JPH1019138A - 排気室を備えた磁気シール装置 - Google Patents

排気室を備えた磁気シール装置

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JPH1019138A
JPH1019138A JP8195384A JP19538496A JPH1019138A JP H1019138 A JPH1019138 A JP H1019138A JP 8195384 A JP8195384 A JP 8195384A JP 19538496 A JP19538496 A JP 19538496A JP H1019138 A JPH1019138 A JP H1019138A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic fluid
exhaust chamber
process chamber
chamber
Prior art date
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JP8195384A
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English (en)
Inventor
Hitoo Tezuka
仁雄 手塚
Satoru Numakura
知 沼倉
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Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間排気方式の磁気シール装置において、排
気室の気圧を高精度に制御しなくても磁性流体のプロセ
ス室内への吹き出しを防止できるようにする。 【解決手段】 回転軸1のまわりに軸線L方向に形成さ
れる凹凸空間Tと、凹凸空間T内を通過する磁力線を発
生する磁石5と、凹凸空間T内に隙間なく充填した磁性
流体6cと、プロセス室Qからみて磁性流体6cの背部
に設けた排気室Rと、排気室R内の気圧を調節する排気
ポンプ7とを有する磁気シール装置である。磁性流体6
cによってプロセス室Q内の機密を保持し、さらに排気
室Rを減圧することによって磁性流体6cのプロセス室
Q内への吹き出しを防止する。磁性流体6cは凹凸空間
T内に隙間なく充填されるので、耐差圧が高くなり、そ
のため、排気室R内の気圧制御が粗い場合でも磁性流体
の吹き出しを確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸、直動軸等
といった運動軸が張り出すプロセス室内を磁性流体を用
いて気密に保持する磁気シール装置、特に磁性流体の背
部に排気室を設けた形式の磁気シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気シール装置として、従来、図3に示
す構造を有するものが知られている。この磁気シール装
置は、領域P及び領域Qの2つの領域にわたって配置さ
れた運動軸、例えば軸線Lを中心として回転する回転軸
1のまわりに設置される。この磁気シール装置は、回転
軸1を包囲する円筒状のケーシング2と、ケーシング2
の内周面に固着された5個のポールピース4とを有して
いる。符号3は気密保持のためのOリングを示してい
る。各ポールピース4はそれぞれが回転軸1を中心とす
る円環状に形成されており、回転軸1の外周面との間に
わずかの隙間が形成されている。各ポールピース4の間
には4個の磁石5が設けられ、さらに、各ポールピース
4の内周端縁と回転軸1の外周面との間の隙間には磁性
流体6が注入されている。
【0003】各磁石5から出る磁力線はポールピース4
及び回転軸1を通過して磁気閉回路を形成し、その磁力
線に沿って磁性流体6による膜が各ポールピース4毎に
形成される。これらの磁性流体膜6の働きにより、大気
圧領域Pからプロセス室Q内への空気の進入が阻止され
てプロセス室Q内が真空状態に維持されたり、あるいは
塵の進入が阻止されて無塵状態に維持される。しかしな
がらこの磁気シール装置においては、プロセス室Qに対
して真空排気作業及び真空解除作業が繰り返して行われ
たり、又は回転軸1の起動及び停止が繰り返して行われ
ると、磁性流体6に関していわゆる呼吸作用が発生し、
その結果、その磁性流体6のうちの一部がプロセス室Q
内へ漏れ出たり、あるいは吹き出るおそれがあった。
【0004】上記のような磁性流体の吹き出しを防止す
るために、図4に示すような構造の、いわゆる中間排気
方式の磁気シール装置も既に知られている。この磁気シ
ール装置が特徴とする点は、プロセス室Qからみて第1
段目の磁性流体膜6cの背部(図の右部)に排気室Rを
設け、その排気室R内を排気ポンプ7によって排気して
減圧することである。この減圧により、排気室R内の気
圧をプロセス室Q内の気圧に合わせて調節し、もって磁
性流体6がプロセス室Q内へ吹き出すのを防止する。
【0005】しかしながらこの形式の磁気シール装置で
は、1段目の磁性流体膜6cの耐差圧が0.4Kg/c
2 程度と低いため、排気室R内の気圧をプロセス室Q
内の気圧に追従させてきわめて高精度に調節しなけれ
ば、実質的に磁性流体6の吹き出しを防止できないとい
う問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の磁気
シール装置、特に排気室を備えた中間排気方式の磁気シ
ール装置における上記の問題点を解消するためになされ
たものであって、排気室の気圧をそれほど高精度に制御
しなくても磁性流体の吹き出し又は漏れ出しを確実に防
止できる磁気シール装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係る磁気シール装置は、運動軸のまわりに軸
線方向に連続して形成される凹凸空間領域と、その凹凸
空間領域内を通過する磁力線を発生する磁石と、その凹
凸空間領域に隙間なく充填した磁性流体と、プロセス室
からみて磁性流体の背部に設けた排気室と、そして排気
室内の気圧を調節する気圧調節手段とを有することを特
徴としている。プロセス室と排気室との間に位置する磁
性流体の耐差圧は、望ましくは1Kg/cm2 以上に設
定される。また、排気室内の気圧は、望ましくは1to
rr以下に設定される。
【0008】磁性流体というのは、非磁性の流体媒体に
磁性体の金属微粒子をコロイド状に分散させることによ
って形成された流体である。例えば、炭化水素、炭化フ
ッ素、あるいは脂肪酸等の流体媒体にフェライトその他
の磁性粉末を分散した流体を用いることができる。
【0009】凹凸空間領域内に磁性流体を隙間なく充填
するということは、凹凸空間領域内に空間を開けること
なく磁性流体を充満させることである。このように運動
軸のまわりに形成した空間内に磁性流体を隙間なく充填
するためには、通常のように磁性流体をその空間内に単
に注入するという方法では不十分であると考えられる。
磁性流体を隙間なく充填するための方法として、例え
ば、凹凸空間領域をほぼ真空に保持した状態でその空間
内に磁性流体を注入するという方法が考えられる。しか
しながら磁性流体の充填方法はそのような真空注入法に
限定されるものでなく、どのような方法であっても差し
支えない。
【0010】運動軸のまわりに形成される凹凸空間領域
に隙間なく充填された磁性流体に関しては、その内部の
磁性微粒子の密度が、凹凸空間領域の凹部に対応して粗
状態に、凸部に対応して密状態になり、そして運動軸の
軸線方向に見て全体として粗密状態を繰り返すようにな
る。このような磁性流体の粗密配列により、密度が均一
な単なる磁性流体膜では得られない高い耐差圧を得るこ
とができる。プロセス室と排気室との間に配置する磁性
流体を、そのような高い耐差圧を有する磁性流体によっ
て構成することにより、排気室とプロセス室との間の気
圧差がかなり大きくなる場合でも磁性流体がプロセス室
内へ吹き出すことを防止できる。つまり、排気室内の気
圧制御をプロセス室に追従させて厳密に制御しなくて
も、磁性流体のプロセス室への吹き出しを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る磁気シール装
置の一実施形態を示している。この磁気シール装置は、
軸線Lを中心として回転する回転軸1のまわりに設置さ
れていて、その回転軸1が張り出しているプロセス室Q
を気密に保持して大気圧領域Pから隔離するために用い
られる。プロセス室というのは、その内部を外部から気
密に隔離して真空状態や、無塵状態や、その他希望の状
態に保持した空間領域のことであり、例えばそのプロセ
ス室内において、単結晶ウエハに対する半導体製造処理
や、陰極から飛び出る電子を対陰極に衝突させてX線を
発生させるX線発生処理等といった各種の処理が行われ
る。回転軸1の回転は、各処理のための駆動源として利
用される。
【0012】本実施形態の磁気シール装置は、回転軸1
を包囲する円筒状のケーシング2と、ケーシング2の内
周面に固着された複数、実施例では4個の円環状のポー
ルピース4と、気密保持のためのOリング3と、各ポー
ルピース4の間に設けられた複数、実施例では2個の環
状の磁石5と、そして回転軸1の外周面と各ポールピー
ス4の内周端面との間に形成される空間T内に注入され
た磁性流体6とを有している。ケーシング2はプロセス
室Qの隔壁8にボルト、その他の締結具によって固着さ
れている。また、回転軸1はケーシング2の内周面に固
着した軸受9によって回転自在に支持されている。
【0013】プロセス室Qに面する最左端のポールピー
ス4aの背部(図の右部)には空間領域である排気室R
が設けられ、その排気室Rに気圧調節手段として排気ポ
ンプ7が接続されている。また、各ポールピース4の内
周端面は、図2に示すように複数、実施例では7個の凸
部10及びそれらの間に形成される凹部11から成る凹
凸形状に形成されている。よって、回転軸1の外周面と
ポールピース4の内周端面との間には凹凸空間領域Tが
形成され、その空間領域T内に磁性流体6が隙間なく充
填されている。この場合、ポールピース4の凸部10に
対応する部分は回転軸1に近接しているので磁束密度が
高く、一方、凹部11に対応する部分は磁束密度が弱
い。従って磁性流体6は、凸部10に対応して密度が高
く(部分6a)、凹部11に対応して密度が低くなり
(部分6b)、全体として回転軸1の軸線方向に粗密状
態を繰り返す。
【0014】なお、磁性流体を図2に示すように隙間な
く充填するためには、凹凸空間領域Tを予め真空状態に
保持し、その状態でその空間領域T内に磁性流体6を注
入するという方法、いわゆる真空注入法を採用するのが
有利である。
【0015】本実施形態の磁気シール装置は以上のよう
に構成されているので、プロセス室Q内が排気ポンプ
(図示せず)によって排気されて真空状態に設定された
とき、図1において、各磁性流体6の働きによって大気
圧領域Pとプロセス室Qとの間の差圧が保持される。こ
のとき、排気室Rが排気ポンプ7によって排気されて減
圧され、この減圧により、プロセス室Qに面する磁性流
体6cの一部がプロセス室Q内へ飛び出ることが防止さ
れる。
【0016】本実施形態では磁性流体6を注入するため
の空間を、図2に示すように、凹凸空間領域Tとして形
成し、その空間内に磁性流体6を隙間なく充填するよう
にしたので、磁性流体6の内部に磁性微粒子の粗密状態
が連続して形成され、その結果、磁性流対6に大きな耐
差圧が与えられる。このため、プロセス室Q内の気圧が
変化する場合、排気室R内の気圧をそれに追従させて厳
密に制御しなくても、磁性流体6のプロセス室Qへの吹
き出しを確実に防止できる。
【0017】特に、ポールピース4aの内周面に形成し
た7段の凹凸部によって凹凸空間領域Tを構成した本実
施例では、磁性流体6cによって1Kg/cm2 以上の
耐差圧を得ることができる。こうすると、排気室R内の
気圧をプロセス室Q内の気圧に追従して正確に制御する
必要がなくなり、かなり粗い圧力制御でも磁性流体6の
吹き出しを十分に防止できる。
【0018】また特に、排気室R内の気圧を1torr
以下のような真空に保つと、プロセス室Qが高い真空に
なっても両室間の圧力差は微小となり、よって、磁性流
体6の吹き出しによりプロセス室Q内が汚染される可能
性はほぼゼロになる。
【0019】以上、好ましい実施例をあげて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限られることなく、請
求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改変できる。
例えば、磁性流体を充填するための凹凸空間領域の凹凸
の段数及び凹凸の形状は、図2に示した実施例に限られ
ない。例えば凹凸の形状として、図2に示した断面四角
形状以外に、断面三角形状や、断面半円形状等に設定で
きる。また、運動軸として、回転軸1以外の任意の軸、
例えば軸線L方向に往復直線移動する直動軸を適用する
こともできる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の磁気シール装置によれ
ば、排気室の気圧制御を厳密に行わなくても磁性流体の
プロセス室への吹き出しを確実に防止できる。これによ
り、排気室の気圧制御のための制御装置を簡単且つ安価
に構成できる。
【0021】請求項2記載の磁気シール装置によれば、
排気室内の圧力状態を安定に維持できるので、磁性流体
のプロセス室内への吹き出しをより一層確実に防止でき
る。
【0022】請求項3記載の磁気シール装置によれば、
磁性流体のプロセス室内への吹き出しを防止するに際し
て、プロセス室内の気圧変化に関係なく排気室内の気圧
を自由に設定できる。
【0023】請求項4記載の磁気シール装置によれば、
磁性流体を排気室側へ確実に吸引できるので、磁性流体
の吹き出しをより一層確実に防止できる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気シール装置の一実施形態を示
す側面断面図である。
【図2】同磁気シール装置の要部、特に磁性流体が充填
される凹凸空間領域を拡大して示す図である。
【図3】従来の磁気シール装置の一例を示す断面図であ
る。
【図4】従来の磁気シール装置の他の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 回転軸(運動軸) 2 ケーシング 3 Oリング 4 ポールピース 5 磁石 6 磁性流体 7 排気ポンプ(気圧調節手段) 8 プロセス室隔壁 9 軸受 10 凸部 11 凹部 L 回転軸の軸線 P 大気圧領域 Q プロセス室 R 排気室 T 凹凸空間領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運動軸が張り出すプロセス室を気密に保
    持する磁気シール装置において、運動軸のまわりに軸線
    方向に連続して形成される凹凸空間領域と、その凹凸空
    間領域内を通過する磁力線を発生する磁石と、その凹凸
    空間領域に隙間なく充填した磁性流体と、プロセス室か
    らみて磁性流体の背部に設けた排気室と、排気室内の気
    圧を調節する気圧調節手段とを有することを特徴とする
    磁気シール装置。
  2. 【請求項2】 上記排気室は運動軸の軸線方向において
    2つの磁性流体で挟まれることによって区画形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気シール装置。
  3. 【請求項3】 プロセス室と排気室との間に位置する磁
    性流体の耐差圧は1Kg/cm2 以上であることを特徴
    とする磁気シール装置。
  4. 【請求項4】 排気室内の気圧は1torr以下である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つ
    に記載の磁気シール装置。
JP8195384A 1996-07-04 1996-07-04 排気室を備えた磁気シール装置 Pending JPH1019138A (ja)

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JPH1019138A true JPH1019138A (ja) 1998-01-23

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501063A (ja) * 2007-10-18 2011-01-06 リガク イノベイティブ テクノロジーズ インコーポレイテッド 各シール段階での流体量の精密制御を伴う磁性流体シールの製造方法、及び磁性流体シール
CN103759015A (zh) * 2014-01-17 2014-04-30 北京交通大学 用于密封液体的微泵式上游泵送磁性液体密封装置
CN104534099A (zh) * 2014-12-15 2015-04-22 邓海波 船舶艉轴数控磁流体智能密封装置
CN104633128A (zh) * 2015-01-29 2015-05-20 北京交通大学 一种提高磁性液体密封耐压能力的装置

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