JPH10180845A - エンボスシートの成形方法 - Google Patents

エンボスシートの成形方法

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Publication number
JPH10180845A
JPH10180845A JP8342916A JP34291696A JPH10180845A JP H10180845 A JPH10180845 A JP H10180845A JP 8342916 A JP8342916 A JP 8342916A JP 34291696 A JP34291696 A JP 34291696A JP H10180845 A JPH10180845 A JP H10180845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
resin
lip
roll
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8342916A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Kono
勝俊 河野
Shingo Nakano
新吾 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP8342916A priority Critical patent/JPH10180845A/ja
Publication of JPH10180845A publication Critical patent/JPH10180845A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱可塑性樹脂製シートの表面に正確なエンボ
スを刻むための製造技術を提供する。 【解決手段】 Tダイから熱可塑性樹脂を溶融押出した
後、エンボスを彫刻したロールにて溶融樹脂の少なくと
も片面を圧延賦形するにあたり、Tダイリップ先端部の
温度を溶融押出時の樹脂温度よりも高温に設定し、該熱
可塑性樹脂の表面層部分を選択的に高温度化するエンボ
スシートの成形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂製シ
ートの表面に正確なエンボスを刻むための製造技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より熱可塑性樹脂製シートの表面に
エンボスを刻むことが行われており、エンボスシートの
成形装置としては、図1に示す様な基本的な設備編成を
有するシート押出設備が用いられている。図1におい
て、1は押出機、2はTダイ、3は冷却ロールユニッ
ト、4は下ロール、5は中ロール、6は上ロール、7は
ガイドロール、8は引き取りロールユニットである。
【0003】一般に、エンボス付きロールは下ロール4
および中ロール5に配置されるのであるが、従来、溶融
樹脂の温度はTダイ2を経由し、下ロール4・中ロール
5間に達するまでに溶融樹脂設定温度よりも下降する傾
向にあり、特に、溶融押出後には、エンボスを刻まれる
べき溶融樹脂の表面部が空気と接することにより、溶融
樹脂の中核部よりも更に温度下降が著しい傾向にあり、
正確なエンボスを刻むことが困難であるという問題があ
った。
【0004】そこで、正確なエンボスを刻むために、溶
融押出した樹脂の温度や賦形するためのロールの温度な
どの成形条件を限定することなどが広く行われている。
【0005】また、特開平4−299329号公報に
は、共押出によって溶融樹脂の表層部に低粘度樹脂を配
置することにより、エンボスの賦形精度を向上させるこ
とが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、工業技術として運転条件が狭く安定性に欠けていた
り、複雑な設備構成となり経済性に劣るなどの欠点があ
った。
【0007】本発明は、エンボスシートの成形にあた
り、エンボスを効率よくしかも正確に刻むための方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
を解決するにあたり、エンボスロールに於いて圧延賦形
される部分の応力を解析し、シート全体を薄く展延する
マクロな圧延応力と、エンボスの内部に該熱可塑性樹脂
を圧入するためのミクロな賦形応力に分けて成形メカニ
ズムが成立していることを見出した。つまり、マクロな
圧延応力は極力大きくすべきであり、ミクロな賦形応力
は極力小さくすべきである。
【0009】この様な相反する状態を単一体である溶融
樹脂の内部に構成するために、Tダイの出口であるリッ
プ先端部の温度を溶融押出時の樹脂温度よりも高温に設
定することにより、ダイリップを経由して吐出される溶
融樹脂の表面層部分を選択的に高温度化し、溶融樹脂の
中核部の温度より表層部の樹脂温度を高くする。熱可塑
性樹脂の特性から、この様な温度勾配を持たせることに
より、中核部の溶融粘度は高く、表層部の溶融粘度は低
く維持される。
【0010】しかもリップ先端部表面からの熱伝導で加
熱が行われるため、表層部に近いところほど高温度にな
るという、賦形応力を効果的に切り下げる温度勾配を設
けることが可能となる。
【0011】この操作を行うことにより、溶融樹脂の平
均樹脂温度と圧延を司るロール温度を幅広い組み合わせ
で選ぶことが可能となり、効率の良い運転を安定に行う
ことが可能となった。
【0012】即ち、本発明はTダイから熱可塑性樹脂を
溶融押出した後、エンボスを彫刻したロールにて溶融樹
脂の少なくとも片面を圧延賦形するにあたり、Tダイリ
ップ先端部の温度を溶融押出時の樹脂温度よりも高温に
設定し、該熱可塑性樹脂の表面層部分を選択的に高温度
化することを特徴とするエンボスシートの成形方法であ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を説明
する。
【0014】図2は、本発明に用いるTダイのリップ部
の一例を示す断面図であり、上リップ9と下リップ10
より構成されており、溶融樹脂の表層部を効果的に加熱
するために、リップの基部と先端部との間に溝11を切
り込み、断熱構造を構成することが好ましい。
【0015】さらにリップ先端部には穴12をリップ全
長に穿孔し、例えば穴12内に熱媒体を貫流させる、コ
イル自体を冷却できるようパイプ材を使用した誘導コイ
ルを挿入して高周波誘導加熱を行う、長手方向に温度が
均一にできる様に調整した棒状ヒーターを挿入する等に
より、Tダイリップ先端部の温度を溶融押出時の樹脂温
度よりも高温に設定する。
【0016】この際、少なくとも上リップ9、下リップ
10のいずれかを加熱すればよい、即ちエンボスを刻む
面に対応するいずれか一方を加熱すればよいが、上リッ
プ9及び下リップ10の両方を加熱し、両面にエンボス
を刻む場合に本発明の効果を十分に発揮できる。また、
上リップ9と下リップ10の加熱手段は同一であっても
異なっていてもよい。
【0017】本発明においては、図1に示す様な、通常
アクリル樹脂シートやポリカーボネート樹脂シートの押
出成形に用いられるシート押出設備を用いることができ
る。
【0018】エンボス付きのロールは下ロール4、中ロ
ール5のいずれか一方または両方に配置する。即ち、上
リップ9を加熱する場合は中ロール5に、下リップ10
を加熱する場合は下ロール4に、上リップ9及び下リッ
プ10の両方を加熱する場合は下ロール4及び中ロール
5の両方にエンボス付きのロールを配置するのが好まし
い。
【0019】本発明においては、Tダイリップ先端部の
温度を溶融押出時の樹脂温度よりも高温に設定し、溶融
樹脂の表面層部分を選択的に高温度化する。樹脂の種
類、シート厚、賦形するエンボスの形状等により異なる
が、具体的には、表層部の厚さ10〜500μの平均樹
脂温度を断面全体の平均樹脂温度より5〜20℃高くす
ることで、実質的に樹脂表面層部の溶融粘度を1000
〜3000ポイズ下げることが出来、しかもリップ先端
部表面からの熱伝導で加熱が行われるため、表層部に近
いところほど高温度になる。
【0020】本発明に用いられる熱可塑性樹脂は特に限
定されないが、透明樹脂が好ましく、具体的にはアクリ
ル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂等が
挙げられる。
【0021】
【実施例】以下に実施例、比較例で本発明を具体的に説
明する。
【0022】押出機として、図1に示す構成のSE−9
0DVB型ベント付き押出機(東芝機械株式会社製)を
用いた。下ロール4および中ロール5のロールは直径2
50φ、ロール面長1300mmで、その外表面に#7
404パターン(旭ロール株式会社製)を彫刻したエン
ボスロールを用いた。上ロール6は直径250φ、ロー
ル面長1300mmでその外表面を硬質クロム鍍金した
鏡面ロールを用いた。
【0023】Tダイとして、リップ面長1240mmの
セミコートハンガータイプTダイを用いた。リップ部は
図2示すものとし、リップ先端部には20φの穴12を
リップ全長に穿孔した。
【0024】成形条件は、以下の通りである。 樹脂:アクリル樹脂(70H) 吐出量:200kg/時 吐出樹脂温度:265℃ ダイ温度:265℃ ロール速度:1.1m/時 板厚:2.0mm
【0025】エンボスシートの評価は重量係数により行
った。重量係数とは、下記の式で表わされるエンボスの
出来映えを評価する尺度であって、全くエンボスが賦形
されなければ1.0となる。
【0026】重量係数=成形されたエンボス板の1平方
メートルあたり重量/成形されたエンボス板と等しい板
厚の平滑な板の1平方メートルあたり重量 尚、ここで言う「成形されたエンボス板と等しい板厚」
とは成形されたエンボス板の断面形状に外接する2本の
平行線の距離を言う。
【0027】(実施例1〜3)熱媒体(松村石油研究所
製バーレルサーモ400)を、リップ先端部の穴12中
を貫流させ、熱源としては、MC−350/42AA型
熱媒体循環ユニット(株式会社松井製作所製)を上リッ
プ9、下リップ10にそれぞれ1台使用し、表1に示す
条件でエンボスシートを成形した。結果を表1に示す。
【0028】(実施例4)誘導コイルとしての銅パイプ
をリップ先端部の穴12に挿入する。コイルは上リップ
下リップそれぞれに3ターン巻きつけた。熱源として
は、インバーター電源ユニット(旭エンジニアリング株
式会社製)15KW×2を使用して高周波誘導加熱を行
い、表1に示す条件でエンボスシートを成形した。結果
を表1に示す。
【0029】(比較例1〜3)Tダイリップ先端部に加
熱手段を設けず、表1に示す条件でエンボスシートを成
形した。結果を表1に示す。
【0030】(比較例4)Tダイリップ先端部に加熱手
段を設けず、表層に低粘度アクリル樹脂を共押出積層す
ることにより、表1に示す条件でエンボスシートを成形
した。結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、熱
可塑性樹脂製シートの表面に正確なエンボスを刻むこと
ができる。また、溶融樹脂の平均樹脂温度と圧延を司る
ロール温度を幅広い組み合わせで選ぶことが可能とな
り、効率の良い運転を安定に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート押出設備の基本的な設備編成を示す図で
ある。
【図2】本発明に用いるTダイのリップ部の一例を示す
断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Tダイから熱可塑性樹脂を溶融押出した
    後、エンボスを彫刻したロールにて溶融樹脂の少なくと
    も片面を圧延賦形するにあたり、Tダイリップ先端部の
    温度を溶融押出時の樹脂温度よりも高温に設定し、該熱
    可塑性樹脂の表面層部分を選択的に高温度化することを
    特徴とするエンボスシートの成形方法。
JP8342916A 1996-12-24 1996-12-24 エンボスシートの成形方法 Pending JPH10180845A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8342916A JPH10180845A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 エンボスシートの成形方法

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JPH10180845A true JPH10180845A (ja) 1998-07-07

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ID=18357518

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JP8342916A Pending JPH10180845A (ja) 1996-12-24 1996-12-24 エンボスシートの成形方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005021544B4 (de) * 2004-05-10 2015-03-26 The Japan Steel Works, Ltd. Kunststoff-Extrusionsform und Kunststoff-Extrusionsvorrichtung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005021544B4 (de) * 2004-05-10 2015-03-26 The Japan Steel Works, Ltd. Kunststoff-Extrusionsform und Kunststoff-Extrusionsvorrichtung

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