JPH10198205A - 加熱ローラ - Google Patents

加熱ローラ

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JPH10198205A
JPH10198205A JP35844896A JP35844896A JPH10198205A JP H10198205 A JPH10198205 A JP H10198205A JP 35844896 A JP35844896 A JP 35844896A JP 35844896 A JP35844896 A JP 35844896A JP H10198205 A JPH10198205 A JP H10198205A
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JP
Japan
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roller
resistance heating
width
heating
recording material
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JP35844896A
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English (en)
Inventor
Taizo Onishi
泰造 大西
Toshio Sakata
俊雄 坂田
Toshiaki Urano
鋭明 浦野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度データを必要とする抵抗発熱体形成範囲
にわたりサーモトレーサ等の赤外線感知型の非接触温度
計によっても精度よく、効率よく温度検出でき、それに
基づき所望の、信頼性の高い温度分布を持たせることが
できる加熱ローラを提供する。 【解決手段】 金属製芯ローラ10と、芯ローラ10の
内周面に沿って形成された抵抗発熱層12(抵抗発熱
体)と、芯ローラ10の外周面上に形成された離型層1
3とを備えており、抵抗発熱層12は、その幅W1が離
型層13の幅W2に略一致していて該離型層に重なるよ
うに設けられているか、或いは、離型層幅W2内に位置
するように設けられている加熱ローラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の複写
機、プリンタ等の画像形成装置においてトナー像等の未
定着画像を保持した記録材に該画像を加熱して定着させ
る定着装置における加熱ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機等の画像形成装置にお
ける定着装置は、一般的には、加熱ローラを備えてお
り、トナー像等の未定着画像を保持した記録材を該加熱
ローラとバックアップ部材(一般的には加圧ローラ)と
の間に挟持しつつ通過させることで該未定着画像を記録
材上に加熱加圧して定着させる。
【0003】かかる加熱ローラにはこれまでハロゲンラ
ンプヒータ等の発熱ヒータを内蔵して、該ヒータからの
輻射熱でローラを加熱するものが多用されてきた。しか
しハロゲンランプヒータ等の内蔵発熱ヒータを熱源とす
る加熱ローラによると、該ヒータの通電開始時から加熱
ローラ表面の所定定着温度までの昇温速度が遅く、その
ため画像形成装置の電源スイッチをオンしてから定着装
置が所定温度に到達するまでの予熱時間(いわゆるウォ
ーミングアップ時間)が長くなり、それだけ装置が使い
難くなっていた。
【0004】そこで所定温度に到達するまでの昇温時間
が短く済む加熱ローラとして、芯ローラに通電により発
熱する物質よりなる抵抗発熱体を該芯ローラとともに回
転するように形成した加熱ローラが提案されている。こ
のタイプの加熱ローラは電気・熱変換効率が良く、該抵
抗発熱体への通電開始後速やかに加熱ローラ表面温度を
所定温度まで上昇させることができ、これにより加熱ロ
ーラの予熱時間を短縮することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように抵
抗発熱体を備えた加熱ローラでは次の問題がある。すな
わち、抵抗発熱体を備えた加熱ローラでは、該ローラと
バックアップ部材との間に未定着画像を保持した記録材
を通過させ、該画像を加熱加圧下に定着させるとき、該
画像を構成しているトナー等が加熱ローラに付着した
り、また、そのために記録材が加熱ローラに巻きつく等
の問題を回避するため、通常、加熱ローラの最外周面は
離型層で形成される。
【0006】一方、加熱ローラの製造工程では、抵抗発
熱体に実際に通電して加熱ローラ各部の温度分布を調べ
ることが行われており、そのための温度検出には、非接
触で温度測定でき、扱い易い点から、温度検出対象部分
からの赤外線放射を測定することでその部分の温度を知
るサーモトレーサ(NEC社製)等の赤外線感知型の非
接触温度計が多用されている。
【0007】このようにサーモトレーサ等を用いて加熱
ローラ表面温度を測定するとき、前記抵抗発熱体の幅
(ローラの回転中心軸線方向の幅)にわたって温度測定
し、その測定結果に基づいて、抵抗発熱体による加熱ロ
ーラ各部の配熱状態を調整する等の処理が施される。ま
た、出荷時の加熱ローラ温度分布データとし使用され
る。
【0008】ところが、サーモトレーサ等の赤外線感知
型の非接触温度計は、その性質上、温度測定対象部分の
材質に応じて仕様が変わるため、抵抗発熱体の半径方向
外側に前記離型層がある部分と無い部分があるとき、使
用する温度計に応じて、それら部分のうちいずれか一方
しか正確に温度測定できない。特に、抵抗発熱体がアル
ミニウム合金等の金属材料からなる芯ローラの内周面に
形成されているとともに離型層が該芯ローラの外周に形
成され、該離型層が形成されていない芯ローラ部分の内
周部まで該抵抗発熱体が延在しているような場合、温度
測定は該離型層のある部分だけでなく、その外側の抵抗
発熱体に対応する金属製芯ローラ表面部分についても行
わなければならないところ、離型層と芯ローラ表面は材
質が異なるため、実際には、サーモトレーサ等の非接触
型温度計による温度検出は、使用する温度計に応じて、
それらのうちいずれか一方しか行えない。
【0009】なお、記録材は前記離型層のある部分にし
か通過させないが、抵抗発熱体が前記のように離型層の
外側まで延在しているときでも、このように該抵抗発熱
体の端部を含めた発熱体形成範囲全体にわたり温度をみ
なければならないのは、例えば、該抵抗発熱体の端部に
よるローラ加熱が、幅の小さい記録材を通過させると
き、加熱ローラ端部の過昇温を招くかどうか、幅の大き
い記録材を通過させるとき、該記録材の耳部分について
も所定の定着温度を作用させ得るかどうか、といったこ
とに影響するからである。加熱ローラ端部の過昇温は、
加熱ローラ端部の周辺部材であって合成樹脂製部材のよ
うに耐熱性に劣る部材を採用するとき、その熱損傷や熱
による短期の劣化を招く。
【0010】そこで本発明は、未定着画像を保持した記
録材に該画像を加熱定着させる定着装置の加熱ローラで
あり、金属製芯ローラと、該芯ローラに形成されて該芯
ローラと共に回転し、通電により発熱する抵抗発熱体
と、前記抵抗発熱体より半径方向外側に位置して芯ロー
ラの外周面上に形成された離型層とを有する加熱ローラ
であって、温度データを必要とする抵抗発熱体形成範囲
にわたりサーモトレーサ等の赤外線感知型の非接触温度
計によっても精度よく、また効率よく温度検出でき、そ
れに基づいて所望の、信頼性の高い温度分布を持たせる
ことができる加熱ローラを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、未定着画像を保持した記録材に該画像を加熱
定着させる定着装置の加熱ローラであり、回転駆動され
る金属製芯ローラと、前記芯ローラの外周面及び(又
は)内周面に沿って形成されて該芯ローラと共に回転
し、通電により発熱する抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体
より半径方向外側に位置して芯ローラの外周面上に形成
された離型層とを備えており、前記抵抗発熱体は、芯ロ
ーラ回転中心軸線方向の幅が前記離型層の芯ローラ回転
中心軸線方向の幅に略一致していて該離型層に重なるよ
うに設けられているか、或いは、前記離型層の芯ローラ
回転中心軸線方向の幅内に位置するように設けられてい
る加熱ローラを提供する。。
【0012】本発明の加熱ローラによると、抵抗発熱体
は、芯ローラ回転中心軸線方向の幅が離型層の芯ローラ
回転中心軸線方向の幅に略一致していて該離型層に重な
るように設けられているか、或いは、該離型層の芯ロー
ラ回転中心軸線方向の幅内に位置するように設けられて
いるので、換言すれば、加熱ローラ最外周にある離型層
の形成範囲は、それより半径方向内側において芯ローラ
の外周面上及び(又は)内周面上にある抵抗発熱体の形
成範囲と略重なっているか、或いは、該離型層形成範囲
内で抵抗発熱体が形成されているので、加熱ローラ表面
の赤外線放射率は、温度データが欲しい抵抗発熱体形成
範囲の全体にわたり該離型層材質に基づいて略一定のも
のとなり、従って、サーモトレーサ等の赤外線感知型の
非接触温度計によっても精度よく温度検出でき、ひいて
は、所望の、信頼性の高い温度分布をもつ加熱ローラを
提供することができる。
【0013】なお、加熱ローラは、前記構成に加え、又
はそれに代えて、次のやのように構成することも考
えられる。 加熱ローラ端部の周辺部材であって合成樹脂製部材
のように耐熱性に劣る部材を熱損傷や熱による短期の劣
化から保護するために、記録材(例えば特に最大許容幅
のものより小さい幅の記録材、さらには最小幅の記録
材)上の未定着画像の定着処理(例えば特に連続的定着
処理)において、加熱ローラ上の該記録材が通過する領
域より外側部分の過昇温を防止又は抑制するように、 a)抵抗発熱体を芯ローラの両端の間に設け、且つ、該
芯ローラ端からそれに隣り合う抵抗発熱体の端までの距
離を、該抵抗発熱体の該端を含む端部の発熱温度分布に
応じて該抵抗発熱体の芯ローラ回転中心軸線方向幅を調
整することで定める、又は b)抵抗発熱体を芯ローラの両端の間に設け、且つ、抵
抗発熱体の各端部の発熱温度分布を、芯ローラ端からそ
れに隣り合う抵抗発熱体の端までの芯ローラ端部長さに
応じて定める、又は c)抵抗発熱体を芯ローラの両端の間に設け、且つ、端
部に熱バッファ部材を設ける。
【0014】上記c)に言う「熱バッファ部材」とは、
加熱ローラ端部の熱を吸収して該端部の過昇温を防止又
は抑制するもので、加熱ローラ端部(芯ローラ端部)に
装着される合成樹脂製ギアにこの部材を兼ねさせること
もでき、或いはそれ専用のものを採用することもでき
る。上記a)からc)の構成を適当に組み合わせて採用
することも可能である。
【0015】これらはいずれも加熱ローラ端部の見かけ
の熱容量を増加させるもので、記録材が通過する領域よ
り外側領域の過昇温を防止又は抑制できるものである。
また、該外側領域の温度の安定化にも寄与する。 定着処理を支障なく行えるように、また、加熱ロー
ラ端部の周辺部材であって合成樹脂製部材のように耐熱
性に劣る部材を熱損傷や熱による短期の劣化から保護す
るために、記録材(例えば特に最大許容幅のものより小
さい幅の記録材、さらには最小幅の記録材)上の未定着
画像の定着処理(例えば特に連続的定着処理)におい
て、加熱ローラ上の該記録材が通過する領域より外側部
分の過昇温を防止又は抑制するように、 a)抵抗発熱体の加熱ローラ回転中心軸線方向の幅を許
容最大記録材幅より大きくし、該最大幅記録材の通過領
域の外側領域の発熱温度分布を記録材通過領域の中央部
の発熱温度分布より低くする、又は b)抵抗発熱体の加熱ローラ回転中心軸線方向の幅を許
容最大記録材幅より大きくし、許容最小幅記録材の通過
領域の中央部の発熱温度分布T1、許容最小幅記録材の
通過領域外で許容最大幅記録材の通過領域内の部分の平
均発熱温度分布T2、及び許容最大幅記録材の通過領域
外で抵抗発熱体幅内の部分の平均発熱温度分布T3を、
T1>T2>T3の関係を満足するように設定する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、電子写真方式の画像形成
装置に採用できる定着装置、特に、本発明に係る加熱ロ
ーラを備えた定着装置を示している。図示の定着装置
は、未定着のトナー像を保持するシート状記録材上に、
該トナー像を加熱定着させるためのものである。
【0017】この定着装置は、本発明に係る加熱ローラ
1及びこれに対向する加圧ローラ2を備えている。加熱
ローラ1は、その両端部において軸受け31、31によ
り回転可能に支持されている。図中左側の軸受け31は
ホルダー41に支持され、ホルダー41は定着装置ハウ
ジングHにネジ留めされている。図中右側の軸受け31
はホルダー42に支持され、ホルダー42はハウジング
Hにねじ留めされている。加熱ローラ1の一方の端部
(図1においては右側の端部)の外周面上には合成樹脂
製のリングギア14が設けられており、該ギア14はギ
ア列(図示省略)を介してモータ(図示省略)にて駆動
でき、これにより加熱ローラ1は回転駆動される。
【0018】加圧ローラ2は、その両端部に設けられた
軸21が支持部材32により回転可能に支持されてお
り、また、支持部材32に一方向から接するバネ321
により加熱ローラ1に向けて押圧されている。加圧ロー
ラ2は、加熱ローラ1の回転に従動して、或いは、両ロ
ーラの間に通される記録材の移動に従動して回転する。
加熱ローラ1は芯ローラ10(それには限定されない
が、ここでは中空円筒状のアルミニウム合金製のもの)
を有し、芯ローラ10の内周面には、絶縁層11、層状
の抵抗発熱体(以下、抵抗発熱層という。)12が順に
形成されており、また、外周面には離型層13が形成さ
れている。
【0019】絶縁層11は、抵抗発熱層12と芯ローラ
10との間の電気絶縁性を保つために、両者の間に形成
されており、本例では耐熱絶縁性樹脂のポリイミドから
なる。抵抗発熱層12は、通電により自らジュール発熱
をし、本例ではチタン酸バリウム系セラミックからな
る。
【0020】離型層13は、未定着のトナー像を保持す
る記録材が加熱ローラ1とこれに対向する加圧ローラ2
との間に挟持されつつ通過するときに、加熱されるトナ
ー像が加熱ローラ1から剥がれやすくするために形成さ
れており、本例ではポリテトラフルオロエチレンからな
る。これら絶縁層11、抵抗発熱層12及び離型層13
は芯ローラ10と一体的に回転する。
【0021】加熱ローラ1の回転中心軸線方向の両端部
には、それぞれ受電部材15が装着されている。それに
は限定されないが、ここでは芯ローラ10の内周面側に
嵌装されている。各受電部材15は、ローラ1の回転中
心軸線と中心線を一致させた平坦円形頂面151を有す
るキャップ形状のもので、導電性材料、例えば、真鍮等
からなっており、各受電部材15は、導電性接着剤によ
り抵抗発熱層12に接続固定され、該抵抗発熱層12に
電気的に接続されている。受電部材15は、加熱ローラ
1と一体的に回転する。
【0022】各受電部材15の平坦頂面151には、加
熱ローラ1の回転中心軸線方向外側から導電性材料、例
えば、銅系カーボン等からなる給電部材16がそれぞれ
面接触している。図1中左側の給電部材16は、ホルダ
ー41に設けた凹所411に嵌入されて、該凹所411
のローラ1側に設けた孔411aから一部突出して受電
部材15に臨み、前記凹所411に嵌装したバネ161
にて受電部材15に適圧下に接触している。また、右側
の給電部材16も右側ホルダー42の凹所421に嵌入
されて、ホルダー孔421aから一部突出して右側受電
部材15に臨み、該凹所421に嵌められたバネ161
にて右側受電部材15に適圧下に接触している。各バネ
161はホルダー外端部にネジ留めした端板412、4
22にて外端を支持されている。かくして、受電部材1
5が加熱ローラ1と一体的に回転しても両者の間の電気
的接続が保たれるようになっている。
【0023】各給電部材16からは、加熱ローラ1の回
転中心軸線方向にリード線162がそれぞれ引き出され
ており、一方のリード線162は抵抗発熱層12に電圧
印加するための電源8(図4参照)の一端に接続され、
他方のリード線162はソリッド・ステート・リレーS
SRを介して電源8の他端に接続されている。図4に抵
抗発熱層12への通電回路の概略図を、その通電制御を
行う制御部とともに示す。なお、図4においては、受電
部材15、給電部材16は図示を省略してある。
【0024】抵抗発熱層12には、リレーSSRを閉じ
ることにより電源8から通電することができる。リレー
SSRには、定着装置全体の動作制御を行う中央演算装
置(CPU)を含む制御部CTRが接続されており、制
御部CTRによりリレーSSRは開閉される。制御部C
TRは、加熱ローラ1の離型層13の外周面上に当接さ
れた温度検出素子であるサーミスタTH(図1において
は、図示を省略)の検出する加熱ローラ1の温度に基づ
いて、リレーSSRの開閉を行う。すなわち、サーミス
タTHの検出する加熱ローラ1の温度に基づき、制御部
CTRは抵抗発熱層12への通電制御を行い、加熱ロー
ラ1を所定の温度に制御する。
【0025】なお、加熱ローラ1の温度制御のための上
記サーミスタTHとは別に、加熱ローラ1の異常昇温防
止のための温度検出素子を設けてもよい。該温度検出素
子が検出する温度に基づき開閉する安全スイッチを、図
4に示す抵抗発熱層12への通電回路に電源8やリレー
SSRと直列に接続すれば、何らかの原因により制御部
CTRによる通電制御が正常に動作せず、加熱ローラ1
が異常昇温するようなときにも、該安全スイッチにより
加熱ローラ1やその周辺部品が熱的損傷を受ける前に通
電回路を遮断することができる。該温度検出素子も、加
熱ローラ1の外周面上に当接して設ければよい。該温度
検出素子としては、例えばサーミスタや熱電対を採用す
ることができ、また、温度検出機能を備える安全スイッ
チとして、例えば温度ヒューズやサーモスタットを採用
することができる。
【0026】次に芯ローラ10、抵抗発熱層12及び離
型層13ついてさらに説明する。図2に示すように、抵
抗発熱層12は、芯ローラ10の回転中心軸線方向の幅
W1が、芯ローラ10の同方向の幅より小さく、該芯ロ
ーラ幅内に位置している。また、抵抗発熱層12の幅W
1は離型層13の芯ローラ回転中心軸線方向の幅W2と
略一致しているか、それより若干小さく、両者は重なる
ように配置されており、抵抗発熱層12の形成範囲は離
型層13の形成範囲と略一致しているか、それより若干
内側にある。
【0027】また、抵抗発熱層12は、その幅W1が許
容最大記録材幅L1より大きく、記録材は抵抗発熱層1
2の幅W1内を通過するようになっている。そして、加
熱ローラ端部の周辺部材であって合成樹脂製部材のよう
に耐熱性に劣る部材(ここでは加熱ローラ端部の合成樹
脂製ギア14等)を熱損傷や熱による短期の劣化から保
護するために、記録材、特に最大許容幅のものより小さ
い幅の記録材上の未定着画像の連続的定着処理におい
て、加熱ローラ上の該記録材が通過する領域より外側部
分の過昇温を防止又は抑制するように、加熱ローラ表面
温度分布については、最大幅記録材の通過領域L1の外
側領域の加熱ローラ表面発熱温度分布が記録材通過領域
の中央部P(図3参照)のローラ表面発熱温度分布より
低くなるように設定されており、さらには、許容最小幅
記録材の通過領域L2の中央部Pの発熱温度分布T1、
許容最小幅記録材の通過領域L2外で許容最大幅記録材
の通過領域L1内の部分の平均発熱温度分布T2、及び
許容最大幅記録材の通過領域L1外で抵抗発熱層12の
幅W1内の部分の平均発熱温度分布T3が、T1>T2
>T3の関係を満足するように設定されている。
【0028】また、同様の目的で、芯ローラ10の端か
らそれに隣り合う抵抗発熱層12の端までの距離(芯ロ
ーラ端部幅)Xは、該抵抗発熱層12の該端を含む端部
の発熱温度分布に応じて抵抗発熱層12の幅W1を調整
することで定め、これにより加熱ローラ端部のみかけの
熱容量を大きくして、該部分の過昇温の防止又は抑制に
寄与させている。なお、これに代えて、抵抗発熱層12
の各端部の発熱温度分布を、芯ローラ10端からそれに
隣り合う抵抗発熱層12の端までの芯ローラ端部長さX
に応じて定めてもよい。
【0029】また、加熱ローラ端部のギア14は若干大
きく形成されており、これも、加熱ローラ端部のみかけ
の熱容量を大きすることに寄与している。同様の目的
で、図5に示すように、加熱ローラ端部において、芯ロ
ーラ10の内側に、例えば合成樹脂製のリング形状の熱
バッファ部材HBを設けてもよい。以上説明した定着装
置によると、未定着のトナー像を保持した記録材上への
トナー像の定着は次のようにして行われる。すなわち、
制御部CTRによりリレーSSRが閉じられて、給電部
材16や受電部材15等を介して抵抗発熱層12に電源
8から通電され、これにより抵抗発熱層12はジュール
発熱して、加熱ローラ1がその内周面側から加熱され
る。加熱ローラ1の加熱源として抵抗発熱体を採用した
ことにより、加熱ローラ1は速やかに昇温する。このと
き、サーミスタTHの検出する加熱ローラ1の温度に基
づいて通電制御が行われ、加熱ローラ1は所定の定着温
度に保たれる。そして、図示しないモータにより該モー
タに連結されたギア列を介して加熱ローラ1が所定の方
向に回転駆動され、定着温度の加熱ローラ1とこれ向け
押圧されている加圧ローラ2との間を、記録材が通され
ることにより、該記録材上の未定着トナー像が加熱、加
圧下に定着される。
【0030】また、本発明に係る加熱ローラ1による
と、抵抗発熱層12は、その幅W1が離型層13の幅W
2に略一致していて該離型層に重なるように設けられて
いるか、離型層13の幅W2幅内に位置するように設け
られているので、換言すれば、加熱ローラ最外周にある
離型層13の形成範囲は、それより半径方向内側におい
て芯ローラ10に設けられた抵抗発熱層12の形成範囲
と略重なっているか、該離型層形成範囲内で抵抗発熱層
12が形成されているので、加熱ローラ表面の赤外線放
射率は、温度データが欲しい抵抗発熱層形成範囲の全体
にわたり該離型層材質に基づいて略一定のものとなり、
従って、サーモトレーサ等の赤外線感知型の非接触温度
計によっても精度よく、また効率よく温度検出できる。
従って加熱ローラ製造工程では、その検出結果に基づい
て、抵抗発熱層12各部の発熱温度分布、ひいては加熱
ローラ表面各部の温度分布が所望のものになるように該
抵抗発熱層12の配熱を設計しなおしたり、調整したり
でき、それにより所望の信頼性の高い温度分布をもつ加
熱ローラとすることができる。
【0031】なお、抵抗発熱層12各部の配熱調整は、
例えば、抵抗発熱層を部分的に抵抗値を変えて形成する
等により行える。また、抵抗発熱層12を芯ローラ10
の両端の間に設け、且つ、該芯ローラ端からそれに隣り
合う抵抗発熱層12の端までの距離Xを、抵抗発熱層1
2の該端を含む端部の発熱温度分布に応じて該抵抗発熱
体の幅W1を調整して定めてあるとともに、加熱ローラ
端部には熱バッファ部材を兼ねるギア14を設けてあ
り、さらには、抵抗発熱層12の幅W1を許容最大記録
材幅L1より大きくし、許容最小幅記録材の通過領域L
2の中央部Pの発熱温度分布T1、許容最小幅記録材の
通過領域L2外で許容最大幅記録材の通過領域L1内の
部分の平均発熱温度分布T2、及び許容最大幅記録材の
通過領域L1外で抵抗発熱層幅W1内の部分の平均発熱
温度分布T3を、T1>T2>T3の関係を満足するよ
うに設定してあるから、最大幅記録材について支障なく
定着処理を行えるとともに、最大幅のものより小さい幅
の記録材上の未定着画像の連続的定着処理においても、
加熱ローラ上の該記録材が通過する領域より外側部分の
過昇温を防止又は抑制することができ、それにより加熱
ローラ端部の周辺部材であって合成樹脂製部材のように
耐熱性に劣る部材(ここでは合成樹脂製ギア14等)を
熱損傷や熱による短期の劣化から保護することができ
る。
【0032】T1>T2>T3の関係を満足する設定に
よると、図3に示すように、最大幅の記録材を通過させ
るとき、その記録材通過領域の略両端位置P1から外側
では外へ向け次第に温度分布が低下し、また、最小幅記
録材を通過させるとき、その記録材通過領域の略両端位
置P2から外側では外へ向け次第に温度分布が低下し、
かくして加熱ローラ端部の過昇温が防止又は抑制され
る。
【0033】なお、本発明は芯ローラの外周面に抵抗発
熱層を設け、さらにその半径方向外側に離型層を設ける
構造の加熱ローラにも適用できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によると、未定着画像を保持した
記録材に該画像を加熱定着させる定着装置の加熱ローラ
であり、金属製芯ローラと、該芯ローラに形成されて該
芯ローラと共に回転し、通電により発熱する抵抗発熱体
と、前記抵抗発熱体より半径方向外側に位置して芯ロー
ラの外周面上に形成された離型層とを有する加熱ローラ
であって、温度データを必要とする抵抗発熱体形成範囲
にわたりサーモトレーサ等の赤外線感知型の非接触温度
計によっても精度よく、また効率よく温度検出でき、そ
れに基づき所望の、信頼性の高い温度分布を持たせるこ
とができる加熱ローラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加熱ローラの1例を備えた定着装
置の概略断面図である。
【図2】図1に示す加熱ローラにおける各部の配置関係
及び幅寸法を示す図である。
【図3】加熱ローラ端部の過昇温が防止又は抑制される
例を説明する図である。
【図4】抵抗発熱層への通電回路及び通電制御を行う制
御回路の概略図である。
【図5】熱バッファ部材を備えた加熱ローラ例の概略断
面図である。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 10 芯ローラ 11 絶縁層 12 抵抗発熱層 W1 抵抗発熱層幅 13 離型層 W2 離型層幅 14 ギア 15 受電部材 16 給電部材 2 加圧ローラ L1 最大記録材幅 L2 最小記録材幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未定着画像を保持した記録材に該画像を加
    熱定着させる定着装置の加熱ローラであり、回転駆動さ
    れる金属製芯ローラと、前記芯ローラの外周面及び(又
    は)内周面に沿って形成されて該芯ローラと共に回転
    し、通電により発熱する抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体
    より半径方向外側に位置して芯ローラの外周面上に形成
    された離型層とを備えており、前記抵抗発熱体は、芯ロ
    ーラ回転中心軸線方向の幅が前記離型層の芯ローラ回転
    中心軸線方向の幅に略一致していて該離型層に重なるよ
    うに設けられていることを特徴とする加熱ローラ。
  2. 【請求項2】未定着画像を保持した記録材に該画像を加
    熱定着させる定着装置の加熱ローラであり、回転駆動さ
    れる金属製芯ローラと、前記芯ローラの外周面及び(又
    は)内周面に沿って形成されて該芯ローラと共に回転
    し、通電により発熱する抵抗発熱体と、前記抵抗発熱体
    より半径方向外側に位置して芯ローラの外周面上に形成
    された離型層とを備えており、前記抵抗発熱体は、前記
    離型層の芯ローラ回転中心軸線方向の幅内に位置するよ
    うに設けられていることを特徴とする加熱ローラ。
JP35844896A 1996-12-28 1996-12-28 加熱ローラ Withdrawn JPH10198205A (ja)

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