JPH10193384A - シリコーンゴムキーパッドの製造方法 - Google Patents

シリコーンゴムキーパッドの製造方法

Info

Publication number
JPH10193384A
JPH10193384A JP1736797A JP1736797A JPH10193384A JP H10193384 A JPH10193384 A JP H10193384A JP 1736797 A JP1736797 A JP 1736797A JP 1736797 A JP1736797 A JP 1736797A JP H10193384 A JPH10193384 A JP H10193384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
plastic sheet
layer
resin
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1736797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Shigeta
裕康 重田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP1736797A priority Critical patent/JPH10193384A/ja
Publication of JPH10193384A publication Critical patent/JPH10193384A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Manufacture Of Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】美麗な意匠効果を有し、ボタン部の自動復帰機
能を有するシリコーンゴムキーパッドの製造方法を得
る。 【解決手段】接着性を有するプラスチックシート3を温
調された金型内に挟み込み、キャビティ内に未硬化のシ
リコーンゴム組成物6を充満させ、シリコーンゴム組成
物5の硬化後に金型を開いてプラスチックシート3が一
体化したシリコーンゴムキーパッド1を得、次いでその
ボタン部11のプラスチックシート3表面に転写材13
を用いて転写層15を転写することにより、ボタン部1
1表面に図柄2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボタンの自動復
帰機能と優れたデザイン表現を合わせ持つことにより、
オーディオ、家電製品、自動車などのスイッチ部に使用
できるシリコーンゴムキーパッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ、家電製品、自動車な
どのスイッチ部には、シリコーンゴム成形品を圧縮加熱
成形して硬化させたシリコーンゴムキーパッドを多く使
用している。シリコーンゴム成形品は柔軟性があり、架
橋して三次元構造をとると曲げ応力などが高くなるの
で、シリコーンゴムキーパッドには適した素材である。
シリコーンゴム成形品に絵付けする方法としては、シリ
コーンインキを用いたスクリーン印刷法、あるいは、ス
プレー塗布による塗装法が一般的である。さらに、スク
リーン印刷後に塗装を施し、最後にレーザーエッチング
法によって不要部分のインキ皮膜を除去して図柄を形成
する方法(以下、「併用法」という。)もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スクリーン印
刷法による場合、シリコーンゴム成形品の成形後に図柄
を印刷するため、図柄が限られるという問題点がある。
つまり、スクリーン印刷法によって図柄を形成する場合
は、被印刷面であるシリコーンゴム製シリコーンゴムキ
ーパッドのボタン部の表面が曲面であるため、印刷しづ
らいという理由で図柄が限られる。また、成形して硬化
後のシリコーンゴムは、表面張力が小さく接着性が悪い
素材であるため、特殊なインキを印刷した後に約60〜22
0℃、好ましくは100〜150℃という高温で加熱処理が必
要であるという問題点がある。
【0004】また、塗装法による場合は、色調が単純、
設備が大変という理由で図柄が限られる。
【0005】さらに、併用法による場合、レーザエッチ
ング法のため塗装は黒色系統になり図柄が限られ、また
コスト高でもある。
【0006】その他、シリコーンゴム成形品は、その表
面のすべり性が悪く、粘着性を有するため、触感がネタ
ネタしたものであり、ほこりなどがつきやすいという問
題点もある。
【0007】したがって、この発明は、上記のような欠
点を解消し、美麗な意匠効果を有し、ボタン部の自動復
帰機能を有するシリコーンゴムキーパッドの製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のシリコーンゴ
ムキーパッドの製造方法は、以上の目的を達成するため
に、つぎのように構成した。
【0009】つまり、この発明のシリコーンゴムキーパ
ッドの製造方法は、接着性を有するプラスチックシート
を温調された金型内に挟み込み、キャビティ内に未硬化
のシリコーンゴム組成物を充満させ、シリコーンゴム組
成物の硬化後に金型を開いてプラスチックシートが一体
化したシリコーンゴムキーパッドを得、次いでそのボタ
ン部のプラスチックシート表面に転写材を用いて転写層
を転写することにより、ボタン部表面に図柄を形成する
ように構成した。
【0010】また、上記の発明において、プラスチック
シートが、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート、ポリウレタンのいずれかの樹脂からなるように構
成してもよい。
【0011】また、上記の発明において、プラスチック
シートを金型内に配置する前に、プラスチックシートを
予備成形するように構成してもよい。
【0012】また、上記の発明において、プラスチック
シートが、裏面に着色層を有するように構成してもよ
い。
【0013】また、上記の発明において、ボタン部裏面
のシリコーンゴムが突出部を有するように構成してもよ
い。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0015】図1は、この発明のシリコーンゴムキーパ
ッドの製造方法の製造方法により得ることができるシリ
コーンゴムキーパッドの一実施例を示す断面図である。
図2〜5は、この発明のシリコーンゴムキーパッドの製
造方法の工程の一実施例を示す断面図である。図中、1
はシリコーンゴムキーパッド、2は図柄、3はプラスチ
ックシート、4は着色層、5はシリコーンゴム組成物、
6は未硬化のシリコーンゴム組成物、7はコア型、8は
キャビティ型、11はボタン部、12は加熱ロール、1
3は転写材、14は基体シート、15は転写層である。
【0016】この発明のシリコーンゴムキーパッド1の
製造方法は、接着性を有するプラスチックシート3を温
調された金型内に挟み込み、キャビティ内に未硬化のシ
リコーンゴム組成物6を充満させ、シリコーンゴム組成
物5の硬化後に金型を開いてプラスチックシート3が一
体化したシリコーンゴムキーパッド1を得、次いでその
ボタン部11のプラスチックシート3表面に転写材13
を用いて転写層15を転写することにより、ボタン部1
1表面に図柄2を形成するものである。
【0017】プラスチックシート3は、接着性を有する
ものである。プラスチックシート3は、透明または半透
明のものであってもよく、また、着色されたものでもよ
い。具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ビニロン、ポリカーボネート、ポ
リブチレンテレフタレート、塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリウレタン、アクリル、ポリエステ
ルエラストマー、ポリウレタンエラストマーなどの樹脂
からなるシートを用いるとよい。特に、ポリエステルエ
ラストマーやポリウレタンエラストマーなどの熱可塑性
エラストマーシートを用いると、シリコーンゴムキーパ
ッド1にクッション性を与えることができ、好適であ
る。
【0018】プラスチックシート3の厚みは、12〜300
μmとするのが好ましい。プラスチックシート3の厚み
は、12μm未満であると、印刷が困難であること、成形
時に強度がないため破れやすいこと、成形時に均一に伸
びずに部分的に伸びて図柄2に歪みが出やすいことなど
の問題がある。プラスチックシート3の厚みが300μm
を越えると、柔軟性がなくなりしわが生じやすいこと、
シリコーンゴムキーパッド1のボタン部11を押圧した
ときの重さが大きくなることなどの問題がある。
【0019】プラスチックシート3に着色するために、
着色層4をプラスチックシート3の裏面全面に形成して
もよい。着色層4は、シリコーンゴムキーパッド1を押
圧したときにシリコーンゴムの変形などによりプラスチ
ックシート3とシリコーンゴムの間で剥がれないように
するために、着色層4は、両者に対して密着性の優れた
ものである必要がある。また、単なる着色層4の代わり
に、着色された接着層を形成してもよい。
【0020】着色層4は、通常、印刷層として形成す
る。印刷層の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリ
エステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、
アルキド樹脂、熱可塑性エラストマーなどの樹脂、好ま
しくは柔軟な皮膜を作ることができる樹脂をバインダー
とし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有す
る着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法として
は、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。
【0021】また、後に形成するシリコーンゴム組成物
5との密着性を得るため、接着層を設けてもよい。接着
層としては、加熱による未硬化シリコーンゴム組成物5
の硬化反応によって、着色層4とシリコーンゴム組成物
5の両者を密着させうる樹脂を適宜使用するとよい。た
とえば、チタン酸エステル、炭素官能性シラン、あるい
はこれらの混合物の有機溶媒溶液、ポリウレタン、ポリ
エステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
塩化ビニル、アクリル系樹脂、ブチラール系樹脂、アセ
タール系樹脂、あるいはこれらにシラン化合物としてア
ルコキシシラン、クロルシランなどを添加したものなど
を用いることができる。接着層の形成方法としては、グ
ラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法など
のコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの
印刷法がある。
【0022】次に、上記の接着性を有するプラスチック
シート3を、金型内に挟み込む。
【0023】金型としては、通常、一対のキャビティ型
8とコア型7とで独立した複数のキャビティを形成する
ものであり、キャビティ型8の凹型形状が成形後にボタ
ン部11である凸部形状に写し取られるものを用意する
とよい。また、各キャビティに対応してそれぞれコア型
7にゲートを設けてもよい。
【0024】また、シリコーンゴム組成物5は、透明ま
たは半透明のものであっても、上記のシリコーンゴム組
成物5に有機染料、加工顔料などの着色剤を溶解分解さ
せたもので光透過性を有するものであっても、着色され
た光透過性のないものであってもよい。
【0025】ボタン部11裏面の形状としては、平板の
もの、ボタン部11に対応する箇所に下向き凸形状の各
々独立した複数個の突出部を有するもののいずれであっ
てもよい。また、両者が組み合わされたものであっても
よい。ボタン部11および突出部の形状としては、従来
のシリコーンゴムキーパッド1のボタン部11および突
出部と同様の形状にするとよい。
【0026】プラスチックシート3のボタン部11裏面
の凹部にシリコーンゴム組成物5を充填する方法とし
て、インサート成形法がある。インサート成形法とは、
プラスチックシート3を射出成形用金型内に供給し、シ
リコーンゴム組成物5の成形と同時にプラスチックシー
ト3をシリコーンゴム組成物5に一体的に貼り付ける方
法である。インサート成形法は、金型内で成形と同時に
プラスチックシート3の貼り付けができるため、製造工
程を非常に簡略化できる。また、溶融樹脂の射出圧力に
よりプラスチックシート3が伸ばされ、金型に追随する
ため、3次元形状のシリコーンゴムキーパッド1を容易
に得ることができる利点がある。
【0027】まず、キャビティ型8とコア型7とからな
る成形用金型内にプラスチックシート3を送り込む。あ
らかじめ所望の形状に切断あるいは予備成形した枚葉の
プラスチックシート3を1枚ずつ送り込んでもよいし、
長尺のプラスチックシート3の必要部分を間欠的に送り
込んでもよい。長尺のプラスチックシート3を使用する
場合、位置決め機構を有する送り装置(図示せず)を使
用して、プラスチックシート3の着色層4と成形用金型
との見当が一致するようにするとよい。また、プラスチ
ックシート3を間欠的に送り込む際に、プラスチックシ
ート3の位置をセンサーで検出した後にプラスチックシ
ート3をキャビティ型8とコア型7とで固定すれば、常
に同じ位置でプラスチックシート3を固定することがで
き、着色層4の位置ずれが生じないので便利である。こ
こで、プラスチックシート3が金型に沿いやすくするた
めに、プラスチックシート3を加熱してもよい。加熱を
するには、赤外線ヒーターやニクロムヒーターなどをプ
ラスチックシート3の近傍に配置するとよい。
【0028】金型としては、射出成形用金型、シリコー
ンゴム用金型(液状シリコーンゴム射出成形用金型、Li
quid Injection Molding(LIM)用金型、成形同時転
写用金型、圧縮成形用金型などを用いるとよい。金型の
材質としては、金属のほかにゴムあるいはプラスチック
を用いてもよい。通常の樹脂成形で用いられる水あるい
は油を熱媒体に用いた温調方法、また電気カートリッジ
ヒーターによる温調方法、さらにはこれらの併用による
温調方法によって、金型を温調してもよい。金型の温調
は、金型の一部あるいは全面を60〜220℃、好ましくは8
0〜200℃に保つようにするとよい。
【0029】次に、ボタン部11を形成する樹脂をプラ
スチックシート3の裏面に形成する。この際、プラスチ
ックシート3を予備成形してもよい。予備成形を行うこ
とにより、絞り比率の高い場合、シリコーンゴム組成物
5の注入時にプラスチックシート3が破れたり、プラス
チックシート3の局部的な伸びを防ぐことができる。予
備成形の方法としては、真空成形、圧空成形、真空圧空
成形、プレス成形などがある。
【0030】成形用金型を閉じた後、コア型7に設けた
ゲートより未硬化のシリコーンゴム組成物6を金型内に
射出充満させ、ボタン部11を形成するのと同時にプラ
スチックシート3を接着する。
【0031】本発明にて使用されるシリコーンゴム組成
物9は、反応性基を有する液状ポリシロキサン、架橋剤
および/または硬化触媒を主剤とする組成物であり、常
温で放置または加熱すると硬化してゴム状弾性体になる
ものである。その硬化機構によって、付加反応型、ラジ
カル反応型、縮合反応型が上げられるが、射出成形性に
優れ、また加熱によって速い硬化速度が得られること
や、硬化の均一性に優れる点から付加反応型液状シリコ
ーンゴム組成物5が好ましい。
【0032】また、有機過酸化物によるラジカル反応型
のシリコーンゴム組成物を用いてもよい。これは、常温
で、ゲル状あるいは液状のビニル基含有ポリオルガノシ
ロキサンをベースポリマーとし、触媒量の有機過酸化物
を配合し、さらに必要に応じて煙霧質シリカ、沈殿シリ
カのような無機質充填剤;顔料;耐熱化剤などを添加し
たものである。用いる有機過酸化物としては、分解温度
が50〜200℃の範囲にあるもの、たとえば、2,4ジク
ロロベンゾイルパーオキサイド、あるいは2,5ジメチ
ル2,5ジターシャリーブチルパーオキシヘキサンなど
を選択することが好ましい。
【0033】また、シリコーンゴム組成物9として、自
己接着性を有するものを用いてもよい。この場合、特に
プラスチックシート3に接着層を形成する必要はない
が、射出装置、ゲートおよび金型のシリコーンゴム組成
物9と接する面にフッ素樹脂でコーティングするか、多
孔質のニッケルメッキまたはクロムメッキにフッ素樹脂
を含浸させた複合メッキを施すか、あるいはフッ素樹脂
の金型を用いることが望ましい。
【0034】シリコーンゴム組成物9の硬化を行うに
は、硬化温度は60〜220℃、好ましくは80〜200℃であ
り、かつプラスチックシート3の熱溶融温度未満の温度
であるようにするとよい。60℃未満ではシリコーンゴム
組成物5の硬化に長時間を要し、220℃を越えるとスコ
ーチの原因となる。またプラスチックシート3の熱溶融
温度まで温度を上げると、プラスチックシート3が溶け
てしまい、好ましくない。なお、加熱が短時間であれ
ば、プラスチックシート3の熱溶融温度を越えてもプラ
スチックシート3が溶融することはない。
【0035】成形品を冷却した後、成形用金型を開いて
プラスチックシート付成形品を取り出してインサート成
形が完了し、シリコーンゴムキーパッド1を得ることが
できる。なお、長尺のプラスチックシート3を用いた場
合は、シリコーンゴムキーパッド1にプラスチックシー
ト3が一体化するため、金型から取り出す前にシリコー
ンゴムキーパッド1の外周でのトリミングが必要であ
る。
【0036】図柄2を形成するために用いる転写材13
としては、剥離性を有する基体シート14上に、剥離
層、図柄層、接着層などを順次積層したものがある。
【0037】基体シート14の材質としては、ポリフェ
ニレンスルフィド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリアリレート樹脂などの樹脂シート、ア
ルミニウム箔、銅箔などの金属箔、グラシン紙、コート
紙、セロハンなどのセルロース系シート、あるいは上記
の各シートを積層したものなど、通常の転写材13の基
体シート14として用いるものを使用するとよい。基体
シート14の厚さは、10〜100μmが適当である。なか
でも、25〜50μm程度のものが多用される。
【0038】また、基体シート14に剥離性を付与する
ために、離型層を基体シート14上に全面的に形成して
もよい。離型層は、基体シート14を剥離した際に、基
体シート14とともに転写層15から離型して除かれ
る。離型層の材質としては、メラミン樹脂系離型剤、シ
リコーン樹脂系離型剤、フッ素樹脂系離型剤、セルロー
ス誘導体系離型剤、尿素樹脂系離型剤、ポリオレフィン
樹脂系離型剤、パラフィン系離型剤、あるいはこれらの
複合型離型剤などを用いるとよい。離型層の形成方法と
しては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷
方法や、グラビアコート法、ロールコート法、スプレー
コート法などのコート法がある。
【0039】剥離層は、基体シート14上に全面的また
は部分的に形成する。また、離型層があるときは、離型
層上に剥離層を形成する。剥離層は、転写後に基体シー
ト14から剥離する層である。剥離層は、基体シート1
4を剥離した際に、基体シート14または離型層から剥
離してシリコーンゴムキーパッド1の最外面となる。剥
離層の材質としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ゴム
系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂な
どのほか、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂などのコポリマーを
用いるとよい。剥離層は、着色したものでも、未着色の
ものでもよい。剥離層の形成方法としては、グラビア印
刷法、スクリーン印刷法などの印刷方法や、グラビアコ
ート法、ロールコート法、スプレーコート法などのコー
ト法がある。
【0040】図柄層は、剥離層の上に、通常は印刷層と
して形成する。印刷層の材質としては、着色層4と同様
のものを用いるとよい。印刷層の形成方法としては、オ
フセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法な
どの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷り
や階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラビア印
刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコ
ート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート
法を採用することもできる。印刷層は、表現したい図柄
に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける場合も
ある。
【0041】また、図柄層は、金属薄膜層からなるも
の、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからな
るものでもよい。金属薄膜層は、図柄層として金属光沢
を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッター
リング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形成
する。表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、
ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウ
ム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これらの合
金または化合物を使用する。部分的な金属薄膜層を形成
する場合の一例としては、金属薄膜層を必要としない部
分に溶剤可溶性樹脂層を形成した後、その上に全面的に
金属薄膜を形成し、溶剤洗浄を行って溶剤可溶性樹脂層
と共に不要な金属薄膜を除去する方法がある。この場合
によく用いる溶剤は、水または水溶液である。また、別
の一例としては、全面的に金属薄膜を形成し、次に金属
薄膜を残しておきたい部分にレジスト層を形成し、酸ま
たはアルカリでエッチングを行い、レジスト層を除去す
る方法がある。なお、金属薄膜層を設ける際に、他の転
写層15と金属薄膜層との密着性を向上させるために、
前アンカー層や後アンカー層を設けてもよい。前アンカ
ー層および後アンカー層の材質としては、2液性硬化ウ
レタン樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、メラミン系樹脂、セ
ルロースエステル系樹脂、塩素含有ゴム系樹脂、塩素含
有ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ビ
ニル系共重合体樹脂樹脂などを使用するとよい。前アン
カー層および後アンカー層の形成方法としては、グラビ
アコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコ
ート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷
法がある。
【0042】接着層は、シリコーンゴムキーパッド1表
面のプラスチックシート3上に、上記の各層を接着する
ものである。接着層は、接着させたい部分に形成する。
すなわち、接着させたい部分が全面的なら、図柄層上に
接着層を全面的に形成する。また、接着させたい部分が
部分的なら、図柄層上に接着層を部分的に形成する。接
着層としては、シリコーンゴムキーパッド1表面のプラ
スチックシート3に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂
を適宜使用する。接着層の形成方法としては、グラビア
コート法、ロールコート法、コンマコート法などのコー
ト法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法
がある。
【0043】なお、上記の転写材13の層構成は、転写
材13の一例であり、このほかの層構成であってもよ
い。たとえば、図柄層が剥離層15の機能を兼ね備えて
いる場合には、図柄層をして剥離層15とすることがで
きる。また、図柄層が接着層の機能を兼ね備えている場
合には、接着層を省略することができる。
【0044】前記した層構成の転写材13を用い、プラ
スチックシート3により表面が被覆された複数の凸形状
のボタン部11を有するシリコーンゴムキーパッド1に
転写を行う。
【0045】まず、シリコーンゴムキーパッド1表面の
プラスチックシート3表面に、転写材13の接着層側を
密着させる。次に、シリコンラバーなどの耐熱ゴム状弾
性体を備えたロール転写機、アップダウン転写機などの
転写機を用い、温度80〜260℃程度、圧力50〜200kg/m2
程度の条件に設定した耐熱ゴム状弾性体を介して転写材
13の基体シート14側から熱と圧力とを加える。こう
することにより、接着層がボタン部11表面に接着す
る。最後に、冷却後に基体シート14を剥がすと、基体
シート14と剥離層との境界面で剥離が起こり、転写が
完了し、ボタン部11表面に転写層15が転写され、図
柄2が形成される。
【0046】
【実施例】厚さ45μmのポリウレタンフィルムの裏面
に、ウレタン系インキ95重量%、硬化剤5重量%の色イ
ンキを用いて全面的に着色層を印刷し、次いでアルコキ
シシランを添加したエポキシ系接着層を全面に印刷して
設け、プラスチックシートを得た。
【0047】次に、圧縮成形機を用い、下型(コア型)
に未硬化のミラブル型シリコーンゴムを配置し、その上
にプラスチックシートの裏面がシリコーンゴム接するよ
うに重ね、独立した凹部を有する上型(キャビティ型)
を閉じ、130℃にて硬化するのを待って、凸形状の複数
個のボタン部を成形し、凸形状ボタン部表示面に図柄の
ない無地のシリコーンゴムキーパッドを得た。
【0048】次に、厚さ25μmのポリエチレンテレフタ
レートフィルム上に、剥離層としてウレタン系透明イン
キを印刷し、図柄層としてウレタン系インキを印刷し、
接着層としてウレタン系透明インキを印刷して転写材を
得た。シリコーンゴムキーパッドの凸形状ボタン部表示
面にロール転写法により転写することにより、所望の寸
法の図柄を有するシリコーンゴムキーパッドを得た。
【0049】このようにして得たシリコーンゴムキーパ
ッドは、自動復帰機能を有し、意匠効果が優れたボタン
部を有するものであった。
【0050】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0051】この発明のシリコーンゴムキーパッドは、
図柄はプラスチックシート上に形成されるため、図柄が
限られず、優れたデザイン表現が可能である。また、プ
ラスチックシート裏面の凹部に充填されたシリコーンゴ
ム組成物は、柔軟性などのシリコーンゴム特有の性質を
示し、かつプラスチックシートも柔軟性を有するため、
フレキシブルで自動復帰機能を有するシリコーンゴムキ
ーパッドである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシリコーンゴムキーパッドの製造方
法の製造方法により得ることができるシリコーンゴムキ
ーパッドの一実施例を示す断面図である。
【図2】この発明のシリコーンゴムキーパッドの製造方
法の工程の一実施例を示す断面図である。
【図3】この発明のシリコーンゴムキーパッドの製造方
法の工程の一実施例を示す断面図である。
【図4】この発明のシリコーンゴムキーパッドの製造方
法の工程の一実施例を示す断面図である。
【図5】この発明のシリコーンゴムキーパッドの製造方
法の工程の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコーンゴムキーパッド 2 図柄 3 プラスチックシート 4 着色層 5 シリコーンゴム組成物 6 未硬化のシリコーンゴム組成物 7 コア型 8 キャビティ型 11 ボタン部 12 加熱ロール 13 転写材 14 基体シート 15 転写層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着性を有するプラスチックシートを温
    調された金型内に挟み込み、キャビティ内に未硬化のシ
    リコーンゴム組成物を充満させ、シリコーンゴム組成物
    の硬化後に金型を開いてプラスチックシートが一体化し
    たシリコーンゴムキーパッドを得、次いでそのボタン部
    のプラスチックシート表面に転写材を用いて転写層を転
    写することにより、ボタン部表面に図柄を形成すること
    を特徴とするシリコーンゴムキーパッドの製造方法。
  2. 【請求項2】 プラスチックシートが、ポリエチレンテ
    レフタレート、ポリカーボネート、ポリウレタンのいず
    れかの樹脂からなるものである請求項1記載のシリコー
    ンゴムキーパッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 プラスチックシートを金型内に配置する
    前に、プラスチックシートを予備成形する請求項1〜2
    のいずれかに記載のシリコーンゴムキーパッドの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 プラスチックシートが、裏面に着色層を
    有する請求項1〜3のいずれかに記載のシリコーンゴム
    キーパッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 ボタン部裏面のシリコーンゴムが突出部
    を有する請求項1〜4のいずれかに記載のシリコーンゴ
    ムキーパッドの製造方法。
JP1736797A 1997-01-13 1997-01-13 シリコーンゴムキーパッドの製造方法 Withdrawn JPH10193384A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1736797A JPH10193384A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 シリコーンゴムキーパッドの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1736797A JPH10193384A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 シリコーンゴムキーパッドの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10193384A true JPH10193384A (ja) 1998-07-28

Family

ID=11942068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1736797A Withdrawn JPH10193384A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 シリコーンゴムキーパッドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10193384A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100519176C (zh) 具有金属光泽表面的树脂成形物
JP4096023B1 (ja) 電波透過性転写材の製造方法
JPH0997026A (ja) 表示パネルとその製造方法
JP3727126B2 (ja) 金属薄膜インサートフィルム成形品の製造方法
JP3598220B2 (ja) 絵付インサートフィルムおよび絵付インサート成形品の製造方法
JP2923281B1 (ja) アクリルフィルムインサート成形品とその製造方法
JP3955599B2 (ja) マットハードコート用転写シートおよびマットハードコート成形品の製造方法
JP4357804B2 (ja) 成形加飾用シート及び射出成形同時加飾方法
JPH10193384A (ja) シリコーンゴムキーパッドの製造方法
JPH0911275A (ja) 図柄付成形品の製造方法
JPH11329139A (ja) シリコーンゴムキーパッドとその製造方法
JP5403597B2 (ja) 皮革インサート成形品とその製造方法
JP4268378B2 (ja) 射出成形同時加飾方法
JP4542667B2 (ja) 光輝性加飾シートと光輝性加飾成形品の製造方法
JPH07276428A (ja) 図柄付成形品の製造方法
JP2001260596A (ja) 部分マットハードコート転写材と部分マットハードコート成形品の製造方法
JPH06115295A (ja) 深絞り製品への転写用フィルムの製造方法とこれに使用する基材フィルム
JPH09171738A (ja) キーパッドとその製造方法
JPH09212272A (ja) キーパッドとその製造方法
JP2837175B2 (ja) 合成樹脂射出成形品の製造方法
JP3062684B2 (ja) インジウム−アルミニウム蒸着フィルム及び金属発色をする成形品
JP4054455B2 (ja) 成形同時転写材
JPH09239779A (ja) キーパッドの製造方法およびキーパッド製造用金型
JP3414722B2 (ja) 加飾部材と加飾用シート
JP2010006031A (ja) 加飾成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040406