JPH10184335A - 内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置 - Google Patents

内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置

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JPH10184335A
JPH10184335A JP34301396A JP34301396A JPH10184335A JP H10184335 A JPH10184335 A JP H10184335A JP 34301396 A JP34301396 A JP 34301396A JP 34301396 A JP34301396 A JP 34301396A JP H10184335 A JPH10184335 A JP H10184335A
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JP
Japan
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blow
gas passage
internal combustion
combustion engine
abnormality
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JP34301396A
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English (en)
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Yoshinori Maekawa
佳範 前川
Masaaki Nakayama
中山  昌昭
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブローバイガス通路の異常を的確に検出しブ
ローバイガスの大気中への放出及び内燃機関に対する悪
影響を最小限に抑えること。 【解決手段】 内燃機関1で発生するブローバイガスを
吸気通路12側に戻すブローバイガス通路27で洩れま
たは抜け異常があると、内燃機関1のアイドル時である
ときの負荷量としての例えば、ISC(アイドル回転数
制御)バルブ20のISC開度が計測され、そのISC
開度が所定開度より少ないときにはECU40にてブロ
ーバイガス通路27で洩れまたは抜け異常が生じている
と判定される。このように、内燃機関1のアイドル時の
負荷量を検出するという簡単で安価な構成であって、ブ
ローバイガス通路27の洩れまたは抜け異常が的確に検
出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼室
からクランクケースに洩出するブローバイガスを吸気通
路側に還元するブローバイガス通路の異常を検出するブ
ローバイガス通路異常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の燃焼室からクランクケ
ースに洩出するブローバイガスに対してブローバイガス
通路を設け吸気通路側に還元してブローバイガスの大気
中への放出を防止するブローバイガス還元システムが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブローバイ
ガス通路に破れ・配管外れ等の異常が起きるとブローバ
イガスが大気中に放出され近年の環境汚染の防止に反す
るものとなる可能性がある。
【0004】そこで、この発明はかかる問題点を解決す
るためになされたもので、ブローバイガス通路の異常を
的確に検出しブローバイガスの大気中への放出及び内燃
機関に対する悪影響を最小限に抑えることができる内燃
機関のブローバイガス通路異常検出装置の提供を課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の内燃機関のブ
ローバイガス通路異常検出装置によれば、異常判定手段
で内燃機関で発生するブローバイガスを吸気通路側に戻
すブローバイガス通路の異常が内燃機関の運転状態がア
イドル時であるときの負荷量に基づき判定される。この
ため、内燃機関の運転状態がアイドル時であるときの負
荷量を知ることで、ブローバイガス通路の異常が的確に
検出され、ブローバイガスの大気中への放出及び内燃機
関に対する悪影響を最小限とすることができる。
【0006】請求項2の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、吸気量計測手段を用いて負荷量を計
測するという簡単で安価な構成によって、ブローバイガ
ス通路の異常が的確に検出され、ブローバイガスの大気
中への放出及び内燃機関に対する悪影響を最小限とする
ことができる。
【0007】請求項3の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、吸気量計測手段によって内燃機関の
アイドル時の機関回転数が所定回転数となるように制御
するアイドル回転数制御バルブの制御量が計測され、そ
の制御量が所定値より少ないときには異常検出手段にて
ブローバイガス通路の洩れまたは抜け異常であると判定
される。このため、内燃機関のアイドル時におけるアイ
ドル回転数制御バルブの制御量、即ち、アイドル回転数
制御バルブの開度が所定値より少ないのは、他から流入
される吸気量が通常より多いことによると判定でき、ブ
ローバイガス通路で洩れまたは抜け異常が発生している
と見做すことができる。このように、アイドル時のアイ
ドル回転数制御バルブの開度を知ることで、ブローバイ
ガス通路の異常が的確に検出され、ブローバイガスの大
気中への放出及び内燃機関に対する悪影響を最小限とす
ることができる。
【0008】請求項4の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、制御量即ち、アイドル回転数制御バ
ルブの開度に対応する判定値が機関回転数毎に設定され
るため、そのときの負荷変動で機関回転数が変わっても
ブローバイガス通路に対する異常判定が正確になされ
る。
【0009】請求項5の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、吸気量計測手段によって内燃機関の
空燃比が計測され、その空燃比が所定値より高いときに
は異常判定手段にてブローバイガス通路の洩れまたは抜
け異常であると判定される。このため、内燃機関の空燃
比が所定値より高いときには、他から流入される吸気量
が通常より多いことによると判定でき、ブローバイガス
通路で洩れまたは抜け異常が発生していると見做すこと
ができる。このように、内燃機関の空燃比を知ること
で、ブローバイガス通路の異常が的確に検出され、ブロ
ーバイガスの大気中への放出及び内燃機関に対する悪影
響を最小限とすることができる。
【0010】請求項6の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、空燃比に対応する判定値が機関回転
数毎に設定されるため、そのときの負荷変動で機関回転
数が変わってもブローバイガス通路に対する異常判定が
正確になされる。
【0011】請求項7の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、圧力検出手段を用いて負荷量に対応
する吸気圧を検出するという簡単で安価な構成によっ
て、その吸気圧が所定値より高いときには、他からの圧
力(大気圧)が影響していると判定でき、ブローバイガ
ス通路で洩れまたは抜け異常が発生していると見做すこ
とができる。このように、内燃機関の負荷量に対応する
吸気圧を知ることで、ブローバイガス通路の異常が的確
に検出され、ブローバイガスの大気中への放出及び内燃
機関に対する悪影響を最小限とすることができる。
【0012】請求項8の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、吸気圧に対応する判定値が機関回転
数毎に設定されるため、そのときの負荷変動で機関回転
数が変わってもブローバイガス通路に対する異常判定が
正確になされる。
【0013】請求項9の内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置では、内燃機関の吸気系の各種機器が正常
であるときにブローバイガス通路の異常判定が実施され
る。このため、ブローバイガス通路の異常が的確に検出
される。
【0014】請求項10の内燃機関のブローバイガス通
路異常検出装置では、内燃機関の燃焼に関連する各種機
器が正常であるときにブローバイガス通路の異常判定が
実施される。このため、ブローバイガス通路の異常が的
確に検出される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0016】〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の
第1実施例にかかる内燃機関のブローバイガス通路異常
検出装置の全体構成を示す概略図である。
【0017】図1において、内燃機関1の吸気系では、
上流側のエアクリーナ11から導入された空気が吸気通
路12に配設されたエアフローメータ33、吸気通路1
2内に配設されたスロットルバルブ13、その下流側の
サージタンク14を通り、更に、インテークマニホルド
15内でインジェクタ16から噴射供給された燃料と混
合され、吸気ポート17から吸気バルブ18を通って各
気筒の燃焼室21内に導入される。また、スロットルバ
ルブ13を迂回して接続されたバイパス通路19途中に
は、アイドル時の機関回転数を所定回転数に制御するI
SC(Idle Speed Control:アイドル回転数制御)バル
ブ20が配設されている。そして、内燃機関1の排気系
では、燃焼室21からの排気ガスが排気バルブ22から
排気ポート23、排気通路24を通って図示しない三元
触媒コンバータにより浄化され大気中に排出される。な
お、エアフローメータ33では吸気通路12を通過する
吸気量が検出される。また、排気通路24内の三元触媒
コンバータの上流側には排気ガス中の酸素(O2 )濃度
を検出する酸素濃度センサ25が配設されている。
【0018】一方、内燃機関1の各気筒の燃焼行程に伴
って燃焼室21内からピストン2及びシリンダ壁3の間
隙を通ってクランクケース4内に洩出されるブローバイ
ガスは、クランクケース4の上部から連通路5を通って
内燃機関1のヘッドカバー6内に導かれる。このヘッド
カバー6の上部は、連通路26を介して吸気通路12と
接続され、また、ブローバイガス通路27を介してスロ
ットルバルブ13の下流側のサージタンク14と接続さ
れている。このブローバイガス通路27途中には周知の
構成からなる負圧(差圧)駆動の流量制御バルブである
PCV(Positive Crankcase Ventilation)バルブ28
が配設されている。
【0019】このPCVバルブ28は、サージタンク1
4内の負圧により開閉制御され、アイドル時のように吸
気圧としての負圧が大きいときにはエア通過面積が小さ
くなり、ヘッドカバー6からサージタンク14内に流れ
るブローバイガス量は小量となり、加速時で吸気圧とし
ての負圧が小さいときにはエア通過面積が大きくなり、
ヘッドカバー6からサージタンク14内に流れるブロー
バイガス量は大量となる。
【0020】即ち、サージタンク14内が負圧となるこ
とでヘッドカバー6内は、吸気通路12内から連通路2
6を通って導入された新気によって換気され、ヘッドカ
バー6内のブローバイガスはブローバイガス通路27を
通り、その流量がPCVバルブ28にて調整され吸気系
としてのサージタンク14内に戻される。
【0021】40はECU(Electronic Control Unit:
電子制御装置)であり、ECU40は図示しない周知の
中央処理装置としてのCPU、制御プログラムを格納し
たROM、各種データを格納するRAM、B/U(バッ
クアップ)RAM、入出力回路及びそれらを接続するバ
スライン等からなる論理演算回路として構成されてい
る。このECU40には、酸素濃度センサ25から排気
通路24内の酸素濃度に関する信号、エアフローメータ
33から吸気通路12内を通過する吸気量に関する信号
等がそれぞれ入力され、ECU40からインテークマニ
ホルド15に配設されたインジェクタ16、バイパス通
路19に配設されたISCバルブ20等にそれぞれ駆動
信号が出力される。
【0022】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置で使
用されているECU40における異常判定の処理手順を
示す図2のフローチャートに基づき説明する。
【0023】図2において、ステップS101で、内燃
機関1の運転状態がアイドル時であるかが判定される。
ステップS101の判定条件が成立せず、アイドル時以
外のときには何もすることなく本ルーチンを終了する。
一方、ステップS101の判定条件が成立、即ち、スロ
ットルバルブ13のスロットル開度が所定値以下でアイ
ドル時であるときにはステップS102に移行し、現在
のISCバルブ20のISC開度が判定値A未満である
かが判定される。この判定値Aはブローバイガス通路2
7が正常であれば、あり得ないアイドル時のISC開度
に設定されている。
【0024】この判定値A設定の根拠としては、ブロー
バイガス通路27が正常であれば、例えば、ISCバル
ブ20の制御デューティ比が通常20〜30〔%〕であ
るのに対して、ブローバイガス通路27に洩れまたは抜
けがあるとブローバイガス通路27側からあり得ない余
分な吸気量補給が生じISCバルブ20の制御デューテ
ィ比が0〔%〕近くに落ちてしまうことによる。なお、
判定値Aは、図3のテーブルに示すように、機関回転数
の上昇に応じて高くなるよう機関回転数毎に設定しても
よい。
【0025】ステップS102の判定条件が成立せず、
ISC開度が判定値A以上であるときにはステップS1
03に移行し、ヘッドカバー6からサージタンク14ま
でのブローバイガス通路27が正常であるとし、本ルー
チンを終了する。一方、ステップS102の判定条件が
成立し、ISC開度が判定値A未満であるときにはブロ
ーバイガス通路27に洩れまたは抜けが起こっていると
見做し、ステップS104に移行し、ヘッドカバー6か
らサージタンク14までのブローバイガス通路27にお
ける洩れまたは抜け異常であると判定される。次にステ
ップS105に移行して、後述の異常判定後処理が実行
され本ルーチンを終了する。このようにして、ヘッドカ
バー6からサージタンク14までのブローバイガス通路
27の異常(洩れまたは抜け)状態が的確に検出され
る。
【0026】次に、本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置で使
用されているECU40における図2のステップS10
5の異常判定後の処理手順を示す図4のフローチャート
に基づき説明する。なお、ブローバイガス通路27に異
常(洩れまたは抜け)が発生していると判定されたこと
で、以下の各種の検出処理や制御処理における信頼性が
維持できないためそれらの処理が禁止される。
【0027】図4において、まず、ステップS201で
は吸気通路12内の吸気量を検出するエアフローメータ
33の故障検出が禁止され、次のステップS202では
ISCバルブ20の故障検出が禁止され、次のステップ
S203ではISCシステムの故障検出が禁止され、次
のステップS204ではEGR(Exhaust Gas Recircul
ation:排気ガス再循環)システム(図1では図示略)の
故障検出が禁止され、次のステップS205では燃料系
(燃料噴射時間制御等)システムの故障検出が禁止され
る。
【0028】次にステップS206に移行して、失火検
出が禁止され、次のステップS207ではISCシステ
ムにおけるアイドル回転数のF/B(フィードバック)
制御が禁止(またはゲイン下げ)され、次のステップS
208ではA/F(空燃比)学習制御が禁止(またはメ
インA/F禁止またはゲイン下げ)され、次のステップ
S209ではEGR制御が禁止(またはゲイン下げ)さ
れ、次のステップS210では蒸発燃料のパージ(purg
e:浄化)制御が禁止(またはゲイン下げ)され、本ルー
チンを終了する。
【0029】このように、本実施例の内燃機関のブロー
バイガス通路異常検出装置は、内燃機関1の運転状態が
アイドル時であるときの負荷量に基づき内燃機関1で発
生するブローバイガスを内燃機関1の吸気通路12側に
戻すブローバイガス通路27の異常を判定するECU4
0にて達成される異常判定手段を具備するものである。
このため、内燃機関1の運転状態がアイドル時であると
きの負荷量を知ることで、ブローバイガス通路27の異
常が的確に検出され、ブローバイガスの大気中への放出
及び内燃機関1に対する悪影響を最小限とすることがで
きる。
【0030】また、本実施例の内燃機関のブローバイガ
ス通路異常検出装置は、負荷量を吸気量計測手段を用い
て計測するという簡単で安価な構成によって、ブローバ
イガス通路27の異常が的確に検出され、ブローバイガ
スの大気中への放出及び内燃機関1に対する悪影響を最
小限とすることができる。
【0031】そして、本実施例の内燃機関のブローバイ
ガス通路異常検出装置は、吸気量計測手段によって内燃
機関1のアイドル時の機関回転数を所定回転数となるよ
うに制御するISCバルブ20の制御量としてのISC
開度を計測し、そのISC開度が所定値としての判定値
Aより少ないときにはECU40にて達成される異常判
定手段でブローバイガス通路27の洩れまたは抜け異常
であると判定するものである。このため、内燃機関1の
アイドル時において吸気量計測手段で計測されるISC
バルブ20の制御量、即ち、ISC開度が所定値より少
ないのは、他から流入される吸気量が通常より多いこと
によると判定でき、ブローバイガス通路27で洩れまた
は抜け異常が発生していると見做すことができる。この
ように、アイドル時のISCバルブ20のISC開度を
知ることで、ブローバイガス通路27の異常が的確に検
出され、ブローバイガスの大気中への放出及び内燃機関
1に対する悪影響を最小限とすることができる。
【0032】更に、本実施例の内燃機関のブローバイガ
ス通路異常検出装置は、制御量としてのISC開度に対
応する判定値Aを機関回転数毎に設定するものである。
このため、負荷変動で機関回転数が変わってもブローバ
イガス通路27に対する異常判定が正確になされる。
【0033】また、本実施例では、アイドル時であれば
異常有無判定を行うようにしているが、実施条件に内燃
機関1の機関回転数を付加し、所定回転数(例えば、1
000rpm)以下のアイドル時に異常有無判定を実施
するようにすれば、減速時のような過渡状態での誤判定
が防止され異常判定の精度が向上される。
【0034】〈実施例2〉図5は本発明の実施の形態の
第2実施例にかかる内燃機関のブローバイガス通路異常
検出装置で使用されているECU40における異常判定
の処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施
例にかかる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置
の全体構成は上述の第1実施例における図1の概略図と
同一であるため図面並びにその詳細な説明を省略する。
【0035】図5において、ステップS301で、内燃
機関1の運転状態がアイドル時であるかが判定される。
ステップS301の判定条件が成立せず、アイドル時以
外のときには何もすることなく本ルーチンを終了する。
一方、ステップS301の判定条件が成立、即ち、スロ
ットルバルブ13のスロットル開度が所定値以下でアイ
ドル時であるときにはステップS302に移行し、酸素
濃度センサ25からの出力に基づく現在のA/F(空燃
比)F/B(フィードバック)量が判定値Bを越えてい
るかが判定される。この判定値Bはブローバイガス通路
27が正常であれば、あり得ないアイドル時のA/F
F/B量に設定されている。
【0036】この判定値B設定の根拠としては、ブロー
バイガス通路27が正常であれば、A/F F/B量が
大きく変動することがないのに対して、ブローバイガス
通路27に洩れまたは抜けがあるとブローバイガス通路
27側からあり得ない余分な吸気量補給が生じA/F
F/B量が大きく変動することによる。なお、判定値B
は、図6のテーブルに示すように、機関回転数の上昇に
応じて高くなるよう機関回転数毎に設定してもよい。ま
た、本実施例の異常判定では、A/F F/B量を判定
値と比較しているが、A/F F/B学習値またはA/
F F/B量とA/F F/B学習値との総和を判定値
と比較しても同等の効果が期待できる。
【0037】ステップS302の判定条件が成立せず、
A/F F/B量が判定値B以下であるときにはステッ
プS303に移行し、ヘッドカバー6からサージタンク
14までのブローバイガス通路27が正常であるとし、
本ルーチンを終了する。一方、ステップS302の判定
条件が成立し、A/F F/B量が判定値Bを越えてい
るときにはブローバイガス通路27に洩れまたは抜けが
起こっていると見做し、ステップS304に移行し、ヘ
ッドカバー6からサージタンク14までのブローバイガ
ス通路27における洩れまたは抜け異常であると判定さ
れる。次にステップS305に移行して、前述した図4
と同様の異常判定後処理が実行され本ルーチンを終了す
る。このようにして、ヘッドカバー6からサージタンク
14までのブローバイガス通路27のの異常(洩れまた
は抜け)状態が的確に検出される。
【0038】このように、本実施例の内燃機関のブロー
バイガス通路異常検出装置は、吸気量計測手段によって
内燃機関1のA/F F/B量を計測し、そのA/Fが
所定値としての判定値Bより高いときにはECU40に
て達成される異常判定手段でブローバイガス通路27の
洩れまたは抜け異常であると判定するものである。この
ため、異常判定手段を達成するECU40で内燃機関1
のA/Fが所定値より高いときには、他から流入される
吸気量が通常より多いことによると判定でき、ブローバ
イガス通路27で洩れまたは抜け異常が発生していると
見做すことができる。このように、内燃機関1のA/F
を知ることで、ブローバイガス通路27の異常が的確に
検出され、ブローバイガスの大気中への放出及び内燃機
関1に対する悪影響を最小限とすることができる。
【0039】また、本実施例の内燃機関のブローバイガ
ス通路異常検出装置は、A/Fに対応する判定値Bを機
関回転数毎に設定するものである。このため、負荷変動
で機関回転数が変わってもブローバイガス通路27に対
する異常判定が正確になされる。
【0040】〈実施例3〉図7は本発明の実施の形態の
第3実施例にかかる内燃機関のブローバイガス通路異常
検出装置で使用されているECU40における異常判定
の処理手順を示すフローチャートである。なお、本実施
例にかかる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置
の全体構成は上述の第1実施例における図1の概略図に
対し、吸気通路12に続くサージタンク14内の吸気圧
を検出する吸気圧センサを配設したものであるため図面
並びにその詳細な説明を省略する。
【0041】図7において、ステップS401で、内燃
機関1の運転状態がアイドル時であるかが判定される。
ステップS401の判定条件が成立せず、アイドル時以
外のときには何もすることなく本ルーチンを終了する。
一方、ステップS401の判定条件が成立、即ち、スロ
ットルバルブ13のスロットル開度が所定値以下でアイ
ドル時であるときにはステップS402に移行し、現在
の吸気圧センサの吸気圧が判定値Cを越えているかが判
定される。この判定値Cはブローバイガス通路27が正
常であれば、あり得ないアイドル時の吸気圧に設定され
ている。
【0042】この判定値C設定の根拠としては、ブロー
バイガス通路27が正常であれば、吸気圧は所定の負圧
範囲にあるのに対して、ブローバイガス通路27で洩れ
または抜けがあるとブローバイガス通路27側からの大
気圧に近い正圧が吸気量補給されるため所定の負圧範囲
を越えて大きくなることによる。なお、判定値Cは、図
8のテーブルに示すように、機関回転数の上昇に応じて
高くなるよう機関回転数毎に設定してもよい。
【0043】ステップS402の判定条件が成立せず、
吸気圧が判定値C以下であるときにはステップS403
に移行し、ヘッドカバー6からサージタンク14までの
ブローバイガス通路27が正常であるとし、本ルーチン
を終了する。一方、ステップS402の判定条件が成立
し、吸気圧が判定値Cを越えているときにはブローバイ
ガス通路27に洩れまたは抜けが起こっていると見做
し、ステップS404に移行し、ヘッドカバー6からサ
ージタンク14までのブローバイガス通路27における
洩れまたは抜け異常であると判定される。次にステップ
S405に移行して、前述した図4と同様の異常判定後
処理が実行され本ルーチンを終了する。このようにし
て、ヘッドカバー6からサージタンク14までのブロー
バイガス通路27の異常(洩れまたは抜け)状態が的確
に検出される。
【0044】このように、本実施例の内燃機関のブロー
バイガス通路異常検出装置は、負荷量が吸気圧センサか
らなる圧力検出手段を用いて検出された吸気圧であっ
て、その吸気圧が所定値としての判定値Cより高いとき
にはECU40にて達成される異常判定手段でブローバ
イガス通路27の洩れまたは抜け異常であると判定する
ものである。即ち、圧力検出手段としての吸気圧センサ
を用いて負荷量に対応する吸気圧を検出するという簡単
で安価な構成によって、その吸気圧が所定値より高いと
きには、他からの圧力(大気圧)が影響していると判定
でき、ブローバイガス通路27で洩れまたは抜け異常が
発生していると見做すことができる。このように、内燃
機関1の負荷量に対応する吸気圧を知ることで、ブロー
バイガス通路27の異常が的確に検出され、ブローバイ
ガスの大気中への放出及び内燃機関1に対する悪影響を
最小限とすることができる。
【0045】また、本実施例の内燃機関のブローバイガ
ス通路異常検出装置は、吸気圧に対応する判定値Cを機
関回転数毎に設定するものである。このため、負荷変動
で機関回転数が変わってもブローバイガス通路27に対
する異常判定が正確になされる。更に、判定値Cにおい
て、大気圧による補正を実施することにより、更に異常
判定の精度が向上される。
【0046】ところで、上記実施例のブローバイガス通
路27の異常判定前に、図9に示すような吸気系機器等
に対する正常/異常判定ルーチンを付加することもでき
る。即ち、ステップS501でエアフローメータ33、
ステップS502でISCバルブ20、ステップS50
3でスロットルバルブ13のスロットル開度を検出する
スロットルセンサ(図示略)、ステップS504で大気
圧を検出する大気圧センサ(図示略)における正常/異
常の判定を実行し、全ての機器が正常であるときにはス
テップS505でブローバイガス通路27の異常判定を
実施する診断許可とし、少なくとも何れか1つの機器が
異常であればステップS506で診断禁止とし、本ルー
チンを終了する。これにより、ブローバイガス通路27
の異常判定をより精度良く行うことができる。
【0047】また、上記実施例では、吸気通路内への吸
気量を測定して燃料噴射制御する内燃機関(所謂、L−
Jエンジン)を前提とした構成でありエアフローメータ
33が配設されているが、本発明を実施する場合には、
これに限定されるものではなく、吸気通路内の圧力を測
定して燃料噴射制御する内燃機関(所謂、D−Jエンジ
ン)では吸気圧センサ(図示略)で検出された吸気圧を
ブローバイガス通路27の異常判定に用いればよい。
【0048】そして、上記実施例に、図10に示すよう
な燃焼系にかかる機器等に対する正常/異常判定ルーチ
ンを付加することもできる。即ち、ステップS601で
インジェクタ16、ステップS602で点火コイル(図
示略)、ステップS603でプレッシャレギュレータ
(図示略)における正常/異常の判定を実行し、全ての
機器が正常であるときにはステップS604でブローバ
イガス通路27の異常判定を実施する診断許可とし、少
なくとも何れか1つの機器が異常であればステップS6
05で診断禁止とし、本ルーチンを終了する。これによ
り、ブローバイガス通路27の異常判定の精度を向上す
ることができる。
【0049】更に、上記実施例に、図11に示すような
電気負荷変動時の診断許可/禁止ルーチンを付加するこ
ともできる。即ち、ステップS701で電気負荷に対し
てON→OFFまたはOFF→ONと変動が有ったとき
には、ステップS702でタイマTに初期値がセットさ
れ、ステップS701で電気負荷変動がないときにはス
テップS703でタイマTが減算され、ステップS70
4でタイマTが「0」となったかが判定され、タイマT
が「0」となっているとステップS705でブローバイ
ガス通路27の異常判定を実施する診断許可とし、タイ
マが「0」でなく電気負荷変動から所定時間が経過して
いないときにはステップS706で診断禁止とし、本ル
ーチンを終了する。これにより、ブローバイガス通路2
7の異常判定の精度を向上することができる。
【0050】更にまた、上記実施例では、ブローバイガ
ス通路27途中に配設され負圧駆動される流量調整バル
ブとしてのPCVバルブ28を用いているが、本発明を
実施する場合には、これに限定されるものではなく、E
CU40側から流量制御できる電磁駆動式バルブ等であ
ってもよく、この場合にはブローバイガス通路27の異
常判定における判定値をその制御流量により可変とすれ
ばよい。
【0051】このように、本実施例の内燃機関のブロー
バイガス通路異常検出装置は、ECU40によるブロー
バイガス通路27の異常判定を内燃機関1の吸気系の各
種機器としてのエアフローメータ33、ISCバルブ2
0、スロットルセンサ、大気圧センサ等が正常であると
きに実施するものである。このため、ブローバイガス通
路27の異常が的確に検出される。
【0052】また、本実施例の内燃機関のブローバイガ
ス通路異常検出装置は、ECU40によるブローバイガ
ス通路27の異常判定を内燃機関1の燃焼に関連する各
種機器としてのインジェクタ16、点火コイル、プレッ
シャレギュレータ等が正常であるときに実施するもので
ある。このため、ブローバイガス通路27の異常が的確
に検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置の全体
構成を示す概略図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置で使用
されているECUにおける異常判定の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】 図3は図2のルーチンにおける判定値の機関
回転数に応じた変化を示すテーブルである。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の第1実施例乃至
第3実施例にかかる内燃機関のブローバイガス通路異常
検出装置で使用されているECUにおける異常判定後の
処理手順を示すフローチャートである。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の第2実施例にか
かる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置で使用
されているECUにおける異常判定の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】 図6は図5のルーチンにおける判定値の機関
回転数に応じた変化を示すテーブルである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の第3実施例にか
かる内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置で使用
されているECUにおける異常判定の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】 図8は図7のルーチンにおける判定値の機関
回転数に応じた変化を示すテーブルである。
【図9】 図9は本発明の実施の形態の第1実施例乃至
第3実施例にかかる内燃機関のブローバイガス通路異常
検出装置に付加できる吸気系機器等に対する正常/異常
判定手順を示すフローチャートである。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の第1実施例
乃至第3実施例にかかる内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置に付加できる燃焼系にかかる機器に対する
正常/異常判定手順を示すフローチャートである。
【図11】 図11は本発明の実施の形態の第1実施例
乃至第3実施例にかかる内燃機関のブローバイガス通路
異常検出装置に付加できる電気負荷変動時の診断許可/
禁止手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 内燃機関 6 ヘッドカバー 12 吸気通路 14 サージタンク 27 ブローバイガス通路 28 PCVバルブ 33 エアフローメータ 40 ECU(電子制御装置)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関で発生するブローバイガスを前
    記内燃機関の吸気通路側に戻すブローバイガス通路と、 前記内燃機関の運転状態がアイドル時であるときの負荷
    量に基づき前記ブローバイガス通路の異常を判定する異
    常判定手段とを具備することを特徴とする内燃機関のブ
    ローバイガス通路異常検出装置。
  2. 【請求項2】 前記負荷量は、吸気量計測手段を用いて
    計測することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の
    ブローバイガス通路異常検出装置。
  3. 【請求項3】 前記吸気量計測手段は、前記内燃機関の
    アイドル時の機関回転数を所定回転数となるように制御
    するアイドル回転数制御バルブの制御量を計測し、その
    制御量が所定値より少ないときには前記異常判定手段で
    前記ブローバイガス通路の洩れまたは抜け異常であると
    判定することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の
    ブローバイガス通路異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記制御量に対応する判定値は、機関回
    転数毎に設定することを特徴とする請求項3に記載の内
    燃機関のブローバイガス通路異常検出装置。
  5. 【請求項5】 前記吸気量計測手段は、前記内燃機関の
    空燃比を計測し、その空燃比が所定値より高いときには
    前記異常判定手段で前記ブローバイガス通路の洩れまた
    は抜け異常であると判定することを特徴とする請求項2
    に記載の内燃機関のブローバイガス通路異常検出装置。
  6. 【請求項6】 前記空燃比に対応する判定値は、機関回
    転数毎に設定することを特徴とする請求項5に記載の内
    燃機関のブローバイガス通路異常検出装置。
  7. 【請求項7】 前記負荷量は、圧力検出手段を用いて検
    出された吸気圧であって、その吸気圧が所定値より高い
    ときには前記異常判定手段で前記ブローバイガス通路の
    洩れまたは抜け異常であると判定することを特徴とする
    請求項1に記載の内燃機関のブローバイガス通路異常検
    出装置。
  8. 【請求項8】 前記吸気圧に対応する判定値は、機関回
    転数毎に設定することを特徴とする請求項7に記載の内
    燃機関のブローバイガス通路異常検出装置。
  9. 【請求項9】 前記ブローバイガス通路の異常判定は、
    前記内燃機関の吸気系の各種機器が正常であるときに実
    施することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか
    1つに記載の内燃機関のブローバイガス通路異常検出装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ブローバイガス通路の異常判定
    は、前記内燃機関の燃焼に関連する各種機器が正常であ
    るときに実施することを特徴とする請求項1乃至請求項
    9の何れか1つに記載の内燃機関のブローバイガス通路
    異常検出装置。
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