JPH10199897A - 化合物半導体層の成長方法 - Google Patents

化合物半導体層の成長方法

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JPH10199897A
JPH10199897A JP9003389A JP338997A JPH10199897A JP H10199897 A JPH10199897 A JP H10199897A JP 9003389 A JP9003389 A JP 9003389A JP 338997 A JP338997 A JP 338997A JP H10199897 A JPH10199897 A JP H10199897A
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layer
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compound semiconductor
grown
semiconductor layer
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JP9003389A
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Hiroyuki Okuyama
浩之 奥山
Satoru Kijima
悟 喜嶋
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性および寿命に優れたII−VI族化合
物半導体を用いた素子を製造することができる化合物半
導体層の成長方法を提供する。 【解決手段】 II−VI族化合物半導体層上に280
℃以下の成長温度でMBE法によりGaAs層を成長さ
せる。成長原料には、GaAsおよび単体Gaあるいは
クラッキングを行った単体Gaおよび単体Asを用い
る。また、II−VI族化合物半導体層を、その構成元
素を含むII−VI族化合物半導体またはクラッキング
を行ったその構成元素からなる単体を原料に用いてMB
E法により240℃以下の成長温度で成長させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化合物半導体層
の成長方法に関し、特に、分子線エピタキシー法により
化合物半導体層を成長させるのに適用して有効なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光を用いて記録/再生を行
う光ディスクや光磁気ディスクに対する記録/再生の高
密度化または高解像度化のために、青色ないし緑色で発
光可能な半導体レーザに対する要求が高まっており、そ
の実用化を目指して活発に研究が行われている。
【0003】このような青色ないし緑色で発光可能な半
導体発光素子の製造に用いる材料としては、Zn、M
g、Be、Cd、Hgなどのうちの少なくとも一種類以
上のII族元素とO、S、Se、Te、Poなどのうち
の少なくとも一種類以上のVI族元素とからなるII−
VI族化合物半導体が最も有望である。特に、四元混晶
であるZnMgSSeは、GaAs基板上への結晶成長
が可能で、波長400〜550nm帯の青色ないし緑色
で発光可能な半導体レーザをGaAs基板を用いて製造
するときのクラッド層や光導波層に適していることが知
られている(例えば、Electronics Letters 28(1992)17
98、Electronics Letters 29(1993)1488、Appl.Phys.Le
tt.,66(1995)656)。
【0004】従来、このII−VI族化合物半導体を用
いた半導体発光素子の製造には、もっぱら分子線エピタ
キシー(MBE)法が用いられている。これは、現在で
は、MBE法を用いなければ、キャリア濃度が十分に高
いp型II−VI族化合物半導体層を成長させることが
困難であるからである。実際、II−VI族化合物半導
体を用いた半導体レーザの室温連続発振の報告例(Elec
tronics Letters 29(1993)1488)もMBE法を用いて製
造された半導体レーザについてのものであり、有機金属
化学気相成長(MOCVD)法や液相エピタキシー(L
PE)法などを用いて製造されたII−VI族化合物半
導体を用いた半導体レーザではそのような成果は得られ
ていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在、II−VI族化
合物半導体を用いた半導体レーザは、信頼性向上のため
の特性向上の研究が行われているが、このうち活性層の
信頼性の向上は重要である。さらに、特に、p側電極部
分も信頼性の問題がある。すなわち、このp側電極にも
寿命があることがわかっており、このp側電極のコンタ
クト部分にp型ZnTe/ZnTe多重量子井戸(MQ
W)層を用いた構造においても、この問題は残る。
【0006】したがって、この発明の目的は、信頼性お
よび寿命に優れた半導体発光素子を製造することができ
る化合物半導体層の成長方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来技術が
有する上述の課題を解決すべく、鋭意検討を行った。以
下にその概要を説明する。
【0008】本発明者の知見によれば、半導体発光素子
の信頼性および寿命の向上を図るためには、この半導体
発光素子を構成する層、特に、活性層および電極層の表
面の粗度を微視的に見て十分に小さくし、これらの層の
応力を一様にすることが有効である。そして、このため
には、これらの活性層や電極層をMBE法により成長す
る際の原料に、化合物半導体を用いることが有効である
ことを見い出した。
【0009】例えば、本発明者は、ZnSeを原料に用
いたMBE法により、成長温度を200℃、240℃、
280℃および340℃に変えてZnSe層を成長さ
せ、成長されたZnSe層の表面状態を原子間力顕微鏡
(AFM)により調べた。その結果によると、ZnSe
を原料に用いた場合には、200℃の成長温度でもZn
Se層を成長させることができ、しかもその表面の粗度
はZnおよびSeの単体原料を用いた場合と比較してき
わめて低くなっている。これは、単体のZnおよびSe
を原料に用いる従来のMBE法によりZnSe層を成長
させる場合の成長温度は、280℃程度が適温とされて
おり、それよりも成長温度を50℃下げると、成長層は
多結晶状の結晶状態に遷移し、表面の粗度が大きくなっ
てしまうことと比べると大きく異なる。
【0010】すなわち、図1は、ZnSeを原料に用い
たMBE法により成長されたZnSe層の表面粗度RM
S(Root Mean Square)の成長温度依存性を示す。図1
に示すように、200℃で成長を行ったZnSe層の表
面粗度が最も低く、平坦な表面が得られている。この表
面粗度は、単体のZnおよびSeを用いる従来のMBE
法により成長されたZnSe層の表面粗度に比べて非常
に低い。
【0011】次に、MBE法によりGaAs層を成長さ
せる場合の原料に化合物半導体であるGaAsを用いる
と、As2 が生成されるが、このAs2 は過剰なエネル
ギーをもっているため、成長温度を幾分下げることがで
きると考えられる。
【0012】一方、一般に、II−VI族化合物半導体
層はMBE法により280℃程度の成長温度で成長され
るが、成長後にその成長温度以上の温度でアニールする
と、光学的、電気的に特性が悪化する。このため、Ga
As層のようなIII−V族化合物半導体層をMBE法
によりII−VI族化合物半導体層上に成長させる場
合、その成長温度は、II−VI族化合物半導体層の成
長温度以上に高くすることはできない。この点、上述の
ようにGaAsを原料に用いた場合には、このときに生
成される高エネルギーのAs2 とGaとからGaAs層
を成長させることにより、成長温度を低くすることがで
き、下地のII−VI族化合物半導体層の特性を悪化さ
せないで成長を行うことが可能である。
【0013】この発明は、以上の検討に基づいて案出さ
れたものである。
【0014】すなわち、上記目的を達成するために、こ
の発明の第1の発明による化合物半導体層の成長方法
は、II−VI族化合物半導体層上に280℃以下の成
長温度で分子線エピタキシー法によりGaAs層を成長
させるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】この発明の第1の発明においては、GaA
s層の成長には、GaAsおよびGaを原料に用いても
よいし、GaおよびAsを原料に用いてもよいし、クラ
ッキングまたは高温化を行ったGaおよびAsを原料に
用いてもよい。クラッキングまたは高温化を行ったGa
およびAsを原料に用いる場合には、これらのGaおよ
びAsを高エネルギー化することができることにより、
GaAsおよびGaを原料に用いる場合と同程度に成長
温度を低温化させることができる。
【0016】この発明の第1の発明においては、例え
ば、II−VI族化合物半導体層上にp型GaAs層と
p型ZnSe層とを交互に成長させる。
【0017】この発明の第2の発明は、II−VI族化
合物半導体層を、その構成元素を含むII−VI族化合
物半導体またはクラッキングもしくは高温化を行ったそ
の構成元素からなる単体を原料に用いて240℃以下の
成長温度で分子線エピタキシー法により成長させるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0018】この発明の第2の発明においては、例え
ば、II−VI族化合物半導体層上にp型ZnTe層と
p型ZnSe層とを交互に成長させる。
【0019】上述のように構成されたこの発明の第1の
発明によれば、II−VI族化合物半導体層上に280
℃以下の成長温度でGaAs層を成長させるようにして
いるので、表面が平坦で結晶性も良好なGaAs層を成
長させることができる。
【0020】上述のように構成されたこの発明の第2の
発明によれば、II−VI族化合物半導体層を、その構
成元素を含むII−VI族化合物半導体またはクラッキ
ングもしくは高温化を行ったその構成元素からなる単体
を原料に用いて240℃以下の成長温度で分子線エピタ
キシー法により成長させるようにしていることにより、
表面が平坦で結晶性も良好なII−VI族化合物半導体
層を成長させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0022】まず、以下の実施形態においてIII−V
族化合物半導体層およびII−VI族化合物半導体層の
成長に用いるMBE装置について説明する。図2はこの
MBE装置の構成を示す。
【0023】図2に示すように、このMBE装置は、そ
れぞれ超高真空に排気可能な真空容器からなる第1の成
長室1および第2の成長室2が超高真空に排気可能な搬
送路3で接続された構成を有する。ここで、第1の成長
室1はIII−V族化合物半導体成長用であり、第2の
成長室2はII−VI族化合物半導体成長用である。第
1の成長室1と搬送路3との間および第2の成長室2と
搬送路3との間にはそれぞれゲートバルブ(図示せず)
が設けられ、搬送時にこれらのゲートバルブが開閉され
る。
【0024】これらの第1の成長室1および第2の成長
室2は互いに同一の構成を有する。すなわち、これらの
第1の成長室1および第2の成長室2においては、例え
ばヒータ(図示せず)を内蔵するMo製の基板ホルダー
4が配置され、この基板ホルダー4に基板5が例えばI
n(図示せず)を用いて取り付けられるようになってい
る。この基板5の表面に対向してプラズマセル6および
必要な個数の分子線源7が配置されている。プラズマセ
ル6としては、電子サイクロトロン共鳴(ECR)セル
や高周波(RF)プラズマセルなどが用いられ、これら
に例えば窒素ガスなどを外部から供給することによりN
2 プラズマを生成することができるようになっている。
分子線源7としては、クヌーセンセル(Kセル)やバル
ブセルが用いられる。また、分子線源7の原料には、単
体原料、それらをクラッキングまたは高温化したもの、
化合物半導体原料などが用いられる。
【0025】次に、この発明の第1の実施形態によるI
I−VI族化合物半導体を用いた半導体レーザの製造方
法について説明する。この半導体レーザは、SCH(Se
parate Confinement Heterostructure) 構造を有するも
のである。
【0026】この第1の実施形態による半導体レーザを
製造するには、まず、図2に示すMBE装置の超高真空
に排気されたIII−V族化合物半導体成長用の第1の
成長室1内に試料交換室(図示せず)を介してn型Ga
As基板11(図3)を導入し、基板ホルダー4に装着
する。ここで、このn型GaAs基板11にはn型不純
物として例えばSiがドープされている。次に、基板ホ
ルダー4をヒータにより加熱してn型GaAs基板11
を例えば580℃付近の温度に加熱し、その表面をサー
マルエッチングすることにより表面酸化膜などを除去し
て表面清浄化を行う。次に、このn型GaAs基板11
を所定の成長温度、例えば約550℃に保持し、図3に
示すように、このn型GaAs基板11上にMBE法に
よりn型不純物として例えばSiがドープされたn型G
aAsバッファ層12を成長させる。
【0027】次に、基板ホルダー4の加熱を停止した
後、この基板ホルダー4を搬送路3に設けられた中間室
内に搬送する。次に、この中間室内においてトランスフ
ァーロッドによりn型GaAs基板11を基板ホルダー
4から取り外した後、別のトランスファーロッドに移し
替え、このトランスファーロッドによりn型GaAs基
板11をII−VI族化合物半導体成長用の基板ホルダ
ー4に装着する。次に、この基板ホルダー4をII−V
I族化合物半導体成長用の第2の成長室2内に導入す
る。
【0028】次に、この第2の成長室2において、レー
ザ構造を形成する各II−VI族化合物半導体層の成長
を行う。すなわち、n型GaAs基板11を280℃程
度の成長温度に設定した後、n型GaAsバッファ層1
2上に、Znの分子線を20分間照射してから、n型Z
nSeバッファ層13およびn型ZnMgSSeクラッ
ド層14を順次成長させる。次に、成長温度を240℃
以下、例えば200℃程度に下げ、例えばZnS0.06
0.94からなるn型ZnSSe光導波層15、例えば厚
さが3.5nmの単一量子井戸構造のZn0.6 Cd0.4
Seからなる活性層16およびp型ZnSSe光導波層
17を順次成長させる。次に、成長温度を再び280℃
程度に上げ、p型ZnMgSSeクラッド層18および
p型ZnSSe層19を順次成長させる。次に、成長温
度を240℃以下、例えば200℃程度に下げ、p型Z
nSeコンタクト層20、p型ZnTe/ZnSe多重
量子井戸(MQW)層21およびp型ZnTeコンタク
ト層22を、順次成長させる。ここで、n型ZnSeバ
ッファ層13、n型ZnMgSSeクラッド層14およ
びn型ZnSSe光導波層15には、n型不純物として
例えばClがドープされている。また、p型ZnSSe
光導波層17、p型ZnMgSSeクラッド層18、p
型ZnSSe層19、p型ZnSeコンタクト層20、
p型ZnTe/ZnSeMQW層21およびp型ZnT
eコンタクト層22には、p型不純物として例えばNが
ドープされている。
【0029】これらの層の厚さは、例えば、n型ZnM
gSSeクラッド層14およびp型ZnMgSSeクラ
ッド層18は1000nm、n型ZnSSe光導波層1
5およびp型ZnSSe光導波層17は100nm、p
型ZnSSe層19は300nm、p型ZnSeコンタ
クト層20は100nmである。
【0030】上述のMBE法によるII−VI族化合物
半導体層の成長の原料は、n型ZnSSe光導波層15
およびp型ZnSSe光導波層17についてはZnSe
およびZnSを用い、活性層16についてはZnSeお
よびCdSeを用い、p型ZnSeコンタクト層20お
よびp型ZnTe/ZnSeMQW層21のp型ZnS
e層についてはZnSeを用い、p型ZnTe/ZnS
eMQW層21のp型ZnTe層およびp型ZnTeコ
ンタクト層22についてはZnTeを用いる。これらの
層以外のII−VI族化合物半導体層の成長には、Zn
原料としてZn単体、Mg原料としてMg単体、Se原
料としてSe単体、S原料としてZnSまたはS単体を
用いる。
【0031】また、n型ZnSeバッファ層13、n型
ZnMgSSeクラッド層14およびn型ZnSSe光
導波層15のn型不純物としてのClのドーピングは、
例えば、ZnCl2 の分子線源7を用いて行う。一方、
p型ZnSSe光導波層17、p型ZnMgSSeクラ
ッド層18、p型ZnSSe層19、p型ZnSeコン
タクト層20、p型ZnTe/ZnSeMQW層21お
よびp型ZnTeコンタクト層22のp型不純物として
のNのドーピングは、図2に示すMBE装置の第2の成
長室2のプラズマセル6により発生されたN2 プラズマ
を基板表面に照射することにより行う。
【0032】次に、ZnTeコンタクト層22上に所定
幅のストライプ形状のレジストパターン(図示せず)を
形成した後、このレジストパターンをマスクとして、少
なくともp型ZnSSe層19に達するまでウエットエ
ッチング法によりエッチングする。これによって、p型
ZnSeコンタクト層20、p型ZnTe/ZnSeM
QW層21およびp型ZnTeコンタクト層22がスト
ライプ形状にパターニングされる。
【0033】次に、上述のエッチングに用いたレジスト
パターンを残したまま全面にAl23 膜を真空蒸着し
た後、このレジストパターンを、その上に形成されたA
23 膜とともに除去する(リフトオフ)。これによ
って、ストライプ部以外の部分のp型ZnSSe層19
上にのみAl2 3 膜からなる絶縁層23が形成され
る。この絶縁層23は電流狭窄を行うためのものであ
る。
【0034】次に、ストライプ形状のp型ZnTeコン
タクト層22および絶縁層23の全面にPd膜、Pt膜
およびAu膜を順次真空蒸着してPd/Pt/Au電極
からなるp側電極24を形成し、その後必要に応じて熱
処理を行って、このp側電極24をp型ZnTeコンタ
クト層22にオーミックコンタクトさせる。一方、n型
GaAs基板11の裏面にはIn電極のようなn側電極
25を形成する。
【0035】次に、以上のようにしてレーザ構造が形成
されたn型GaAs基板11をバー状に劈開して両共振
器端面を形成し、さらに端面コーティングを施した後、
このバーを劈開してチップ化し、パッケージングを行
う。
【0036】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、n型ZnSSe光導波層15、Zn0.6 Cd0.4
eからなる活性層16、p型ZnSSe光導波層17、
p型ZnSeコンタクト層20、p型ZnTe/ZnS
eMQW層21およびp型ZnTeコンタクト層22を
MBE法により成長させる際の原料に化合物半導体を用
い、成長温度を240℃以下、例えば200℃程度にし
ていることにより、活性層16や電極層、すなわちp型
ZnSeコンタクト層20、p型ZnTe/ZnSeM
QW層21およびp型ZnTeコンタクト層22、特に
p型ZnTe/ZnSeMQW層21の表面を平坦にす
ることができる。このため、活性層16および電極層の
劣化を防止することができる。そして、信頼性および寿
命に優れた半導体レーザを実現することができる。
【0037】次に、この発明の第2の実施形態によるI
I−VI族化合物半導体を用いた半導体レーザの製造方
法について説明する。この半導体レーザもSCH構造を
有するものである。
【0038】この第2の実施形態による半導体レーザを
製造するには、図4に示すように、まず、第1の実施形
態と同様にして、第1の成長室1において、n型GaA
s基板11上にn型GaAsバッファ層12を成長させ
る。
【0039】次に、第2の成長室2において、n型Ga
As基板11を280℃程度の成長温度に設定した後、
n型GaAsバッファ層12上に、Znの分子線を20
分間照射してから、n型ZnSeバッファ層13、n型
ZnMgSSeクラッド層14、例えばZnS0.06Se
0.94からなるn型ZnSSe光導波層15、例えば厚さ
が3.5nmの単一量子井戸構造のZn0.6 Cd0.4
eからなる活性層16、p型ZnSSe光導波層17、
p型ZnMgSSeクラッド層18、p型ZnSSe層
19およびp型ZnSeコンタクト層20を順次成長さ
せる。次に、p型GaAs/ZnSeMQW層21を成
長させる。ここで、このp型GaAs/ZnSeMQW
層21のp型GaAs層の成長は280℃以下、例えば
240℃程度の成長温度で行い、p型GaAs/ZnS
eMQW層21のp型ZnSe層の成長は280℃程度
の成長温度で行う。次に、280℃以下、例えば240
℃程度の成長温度でp型GaAsコンタクト層27を成
長させる。
【0040】ここで、p型GaAs/ZnSeMQW層
21のp型GaAs層およびp型GaAsコンタクト層
27の成長の原料は、GaAsおよび単体Gaを用い
る。また、II−VI族化合物半導体層の成長には、Z
n原料としてZn単体、Cd原料としてCd単体、Mg
原料としてMg単体、Se原料としてSe単体、S原料
としてZnSまたはS単体を用いる。
【0041】この後、第1の実施形態と同様に工程を進
めて半導体レーザを製造する。ただし、p側電極24と
してはTi/Pt/Au電極を用いる。
【0042】以上のように、この第2の実施形態によれ
ば、p型GaAs/ZnSeMQW層21のp型GaA
s層およびp型GaAsコンタクト層27をMBE法に
より成長させる際の原料にGaAsおよびGaを用い、
成長温度を280℃以下、例えば240℃程度にしてい
ることにより、電極層、すなわちp型ZnSeコンタク
ト層20、p型GaAs/ZnSeMQW層26および
p型GaAsコンタクト層27、特にp型GaAs/Z
nSeMQW層26の表面を平坦にすることができる。
このため、電極層の劣化を防止することができる。そし
て、信頼性および寿命に優れた半導体レーザを実現する
ことができる。
【0043】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0044】例えば、上述の第1および第2の実施形態
において用いた数値や構造などは、あくまでも例に過ぎ
ず、必要に応じてこれと異なる数値や構造などを用いて
もよい。具体的には、図2に示すMBE装置の構成は一
例に過ぎず、これと異なる構成のMBE装置を用いても
よい。
【0045】また、例えば、第1の実施形態において、
p型ZnTe/ZnSeMQW層21のp型ZnTe層
の代わりにp型BeTe層を用い、p型ZnTeコンタ
クト層22の代わりにp型BeTeコンタクト層を用
い、n型ZnSSe光導波層15およびp型ZnSSe
光導波層17の代わりにそれぞれn型BeZnSe光導
波層およびp型BeZnSe光導波層を用い、n型Zn
MgSSeクラッド層14およびp型ZnMgSSeク
ラッド層18の代わりにそれぞれn型BeMgZnSe
クラッド層およびp型BeMgZnSeクラッド層を用
いてもよい。
【0046】さらにまた、上述の第1および第2の実施
形態においては、この発明をSCH構造の半導体レーザ
の製造に適用した場合について説明したが、この発明
は、DH(Double Heterostructure)構造の半導体レー
ザはもちろん、発光ダイオードの製造に適用することも
可能であり、さらにII−VI族化合物半導体を用いた
高速半導体素子の製造に適用することも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、II−VI族化合物半導体層上に280℃以下の成
長温度で分子線エピタキシー法によりGaAs層を成長
させ、あるいは、II−VI族化合物半導体層を、その
構成元素を含むII−VI族化合物半導体またはクラッ
キングもしくは高温化を行ったその構成元素からなる単
体を原料に用いて240℃以下の成長温度で分子線エピ
タキシー法により成長させるようにしていることによ
り、II−VI族化合物半導体を用いた素子、特に半導
体発光素子の信頼性および寿命の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ZnSeを原料に用いてMBE法により成長さ
せたZnSe層の表面粗度RMSの成長温度依存性を示
す略線図である。
【図2】この発明の実施形態において用いるMBE装置
の構成を示す略線図である。
【図3】この発明の第1の実施形態による半導体レーザ
の製造方法を説明するための断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態による半導体レーザ
の製造方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1・・・第1の成長室、2・・・第2の成長室、3・・
・搬送路、4・・・基板ホルダー、5・・・基板、6・
・・プラズマセル、7・・・分子線源、11・・・n型
GaAs基板、12・・・n型GaAsバッファ層、1
3・・・n型ZnSeバッファ層、14・・・n型Zn
MgSSeクラッド層、15・・・n型ZnSSe光導
波層、16・・・活性層、17・・・p型ZnSSe光
導波層、18・・・p型ZnMgSSeクラッド層、2
0・・・p型ZnSeコンタクト層、21・・・p型Z
nTe/ZnSeMQW層、22・・・p型ZnTeコ
ンタクト層、24・・・p側電極、25・・・n側電
極、26・・・p型GaAs/ZnSeMQW層、27
・・・p型GaAsコンタクト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 33/00 H01L 33/00 D H01S 3/18 H01S 3/18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 II−VI族化合物半導体層上に280
    ℃以下の成長温度で分子線エピタキシー法によりGaA
    s層を成長させるようにしたことを特徴とする化合物半
    導体層の成長方法。
  2. 【請求項2】 GaAsおよびGaを原料に用いて上記
    GaAs層を成長させるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の化合物半導体層の成長方法。
  3. 【請求項3】 GaおよびAsを原料に用いて上記Ga
    As層を成長させるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の化合物半導体層の成長方法。
  4. 【請求項4】 クラッキングまたは高温化を行ったGa
    およびAsを原料に用いて上記GaAs層を成長させる
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の化合物半導
    体層の成長方法。
  5. 【請求項5】 上記II−VI族化合物半導体層上にp
    型GaAs層とp型ZnSe層とを交互に成長させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載の化合物半導体
    層の成長方法。
  6. 【請求項6】 II−VI族化合物半導体層を、その構
    成元素を含むII−VI族化合物半導体またはクラッキ
    ングもしくは高温化を行ったその構成元素からなる単体
    を原料に用いて240℃以下の成長温度で分子線エピタ
    キシー法により成長させるようにしたことを特徴とする
    化合物半導体層の成長方法。
  7. 【請求項7】 上記II−VI族化合物半導体層上にp
    型ZnTe層とp型ZnSe層とを交互に成長させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項6記載の化合物半導体
    層の成長方法。
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