JPH10182309A - 水面浮遊性微生物農薬 - Google Patents

水面浮遊性微生物農薬

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JPH10182309A
JPH10182309A JP8345127A JP34512796A JPH10182309A JP H10182309 A JPH10182309 A JP H10182309A JP 8345127 A JP8345127 A JP 8345127A JP 34512796 A JP34512796 A JP 34512796A JP H10182309 A JPH10182309 A JP H10182309A
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wako pure
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water
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Masatoshi Gohara
雅敏 郷原
Hiroshi Tsukamoto
浩史 塚本
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Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 微生物とW/O タイプの界面活性剤と油と
嵩比重の小さい粉体とを含んでなる水面浮遊性微生物農
薬、並びに該農薬の製造方法及び使用方法。 【効果】 取扱いが容易で、かつ保存性に優れる、新規
な水面浮遊性微生物農薬を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水面浮遊性微生物
農薬、並びにその製造方法及び使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来雑草の防除方法としては、化学除草
剤を用いる方法が中心であった。近年、化学農薬の多用
による環境汚染の問題から、化学農薬に頼らない雑草の
防除剤とその利用法の開発が望まれており、特に植物病
原菌を用いた微生物農薬への期待は高い。現在までに、
DeVine(米国、対象雑草:Stranglervine、ガガイモ
科)とCollego(米国、対象雑草:Northern jointvetc
h、マメ科)、BioMal(カナダ、対象雑草:Round-leave
d mallow、アオイ科)が農薬登録されている。
【0003】Collegoは有効成分である胞子を含有する
粉体と、それを懸濁するためのショ糖を含有する溶液と
がセットで販売されており、使用時にはこの2成分を混
合し水で希釈する必要があるためかなりの労力を要す
る。また、こうした剤型は粉立ちを引き起こすものであ
る。一方、現在菌体濃縮液の形で商品化されているDeVi
neについては長期保存ができないという問題点がある[W
eed Science 34(Suppl.1)(1986) :15〜16]。
【0004】近年米国及びカナダにおいては、畑作条件
下でこれらの微生物除草剤を使用するため、雑草への付
着性を向上させるため及び葉面上での保湿を目的とし
て、W/Oタイプの乳化剤を用いた研究が行われている[We
ed Technology 5,(1991) :442〜444]。W/O界面活性剤は
主に化粧品及び食料品で用いられ一般的に市販されてい
るが、農薬での使用例はあまりない。W/Oタイプの乳化
剤を用いる場合、薬剤の散布において特殊な散布機を用
いなくてはならないという使用上の問題があり、また用
いられるW/Oタイプの界面活性剤として植物油の原油由
来のレシチンを用いた場合、ロット間でのレシチン含有
量に差があったり、原油の色が異なったり、悪臭を伴っ
たりして、製品品質管理上の問題があり、実際にこれら
の製剤形態は使用されていない。
【0005】一方、近年日本国内においても雑草を宿主
とする植物病原菌を利用した微生物除草剤の開発が試み
られている。特にノビエ用微生物除草剤の開発が進んで
おり、水田用の微生物除草剤としてはCochliobolus lun
atus [Weed Research(1987),27, 43-47、特開平5-28496
3号公報]、あるいはUstilago trichophora [WO93/0565
6]、Drechslera monoceras (Exserohilum monocerasの
異名) [特開平3-219883号公報、特開平4-226905号公
報、特開平4-360678号公報、特開平4-370090号公報、特
開平6-277042号公報、特開平6-329513号公報、特開平6-
247822号公報、特開平7-31467号公報、特開平7-79784号
公報、特開平8-175917号公報]等を利用したものが知ら
れている。ノビエの病原菌を単独もしくは化学除草剤原
体と混合した形で、既存の化学除草剤の剤型に準じて製
剤化する試みが提案されている[特開平4-226905号、特
開平4-360678号各公報]。しかしながら、これらに記さ
れている剤の組成は従来の化学除草剤と同様であり、粒
剤はすぐに水中に沈降し病原微生物がノビエの葉面に付
着するチャンスが少ないので除草活性が低い。水和剤は
散布時の撒きむら、希釈時の粉立ち等の問題を依然とし
て持ち合わせるものと考えられる。また処理上の不便さ
から水和剤は水田用除草剤としては一般的ではない。さ
らにフロアブル剤を初めとする液剤では保存性が悪いと
いう欠点を有している。また水面に微生物を展開させる
施用方法として油剤が開発されているが[特開平6-17924
3号公報]、危険物の扱いをしなくてはならず保管上問題
がある。さらに、特開平6-179243号公報記載の油剤は薬
剤の滴下施用時に風等の影響を受けやすく油が稲体に直
接罹った場合稲体にダメージを与える危険性がある。水
田でノビエの様な雑草、イネミズゾウムシの様な害虫は
水面で防除したほうが効果的であり、水面浮遊性の化学
農薬の研究もなされている[特開平5-78204号公報]が、
キャリアーとしてガラス質鉱物、軽石を用いているが、
これらのキャリアーは微生物と接着しにくく微生物農薬
には使えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の製剤
化方法では、取扱いが容易で、かつ保存性に優れる水面
浮遊性の微生物農薬を調製することはできなかった。本
発明は、このような微生物農薬の製剤化に関する問題を
解決することをその目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、既存の水
田用化学農薬の有する環境汚染等の問題点を踏まえ、湛
水下の水田で扱いやすい微生物農薬について鋭意検討を
重ねた。その結果、W/Oタイプ(油中水滴型)の界面活
性剤を含む油で微生物を包み、更に嵩比重の小さい粉体
でコーティングして紛状又は粒状にすることにより、油
剤、フロアブル剤等と同様、水面を速やかに拡展し、か
つ水面に浮遊し、水面で除草等の効果を発揮する農薬を
調製できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】即ち、本発明は、微生物とW/O タイプの界
面活性剤と油と嵩比重の小さい粉体とを含んでなること
を特徴とする水面浮遊性微生物農薬、並びに該農薬の製
造方法及び使用方法である。
【0009】本発明の微生物農薬は、粒剤タイプの農薬
のように水中に沈降せず、長時間水面を浮遊するので、
ノビエのような雑草やイネミズゾウムシのような害虫に
有効に作用することができる。また、本発明の微生物農
薬は、フロアブル剤タイプの農薬や油剤タイプの農薬の
ように、保存性や取扱いに関する問題もない。さらに、
微生物をベースとしたもので、環境に与える影響も非常
に少ない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 (1)本発明の農薬の製造方法 本発明の農薬の製造方法は、微生物を水に懸濁し、この
懸濁液にW/O タイプの界面活性剤を含む油を加えて混合
し、さらに、これに嵩比重の小さい粉体を加えて、行
う。
【0011】ここで使用する微生物としては、農薬とし
て機能し得る微生物であればどのようなものでもよく、
例えば、除草活性を有する微生物、殺虫活性を有する微
生物、抗菌活性を有する微生物などを使用することがで
きる。除草活性を有する微生物としては、アクレモニウ
ム(Acremonium)属、アルタナリア(Alternaria)属、バイ
ポラリス(Bipolaris)属、セファロスポリウム(Cephalos
porium)属、セルコスポーラ(Cercospora)属、コクリオ
ボラス(Cochlioborus)属、コレトトリカム(Colletotric
hum)属、カルブラリア(Curvularia)属、ドレックスレラ
(Drechslera)属、エピコッコソラス(Epicoccosorus)
属、エキセロハイラム(Exserohirum)属、フザリウム(Fu
sarium)属、ニンビア(Nimbya)属、フィトフトーラ(Phyt
ophthora)属、プシニア(Puccinia)属、スクレロチニア
(Sclerotinia)属、ウスチラゴ(Ustilago)属などに属す
る糸状菌などを例示することができ、これらの中でもエ
キセロハイラムモノセラス B026(Exserohilum monocer
as B026)(FERM BP-4215)、エキセロハイラムモノセ
ラス B232(Exserohilum monoceras B232)(FERM BP-4
217)、エキセロハイラムモノセラス B263(Exserohilu
m monoceras B263)(FERM BP-4218)、エキセロハイラ
ムモノセラス B267(Exserohilum monoceras B267)(F
ERM BP-4219)、エキセロハイラムモノセラス B276(Ex
serohilum monoceras B276)(FERM BP-4220)、エキセ
ロハイラムモノセラス JTB-012(Exserohilum monocera
s JTB-012)(FERM BP-5271)、エキセロハイラムモノ
セラス JTB-013(Exserohilum monoceras JTB-013)(F
ERM BP-5272)、エキセロハイラムモノセラス JTB-799
(Exserohilum monoceras JTB-799)(FERM BP-527
3)、エキセロハイラムモノセラス JTB-803(Exserohil
um monoceras JTB-803)(FERM BP-5274)、エキセロハ
イラムモノセラス JTB-808(Exserohilum monoceras JT
B-808)(FERM BP-5275)、カルブラリア属菌(Curvula
ria sp.)B-261(FERM BP-4249)、カルブラリア属菌
(Curvularia sp.)B-236(FERM BP-4248)、カルブラ
リア属菌(Curvularia sp.)B-245(FERM BP-4247)、
ニンビアスシルピコラ(Nimbya scirpicola K-004)(F
ERM BP-4448)、エピコッコソラスネマトスポラス (Epi
coccosorus nematosporus K-035)(FERM BP-4477)等を
用いることが特に好ましい。 いずれの菌株の分生胞子
とも表面が疎水性で、乾燥状態では粉立ちを生じ易い
が、本発明に従って製剤化する事によりこうした物性が
改良され取り扱いが容易になる。微生物としては、分生
胞子のような無性胞子を用いるのが好ましいが、有性胞
子や菌糸片等を利用しても差し支えない。微生物の添加
量は、農薬としての機能し得る範囲内であれば特に制限
はなく、使用する微生物に応じて決めればよい。例え
ば、エキセロハイラムモノセラス分生胞子を利用する場
合であれば、農薬中の含有量が1×103〜1×109 個/
gになるように加えるのが好ましく、1×105〜1×10
8 個/gになるように加えるのが更に好ましく、カルブ
ラリア属菌分生胞子を利用する場合であれば、農薬中の
含有量が1×105〜1×1012個/gになるように加える
のが好ましく、1×107〜1×1010個/gになるように
加えるのが更に好ましい。なお、本発明に用いられる胞
子等は従来より知られている方法により得ることができ
る。例えばエキセロハイラム属の微生物の場合、分生胞
子はオートミール蔗糖寒天培地や、V8ジュース寒天培
地等に菌体を接種して25度で20日培養することにより、
容易に得ることができる。
【0012】本発明においては、微生物を直接油でコー
ティングしてもよいが、好ましくは微生物を鉱物質キャ
リヤーと混合してから、油でコーティングする。ここで
使用する鉱物質キャリアーとしては、特に限定はない
が、珪藻土、ゼオライト、ホワイトカーボン等の多孔質
鉱物が好ましい。このように、微生物の周囲を鉱物質キ
ャリヤーで覆うことにより、胞子の生存に必要な空気、
水分が鉱物質キャリヤーから供給され、微生物の保存性
が向上する。また、鉱物質キャリヤーの付着性を向上さ
せるため、鉱物質キャリヤーと共にバインダーを混合す
ることがさらに好ましい。ここで使用するバインダーと
しては、可溶性デンプン、アラビアゴム、キサンタンガ
ム、カラギーナンガム、リグニンスルホン酸塩、ヒドロ
キシエチルセルロース(HEC)、カルボキシメチルセ
ルロース(CMC)等を例示することができる。
【0013】本発明において用いることのできる油とし
ては、大豆油、菜種油、ひまし油、綿実油、米糠油、パ
ーム油、オリーブ油、サフラワー油、ホホバ油等の植物
油、スピンドル油、ヘビーホワイトオイル、ライトホワ
イトオイル、ミネラルスピリット、ミネラルターペン、
ナフテン油、パラフィン油、農薬用マシン油等の鉱物
油、シリコーンオイルあるいは珪素油等があげられる
が、これらに限定されるものではない。油の添加量は、
特に制限はないが、農薬中の含有量が10〜70%となるよ
うに加えるのが好ましく、10〜50%となるように加える
のがさらに好ましい。
【0014】これらの油には、予めW/O タイプの界面活
性剤を加えておく。ここで使用する界面活性剤として
は、HLB値(親水親油バランス、hydrophile-lypophile
balance)の低いものであれば限定はないが、HLB値が3
〜7の範囲のものが好ましく、ポリグリセリルステアレ
ート系、ポリグリセリルオレエート系、モノグリセリン
エステル系、ソルビタンステアレート系、ソルビタンオ
レエート系、ソルビタンエステル系、ノニルフェノール
系などのノニオン系界面活性剤が更に好ましい。これら
の界面活性剤の中でも特に本発明に好適なものとして
は、ポリグリセリルステアレート系では、ホスタセリン
(Hostacerin)WOL 〔ポリグリセリル-2- セスキイソス
テアレート〕(ヘキスト社製)、ポリグリセリルオレエ
ート系では、ホスタセリン DGO〔ポリグリセリル-2- セ
スキイソオレエート〕(ヘキスト社製)、モノグリセリ
ンエステル系では、カデナックスGS-90 (ライオン
(株)製)、ソルビタンステアレート系では、レオドー
ルSP-S10〔ソルビタンモノステアレート〕(花王(株)
製)、レオドールAS-10 〔ソルビタンモノステアレー
ト〕(花王(株)製)、エマゾールS-10〔ソルビタンモ
ノステアレート〕(花王(株)製)、エマゾールS-20
〔ソルビタンジステアレート〕(花王(株)製)、ソル
ビタンオレエート系では、レオドールSP-O10〔ソルビタ
ンモノオレエート〕(花王(株)製)、レオドールAO-1
0 〔ソルビタンモノオレエート〕(花王(株)製)、エ
マゾールO-10〔ソルビタンモノオレエート〕(花王
(株)製)、エマゾールO-15R 〔ソルビタンセスキオレ
エート〕(花王(株)製)、ソルビタンエステル系で
は、カデナックスSO-80 (ライオン(株)製)、カデナ
ックスSO-80C(ライオン(株)製)、ノニルフェノール
系では、リポノックスNC-10 (ライオン(株)製)、リ
ポノックスNC-20 (ライオン(株)製)、グリセロール
脂肪酸エステルを例示することができる。
【0015】界面活性剤の添加量は、特に制限はない
が、農薬中の含有量が0.1 〜10%となるように加えるの
が好ましく、1〜5%となるように加えるのがさらに好
ましい。
【0016】W/O タイプの界面活性剤を含む油と共に、
粘度を調整するために、ラノリン、ワセリン、みつろ
う、パラフィンワックス、グリセロール等を添加しても
差し支えない。これらの粘度調製剤の添加量は、特に制
限はないが、農薬中の含有量が0〜60%となるように加
えるのが好ましく、5〜20%となるように加えるのがさ
らに好ましい。
【0017】また、水面拡展のためにフタル酸ジイソノ
ニル(DINP)、フタル酸ジイソデシル(DIDP)、フタル酸ジ
オクチル(DOP) 等のフタル酸系の化合物を添加すること
もできる。これら水面拡展剤の添加量は、特に制限はな
いが、農薬中の含有量が0〜20%となるように加えるの
が好ましく、5〜15%となるように加えるのがさらに好
ましい。
【0018】さらに、W/O乳化の安定剤として、ステア
リン酸のアルミニウム塩又はマグネシウム塩あるいはグ
リセロールトリステアレートを添加しても差し支えな
い。これらの安定剤の添加量は、特に制限はないが、農
薬中の含有量が0〜5%となるように加えるのが好まし
く、0〜2%となるように加えるのがさらに好ましい。
以上の他に、必要に応じて各種添加剤、例えば菌体の生
育に有用な窒素源類(硝酸塩、アンモニア、アミノ酸類
等)や炭素源類、または、胞子の発芽を促進する物質
(カルボキシメチルセルロースナトリウム塩、ナフタリ
ンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物、ポリエチレ
ングリコール等)、さらに保湿剤(ヒアルロン酸等の多
糖類、コラーゲン、アミノ酸やタンパク類、グリセリ
ン、油脂類等)等を添加、使用することは何等差支えな
い。
【0019】嵩比重の小さい粉体は、比重が1以下のも
のであればどのようなものでもよいが、ホワイトカーボ
ン類(カープレックス67,カープレックス80、塩野義製
薬製あるいは Hisil 233三洋貿易社製)、活性炭などを
使用するのが好ましい。嵩比重の小さい粉体の添加量
は、特に制限はないが、農薬中の含有量が10〜80%とな
るように加えるのが好ましく、30〜60%となるように加
えるのがさらに好ましい。上記各成分を混合した後、乾
燥し、乾燥物を粉砕することにより、粉状または粒状の
本発明の農薬を製造することができる。
【0020】以上の本発明の農薬の製造方法を、図1を
もって説明する。微生物の胞子は、通常嵩比重が1以上
であるため単独では水に浮くことはない(図1a)。微
生物の胞子懸濁液に、カルボキシメチルセルロース等の
バインダーと珪藻土のような鉱物質キャリヤーを混合す
ると、胞子1の周囲に鉱物質キャリヤーの粒子2が付着
する(図1b)。この胞子懸濁液にW/O タイプの界面活
性剤を含む油(比重0.7 程度)を加えて混合すると、胞
子の周囲に油の層3が形成される(図1c)。さらに、
これにホワイトカーボン(比重約0.25程度)のような嵩
比重の小さい粉体を加えて混合すると、油の層3の外側
に嵩比重の小さい粉体の粒子4が付着する(図1d)。
これにより胞子は水に浮遊するようになる。
【0021】(2)本発明の農薬の使用方法 本発明の農薬は、水田に発生する雑草、特にノビエに対
する除草剤として使用することが好ましい。但し、除草
剤としてだけでなく、使用する微生物の性質に応じて、
殺虫剤、植物病害防除剤等としても使用することができ
る。
【0022】除草剤として用いる場合、除草対象とする
植物の生育段階については特に制限はないが、水面に浮
遊するという性質から、植物体全体が水田水中に水没し
た状態にある生育初期のものに対して特に有効である。
例えば、湛水深が3〜10cmの場合、ノビエであれば2葉
期以下の生育段階のものに対する効果が大きい。なお、
微生物として前記した除草活性を有する微生物を用いた
場合には、本発明の農薬は、水田における有用作物であ
るイネの生育に対しては何等影響を与えない。
【0023】本発明の農薬を水田の除草に施用する場
合、その施用方法は、雑草を有効に防除し得る方法であ
れば特に制限されないが、湛水下の水田に施用すること
が望ましい。また、この場合の農薬の使用時期は、特に
制限されないが、水没状態の幼植物に対し特に効果が高
いため、代かき後、好ましくは田植え後初期に使用する
のが望ましい。
【0024】また、本発明の農薬を圃場にて施用する場
合、その施用量は、使用する微生物の種類に応じて決め
ればよいが、例えば、微生物としてエキセロハイラムモ
ノセラスを用いる場合であれば、分生胞子量にして1×
106〜1×1015個/10アール、好ましくは1×107〜1×
1012個/10アールであり、カルブラリア属菌を用いるの
であれば、分生胞子量にして1×107〜1×1016個/10
アール、好ましくは1×108〜1×1013個/10アールで
ある。
【0025】
【実施例】
〔製剤例1〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油4
0gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに48gのホワ
イトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と
混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-
300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0026】〔製剤例2〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)10.0
%、ヒマシ油(和光純薬社製)62.9%、ラノリン(和光
純薬社製)12.7%、パラフィンワックス(和光純薬社
製)6.4%、グリセロール脂肪酸エステル(和光純薬社
製)4%、およびグリセロール(和光純薬社製)4%を80
度で均一に混合した油を調製した。この油40gを、上記
分生胞子懸濁液と混和し、さらに48gのホワイトカーボ
ン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混合し、こ
れを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-300ミクロ
ンの微粒剤を調製した。
【0027】〔製剤例3〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ホホバ油(シグマ社製)48.4%、ラノリン(和光純
薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和光純薬社製)
9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和光純薬社製)4
%、およびグリセロール(和光純薬社製)4%を80度で
均一に混合した油を調製した。この油40gを、上記分生
胞子懸濁液と混和し、さらに48gのホワイトカーボン
(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混合し、これ
を風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-300ミクロン
の微粒剤を調製した。
【0028】〔製剤例4〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、リポノックスNC-10(ライオン社製)10
%、ヒマシ油(和光純薬社製)65%、ラノリン(和光純
薬社製)15%、パラフィンワックス(和光純薬社製)8
%、ステアリン酸アルミニウム(和光純薬社製)0.7
%、ステアリン酸マグネシウム(和光純薬社製)1.3%
を80度で均一に混合した油を調製した。この油40gを、
上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに48gのホワイトカ
ーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混合
し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-300
ミクロンの微粒剤を調製した。
【0029】〔製剤例5〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、カデナックスGS90(ライオン社製)10
%、ヒマシ油(和光純薬社製)65%、ラノリン(和光純
薬社製)1%、パラフィンワックス(和光純薬社製)8
%、ステアリン酸アルミニウム(和光純薬社製)0.7
%、ステアリン酸マグネシウム(和光純薬社製)1.3%
を80度で均一に混合した油を調製した。この油40gを、
上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに48gのホワイトカ
ーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混合
し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-300
ミクロンの微粒剤を調製した。
【0030】〔製剤例6〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、ヒマシ油(和光純薬社製)75%、ラノリ
ン(和光純薬社製)9.3%、パラフィンワックス(和光
純薬社製)4.3%、グリセロール脂肪酸エステル(和光
純薬社製)9.3%、 およびステアリン酸アルミニウム
(和光純薬社製)0.7%、ステアリン酸マグネシウム
(和光純薬社製)1.4%を80度で均一に混合した油を調
製した。この油40gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、
さらに48gのホワイトカーボン(カープレックス80、塩
野義製薬社製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を
混合粉砕し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0031】〔製剤例7〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、ヒマシ油(和光純薬社製)71%、ラノリ
ン(和光純薬社製)14.3%、パラフィンワックス(和光
純薬社製)7.7%、グリセロールトリステアレート(和
光純薬社製)1.4%、ソルビタンモノステアレート(和
光純薬社製)2.8%およびPOE(20)ソルビタンモノス
テアレート(和光純薬社製)2.8%を80度で均一に混合
した油を調製した。この油40gを、上記分生胞子懸濁液
と混和し、さらに48gのホワイトカーボン(カープレッ
クス80、塩野義製薬社製)と混合し、これを風乾した
後、乾燥物を混合粉砕し、105-300ミクロンの微粒剤を
調製した。
【0032】〔製剤例8〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、カデナックスSO-80(ライオン社製) 1
0.3%、菜種油51.5%、ラノリン(和光純薬社製)19.3
%、パラフィンワックス(和光純薬社製)10.3%、グリ
セロール脂肪酸エステル(和光純薬社製)4.3%、およ
びグリセロール(和光純薬社製)4.3%を80度で均一に
混合した油を調製した。この油40gを、上記分生胞子懸
濁液と混和し、さらに48gのホワイトカーボン(カープ
レックス80、塩野義製薬社製)と混合し、これを風乾し
た後、乾燥物を混合粉砕し、105-300ミクロンの微粒剤
を調製した。
【0033】〔製剤例9〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を混
合した。一方、ホスタセリンDGO(ヘキスト社製)10
%、ヒマシ油(和光純薬社製)50%、DIDP12.6%、
ラノリン(和光純薬社製)12.6%、パラフィンワックス
(和光純薬社製)6.4%、グリセロール脂肪酸エステル
(和光純薬社製)4.2%、およびグリセロール(和光純
薬社製)4.2%を80度で均一に混合した油を調製した。
この油40gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに48g
のホワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社
製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕
し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0034】〔製剤例10〕(微粒剤) エキセロハイラム モノセラスJTB-808 菌株分生胞子10
8 個を水40mlに懸濁した懸濁液を調製した。一方、ホス
タセリンWOL(ヘキスト社製)9.7%、ライトホワイトオ
イル(シグマ社製)48.4%、ラノリン(和光純薬社製)
24.2%、パラフィンワックス(和光純薬社製)9.7%、
グリセロール脂肪酸エステル(和光純薬社製)4%、お
よびグリセロール(和光純薬社製)4%を80度で均一に
混合した油を調製した。この油0.75gを、上記分生胞子
懸濁液と混和し、さらに1.5gのホワイトカーボン(カー
プレックス80、塩野義製薬社製)と混合し、これを風乾
した後、乾燥物を混合粉砕し、105-300ミクロンの微粒
剤を調製した。
【0035】〔製剤例11〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)0.5g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.01gに、エキセロハイラム モノセラスJTB
-808 菌株分生胞子108 個を水40mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油
0.75gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに1.5gの
ホワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社
製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕
し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0036】〔製剤例12〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)0.5g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.01gに、エキセロハイラム モノセラスJTB
-808 菌株分生胞子108 個を水40mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油
1.0gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに1.5gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0037】〔製剤例13〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)0.5g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.01gに、エキセロハイラム モノセラスJTB
-808 菌株分生胞子108 個を水40mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油
1.25gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに1.5gの
ホワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社
製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕
し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0038】〔製剤例14〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)1.0g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.01gに、エキセロハイラム モノセラスJTB
-808 菌株分生胞子108 個を水40mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油
1.5gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに3.0gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0039】〔製剤例15〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)1.0g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.01gに、エキセロハイラム モノセラスJTB
-808 菌株分生胞子108 個を水40mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油
2.0gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに3.0gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0040】〔製剤例16〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)1.0g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.01gに、エキセロハイラム モノセラスJTB
-808 菌株分生胞子108 個を水40mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油
2.5gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに3.0gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0041】〔製剤例17〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)2.0g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.02gに、エキセロハイラム モノセラスJTB
-808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油
4.0gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに4.4gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0042】〔製剤例18〕珪藻土(オプシルP-1200、
北秋珪藻土社製)15.68g、カルボキシメチルセルロース
(セロゲン7A 、第一工業製薬(株)製)0.32gに、エ
キセロハイラム モノセラスJTB-808 菌株分生胞子109
個を水50mlに懸濁した懸濁液を混合した。一方、ホスタ
セリンWOL(ヘキスト社製)9.7%、ライトホワイトオイ
ル(シグマ社製)48.4%、ラノリン(和光純薬社製)2
4.2%、パラフィンワックス(和光純薬社製)9.7%、グ
リセロール脂肪酸エステル(和光純薬社製)4%、およ
びグリセロール(和光純薬社製)4%を80度で均一に混
合した油を調製した。この油40gを、上記分生胞子懸濁
液と混和し、さらに48gのホワイトカーボン(カープレ
ックス80、塩野義製薬社製)と混合し、これを風乾した
後、乾燥物を混合粉砕し、>1700 、 1700-710 、 710-3
00、 300-212、 212-106、 106-63 、 63>μmの各種粒
径の剤を調製した。
【0043】〔製剤例19〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)3.36g、カ
ルボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製
薬(株)製)0.06gに、エキセロハイラム モノセラスJ
TB-808 菌株分生胞子109 個を水40mlに懸濁した懸濁液
を混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)
9.7%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、
ラノリン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス
(和光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル
(和光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬
社製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この
油8gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに9.6gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0044】〔製剤例20〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)3.36g、カ
ルボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製
薬(株)製)0.06gに、エキセロハイラム モノセラスJ
TB-808 菌株分生胞子2×108 個を水40mlに懸濁した懸
濁液を混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社
製)9.7%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4
%、ラノリン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワッ
クス(和光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エス
テル(和光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光
純薬社製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。
この油8gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに9.6g
のホワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社
製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕
し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0045】〔製剤例21〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)3.36g、カ
ルボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製
薬(株)製)0.06gに、エキセロハイラム モノセラスJ
TB-808 菌株分生胞子0.4×108 個を水40mlに懸濁し
た懸濁液を混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキス
ト社製)9.7%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)4
8.4%、ラノリン(和光純薬社製)24.2%、パラフィン
ワックス(和光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸
エステル(和光純薬社製)4%、およびグリセロール
(和光純薬社製)4%を80度で均一に混合した油を調製
した。この油8gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さら
に9.6gのホワイトカーボン(カープレックス80、塩野義
製薬社製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合
粉砕し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0046】〔製剤例22〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)55g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)1.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
808 菌株分生胞子1010個を水400mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油7
4.4gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに154gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤470gを調製した。
【0047】〔製剤例23〕(微粒剤) エキセロハイラム モノセラスJTB-808 菌株分生胞子10
8 個を水40mlに懸濁した懸濁液を調製した。一方、エマ
ゾールO-15R(花王社製)9.7%、ライトホワイトオイル
(シグマ社製)48.4%、ラノリン(和光純薬社製)24.2
%、パラフィンワックス(和光純薬社製)9.7%、グリ
セロール脂肪酸エステル(和光純薬社製)4%、および
グリセロール(和光純薬社製)4%を80度で均一に混合
した油を調製した。この油0.75gを、上記分生胞子懸濁
液と混和し、さらに1.5gのホワイトカーボン(カープレ
ックス80、塩野義製薬社製)と混合し、これを風乾した
後、乾燥物を混合粉砕し、105-300ミクロンの微粒剤を
調製した。
【0048】〔製剤例24〕(微粒剤) ゼオライト(合成ゼオライト粉末、和光純薬社製)55
g、カルボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一
工業製薬(株)製)1.1gに、エキセロハイラムモノセラ
スJTB-799 菌株分生胞子1010個を水400mlに懸濁した懸
濁液を混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社
製)9.7%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4
%、ラノリン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワッ
クス(和光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エス
テル(和光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光
純薬社製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。
この油74.4gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに1
54gのホワイトカーボン(カープレックス67、塩野義製
薬社製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉
砕し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0049】〔製剤例25〕(微粒剤) ゼオライト(ゼオライト150G、クニミネ工業社製)55
g、カルボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一
工業製薬(株)製)1.1gに、エキセロハイラムモノセラ
スJTB-012 菌株分生胞子1010個を水400mlに懸濁した懸
濁液を混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社
製)9.7%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4
%、ラノリン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワッ
クス(和光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エス
テル(和光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光
純薬社製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。
この油74.4gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに1
54gのホワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製
薬社製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉
砕し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0050】〔製剤例26〕(微粒剤) 珪藻土(ラジオライト700、昭和化学社製)55g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)1.1gに、エキセロハイラム モノセラスJTB-
013 菌株分生胞子1010個を水400mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、リポノックスNC-10(ライオン社製)1
0%、ヒマシ油(和光純薬社製)65%、ラノリン(和光
純薬社製)15%、パラフィンワックス(和光純薬社製)
8%、ステアリン酸アルミニウム(和光純薬社製)0.7
%、ステアリン酸マグネシウム(和光純薬社製)1.3%
を80度で均一に混合した油を調製した。この油74.4g
を、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに154gのホワイ
トカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混
合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-30
0ミクロンの微粒剤を調製した。
【0051】〔製剤例27〕(微粒剤) ホワイトカーボン(カープレックス 67、塩野義製薬社
製)55g、カルボキシメチルセルロース(セロゲン7A
、第一工業製薬(株)製)1.1gに、エキセロハイラム
モノセラスB026菌株分生胞子1010個を水400mlに
懸濁した懸濁液を混合した。一方、エマゾール O-15R
(花王社製)9.7%、ライトホワイトオイル(シグマ社
製)48.4%、ラノリン(和光純薬社製)24.2%、パラフ
ィンワックス(和光純薬社製)9.7%、グリセロール脂
肪酸エステル(和光純薬社製)4%、およびグリセロー
ル(和光純薬社製)4%を80度で均一に混合した油を調
製した。この油74.4gを、上記分生胞子懸濁液と混和
し、さらに154gのホワイトカーボン(カープレックス8
0、塩野義製薬社製)と混合し、これを風乾した後、乾
燥物を混合粉砕し、105-300ミクロンの微粒剤を調製し
た。
【0052】〔製剤例28〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)55gカルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)1.1gに、エキセロハイラム モノセラスB2
32菌株分生胞子1010個を水400mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、レオドール SP-010(花王社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油7
4.4gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに154gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0053】〔製剤例29〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)55g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)1.1gに、エキセロハイラム モノセラスB2
63菌株分生胞子1010個を水400mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、エマゾール O-10(花王社製)9.7%、
ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノリン
(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和光純
薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和光純
薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社製)4%
を80度で均一に混合した油を調製した。この油74.4g
を、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに154gのホワイ
トカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混
合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-30
0ミクロンの微粒剤を調製した。
【0054】〔製剤例30〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)55g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)1.1gに、エキセロハイラム モノセラスB2
76菌株分生胞子1010個を水400mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油7
4.4gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに154gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0055】〔製剤例31〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、カルブラリア属菌B-236 菌株分生胞
子1010個を水40mlに懸濁した懸濁液を混合した。一方、
カデナックスSO-80(ライオン社製) 10.3%、菜種油5
1.5%、ラノリン(和光純薬社製)19.3%、パラフィン
ワックス(和光純薬社製)10.3%、グリセロール脂肪酸
エステル(和光純薬社製)4.3%、およびグリセロール
(和光純薬社製)4.3%を80度で均一に混合した油を調
製した。この油40gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、
さらに48gのホワイトカーボン(カープレックス80、塩
野義製薬社製)と混合し、これを風乾した後、乾燥物を
混合粉砕し、105-300ミクロンの微粒剤を調製した。
【0056】〔製剤例32〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)5g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)0.1gに、アルタナリアヘリアンティ(Altenar
ia helianthi)IFO-9089菌株分生胞子109 個を水40mlに
懸濁した懸濁液を混合した。一方、カデナックスSO-80
(ライオン社製) 10.3%、菜種油51.5%、ラノリン
(和光純薬社製)19.3%、パラフィンワックス(和光純
薬社製)10.3%、グリセロール脂肪酸エステル(和光純
薬社製)4.3%、 およびグリセロール(和光純薬社製)
4.3%を80度で均一に混合した油を調製した。この油40g
を、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに48gのホワイ
トカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混
合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-30
0ミクロンの微粒剤を調製した。
【0057】〔製剤例33〕(微粒剤) 珪藻土(オプシルP-1200、北秋珪藻土社製)55g、カル
ボキシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)1.1gに、ニンビアスシルピコラK-004 菌株分
生胞子109 個を水400mlに懸濁した懸濁液を混合した。
一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7%、ライト
ホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノリン(和光
純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和光純薬社
製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和光純薬社
製)4%、およびグリセロール(和光純薬社製)4%を80
度で均一に混合した油を調製した。この油74.4gを、上
記分生胞子懸濁液と混和し、さらに154gのホワイトカー
ボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)と混合し、
これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、105-300ミク
ロンの微粒剤470gを調製した。
【0058】〔製剤例34〕(微粒剤) 珪藻土(ラジオライト700、昭和化学社製)55g、カルボ
キシメチルセルロース(セロゲン7A 、第一工業製薬
(株)製)1.1gに、エピコッコソラスネマトスポラスK-
035 菌株分生胞子1011個を水400mlに懸濁した懸濁液を
混合した。一方、ホスタセリンWOL(ヘキスト社製)9.7
%、ライトホワイトオイル(シグマ社製)48.4%、ラノ
リン(和光純薬社製)24.2%、パラフィンワックス(和
光純薬社製)9.7%、グリセロール脂肪酸エステル(和
光純薬社製)4%、およびグリセロール(和光純薬社
製)4%を80度で均一に混合した油を調製した。この油7
4.4gを、上記分生胞子懸濁液と混和し、さらに154gのホ
ワイトカーボン(カープレックス80、塩野義製薬社製)
と混合し、これを風乾した後、乾燥物を混合粉砕し、10
5-300ミクロンの微粒剤を調製した。以下の比較製剤に
ついては特開平4-226905号公報、特開平4-360678号公
報、特開平6-329513号公報に準じて調製した。
【0059】〔比較製剤例1〕(粒剤) ゼオライト(和光純薬製)9.6%、リグニンスルフォン
酸ナトリウム(サンエキス、日本製紙製)2%、ネオペ
レックス(花王製)2%を良く混合した後、エキセロハ
イラム モノセラスJTB-808 菌株分生胞子109 個を水40
mlに懸濁した懸濁液を混合した。これを風乾した後、乾
燥物を混合粉砕し、0.3-3mmの粒剤を調製した。
【0060】〔比較製剤例2〕(水和剤) ネオペレックス(花王製)、2%、Triton X-100(和光
純薬社製)、 2 %、ホワイトカーボン(カープレック
ス80、塩野義製薬社製)5%とエキセロハイラム モノ
セラスJTB-808 菌株分生子109個を水80mlに懸濁した懸
濁液を混合した。これを風乾した後、珪藻土91%を良く
粉砕混合して、水和剤を調製した。
【0061】〔比較製剤例3〕(フロアブル剤) 水80mlに溶解したアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(サンエキスP252、日本製紙製)10%にフロアブル剤
1ml当たりエキセロヒラム モノセラスJTB-808 菌株分
生胞子108個を懸濁したものに9.6mlの0.4%のキサンタン
ガム(ケルザンS、ケルコ社製)を溶解し、上記サンエ
キス溶液に加えて混合し、フロアブル剤を調製した。
【0062】〔比較製剤例4〕(カプセル剤) アルギン酸ナトリウム(和光純薬社製)0.7%、カオリ
ン(和光純薬社製)5%、グリセリン(和光純薬社製)1
5%、水79.3%の混合液1ml中にエキセロヒラムモノセ
ラスJTB-808 菌株分生胞子108個を懸濁し、0.2モル酢酸
カルシウム(和光純薬社製)溶液中に滴下してカプセル
状生成物を得た。これを細断した後、篩にかけ、風乾し
カプセル剤を調製した。
【0063】〔実施例1〕 長期保存試験 上記の方法で調製した製剤及び対照溶液を4℃にて保存
した。その後経時的にサンプリングし、製剤品約0.1gを
0.02%Tween 20溶液中に懸濁し、予め滅菌したポテトデ
キストロース寒天培地(DIFCO社製)のシャーレに植菌
した。15時間25℃暗所で培養した後、胞子発芽率を測定
した。発芽率は顕微鏡下で任意の100 胞子中の発芽胞子
数を計測し、割合を百分率で表した。この値の5反復の
平均をとり製剤の長期保存性として評価した。結果を表
1に示す。
【0064】
【表1】 長期保存試験
【0065】表1が示すように、本発明の農薬は、微生
物の長期的な保存に非常に適している。
【0066】〔実施例2〕 水面浮遊性試験 上記方法で調製した製剤及び比較製剤について水面での
浮遊性をしらべた。500mlのビーカーに脱塩水を300ml注
ぎ、各製剤品を0.1g中心部に落とし室温に静置し、製剤
品が全て沈降するのに要する時間を測定した。なお24時
間経過しても沈降しない場合は水面浮遊性を有するとし
た。結果を表2に示す。
【0067】
【表2】 水面浮遊性試験
【0068】〔実施例3〕 ノビエに対する製剤品の除
草効果試験 1/10000 アールのポットに水田土を用いて35個体のノビ
エを1葉期程度まで育苗した後生育のそろった20個体を
ポットに残し、ポットを湛水し植物体を水没させ、各ポ
ットを製剤例1-9 、23-31及び比較製剤1-3に従って調製
した製剤品で処理した。各処理の内容は以下のとおりで
ある。
【0069】<無処理>0.02%TritonX-100水溶液のみ
を1ml(10L/アール)滴下した。 <分生胞子懸濁液処理>エキセロハイラムモノセラスJT
B-808の分生胞子1×105個(1×109個/アール)を0.0
2%TritonX-100水溶液1ml(10L /アール)で懸濁し、
滴下した。
【0070】<製剤品処理>製剤処方の異なる各種製剤
品でポット当たり1×105個(1×109個/アール)にな
るように処理した。処理後4週間にわたり処理を施した
ポットと無処理のポットとの間でノビエの生育状態を比
較観察した。その際、無処理ポットにおけるノビエの生
育状況と差異のなかった場合を0%、全個体が枯死した
場合を100 %とする百分率で除草活性の判定を行った。
結果を表3に示す。
【0071】
【表3】 製剤品の効果試験
【0072】〔実施例4〕 ノビエ除草活性に対する製
剤品の粒径の影響試験 1/10000 アールのポットに水田土を用いて35個体のノビ
エを1葉期程度まで育苗した後、生育のそろった20個体
をポットに残し、ポットを湛水し植物体を水没させ、各
ポットを製剤例18に従って調製した製剤組成物で処理し
た。各処理の内容は以下のとおりである。
【0073】<無処理>0.02%TritonX-100水溶液のみ
を1ml(10L/アール)滴下した。 <分生胞子懸濁液処理>エキセロハイラムモノセラスJT
B-808の分生胞子1×105個(1×109個/アール)を0.0
2%TritonX-100水溶液1ml(10L /アール)で懸濁し、
滴下した。
【0074】<製剤品処理>粒径の異なる各種製剤品で
ポット当たり1×105個(1×109個/アール)になるよ
うに処理した。処理後4週間にわたり処理を施したポッ
トと無処理のポットとの間でノビエの生育状態を比較観
察した。その際、無処理ポットにおけるノビエの生育状
況と差異のなかった場合を0%、全個体が枯死した場合
を100 %とする百分率で除草活性の判定を行った。結果
を表4に示す。
【0075】
【表4】 製剤品の粒径試験
【0076】いずれの剤型も水面に浮遊して活性を示す
が、表4で明らかなように粒径の小さい方が分生胞子が
分散し高い活性を示した。これより、粒径として300μm
以下の粒剤が好ましいことがわかった。
【0077】〔実施例5〕 ノビエ除草活性に対する製
剤品中の分生胞子濃度の影響試験 1/10000 アールのポットに水田土を用いて35個体のノビ
エを1葉期程度まで育苗した後生育のそろった20個体を
ポットに残し、ポットを湛水し植物体を水没させ、各ポ
ットを製剤例19-21に従って調製した製剤組成物で処理
した。各処理の内容は以下のとおりである。
【0078】<無処理>0.02%TritonX-100水溶液のみ
を1ml(10L/アール)滴下した。 <分生胞子懸濁液処理>エキセロハイラムモノセラスJT
B-808の分生胞子1×104個(1×108個/アール)を0.0
2%TritonX-100水溶液1ml(10L /アール)で懸濁し、
滴下した。
【0079】<製剤品処理>分生胞子含量の異なる各種
製剤品でポット当たり1×104個(1×108個/アール)
になるように処理した。処理後4週間にわたり処理を施
したポットと無処理のポットとの間でノビエの生育状態
を比較観察した。その際、無処理ポットにおけるノビエ
の生育状況と差異のなかった場合を0%、全個体が枯死
した場合を100 %とする百分率で除草活性の判定を行っ
た。結果を表5に示す。
【0080】
【表5】 分生胞子濃度の影響試験
【0081】〔実施例6〕 ノビエ除草活性に対する製
剤品中の油濃度の影響試験 1/10000 アールのポットに水田土を用いて35個体のノビ
エを1葉期程度まで育苗した後生育のそろった20個体を
ポットに残し、ポットを湛水し植物体を水没させ、各ポ
ットを製剤例10-17に従って調製した製剤組成物で処理
した。各処理の内容は以下のとおりである。
【0082】<無処理>0.02%TritonX-100水溶液のみ
を1ml(10L/アール)滴下した。 <分生胞子懸濁液処理>エキセロハイラムモノセラスJT
B-808の分生胞子1×105個(1×109個/アール)を0.0
2%TritonX-100水溶液1ml(10L /アール)で懸濁し、
滴下した。
【0083】<製剤品処理>分生胞子含量の異なる各種
製剤品でポット当たり1×105個(1×109個/アール)
になるように処理した。処理後4週間にわたり処理を施
したポットと無処理のポットとの間でノビエの生育状態
を比較観察した。その際、無処理ポットにおけるノビエ
の生育状況と差異のなかった場合を0%、全個体が枯死
した場合を100 %とする百分率で除草活性の判定を行っ
た。結果を表6に示す。
【0084】
【表6】 油濃度の影響試験
【0085】表6に示すように用いる油濃度による大き
な差異は認められなかった。
【0086】〔実施例7〕 作物に対する影響試験 イネ、コムギ、ナス、ダイズ、カンラン、キュウリ及び
ノビエを供試植物とした。作物を市販のポットで生育さ
せ、2から5葉期のものを試験材料とした。
【0087】本発明の微生物除草剤は、オートミール蔗
糖寒天培地上で培養して得られたJTB-808分生胞子を製
剤例1に従って製剤し、0.02%Tween 20溶液中に懸濁、
106個/ml に調整し、エアスプレーを用いて、各種作物
に接種を行った。すぐに25度の湿室に24時間置いた後、
25度の温室に移し、3週間後の各種作物の発病個体率及
び防除率を調査した。その結果を表7に示した。なお、
ノビエの発病個体率は100%であった。
【0088】
【表7】 作物に対する影響試験
【0089】表7から明かな通り、本発明の微生物除草
剤は、イネ、コムギ、ナス、キュウリ、カンラン、ダイ
ズの生育に影響を与えなかった。
【0090】〔実施例8〕 製剤品のノビエに対する除
草効果(圃場試験) 実際の圃場の中に畦波シートで1/100 アールの区画を作
り、イネを移植し催芽したノビエを播種した。ノビエを
1葉期程度まで生育させ各区7cmまで湛水しノビエを
水没させ、各区を製剤例22に従って調製した製剤組成物
及び分生胞子懸濁液で処理した。各処理の内容は以下の
とおりである。
【0091】無処理:0.02%TritonX-100水溶液のみを1
00ml(10L/アール)滴下した。 分生胞子懸濁液:エキセロハイラムモノセラスJTB-808
の分生胞子3×107個及び1×108個(3×109個及び1
×1010個/アール)を0.02%TritonX-100水溶液100ml
(10L/アール)で懸濁し、滴下した。 処理区:製剤例22に従って調製した製剤品で区当たり3
×107個及び1×108個(3×109個及び1×1010個/ア
ール)になるように処理した。
【0092】処理後4週間にわたり処理を施した区と無
処理の区との間でノビエの生育状態を比較観察し、また
残存した個体数を数え防除率を求めた。またその際、無
処理区におけるノビエの生育状況と差異のなかった場合
を0%、全個体が枯死した場合を100 %とする百分率で
生育阻害度の達観判定を行った。結果を表8に示す。
【0093】
【表8】 製剤品のノビエに対する除草効果(圃場試
験)
【0094】表8から明かな通り、本発明の微生物製剤
は、ノビエに対して優れた防除効果を示した。また、イ
ネに対する影響は認められなかった。
【0095】
【発明の効果】本発明は、取扱いが容易で、かつ保存性
に優れる、新規な水面浮遊性微生物農薬を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の農薬の製造方法の概要を示す図であ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物とW/Oタイプの界面活性剤と油と
    嵩比重の小さい粉体とを含んでなることを特徴とする水
    面浮遊性微生物農薬。
  2. 【請求項2】 前記微生物が、除草能を有する微生物で
    あることを特徴とする請求項1記載の水面浮遊性微生物
    農薬。
  3. 【請求項3】 前記除草能を有する微生物が、エキセロ
    ハイラム(Exserohilum)属に属する微生物であること
    を特徴とする請求項2記載の水面浮遊性微生物農薬。
  4. 【請求項4】 前記エキセロハイラム属に属する微生物
    が、エキセロハイラムモノセラス(Exserohilum monoce
    ras)に属する微生物であることを特徴とする請求項3
    記載の水面浮遊性微生物農薬。
  5. 【請求項5】 前記W/Oタイプの界面活性剤が、HLB値が
    3〜7の範囲にある界面活性剤であることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の水面浮
    遊性微生物農薬。
  6. 【請求項6】 HLB値が3〜7の範囲にある界面活性剤
    が、ポリグリセリルステアレート系、ソルビタンステア
    レート系、ポリグリセリルオレエート系、ソルビタンオ
    レエート系、モノグリセリンエステル系、ソルビタンエ
    ステル系、グリセロール脂肪酸エステル系、ノニルフェ
    ノール系のノニオン系界面活性剤より選抜された界面活
    性剤であることを特徴とする請求項5記載の水面浮遊性
    微生物農薬。
  7. 【請求項7】 前記嵩比重の小さい粉体が、ホワイトカ
    ーボンであることを特徴とする請求項1ないし請求項6
    のいずれか一項に記載の水面浮遊性微生物農薬。
  8. 【請求項8】 微生物を水に懸濁し、この懸濁液にW/O
    タイプの界面活性剤を含む油を加えて混合し、さらに、
    これに嵩比重の小さい粉体を加えて微生物農薬を製造す
    ることを特徴とする水面浮遊性微生物農薬の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記懸濁液が、微生物と鉱物質キャリヤ
    ーを水に懸濁したものであることを特徴とする請求項8
    記載の水面浮遊性微生物農薬の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項7のいずれか一
    項に記載の水面浮遊性微生物農薬を水田に施すことを特
    徴とする水面浮遊性微生物農薬の使用方法。
  11. 【請求項11】 ヒエ(Echinochloa )属に属する植物
    を防除対象とすることを特徴とする請求項10記載の水
    面浮遊性微生物農薬の使用方法。
JP8345127A 1996-12-25 1996-12-25 水面浮遊性微生物農薬 Pending JPH10182309A (ja)

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