JPH1018438A - 建築構造材の接合装置 - Google Patents

建築構造材の接合装置

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JPH1018438A
JPH1018438A JP8195395A JP19539596A JPH1018438A JP H1018438 A JPH1018438 A JP H1018438A JP 8195395 A JP8195395 A JP 8195395A JP 19539596 A JP19539596 A JP 19539596A JP H1018438 A JPH1018438 A JP H1018438A
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JP
Japan
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plate
main body
support
structural material
groove
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JP8195395A
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English (en)
Inventor
Yoshitomo Kimura
義倫 木村
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TONAN SANGYO KK
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TONAN SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梁や、桁等の木質構造材を柱等に簡単に接合
でき、運搬作業時に突出部がなくて危険度も低く、更に
同一の輸送機関で輸送を行う他の構造材を破損させるこ
とのない建築構造材の接合装置を提供する。 【構成】 木材の柱H、梁I、桁等を相互に接合させる
ための接合装置10であり、支持側となる柱H等の第1
構造材に取り付けられ、上方からの荷重を受けて支持す
る受部12を有するとともに、この第1構造材に取り付
けた状態で平板状となる支持具14と、前記第1構造材
に接合される梁I等の第2構造材の仕口溝Jに略平行に
嵌装され、載架受部16またはピン孔18を有する挿入
板20と、この挿入板20と一体的に形成され、該挿入
板20とともに略コ字状をなし、前記支持具14の受部
12に対して着脱自在に嵌合する嵌合部22を備えた本
体24とを有してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材の柱、梁、桁等を
相互に接合させるための接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造軸組建築は仕口と継手に種々
の工作法があり、しかも、これらは建築作業現場等で加
工していたから工期が延長するといった欠点があった。
そこで近年、木部材及びその接合構造を規格化し、仕
口、継手等の加工を工場内で集中的に行い、建築作業現
場において、これらの加工された木部材を接合金具を用
いて接合してゆくだけの木造軸工法が採用されている。
そして、上記接合金具について、特開昭59−2178
50号、実開平6−83803号が公開されている。こ
れらの提案に係る接合金具においては、柱等の木部材に
固定する背部を形成し、この背部の両側に、背部に対し
て直角方向に突出する一対の貫入部を平行に形成すると
共に、この一対の貫入部の両側部分にあご掛け溝又は貫
通孔のうち少なくとも一方を設けた主部材により構成さ
れている。前記接合金具は、その背部が縦210mm、
横40mmの略長矩形の平板で、背部より直角に140
mmほど突設して貫入部が備えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
従来の主部材は前記背部に対して貫入部が直角方向に1
40mmほど突出されて形成され、さらにその一対の貫
入部と貫入部の間は40mmほどで十分な間隔がないの
で、この主部材を木部材にボルト等によって固定を行う
時に前記貫入部に手等が当たって取り付けが困難であ
る。また、前記主部材の木部材への取付位置も決めにく
く、さらに、ア−ムの長いレンチやボックスドライバ等
を使用しなければならず、レンチのヘッドのボックス部
分をボルトに係着させにくい等の問題があり木部材への
主部材の取り付け作業は煩雑で非常に能率が悪いもので
あった。また、前記接合金具を柱等へ予め取り付けて建
築作業現場まで輸送を行う場合にも同一の輸送機関にて
輸送を行う他の柱や梁、その他の部材を破損させ使用価
値を下げてしまうことがある。さらに、前記柱に取り付
けた接合金具が前記柱から突出しているので、積載が困
難で前記柱の積み込み、積み降ろし、あるいは保管、建
築物の構築作業中に前記接合金具によって作業者がけが
をしたり、事故を起こしたりすることがあった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、梁や、桁等の木質構造材
を柱等に簡単に接合でき、同時に接合位置の位置決めも
行いやすくし、柱等を建築作業現場まで輸送する際の積
み込み、積み降ろし、その他の運搬作業時に突出部がな
くて危険度も低く、更に同一の輸送機関で輸送を行う他
の構造材を破損させることのない建築構造材の接合装置
を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明では、木材の柱H、梁I、桁
等を相互に接合させるための接合装置10であり、支持
側となる柱H等の第1構造材に取り付けられ、上方から
の荷重を受けて支持する受部12を有するとともに、こ
の第1構造材に取り付けた状態で平板状となる支持具1
4と、前記第1構造材に接合される梁I等の第2構造材
の仕口溝Jに略平行に嵌装され、載架受部16またはピ
ン孔18を有する挿入板20と、この挿入板20と一体
的に形成され、該挿入板20とともに略コ字状をなし、
前記支持具14の受部12に対して着脱自在に嵌合する
嵌合部22を備えた本体24と、を有することを特徴と
する建築構造材の接合装置10から構成される。
【0006】請求項2に係る発明では、前記支持具14
の受部12及び本体24の嵌合部22は、互いに雌雄係
合状態で上下にスライド状に係合し、かつこれら支持具
14または本体24部には所定の高さ位置でこれら支持
具14と本体24との係合位置を保持する保持部32が
設けられてなることとしてもよい。
【0007】請求項3に係る発明では、前記受部12は
溝または突条からなるとともに、前記嵌合部22はこれ
に係合する突条または溝を含むこととしてもよい。
【0008】請求項4に係る発明では、前記支持具14
は、壁側板26と平行板28との間に連結板30を介在
させて一体的に固定し、かつ、この連結板30の大きさ
を該平行板28の大きさより小さいものとしてこれら壁
側板26と平行板28との周縁側に逆U字状の間隙溝3
8を形成し、前記本体24の嵌合部は、前記挿入板20
から略直角状に接続された基板42からなり、該基板4
2に前記連結板30の大きさに対応する切欠溝44を形
成してなることとしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、木材の柱、梁、桁等を
相互に接合させるための接合装置であり、支持側となる
柱等の第1構造材に取り付けられ、上方からの荷重を受
けて支持する受部を有するとともに、この第1構造材に
取り付けた状態で平板状となる支持具と、前記第1構造
材に接合される梁等の第2構造材の仕口溝に略平行に嵌
装され、載架受部またはピン孔を有する挿入板と、この
挿入板と一体的に形成され、該挿入板とともに略コ字状
をなし、前記支持具の受部に対して着脱自在に嵌合する
嵌合部を備えた本体とを有する建築構造材の接合装置で
ある。挿入板には、載架受部やピン孔は、双方備えるこ
とが好適であるが載架受部かピン孔のいづれか一方のみ
を設けてもよい。前記平板状となる支持具は、ボルトや
釘等によって強力に第1構造材に固定されるのが好適で
ある。
【0010】また、前記支持具の受部及び本体の嵌合部
は、互いに雌雄係合状態で上下にスライド状に係合し、
かつこれら支持具または本体部には所定の高さ位置でこ
れら支持具と本体との係合位置を保持する保持部が設け
られている。保持部は支持具に本体を取り付けた時に両
部材を貫通するようなボルト孔を設け、そのボルト孔に
ボルトを通すことによって固定を行なってもよい。ま
た、柱H等に取り付けた支持具に本体を取り付けた後、
保持部を溶接することによって支持具と本体を固定させ
てもよい。
【0011】また、前記受部は溝または突条からなると
ともに、前記嵌合部はこれに係合する突条または溝を含
む。
【0012】また、前記支持具は、壁側板と平行板との
間に連結板を介在させて一体的に固定し、かつ、この連
結板の大きさを該平行板の大きさより小さいものとして
これら壁側板と平行板との周縁側に逆U字状の間隙溝を
形成し、前記本体の嵌合部は、前記挿入板から略直角状
に接続された基板からなり、該基板に前記連結板の大き
さに対応する切欠溝を形成してなる。連結板は、略長矩
形の平板や下方に行くにつれて広がるようなテ−パ形状
としてもよい。また、連結板は、前記切欠溝の形状に対
応した形状を有していることが好ましいが、切欠溝に挿
入することができる任意の形状であればよい。支持具
は、加熱し溶解した剛性の高い金属、例えば、クラッド
鋼板、ブリキ、クロム酸塩処理鋼板、塩化ビニル鋼板の
液体を金型等に流し込んで壁側板、連結板、平行板を一
体形成してもよい。平行板の横幅は本体の基板から突設
する挿入板と挿入板の間に挿入できる幅を有していれば
壁側板の横幅より狭くしてもよく、また、広い横幅を有
してもよい。また、本体も前記支持具同様に上記金属を
金型に流し込んで製造してもよい。また、連結板と平行
板のみよって支持具を形成してもよい。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好適な実施
例を説明する。図1には、本発明の実施例に係る建築構
造材の接合装置10が示されている。図より明らかなよ
うに、この接合装置10は、木材の柱、梁、桁等を相互
に接合させるときに用いられる接合装置10である。接
合装置10は、支持側となる柱H等の第1構造材に取り
付けられ、上方からの荷重を受けて支持する受部12を
有するとともに、この第1構造材に取り付けた状態で平
板状となる支持具14を有している。同時に、接合装置
10は、第1構造材に接合される梁I等の第2構造材の
仕口溝Jに略平行に嵌装され、載架受部16またはピン
孔18を有する挿入板20と、この挿入板20と一体的
に形成され、該挿入板20とともに略コ字状をなし、支
持具14の受部12に対して着脱自在に嵌合する嵌合部
22を備えた本体24を有している。
【0014】図1ないし図4において、支持具14は、
全体として単に扁平な長板状に形成されている。そし
て、この長板状の支持具14を柱等の第1構造材の長手
方向に沿って出っ張り部分がないような状態で工場出荷
時にボルト等により固定しておき、建築現場などで本体
側の金具を挿入係着させて、接合すべき第2構造材との
接合を簡単に行なわせるものである。実施例において、
支持具14は2枚の長板を内部にスペーサとなるような
連結板30を挟み込んで形成されている。本実施例で
は、壁側板26と平行板28との間に連結板30を介在
させて一体的に固定している。壁側板26は、略長矩形
の平板体で、片面側は柱H等の第1構造材側に密着させ
て配置される。この壁側板26にはいくらかの所要間隔
をおいて直線状に保持孔34a及び6個のボルト孔36
が設けられている。また、この壁側板26との間に連結
板を挟んで該壁側板26よりやや小さい大きさで略同一
の長板形状の平行板28がこの壁側板に対して一体的に
固定されている。この平行板28にはいくらかの所要間
隔をもって直線状に保持孔34c、ボルト孔36が設け
られている。特に、保持孔34a、保持孔34cは、そ
れぞれ壁側板26と平行板28の上端部分に設けられて
いる。
【0015】図5に示すように、連結板30は、略長矩
形の平板体で、その面にはいくらかの所要間隔を持って
略一直線に6個のボルト孔36が設けられており、か
つ、同連結板30の上端部が略円弧状に形成されてい
る。図2または図3に示すように連結板30は、その横
幅が壁側板26及び平行板28の横幅より狭く設定され
ており、同時に、これらのボルト孔36は、壁側体2
6、連結板30、平行板28を合わせたときにその対応
する各々が連通するように設けられている。本実施例に
限らず支持具14には、ボルト孔36を1、2、3個な
いし複数個設けてもよい。
【0016】すなわち、平行板28は壁側板26の横幅
より狭い横幅を備えている。また、この連結板30は、
その大きさを平行板28の大きさより小さいものとして
形成されている。そして、壁側板26と平行板28にサ
ンドイッチ状に挟まれて貫通状にボルト連結されること
により支持具14が柱に固定される。図2、図3、図4
に示すように、壁側板26と平行板28との間に挟まれ
て固定される連結板30の上端部は壁側板26及び平行
板28の上端部より所要長さ下方に位置するように配置
されている。しかも、図2、図5に示すように横幅はこ
れら壁側板26よりも小さく形成されており、これによ
ってこれら壁側板26と平行板28との間隙に逆U字状
の間隙溝38が形成されている。この間隙溝38に後述
する本体24側の切欠溝44を上方からスライド状に挿
入させることにより支持具14により、本体24を確実
に固定状に支持させることとなる。
【0017】すなわち、図2、3に示すように壁側板2
6と平行板28にサンドイッチ状に挟まれる連結板30
は、支持具14を平面側から見た時に壁側板26と平行
板28の略中央位置が同連結板30の略中央位置に一致
するように設けられている。そして、支持具14は、こ
れらの壁側板26と平行板28との周縁側に逆U字状の
間隙溝38を形成し、同時に間隙溝38は、平面視略凹
型の溝を形成する。したがって、支持具14の構造が極
めて簡単で製造コストが安価であるとともに、平板状の
支持具14により後述する別体としての本体24を確実
に支持させ、その実効を確保することとなる。また、図
より明らかなように平行板28は、壁側板26より若干
短く形成されており、同平行板28はその下端部が壁側
板26の下端部より上方に位置するように固定されてお
り、壁側板28の下端部には2つの釘孔が穿孔されてい
る。
【0018】この支持具14は、剛性の高い金属、厚鋼
板、クラッド鋼板、冷延鋼板、ブリキ、クロム酸塩処理
鋼板、塩化ビニル鋼板の切板をボルト連結することによ
って製造してもよく、また、上記した金属を高温液体化
して金型に流し込み一部材として製造してもよい。以
上、上記したような支持具14は、柱Hにボルトによっ
て取り付けられ、支持具14には次に説明する本体24
が取り付けられる。
【0019】図1または図6ないし図9に示すように、
本体24は、嵌合部22と、載架受部16またはピン孔
18を有する挿入板20を備えている。図1または図
8、9に示すように嵌合部22は、挿入板20から略直
角状に接続された基板42からなる。基板42は、略長
矩形の平板状で、左側面視左右に前記間隙溝38にスラ
イド挿入するスライド片46a、46bを含み、下端部
を開口した切欠溝44を設けている。
【0020】切欠溝44の上端部分は本体24を支持具
14に取り付け、挿入板20に後述する梁I等を懸架し
た時に支持具14の連結板30から力の作用を受ける略
円弧状の作用部48を有している。すなわち、支持具1
4の受部12は溝または突条からなるとともに、本体2
4の嵌合部22はこれに係合する突条または溝を含み、
前記受部12及び前記嵌合部22は、互いに雌雄係合状
態で上下にスライド状に係合する。
【0021】支持具14に備えられた連結板30の形状
は、切欠溝44の形状と対応しているので、支持具14
と本体24とを同じ板厚の鋼板材等を用いて材料の有効
な利用を図り、嵌合部22をこの連結板30に挿入時に
隙間がなく密着状に本体24が支持具14に嵌合するか
ら支持具14に対してグラグラする事がなく、支持具1
4への係着力が確実に保持される結果、柱Hに梁Iが強
固に固定されるという効果を奏することとなる。
【0022】加えて、作業者は、柱Hに取り付けられた
支持具14に本体24をスライド挿入させるだけで特殊
な道具を用いなくとも容易に接合装置10を成し、誰に
でも簡単に取り扱え、接合装置10の取付作業の能率化
を図ることとなる。特に本実施例では、連結板30の上
端部が切欠溝44の上端部に対応するような略円弧状の
形状をしており、挿入板20に前記梁I等による荷重が
加わった時に、作用部48から基板42に加わる力の作
用する面積が広いので極めて高い強度を保持することと
なる。
【0023】基板42の上端部分には本体24を支持具
14にスライド挿入し、取り付けた時に前記保持孔34
a及び保持孔34cと貫通するように保持孔34bが設
けられている。すなわち、これら支持具14または本体
24には所定の高さ位置でこれら支持具14と本体24
との係合位置を保持する保持部32を設けている。これ
によって、本体24と支持具14との嵌着状態を確実に
保持するものである。したがって、支持具14にスライ
ド挿入し、保持孔34a、34b、34cに保持ピン3
5を貫通させて固定することにより、取り付けられた本
体24が地震等の振動で上方に飛び出して引き抜けるこ
とを防止することとなる。保持ピン35は連結用のボル
ト、釘その他任意の結合部材を用いてもよい。
【0024】図1または図6に示すように挿入板20
は、正面視略半円形の形状をしており、その上端部分に
は柱H等の第1構造材に支持される梁I等の第2構造材
を載架させる載架受部16が設けられている。そして、
同載架受部16の直下部には略円形のピン孔18aと挿
入板20の略中央の円弧部寄りにピン孔18bが設けら
れている。同時に、挿入板20には、本体24の基板4
2側の上端部分に折込部52が設けられており、挿入板
20への梁Iからの荷重に対して本体24の強度を保持
している。また、この折込部52と挿入板20は略円弧
状に面取りが行われている。
【0025】本実施例では、本体24は基板42と挿入
板20が略コ字状に一体的に形成されており、本体24
の強度を確保し、同本体24の製造も容易で剛性の高い
金属、厚鋼板、クラッド鋼板、冷延鋼板、ブリキ、クロ
ム酸塩処理鋼板、塩化ビニル鋼板等の切板をプレス機等
で折り曲げるだけで製造することとなる。また、本体2
4は加熱して溶解し液体状となった上記金属を金型等に
流し込んで製造してもよい。
【0026】また、本体24は、支持具14にスライド
係着させることにより柱H等の第1構造材より直角状に
突設した状態で係止される。そして、第2構造材の仕口
溝Jをこれらの挿入板にあてがって挿入させるととも
に、第2構造材に載架ボルト56を載架受部16に載せ
懸けた状態で挿通固定させるとともに、ピン孔18から
もピン54あるいはボルト等を挿通させて固定させ、こ
れによって柱等に第2構造材としての梁等を直角状に配
設させる。前記仕口溝Jは、図に示すように本体24の
挿入板20に対応するように切り欠かれており、かつ、
前記本体24の載架受部16に載架するような載架ボル
ト56が取り付けられている。載架ボルト56は、ボル
トやピンまたはその他の部材を用いてもよい。
【0027】本実施例に限らず前記第2構造材の仕口溝
Jは本体24の突出部分より大きく切欠してもよく、本
体24の挿入板20には載架受部16、もしくはピン孔
18だけでもよい。また、基板42のスライド片46
a、46bの両下端部には釘等を刺し込むための取付孔
58a、58bを備えた取付部60a、60bが設けら
れている。
【0028】このように本発明に係る建築構造材の接合
装置10は、支持具14と本体24が別体となっている
ので、予めこの平板状の支持具14だけを柱Hに取り付
け、輸送を行うこととなる。したがって、柱Hに取り付
けた支持具14は平板状になっているので前記柱Hには
突出した部分がなく、トラック等への積み込み、積み降
ろし作業が簡単であるばかりでなく積み込みスペ−スの
無駄がないのと同時に倉庫等の保管に関しても収容スペ
−スの無駄を省くこととなる。
【0029】さらに、輸送中のトラックの荷台で隣接し
合う他の柱Hや梁Iと衝突して柱H、その他の木材を損
傷させて使用価値をなくすような事故を未然に防止する
こととなる。加えて、木材の積み込み、積み降ろし、あ
るいは保管、建築物の建築作業中にこの種の接合装置の
取扱での作業者の怪我や事故等の発生を大幅に減少させ
ることとなる。また、予め工場等で支持具14を柱Hに
取り付ける作業は、支持具14が軽量で平板状に構成さ
れているから非常に簡単であるので、柱への位置決めが
行いやすく取り付けミスを防ぎ、取り付け時間も短縮さ
せることとなる。
【0030】このように本体24と支持具14とを別体
に構成して搬送、及び施工性を飛躍的に向上させうる建
築構造材の接合装置10については強度的にも在来の工
法による接合手法に比較して大きな強度を保持するもの
である。図10は在来の方法と本願実施例の接合装置1
0を用いて強度を比較した荷重試験比較グラフ図であ
る。在来方法は、梁と梁をアリ溝とアリ接合、及び羽子
板ボルトを用いてH字状に接合させた状態で荷重を負荷
したものである。一方、実施例構成では本願接合装置を
用いて梁をH字状に組み付け、H字の中央連結の梁につ
いて上方から荷重を負荷させたものである。
【0031】このグラフ図に見られるように、縦軸に梁
部材に加える荷重(t)をとり、横軸に梁部材の上下方
向の変位量(mm)をとった時、在来方法(点線)で
は、約3(t)で急速に梁部材の位置が変位し、約5
(t)で梁部材等の材料そのものが屈折状に破断してし
まうのに対し、実施例の接合装置10(実線)では、梁
部材の位置の変位量は全体的に緩やかで材料そのものは
簡単に破断せず、接合装置10の存在により約10
(t)くらいまでは梁等の材料そのものも持ちこたえ、
大きな強度を保持し得ることが分かる。
【0032】次に、本発明の実施例に係る建築構造材の
接合装置10の作用を説明する。図1に示すように主に
木造建築物における柱Hや梁Iを接合させる時に用いら
れる接合装置10であり、支持具14と本体24とは別
体になっている。
【0033】支持具14は、建築作業現場やその他の作
業場で柱Hの側壁面へ壁側板26側を当接させてボルト
孔34を上側に位置させてボルト孔36においてボルト
26によって固定させ、支持具14を取り付けた同柱H
に本体24を取り付ける。本体24は、その基板42に
設けられた切欠溝44の開口側からスライド片46a、
46bをそれぞれ支持具14に設けられた間隙溝38に
対応させて矢印(イ)の方向へスライドさせながら挿入
してゆく。本体24は、その切欠溝44の上端の作用部
48が支持具14の上端受部12の間隙溝38内部に当
接するまで挿入する。
【0034】この時、スライド片46a、46bは、間
隙溝38と形状が一致しており、同スライド片46a、
46bは、間隙溝38の溝内でスライド方向以外の方向
へは移動することはない。すなわち、支持具14の連結
板30の形状は、基板42の切欠溝44の切欠形状と一
致しており、本体24をこの連結板30に挿入時に隙間
がなく密着状に本体24が支持具14に嵌合するから支
持具14に対してグラグラする事がなく、支持具14へ
の係着力が確実に保持される結果、柱Hに梁Iが強固に
固定されることとなる。また、基板42の取付部60
a、60bに設けられた取付孔58a、58bに釘を刺
し、前記柱Hへ固定する。
【0035】支持具14への本体24のスライド挿入が
完了すると壁側板26、基板42、平行板28のそれぞ
れの上端部に設けられた保持孔34a、34b、34c
が一致するので保持ピン35を挿入し支持具14と本体
24の固定を行うこととなる。したがって、地震等の振
動が起こった場合でも前記保持ピン35によって、本体
24が支持具14のスライド方向へ動くことを抑制され
るので支持具14から本体24が引き抜けることを防止
することとなる。
【0036】そして、上記したように柱Hへの取り付
け、及び組立が完了した前記接合装置10に載架ボルト
56を取り付けた梁Iの載架ボルト56を矢印(ロ)の
方向へ本体24の載架受部16に載架させてピン孔18
へピン54を矢印(ハ)の方向に貫通させて固定させ、
柱Hへの梁Iの接合を行う。
【0037】このように、本発明は、木材の柱H、梁
I、桁等を相互に接合させるための接合装置10であ
り、支持側となる柱H等の第1構造材に取り付けられ、
上方からの荷重を受けて支持する受部12を有するとと
もに、この第1構造材に取り付けた状態で平板状となる
支持具14と、前記第1構造材に接合される梁I等の第
2構造材の仕口溝Jに略平行に嵌装され、載架受部16
またはピン孔18を有する挿入板20と、この挿入板2
0と一体的に形成され、該挿入板20とともに略コ字状
をなし、前記支持具14の受部12に対して着脱自在に
嵌合する嵌合部22を備えた本体24とを有することを
特徴とする建築構造材の接合装置10である。
【0038】したがって、予め平板状の支持具14だけ
を柱Hに取り付けて輸送が行えるから、柱Hとこの支持
具14部分は突出した部分が無く、トラックなどへの積
み込み、積み降ろし作業が簡単であるばかりでなく、積
み込みスペース上の無駄がないと同時に倉庫などでの保
管に際しても収容スペースの無駄を省くこととなる。さ
らに、輸送中の荷台で隣接しあう他の柱Hや梁Iと衝突
して柱その他の木材を損傷させて使用価値をなくすよう
な事故を未然に防止することとなる。加えて、木材の積
み込み、積み降ろし、あるいは保管、建築物の構築作業
中にこの種の接合装置の取扱での作業者のけがや、事故
などの発生を大幅に減少させることとなる。さらに、予
め工場等で支持具14を柱Hに取り付ける作業の際の柱
等への支持具14の取り付け作業は軽量で平板状に構成
されているから、非常に簡単であり、よって柱Hへの位
置決めが行いやすく取り付けミスを防ぐことができ、取
り付け時間も短縮することとなる。
【0039】本発明は上記した実施例構成にのみ限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の本
質を逸脱しないかぎりにおいて任意の改変を加えても良
い。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
築構造材の接合装置によれば、木材の柱、梁、桁等を相
互に接合させるための接合装置であり、支持側となる柱
等の第1構造材に取り付けられ、上方からの荷重を受け
て支持する受部を有するとともに、この第1構造材に取
り付けた状態で平板状となる支持具と、前記第1構造材
に接合される梁等の第2構造材の仕口溝に略平行に嵌装
され、載架受部またはピン孔を有する挿入板と、この挿
入板と一体的に形成され、該挿入板とともに略コ字状を
なし、前記支持具の受部に対して着脱自在に嵌合する嵌
合部を備えた本体と、を有することにより、予め平板状
の支持具だけを柱に取り付けて輸送が行えるから、柱と
この支持具部分は突出した部分が無く、トラックなどへ
の積み込み、積み卸し作業が簡単であるばかりでなく、
積み込みスペース上の無駄がないと同時に倉庫などでの
保管に際しても収容スペースの無駄を省くことが可能で
ある。さらに、輸送中の荷台で隣接しあう他の柱や梁と
衝突して柱その他の木材を損傷させて使用価値をなくす
ような事故を未然に防止できる。加えて、木材の積み込
み、積み降ろし、あるいは保管、建築物の構築作業中に
この種の接合装置の取扱での作業者のけがや、事故など
の発生を大幅に減少させることが可能である。さらに、
予め工場等で支持具を柱に取り付ける作業の際の柱等へ
の支持具の取り付け作業は軽量で平板状に構成されてい
るから、非常に簡単であり、よって柱への位置決めが行
いやすく取り付けミスを防ぐことができ、取り付け時間
も短縮することができる。また、本体に備えられた嵌合
部と挿入板は、一体的に略コ字状に形成されているので
強度は極めて高く、かなりの重さの梁を支持することが
でき、頑丈な建築構造物の骨組を構築することができ
る。また、本体は、剛性の高い金属、例えば、厚鋼板、
クラッド鋼板、冷延鋼板、ブリキ、クロム酸塩処理鋼
板、塩化ビニル鋼板などの切板をプレス機等で折り曲
げ、少しの切欠加工を行なうだけで容易に製造を行なう
ことができる。
【0041】また、請求項2に係る建築構造材の接合装
置によれば、前記支持具の受部及び本体の嵌合部は、互
いに雌雄係合状態で上下にスライド状に係合し、かつこ
れら支持具または本体には所定の高さ位置でこれら支持
具と本体との係合位置を保持する保持部が設けられてな
ることにより、作業者は、柱に取り付けられた支持具に
本体を上方からスライド挿入させるだけで特殊な道具を
用いなくとも容易に接合装置を成すことができ、誰にで
も簡単に取り扱うことができ、接合装置の取付作業の能
率化を図ることができる。また、地震等の振動が起こっ
た場合、支持具の受部と本体の嵌合部は互いにスライド
方向へ動こうとするが、支持具または本体に、保持部が
備えられいているので、支持具から本体が引き抜けるこ
とを防止することができる。
【0042】また、請求項3に係る建築構造材の接合装
置によれば、前記受部は溝または突条からなるととも
に、前記嵌合部はこれに係合する突条または溝を含むこ
とにより、受部と嵌合部にそれぞれ設けられた突条及び
溝によってスライド状に係合を行い、作業者は、柱に取
り付けられた支持具に本体を上方からスライド挿入させ
るだけで特殊な道具を用いなくとも容易に接合装置を成
すことができ、誰にでも簡単に取り扱うことができ、接
合装置の取付作業の能率化を図ることができる。また、
梁を支持する本体より、同本体の嵌合部と支持具の受部
に荷重が加わった場合、前記嵌合部及び受部が備えてい
る突条及び溝によって本体に荷重がかかっても支持具か
ら本体が離脱することを防止できる。
【0043】また、請求項4に係る建築構造材の接合装
置によれば、前記支持具は、壁側板と平行板との間に連
結板を介在させて一体的に固定し、かつ、この連結板の
大きさを該平行板の大きさより小さいものとしてこれら
壁側板と平行板との周縁側に逆U字状の間隙溝を形成
し、前記本体の嵌合部は、前記挿入板から略直角状に接
続された基板からなり、該基板に前記連結板の大きさに
対応する切欠溝を形成してなることにより、支持具と本
体とを同じ板厚の鋼板材等を用いて、材料の有効な利用
を図ることができるとともに、嵌合部をこの連結体に挿
入時に隙間がなく密着状に本体が支持具に嵌合するから
支持具に対してグラグラする事がなく、支持具への係着
力が確実に保持される結果、柱に梁が強固に固定される
という効果を奏する。また、支持具の構造が極めて簡単
で製造コストが安価であるとともに、平板状の支持具に
より載架受部やピン孔を備えた別体としての本体を確実
に支持させることができ、その実効を確保することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る建築構造材の接合装置の
使用説明図である。
【図2】同建築構造材の接合装置に備えられた支持具の
右側面図である。
【図3】同支持具の平面図である。
【図4】同支持具の正面図である。
【図5】同支持具を構成する連結体の右側面図である。
【図6】同建築構造材の接合装置の本体の正面図であ
る。
【図7】同本体の右側面図である。
【図8】同本体の左側面図である。
【図9】同本体の図8におけるA−A線断面図である。
【図10】在来の方法と本願実施例の接合装置10を用
いて強度を比較した荷重試験比較グラフ図である。
【符号の説明】
10 建築構造材の接合装置 12 受部 14 支持具 16 載架受部 18 ピン孔 20 挿入板 22 嵌合部 24 本体 26 壁側板 28 平行板 30 連結板 32 保持部 38 間隙溝 42 基板 44 切欠溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材の柱、梁、桁等を相互に接合させる
    ための接合装置であり、 支持側となる柱等の第1構造材に取り付けられ、上方か
    らの荷重を受けて支持する受部を有するとともに、この
    第1構造材に取り付けた状態で平板状となる支持具と、 前記第1構造材に接合される梁等の第2構造材の仕口溝
    に略平行に嵌装され、載架受部またはピン孔を有する挿
    入板と、この挿入板と一体的に形成され、該挿入板とと
    もに略コ字状をなし、前記支持具の受部に対して着脱自
    在に嵌合する嵌合部を備えた本体と、を有することを特
    徴とする建築構造材の接合装置。
  2. 【請求項2】 前記支持具の受部及び本体の嵌合部は、
    互いに雌雄係合状態で上下にスライド状に係合し、かつ
    これら支持具または本体部には所定の高さ位置でこれら
    支持具と本体との係合位置を保持する保持部が設けられ
    てなる請求項1記載の建築構造材の接合装置。
  3. 【請求項3】 前記受部は溝または突条からなるととも
    に、前記嵌合部はこれに係合する突条または溝を含む請
    求項1または2記載の建築構造材の接合装置。
  4. 【請求項4】 前記支持具は、壁側板と平行板との間に
    連結板を介在させて一体的に固定し、かつ、この連結板
    の大きさを該平行板の大きさより小さいものとしてこれ
    ら壁側板と平行板との周縁側に逆U字状の間隙溝を形成
    し、 前記本体の嵌合部は、前記挿入板から略直角状に接続さ
    れた基板からなり、 該基板に前記連結板の大きさに対応する切欠溝を形成し
    てなる請求項1ないし3のいずれかに記載の建築構造材
    の接合装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000213060A (ja) * 1998-11-16 2000-08-02 Nippon Jutaku Mokuzai Gijutsu Center 建築用接合具
JP2009209641A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 New Home System:Kk 横架材の接合装置
CN109057047A (zh) * 2018-07-23 2018-12-21 中国二十冶集团有限公司 现浇混凝土柱与承重木质梁的连接装置及方法
JP2020193541A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 株式会社ウッドワン 接合金具
CN114197731A (zh) * 2021-12-22 2022-03-18 浙江亚厦装饰股份有限公司 一种灯槽跌级吊顶组件

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