JPH10181794A - 蓋体の蝶番構造 - Google Patents

蓋体の蝶番構造

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JPH10181794A
JPH10181794A JP8345434A JP34543496A JPH10181794A JP H10181794 A JPH10181794 A JP H10181794A JP 8345434 A JP8345434 A JP 8345434A JP 34543496 A JP34543496 A JP 34543496A JP H10181794 A JPH10181794 A JP H10181794A
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JP
Japan
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receiving frame
lid
guide groove
connecting rod
hinge structure
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JP8345434A
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Shigenobu Takagi
茂伸 高木
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CI Kasei Co Ltd
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CI Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受枠の有効開口面積を十分に得ることを可能
とするとともに、受枠に対する蓋体の取り外し及び取り
付けを容易に行うことを可能とする。 【解決手段】 受枠8と受枠8に支持される蓋体1とを
開閉自在に連結する蓋体の蝶番構造において、蓋体1の
裏面1aにおける周縁近傍に設けられる枢着部3と、受
枠8の内周面8aに、受枠8の軸線方向に沿って長手方
向となって設けられる断面奥拡がり形状のガイド溝12
と、一端16aに貫通孔17が形成され、他端16bに
貫通孔17の軸線方向に平行な軸線方向となる軸形状の
支軸部18が突設された連結棒16とを具備し、支軸部
18を受枠8のガイド溝12内にその長手方向へスライ
ド自在に嵌入させ、貫通孔17を蓋体1の枢着部3に枢
軸19にて連結して、受枠8と蓋体1とを連結させる。
なお、ガイド溝12は、受枠8の奥方側が開放形成さ
れ、受枠8の開口側が盲端とされる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、桝やマンホールな
どの地下構造物に設けられる点検口に、開閉自在に設け
られる蓋体の蝶番構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水道などを構成する地下埋設施設に
は、桝や管理点検のためのマンホールなどが備えられて
おり、これら桝やマンホールに備えられる蓋に直接外部
からの荷重がかからないように、地上に開口する上部に
は、受枠と蓋体とを蝶番で連結した蓋構造が配設されて
いる。
【0003】この蓋構造は、受枠の内周にブラケットを
突設し、このブラケットに蝶番としての連結アームの一
端を回動可能に枢着させ、また蓋体の裏面に連結アーム
の他端を枢着して、受枠に対して蓋体を開閉自在とさせ
るとともに、開蓋時には受枠の開口部に対して蓋体が反
転状態となるように開放させるようになっている。そし
て、従来、受枠に対して蓋体が反転状態となるように開
放させるための蝶番の構造は、蓋体と連結アームとの枢
着部分に、蓋体の裏面に連結アームの枢着部分がスライ
ド移動する構造や、連結アームの形状をL字状に中途を
屈曲形状とさせる構造など種々案出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の蓋構造では、受枠に対して蓋体を上記したよう
に反転状態に開放させるために、蝶番部分である連結ア
ームを大きく長く構成させなければならず、このことか
ら、出入口となる受枠の開口の内方向に大きく突出する
構造となり、人の出入りや、物の出し入れ、例えば掃除
用具等の出し入れに邪魔となる欠点がある。
【0005】また、蓋体は損傷などを起こす場合がある
ことから、受枠に対してこの蓋体を取り外し、新たな蓋
体を取り付ける交換を行うことがあるが、上述した従来
の蓋構造では、連結アームの両端から枢支軸を抜き取る
作業となり、この枢支軸を容易に取り外すことができ
ず、蓋体の交換作業が煩雑となる欠点を有している。
【0006】さらに、蓋体が閉じている状態では、連結
アームが蓋体の裏面に沿って略水平な状態となっている
ため、マンホール内で異常に圧力が上昇して、蓋体に対
して上方へ跳ね上げるような力が作用した場合、連結ア
ームの両端の連結部分に力がかかることとなり、この連
結アームや連結アームと蓋体や受枠との連結部分を損傷
させてしまう欠点もある。
【0007】そこで本発明は、上記問題点を解消するた
めに、受枠側の突出量を抑えた形状とし、この受枠の有
効開口面積を十分に得ることを可能とするとともに、受
枠に対して容易に蓋体が取り外せ、かつ取り付けが煩わ
しくなく行うことができる蓋体の蝶番構造を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照し
て説明する。この発明の蓋体の蝶番構造は、受枠8と該
受枠8に支持される蓋体1とを開閉自在に連結する蓋体
の蝶番構造において、前記蓋体1の裏面1aにおける周
縁近傍に設けられる枢着部3と、前記受枠8の内面8a
に、該受枠8の軸線方向に沿って長手方向となって設け
られる断面奥拡がり形状のガイド溝12と、一方の端部
16aに貫通孔17が形成され、他方の端部16bに前
記貫通孔17の軸線方向に平行な軸線方向となる軸形状
の支軸部18が突設された連結棒16と、を具備し、前
記支軸部18を前記受枠8のガイド溝12内に長手方向
へスライド自在に嵌入させ、前記貫通孔17を前記蓋体
1の枢着部3に枢軸19にて連結して、前記受枠8と前
記蓋体1とを連結させることを特徴としている。
【0009】なお、前記ガイド溝12は、前記受枠8の
奥方側が開放形成され、前記受枠8の開口側が盲端とさ
れている構成とするのが好ましい。また、前記連結棒1
6は、中途部16cが、前記貫通孔17及び支軸部18
の軸線方向に平行な稜線となる略く字状の屈曲形状に形
成されている構成としてもよい。
【0010】このような構成により、閉鎖状態の蓋体1
を受枠8に対して開放すると、連結棒16の他方の端部
16bの支軸部18がガイド溝12に沿ってスライド移
動し、かつ連結棒16の一方の端部16aが枢軸19を
中心に回動することとなる。また、蓋体1を受枠8から
取り外すには、上記蓋体1の開放状態の際に、枢着部3
の枢軸19を抜き去り、この枢着部3と連結棒16との
連結状態を解除させることで行う。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明による蓋体の蝶番構
造の実施の形態を示す側断面図、図2は同蝶番構造の分
解側面図及び分解正面図である。
【0012】まず、蓋体1は、例えば鋳鉄よりなり、円
板状に形成されるとともに、図2に示すように、外周縁
部に裏面方向へ延出する外縁リブ2が形成され、その外
周面にテーパ面2aが形成されている。また、この蓋体
1の裏面1aには、周縁の近傍に位置し、この裏面1a
と外縁リブ2内面とで形成される内隅部分に、枢着部3
が突設されている。
【0013】この枢着部3は、図2(b)に示すよう
に、所定の間隙をあけて並列する一対のブラケット4,
4で構成されており、貫通する枢着孔5がそれぞれ連通
するように穿設されている。なお、この枢着部3が設け
られる位置の外縁リブ2には、図2(a),(b)に示
すように、各ブラケット4,4間の間隙に連続する切欠
部6が形成されている。
【0014】また、この蓋体1の中心を挟んだ枢着部3
と対称位置となる表面側の周縁部分には、凹溝状の把手
部7が形成されている。
【0015】次に、受枠8は、底部外周にフランジ部9
を有する円筒状に形成されており、上部開口近傍の内周
面8aには、周方向に連続する突条10が設けられ、蓋
受段部11を形成している。そして、この蓋受段部11
より上方の開口部分の内周面には、蓋体1の外縁リブ2
のテーパ面2aに対応するテーパ面8bが形成されてお
り、この開口部分に前記蓋体1が嵌合され、この蓋体1
を蓋受段部11にて支持するようになっている。
【0016】また、この受枠8には、内面8aにガイド
溝12が設けられている。このガイド溝12は、それぞ
れ断面略L字状に形成された左右一対のブラケット状の
ガイド枠13,14で構成されており、受枠8の軸線方
向、本実施の形態では垂直方向に沿って長手方向となる
ように互いに平行となって受枠内面8aに対して突出す
るように並設され、上下方向に連続する断面形状が奥拡
がり状の溝形状とされており、すなわち左右ガイド枠1
3,14にてガイド溝12の左右側壁12a,12bと
左右前面12c,12dとを構成し、受枠内面8aがガ
イド溝12の底面を構成するようになっている。なお、
左右ガイド枠13,14の左右前面12c,12dにお
けるガイド溝12の幅となる間隔は、後述する連結棒1
6が移動可能となるように設定されている。
【0017】各ガイド枠13,14の受枠8の奥方とな
る下端13a,14aは開放形成されており、ガイド溝
12の一端が開放されている構造とされるとともに、各
ガイド枠13,14の受枠8の開口側となる上端は、前
面12c,12dが受枠内面8aに連続する盲端13
b,14bとされており、ガイド溝12の他端側が略閉
塞されている構造とされている。なお、図2(b)に示
すように、このガイド溝12の他端側においての閉塞部
分(盲端13b,14b)には、左右前面12c,12
d間の間隔幅が連続するように分離形成されている。
【0018】また、各ガイド枠13,13の上端である
ガイド溝12の他端側には、図2(a)に示すように、
溝の奥行きが増大する膨出部15が形成されている。
【0019】なお、このガイド溝12を構成する一対の
ガイド枠13,14は、それぞれ左右前面12c,12
dの幅長を異なるように形成しており、本実施の形態で
は、図2(b)に示すように、右部ガイド枠14に対し
て左部ガイド枠13の幅長が大きくなるよう設定され、
すなわち奥方の溝幅(底側の左右幅)が前面12c,1
2d間の幅に対し左側のみ大きくなるよう構成されてい
る。
【0020】また、このガイド溝12の盲端13b,1
4bの外面である上面は、受枠内周面8aの蓋受段部1
1と面一とされており、蓋体1を支持するようになる。
【0021】次に、連結棒16は、断面略矩形状に形成
されるとともに、一端16a側の中途部16cが、他端
16b側に対して所定の角度で屈曲し略く字状に形成さ
れている。
【0022】この連結棒16の一方の端部16aには、
左右側面を貫通するように貫通孔17が穿設されてい
る。この貫通孔17は、図2(a)に示すように、やや
長円状に形成されており、その長軸方向は、連結棒16
本体の他端側16bに対して屈曲する前記所定の角度に
沿って設定されている。
【0023】また、連結棒16の他方の端部16bに
は、支軸部18が突設されている。この支軸部18は、
連続した丸棒状に形成されており、図2(b)に示すよ
うに、連結棒16の他方の端部16bにおける左右側面
より突出するように設けられ、前記貫通孔17の軸線方
向に平行な軸線方向とされて、連結棒16本体とともに
略T字形状となっている。
【0024】なお、本実施の形態では、この支軸部18
の連結棒16本体に対する左右の突出長さが異なるよう
に構成され、すなわち、図2(b)に示すように、右部
支軸部18bに対し左部支軸部18aの突出長さが大き
くなるよう設定され、前述したガイド溝12を構成する
各ガイド枠13,14の左右各幅長に対応するようにな
っている。
【0025】そして、この連結棒16は、他方の端部1
6bの支軸部18が、受枠8のガイド溝12内に嵌入さ
れ、このガイド溝12内を上下にスライド移動自在とさ
れるとともに、一方の端部16aが蓋体8の枢着部3の
両ブラケット4,4間に嵌入され、この枢着部3の枢着
孔5と連結棒16の貫通孔17を一致させて枢軸として
のボルト19を嵌挿させてナット20を締結させること
で、枢着部3に対して連結棒16が揺動自在に連結さ
れ、これにより受枠8と蓋体1とが連結される。
【0026】次に、上記構成による蓋体の連結構造の開
閉動作について説明する。まず、受枠8に対して蓋体1
が閉鎖されている状態では、図1に示すように、蓋体1
が受枠8の開口部分にテーパ面2a,8b同士が対向し
て嵌合され、蓋受段部11に支持されて閉鎖状態であ
り、この時の連結棒16は、他方の端部16bの支軸部
18が、ガイド溝12の下端近傍に位置する。
【0027】この状態においては、連結棒16は、蓋体
1の裏面1aに、枢着部3及び枢軸(ボルト)19を介
して懸垂状態であり、この連結棒16の他方の端部16
bがガイド溝12内の下端側に位置し、すなわち、図1
に示すように、連結棒16が受枠8の内面8aに沿って
位置する。
【0028】また、上記閉鎖状態の蓋体1を受枠8に対
して開放するには、蓋体1に形成されている把手部7に
て持ち上げる。すると、図3(a)〜(c)に示すよう
に、連結棒16の他端16bの支軸部18がガイド溝1
2に沿って上方にスライド移動し、かつ連結棒16の一
端16aが枢軸19を中心に回動する。
【0029】蓋体1を徐々に開放させると、連結棒16
の支軸部18がガイド溝12の上端の盲端13b,14
b部分に当接し、この位置からは枢着部3の枢軸19を
中心に回動して開放となる。
【0030】そして、この蓋体1を、図4に示すよう
に、180°開放させて受枠8の開口部に対して反転状
態とさせると、連結棒16の支軸部18がガイド溝12
に形成された膨出部15に移動し、かつ連結棒16の貫
通孔17が枢軸19に対して長軸方向にやや移動して図
4に示すように、開放状態となる。
【0031】なお、この蓋体1の開放状態においては、
その開放状態が保たれるように、連結棒16が受枠8の
開口縁部に当接するとともに、蓋体1の切欠部6におけ
る縁部に当接し、また支軸部18がガイド部12内の膨
出部15に入り、連結棒16の回動を規制されて蓋体1
の開放状態が維持される。
【0032】また、反転された開放状態の蓋体1を閉鎖
させるには、蓋体1の把手部7を持ち、受枠8の開口部
へ向けて回動移動させる。これにより、連結棒16は、
枢着部3において枢軸19を中心に回動し、かつ支軸部
18がガイド溝12に沿って下降する。そして、蓋体1
が受枠8の開口部に嵌合し、蓋受段部11に支持されて
閉鎖となる。
【0033】また、蓋体1を受枠8から取り外すには、
上記蓋体1の開放状態の際に、枢着部3の枢軸19を抜
き去り、本実施の形態ではナット20の締結を解き、ボ
ルト19を引き抜き、この枢着部3と連結棒16との連
結状態を解除させる。
【0034】その後、この連結棒16を手に持った状態
で、受枠8の内面8aに沿って下方向へスライド移動さ
せ、支軸部18をガイド溝12に沿わせて下方向に移動
させる。
【0035】そして、この連結棒16の支軸部18をガ
イド溝12の開放した下部より抜脱させて、連結棒16
を取り外すことで、受枠8と蓋体1との連結状態が解除
される。
【0036】また、新たな蓋体1を取り付けるには、上
記した取り外しの手順を逆に行い、すなわち、連結棒1
6の支軸部18をガイド溝12の下部から嵌入させてガ
イド溝12の上端まで引き上げ、貫通孔17を蓋体1の
枢着部3に枢軸(ボルト19・ナット20)にて連結さ
せる。これにより、蓋体1の交換等の作業が行われる。
【0037】従ってこのように構成された蓋体の連結構
造によれば、受枠8と連結棒16との連結部分を、受枠
8の内面8aに沿うガイド溝12で構成し、かつ連結棒
16の支軸部18のみをガイドする構造としたので、受
枠8の内径方向にガイド溝12が大きく突出することが
なく、この受枠8の有効開口面積を減少させることなく
十分に得られ、これにより、受枠8内を通過する人の出
入りや物の出し入れに邪魔となることがない。
【0038】また、受枠8側の連結棒16との連結構造
が軸支構造などの精密さを要求する構造ではなく、連結
棒16の支軸部18がスライド移動し、この支軸部18
がガイド溝12より抜け出ない構造であればよいので、
容易に製作が行え、かつ廉価に得られることとなる。
【0039】さらに、受枠8の内面8aに、この受枠8
の軸線方向に沿って長手方向となるガイド溝12を設
け、このガイド溝12に沿って連結棒16が上下にスラ
イド移動する構成であることから、蓋体1が受枠8に対
して容易に浮き上がるような連結状態となり、例えばマ
ンホール内で異常に圧力が上昇して、蓋体1を跳ね上げ
てしまうことがある場合でも、連結棒16が垂直方向に
あるので、支軸部18がスムーズにガイド溝12に沿っ
てスライド移動することとなり、蓋体1は吹き飛ばされ
ることなく、圧力のみを逃がして蓋体1は閉塞状態に復
帰することが可能となり、また、連結棒16が損傷する
おそれがない。
【0040】また、連結棒16が蓋体1側に対しての
み、別部材である枢軸19による連結とされ、受枠8側
との連結は、連結棒16に一体に成形された支軸部18
がガイド溝12内をスライド移動自在に嵌入される構造
であり、特に、ガイド溝12の形状を受枠8の奥方側が
開放形成される形状とされているので、受枠8に対する
蓋体1の取り外しが、開放状態の蓋体1側の連結部分で
ある枢軸19を抜き去ることで行え、その取り外し作業
が煩雑な作業とならず、また、連結棒16の受枠8から
の取り外しがガイド溝12の開放(13a,14a)側
から抜き去ることで行え、これにより容易に蓋体1の取
り外し及び取り付け作業を行うことが可能となる。
【0041】さらに、支軸部18がスライド移動するガ
イド溝12の形状が、受枠8の開口側が盲端13b,1
4bとされているとともに、奥方側が開放形成されてい
ることから、このガイド溝12内にゴミなどが侵入し付
着したり、このゴミによって溝12内が塞がってしまう
ような不具合が生じにくく、連結棒16の作動に異常を
来し、蓋体1の開閉が不可能となることがない。
【0042】また、本実施の形態の蓋体の蝶番構造によ
れば、連結棒16の支軸部18の形状を左右の突出長さ
を異なるように構成させ、かつ同様にガイド溝12の左
右幅長を異なるよう構成したので、ガイド溝12に対す
る連結棒16を嵌入させる向きを間違えることなく、蝶
番構造としての連結棒16の取り付け作業を正確に行う
ことが可能となる。
【0043】なお、上述した実施の形態では、連結棒1
6と蓋体1との連結を行う枢軸をボルト19とナット2
0とで構成させる例について述べたが、この枢軸19
は、ボルトとナットとの構成に限らず、軸棒とEリング
による構成や頭部を有するピンとEリングまたは割ピン
などの組み合わせによる構成としてもよい。
【0044】また、上述した実施の形態では、蓋体1の
形状を円板形状とし、受枠8の形状を円筒形状とした例
について述べたが、矩形板状の蓋体と角筒形状の受枠と
で構成された構造に対しても上述した蝶番構造を適用す
ることで、上記同様の効果を得ることができる。なお、
矩形板状の蓋体の場合には、複数の蝶番構造を設ける構
成としてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明による蓋体の
蝶番構造では、受枠と連結棒との連結部分を、受枠の内
面に沿うガイド溝で構成し、かつ連結棒の支軸部のみを
ガイドする構造としたので、受枠の内径方向にガイド溝
が大きく突出することがなく、この受枠の有効開口面積
を十分に得ることができるという効果が得られる。そし
て、これにより、受枠内を通過する人の出入りや物の出
し入れに邪魔となることがなく、作業性の低下を招くこ
とがない。
【0046】また、受枠側の連結棒との連結構造が軸支
構造などの精密さを要求する構造ではなく、連結棒の支
軸部がスライド移動し、この支軸部がガイド溝より抜け
出ない構造であればよいので、容易に製作が行え、かつ
廉価に得られるという効果がある。
【0047】さらに、連結棒が蓋体側に対してのみ、別
部材である枢軸による連結とされ、受枠側との連結は、
連結棒に一体に成形された支軸部がガイド溝内をスライ
ド移動自在に嵌入される構造であり、特に、ガイド溝の
形状を受枠の奥方側が開放形成される形状とされている
ので、受枠に対する蓋体の取り外しが、開放状態の蓋体
側の連結部分である枢軸を抜き去ることで行え、その取
り外し作業が煩雑な作業とならず、また、連結棒の受枠
からの取り外しがガイド溝の開放側から抜き去ることで
行え、これにより容易に蓋体の取り外し及び取り付け作
業を行うことが可能となる効果がある。
【0048】また、支軸部がスライド移動するガイド溝
の形状が、受枠の開口側が盲端とされているとともに、
奥方側が開放形成されていることから、このガイド溝内
にゴミなどが侵入し付着したり、このゴミによって溝内
が塞がってしまうような不具合が生じにくく、連結棒の
作動に異常を来し、蓋体の開閉が不可能となることがな
いという効果がある。
【0049】さらに、ガイド溝を受枠の軸線方向に沿っ
て形成していることから、例えばマンホール内の圧力が
上昇して、受枠に対して蓋体を跳ね退けるような場合で
も、連結棒がこのガイド溝に沿ってスムーズに軸線方向
へスライド移動できるので、この連結棒を損傷させるお
それがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蓋体の蝶番構造の実施の形態を示
す側断面図
【図2】(a)同蝶番構造の分解側面図 (b)同蝶番構造の分解正面図
【図3】(a)同蝶番構造による蓋体の開閉動作を示す
側断面図 (b)同蝶番構造による蓋体の開閉動作を示す側断面図 (c)同蝶番構造による蓋体の開閉動作を示す側断面図
【図4】同蝶番構造による蓋体の閉鎖時を示す側断面図
【符号の説明】
1…蓋体 1a…裏面 3…枢着部 8…受枠 8a…内面(内周面) 12…ガイド溝 16…連結棒 16a…一方の端部 16b…他方の端部 17…貫通孔 18…支軸部 19…枢軸(ボルト)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受枠と該受枠に支持される蓋体とを開閉
    自在に連結する蓋体の蝶番構造において、 前記蓋体の裏面における周縁近傍に設けられる枢着部
    と、 前記受枠の内面に、該受枠の軸線方向に沿って長手方向
    となって設けられる断面奥拡がり形状のガイド溝と、 一方の端部に貫通孔が形成され、他方の端部に前記貫通
    孔の軸線方向に平行な軸線方向となる支軸部が突設され
    た連結棒と、 を具備し、前記支軸部を前記受枠のガイド溝内に長手方
    向へスライド自在に嵌入させ、前記貫通孔を前記蓋体の
    枢着部に枢軸にて連結して、前記受枠と前記蓋体とを連
    結させることを特徴とする蓋体の蝶番構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド溝は、前記受枠の奥方側が開
    放形成され、前記受枠の開口側が盲端とされていること
    を特徴とする請求項1記載の蓋体の蝶番構造。
  3. 【請求項3】 前記連結棒は、中途部が略く字状に屈曲
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋体の
    蝶番構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN105691863A (zh) * 2007-12-10 2016-06-22 北京银融科技有限责任公司 一种传输器的盖与体的连接方法及装置

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