JPH10193809A - 熱転写記録材料 - Google Patents

熱転写記録材料

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JPH10193809A
JPH10193809A JP9004562A JP456297A JPH10193809A JP H10193809 A JPH10193809 A JP H10193809A JP 9004562 A JP9004562 A JP 9004562A JP 456297 A JP456297 A JP 456297A JP H10193809 A JPH10193809 A JP H10193809A
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JP
Japan
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group
transfer recording
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JP9004562A
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English (en)
Inventor
Yukichi Murata
勇吉 村田
Kenji Shinozaki
研二 篠崎
Eiki Hirano
栄樹 平野
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Mitsubishi Chemical Corp
Sony Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被接触タイプの染料飛翔型の熱転写記録方式
に使用され、コゲーションの発生を防止し、優れた解像
度と画素内階調を実現し、記録性能を長時間保持するこ
とのできるシアン色の熱転写材料を提供する。 【解決手段】 多孔質構造を有する転写部に毛管現象に
よって導かれ、加熱によって状態変化して、前記転写部
に対向した被転写体へ移行せしめられる熱転写記録材料
であって、下記一般式(I)で表わされる色素を含有す
る熱転写記録材料。 一般式(I): 【化1】 (式中、Rは炭素数2以上の置換若しくは非置換のアル
キル基、アルケニル基又はシクロアルキル基であり、A
は置換基を有していても良いベンゼン環である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写記録方法、
例えば、画像情報に応じた選択的加熱により記録部から
記録液を飛翔せしめ、対向する印画紙に転写するフルカ
ラー画像記録方法に使用する熱転写記録材料、特にシア
ン色素を含有する記録液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ、コンピュータグラ
フィックス等のカラー化が進むにつれ、ハードコピーの
カラー化に対するニーズが急速に高まっている。それに
対して、昇華型熱転写方式、溶融熱転写方式、インクジ
ェット方式、電子写真方式、熱現像銀塩方式等のカラー
ハードコピー方式が提案されている。これらの記録方式
の中で、高画質の画像を簡単な装置で手軽に出力する方
法は、染料拡散熱転写方式(昇華型熱転写方式)とイン
クジェット方式に大きく分類できる。
【0003】これらの記録方式の中で、染料拡散熱転写
方式によれば、適当なバインダ樹脂中に高濃度の転写染
料の分散するインク層が塗布されているインクリボン又
はシートと、転写された染料を受容する染着樹脂がコー
ティングされた印画紙などの被転写体とを、一定の圧力
で密着させ、インクシート上に位置する感熱記録ヘッド
から画像情報に応じた熱が加えられ、インクシートから
染料受容層に加えられた熱量に応じて転写染料を熱転写
させる。
【0004】上記の操作を、減法混色の三原色、即ち、
イエロー、マゼンタ、シアンに分解された画像信号につ
いてそれぞれ繰り返すことによって、連続的な階調を持
つフルカラー画像を得ることを特徴とする、いわゆる染
料拡散熱転写方式は、小型化、保守が容易で、即時性を
備え、銀塩カラー写真並の高品位な画像を得る優れた技
術として注目を集めている。
【0005】図6はこうした熱転写方式のプリンタの要
部の概略正面図である。感熱記録ヘッド(以下サーマル
ヘッドと呼ぶ)31とプラテンローラ33とが対向し、
これらの間に、ベースフィルム32b上にインク層32
aを設けたインクシート32と、紙30b上に染着樹脂
層30aを設けた被記録紙(被転写体)30とが挟ま
れ、これらが回転するプラテンローラ33によってサー
マルヘッド31に押し付けられて走行する。
【0006】そして、サーマルヘッド31によって選択
的に加熱されたインク層32a中のインク(転写染料)
が、被転写体30の染着樹脂層30aにドット状に転写
され、熱転写記録が遂行される。このような熱転写記録
には、被記録紙30の走行方向と直行する方向にサーマ
ルヘッドを走査するシリアル方式や、同被記録紙走行方
向に直行して一本のサーマルヘッドを固定して配したラ
イン方式が採用されている。
【0007】しかし、この方式はインクシートの使い捨
てに起因する多量の廃棄物の発生と、高いランニングコ
ストが大きな欠点であり、その普及が妨げられている。
これは溶融熱転写方式でも同様である。このように、従
来の熱転写方式は高画質であるが、専用印画紙と使い捨
てのインクリボン又はシートを使用するためにランニン
グコストが高い。熱現像銀塩方式も高画質であるが、や
はり専用印画紙と使い捨てのインクリボン又はシートを
使用するためにランニングコストが高く、装置コストも
高い。
【0008】一方、インクジェット方式とは特公昭61
−59911号や特公平5−217号公報等に示される
ように、画像情報に応じて、静電吸引方式、連続振動発
生方式(ピエゾ方式)、サーマル方式(バブルジェット
方式)等の方法で記録液の小滴を記録ヘッドに設けられ
たノズルから飛翔させ、記録部材に付着せしめ、記録を
行うものである。
【0009】従って、インクシート等を使用する場合の
ような廃棄物の発生はほとんどなく、ランニングコスト
は低い。最近では、特にサーマル方式が簡易にカラー画
像を出力できることから、普及が拡大している。しか
し、インクジェット方式は、画素内の濃度階調が原理的
に困難であり、染料拡散熱転写方式で得られるような、
銀塩写真に匹敵する高品位な画像を短時間で再現するこ
とは困難である。
【0010】即ち、従来のインクジェットでは、インク
の1液滴が1画素を形成するので、原理的に画素内階調
が困難であり、高画質の画像形成ができない。インクジ
ェットの高解像度を利用して、ディザ法による擬似階調
の表現も試みられているが、昇華型熱転写方式と同等の
画質は得られず、さらに転写速度は著しく低下してい
る。
【0011】他方、電子写真方式は、ランニングコスト
は低く、転写速度も高いが、装置コストが高い。上記の
ように、画質、ランニングコスト、装置コスト、転写時
間等の要求を全て満たす記録方法は存在しなかった。最
近、これらの問題点を解決する新たな記録方法が提案さ
れている(特開平7−89107号公報等)。即ち、記
録液を毛管現象によって多孔質構造を有する転写部に導
き、レーザ光等の適当な加熱手段により加熱し、記録液
を気化させるか或は径が1μm以下のミストを発生さ
せ、これを10〜300μmのギャップを介して対向配
置された印画紙上に転写させる非接触タイプの染料飛翔
型の熱転写記録方式である。
【0012】こうした熱転写記録方式では、上記の多孔
質構造によって加熱部(転写部)の表面積が増加し、記
録液を毛管現象により記録液加熱部へと常時供給し、か
つそこに保持することができ、この状態で、加熱手段
(例えば、レーザ光)により記録情報に応じた熱量を選
択的に加えることによって記録液の一部を蒸発させ、カ
ラービデオカメラ等で作成された電気的な画像に対応し
た記録情報に応じた量の記録材を微小な蒸気又液滴にし
て非記録体へ移行させ、この被記録体上に転写すること
ができる。
【0013】従って、公知のインクジェット方式と比較
して小さいサイズの液滴を多数形成でき、かつ記録液加
熱部への記録情報に対応した加熱エネルギーに応じて液
滴の生成数を自由に制御することができるので、多値濃
度階調が可能になり、銀塩方式の画像と同等若しくはそ
れ以上の画質を持つ記録(例えばフルカラー画像)を得
ることができる。
【0014】また、熱転写記録方式であるため、既述し
た小型化、保守容易性、即時性、画像の高品位化、高階
調性等の特長を有している。しかしながら、この熱転写
記録方式は、上記の優れた特長を有していると共に、な
お改善すべき問題点も有していることが分かった。即
ち、この方法で転写を繰り返すと、転写部に焦げ(染料
の分解生成物等)が溜まり、吐出孔が詰まる、いわゆる
コゲーションが発生する。この結果、記録材の飛翔状態
が変動し、記録性能が劣化し易くなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した熱転写方式とインクジェット方式の双方の利点を生
かしつつ、それらの欠点、特にコゲーションの問題を同
時に解消して、優れた解像度と画素内階調を実現し、記
録性能を長時間保持することのできる熱転写記録材料を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の如
きコゲーションは記録材として用いる色素の耐熱性が不
十分であるために生じることをつき止め、特定の染料を
用いることにより、染料の耐熱性が十分となってコゲー
ションを大きく低減でき、ヘッド寿命を長くできること
を見出し、本発明に到達したものである。
【0017】即ち、本発明は、多孔質構造を有する転写
部に毛管現象によって導かれ、加熱によって気化若しく
は液滴化等のように状態変化して、前記転写部に対向し
た被転写体へ移行せしめられる熱転写記録材料であっ
て、下記一般式(I)で表わされる色素(シアン色素)
を含有する熱転写記録材料に係るものである。ここで
「含有」とは、上記色素が一部を占める場合は勿論、実
質的に100%を占める場合も意味する(本明細書の他
の箇所においても同様)。 一般式(I):
【0018】
【化2】
【0019】(式中、Rは炭素数2以上の置換若しくは
非置換のアルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル
基であり、Aは置換基を有していても良いベンゼン環で
ある。)本発明の記録材料においてRは炭素数2〜13
の直鎖状若しくは分岐鎖状で置換若しくは非置換のアル
キル基又はアルケニル基であるのがよい。(炭素数はア
ルキル又はアルケニル部分の炭素数を意味する。)
【0020】この場合、置換アルキル基としては、2−
ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−
ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基等のヒ
ドロキシ置換アルキル基;ベンジル基、p−クロロベン
ジル基、2−フェニルエチル基等のフェニル置換アルキ
ル基;2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、
2−(n)プロポキシエチル基、2−(iso)プロポ
キシエチル基、2−(2−エチルヘキシルオキシ)エチ
ル基、3−メトキシプロピル基、2−メトキシプロピル
基、4−メトキシブチル基、3−メトキシブチル基、
2,3−ジメトキシプロピル基、2,2−ジメトキシエ
チル基等のアルコキシ置換アルキル基;2−(2−メト
キシエトキシ)エチル基、2−(2−エトキシエトキ
シ)エチル基、2−(2−(n)プロポキシエトキシ)
エチル基、2−(2−(n)ブトキシエトキシ)エチル
基、2−{2−(2−エチルヘキシルオキシ)エトキ
シ}エチル基等のアルコキシアルコキシ置換アルキル
基;2−ベンジルオキシエチル基等のアラルキルオキシ
アルキル基;2−アセチルオキシエチル基、2−プロピ
オニルオキシエチル基、2−トリフルオロアセチルオキ
シエチル基等のアシルオキシ置換アルキル;2−メトキ
シカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニルエチル
基等のアルコキシカルボニル置換アルキル基;フルフリ
ル基、テトラヒドロフルフリル基等のヘテロ環置換アル
キル基;2−アリルオキシエチル基等のアルケニルオキ
シ置換アルキル基;2−フェノキシエチル基、2−(p
−クロロフェノキシ)エチル基等のアリールオキシ置換
アルキル基等が挙げられる。
【0021】また、非置換のアルキル基としては、炭素
数2〜19、好ましくは2〜13の直鎖状又は分岐鎖状
のアルキル基が挙げられる。また、アルケニル基として
は、上記のアルキル基と同じ炭素数のものであって少な
くとも1つの2重結合を有するものが挙げられる。Rが
シクロアルキル基である場合は、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等が挙げられる。
【0022】Rがシクロアルキル基である場合は、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。Rと
して特に好ましいものは、C2 〜C8 の直鎖状若しくは
分岐鎖状のアルキル基又はアルケニル基;C1 〜C4
直鎖状若しくは分岐鎖状のアルコキシ基、フェニル基、
フェノキシ基、アリルオキシ基等で置換されたC2 〜C
4 の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基;テトラヒド
ロフリル基で置換されたアルキル基;シクロヘキシル基
等が挙げられる。
【0023】ベンゼン環Aが有する置換基としてはC1
〜C8 の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基;C1
8 の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルコキシ基;フェノ
キシ基;メトキシエチル基、ブトキシエチル基、3−メ
トキシプロピル基等のアルコキシアルキル基;弗素原
子、塩素原子、臭素原子、沃素原子等のハロゲン原子;
ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のアルキルアミ
ノ基;トリフルオロメチル基などの弗素原子で置換され
たアルキル基等が挙げられる。
【0024】ベンゼン環Aとして特に好ましいものは、
1 〜C4 の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、C
1 〜C4 の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルコキシ基、弗
素原子、塩素原子、トリフルオロメチル基等が挙げられ
る。また、非置換のベンゼン環も好ましい。置換基の数
は1〜3個の範囲で同じあるいは任意の置換基が組み合
わされていてもよい。前記一般式(I)で示されるシア
ン色素の具体例を表−1に示すが、本発明は表−1の色
素に限定されるものではない。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【表6】
【0031】本発明の熱転写記録材料は、具体的には、
加熱によって気化されるか或は径が1μm以下のミスト
を発生し、10〜300μmの間隙を介して対向配置さ
れた被転写体上に転写される液状の記録材料である。こ
のような間隙を介しての非接触の転写によって、既述し
たと同様に、高画質と即時性を兼ね備え、装置の小型、
軽量化が可能であり、廃棄物が発生せずに、普通紙にも
転写可能であり、低消費電力及び低ランニングコストの
カラー記録が実施可能となる。
【0032】また、上記した多孔質構造は、その毛管作
用によって記録材を保持しかつ供給する機能をなし、特
に、0.2〜3μmの一辺又は直径、1〜15μmの高
さを有しているのがよい。この場合、0.2〜3μmの
一辺又は直径、1〜15μmの高さを有する微細な柱状
体を0.3〜3μmの間隔で3行以上及び3列以上配す
ることによって多孔質構造が形成されてもよい。
【0033】こうした多孔質構造(例えば多数の柱状体
の群からなる凹凸構造)は、次の3種類の顕著な効果を
奏するものである。即ち、第1の効果は、上記の凹凸構
造により形成される大きな表面積により、記録液を自発
的に毛管現象によって記録部に供給できることである。
第2の効果は、一般に液体の表面張力は高温であるほど
低下するので、記録液を加熱すると記録液の加熱中心の
表面張力はその外周部の表面張力より低下して、中心部
の記録液に外方向の力が働くが、加熱部に上記の凹凸構
造があるため、外周部への記録液の移動を抑制し、転写
感度の低下を防止できる。
【0034】第3の効果は、記録部の上記凹凸構造中の
多数の凹状部分がそれぞれ、微細な吐出部として働くこ
とにより、記録部に与えた熱量に応じた数の非常に細か
い記録液の液滴が吐出され、空間中に飛翔して対向する
印画紙等の被記録体に吸着する。この原理を利用して、
通常のインクジェット方式では不可能であった画素内階
調を可能にした。
【0035】即ち、上記の多孔質構造(凹凸構造)を加
熱部に設けることによってその表面積が増加し、記録液
を毛管現象により記録液加熱部へと常時供給し、かつそ
こに保持することができ、この状態で加熱手段(例えば
レーザ光)により記録情報に応じた熱量を選択的に加え
ることによって、記録液の一部を蒸発させて圧力上昇を
起こし、カラービデオカメラ等で作成された電気的な画
像に対応した記録情報に応じた量の記録材を微小な液滴
にして被記録体へ移行させ、この被記録体上に転写する
ことになる。
【0036】そしてこの場合、公知のインクジェット方
式と比較して小さいサイズの液滴を多数形成でき、かつ
記録液加熱部への記録情報に対応した加熱エネルギーに
応じて液滴の生成数を自由に制御することができるの
で、多値濃度階調が可能になり、銀塩方式の画像と同等
若しくはそれ以上の画質を持つ記録(例えば、フルカラ
ー画像)を得ることができる。
【0037】従って、オンデマンドで非常に微小な記録
液滴の熱転写が可能である特殊な構造を持つヘッドを使
用して、少なくとも1色当たり1画素内で128階調若
しくはそれ以上の濃度階調表現が可能であるインクジェ
ット方式を実現できる。こうした多孔質構造を形成する
には、例えば平均粒径が0.1〜2μmの多孔質アルミ
ナを5〜20μm厚に積層する方法、平均粒径0.5〜
3μmのガラスビーズを5〜20μm厚に積層する方
法、平均直径0.5〜2μmで高さ2〜10μmの多数
のシリコンウィスカーを1〜3μmの間隔で基盤上に成
長させる方法、等の手法でも製造できる。
【0038】しかし、特に転写量を正確に制御するため
には、RIE(リアクティブイオンエッチング)法やパ
ウダービームエッチング法等の半導体加工技術を利用し
て、一辺又は直径が0.5〜3μmで高さが1〜15μ
mの範囲内のサイズを持つガラス製又はシリコン製等の
微細な柱状体を0.5〜3μmの間隔で規則的に3行以
上且つ3列以上並べた構造が好ましい。
【0039】また、300℃以上の耐熱性を有する多孔
質構造を形成し、生成する液滴を記録液加熱部と10〜
300μmの間隙を置いて対向配置された被記録体へ飛
翔させることが好ましい。このような多孔質構造は、上
記した優れた作用を有するが、そのサイズが微小である
だけに、記録(特に繰り返しの記録)時において記録材
の加熱による劣化物、例えば分解生成物が多孔質構造に
付着し、目詰まりを生じてその作用を損なう傾向があ
る。
【0040】しかしながら、本発明の記録材に使用する
上記一般式(I)の色素は加熱に対して十二分の耐熱性
を有し、分解生成物によるコゲーションは殆ど生じない
から、繰り返し記録時でも多孔質構造の作用を保持し、
有効に発揮させることができる。本発明の記録材料は、
インクジェット方式の記録に用いる場合には、300℃
以上に加熱したときに90重量%以上が気化し、残留物
が10重量%以下である上記のシアン色素と、この色素
(染料)を50℃以下で5重量%以上溶解若しくは分散
させる沸点150℃以上の溶媒(水を除く非水溶媒)と
を含有する記録液とするのがよい。
【0041】この記録液に用いる溶媒は、上記の色素を
十分に溶解又は分散させるものであると同時に、その沸
点を150℃以上とするのがよい。これは、上記の多孔
質構造が大きな表面積を有しているために、150℃以
上と高沸点でなければ溶媒が蒸発若しくは揮発して記録
部が乾き、かつ記録液濃度が変動して記録性能を劣化さ
せるからである。
【0042】特に、この溶媒は、融点が50℃以下であ
り、かつ沸点が150℃以上、400℃以下の範囲にあ
り、無色であることが好ましい。融点が50℃を越える
と、色素の融点が一般に100℃以上であるので、色素
と溶媒を混合して作成した記録液は、非転写時の記録部
温度である室温から50℃の範囲で凝固しやすくなる。
また、沸点が150℃未満であると、記録部が大気に露
出しているので、記録液から溶媒だけが揮発し易くな
る。沸点が400℃以上であると気化の効率が悪く、転
写感度が低下し易くなる。
【0043】溶媒の分子量は450以下であることが好
ましい。分子量が高すぎると、気化における膨張率が低
く、転写感度が低下し易い。また、空気中で200℃に
加熱したときの残留分の割合が0.01重量%以下の溶
媒が好ましい。また、溶媒は、PPC用紙(普通紙)、
アート紙等の繊維に自発的に吸収される性質を持つこと
が、普通紙等への転写の観点から好ましい。
【0044】溶媒が前記の色素を50℃以下で5重量%
以上、特に10重量%以上溶解するためには、25℃で
の溶媒の溶解度パラメータ(J.H.ヒルデブランドに
より定義されたもの)の値が7.5〜10.5の範囲で
あることが好ましい。更に、引火点が150℃以上であ
って、人体に対する毒性が低く、無色であることが好ま
しい。溶解度パラメータが10.5を越えると、色素の
溶解度が低くなり、かつ空気中の水蒸気を吸着して転写
感度の再現性が悪化し易い。また、溶解度パラメータが
7.5未満であると、やはり色素の溶解度が低くなり易
い。
【0045】具体的には、フタル酸ジメチル、フタル酸
ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソプロピ
ル、フタル酸ジオクチル等のフタル酸ジアルキルエステ
ル類を含む芳香族エステル類が挙げられ、更にはアルキ
ル鎖の炭素数が2〜30までのn−アルキルベンゼン、
n−アルキルナフタレン、n−ジアルキルベンゼン、n
−ジアルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類等を本発
明における記録液の溶媒として使用することが望まし
い。以上の「アルキル」としては、エチル基、イソプロ
ピル基をはじめドデシル基等も含む。n−アルキルベン
ゼンのときは炭素数10〜15のアルキル基が良く、こ
れにはドデシルベンゼンがある。
【0046】従来のインクジェット方式に用いられてい
る色素は、一般に酸性染料が多いが、これは親水性があ
って記録紙に付着したときに記録紙上で流れてしまい、
耐水性が悪く、発色し難く、また、記録時の熱で自己分
解によるコゲーションを生じ易い。これに対し、前記一
般式(I)で示されるシアン色素は、そうした現象は生
じないため、記録紙上に良好に付着して十二分に発色
し、また、コゲーションも生じ難いものである。
【0047】しかも、このシアン色素と組み合わせて特
にフタル酸ジアルキルエステルを使用すれば、この溶媒
は記録紙中への浸透性が良好であり、色素を十二分に付
着させることができ、かつ、色素を発色させる発色助剤
としての作用もある。このため、この記録液を用いる
と、PPC用紙へも転写が可能となり、高画質の画像を
形成することができる。また、記録液の色素濃度につい
ても、従来では高々5重量%であったが、上記の組合せ
からなる記録液では、溶媒量を50〜90重量%と広範
囲に設定でき、色素濃度を10重量%以上に高め、画像
濃度を向上させることができる。
【0048】本発明の記録材料を用いる転写ヘッドは加
熱手段を備えた記録部と、記録液を貯蔵するインクタン
クと、記録部とインクタンクを結ぶ記録液通路とから構
成されてよい。転写ヘッドは、記録液の粘性率を調整す
るために全体を50℃まで加熱することができる。転写
時間を短縮するために1つの記録ヘッド上に記録部は2
個以上設けることもできる。記録液通路を通して、記録
部で消費された記録液を連続的に記録部へ補給できる。
【0049】加熱手段は、抵抗加熱ヒータ等の発熱体、
記録情報に応じて出力変化するレーザ、レーザと記録部
に設けられたレーザ光吸収剤(光熱変換体)の組み合わ
せ等が使用できる。レーザとして半導体レーザを利用す
ると、制御性が高く、小型軽量のヘッド部を構成でき
る。抵抗加熱ヒータは、記録部上に直接ポリシリコン等
の導電性物質を付着させて作製する。
【0050】本発明の記録材の転写に使用できる印画紙
は、PPC用紙等の普通紙、アート紙等の上質紙等であ
るが、特に階調性と濃度が高い高品質の画像を得るため
には、色素を発色させる樹脂として、ポリエステル、ポ
リカーボネート、アセテート、エポキシ樹脂、ポリ塩化
ビニル等を基紙上に塗布して作製した専用紙も使用でき
る。得られた画像の保存安定性を向上させるには、転写
後の印画紙に樹脂フィルムをラミネートすることが効果
的である。
【0051】本発明の記録材を用いて、記録の多色化
(特にフルカラー化)を達成するには、減法混色の三原
色のうち1色を呈する色素を含有する記録液と、この色
素とは異なる減法混色の三原色の色を呈する少なくとも
1種類の色素を含有する記録液とをそれぞれ選択的に加
熱し、例えば、この操作をイエロー、マゼンタ、シアン
に分解された画像信号についてそれぞれ繰り返すことに
よってフルカラー化を達成できる。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。まず、図面を参照して説明する。図1〜図4は実施
例及び比較例において用いた気化型熱転写プリンタヘッ
ドを示す図であり、図1(a)はその断面図及び図1
(b)は斜視図、図2は平面図、図3は後述するカバー
7を外した状態の平面図であり、図4はその1部の部分
拡大図である。図5はシリアル型プリンタの概略図であ
る。図1〜図3に示されるように、プリンタヘッド1
は、ヒートシンクを兼ねたアルミ製のヘッドベース2、
画像情報に応じてヒータにより加熱される気化部とその
気化部へ毛細管作用により記録液を導く記録液導入路と
を、シリコン基板上に一体的に形成したヒータチップ
3、ポッティングレジン4で覆われたドライバーIC5
を実装し、転写する画像データに合わせて各ヒータに電
流を供給するように配線が形成されたプリント基板6、
及びドライバIC5の保護と色素の供給路を兼ねたカバ
ー7により構成されている。
【0053】ここで、ヘッドベース2には、記録液をプ
リンタヘッド1内に導入するための記録液導入孔8と、
ヒータチップ3をヘッドベース2に貼着する際にはみ出
す余分の接着剤の逃げ場となる溝9が形成されており、
また、カバー7の内部は、ヒータチップ3の記録液導入
路に記録液を供給するための記録液供給路10となって
いる。また、プリント基板6には、コネクタ用端子11
が設けられている。
【0054】ヒータチップ3の表面は、保護のためにN
iシート3aで覆われており、その内側には記録液導入
路を形成するためのシートレジスト3bがライン状に形
成されている。また、ヒータチップ3には、記録液を加
熱して気化するための複数のヒータと各ヒータにそれぞ
れ画像信号に基づいた信号電圧を印加し通電するための
配線及び各ヒータに記録液を供給するための記録液導入
路がリソグラフィープロセスにより形成されている。
【0055】即ち、図4 (ヒータチップ3の先端の気化
部13及びその近傍の部分拡大図)に示すように、例え
ば、ピッチLp=84.7μmでヒータ14が合計で2
56個形成されている。このとき1個のヒータ14が1
ドットを転写するので300DPIの解像度を実現でき
る。個々のヒータ14は20μm×20μmの大きさの
ポリシリコンによって形成され、このヒータ14には画
像信号に基づいた信号電圧を印加し通電するためのアル
ミニウム製の個別電極15と共通電極16とが接続され
ている。ここで、気化部13は、隔壁17により互いに
隔てられており、隔壁17に囲まれた凹部(記録液収容
部18)に記録液が収容される。また、ヒータ14上及
びその周囲には保護膜であるSiO2 (図示せず)を介
して径が2μm、隔壁が2μm、高さが6μmの微細な
円柱状の小柱体19が13×13本の群をなして気化部
13の構成要素の一つとして設けられている。
【0056】この小柱体19の高さは、記録液収容部1
8の底面からその上面に至るまでの高さ、即ち、各ヒー
タ14毎の記録液収容部18を取り囲む隔壁17の高さ
と同じ高さとなるように設けられており、しかも、各小
柱体19は多孔質構造となるように互いに微小間隙をも
って設けられている。従って、多孔質構造が毛細管作用
を生じ、そのため各小柱体19は記録液収容部18内で
記録液を保持することができる。それと共に、ヒータ1
4で記録液を加熱した場合、温度上昇に伴って記録液の
表面張力が低下するが、毛細管作用により記録液がヒー
タ14の表面付近から逃げることを防止することができ
る。このため、画像転写の際に、必要な記録液が連続的
に供給される。
【0057】このプリンタヘッド1は図1 (a)に示す
ように、被記録材(印画紙)12に対してベースの一端
2aのみで接触し、被記録材12に対して所定の角度に
なるように保持されている。これにより、気化部13と
被記録材12との間隔を一定に保つことができる。例え
ば、気化部13のヒータ14のセンター位置(図1
(a)中の1点鎖線)が、被記録材12に接触するヘッ
ドベース端部2aから1.85mmの位置にくるように
なっており、0.4mm厚のシリコン基板上に形成され
たヒータ14と被記録材12との距離が50μm(ただ
し、シリコン基板とヘッドベース2との間の接着層の厚
さを10μmとする)になるようにヘッドベース2と被
記録材12とのなす角を14°に保持する。
【0058】このように、ヘッドベース端部2aからヒ
ータのセンター位置までの距離と、被記録材12とヘッ
ドベース2とのなす角度とを適宜変化させることによ
り、ヒータ14と被記録材12との間の距離を任意の大
きさに設定することができる。本実施例及び比較例にお
いては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色毎に前述したようなプリンタヘッド1Y、
1M及び1Cを備えた図5に示すようなシリアル型プリ
ンタを使用した。各プリンタヘッドは、フレキシブルハ
ーネスを介してヘッド駆動回路基板(図示せず)に接続
されている。
【0059】このシリアル型プリンタには、縦方向(X
方向)に紙を搬送する回転自在の紙送りローラ20と、
X方向と直交する方向(Y方向)にプリンタヘッドをス
キャンするためのヘッド送り軸21が設けられ、ヘッド
送り軸21は画像情報によりモータ(図示せず)により
自在に回転し、プリンタヘッド1をスキャンできるよう
になっている。これらの縦方向の紙送りと横方向のヘッ
ドスキャンは交互に行うように構成されている。
【0060】ここで、各プリンタヘッド1Y、1M及び
1Cにはそれぞれ256個のヒータ14が設けられてい
るので、本実施例で使用したシリアル型プリンタは、1
回のスキャンで256ライン分の印画を行う性能を有す
るものである。しかも、1回のスキャンが終了した時点
で、ヘッド支えを兼ねた紙送りローラ20でプラテン2
2上の被記録材(印画紙)12を256ライン分送り、
各色のヘッド1Y、1M及び1Cが印画紙12の所定の
位置から印画を開始するように1色毎に順次タイミング
を変えて印画を開始できるので、1回のスキャンでカラ
ー画像を印画することができるものである。なお、図5
に示すシリアル型プリンタに代えて、ライン型に構成さ
れたヘッドを有するカラープリンタを使用することがで
きる。以下、上述のシリアル型プリンタを使用した記録
の実施例及び比較例を具体的に説明する。
【0061】実施例1 表−1のNo.6の色素をジブチルフタル酸に10重量
%の濃度で溶解することによりシアン色記録液を得た。
これを、図1に示すプリンタヘッドの記録液導入孔から
インクタンクに導入すると、記録液体は通路を通り自発
的に記録ヒータチップの先端の気化部にまで自然に導入
された。次に、プリンタヘッドのヒータに、以下のパル
ス電圧を印加することにより、記録液の印画紙への熱転
写を行った。
【0062】(パルス電圧条件)80mW、1階調あた
り、オン時間12μs、オフ時間2μsを1パルスと
し、1ドットあたり256パルスを印加。上記条件で熱
転写したところ、マクベス反射型濃度計で計って、光学
濃度1.5のドットがA6の普通紙上に形成することが
できた。この転写を続けたところ、プリンタヘッドの柱
状部に焦げ付が生じ、シアン色の転写ができなくなった
が、8600枚という大量の印画を行うことができた。
【0063】実施例2 色素として、表−1のNo.1の色素を用いる以外は実
施例1と全く同様の試験を行ったところ、8000枚の
印画を行うことができた。 実施例3 色素として、表−1のNo.3の色素を用いる以外は実
施例1と全く同様の試験を行ったところ、8500枚の
印画を行うことができた。
【0064】実施例4 色素として、表−1のNo.8の色素を用いる以外は実
施例1と全く同様の試験を行ったところ、8200枚の
印画を行うことができた。 実施例5 色素として、表−1のNo.11の色素を用いる以外は
実施例1と全く同様の試験を行ったところ、7800枚
の印画を行うことができた。
【0065】実施例6 色素として、表−1のNo.22の色素を用いる以外は
実施例1と全く同様の試験を行ったところ、7500枚
の印画を行うことができた。 比較例1 色素として下記構造式で示される、ソルベントブルー6
3を用いる以外は実施例1と全く同様の試験を行ったと
ころ、1300枚印画した時点で、プリンタヘッドの柱
状部に焦げ付が生じ、シアン色の転写ができなくなって
しまった。
【0066】
【化3】
【0067】
【発明の効果】本発明の記録材料によれば、上記一般式
(I)の色素からなるので、加熱に対して十二分の耐熱
性を有し、分解生成物によるコゲーションは殆ど生じな
い。このため、繰り返し記録時でも多孔質構造の作用を
保持し、有効に発揮させることができる。この場合、多
孔質構造によって小さいサイズの液滴を多数形成でき、
かつ記録液加熱部への記録情報に対応した加熱エネルギ
ーに応じて液滴の生成数を自由に制御することができる
ので、多値濃度階調が可能になり、銀塩方式の画像と同
等若しくはそれ以上の画質をもつ記録(例えばフルカラ
ー画像)を得ることができる。また、熱転写方式の記録
であるため、記述した小型化、保守容易性、即時性、画
像の高品位化、高階調性等の特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で使用したプリンタヘッドの断面図(同
図(a))と下方斜視図(同図(b))である。
【図2】実施例で使用したプリンタヘッドの平面図であ
る。
【図3】実施例で使用したプリンタヘッドの平面図であ
る。
【図4】実施例で使用したプリンタヘッドの部分拡大図
である。
【図5】実施例に使用したシリアル型プリンタの概略図
である。
【図6】従来の感熱記録ヘッドを用いた記録装置の要部
の正面図である。
【符号の説明】
1 プリンタヘッド 2 ヘッドベース 3 ヒータチップ 4 ポッティングレジン 5 ドライバIC 6 プリント基板 7 カバー 8 記録液導入孔 9 溝 10 記録液供給路 11 コネクタ用端子 12 被記録材(印画紙) 13 気化部 14 ヒータ 15 個別電極 16 共通電極 17 隔壁 18 記録液収容部 19 小柱
フロントページの続き (72)発明者 平野 栄樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質構造を有する転写部に毛管現象に
    よって導かれ、加熱によって状態変化して、前記転写部
    に対向した被転写体へ移行せしめられる熱転写記録材料
    であって、下記一般式(I)で表わされる色素を含有す
    る熱転写記録材料。 【化1】 (式中、Rは炭素数2以上の置換若しくは非置換のアル
    キル基、アルケニル基又はシクロアルキル基であり、A
    は置換基を有していても良いベンゼン環である。)
  2. 【請求項2】 一般式(I)におけるRが置換若しくは
    非置換の炭素数2〜13のアルキル基又はアルケニル基
    であることを特徴とする請求項1に記載した熱転写記録
    材料。
  3. 【請求項3】 一般式(I)におけるRがアルコキシ基
    で置換されていてもよい炭素数2〜8のアルキル基であ
    ることを特徴とする請求項2に記載した熱転写記録材
    料。
  4. 【請求項4】 一般式(I)におけるAが炭素数1〜8
    のアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子またはトリ
    フルオロメチル基で置換されていてもよいベンゼン環で
    あることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    した熱転写記録材料。
  5. 【請求項5】 加熱によって気化されるか或は径が1μ
    m以下のミストを発生し、10〜300μmの間隙を介
    して対向配置された被転写体上に転写される記録材料で
    あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    した熱転写記録材料。
  6. 【請求項6】 多孔質構造が0.2〜3μmの一辺又は
    直径、1〜15μmの高さを有していることを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載した熱転写記録材
    料。
  7. 【請求項7】 0.5〜3μmの一辺又は直径、1〜1
    5μmの高さを有する微細な柱状体を0.5〜3μmの
    間隔で3行以上及び3列以上配することによって、多孔
    質構造が形成されていることを特徴とする請求項6に記
    載した熱転写記録材料。
  8. 【請求項8】 分子量が450以下であり、融点が50
    ℃以下であり、沸点が150℃以上、400℃以下であ
    り、無色であり、かつ空気中で200℃に加熱したとき
    の残留分の割合が0.01重量%以下の溶媒に、一般式
    (I)で表わされる色素が50℃以下で5重量%以上溶
    解していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載した熱転写記録材料。
  9. 【請求項9】 溶媒が芳香族エステル及び/又は芳香族
    炭化水素であることを特徴とする請求項8に記載した熱
    転写記録材料。
  10. 【請求項10】 芳香族エステルがフタル酸ジアルキル
    エステルであることを特徴とする請求項9に記載した熱
    転写記録材料。
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