JPH10195744A - スポーツシューズ用アッパー材 - Google Patents

スポーツシューズ用アッパー材

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JPH10195744A
JPH10195744A JP8345255A JP34525596A JPH10195744A JP H10195744 A JPH10195744 A JP H10195744A JP 8345255 A JP8345255 A JP 8345255A JP 34525596 A JP34525596 A JP 34525596A JP H10195744 A JPH10195744 A JP H10195744A
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JP
Japan
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fabric
shoes
weight
upper material
fiber
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JP8345255A
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English (en)
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Yoshihisa Okamoto
佳久 岡本
Kentaro Mitani
健太郎 三谷
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光の影響によるシューズ内の温度上昇を
抑え,足に対する圧迫感やシューズ内気候の快適性の改
善を図ることができるスポーツシューズ用アッパー材を
提供する。 【解決手段】 表裏地組織が連結糸で連結されてなる3
次元構造布帛であって,その構成繊維が酸化チタン,酸
化亜鉛,チタン酸カリウム,チタン酸ナトリウム,チタ
ン酸カルシウムの中から少なくとも1種以上を2〜5重
量%含有したポリエステル繊維で構成され,該布帛の通
気度が150〜300cm3 /cm2 ・sec で,厚みが1〜
10mmで,フッ素系撥水剤を0.2〜1.0%含有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,スポーツシューズ
用アッパー材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より,スポーツシューズ用アッパー
材は,運動時,足にかかる圧迫感を軽減し,足からの発
汗や発熱によって生じるシューズ内の蒸れを効率的に発
散させることにより,シューズ内気候の快適性の向上が
図られている。一般にスポーツシューズ用アッパー材と
しては,表地と裏地との間にスポンジ状の樹脂層をラミ
ネートした3層構造体が主に用いられている。しかしな
がら,このようなスポーツシューズ用アッパー材は,通
気性が不十分なために,足からの発汗や発熱によるシュ
ーズ内の蒸れを発散させることができず,しかもアッパ
ー材がラミネートされた3層構造体であるために重くな
り,屈曲時に足への圧迫感が強くなるので,足に対する
疲労感を軽減することができなかった。特に夏に屋外で
競技するスポーツ用のシューズは,太陽光の影響でシュ
ーズ内温度がさらに上昇するので,シューズ内気候の快
適性向上を図れるスポーツシューズ用アッパー材が強く
求められていた。このような問題に対処するため,アッ
パー材にダブルラッセル編機やモケット織機等で製造可
能な表裏の地組織が連結糸で連結された3次元構造布帛
を利用して,通気性,圧縮弾性,軽量性の向上を図り,
足に対する圧迫感やシューズ内気候の改善が試みられて
いる。しかしながら,この方法で得られる布帛は,十分
にシューズ内気候の快適性向上を図ることができなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
現状に鑑みて行われたもので,太陽光の影響によるシュ
ーズ内の温度上昇を抑え,足に対する圧迫感やシューズ
内気候の快適性の改善を図ることができるスポーツシュ
ーズ用アッパー材を得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は,上述の目的を
達成するもので,次の構成よりなるものである。すなわ
ち,本発明は,表裏の地組織を連結糸で連結してなる3
次元構造布帛であって、表裏地組織の少なくとも一方
が,酸化チタン,酸化亜鉛,チタン酸カリウム,チタン
酸ナトリウム,チタン酸カルシウムの少なくとも1種以
上の無機充填剤を繊維重量に対して2〜5%含有するポ
リエステル繊維で構成され,かつ通気度が150〜30
0cm3 /cm2 ・sec ,厚みが1〜10mmで,フッ素系撥
水剤を繊維重量に対して0.2〜1.0%含有していること
を特徴とするスポーツシューズ用アッパー材を要旨とす
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下,本発明を詳細に説明する。
本発明の3次元構造布帛は,ダブルラッセル編機あるい
はモケット織機等により製編織されるものであり,表側
地組織と裏側地組織の間に連結糸を用いて連結し,表裏
の地組織を離反させた形で立体的に構築し,3次元に形
成させた布帛である。
【0006】本発明の表裏の地組織には,任意の組織を
採用することができ,組合せとして,表裏の地組織と
もメッシュ状等の柄状組織,表裏地組織の一方がメッ
シュ状等の柄状組織,他方が平坦組織,表裏とも平坦
組織,の3つに大別される。本発明における連結糸の間
隔,配置,配置方向等は,必要に応じて任意に決定し得
る事項である。例えば,垂直方向に表裏の地組織を連結
してもよく,タスキがけ配置,斜め方向配置,ジグザク
配置,菱形配置,ハニカム配置,さらには,これらを任
意に組み合わせて配置し,連結してもよく,連結糸の配
列を部分的に歯抜け状にしてもよい。また,連結糸は,
圧縮弾性あるいは3次元形状とするために,単糸デニー
ルが10デニール以上のモノフィラメントを用いるのが
好ましい。
【0007】本発明では,表裏地組織の少なくとも一方
が,酸化チタン,酸化亜鉛,チタン酸カリウム,チタン
酸ナトリウム,チタン酸カルシウムの少なくとも1種以
上の無機充填剤を繊維重量に対して2〜5%含有せしめ
たポリエステル繊維で構成されている。
【0008】本発明に用いるポリエステル繊維は,主鎖
の構造単位として脂肪族または芳香族を有し,エステル
基を形成しながら繰り返し結合している鎖状高分子を溶
融紡糸して得られる熱可塑性繊維であり,具体的にはポ
リエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレー
ト等を挙げることができる。ここで用いる酸化チタン,
酸化亜鉛,チタン酸カリウム,チタン酸ナトリウム,チ
タン酸カルシウム等の無機充填剤は,太陽光の紫外線か
ら遠赤外線の広い範囲に対して遮蔽性を有し,特に遠赤
外線を遮蔽する性能を有するものである。本発明では,
これらの無機充填剤を単独で,または2種以上を併用し
て使用する。また,上記無機充填剤が繊維重量に対して
2〜5%含有されていることが必須である。ここで含有
量が2重量%未満であると,太陽光の遮蔽能力が不十分
なために快適なシューズ内気候が得られず,一方,含有
量が5重量%を超えると,快適なシューズ内気候は得ら
れるものの,紡糸性を極端に悪化させた上に糸質が大幅
に低下するので好ましくない。
【0009】上述の無機充填剤をポリエステル繊維に含
有せしめるには,繊維の製造時に無機充填剤を微粒子に
した後,直接混合して紡糸する方法,あるいは予め原料
ポリマーの一部を用いてこれに高濃度に含有せしめたマ
スターチップを製造し,これを紡糸時に所定の濃度に希
釈調整してから紡糸する方法等で行う。
【0010】無機充填剤を繊維に含有せしめる形態とし
ては,繊維へ均一に含有せしめた状態でも,あるいは芯
鞘構造の芯部のみに無機充填剤を含有せしめた状態でも
構わないが,繊維表面に無機充填剤が露出しない芯鞘構
造の方が,繊維の製造時や3次元構造布帛の製造時に紡
糸機や織機,編機のローラーやガイド等を摩擦によって
損傷したりすることがないので望ましい。
【0011】本発明では,該無機充填剤含有ポリエステ
ル繊維が3次元構造布帛の表裏地組織の少なくとも一方
に用いられればよいが,太陽光の遮蔽効率を考慮すれ
ば,表裏地組織の両方に用いられる方が好ましい。
【0012】本発明では,3次元構造布帛の通気度が1
50〜300cm3 /cm2 ・sec で,厚みが1〜10mmで
あることが必須である。ここで通気度が150cm3 /cm
2 ・sec 未満であると,シューズ内の蒸れを効率的に発
散できず,また,300cm3/cm2 ・sec を超えると,
布帛の空隙が大きくなりすぎるため,摩耗強力の弱い布
帛になるので好ましくない。そして,布帛の厚みが1mm
未満であれば,3次元構造布帛とならないために弾力性
がまったくなく,従来のスポンジ状樹脂層をラミネート
しなければスポーツシューズ用アッパー材に供すること
ができない。一方,厚みが10mmを超えると,厚すぎる
ためシューズに成型しにくくなり,スポーツシューズ用
アッパー材に適さなくなる。
【0013】さらに,本発明では,上述の3次元構造布
帛にフッ素系撥水剤が繊維重量に対して0.2〜1.0重量
%含有せしめられていることを大きな特徴としている。
フッ素系撥水剤は,パーフルオロアルキル基を含有する
アクリル酸エステルまたはメタアクリル酸エステルのご
ときフルオロアルキル基含有の重合し得る化合物と,共
重合可能なラジカル反応性の不飽和結合をもったアクリ
ル酸アミド誘導体や塩化ビニル,塩化ビニリデン等の化
合物とを乳化重合して得られるエマルジョン型フッ素系
撥水剤あるいは溶液重合して得られる溶剤型フッ素系撥
水剤を用いるのが好ましい。ここでフッ素系撥水剤の含
有量が繊維重量に対して0.2重量%未満であると,良好
な撥水性が得られず,一方,1.0重量%を超えると,良
好な撥水性を得ることができるものの,アッパー材と靴
底のゴムの接着を大幅に低下させるので好ましくない。
【0014】本発明では,フッ素系撥水剤を3次元構造
布帛に含有せしめる方法については,特に限定するもの
でなく,3次元構造布帛を処理液に含浸し,マングル等
で絞液後,乾燥する方法や,処理液を3次元構造布帛に
噴霧した後,乾燥する方法等の公知の方法で行えばよ
い。また,必要ならば適当な架橋剤とともに使用し,キ
ュアリングを行ってもよい。本発明は,以上の構成より
なるものである。
【0015】
【作用】本発明のスポーツシューズ用アッパー材のごと
く,表裏地組織の少なくとも一方に太陽光の遮蔽能力の
高い無機充填剤を含有するポリエステル繊維を用いて3
次元構造布帛を構成すると,太陽光の影響によるシュー
ズ内温度の上昇を抑えることができる太陽光遮蔽作用
と,3次元構造布帛の通気度を150〜300cm3/cm
2 ・sec ,厚みを1〜10mmにコントロールすることに
よりシューズ内を効率的に換気できる換気作用の両作用
が働くので,快適なシューズ内気候が得られるようにな
る。さらに,この3次元構造布帛には,フッ素系撥水剤
で強固な撥水加工が施されているので,シューズ着用時
に雨や泥水がシューズ内に浸透しにくく,より一層快適
なスポーツシューズが得られる。
【0016】
【実施例】次に,本発明を実施例によってさらに具体的
に説明するが,実施例における布帛の性能の評価は,下
記の方法で行った。 (1)光遮蔽性 温度30℃,湿度60%の恒温恒湿の室内に,図1に断
面図で示すごとく,厚み25mm,幅1m,長さ1mの断
熱板4の中心部に深さ5mm,幅10cm,長さ10mの凹
部6を有し,その内部に黒色ポリエステル織物2,温度
センサー3を有し,その正面に光源5を有する温度測定
装置を設置し,エネルギー源として中心波長1μmの写
真用100W白色光源を用いて,光源から60cmの位置
にある被測定繊維布帛1の表面に白色光を10分間照射
した時点で,布帛1の裏面から5mm離れた位置にある黒
色ポリエステル織物2の手前にある温度センサー3によ
って温度を測定し,繊維布帛の光遮蔽性を評価した。
【0017】(2)通気度 JIS L−1096により測定した。 (3)厚 み JIS L−1096により測定した。 (4)撥 水 JIS L−1092により測定した。 (5)耐光性 JIS L−0842により測定した。
【0018】(6)着用感 スポーツシューズを試作し,屋外で着用し,シューズ内
感覚が涼しく感じられるかどうかの涼感と蒸れ感,圧迫
感をそれぞれ相対的に次の4段階で評価した。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良
【0019】実施例1 ポリエチレンテレフタレート95重量%と平均粒子径0.
2μmのTiO2 5重量%を溶融ブレンドしたものを芯
成分とし,TiO2 を添加しないポリエチレンテレフタ
レートを鞘成分として,芯/鞘重量比が7/3の同心円
型芯鞘複合繊維を溶融紡糸した。この際,紡糸温度を2
60℃とし,3000m/分の速度で巻き取り,続い
て,延伸温度120℃,延伸倍率1.5倍,熱処理温度1
60℃にて延伸,熱処理し,本発明に用いるフィラメン
ト糸75d/24fを得た。合わせて,TiO2 が添加
されていないポリエチレンテレフタレートを用いて,同
条件で20dのモノフィラメントを得た。次に,ゲージ
20G,6枚筬のダブルラッセル機(カールマイヤー
製)を使用し,表地組織には,前述のポリエチレンテレ
フタレート同心円型芯鞘複合繊維を用いて2枚の筬でメ
ッシュ組織に編成し,裏地組織には,表地組織と同一繊
維を用いて2枚の筬で平坦な組織に編成した。このと
き,表裏の連結糸として,前述のポリエチレンテレフタ
レート20dのモノフィラメントを用いて2枚の筬で表
裏の地組織を連結し,厚み3mmの3次元構造布帛を得
た。続いて,下記処方1の処理浴に浸漬し,マングルに
て絞り率60%で含浸処理し,乾燥後,180℃,30
秒間の熱処理を行い,本発明のスポーツシューズ用アッ
パー材を得た。
【0020】処方1 アサヒガード AG-970 50g/リットル (旭硝子株式会社製,フッ素系撥水剤,固形分20%) スミテックスレジン M−3 2g/リットル (住友化学工業株式会社製,メラミン樹脂) スミテックスアクセラレータ ACX 2g/リットル (住友化学工業株式会社製,メラミン樹脂用触媒)
【0021】本発明との比較のため,本実施例1で用い
たTiO2 を1重量%,2重量%,8重量%にてそれぞ
れ溶融ブレンドしたものを芯成分として,実施例1と同
一条件でそれぞれ紡糸を試みた。その結果,1重量%,
2重量%のものは,問題なく得られたが,8重量%のも
のは,ノズルパックのフィルターに目詰まりを生じ,紡
糸できなかった。得られた1重量%,2重量%のものを
用いて,実施例1と同一編成条件でそれぞれ3次元構造
布帛を形成した後,実施例1と同一の撥水加工条件で加
工し,比較例1と比較例2のスポーツシューズ用アッパ
ー材を得た。得られた本発明と比較用3次元構造布帛の
性能を測定,評価し,その結果を合わせて表1に示し
た。
【0022】
【表1】
【0023】表1より明らかなごとく,本発明のスポー
ツシューズ用アッパー材は,着用感に優れたスポーツシ
ューズ用アッパー材であった。
【0024】実施例2 ポリエチレンテレフタレート95重量%と長さ方向の平
均粒子径が10μm,厚み方向の平均粒子径が0.2μm
のK2 Ti4 9 5重量%を芯成分とし,K2Ti4
9 を添加しないポリエチレンテレフタレートを溶融ブレ
ンドしたものを鞘成分として,芯/鞘重量比が6/4の
同心円型芯鞘複合繊維を実施例1と同一紡糸延伸条件で
製造し,本発明に用いるフィラメント糸150d/30
fを得た。次に,ゲージ18G,6枚筬のダブルラッセ
ル機(カールマイヤー製)を使用し,表裏とも2枚筬で
上述の芯鞘複合繊維を用いて平坦な組織に編成し,連結
糸には,実施例1と同一の20dのモノフィラメントを
用いて2枚の筬で表裏の地組織を連結し,厚み2.5mmの
3次元構造布帛とした。次に,下記処方2の染色処方に
て,温度130℃,時間10分間の染色条件で白色布と
した後,処方3の処理浴に浸漬し,実施例1と同一含浸
処理および熱処理条件で撥水加工を行い,本発明のスポ
ーツシューズ用アッパー材を得た。
【0025】処方2 ユビテックス EBF 1%o.w.f. (日本チバガイギー株式会社製,蛍光増白剤) 酢酸 0.2cc/リットル
【0026】 処方3 アサヒガード LS−317 50g/リットル (旭硝子株式会社製,フッ素系撥水剤,固形分20%) スミテックスレジン M−3 1g/リットル (住友化学工業株式会社製,メラミン樹脂) スミテックスアクセラレータ ACX 1g/リットル (住友化学工業株式会社製,メラミン樹脂用触媒)
【0027】本発明との比較のため,実施例2で使用し
たポリエチレンテレフタレートをナイロン6に変更し,
紡糸温度250℃,巻取速度1500m/分,延伸温度
85℃,延伸倍率2.6倍,熱処理温度165℃に変更す
る以外は,実施例2と同一条件で3次元構造布帛を形成
した後,下記処方4の染色処方にて,温度100℃,時
間10分間の染色条件で白色布とし,実施例2と同一条
件で撥水加工を行い,比較例3を得た。
【0028】処方4 ユビテックス NFW 0.5%o.w.f. (日本チバガイギー株式会社製,蛍光増白剤) 酢酸 0.2cc/リットル
【0029】また,比較用として,撥水加工を省く以外
は,実施例2とまったく同一の方法によるものを比較例
4とした。さらに,実施例2において,厚みを11mmに
変更する以外は,実施例2とまったく同一の方法により
比較用の3次元構造布帛(比較例5)を得た。さらにま
た,本発明との比較のために,通常の経編機を用いて,
実施例2の表裏に使用した繊維のみで実施例2の表地組
織と同一組織に編成した後,実施例2と同一条件で染
色,撥水加工を行い,比較例6とした。この比較例6の
編地をさらに表裏として用い,厚みが2.5mmのスポンジ
状ウレタン樹脂をサンドイッチ状にラミネートして比較
例7の布帛とした。得られた本発明および比較用の布帛
の性能を測定,評価し,その結果を合わせて表2に示し
た。
【0030】
【表2】
【0031】表2より明らかなごとく,本発明のスポー
ツシューズ用アッパー材は,着用感に優れたスポーツシ
ューズ用アッパー材であった。これに対し比較例3の布
帛には耐光性の問題があり,比較例4の布帛は,水に濡
れやすいため,雨天時にシューズ内に水が侵入し,蒸れ
感とベタツキ感が悪くなる問題があった。さらに,比較
例5は,厚すぎるためにシューズに成型できず,比較例
6は,厚みが薄いために足への圧迫感が強く,比較例7
は,通気度不足のため蒸れ感の悪いものであった。
【0032】
【発明の効果】本発明のスポーツシューズ用アッパー材
は,太陽光の影響によるシューズ内温度の上昇を抑え,
足に対する圧迫感,蒸れ感の改善効果を有している。こ
のような優れた機能性により,本発明のアッパー材は,
夏に屋外で競技する陸上競技,ビーチバレーボール,テ
ニス等のスポーツシューズに最適なアッパー材として供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスポーツシューズ用アッパー材の光遮
蔽性を測定する装置の要部の断面見取図である。
【符号の説明】
1 被測定繊維布帛 2 黒色染色ポリエステル織物 3 温度センサー 4 断熱板 5 写真用100W白色光源 6 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 15/643 D06M 15/643

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏の地組織を連結糸で連結してなる3
    次元構造布帛であって、表裏地組織の少なくとも一方
    が,酸化チタン,酸化亜鉛,チタン酸カリウム,チタン
    酸ナトリウム,チタン酸カルシウムの少なくとも1種以
    上の無機充填剤を繊維重量に対して2〜5%含有するポ
    リエステル繊維で構成され,かつ通気度が150〜30
    0cm3 /cm2 ・sec ,厚みが1〜10mmで,フッ素系撥
    水剤を繊維重量に対して0.2〜1.0%含有していること
    を特徴とするスポーツシューズ用アッパー材。
JP8345255A 1996-12-25 1996-12-25 スポーツシューズ用アッパー材 Pending JPH10195744A (ja)

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