JPH10186121A - 吸収型回折格子の形成方法、およびその回折格子を利用した利得結合型dfbレーザの作製法 - Google Patents

吸収型回折格子の形成方法、およびその回折格子を利用した利得結合型dfbレーザの作製法

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JPH10186121A
JPH10186121A JP35572896A JP35572896A JPH10186121A JP H10186121 A JPH10186121 A JP H10186121A JP 35572896 A JP35572896 A JP 35572896A JP 35572896 A JP35572896 A JP 35572896A JP H10186121 A JPH10186121 A JP H10186121A
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diffraction grating
forming
semiconductor
absorption
layer
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JP35572896A
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Seiichi Miyazawa
誠一 宮澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸収領域が連続的でなく離散的に形成された吸
収型回折格子の形成方法及び利得結合型DFBレーザの
作製法である。 【解決手段】吸収型回折格子の形成方法は、第1の半導
体1、2上に、第1の半導体1、2とは組成の異なる半
導体単層膜3または第1の半導体1、2と組成の異なる
半導体層を一部に有する半導体多層膜を形成する工程
と、単層膜3または多層膜をエッチングし回折格子4を
作製する工程と、回折格子4上に吸収領域となる半導体
膜6を形成する工程と、回折格子4の高さ5を低減する
工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長距離、大容量光
通信用光源等に適した分布帰還型半導体レーザおよびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】大容量データ伝送、CATV等の多チャ
ンネル映像伝送用光源として、分布帰還型半導体レーザ
(DFBレーザ)が実用化されている。これは、通常の
ファブリペロー型半導体レーザがマルチ軸モードの発振
であるのに対し、単一軸モード発振が得られるので、雑
音レベルが低い。また、発振信号が伝送路中を伝送され
る時に分散による信号劣化の影響を受けにくい特徴を持
つものである。
【0003】現在のDFBレーザは屈折率結合型DFB
レーザが主流である。この屈折率結合型DFBレーザ
は、回折格子の周期と共振器の屈折率で決まるブラッグ
波長の両側(ストップバンドの両側)に2本の発振モー
ドが存在し、共振器端面での位相により何れかの発振モ
ードが選択されるため、安定な単一発振モードが得られ
る確率は低いと考えられている。また、キャリアの高注
入時においては、軸方向ホールバーニング効果による屈
折率変化によって位相変動が発生し、発振モードの変化
が生じ易く、高出力まで安定して単一モード発振が得ら
れる歩留まりは更に小さくなる。加えて、この屈折率結
合型DFBレーザは戻り光に弱く、戻り光がある場合は
発振状態の変化が生じ、雑音の増大やマルチモード化が
生じるため、通常、実用には光アイソレータが必要とな
る。
【0004】近年、この屈折率結合型DFBレーザの問
題を解決する新しい構造のDFBレーザとして、利得結
合型DFBレーザが注目されている。利得結合型レーザ
は、基本的にブラッグ波長モードで発振モードが規定さ
れるため、端面位相の影響なく安定な単一軸モード発振
が高い歩留まりで期待できる。また、軸方向ホールバー
ニングによる位相変動の影響も受けにくい為、高出力に
おいても単一モードが維持されて、歩留まりが向上す
る。更に、戻り光に対する安定性も向上することが報告
されており、低コストの単一軸モード光源として期待で
きるものである。
【0005】利得結合型DFBレーザの代表的構成を図
7に示す。ここで、n−InP基板101上に、第1ク
ラッド層であるn−InP102、n−InGaAs吸
収型回折格子103、n−InGaAsP下部光ガイド
層104、InGaAs/InGaAsPの多重量子井
戸(MQW)活性層105、p−InGaAsP上部光
ガイド層106、p−InPクラッド層107、最後に
p−InGaAsキャップ層108を形成し、結晶成長
を終了している。n−InGaAsP下部光ガイド層1
04に埋め込まれたp−InGaAs吸収型回折格子1
03の働きにより吸収係数の周期的変化が形成され、利
得の変化が得られ、利得結合発振が得られている。図8
を用いて良好な特性を得る吸収型回折格子について説明
する。
【0006】図8の110は吸収層となるn−InGa
Asの横方向の厚さである。109は回折格子103の
周期である。このデューティ比(吸収層の厚さ110/
回折格子周期109)は、0.1から0.2程度にする
ことが望ましいことがわかっており、再現性のある回折
格子の形状に制御することが非常に重要となる。しかし
ながら、回折格子の周期109としては0.2μmから
0.3μm程度必要であり、これの作製時のレジストパ
ターンとしては0.1μmから0.15μmの超微細パ
ターンが必要となる。実際、このような超微細パターン
を再現性良く形成するには電子ビーム(EB)露光を用
いることは可能であるが、露光に長時間要することや装
置コストが高くなること等の問題が生じて実用的ではな
い。従って、レジストパターンは二光束干渉露光を用い
て形成し、半導体層エッチングはドライエッチングかウ
エットエッチングを用いることが、より現実的ではあ
る。
【0007】干渉露光法を用いた代表的な吸収層の形成
法を、図9(a)、(b)、(c)を用いて説明する。
先ず、基板であるn−InP111上にグレーティング
112を形成する。このグレーティング112上に、図
9(b)に示す様に、吸収層となるn−InGaAs1
13を全体的に形成する。この吸収層113の領域を拡
大して示したのが図9(c)である。n−InGaAs
113はグレーティング谷部で成長速度が速いため、谷
部に溜まり易い。よって、谷部115の膜厚と頂上部1
14の膜厚は異なり周期的構成が形成される。ここで、
少なくとも頂上部114の膜厚を量子効果が発生する程
度(これぐらい薄くするとエネルギーギャップが広がっ
て吸収が起きなくなる)にしておき、活性層の光を吸収
しない構成とする。この結果、谷部115では活性層か
らの光を吸収し、頂上部114では活性層の光を吸収し
ない構成となり、吸収型のDFBレーザ構造が実現でき
る。この現象を利用して、図8に示した吸収型の回折格
子を実現しようとするものである。
【0008】しかしながら、本方法にも問題がある。吸
収を行うInGaAs113はグレーティング112の
頂上部にも形成されるため溝部すなわち谷部と連続的に
つながってしまう。この為、成長の状態やグレーティン
グ作製時の面内分布で、吸収層として働く領域が変化
し、所望の特性を有したレーザを歩留り良く作製するの
が困難である。ひどい場合には、頂上部114の膜厚が
増加してこの部分でも吸収が生じ、見掛け上、回折格子
が形成されないことも容易に発生すると考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した様に、二
光束干渉露光を用いた従来の方法ではグレーティングの
頂上部にもバンドギャップの狭い膜が残り、成長条件に
より吸収層の幅が変わりレーザ特性にばらつきが発生し
ていた。また、場合によっては、頂上部も吸収層となっ
て回折格子が形成されず、DFBレーザとならないとい
う問題点が発生していた。
【0010】従って、本発明の目的は、量産性に優れた
二光束干渉露光法などを用いて従来の様に頂上部にバン
ドギャップの狭い膜が残ることがない吸収型回折格子の
形成方法及び利得結合型DFBレーザの作製法を提供す
るものである。具体的には、グレーティング上に吸収層
を形成した後、グレーティングの凸部を一部分取り除く
方法を提供するものである。この結果、吸収領域が連続
的でなく離散的に形成された吸収型回折格子或は利得結
合型DFBレーザが実現できる。また、吸収型回折格子
を作製した後の再成長時の段差が小さな構成も実現でき
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明(請求項1に係る発明に対応)は、第1の半導体
上に、第1の半導体とは組成の異なる半導体単層膜また
は第1の半導体と組成の異なる半導体層を一部に有する
半導体多層膜を形成する工程と、該単層膜または多層膜
をエッチングし回折格子を作製する工程(代表的には二
光束干渉露光法を用いるが、これに限らない)と、該回
折格子上に吸収領域となる半導体膜を形成する工程(こ
れには、以下に説明する様に、一様に形成する場合と溝
部に形成する場合がある)と、該回折格子の高さを低減
する工程(これには、以下に説明する様に、幾つかの方
法がある)を有することを特徴とする吸収型回折格子の
形成方法である。
【0012】第2の発明(請求項2に係る発明に対応)
では、第1の発明における前記回折格子上に吸収領域と
なる半導体膜を形成する工程は、回折格子上に吸収領域
となる半導体膜を一様に形成する工程であることを特徴
とする。
【0013】第3の発明(請求項3に係る発明に対応)
では、第2の発明における前記回折格子の高さを低減す
る工程は、回折格子の溝部に吸収領域となる半導体膜を
保護するエッチング保護層を形成する工程と選択エッチ
ングを行なう工程を有することを特徴とする。
【0014】第4の発明(請求項4に係る発明に対応)
では、第2の発明における前記回折格子の高さを低減す
る工程は、回折格子上に一様に形成された吸収領域とな
る半導体膜をするライトエッチングする工程と選択エッ
チングを行なう工程を有することを特徴とする。
【0015】また、第5の発明(請求項5に係る発明に
対応)では、第1の発明における前記回折格子上に吸収
領域となる半導体膜を形成する工程は、回折格子の溝部
に吸収領域となる半導体膜を形成する工程であることを
特徴とする。
【0016】第6の発明(請求項6に係る発明に対応)
では、第1または第5の発明における前記回折格子の高
さを低減する工程は、選択エッチングを行なう工程であ
ることを特徴とする。
【0017】第7の発明(請求項7に係る発明に対応)
では、第1、第2または第5の発明における前記回折格
子の高さを低減する工程は、回折格子の溝部を埋めて平
坦にする工程と均一にエッチングを行なう工程を有する
ことを特徴とする。
【0018】以上の吸収型回折格子の形成方法により、
グレーティング頂上部に対応した領域に吸収膜を残さな
い吸収型回折格子の作製法を、量産性の高い二光束干渉
露光、通常のエッチング法等を用いて実現できるもので
ある。
【0019】また、第8及び第11乃至第16の発明
(請求項8及び11乃至16に係る発明に対応)では、
上記形成法で吸収型回折格子を形成する利得結合型DF
Bレーザの作製法であることを特徴とする。
【0020】例えば、基板に多層膜を形成する工程と、
この多層膜を含めてグレーティングを形成する工程と、
このグレーティング上に吸収層を形成する工程と、再成
長時に多層膜の一部をエッチングする工程により、グレ
ーティング頂上部に対応した領域に活性層よりバンドギ
ャップの狭い膜を残さない半導体レーザの作製法を、量
産性の高い二光束干渉露光、通常のエッチング法などを
用いて実現できる。
【0021】第9の発明(請求項9に係る発明に対応)
では、前記吸収型回折格子を光ガイド層の中に形成する
ことを特徴とする。
【0022】第10の発明(請求項10に係る発明に対
応)では、活性層の上部に前記吸収型回折格子を形成す
ることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】第1実施例 図1を用いて本発明の第1実施例を説明する。1は基板
であるところのn−InPである。この上に、2に示す
n−InPを厚さ0.1μm形成している。続いて、エ
ッチング補助膜として3に示すInGaAsPを0.1
μm形成して、一旦成長を終了する。
【0024】この後、成長した膜2、3にレジストと二
光束干渉露光法を用いて回折格子4を形成する。半導体
膜2、3のエッチングは塩素のドライエッチングにより
行い、図1(b)の5に示す様に0.15μmの深さを
持つ回折格子4を形成する。ここで、基板1とn−In
P層2の第1の半導体と組成の異なるエッチング補助膜
3がある為にグレーティング4を深く形成でき、グレー
ティング4の溝部16を細く形成することができる。
【0025】続いて、2回目の成長を行う。図1(c)
に示す様に吸収層であるn−InGaAs6を形成す
る。ここでは、溝部16で30nmの膜厚になるように
成長する。この時、回折格子4の頂上部14にもわずか
にn−InGaAs膜が成長する。続いて、7に示すエ
ッチング保護層を形成する。この層7は、この後のエッ
チングにおいてInGaAs吸収層6を保護する役目を
もつ。7に示す膜の組成は、n−InPで形成し、膜厚
は谷部で20nmである。谷部のみに保護層7を形成す
るには、成膜後に塩酸でエッチングすればよい。
【0026】続いて、14に示した回折格子頂上部のI
nGaAsP膜6のエッチングを行う。エッチング液は
硫酸系を用い、硫酸:水:過酸化水素水=1:1:10
0の割合とする。エッチング後の形状を図1(d)に示
す。吸収層InGaAs膜6は保護層7で保護された溝
部のみとなり、14に示した回折格子頂上部のInGa
AsP膜のエッチングにより、基板はほぼ平坦になる。
図1(d)中に示した7のn−InP膜は、吸収層とし
ては働かないので残っていてもよいが、不必要であれば
除去してもよい。
【0027】ここで重要な点は、グレーティング4の頂
上部14(凸部)をエッチングすることにより、n−I
nGaAs吸収層6が連続的でなく離散的になった点
と、最初に形成したエッチング補助膜3により、5で示
す高さの大きいグレーティング4が実現できた点であ
る。この後者の結果、グレーティング4の溝部16の先
端が狭くなり、図1(d)中の15に示す様に吸収層6
の幅が細くなった。こうして、デューティ比0.3の吸
収型グレーティングが実現できた。
【0028】この後の半導体レーザの作製工程を図2に
示す。吸収層6が形成された基板1上に光ガイド層とな
る8のノンドープInGaAsPを厚さ0.1μm成長
し、その上に9に示す活性層を積層する。活性層9の構
成は、量子井戸であるInGaAs(厚さ6nm)とバ
リア層であるInGaAsP(厚さ10nm)のペアを
5回繰り返している。更に、上部光ガイド層であるノン
ドープInGaAsP10を厚さ0.1μm、上部クラ
ッド層であるBeドープInP11を厚さ1.5μm、
キャップ層であるBeドープInGaAs12を厚さ
0.2μm形成している。
【0029】尚、図1(b)におけるエッチング深さ1
3のばらつきはそれほど重要ではない。このばらつきは
図1(d)に示す再成長時の段差となって影響してくる
が、多少ずれても成長に際して支障とはならない。
【0030】以上説明した様に、本作製法により、吸収
層6を離散的に形成でき、半導体レーザ特性のばらつき
が低減された。また、グレーティング4の溝部16が狭
くなりデューティ比が小さくなった。この構成により、
安定な利得結合型DFBレーザが作製できた。
【0031】第2実施例 図3をもって本発明の第2実施例を説明する。本実施例
は、吸収型回折格子を光ガイド層の中に形成した例を示
す。
【0032】図3(a)において、21は基板であると
ころのn−InP膜である。この上に、22に示したn
−InGaAsP膜を厚さ0.1μm形成する。23は
n−InP膜のエッチング補助膜であり、厚さ0.1μ
m形成している。この補助膜23は、第1実施例でも示
した様にグレーティングの溝部の先端を細くし先端に形
成される吸収領域のデューティ比を改善(小さく)する
ものである。この成長が終了した後は、図3(b)に示
す様にグレーティング25を形成する。グレーティング
25の深さ26は、0.15μmである。この後、図3
(c)に示す様に、n−InGaAs層27を溝部の厚
さが25nmになるように形成する。n−InGaAs
膜27はグレーティング25の斜面および頂上部にも形
成される。この後、硫酸系のエッチャントで斜面部、頂
上部に形成されたn−InGaAs27を除去したもの
が、図3(d)に示す形状のものである。溝部に吸収結
合型のグレーティングとなるn−InGaAs28が形
成されている。最後にエッチング補助層23を除去し
て、吸収層28の形成が終了する。
【0033】この吸収基板上への半導体レーザの作製工
程について、図4を用いて説明する。吸収型回折格子2
8を含んだ基板上に、29に示す光ガイド層であるノン
ドープInGaAsPを厚さ0.1μm形成する。この
上に、30に示す活性層を形成する。活性層30の構成
は、量子井戸であるInGaAs(厚さ10nm)とバ
リア層であるInGaAsP(厚さ10nm)のペアを
6回繰り返している。31は上部光ガイド層であるノン
ドープInGaAsPであり、厚さ0.05μm形成し
ている。32は上部クラッド層であるBeドープInP
であり、厚さ1.3μm形成する。33はキャップ層で
あるBeドープInGaAsであり、厚さ0.2μm形
成する。こうして成長を終了する。
【0034】ここで、吸収型回折格子28はn−InG
aAsP膜22中に形成されている。よって、22は光
ガイド層として働き、光が光ガイド層22に引き寄せら
れる形となる。つまり、光の吸収割合が増え結合を強く
することができる。
【0035】本実施例でも、図4におけるエッチング深
さ34のばらつきはそれほど重要ではない。このばらつ
きは図3(e)に示す再成長時の段差となって影響して
くるが、多少ずれても成長に際して支障とはならない。
尚、成長条件の最適化を図れば、図3(b)の状態から
図3(d)の状態に直接来ることもできる。
【0036】以上、本実施例に示す工程により二光束干
渉露光とウエットエッチング、ドライエッチングを用い
て、溝部のみに吸収領域28を持つ吸収型回折格子を形
成することが出来た。また吸収領域28のデューティ比
も改善することができた。
【0037】第3実施例 本発明の第3の実施例を図5をもって説明する。本実施
例は、活性層を持つ基板上に本発明の吸収型回折格子を
適用したものである。
【0038】図5において、41は基板であるところの
p−InP膜である。この上に、42に示す光ガイド層
のノンドープInGaAsPを厚さ0.2μm形成す
る。この上に、43に示す活性層を形成する。活性層4
3の構成は、量子井戸であるInGaAs(厚さ6n
m)とバリア層であるInGaAsP(厚さ12nm)
のペアを4回繰り返している。44は上部光ガイド層で
あるノンドープInGaAsPである。更に、49は吸
収型の回折格子、50は上部クラッド層であるSiドー
プInPで、厚さは1.3μm形成する。51はキャッ
プ層であり、SiドープInGaAsを厚さ0.2μm
形成している。これが全体の構成である。
【0039】図6を用いてこの吸収型回折格子49の形
成法を説明する。図6(a)において、40は図5にて
説明した層41から層43までの層を指している。この
上に、上部光ガイド層となる44のノンドープInGa
AsPを厚さ0.1μm形成する。45はエッチング補
助層であるInP膜であり、厚さは0.08μm形成す
る。図6(b)はエッチングを行った後の構成である。
46のグレーティングの溝の深さ47は0.13μmと
する。このエッチングした上に、48に示すn−InG
aAsを厚さ20nm形成する(図6(c))。
【0040】続いて、頂上部および斜面に形成されたn
−InGaAs48を硫酸系のエッチャントでライトエ
ッチングして除去する(図6(d))。この後、エッチ
ング補助層45を除去すると図6(e)に示す構成とな
る。この後の成長は、図5をもって説明した様な手順と
なる。
【0041】本実施例により、活性層を有する基板にお
いても本発明が適用できることが示された。尚、図5に
示した第3実施例では、吸収型回折格子49の上に直ぐ
に上部クラッド50を形成したが、この部分に光ガイド
層を挿入してもよい。この光ガイド層により結合係数の
改善が図れる。
【0042】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明により、量産
性に優れた干渉露光法などを用いて、分離された吸収領
域を有する回折格子が形成でき、半導体レーザ特性のば
らつきが低減された。また、グレーティングの溝部が狭
くなりデューティ比が小さくなり、この構成により、安
定な利得結合型DFBレーザができた。
【0043】また、光ガイド層内に吸収層が形成でき、
吸収係数の増大が図れ、安定した動作が確認できた。更
に、下地に活性層がある場合でも、再現性良く利得結合
型半導体レーザが作製できる様になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施例の製造工程を示す図
である。
【図2】図2は本発明の第1実施例で作製されたデバイ
スの全体構成の断面図である。
【図3】図3は本発明の第2実施例の製造工程を示す図
である。
【図4】図4は本発明の第2実施例で作製されたデバイ
スの全体構成の断面図である。
【図5】図5は本発明の第3実施例で作製されたデバイ
スの全体構成の断面図である。
【図6】図6は本発明の第3実施例の製造工程を示す図
である。
【図7】図7は従来例の全体構成の断面図である。
【図8】図8は従来例の吸収型回折格子を説明する図で
ある。
【図9】図9は従来例の回折格子の製法と問題点を説明
する図である。
【符号の説明】
1、21、41 基板 2 InP層 3、23、45 エッチング補助層 4、25、46 グレーティング 6、27、28、48、49 吸収層(吸収領域) 7 エッチング保護層 8、10、29、31、42、44 光ガイド層 9、30、43 活性層 11、32、50 クラッド層 12、33、51 キャップ層 14 グレーティング頂上部 16 グレーティング溝部 22 InGaAsP層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の半導体上に、第1の半導体とは組
    成の異なる半導体単層膜または第1の半導体と組成の異
    なる半導体層を一部に有する半導体多層膜を形成する工
    程と、該単層膜または多層膜をエッチングし回折格子を
    作製する工程と、該回折格子上に吸収領域となる半導体
    膜を形成する工程と、該回折格子の高さを低減する工程
    を有することを特徴とする吸収型回折格子の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記回折格子上に吸収領域となる半導体
    膜を形成する工程は、回折格子上に吸収領域となる半導
    体膜を一様に形成する工程であることを特徴とする請求
    項1記載の吸収型回折格子の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記回折格子の高さを低減する工程は、
    回折格子の溝部に吸収領域となる半導体膜を保護するエ
    ッチング保護層を形成する工程と選択エッチングを行な
    う工程を有することを特徴とする請求項2記載の吸収型
    回折格子の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記回折格子の高さを低減する工程は、
    回折格子上に一様に形成された吸収領域となる半導体膜
    をするライトエッチングする工程と選択エッチングを行
    なう工程を有することを特徴とする請求項2記載の吸収
    型回折格子の形成方法。
  5. 【請求項5】 前記回折格子上に吸収領域となる半導体
    膜を形成する工程は、回折格子の溝部に吸収領域となる
    半導体膜を形成する工程であることを特徴とする請求項
    1記載の吸収型回折格子の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記回折格子の高さを低減する工程は、
    選択エッチングを行なう工程であることを特徴とする請
    求項1または5記載の吸収型回折格子の形成方法。
  7. 【請求項7】 前記回折格子の高さを低減する工程は、
    回折格子の溝部を埋めて平坦にする工程と均一にエッチ
    ングを行なう工程を有することを特徴とする請求項1、
    2または5記載の吸収型回折格子の形成方法。
  8. 【請求項8】 利得結合型DFBレーザの作製法におい
    て、第1の半導体上に、第1の半導体とは組成の異なる
    半導体単層膜または第1の半導体と組成の異なる半導体
    層を一部に有する半導体多層膜を形成する工程と、該単
    層膜または多層膜をエッチングし回折格子を作製する工
    程と、該回折格子上に吸収領域となる半導体膜を形成す
    る工程と、該回折格子の高さを低減する工程を有する形
    成法で吸収型回折格子を形成することを特徴とする利得
    結合型DFBレーザの作製法。
  9. 【請求項9】 前記吸収型回折格子を光ガイド層の中に
    形成することを特徴とする請求項8記載の利得結合型D
    FBレーザの作製法。
  10. 【請求項10】 活性層の上部に前記吸収型回折格子を
    形成することを特徴とする請求項8記載の利得結合型D
    FBレーザの作製法。
  11. 【請求項11】 前記回折格子上に吸収領域となる半導
    体膜を形成する工程は、回折格子上に吸収領域となる半
    導体膜を一様に形成する工程であることを特徴とする請
    求項8、9または10記載の利得結合型DFBレーザの
    作製法。
  12. 【請求項12】 前記回折格子の高さを低減する工程
    は、回折格子の溝部に吸収領域となる半導体膜を保護す
    るエッチング保護層を形成する工程と選択エッチングを
    行なう工程を有することを特徴とする請求項11記載の
    利得結合型DFBレーザの作製法。
  13. 【請求項13】 前記回折格子の高さを低減する工程
    は、回折格子上に一様に形成された吸収領域となる半導
    体膜をするライトエッチングする工程と選択エッチング
    を行なう工程を有することを特徴とする請求項11記載
    の利得結合型DFBレーザの作製法。
  14. 【請求項14】 前記回折格子上に吸収領域となる半導
    体膜を形成する工程は、回折格子の溝部に吸収領域とな
    る半導体膜を形成する工程であることを特徴とする請求
    項8、9または10記載の利得結合型DFBレーザの作
    製法。
  15. 【請求項15】 前記回折格子の高さを低減する工程
    は、選択エッチングを行なう工程であることを特徴とす
    る請求項8、9、10または14記載の利得結合型DF
    Bレーザの作製法。
  16. 【請求項16】 前記回折格子の高さを低減する工程
    は、回折格子の溝部を埋めて平坦にする工程と均一にエ
    ッチングを行なう工程を有することを特徴とする請求項
    8、9、10、11または14記載の利得結合型DFB
    レーザの作製法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102664054A (zh) * 2012-05-10 2012-09-12 深圳大学 X射线吸收光栅的制作方法及其填充装置
CN111525392A (zh) * 2020-04-29 2020-08-11 中国人民解放军国防科技大学 一种基于微纳结构半导体薄膜的增益装置及激光器

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CN111525392B (zh) * 2020-04-29 2021-04-27 中国人民解放军国防科技大学 一种基于微纳结构半导体薄膜的增益装置及激光器

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