JPH1018970A - ピストン式バキュームポンプ - Google Patents

ピストン式バキュームポンプ

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Publication number
JPH1018970A
JPH1018970A JP17334696A JP17334696A JPH1018970A JP H1018970 A JPH1018970 A JP H1018970A JP 17334696 A JP17334696 A JP 17334696A JP 17334696 A JP17334696 A JP 17334696A JP H1018970 A JPH1018970 A JP H1018970A
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JP
Japan
Prior art keywords
passage
pump
piston rod
gap
oil supply
Prior art date
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Pending
Application number
JP17334696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Ando
一也 安藤
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンロッドとその軸受部との隙間に潤滑
油を過不足なく供給して、ピストンロッド及び軸受部の
耐久性の向上を図る。 【解決手段】 ポンプ下室15内の空気を吐出する吐出
弁20の下流側に通路40を設ける。該通路40を、シ
リンダヘッドカバー4内へ排気するための排気通路42
と、ピストンロッド10とその軸受穴2cとの隙間44
に連通する給油通路43とに分岐する。排気通路42を
その分岐部より上方へ向け、給油通路43をその分岐部
より下方へ向けて、排気通路42の排出側開口部42a
を給油通路43の隙間側開口部43aより上位に設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に装
備され、エンジン等により駆動され機能するピストン式
バキュームポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のポンプとして、ディーゼルエン
ジンのブレーキブースタに用いるバキュームポンプがあ
り、このバキュームポンプとして従来図3に示すような
構造のものがある(例えば特開平5−106556号公
報)。
【0003】この図3に示す構造について説明する。1
はバキュームポンプで、ロワーケーシング2とアッパー
ケーシング3とを備え、ロワーケーシング2の下部にお
いてエンジンのシリンダヘッドカバー4に固定されてい
る。
【0004】5はロワーケーシング2に固定された円筒
形のシリンダ、6はシリンダ5内を上下動するピストン
で、その外周に設けた環状溝7にはOリング8とテフロ
ンのピストンリング9が嵌合されている。Oリング8は
その弾力でピストンリング9をシリンダ5の内周面に押
圧するとともに、温度変化によるピストンリング9の寸
法変化を吸収する。
【0005】10はピストンロッドで、ロワーケーシン
グ2に設けた軸受11により上下に摺動可能に軸承さ
れ、その上端はピストン6の中央に固着されている。1
2はピストンロッド10に嵌合するようにロワーケーシ
ング2に設けられたテフロンのシールリングである。
【0006】13はシールリング12の周りに設けたO
リングで、その弾力によってシールリング12をピスト
ンロッド10の外周に押圧するとともに温度変化による
シールリング12の寸法変化を吸収する。
【0007】14と15はそれぞれピストン6の上下に
形成されたポンプ上室とポンプ下室、16はロワーケー
シング2に固定したパイプで、図示されてないブレーキ
ブースタに連通される。
【0008】ポンプ下室15の底面中央部を形成するロ
ワーケーシング2の部分は上方にふくらんだ形状に形成
され、このふくらんだ部分の中央に、前記シールリング
12やOリング13等のシール部材を保持する軸シール
保持部が形成されている。
【0009】17は吸入弁で、パイプ16とポンプ上室
14との通路に配設されている。18は吸入弁で、パイ
プ16とポンプ下室15との間に配設されている。ポン
プ上室14とポンプ下室15は、夫々吐出弁19,20
及び排気室2a,2bを経てシリンダヘッドカバー4内
の空間4aに連通している。
【0010】21はピストンロッド10の下端部に固定
されたピン、22はピン21に回動可能に嵌合された小
径ローラ、23は小径ローラ22の外周に嵌合する大径
ローラで、該大径ローラ23はエンジンのカムシャフト
に形成された円板カム25に当接している。25aはカ
ムシャフトの軸心を示す。
【0011】26はピストンロッド10の下端近くに形
成されたフランジ、27A,27B,27Cはフランジ
26とロワーケーシング2との間に配設された圧縮コイ
ルスプリングで、ピストンロッド10を下方に付勢して
大径ローラ23をカム25に押圧当接している。
【0012】このように構成された大径ローラ23は、
カム25に従動するポンプ駆動部として機能する。24
は軸受11の下方に位置する軸受開口部、28はフラン
ジ26に設けた連通孔である。29はオイル供給手段
で、軸受開口部24とポンプ駆動部である大径ローラ2
3の外周面へ潤滑油を供給するオイルノズル29aと2
9bを有する。
【0013】オイル供給手段としてのオイルノズル29
aから噴出する潤滑油は、フランジ26の連通孔28を
通過し、直接軸受開口部24に達し、さらに軸受11と
ピストンロッド10の隙間を通り、オイル通路12aを
経てポンプ下室15へ吸入される。
【0014】上記バキュームポンプで、エンジンに連動
して円板カム25が矢印で示す反時計方向に回転する
と、円板カム25がポンプ駆動部である大径ローラ23
を駆動して、ピストンロッド10とピストン6を上下動
させる。
【0015】ピストン6が上昇すると、ポンプ上室14
内の空気が吐出弁19を経てシリンダヘッドカバー4内
の空間に吐出され、ポンプ下室15には図示されてない
ブレーキブースタからパイプ16、吸入弁18を経て空
気が吸入される。同時に、オイル供給手段としてのオイ
ルノズル29aから連通孔28を通って直接軸受開口部
24に供給された潤滑油が、ポンプ下室15の負圧によ
って、軸受11とピストンロッド10との隙間、及びオ
イル通路12aを経てポンプ下室15内に吸入され、ポ
ンプ下室15内に拡散する。
【0016】ピストン6が上下に往復動を繰り返すこと
により、ポンプ下室15内に潤滑油が流入し、ピストン
リング9とシリンダ5との摺動面に付着し、潤滑状態を
維持する。
【0017】ピストン6の下降時には、ポンプ下室15
内の空気は吐出弁20を経てヘッドカバー4内の空間へ
吐出され、ポンプ上室14には、ブレーキブースタから
パイプ16と吸入弁17を経て空気が吸入される。又、
ポンプ下室15側のシリンダ5とピストンリング9付近
に付着した潤滑油は、ポンプ上室14の負圧によりポン
プ下室15からポンプ上室14側へ流入し、ポンプ上室
14内に拡散する。
【0018】そしてピストン6が往復動を繰り返すこと
により、さらにポンプ上室14に潤滑油が流入して、ピ
ストンリング9とシリンダ5の摺動面に付着し、潤滑状
態を維持する。このようにして、ピストン摺動面の潤滑
が行なわれる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なピストン式バキュームポンプにおいては、そのピスト
ンロッド10とその軸受11とが常時摺擦するため、該
ピストンロッド10と軸受11との隙間に適量の潤滑油
を供給する必要がある。
【0020】しかし、上記従来のように、ピストンロッ
ド10の下部外周に付着した潤滑油を、ポンプ下室15
内に発生する負圧によりピストンロッド10と軸受11
との隙間に吸い上げて該隙間内に油膜を形成するのみの
方法においては、上記の隙間に供給された潤滑油がポン
プ下室15内へ積極的に吸い上げられて、ポンプ下室1
5から吐出弁20を介してシリンダヘッドカバー4内へ
排出されるため、上記隙間に十分な油膜が形成されない
おそれがある。
【0021】また、仮に、図3に示すオイル供給手段2
9から上記隙間への潤滑油供給路を設けて、潤滑油を上
記隙間へ積極的に圧送することも考えられるが、このよ
うにすると、潤滑油の供給量過多となり、ポンプ下室1
5内に潤滑油が多量に溜まり、ポンプ機能を損なうおそ
れがある。
【0022】そこで本発明は、上記の隙間に過不足なく
潤滑油を供給できるピストン式バキュームポンプを提供
することを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明は、ピストンロッド(10)とその軸
受穴(2c)との隙間(44)に給油された潤滑油を、
ピストンロッド(10)の往復運動で発生したポンプ下
室(15)内の負圧でポンプ下室(15)内に吸引する
ものにおいて、ポンプ下室(15)の空気を吐出する吐
出弁(20)の下流側に通路(40)を設け、該通路
(40)を、シリンダヘッドカバー(4)内へ排気する
ための排気通路(42)と、ピストンロッド(10)と
その軸受穴(2c)との隙間(44)に連通する給油通
路(43)とに分岐したことを特徴とするものである。
【0024】本発明において、ピストン(6)が下動す
ると、ポンプ下室(15)内の空気とオイルミストがポ
ンプ下室(15)側の吐出弁(20)から通路(40)
に吐出される。該通路(40)における排気通路(4
2)側へ分流した空気とオイルミストの一部はシリンダ
ヘッドカバー(4)内へ排出され、また給油通路(4
3)側へ分流した空気中のオイルミストは隙間(44)
へ供給される。
【0025】第2の発明は、上記排気通路(42)をそ
の分岐部より上方へ向け、給油通路(43)をその分岐
部より下方へ向けて、排気通路(42)の排出側開口部
(42a)を給油通路(43)の隙間側開口部(43
a)より上位に設定したことを特徴とするものである。
【0026】本発明においては、上記のような潤滑油の
隙間への給油作用に加えて、排気通路(42)及び給油
通路(43)に付着したオイルミストが、両通路(4
2)(43)の高低差によって両通路(42)(43)
を自然流下してピストンロッド(10)とその軸受穴
(2c)との隙間(44)に供給される。
【0027】
【発明の実施の形態】図1及び図2に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。本実施例
は、上記図3に示す従来の構造におけるポンプ下室側の
吐出弁20の下流側を排気室2aに直接開口することな
く、吐出弁20の下流側に排気と給油用の通路40を設
けたもので、その他の構造は上記従来の構造と同様であ
る。
【0028】そのため、図1及び図2において、上記図
3に示す従来の構造と同一部品及び部分には図3と同一
の符号を付してその構造の説明は省略する。図1及び図
2において、通路40は、ポンプ下室15側における吐
出弁20の下流側に形成して吐出弁20から吐出される
空気及びオイルミストを導入する導入通路41と、該導
入通路41から分岐して上方へ屈曲して排気室2bに開
口した排気通路42と、導入通路41から分岐して下方
へ屈曲してピストンロッド10と該ピストンロッド10
が挿通する軸受穴2cとの隙間44に開口する給油通路
43とからなる。また、排気通路42は、分岐部である
導入通路41から上方へ直線状に傾斜し、給油通路43
は、分岐部である導入通路41から下方へ直線状に傾斜
している。
【0029】上記各通路41,42,43の関係は、ロ
ワーケーシング2の底面を基準として導入通路41の底
面までの高さをL1 とし、排気通路42の排気室2bへ
の開口部42aまでの高さをL2 とし、給油通路43の
軸受穴2cへの開口部43aまでの高さをL3 とする
と、 L1 <L2 ,L1 >L3 の関係に設定され、給油通路43自体及びその開口部4
3aと、排気通路42自体及びその開口部42aとは、
前者が後者より高い高低差を有している。
【0030】上記排気室2bは、ポンプ上室14側にお
ける吐出弁19の排気室と共用しており、その下部は上
記従来の構造と同様にシリンダヘッドカバー4内の空間
4aに連通している。
【0031】次に作用について説明する。図3に示す円
板カム25の回転によってピストンロッド10が上下動
し、かつオイルノズル29aからの潤滑油がピストンロ
ッド10の外周面に付着すると、その潤滑油は、ピスト
ン6の上昇時に発生するポンプ下室15の負圧によって
従来と同様に隙間44に吸引された後ポンプ下室15内
に吸引される。
【0032】次でピストン6が下動すると、ポンプ下室
15内に吸入された潤滑油は、オイルミストとなって空
気と共にポンプ下室側の吐出弁20から通路40内へ吐
出され、排気通路42と給油通路43に分流する。給油
通路43側へ分流したオイルミストは隙間44内へ流入
する。排気通路42側へ分流したオイルミストは、空気
とともに排気室2b,2aを通じてシリンダヘッドカバ
ー4内に排出される。
【0033】次で、ピストン6が再度上昇すると、ポン
プ下室側の吐出弁20は閉じられる。この閉じた状態に
おいて、排気通路42と給油通路43が図1及び図2の
ように高低差をもって形成されていることにより、各通
路41,42,43内の空気は排気通路42を図2の矢
印Bのように流れて開口部42aから流出するが、排気
通路42に付着した潤滑油は導入通路41へ流下し、導
入通路41に溜まった潤滑油は給油通路43へ流下し、
更に給油通路43に溜まった潤滑油は、該給油通路43
を図2の矢印Cのように流下して隙間44へ流入する。
【0034】このようにして潤滑油が隙間44へ供給さ
れることにより、この潤滑油の供給量は、前記従来のよ
うに潤滑油をポンプ下室15の負圧によって隙間44へ
吸引するものに比べて多量になり、また仮に潤滑油をオ
イル供給手段29から潤滑油供給路を通じて積極的に供
給するとした場合に比べて少量になる。
【0035】したがって、潤滑油を隙間44へ過不足な
く供給することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、ポンプ下室側の吐出弁から吐出するオイ
ルミストをピストンロッドの軸受部に供給するため、従
来のようにポンプ下室内の負圧により軸受部に潤滑油を
供給するのみのものに比べて多量の潤滑油を供給でき、
かつ仮にオイル供給手段から潤滑油供給路を通じて積極
的に供給するものとした場合に比べて給油量が少なくな
る。したがってピストンロッドの軸受部に潤滑油を過不
足なく供給でき、その軸受部の耐久性、すなわちポンプ
の耐久性を向上できる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、上記のよう
なポンプ下室側の吐出弁から吐出したオイルミストの軸
受部への供給が一層良好に行われ、上記の効果をより一
層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す縦断面図。
【図2】図1の円A内の拡大断面図。
【図3】従来の構造を示す縦断面図。
【符号の説明】
2c…軸受穴 10…ピストンロッド 15…ポンプ下室 20…吐出弁 40…通路 42…排気通路 42a…排出側開口部 43…給油通路 43a…隙間側開口部 44…隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドとその軸受穴との隙間に
    給油された潤滑油を、ピストンロッドの往復運動で発生
    したポンプ下室内の負圧でポンプ下室内に吸引するもの
    において、 ポンプ下室の空気を吐出する吐出弁の下流側に通路を設
    け、該通路を、シリンダヘッドカバー内へ排気するため
    の排気通路と、ピストンロッドとその軸受穴との隙間に
    連通する給油通路とに分岐したことを特徴とするピスト
    ン式バキュームポンプ。
  2. 【請求項2】 排気通路をその分岐部より上方へ向け、
    給油通路をその分岐部より下方へ向けて、排気通路の排
    出側開口部を給油通路の隙間側開口部より上位に設定し
    たことを特徴とする請求項1記載のピストン式バキュー
    ムポンプ。
JP17334696A 1996-07-03 1996-07-03 ピストン式バキュームポンプ Pending JPH1018970A (ja)

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