するための斜視図であり、直方体形状をなす基本弾性体
44の上面に一対の圧電素子43a,43bが配設され
るとともに、基本弾性体44の下面に一対の摺動部材4
5が配設されこれにより超音波振動子が構成されてい
る。この場合、圧電素子43a,43bを基本弾性体4
4を保持するために複数の保持用弾性体46が設けられ
ている。
するための斜視図であり、直方体形状をなす基本弾性体
44の上面に一対の圧電素子43a,43bが配設され
るとともに、基本弾性体44の下面に一対の摺動部材4
5が配設されこれにより超音波振動子が構成されてい
る。この場合、圧電素子43a,43bを基本弾性体4
4を保持するために複数の保持用弾性体46が設けられ
ている。
【0059】このような構成の超音波振動子において、
圧電素子43a,43bに図13に示す駆動信号As及
びBsを印加すると、図15に示すような基本弾性体4
4の長手方向に沿った伸縮動作と、図16に示すような
基本弾性体44の長手方向に伝播する二次定在波からな
る横波の屈曲運動とが同時に励起される。
圧電素子43a,43bに図13に示す駆動信号As及
びBsを印加すると、図15に示すような基本弾性体4
4の長手方向に沿った伸縮動作と、図16に示すような
基本弾性体44の長手方向に伝播する二次定在波からな
る横波の屈曲運動とが同時に励起される。
【0060】このとき、基本弾性体44の長さ及び幅の
それぞれの寸法は、伸縮運動の一次共振周波数と横波で
ある二次屈曲運動とが一致するように設定されている。
それぞれの寸法は、伸縮運動の一次共振周波数と横波で
ある二次屈曲運動とが一致するように設定されている。
【0061】このため、二次定在波の振動の腹の位置で
は、上記2種類の振動の変位が合成されて、基本弾性体
44の質点が楕円形の軌跡に沿って移動することにな
る。従って、この振動の腹の位置に上記摺動部材45を
配置することで、該摺動部材45により押圧されている
可動体(被駆動体)24を並進運動させることができ、
この結果可動体24に取り付けられる操作針2を所望の
方向に移動させることができる。
は、上記2種類の振動の変位が合成されて、基本弾性体
44の質点が楕円形の軌跡に沿って移動することにな
る。従って、この振動の腹の位置に上記摺動部材45を
配置することで、該摺動部材45により押圧されている
可動体(被駆動体)24を並進運動させることができ、
この結果可動体24に取り付けられる操作針2を所望の
方向に移動させることができる。
【0062】なお、以上述べた第2の実施形態において
は、位置検出素子は使用しておらず、駆動信号を超音波
アクチュエータに印加するのみの完全オープン制御とな
っている。つまり、駆動信号1パルス当りの移動量は負
荷により異なってくることになる。
は、位置検出素子は使用しておらず、駆動信号を超音波
アクチュエータに印加するのみの完全オープン制御とな
っている。つまり、駆動信号1パルス当りの移動量は負
荷により異なってくることになる。
【0063】以上述べた第2の実施形態によれば、感度
バランス設定部32において、感度つまみ33を回すこ
とだけで、CW方向とCCW方向とでロータリエンコー
ダ35の1パルス当りの駆動パルス数を変えることがで
きる。例えば、第2の実施形態における可動体24が上
下動を行うZ軸駆動であり、かつ増幅器等を可動体24
に取り付けられた負荷の重い場合では、感度設定を
“3”あるいは“4”に合わせ(図12のCW方向を下
方向とする)、又負荷力の軽い操作針2だけなどの場合
は、感度設定を感度つまみ33により“1”や“2”に
合わせることにより、、ロータリエンコーダ35の回転
方向によらず、回転量に対して操作針2が常に同じ移動
量を有するマイクロマニピュレータを提供できる。
バランス設定部32において、感度つまみ33を回すこ
とだけで、CW方向とCCW方向とでロータリエンコー
ダ35の1パルス当りの駆動パルス数を変えることがで
きる。例えば、第2の実施形態における可動体24が上
下動を行うZ軸駆動であり、かつ増幅器等を可動体24
に取り付けられた負荷の重い場合では、感度設定を
“3”あるいは“4”に合わせ(図12のCW方向を下
方向とする)、又負荷力の軽い操作針2だけなどの場合
は、感度設定を感度つまみ33により“1”や“2”に
合わせることにより、、ロータリエンコーダ35の回転
方向によらず、回転量に対して操作針2が常に同じ移動
量を有するマイクロマニピュレータを提供できる。
【0064】<第3の実施形態>図17に示すように、
第2の実施形態の駆動制御手段36を次のようにした点
のみが第2の実施形態とは異なる。すなわち、CPU3
7の入力手段7からのA,B相信号、及び感度バランス
設定部32からのスイッチ信号D1〜D3は第2の実施
形態と同様であるが、駆動信号としてP1〜P5の4相
の信号の他に、超音波アクチュエータへの駆動電圧信号
を決定する8ビットのデータ出力が追加されると共に、
8ビットのデータ出力を入力しアナログ信号に変換し、
これを増幅部38に出力するD/Aコンバータ47が追
加されている。増幅部38では、D/Aコンバータ47
で変換されたアナログ信号をアクチュエータ駆動電圧値
に増幅し、これを超音波アクチュエータ10に与える。
第2の実施形態の駆動制御手段36を次のようにした点
のみが第2の実施形態とは異なる。すなわち、CPU3
7の入力手段7からのA,B相信号、及び感度バランス
設定部32からのスイッチ信号D1〜D3は第2の実施
形態と同様であるが、駆動信号としてP1〜P5の4相
の信号の他に、超音波アクチュエータへの駆動電圧信号
を決定する8ビットのデータ出力が追加されると共に、
8ビットのデータ出力を入力しアナログ信号に変換し、
これを増幅部38に出力するD/Aコンバータ47が追
加されている。増幅部38では、D/Aコンバータ47
で変換されたアナログ信号をアクチュエータ駆動電圧値
に増幅し、これを超音波アクチュエータ10に与える。
【0065】このとき、CPU37から出力される8ビ
ットのデータは、0〜255まで256通り考えられる
が、0が最小駆動電圧、255が最大駆動電圧に対応し
ている。
ットのデータは、0〜255まで256通り考えられる
が、0が最小駆動電圧、255が最大駆動電圧に対応し
ている。
【0066】CPU37では、入力手段7のロータリエ
ンコーダ40のカウントアップ又はカウントダウンを検
出すると、ロータリエンコーダ40の1パルスに対して
10パルス分増幅部38にP1〜P4の4相信号を出力
する。このとき同時に感度バランス設定部32からのス
イッチ信号D1〜D3から8段階の設定値を読み出し、
図18に示すように設定値に応じて8ビットデータを出
力する。該8ビットデータはD/Aコンバータ47によ
りアナログに変換された駆動電圧値となり、図18に示
すようになる。
ンコーダ40のカウントアップ又はカウントダウンを検
出すると、ロータリエンコーダ40の1パルスに対して
10パルス分増幅部38にP1〜P4の4相信号を出力
する。このとき同時に感度バランス設定部32からのス
イッチ信号D1〜D3から8段階の設定値を読み出し、
図18に示すように設定値に応じて8ビットデータを出
力する。該8ビットデータはD/Aコンバータ47によ
りアナログに変換された駆動電圧値となり、図18に示
すようになる。
【0067】このように、駆動電圧を変えることは、駆
動信号1パルス分の駆動ゲインを変えることになるの
で、例えばZ軸におけるCW方向、CCW方向にそれぞ
れの負荷のばらつきを補正することができる。
動信号1パルス分の駆動ゲインを変えることになるの
で、例えばZ軸におけるCW方向、CCW方向にそれぞ
れの負荷のばらつきを補正することができる。
【0068】以上述べた第2及び第3の実施形態では、
Z軸に関する負荷による操作針2の動きの変動を補正す
ることについて説明したが、X,Y軸に関してもマニピ
ュレータのセッティング次第では傾いて取り付けられる
可能性があり、同様に感度バランス設定部32における
補正が必要になることが考えられる。この場合、感度バ
ランス設定部32は各軸ごとに独立に行えることが望ま
しい。
Z軸に関する負荷による操作針2の動きの変動を補正す
ることについて説明したが、X,Y軸に関してもマニピ
ュレータのセッティング次第では傾いて取り付けられる
可能性があり、同様に感度バランス設定部32における
補正が必要になることが考えられる。この場合、感度バ
ランス設定部32は各軸ごとに独立に行えることが望ま
しい。
【0069】負荷の重さによる左右差以外にもアクチュ
エータのばらつき、ガイド等の調整ばらつき等も感度バ
ランス設定部32において補正することが可能である。
エータのばらつき、ガイド等の調整ばらつき等も感度バ
ランス設定部32において補正することが可能である。
【0070】また、第2及び第3の実施形態では、感度
バランス設定部32の感度つまみ33としてロータリデ
ジタルスイッチを用いたが、これをボリューム等でもよ
く、CW方向、CCW方向独立に2個設けることも可能
である。
バランス設定部32の感度つまみ33としてロータリデ
ジタルスイッチを用いたが、これをボリューム等でもよ
く、CW方向、CCW方向独立に2個設けることも可能
である。
【0071】さらに、CW方向、CCW方向の動作量を
補正する(合わせる)ために感度バランス設定部32を
切り換えていたが、逆にあえてCW方向、CCW方向の
どちらかの感度を高くすることも可能である。例えば、
操作針2を細胞に近づける場合は微少動作動作を、逆に
細胞から離れる場合は比較的粗動動作にしたい場合な
ど、感度バランス設定部32の切換えにより達成するこ
とができる。
補正する(合わせる)ために感度バランス設定部32を
切り換えていたが、逆にあえてCW方向、CCW方向の
どちらかの感度を高くすることも可能である。例えば、
操作針2を細胞に近づける場合は微少動作動作を、逆に
細胞から離れる場合は比較的粗動動作にしたい場合な
ど、感度バランス設定部32の切換えにより達成するこ
とができる。
【0072】<第4の実施形態>図19はマイクロマニ
ピュレータの実施形態の概略構成を示す図であり、入力
手段58と駆動手段52とはケーブルで接続されてい
る。駆動手段52は入力手段58からの動作内容を受け
取るマニピュレータ本体50内の超音波アクチュエータ
10に対して変位を発生させるために必要なエネルギー
を駆動パルスという形態で出力する。駆動手段52と変
換割合補正手段(補正手段と称する)61は、ケーブル
で接続されている。補正手段61はその−側面にアクチ
ュエータの移動方向による駆動パルスの補正をするため
ダイヤルcが取り付けられたスライドスイッチが設けら
れており、移動方向による補正量を駆動手段61に送
る。補正が必要ない場合はスライドする領域の中間の位
置につまみをセットし、補正が必要になった場合は移動
方向によって変位量の差がなくなるまでつまみbを左右
に操作する。
ピュレータの実施形態の概略構成を示す図であり、入力
手段58と駆動手段52とはケーブルで接続されてい
る。駆動手段52は入力手段58からの動作内容を受け
取るマニピュレータ本体50内の超音波アクチュエータ
10に対して変位を発生させるために必要なエネルギー
を駆動パルスという形態で出力する。駆動手段52と変
換割合補正手段(補正手段と称する)61は、ケーブル
で接続されている。補正手段61はその−側面にアクチ
ュエータの移動方向による駆動パルスの補正をするため
ダイヤルcが取り付けられたスライドスイッチが設けら
れており、移動方向による補正量を駆動手段61に送
る。補正が必要ない場合はスライドする領域の中間の位
置につまみをセットし、補正が必要になった場合は移動
方向によって変位量の差がなくなるまでつまみbを左右
に操作する。
【0073】前記マニピュレータ本体50の内部に有す
る、ストロークエンド検出用のリミットセンサ51から
リミット信号を受け取った駆動手段52は、超音波アク
チュエータ10へのその移動方向の駆動パルスの出力を
停止して超音波アクチュエータ10の摺動部材14や可
動体24などの破損を防ぐ。
る、ストロークエンド検出用のリミットセンサ51から
リミット信号を受け取った駆動手段52は、超音波アク
チュエータ10へのその移動方向の駆動パルスの出力を
停止して超音波アクチュエータ10の摺動部材14や可
動体24などの破損を防ぐ。
【0074】また、マニピュレータ本体50には可動体
24の移動量を検出するための移動量検出手段53が取
り付けられている。
24の移動量を検出するための移動量検出手段53が取
り付けられている。
【0075】移動量検出手段53は図20のように所定
の間隔をおいて設けられた2つのスリット54a,54
bの入つた遮光板54とスリット54aを検出するため
のフォトインタラプタ55から構成されている。遮光板
54は可動体24の動きに台わせて移動し、固定された
フォトインタラプタ55を前記スリット54aが通過す
る。フォトインタラプタ55はスリット54aが検出さ
れると、その検出信号を変換割合算出手段を構成するパ
ルス数カウント手段56へ送る。パルス数カウント手段
56は、自動補正時用駆動パルス発生手段65から出力
された駆動パルス数をカウントし、前記入力手段で入力
された動作内容に対する操作針2の実際の移動量が移動
方向に関わらず同一になるように、移動量検出手段53
による検出結果に基づいて変換割合を算出する。
の間隔をおいて設けられた2つのスリット54a,54
bの入つた遮光板54とスリット54aを検出するため
のフォトインタラプタ55から構成されている。遮光板
54は可動体24の動きに台わせて移動し、固定された
フォトインタラプタ55を前記スリット54aが通過す
る。フォトインタラプタ55はスリット54aが検出さ
れると、その検出信号を変換割合算出手段を構成するパ
ルス数カウント手段56へ送る。パルス数カウント手段
56は、自動補正時用駆動パルス発生手段65から出力
された駆動パルス数をカウントし、前記入力手段で入力
された動作内容に対する操作針2の実際の移動量が移動
方向に関わらず同一になるように、移動量検出手段53
による検出結果に基づいて変換割合を算出する。
【0076】入力手段58は、自動捕正開始を指示する
押しボタンスイッチ59と、捕正計算をするとき、どち
らの移動方向のパルス数を基準にして捕正計算をするか
を指示するスライドスイッチ60を設けている。
押しボタンスイッチ59と、捕正計算をするとき、どち
らの移動方向のパルス数を基準にして捕正計算をするか
を指示するスライドスイッチ60を設けている。
【0077】ユーザーがマニピユレーシヨンを開始する
時、もしくは、マニピュレーション中に操作針2の変位
量が移動方向によって異なっていると感じたとき、ユー
ザーは操作針2が細胞Sに近づいてゆくほうの変位量を
基準にして補正をかけるようにスライドスイッチ60を
セットして、押しボタンスイッチ59で補正をスタート
させる。もちろん、細胞Sから遠ざかつてゆくほうの変
移量を基準にしてもよく、ユーザーの好みで決定すれば
よい。
時、もしくは、マニピュレーション中に操作針2の変位
量が移動方向によって異なっていると感じたとき、ユー
ザーは操作針2が細胞Sに近づいてゆくほうの変位量を
基準にして補正をかけるようにスライドスイッチ60を
セットして、押しボタンスイッチ59で補正をスタート
させる。もちろん、細胞Sから遠ざかつてゆくほうの変
移量を基準にしてもよく、ユーザーの好みで決定すれば
よい。
【0078】スタートが指示されると入力手段58は補
正手段61に補正基準を細胞Sに近づくほうに指示し、
かつ駆動手段52に補正開始信号を出力する。補正開始
信号を受け取つた駆動手段52は、図21において、パ
ルス数変換手段62の動作をストップする。
正手段61に補正基準を細胞Sに近づくほうに指示し、
かつ駆動手段52に補正開始信号を出力する。補正開始
信号を受け取つた駆動手段52は、図21において、パ
ルス数変換手段62の動作をストップする。
【0079】ここで、パルス数変換手段62にこの動作
ストップ機能を付加した以外は、第1の実施形態のパル
ス数変換手段28と同様のものである。また、出力制御
手段64は、前述したようにリミツトセンサ51からリ
ミット信号を受け取ったとき、超音波アクチュエータ1
0への駆動パルスを停止させるものである。補正開始信
号を受け取った自動補正時用駆動パルス発生手段65
は、操作針2を細胞Sから遠ざけ可動体24の図20の
リミットAに達するような駆動パルスを発生する。
ストップ機能を付加した以外は、第1の実施形態のパル
ス数変換手段28と同様のものである。また、出力制御
手段64は、前述したようにリミツトセンサ51からリ
ミット信号を受け取ったとき、超音波アクチュエータ1
0への駆動パルスを停止させるものである。補正開始信
号を受け取った自動補正時用駆動パルス発生手段65
は、操作針2を細胞Sから遠ざけ可動体24の図20の
リミットAに達するような駆動パルスを発生する。
【0080】これは、細胞Sに近づく方向に動かして操
作針2を誤って破損しないようにするためである。ま
た、前述の意味から遮光板54のスリット54aは図2
0におけるリミットAにできるだけ近いほうがよい。操
作針2がリミットAに達すると、リミットセンサ51か
らリミット信号が駆動手段33の自動補正時用駆動パル
ス発生手段65に送られ、パルス数カウント手段56に
対してカウントスタート信号を送る。
作針2を誤って破損しないようにするためである。ま
た、前述の意味から遮光板54のスリット54aは図2
0におけるリミットAにできるだけ近いほうがよい。操
作針2がリミットAに達すると、リミットセンサ51か
らリミット信号が駆動手段33の自動補正時用駆動パル
ス発生手段65に送られ、パルス数カウント手段56に
対してカウントスタート信号を送る。
【0081】次に、駆動パルス発生手段65は操作針2
を細胞Sに近づけるような駆動パルスを発生する。操作
針2の動きに合わせて遮光板54のスリット54aがフ
ォトインタラプタ55を横切ると、スリット検出信号が
パルス数カウント手段56に送られる。パルス数カウン
ト手段56はスリット検出信号が入るとその時のカウン
ト値を補正手段61へ転送する。そして、2回目のスリ
ット検出信号(スリット54bの検出信号)でパルス数
カウント手段56は、その時のカウント値を捕正手段6
1に転送すると共に、カウント終了信号を駆動手段52
の駆動パルス発生手段65へ送る。駆動パルス発生手段
65はパルス数カウント手段56のカウンタをリセット
し操作針2を再び細胞Sから遠ざかる方向へ移動するよ
うに駆動パルスを発生する。パルス数カウント手段56
は、スリット検出信号を受けて前述と全く同様の動作を
する。
を細胞Sに近づけるような駆動パルスを発生する。操作
針2の動きに合わせて遮光板54のスリット54aがフ
ォトインタラプタ55を横切ると、スリット検出信号が
パルス数カウント手段56に送られる。パルス数カウン
ト手段56はスリット検出信号が入るとその時のカウン
ト値を補正手段61へ転送する。そして、2回目のスリ
ット検出信号(スリット54bの検出信号)でパルス数
カウント手段56は、その時のカウント値を捕正手段6
1に転送すると共に、カウント終了信号を駆動手段52
の駆動パルス発生手段65へ送る。駆動パルス発生手段
65はパルス数カウント手段56のカウンタをリセット
し操作針2を再び細胞Sから遠ざかる方向へ移動するよ
うに駆動パルスを発生する。パルス数カウント手段56
は、スリット検出信号を受けて前述と全く同様の動作を
する。
【0082】補正手段61は、パルス数カウント手段5
6からの駆動パルスのカウント値に基いて、遮光板54
の二つのスリット54a,54b間の距離に対応する各
移動方向での駆動パルス数を算出して補正倍率を求め
る。演算は図22にも示される通り、下記の式により行
われ、求められた補正の方向と補正倍率を駆動パルス数
変更手段66へ出力する。以上の動作をもって、自動補
正のプロセスを終了する。
6からの駆動パルスのカウント値に基いて、遮光板54
の二つのスリット54a,54b間の距離に対応する各
移動方向での駆動パルス数を算出して補正倍率を求め
る。演算は図22にも示される通り、下記の式により行
われ、求められた補正の方向と補正倍率を駆動パルス数
変更手段66へ出力する。以上の動作をもって、自動補
正のプロセスを終了する。
【0083】細胞Sに近づく移動方向の演算値={(ス
リット1−2)−(スリット1−1)} 細胞Sから遠ざかる方向の演算値={(スリット2−
2)−(スリット2−1)} 補正倍率=(細胞Sに近づく方向の演算値)/(細胞S
から遠ざかる方向の演算値) ここで、 (スリット1−1)…細胞Sに近づく移動方向の場合の
スリット54a位置での駆動パルスカウント値、 (スリット1−2)…細胞Sに近づく移動方向の場合の
スリット54b位置での駆動パルスカウント値、 (スリット2−1)…細胞Sから遠ざかる移動方向の場
合のスリット54b位置での駆動パルスカウント値、 (スリット2−2)…細胞Sから遠ざかる移動方向の場
合のスリット54a位置での駆動パルスカウント値であ
る。
リット1−2)−(スリット1−1)} 細胞Sから遠ざかる方向の演算値={(スリット2−
2)−(スリット2−1)} 補正倍率=(細胞Sに近づく方向の演算値)/(細胞S
から遠ざかる方向の演算値) ここで、 (スリット1−1)…細胞Sに近づく移動方向の場合の
スリット54a位置での駆動パルスカウント値、 (スリット1−2)…細胞Sに近づく移動方向の場合の
スリット54b位置での駆動パルスカウント値、 (スリット2−1)…細胞Sから遠ざかる移動方向の場
合のスリット54b位置での駆動パルスカウント値、 (スリット2−2)…細胞Sから遠ざかる移動方向の場
合のスリット54a位置での駆動パルスカウント値であ
る。
【0084】駆動手段52の駆動パルス発生手段65は
自動補正状態を解除して、入力手段58のダイヤルcで
操作針2を操作できるように、パルス数変換手段62、
移動方向判別手段67、ドライバ63、出力制御手段6
4を動作可能状態にする。
自動補正状態を解除して、入力手段58のダイヤルcで
操作針2を操作できるように、パルス数変換手段62、
移動方向判別手段67、ドライバ63、出力制御手段6
4を動作可能状態にする。
【0085】移動方向判別手段67は、入力手段58の
二相のパルスの位相を基に操作針2をどの方向に移動さ
せたいのかを判断する。そして、操作針2が細胞Sに近
づく方向に移動する場合はドライバ63と駆動パルス数
変更手段66にHレベルの信号を出力し、遠ざかる方向
の場合はLレベルを出力する。駆動パルス数変更手段6
6は、パルス数変換手段62からの駆動パルスを、移動
方向判別手段67からの移動方向を示す信号と求められ
た補正倍率とに基いて補正した後、ドライバ3へ送出す
る。
二相のパルスの位相を基に操作針2をどの方向に移動さ
せたいのかを判断する。そして、操作針2が細胞Sに近
づく方向に移動する場合はドライバ63と駆動パルス数
変更手段66にHレベルの信号を出力し、遠ざかる方向
の場合はLレベルを出力する。駆動パルス数変更手段6
6は、パルス数変換手段62からの駆動パルスを、移動
方向判別手段67からの移動方向を示す信号と求められ
た補正倍率とに基いて補正した後、ドライバ3へ送出す
る。
【0086】以上述べた第4の実施形態によれば、超音
波アクチュエータの移動方向による変位量の違いで操作
針の移動量が細胞に近づくときと遠ざかる時で異なり、
思わぬ移動量の違いで操作針を破損してしまうことを移
動量を自動で補正することでふせぎ、さらには、好みの
方向を基準として自動捕正をかけることも可能となる。
また、演算も単純な引き算と割り算のみであるので簡単
なロジックや安価なマイコンで実現できる上に高価なリ
ニアエンコーダも必要とせず安価な遮光板などで実現で
きる。
波アクチュエータの移動方向による変位量の違いで操作
針の移動量が細胞に近づくときと遠ざかる時で異なり、
思わぬ移動量の違いで操作針を破損してしまうことを移
動量を自動で補正することでふせぎ、さらには、好みの
方向を基準として自動捕正をかけることも可能となる。
また、演算も単純な引き算と割り算のみであるので簡単
なロジックや安価なマイコンで実現できる上に高価なリ
ニアエンコーダも必要とせず安価な遮光板などで実現で
きる。
【0087】<第5の実施形態>ここで、前述の実施形
態で使用する定在波超音波アクチュエータの最も好まし
い実施形態について、図23及び図24を参照して説明
する。超音波振動子10は、図23に示すように、基本
弾性体71と、積層型圧電素子72を備え、基本弾性体
71は黄銅材により凸状に形成され、幅方向の中心部で
かつ底面から所定高さ位置に円柱状のステンレス材から
なるピン73が打ち込みにより圧入されている。
態で使用する定在波超音波アクチュエータの最も好まし
い実施形態について、図23及び図24を参照して説明
する。超音波振動子10は、図23に示すように、基本
弾性体71と、積層型圧電素子72を備え、基本弾性体
71は黄銅材により凸状に形成され、幅方向の中心部で
かつ底面から所定高さ位置に円柱状のステンレス材から
なるピン73が打ち込みにより圧入されている。
【0088】積層型圧電素子72は、電極処理された圧
電素子を数十枚から数百枚積層したものであり、積層型
圧電素子72の両端部以外の部分はエポキシ樹脂により
被覆されている。そして、積層型圧電素子72から取り
出されている電気端子をA,G(A相)とし、右側の積
層型圧電素子72から取り出されている電気端子をB,
G(B相)とする。
電素子を数十枚から数百枚積層したものであり、積層型
圧電素子72の両端部以外の部分はエポキシ樹脂により
被覆されている。そして、積層型圧電素子72から取り
出されている電気端子をA,G(A相)とし、右側の積
層型圧電素子72から取り出されている電気端子をB,
G(B相)とする。
【0089】基本弾性体71の積層型圧電素子72が配
置されている面に対して反対側の面は、被駆動体74と
接触する面となっており、この面の両端部から所定の位
置は共振屈曲振動の振動振幅が極大値となっていて、振
動振幅が極大値となる位置には凸状であって砥石粉末を
バインダ樹脂で練り固めた摺動部材75がエポキシ樹脂
系の接着剤により接合されている。このような構成の積
層型圧電素子72は、基本弾性体71の凸部の両側に配
置され、これは2本のビス76により基本弾性体71に
固定されている。
置されている面に対して反対側の面は、被駆動体74と
接触する面となっており、この面の両端部から所定の位
置は共振屈曲振動の振動振幅が極大値となっていて、振
動振幅が極大値となる位置には凸状であって砥石粉末を
バインダ樹脂で練り固めた摺動部材75がエポキシ樹脂
系の接着剤により接合されている。このような構成の積
層型圧電素子72は、基本弾性体71の凸部の両側に配
置され、これは2本のビス76により基本弾性体71に
固定されている。
【0090】この場合、積層型圧電素子72は基本弾性
体71の凸部と保持用弾性体77との突き当て、あるい
は圧縮力を作用させた状態で保持固定される。また、積
層型圧電素子72は基本弾性体71の凸部及び保持用弾
性体77とエポキシ樹脂系の接着剤により固定されてい
る。基本弾性体71と接する積層型圧電素子72の側面
部分と基本弾性体71とは同様にエポキシ樹脂系の接着
剤により固定されている。さらに、保持用弾性体77と
基本弾性体71との接触する部分もエポキシ樹脂系の接
着剤により接合されている。
体71の凸部と保持用弾性体77との突き当て、あるい
は圧縮力を作用させた状態で保持固定される。また、積
層型圧電素子72は基本弾性体71の凸部及び保持用弾
性体77とエポキシ樹脂系の接着剤により固定されてい
る。基本弾性体71と接する積層型圧電素子72の側面
部分と基本弾性体71とは同様にエポキシ樹脂系の接着
剤により固定されている。さらに、保持用弾性体77と
基本弾性体71との接触する部分もエポキシ樹脂系の接
着剤により接合されている。
【0091】このような構成の超音波振動子10は、1
次の共振縦振動及び2次の共振屈曲振動がほぼ同一周波
数Fr(53KHz〜56KHz)で励起される。ま
ず、A相に周波数Frで任意の振幅の交番電圧を印加
し、B相に同一周波数、同振幅で同位相の交番電圧を印
加すると、1次の共振縦振動が起動できる。一方、A相
に周波数Frで任意の振幅の交番電圧を印加し、B相に
同一周波数、同振幅で逆位相の交番電圧を印加すると、
1次の共振縦振動が起動できる。さらに、A相及びB相
に周波数Frで任意の振幅の交番電圧を印加し、その位
相差を+90度または−90度にすると、例えば摺動部
材75の位置において、時計回りまたは反時計回りの超
音波楕円振動が励起できる。
次の共振縦振動及び2次の共振屈曲振動がほぼ同一周波
数Fr(53KHz〜56KHz)で励起される。ま
ず、A相に周波数Frで任意の振幅の交番電圧を印加
し、B相に同一周波数、同振幅で同位相の交番電圧を印
加すると、1次の共振縦振動が起動できる。一方、A相
に周波数Frで任意の振幅の交番電圧を印加し、B相に
同一周波数、同振幅で逆位相の交番電圧を印加すると、
1次の共振縦振動が起動できる。さらに、A相及びB相
に周波数Frで任意の振幅の交番電圧を印加し、その位
相差を+90度または−90度にすると、例えば摺動部
材75の位置において、時計回りまたは反時計回りの超
音波楕円振動が励起できる。
【0092】このような構成の超音波振動子10は、図
24に示すように、ピン73の部分で2つの保持板78
により両面から保持される。保持板78は、ピン73の
直径とほぼ同径の穴が形成されておりその穴と振動子1
0のピン73が係合するようになっている。このように
保持することで、超音波振動子10はピン73の回りの
回転に対してのみ自由度を有する。
24に示すように、ピン73の部分で2つの保持板78
により両面から保持される。保持板78は、ピン73の
直径とほぼ同径の穴が形成されておりその穴と振動子1
0のピン73が係合するようになっている。このように
保持することで、超音波振動子10はピン73の回りの
回転に対してのみ自由度を有する。
【0093】保持板78は、ビス79により保持板固定
部材80に固定されており、保持板固定部材80はリニ
アブッシュ81により固定されている。リニアブッシュ
81は、軸82に沿ってリニア方向に移動する。軸82
は軸固定部材83に固定され、軸固定部材83に固定さ
れ、軸固定部材83はビスによりベース84に固定され
ている。軸固定部材83の上面のほぼ中央部にめねじが
形成され、このめねじに押圧ビス85が螺合され、押圧
ビス85と保持板固定部材80の間には、ばね86が介
挿されている。ベース84には、クロスローラガイドの
固定部89がビス90により固定されている。被駆動体
74には、摺動部材保持部87が図示しないビスにより
固定され、この摺動部材保持部87には摺動部材88と
してHIP処理されたジルコニアセラミックスが接着さ
れている。
部材80に固定されており、保持板固定部材80はリニ
アブッシュ81により固定されている。リニアブッシュ
81は、軸82に沿ってリニア方向に移動する。軸82
は軸固定部材83に固定され、軸固定部材83に固定さ
れ、軸固定部材83はビスによりベース84に固定され
ている。軸固定部材83の上面のほぼ中央部にめねじが
形成され、このめねじに押圧ビス85が螺合され、押圧
ビス85と保持板固定部材80の間には、ばね86が介
挿されている。ベース84には、クロスローラガイドの
固定部89がビス90により固定されている。被駆動体
74には、摺動部材保持部87が図示しないビスにより
固定され、この摺動部材保持部87には摺動部材88と
してHIP処理されたジルコニアセラミックスが接着さ
れている。
【0094】このように構成された超音波アクチュエー
タ10において、摺動部材75と摺動部材88の単位面
積当りの押圧力を1670(kg/m2 )付近になるよ
うに設定することにより、最適な移動特性が得られる。
このことは、次のような実験結果から明らかである。図
25は超音波アクチュエータ10を微小駆動させたとき
の特性を示すもので、縦軸は被駆動体74の移動量を示
し、横軸は摺動部材75との間の単位面積当りの押圧力
を示し、また黒塗りの四角は被駆動体74の一方向への
動きを示し、白抜きの四角は黒塗りの四角の方向とは逆
方向の動きを示したものである。
タ10において、摺動部材75と摺動部材88の単位面
積当りの押圧力を1670(kg/m2 )付近になるよ
うに設定することにより、最適な移動特性が得られる。
このことは、次のような実験結果から明らかである。図
25は超音波アクチュエータ10を微小駆動させたとき
の特性を示すもので、縦軸は被駆動体74の移動量を示
し、横軸は摺動部材75との間の単位面積当りの押圧力
を示し、また黒塗りの四角は被駆動体74の一方向への
動きを示し、白抜きの四角は黒塗りの四角の方向とは逆
方向の動きを示したものである。
【0095】この特性図から明らかなように、超音波振
動子に対して印加する駆動信号をバースト波とし、被駆
動体74を微小駆動させる時に、摺動部材75と摺動部
材88の単位面積当りの押圧力を1667(kg/
m2 )となるようにすることにより、最適な移動特性が
得られることがわかる。
動子に対して印加する駆動信号をバースト波とし、被駆
動体74を微小駆動させる時に、摺動部材75と摺動部
材88の単位面積当りの押圧力を1667(kg/
m2 )となるようにすることにより、最適な移動特性が
得られることがわかる。
【0096】なお、以上述べた第5の実施形態では、摺
動部材88はセラミックスで構成し、摺動部材75は砥
石粉末をバインダ樹脂で練り固めた材料で構成したもの
を例に上げたが、これを互いに逆に変更しても同様な効
果が得られることは言うまでもない。
動部材88はセラミックスで構成し、摺動部材75は砥
石粉末をバインダ樹脂で練り固めた材料で構成したもの
を例に上げたが、これを互いに逆に変更しても同様な効
果が得られることは言うまでもない。
【0097】<変形例>前述の実施形態ではアクチュエ
ータとして超音波アクチュエータを使用した場合につい
て説明したが、これ以外でも負荷の変動などにより移動
量の変化するもの、例えばステップモータ、直流モータ
等であっても同様に実施できる。
ータとして超音波アクチュエータを使用した場合につい
て説明したが、これ以外でも負荷の変動などにより移動
量の変化するもの、例えばステップモータ、直流モータ
等であっても同様に実施できる。
【0098】また、前述の第4の実施形態では、パルス
数制御方式について説明したが、これを第3の実施形態
で説明したような電圧制御方式としても同様に実施でき
る。
数制御方式について説明したが、これを第3の実施形態
で説明したような電圧制御方式としても同様に実施でき
る。
【0099】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、次の作用効
果が得られる。すなわち、操作針を駆動する際に、負荷
等が及ぼす向きによる動作量の違い等の動作変化を簡単
に補正することが可能であり、また細胞などの試料に対
して操作針を近付ける場合と、遠ざける場合とで、操作
量に対する動作量を変えることも可能であり、安全で操
作性のよいマイクロマニピュレータを提供することがで
きる。
果が得られる。すなわち、操作針を駆動する際に、負荷
等が及ぼす向きによる動作量の違い等の動作変化を簡単
に補正することが可能であり、また細胞などの試料に対
して操作針を近付ける場合と、遠ざける場合とで、操作
量に対する動作量を変えることも可能であり、安全で操
作性のよいマイクロマニピュレータを提供することがで
きる。
【図1】本発明のマイクロマニピュレータの第1の実施
形態の概略的な構成を説明するための図。
形態の概略的な構成を説明するための図。
【図2】図1の超音波アクチュエータを示す斜視図。
【図3】図1の超音波アクチュエータの分解斜視図。
【図4】図1の超音波アクチュエータの超音波振動子の
正面図。
正面図。
【図5】図1の動作を説明するための図。
【図6】図1の駆動手段を説明するための図。
【図7】図1の操作針と細胞の関係を説明するための
図。
図。
【図8】本発明のマイクロマニピュレータの第2の実施
形態の概略的な構成を説明するための図。
形態の概略的な構成を説明するための図。
【図9】図8の動作を説明するための図。
【図10】図8の感度バランス設定部を説明するための
図。
図。
【図11】図8の駆動制御手段を説明するための図。
【図12】図8のロータリエンコーダを説明するための
図。
図。
【図13】図11の駆動制御手段を説明するためのタイ
ムチャート。
ムチャート。
【図14】図8の超音波振動子の斜視図。
【図15】図8の超音波振動子の動作を説明するための
図。
図。
【図16】図8の超音波振動子の動作を説明するための
図。
図。
【図17】本発明のマイクロマニピュレータの第3の実
施形態の概略的な構成を説明するための図。
施形態の概略的な構成を説明するための図。
【図18】図17のCPUの動作を説明するための図。
【図19】本発明のマイクロマニピュレータの第4の実
施形態の概略的な構成を説明するための図。
施形態の概略的な構成を説明するための図。
【図20】図19の移動量検出手段を説明するための
図。
図。
【図21】図19の駆動手段の構成を説明するための
図。
図。
【図22】図19の移動量検出手段の動作を説明するた
めの図。
めの図。
【図23】本発明の超音波アクチュエータに使用する超
音波振動子の斜視図。
音波振動子の斜視図。
【図24】図23の超音波振動子を使用した本発明の超
音波アクチュエータの概略構成図。
音波アクチュエータの概略構成図。
【図25】図24の超音波アクチュエータの作用効果を
説明するための特性図。
説明するための特性図。
【図26】従来のマイクロマニピュレータの第1の公知
例の概略的な構成を説明するための図。
例の概略的な構成を説明するための図。
【図27】従来のマイクロマニピュレータの第2の公知
例の概略的な構成を説明するための図。
例の概略的な構成を説明するための図。
【図28】従来のマイクロマニピュレータの第2の公知
例の超音波アクチュエータの概略的な構成を説明するた
めの斜視図。
例の超音波アクチュエータの概略的な構成を説明するた
めの斜視図。
1…マニピュレータ本体、 2…操作針、 3…照明系、 4…容器、 5…ステージ、 6…対物レンズ、 7…入力手段、 8…駆動手段、 9…補正手段、 10…超音波アクチュエータ、 12…積層圧電体、 13…支持ピン、 14…摺動部材、 15…弾性体、 16…支持体、 24…可動体、 28…超音波アクチュエータ用駆動パルス変換手段、 29…移動方向判別手段、 30…駆動パルス数変更手段、 31…ドライバ、 32…感度バランス設定部、 33…感度つまみ、 34…感度目盛、 35…ロータリーデジタルスイッチ、 36…駆動制御手段、 37…CPU、 38…増幅部、 39…ROM、 40…ロータリエンコーダ、 41…RAM、 47…D/Aコンバータ、 50…マニピュレータ本体、 51…リミットセンサ、 52…駆動手段、 53…移動量検出手段、 54…遮光板、 55…フオトインタラプタ、 56…パルス数カウント手段、 58…入力手段、 59…押しボタンスイッチ、 60…スライドスイッチ、 61…補正手段。
Claims (3)
- 【請求項1】 顕微鏡の視野下で操作針を使用して被検
物を微細操作でき、少なくとも操作針の移動が電動化さ
れたマイクロマニピュレーターにおいて、 前記操作針の移動方向及び移動距離等の動作内容を入力
する入力手段と、 前記入力された動作内容を所定の割合で駆動信号に変換
して出力する駆動手段と、 前記駆動手段から出力された駆動信号を機械的運動エネ
ルギーに変換するアクチュエータと、 前記入力された動作内容に対する前記駆動信号への変換
割合を、前記操作針の移動方向によって変更可能にする
変換割合補正手段と、を具備してなるマイクロマニピュ
レータ。 - 【請求項2】 前記変換割合補正手段は、前記変換割合
を任意に調整可能であることを特徴とする請求項1記載
のマイクロマニピュレータ。 - 【請求項3】 顕微鏡の視野下で操作針を使用して被検
物を微細操作でき、少なくとも操作針の移動が電動化さ
れたマイクロマニピュレータにおいて、 前記操作針の移動方向及び移動距離等の動作内容を入力
する入力手段と、 前記入力された動作内容を所定の割合で駆動信号に変換
して出力する駆動手段と、 前記駆動手段から出力された駆動信号を機械的運動エネ
ルギーに変換するアクチュエータと、 前記入力された動作内容に対する前記駆動信号への変換
割合を、前記操作針の移動方向によって変更可能にする
変換割合補正手段と、 前記駆動信号に対する前記操作針の実際の移動量を検出
する検出手段と、 前記入力された動作内容に対する前記操作針の実際の移
動量が移動方向に関わらず同一になるように、前記検出
手段による検出結果に基づいて前記変換割合を算出する
変換割合算出手段と、 を具備し、前記変換割合補正手段は、前記変換割合算出
手段により算出された変換割合を用いて前記駆動信号を
出力するようにしたマイクロマニピュレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34574096A JPH10180659A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | マイクロマニピュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34574096A JPH10180659A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | マイクロマニピュレータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10180659A true JPH10180659A (ja) | 1998-07-07 |
| JPH10180659A5 JPH10180659A5 (ja) | 2004-09-24 |
Family
ID=18378655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34574096A Pending JPH10180659A (ja) | 1996-12-25 | 1996-12-25 | マイクロマニピュレータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10180659A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003506033A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-02-18 | セレクトリコン アーベー | 細胞状膜を有する少なくとも2種の融合相手の選択的電気融合方法 |
| JP2008221423A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Nsk Ltd | マニピュレータシステム |
| US20100271341A1 (en) * | 2009-04-22 | 2010-10-28 | Funai Electric Co., Ltd. | Rotary Input Device and Electronic Equipment |
| JP2018032002A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 日本精工株式会社 | 微小対象物操作用ポンプ装置及びマニピュレーションシステム |
-
1996
- 1996-12-25 JP JP34574096A patent/JPH10180659A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003506033A (ja) * | 1999-07-30 | 2003-02-18 | セレクトリコン アーベー | 細胞状膜を有する少なくとも2種の融合相手の選択的電気融合方法 |
| US8426205B2 (en) | 1999-07-30 | 2013-04-23 | Collectricon AB | Method for selective electrofusion of at least two fusion partners having cell-like membranes |
| JP2008221423A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Nsk Ltd | マニピュレータシステム |
| US20100271341A1 (en) * | 2009-04-22 | 2010-10-28 | Funai Electric Co., Ltd. | Rotary Input Device and Electronic Equipment |
| JP2018032002A (ja) * | 2016-08-26 | 2018-03-01 | 日本精工株式会社 | 微小対象物操作用ポンプ装置及びマニピュレーションシステム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051216 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061031 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |