JPH10187944A - 画像取得装置、画像照射装置及び画像記録装置 - Google Patents

画像取得装置、画像照射装置及び画像記録装置

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JPH10187944A
JPH10187944A JP8348400A JP34840096A JPH10187944A JP H10187944 A JPH10187944 A JP H10187944A JP 8348400 A JP8348400 A JP 8348400A JP 34840096 A JP34840096 A JP 34840096A JP H10187944 A JPH10187944 A JP H10187944A
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JP
Japan
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image
light
face
fiber
core
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JP8348400A
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English (en)
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Takeo Sugawara
武雄 菅原
Tsutomu Nagai
勤 永井
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を高解像度で伝送することができ、しか
も生産性良く作製することの可能な画像装置を提供す
る。 【解決手段】 本願に係る画像装置は、各々の軸線が相
互に略平行になった状態で集成された複数の単位ファイ
バ6を含み、これらの単位ファイバ6の各々の両端面が
それぞれ集合して構成される入力端面及び出力端面を有
するファイバ光学プレートを画像伝送手段として備えて
いる。このファイバ光学プレートを構成する単位ファイ
バ6は、所定の光に対する透光性材料から構成されたコ
ア10と、このコアを密着包囲した前記所定の光に対す
る光吸収体12と、を備えている。このファイバ光学プ
レートは、周知のファイバ光学プレートと同様に作製す
ることができ特別な付加的工程は必要ないので、本願に
係る画像装置は生産性良く作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像伝送手段とし
てファイバ光学プレートを備えた画像取得装置、画像照
射装置及び画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリやイメージスキャナ等の画
像読取部のなかには、ラインイメージセンサやエリアイ
メージセンサ等の撮像素子の受光面と原稿面との間にフ
ァイバ光学プレート(以下、「FOP」と称する)を挿
入配置したものがある。このFOPは、複数の光ファイ
バが各々の軸線が略平行となるように束ねられて一体的
に集成された構造を有している。この光ファイバを単位
ファイバと呼ぶことにすると、各単位ファイバの両端面
の集合面がそれぞれFOPの両端面となっており、FO
Pの一方の端面に入射した光学像は、FOPによって他
方の端面まで伝送されるようになっている。
【0003】上記の画像読取装置では、FOPの一方の
端面(入力端面)が原稿面と対向し、他方の端面(出力
端面)が撮像素子の受光面と対向するようにFOPを配
設することで、原稿の画像を表す光学像を撮像素子まで
低損失で伝送できるようになっている。このような画像
読取装置では、原稿に照明光を照射する関係上、FOP
の入力端面と原稿面とを接触させずに所定の距離だけ離
した構造が採用されることがある。このような構造の画
像読取装置には、FOPの入力端面と原稿面とが離れる
につれ、FOPに入射する光学像の解像度が低下すると
いう欠点を有している。即ち、FOPを構成する単位フ
ァイバはその開口数に対応する角度内の光を授受するた
め、原稿面がFOPの入力端面から離れるにしたがい各
光学ファイバはより広範囲の光を授受することになり、
隣接する単位ファイバによって伝送される情報(信号
光)が重複し、正確な画像情報が伝送されにくくなる。
【0004】このような欠点を克服するため、FOPの
両端部のうち原稿面側に配置されるべき端部(以下、
「入力端部」と称する)に微小レンズを設けることが行
われている。これにより、原稿で反射され、或いは原稿
を透過した照明光(信号光)は、微小レンズによって単
位ファイバの軸線に対する角度が小さくなる方向に屈折
し、FOPに入射する。つまり、同じ信号光が微小レン
ズを介さずに直接FOPに入射する場合に比べて、単位
ファイバへの信号光の入射角が小さく、単位ファイバ内
において、より軸線に近い方向に信号光が進行するよう
になる。これによって、隣接する単位ファイバが授受す
る信号光間の重複が小さくなり、より解像度の高い光学
像が伝送されるようになる。
【0005】FOPの入力側の端部に微小レンズを設け
る種々の方式は、例えば、特開平5−134119号、
特開昭55−7710号、特開昭55−7711号、特
開平3−110502号、特開平3−110503号、
特開平3−265356号の各公報に記載されている。
【0006】また、特開平3−110502号公報に
は、FOPの出力側の端部に微小レンズを設けることで
出射光の広がり角度が小さくなり、より遠距離まで信号
光を正確に伝送できることが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報掲載の方式は、いずれも、一度完成したファイバ光学
プレートにレンズ形成加工を施したり、或いは微小レン
ズ部品をファイバ光学プレートの端面に取り付けるとい
った、ファイバ光学プレート自体を作製するのとは別の
付加的工程を必要とするので、作業時間及び生産コスト
の増加を招くことになる。
【0008】本願に係る発明は、上記に鑑みなされたも
ので、ファイバ光学プレートを用いて高い解像度の画像
を伝送することができ、しかも生産性良く作製すること
の可能な画像取得装置、画像照射装置及び画像記録装置
を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願に係る画像取得装置
は、(a)各々の軸線が相互に略平行になった状態で集
成された複数の単位ファイバを含み、これらの単位ファ
イバの各々の両端面がそれぞれ集合して構成される入力
端面及び出力端面を有するファイバ光学プレートと、
(b)このファイバ光学プレートの出力端面と対向する
ように配置された受光面を有する撮像手段と、を備えて
おり、ファイバ光学プレートを構成する単位ファイバ
が、所定の光に対する透光性材料から構成されたコア
と、前記所定の光に対する光吸収体であってコアを密着
包囲する光吸収体と、を備えることを特徴としている。
【0010】この画像取得装置が備えるファイバ光学プ
レートの単位ファイバは上記のような構成を有している
ので、単位ファイバのコアに入射した上記所定の光のう
ちコアの軸線と平行な方向に進行する光以外の光は、光
吸収体によって吸収されることにより、減衰し、或いは
除去されてしまう。従って、取得すべき画像を表す光学
像を上記所定の光を用いて形成し、これをファイバ光学
プレートの入力端面に入射させることで、この光学像の
出射面とファイバ光学プレートの入力端面とが離れてい
る場合であっても、隣接する単位ファイバが授受する信
号光間の重複を小さくすることができ、取得すべき画像
を高解像度で伝送することができる。取得すべき画像を
表す光学像はファイバ光学プレートの出力端面から出射
して、撮像手段の受光面に入射した後、撮像手段によっ
て電気信号に変換されて出力される。このように、本実
施形態の画像取得装置によれば、取得すべき画像の出射
面とファイバ光学プレートの入力端面とが離れている場
合でも、高い解像度で画像を取得することができる。
【0011】本願に係る画像取得装置が備えるファイバ
光学プレートは、コアを包囲する材料の組成をその材料
が光吸収性を有するように調節しておくこと以外は周知
のファイバ光学プレートと同じ方法で作製することがで
き、従来のように微小レンズを設けるといった付加的な
工程は必要ない。従って、本願に係る画像取得装置は、
従来よりも少ない工程数で生産性良く作製することがで
きる。
【0012】次に、本願に係る画像照射装置は、(a)
各々の軸線が相互に略平行になった状態で集成された複
数の単位ファイバを含み、これらの単位ファイバの各々
の両端面がそれぞれ集合して構成される入力端面及び出
力端面を有するファイバ光学プレートと、(b)所定の
画像を表す光学像をファイバ光学プレートの入力端面に
入射させる画像入力手段と、を備えており、ファイバ光
学プレートを構成する単位ファイバが、前記光学像を構
成する光に対する透光性材料から構成されたコアと、前
記光学像を構成する光に対する光吸収体であってコアを
密着包囲する光吸収体と、を備えることを特徴としてい
る。
【0013】この画像照射装置が備えるファイバ光学プ
レートの単位ファイバは上記のような構成を有している
ので、単位ファイバのコアに入射した上記光学像を構成
する光のうちコアの軸線と平行な方向に進行する光以外
の光は、光吸収体によって吸収されることにより、減衰
し、或いは除去されてしまう。これにより、このファイ
バ光学プレートからの出射光の広がり角が十分に小さく
なるので、このファイバ光学プレートによれば遠距離ま
で信号光を正確に伝送することができる。従って、本願
に係る画像照射装置によれば、ファイバ光学プレートの
出力端面から離れた位置に画像を照射する場合であって
も、高い解像度で画像を照射することができる。
【0014】本願に係る画像照射装置が備えるファイバ
光学プレートは、コアを包囲する材料の組成をその材料
が光吸収性を有するように調節しておくこと以外は周知
のファイバ光学プレートと同じ方法で作製することがで
き、微小レンズを設けるといった付加的な工程は必要な
い。従って、本願に係る画像取得装置は、比較的簡易な
工程で生産性良く作製することができる。
【0015】次に、本願に係る画像記録装置は、(a)
開口部が設けられた側壁を有し、この開口部と対向する
位置に所定の感光材料を収容することができる筐体と、
(b)各々の軸線が相互に略平行になった状態で集成さ
れた複数の単位ファイバを含み、これらの単位ファイバ
の各々の両端面がそれぞれ集合して構成される入力端面
及び出力端面を有し、上記筐体の開口部に取りつけられ
たファイバ光学プレートと、を備えており、ファイバ光
学プレートを構成する単位ファイバが、所定の光に対す
る透光性材料から構成されたコアと、前記所定の光に対
する光吸収体であってコアを密着包囲する光吸収体と、
を備えることを特徴としている。
【0016】この画像記録装置が備えるファイバ光学プ
レートの単位ファイバは上記のような構成を有している
ので、コアに入射した上記所定の光のうちコアの軸線と
平行な方向に進行する光以外の光は、光吸収体によって
吸収されることにより、減衰し、或いは除去されてしま
う。従って、記録すべき画像を表す光学像を上記所定の
光を用いて形成し、これをファイバ光学プレートの入力
端面に入射させることで、この光学像の出射面とファイ
バ光学プレートの入力端面とが離れている場合であって
も、隣接する単位ファイバが授受する信号光間の重複を
小さくすることができ、記録すべき画像を高解像度で伝
送することができる。記録すべき画像を表す光学像はフ
ァイバ光学プレートの出力端面から出射するが、上記の
筐体内に感光材料を収容しておけば、この光学像が感光
材料に入射して露光が行われ、この光学像が表す画像が
感光材料に記録される。このように、本実施形態の画像
取得装置によれば、取得すべき画像の出射面とファイバ
光学プレートの入力端面とが離れている場合でも、高い
解像度で画像を記録することが可能になる。
【0017】本願に係る画像記録装置が備えるファイバ
光学プレートは、コアを包囲する材料の組成をその材料
が光吸収性を有するように調節しておくこと以外は周知
のファイバ光学プレートと同じ方法で作製することがで
き、微小レンズを設けるといった付加的な工程は必要な
い。従って、本願に係る画像記録装置は、比較的簡易な
工程で生産性良く作製することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明に
おいて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明
を省略する。また、図面の寸法比率は説明のものと必ず
しも一致していない。
【0019】(実施形態1)図1は、本発明に係る画像
取得装置の一実施形態の構成及び使用状態を示す模式側
面図である。本実施形態の画像取得装置101は、一般
的なイメージスキャナの読取部として使用することがで
きる。この画像取得装置101は、ファイバ光学プレー
ト1(以下、「FOP」と称す)及びラインイメージセ
ンサ20を備えている。光ファイバ光学プレート1は、
複数本の単位ファイバが各々の軸線を略平行にして束ね
られて集成された構造を有しており、各単位ファイバの
両端面がそれぞれ集合して形成された入力端面2及び出
力端面4を有している。入力端面2及び出力端面4は、
それぞれ各単位ファイバの軸線に対して垂直となってい
る。ラインイメージセンサ20は、周知のように、受光
面22に入射した光学像の情報を電気情報に変換して出
力する一次元撮像素子であり、複数の光センサが一列に
配列された構成を有している。このラインイメージセン
サ20は、その受光面22をFOP1の出力端面4と対
向させた状態で固定されている。なお、受光面22と出
力端面4とは、接触させられていても良いし、一定の距
離をおいて隔てられていても良い。
【0020】図1に示されるように、本実施形態の画像
取得装置101の周辺には、読み取るべき原稿面40の
上方から照明光を照射するための照明光源30が設置さ
れている。この照明光源30としては、例えば、発光ダ
イオード(LED)を用いることができる。照明光源3
0からの照明光が原稿面40に適切に照射されるよう
に、画像取得装置1は、その使用時において、FOP1
の入力端面2と読み取るべき原稿面40とが所定の距離
をあけて対向するように配置される。
【0021】照明光源30からの照明光が原稿面40に
照射されると、原稿面40で拡散された照明光によって
読み取るべき原稿面40上の画像に対応した光学像が形
成され、FOP1の入力端面2に入射する。FOP1に
よって伝送されたこの光学像は、出力端面4から出射
し、受光面22を介してラインイメージセンサ20に入
射する。この光学像は、ラインイメージセンサ20によ
って電気情報に変換されて出力される。読み取るべき画
像が大きい場合は、画像取得装置101を原稿面40に
対して平行移動させることにより画像全体を走査して、
画像の読み取りを完了させることができる。周知の通
り、ラインイメージセンサ20からの電気出力に適切な
信号処理を施すことで、原稿面40上の画像を復元する
ことができ、この画像をディスプレイ装置の画面上に表
示させることも可能である。
【0022】次に、図2及び図3を用いてFOP1の構
造を詳細に説明する。図2は、FOP1の入力端面2を
部分的に示す拡大平面図であり、図3は、図2のII−II
線部分断面図である。なお、図3の符号6は、FOP1
を構成する各単位ファイバを表している。
【0023】図2及び図3に示されるように、FOP1
は、略平行に配置された光透過性のコア線材10を複数
備えており、これらのコア線材10の間には光吸収性の
材料12が充填されている。コア線材10は、照明光源
30からの照明光を透過させることができる材料から構
成され、光吸収体12は、照明光源30からの照明光を
吸収可能な材料から構成される。光吸収体12の屈折率
は、コア線材10の屈折率よりも低く、従って、この光
吸収体12は、コア線材10に対するクラッドとして機
能する。即ち、FOP1を構成する各単位ファイバ6
は、コア線材10を光伝搬領域として中心に有してお
り、このコア線材10は、光吸収体12によって密着包
囲されることによりクラッディングされている。
【0024】次の表は、コア線材10及び光吸収体12
の組成の一例を示している。
【0025】
【表1】 なお、上記の表1において、各組成物の割合は、重量パ
ーセント濃度(wt%)で表されている。
【0026】また、次の表は、上記組成のコア線材10
及び光吸収体12の各種特性を示している。
【0027】
【表2】
【0028】この例におけるコア線材10及び光吸収体
12は、いずれも石英を主成分とするガラスであるが、
コア線材10が透明であるのに対し、光吸収体12は黒
色である。本発明者がこの光吸収体12と同じ組成の黒
色板ガラス(厚さ0.25mm)を用意し、波長510
nmの光に対する透過特性を測定したところ、透過率は
約0.1%であった。上記組成の光吸収体12が高い光
吸収性を示すことが分かる。
【0029】このように、FOP1を構成する単位ファ
イバ6は、光伝搬部であるコア線材10が光吸収体12
で包囲された構造を有しているので、コア線材10に入
射した光のうちコア線材10の軸線と平行な方向に進行
する光以外の光は、光吸収体12によって吸収されるこ
とにより、減衰し、或いは除去されてしまう。従って、
このFOP1によれば、図1のように原稿面40とFO
P1の入力端面2とが離れている場合でも、隣接する単
位ファイバ6が授受する信号光間の重複が小さくなり、
解像度の高い光学像を伝送することができる。このた
め、本実施形態の画像取得装置によれば、画像を高解像
度で読み取ることができる。
【0030】次に、本発明者は、上述の表1の組成で作
製したFOP1について出射光の広がり角を測定した。
このとき、単位ファイバ6のコア線材10の外径は、2
0μmとした。図4は、この測定方法を説明するための
模式図である。測定に際しては、光源60をFOP1の
入力端面2と所定の間隔をあけて対向するように配置
し、また、スクリーン66をFOP1の出力端面4と所
定の間隔をあけて対向するように配置する。図4に示さ
れるように、光源60と入力端面2との間には、拡散板
62及びピンホール板64が配置される。拡散板62
は、光源60から出射してFOP1に向かう光を拡散さ
せるものであり、これを配置することで現実の使用にお
ける拡散光の入射を再現することができる。ピンホール
板64は、光源60からの光を遮断する材料から構成さ
れた平板の中央にピンホール65が形成されたものであ
る。光源60から出射し、拡散板62及びピンホール6
5を通過して入力端面2からFOP1に入射した光は、
FOP1内を伝搬して出力端面4から出射し、スクリー
ン66上にスポット光を形成する。このスポット光の半
径と、出力端面4及びスクリーン66間の距離とに基づ
いて、FOP1からの出射光の広がり角θを求めること
ができる。
【0031】厚さの異なる3個のFOP1を測定用に用
意し、各FOP1について上記の方法により出射光の広
がり角を測定をしたところ、次のような結果が得られ
た。
【0032】
【表3】
【0033】この表に示されるように、FOP1の出射
光の広がり角は十分に小さい。このように出射光の広が
り角が小さいと、遠距離まで信号光を正確に伝送するこ
とができるので、FOP1の出力端面4から離れた位置
にラインイメージセンサ20の受光面22が配置されて
いる場合であっても、比較的高い解像度の光学像を受光
面22に入射させることができる。
【0034】本発明者は、本実施形態で用いているFO
P(図2及び図3)と従来技術で用いられているFOP
との間で、FOPによって伝送された光学像の解像度の
比較を行った。比較対象として用いたFOPは、光吸収
性を有しないクラッドによってコア線材が密着包囲され
た構造の複数の単位ファイバが略平行に集成されたもの
である。このようなFOPとして、開口数NAが比較的
大きいもの(NA=0.88)と、比較的小さいもの
(NA=0.35)の2種類を用意した。また、各FO
Pの厚さ(単位ファイバの軸線に沿った長さ)は10m
mとし、各FOPのファイバ間距離(隣接する単位ファ
イバの中心間の距離)は25μmとした。
【0035】図5は、FOPによって伝送された光学像
の解像度の測定方法を説明するための図である。この図
に示されるように、測定に際しては、光源60をFOP
1の入力端面2と所定の間隔をあけて対向するように配
置し、顕微鏡をその対物レンズ68が出力端面4と所定
の間隔をあけて対向するように配置する。光源60と入
力端面2との間には拡散板62が配置され、拡散板62
と入力端面2との間にはテストターゲット63が配置さ
れる。このテストターゲット63は、表面に黒の縞模様
が形成された透光板である。縞模様の間隔は一定ではな
く徐々に変化しており、どの間隔の縞までが分離される
かを顕微鏡画像に基づいて確認することでFOP1から
出射した光学像の解像度を求めることができるようにな
っている。テストターゲット63と入力端面2との空間
距離は、これらの間に配置されるスペーサ67の厚さを
変えることで任意に調節することができる。
【0036】図5に示される方法によって解像度を測定
した結果を、次の表4に示す。
【0037】
【表4】
【0038】ここで、表4の左端の欄は、測定に用いた
FOPの種類を表しており、(1)は単位ファイバのコ
アを包囲するクラッドが光吸収性を有しないFOPであ
って開口数NAが0.88のもの、(2)は単位ファイ
バのコアを包囲するクラッドが光吸収性を有しないFO
Pであって開口数NAが0.35のもの、(3)はコア
が光吸収体によって包囲された単位ファイバから構成さ
れるFOP(本実施形態で用いられているFOP)をそ
れぞれ表している。また、dは、FOPの入力端面とテ
ストターゲット表面との間の空間距離を表しており、単
位はmmである。
【0039】表4に示されるように、本実施形態で用い
ているFOP(3)は、従来用いられていたFOP
(1)及び(2)と異なり、入力端面2とテストターゲ
ット63との間の空間距離が2.6mmの場合でさえも
5LP/mmの解像度を達成しており、画像の伝送が可
能である。このように、本実施形態で用いられているF
OPは、その入力端面と読み取るべき画像を表す光学像
の出射面とが離れており、かつ、出力端面と光学像を受
光する面とが離れている場合であっても、比較的高い解
像度で画像を伝送することができる。
【0040】本実施形態の画像取得装置が備えるFOP
1は、コア線材10を包囲する材料の組成をこの材料が
照明光に対して十分な光吸収性を示すように予め設定し
ておくこと以外は周知のFOP作製方法と同じ方法で作
製することができ、「従来の技術」欄で紹介した微小レ
ンズを形成するという付加的な工程は必要ない。従っ
て、本実施形態の画像取得装置は、従来通り画像を高解
像度で読み取ることができ、なおかつ従来よりも少ない
工程数で生産性良く作製することができるという利点を
有している。このため、本実施形態の画像取得装置をイ
メージスキャナ等の読取部として使用することで、その
生産コストを低減することが可能である。
【0041】(実施形態2)図6は、本発明に係る画像
照射装置の一実施形態の構成及び使用状態を示す模式側
面図である。本実施形態の画像照射装置102は、一般
的なプリンタ装置やコピー機の感光ドラム60と対向さ
せて配置することで、これらの装置の露光部として使用
することができる。この画像照射装置102は、FOP
1及び発光ダイオードアレイ(以下、「LEDアレイ」
と称する)50を備えている。LEDアレイ50は、周
知の通り、画像情報を含んだ電気信号の入力に応じて発
光し、この電気画像情報が表す画像に対応した光学像を
放射する素子である。このLEDアレイ50は、発光ダ
イオード(LED)が二次元マトリクス状に配列された
構造を有している。LEDアレイ50は、その発光面5
2をFOP1の入力端面2に対向させた状態で固定され
ている。なお、発光面52と入力端面4とは、接触させ
られていても良いし、所定の距離をおいて隔てられてい
ても良い。
【0042】FOP1は、実施形態1で説明したものと
同様の構造を有しており、図2及び図3に示されるよう
に、FOP1を構成する単位ファイバ6は、コア線材1
0及びコア線材10を密着包囲する光吸収体12から構
成されている。本実施形態では、コア線材10は、LE
Dアレイ50からの光を透過させることのできる材料か
ら構成され、光吸収体12は、LEDアレイ50からの
光を吸収可能な材料から構成される。
【0043】図6に示されるように、本実施形態の画像
照射装置102は、その使用時において、FOP1の出
力端面4と感光ドラム60の表面とが所定の距離をあけ
て対向するように配置される。このように出力端面4を
感光ドラム60の表面から隔てることで、感光ドラム6
0の摩耗を低減することができる。
【0044】実施形態1の説明で述べたように、本実施
形態の画像照射装置102が有するFOP1の単位ファ
イバ6は光伝搬部であるコア線材10が光吸収体12で
包囲された構造を有しているので、LEDアレイ50か
らコア線材10に入射した光のうちコア線材10の軸線
と平行な方向に進行する光以外の光は、光吸収体12に
よって吸収されることにより、減衰し、或いは除去され
てしまう。このため、FOP1からはコア線材10の軸
線に略平行な光のみが出射することになり、FOP1か
らの出射光の広がりが極めて小さくなるので、遠距離ま
で高解像度の画像を伝送することが可能になる。これに
より、図6のようにFOP1の出力端面4から離れた位
置に感光ドラム60が配置される場合であっても、解像
度の高い光学像を感光ドラム60の表面に照射すること
が可能である。従って、本実施形態の画像照射装置10
2によれば、FOP1の出力端面4から隔てられた感光
ドラムに画像を高解像度で焼き付けることができる。
【0045】本実施形態の画像照射装置が備えるFOP
1は、コア線材10を包囲する材料の組成をこの材料が
LEDアレイ50からの光に対して十分な光吸収性を示
すように予め設定しておくこと以外は周知のFOP作製
方法と同じ方法で作製することができ、FOPの出力端
面に微小レンズを設けるなどといった付加的工程は必要
ない。従って、本実施形態の画像照射装置は、生産性良
く作製することができ、本実施形態の画像照射装置をプ
リンタ装置等の露光部として使用することで、プリンタ
装置等の生産コストを低減することも可能である。
【0046】(実施形態3)図7は、本発明に係る画像
記録装置の一実施形態の構成及び使用状態を示す概略断
面図である。本実施形態の画像記録装置103は、液晶
70に表示された画像をフィルムに焼き付けて記録する
液晶画面撮像カメラとして使用することができる。図7
に示されるように、撮像対象物である液晶70は、ガラ
ス基板71及び72により挟まれており、これらのガラ
ス基板は、接着剤73によって接着されている。また、
液晶70には、背面からバックライト74が照射される
ようになっている。なお、ガラス基板71及び72の厚
さは、通常、1.1mmであり、薄いものでも0.7m
mである。
【0047】本実施形態の画像記録装置103は、イン
スタントフィルム用の一般的なフィルムケース80の側
壁に設けた開口部にFOP1を嵌め込んで固定したもの
である。このフィルムケース80は、インスタントフィ
ルムパック86を収納するためのもので、ハウジング部
材82及び84が枢着された構造を有しており、フィル
ムパック86を収容し、或いは取り出すことができるよ
うに開閉自在となっている。また、フィルムケース80
には、フィルムパック86内の各インスタントフィルム
88を押し出すための押圧バネ機構が内蔵されている。
【0048】FOP1は、実施形態1で説明したものと
同じものである。即ち、図2及び図3に示されるよう
に、FOP1を構成する単位ファイバ6は、コア線材1
0及びコア線材10を包囲する光吸収体12から構成さ
れている。本実施形態では、コア線材10は、液晶70
からの光を透過させることができる材料から構成され、
光吸収体12は、液晶70からの光を吸収可能な材料か
ら構成される。このFOP1は、ハウジング部材84に
設けられた開口部に嵌め込まれており、フィルムケース
80にフィルムパック86が収容されたときに、FOP
1の出力端面4が一枚目のインスタントフィルム88の
感光面と対向するようになっている。このとき、インス
タントフィル88の感光面と出力端面4とが接触するよ
うになっていても良いし、所定の距離をおいて隔てられ
るようになっていても良い。
【0049】図7に示されるように、本実施形態の画像
記録装置103は、その使用時において、FOP1の入
力端面2をガラス基板72の表面と当接させた状態に配
置される。バックライト74が液晶70に照射されてい
る状態で液晶70に画像が表示されると、この画像を表
す光学像が十分な光強度をもって液晶面から出射し、入
力端面2を介してFOP1に入射してFOP1内を伝搬
した後、出力端面4から出射する。こうして出射した光
学像は、フィルムケース80内のインスタントフィルム
88の感光面に入射する。こうしてインスタントフィル
ム88の露光が行われ、液晶に表示された画像がインス
タントフィルム88に記録される。
【0050】図7に示されるように、記録対象の光学像
が出射する液晶面と入力端面2とはガラス基板72の厚
さだけ隔てられているため、FOP1には液晶面に入力
端面2を接触させた場合よりも広範囲の光が入射し、伝
送される光学像の解像度が低くなりやすくなっている。
しかし、本実施形態で用いられているFOP1の単位フ
ァイバ6は、光伝搬部であるコア線材10が光吸収体1
2で包囲された構造を有しているので、コア線材10に
入射した光のうちコア線材10の軸線と平行な方向に進
行する光以外の光は、光吸収体12によって吸収される
ことにより、減衰し、或いは除去されてしまう。これに
より、隣接する単位ファイバ6が授受する信号光間の重
複が小さくなり、光学像を高い解像度で伝送することが
できるので、本実施形態の画像記録装置によれば、液晶
に表示された画像をインスタントフィルム88に高解像
度で記録することができる。
【0051】なお、本実施形態の画像記録装置103は
インスタントフィルムに画像を記録する構成となってい
るが、インスタントではない通常のフィルムに画像を記
録するような構成とすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本願に係る
画像取得装置は、コアが光吸収体によって包囲された単
位ファイバから構成されるファイバ光学プレートを画像
伝送手段として備えているので、画像を高解像度で取得
することができ、なおかつ従来よりも少ない工程数で生
産性良く作製することができる。
【0053】また、本願に係る画像照射装置は、コアが
光吸収体によって包囲された単位ファイバから構成され
るファイバ光学プレートを画像伝送手段として備えてい
るので、画像を高解像度で照射することができ、なおか
つ比較的簡易な工程で生産性良く作製することができ
る。
【0054】また、本願に係る画像記録装置は、コアが
光吸収体によって包囲された単位ファイバから構成され
るファイバ光学プレートを画像伝送手段として備えてい
るので、画像を高解像度で記録することができ、なおか
つ比較的簡易な工程で生産性良く作製することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像取得装置の一実施形態の構成
及び使用状態を示す模式側面図である。
【図2】FOP1の入力端面2を部分的に示す拡大平面
図である。
【図3】図2のII−II線部分断面図である。
【図4】FOPの出射光の広がり角の測定方法を示す図
である。
【図5】FOPによって伝送された光学像の解像度の測
定方法を示す図である。
【図6】本発明に係る画像照射装置の一実施形態の構成
及び使用状態を示す模式側面図である。
【図7】本発明に係る画像記録装置の一実施形態の構成
及び使用状態を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1…ファイバ光学プレート、2…入力端面、4…出力端
面、6…単位ファイバ、10…コア線材、12…光吸収
体、20…ラインイメージセンサ、22…受光面、30
…照明光源、40…原稿面、50…発光ダイオードアレ
イ、52…発光面、60…感光ドラム、70…液晶、7
1及び72…ガラス基板、73…接着剤、74…バック
ライト、80…フィルムケース、82及び84…ハウジ
ング部材、86…フィルムパック、88…インスタント
フィルム、101…画像取得装置、102…画像照射装
置、103…画像記録装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々の軸線が相互に略平行になった状態
    で集成された複数の単位ファイバを含み、これらの単位
    ファイバの各々の両端面がそれぞれ集合して構成される
    入力端面及び出力端面を有するファイバ光学プレート
    と、 前記ファイバ光学プレートの出力端面と対向するように
    配置された受光面を有する撮像手段と、 を備え、 前記単位ファイバが、所定の光に対する透光性材料から
    構成されたコアと、前記所定の光に対する光吸収体であ
    って前記コアを密着包囲する光吸収体と、を備えている
    ことを特徴とする画像取得装置。
  2. 【請求項2】 各々の軸線が相互に略平行になった状態
    で集成された複数の単位ファイバを含み、これらの単位
    ファイバの各々の両端面がそれぞれ集合して構成される
    入力端面及び出力端面を有するファイバ光学プレート
    と、 所定の画像を表す光学像を前記ファイバ光学プレートの
    入力端面に入射させる画像入力手段と、 を備え、 前記単位ファイバが、前記光学像を構成する光に対する
    透光性材料から構成されたコアと、前記光学像を構成す
    る光に対する光吸収体であって前記コアを密着包囲する
    光吸収体と、を備えていることを特徴とする画像照射装
    置。
  3. 【請求項3】 開口部が設けられた側壁を有し、前記開
    口部と対向する位置に所定の感光材料を収容することが
    できる筐体と、 各々の軸線が相互に略平行になった状態で集成された複
    数の単位ファイバを含み、これらの単位ファイバの各々
    の両端面がそれぞれ集合して構成される入力端面及び出
    力端面を有し、前記開口部に取りつけられたファイバ光
    学プレートと、を備え、 前記単位ファイバが、所定の光に対する透光性材料から
    構成されたコアと、前記所定の光に対する光吸収体であ
    って前記コアを密着包囲する光吸収体と、を備えている
    ことを特徴とする画像記録装置。
JP8348400A 1996-12-26 1996-12-26 画像取得装置、画像照射装置及び画像記録装置 Pending JPH10187944A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002099400A1 (en) * 2001-06-04 2002-12-12 Hamamatsu Photonics K.K. Pin hole detector

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