JPH10200060A - 強誘電体キャパシタの製造方法 - Google Patents
強誘電体キャパシタの製造方法Info
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- JPH10200060A JPH10200060A JP9004268A JP426897A JPH10200060A JP H10200060 A JPH10200060 A JP H10200060A JP 9004268 A JP9004268 A JP 9004268A JP 426897 A JP426897 A JP 426897A JP H10200060 A JPH10200060 A JP H10200060A
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Abstract
可能にすることのできる、強誘電体キャパシタの製造方
法の提供が望まれている。 【解決手段】 結晶化されてなる酸化物系強誘電体材料
を、活性化された酸素を含むガスでアニール処理する強
誘電体キャパシタの製造方法。活性化された酸素は、オ
ゾンあるいはプラズマ化された酸素であるのが好まし
い。また、オゾンあるいはプラズマ化された酸素である
場合、アニール処理におけるアニール温度を、300℃
以上、500℃以下とするのが好ましい。
Description
どに用いられる強誘電体キャパシタに係り、詳しくは、
その分極オフセットを抑えることのできる強誘電体キャ
パシタの製造方法に関する。
らなる薄膜に、下部電極、上部電極が設けられて構成さ
れるもので、例えば不揮発性メモリなどにその構成要素
として組み込まれ、用いられている。
には、例えばWilliam L.Warren等によってMRS BU
LLETIN,Volume 21,No.7(July 1996) の40ペー
ジから45ページにかけて紹介されているように、その
強誘電性ヒステリシス特性において、分極オフセットと
称される現象がしばしば起こる。すなわち、強誘電体キ
ャパシタにおいてその強誘電体薄膜は、印加電圧とこれ
に対する分極電荷量との関係を示すヒステリシス曲線
が、本来、分極電荷量がゼロであるところの基準線を中
心にしてその上下に広がる状態でなければならない。し
かして、このようにヒステリシス曲線の中心が前記基準
線上に位置せず、その上側、あるいは下側に大きくシフ
トしてしまう場合があり、このような現象が前記の分極
オフセットと称されているのである。
明されていないものの、酸化物強誘電体中、特に該強誘
電体と電極との界面に生じる酸素欠損等が原因で、起こ
る現象であると考えられている。すなわち、分極オフセ
ットは強誘電体そのものの特性に関わる現象であり、強
誘電体キャパシタにおける上部電極や下部電極について
の構造上の差異や、強誘電体と電極との間の密着性の差
異によって生じる現象とは異なるものなのである。
えば不揮発性メモリを作製した際、その強誘電体キャパ
シタの特性試験を行った結果、該キャパシタに前記の分
極オフセットが起きている場合、これを正常の状態にす
るのは以下の理由により非常に困難であることから、こ
のキャパシタを組み込んだ不揮発性メモリそのものを、
不良品として処理している。すなわち、分極オフセット
が起きている場合、この強誘電体キャパシタに高温(6
00〜800℃)、長時間(30〜60分間)のアニー
ル処理を施せば、ある程度これを抑えることができる。
アニール処理は、強誘電体キャパシタ自身にダメージを
与えるだけでなくこれを組み込んでなる不揮発性メモリ
そのものにも大きなダメージを与えることになり、分極
オフセットを改善しても別の不都合を招いてしまう結果
となってしまう。また、このようにアニール処理に長時
間を費やすのでは、スループットについてもこれを低下
させることになってしまい、やはりこのような処理を行
うのは、現状では極めて困難なのである。
で、その目的とするところは、分極オフセットが起きて
もこれを抑えて使用可能にすることのできる、強誘電体
キャパシタの製造方法を提供することにある。
シタの製造方法では、結晶化されてなる酸化物系強誘電
体材料を、活性化された酸素を含むガスでアニール処理
することを前記課題の解決手段とした。前記活性化され
た酸素としては、オゾンあるいはプラズマ化された酸素
が好適である。また、これらオゾンやプラズマ化された
酸素を活性化された酸素として用いる場合には、前記ア
ニール処理におけるアニール温度を、300℃以上、5
00℃以下とするのが好ましい。
タの製造方法を、その実施形態例に基づいて詳しく説明
する。
以下のようにして作製した。まず、シリコン基板上に、
熱酸化法によってSiO2 膜を約300nmの厚さに形
成し、続いてこのSiO2 膜の上に、スパッタリング法
によって密着層となるTi(チタン)膜を30nmの厚
さに形成した。さらに、この上にスパッタリング法によ
って下部電極となるPt(白金)膜を200nmの厚さ
に形成した。
上に、酸化物系強誘電体としてSrBi2 Nb2 O9 の
結晶を主たる結晶相とした膜を、約200nmの厚さに
形成した。この酸化物系強誘電体(SrBi2 Nb2 O
9 )のゾル−ゲル法による成膜方法としては、まず、溶
液組成が、Sr;0.7、Bi;2.4、Nb;2.
0、O;9.0のモル比に調整された原料溶液を用いて
これをスピンコートし、続いてこれを乾燥して溶剤をと
ばす。次いで、600〜800℃、30秒のRTA処理
を酸素雰囲気中にて行う。そして、このような一連の処
理を得られる膜が所望の厚さになるまで繰り返し、その
後、酸素雰囲気中にて800℃で1時間、結晶化促進ア
ニールを行う。
電体(SrBi2 Nb2 O9 )膜を形成したら、これの
上に、スパッタリング法によって上部電極となるPt膜
を200nmの厚さに形成した。そして、このようにし
て上部電極を形成した後、酸素中にて800℃で15分
間アニール処理を行い、前記酸化物系強誘電体膜への上
部電極(Pt膜)の密着を強固にした。
タの、強誘電性ヒステリシス特性を測定した。得られた
結果を図2に示す。図2に示したように、得られた強誘
電体キャパシタは、そのヒステリシス曲線の中心が、分
極電荷量がゼロであるところの基準線Aから下側に大き
くシフトしており、したがって分極オフセットが起きて
いることが分かった。
の強誘電性ヒステリシス特性を得るべく、本発明による
以下の処理を行った。すなわち、この分極オフセットが
起きている強誘電体キャパシタを、オゾンを体積比率で
1%混合した酸素の雰囲気中で、基板温度を400℃に
加熱して10分間のアニールを行った。そして、アニー
ル処理後の強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシ
ス特性を再度測定した。得られた結果を図1に示す。
中心がほぼ基準線A上にあり、したがって分極オフセッ
トのない正常な強誘電性ヒステリシス特性が得られてい
ることが分かった。よって、本発明のアニール処理を行
えば、分極オフセットが起きている強誘電体キャパシタ
に対し、その強誘電性ヒステリシス特性を改善すること
ができることが確認された。
てシリコン基板上にSiO2 膜、Ti膜、下部電極とな
るPt膜を形成した。次に、MOCVD法によって前記
Pt膜の上に、酸化物系強誘電体としてSrBi2 Nb
2 O9 の結晶を主たる結晶相とした膜を、約200nm
の厚さに形成した。この酸化物系強誘電体(SrBi2
Nb2 O9 )のMOCVD法による成膜条件としては、
基板温度を400〜500℃、酸素圧力を5〜10Torr
の範囲とした。そして、この成膜の後、酸素雰囲気中に
て800℃で1時間、結晶化促進アニールを行った。
電体(SrBi2 Nb2 O9 )膜を形成したら、これの
上に、実施形態例1と同様にして上部電極となるPt膜
を形成し、さらに、酸素中にて800℃で15分間アニ
ール処理を行い、前記酸化物系強誘電体膜への上部電極
(Pt膜)の密着を強固にした。このようにして作製し
た強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシス特性を
測定したところ、図2に示した結果と同様の結果が得ら
れ、形成した強誘電体キャパシタは分極オフセットを起
こしていることが分かった。
の強誘電性ヒステリシス特性を得るべく、実施形態例1
と同様の処理を行った。すなわち、この分極オフセット
が起きている強誘電体キャパシタを、オゾンを体積比率
で1%混合した酸素の雰囲気中で、基板温度を400℃
に加熱して10分間のアニールを行った。そして、アニ
ール処理後の強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリ
シス特性を再度測定したところ、図1に示した結果と同
様の結果が得られた。したがって、この実施形態例2に
おいても、形成された強誘電体キャパシタは分極オフセ
ットのない正常な強誘電性ヒステリシス特性が得られて
いることが分かった。よって、この例においても、本発
明のアニール処理を行えば、分極オフセットが起きてい
る強誘電体キャパシタに対し、その強誘電性ヒステリシ
ス特性を改善することができることが確認された。
てシリコン基板上にSiO2 膜、Ti膜、下部電極とな
るPt膜を形成した。次に、プラズマCVD法によって
前記Pt膜の上に、酸化物系強誘電体としてSrBi2
Nb2 O9 の結晶を主たる結晶相とした膜を、約300
nmの厚さに形成した。この酸化物系強誘電体(SrB
i2 Nb2 O9 )の成膜にあたっては、基板温度を20
0〜400℃として行った。そして、この成膜の後、酸
素雰囲気中にて785℃で30秒のRTA処理を行い、
さらにその後、酸素雰囲気中にて800℃で1時間、結
晶化促進アニールを行った。
電体(SrBi2 Nb2 O9 )膜を形成したら、これの
上に、実施形態例1と同様にして上部電極となるPt膜
を形成し、さらに、酸素中にて800℃で15分間アニ
ール処理を行い、前記酸化物系強誘電体膜への上部電極
(Pt膜)の密着を強固にした。このようにして作製し
た強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシス特性を
測定したところ、図2に示した結果と同様の結果が得ら
れ、形成した強誘電体キャパシタは分極オフセットを起
こしていることが分かった。
の強誘電性ヒステリシス特性を得るべく、実施形態例1
と同様の処理を行った。すなわち、この分極オフセット
が起きている強誘電体キャパシタを、オゾンを体積比率
で1%混合した酸素の雰囲気中で、基板温度を400℃
に加熱して10分間のアニールを行った。そして、アニ
ール処理後の強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリ
シス特性を再度測定したところ、図1に示した結果と同
様の結果が得られた。したがって、この実施形態例3に
おいても、形成された強誘電体キャパシタは分極オフセ
ットのない正常な強誘電性ヒステリシス特性が得られて
いることが分かった。よって、この例においても、本発
明のアニール処理を行えば、分極オフセットが起きてい
る強誘電体キャパシタに対し、その強誘電性ヒステリシ
ス特性を改善することができることが確認された。
てシリコン基板上にSiO2 膜、Ti膜、下部電極とな
るPt膜を形成した。次に、スパッタリング法によって
前記Pt膜の上に、酸化物系強誘電体としてSrBi2
Nb2 O9 の結晶を主たる結晶相とした膜を、約200
nmの厚さに形成した。この酸化物系強誘電体(SrB
i2 Nb2 O9 )のスパッタリング法による成膜条件と
しては、基板温度を200〜400℃、RFパワーを5
00W、成膜圧力を5〜10mTorr、アルゴンと酸素と
の流量比を2:1とした。そして、この成膜の後、酸素
雰囲気中にて800℃で1時間、結晶化促進アニールを
行った。
電体(SrBi2 Nb2 O9 )膜を形成したら、これの
上に、実施形態例1と同様にして上部電極となるPt膜
を形成し、さらに、酸素中にて800℃で15分間アニ
ール処理を行い、前記酸化物系強誘電体膜への上部電極
(Pt膜)の密着を強固にした。このようにして作製し
た強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシス特性を
測定したところ、図2に示した結果と同様の結果が得ら
れ、形成した強誘電体キャパシタは分極オフセットを起
こしていることが分かった。
の強誘電性ヒステリシス特性を得るべく、実施形態例1
と同様の処理を行った。すなわち、この分極オフセット
が起きている強誘電体キャパシタを、オゾンを体積比率
で1%混合した酸素の雰囲気中で、基板温度を400℃
に加熱して10分間のアニールを行った。そして、アニ
ール処理後の強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリ
シス特性を再度測定したところ、図1に示した結果と同
様の結果が得られた。したがって、この実施形態例4に
おいても、形成された強誘電体キャパシタは分極オフセ
ットのない正常な強誘電性ヒステリシス特性が得られて
いることが分かった。よって、この例においても、本発
明のアニール処理を行えば、分極オフセットが起きてい
る強誘電体キャパシタに対し、その強誘電性ヒステリシ
ス特性を改善することができることが確認された。
てシリコン基板上にSiO2 膜、Ti膜、下部電極とな
るPt膜を形成した。次に、レーザーアブレーション法
によって前記Pt膜の上に、酸化物系強誘電体としてS
rBi2 Nb2 O9 の結晶を主たる結晶相とした膜を、
約200nmの厚さに形成した。この酸化物系強誘電体
(SrBi2 Nb2 O9 )のレーザーアブレーション法
による成膜条件としては、Kr−Fエキシマ・レーザを
用い、レーザー・エネルギー密度を2J/cm2 、周波
数を5〜10Hz、基板温度を200〜400℃、酸素
圧力を20〜500mTorrとした。そして、この成膜の
後、酸素雰囲気中にて800℃で1時間、結晶化促進ア
ニールを行った。
電体(SrBi2 Nb2 O9 )膜を形成したら、これの
上に、実施形態例1と同様にして上部電極となるPt膜
を形成し、さらに、酸素中にて800℃で15分間アニ
ール処理を行い、前記酸化物系強誘電体膜への上部電極
(Pt膜)の密着を強固にした。このようにして作製し
た強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシス特性を
測定したところ、図2に示した結果と同様の結果が得ら
れ、形成した強誘電体キャパシタは分極オフセットを起
こしていることが分かった。
の強誘電性ヒステリシス特性を得るべく、実施形態例1
と同様の処理を行った。すなわち、この分極オフセット
が起きている強誘電体キャパシタを、オゾンを体積比率
で1%混合した酸素の雰囲気中で、基板温度を400℃
に加熱して10分間のアニールを行った。そして、アニ
ール処理後の強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリ
シス特性を再度測定したところ、図1に示した結果と同
様の結果が得られた。したがって、この実施形態例5に
おいても、形成された強誘電体キャパシタは分極オフセ
ットのない正常な強誘電性ヒステリシス特性が得られて
いることが分かった。よって、この例においても、本発
明のアニール処理を行えば、分極オフセットが起きてい
る強誘電体キャパシタに対し、その強誘電性ヒステリシ
ス特性を改善することができることが確認された。
ルまでを行った試料、すなわち図2に示したごとく分極
オフセットを起こしている強誘電体キャパシタについ
て、本発明によるオゾンを用いたアニール処理を行うこ
となく、酸素雰囲気中で800℃、1時間のアニール処
理を行った。そして、このアニール処理後の強誘電体キ
ャパシタの、強誘電性ヒステリシス特性を再度測定し
た。得られた結果を図5に示す。図5に示すように、ヒ
ステリシス曲線の中心が基準線Aにかなり近くなり、し
たがって分極オフセットがかなり改善されたことが分か
った。ただし、図1に示した本発明の実施形態例のもの
に比べるとまだ不十分であり、本発明によるアニール処
理の方が優れていることが判明した。
以下のようにして作製した。まず、シリコン基板上に、
熱酸化法によってSiO2 膜を約300nmの厚さに形
成し、続いてこのSiO2 膜の上に、スパッタリング法
によって密着層となるTi(チタン)膜を20nmの厚
さに形成した。さらに、この上にスパッタリング法によ
って下部電極となるPt(白金)膜を200nmの厚さ
に形成した。
上に、酸化物系強誘電体としてPb(Zr,Ti)O3
の結晶を主たる結晶相とした膜を、約300nmの厚さ
に形成した。この酸化物系強誘電体(Pb(Zr,T
i)O3 )のゾル−ゲル法による成膜方法としては、ま
ず、溶液組成が、Pb;1.0、Zr;0.53、T
i;0.47のモル比に調整された原料溶液をスピンコ
ートし、続いてこれを200〜400℃で乾燥して溶剤
をとばす。そして、これらの処理を得られる膜が所望の
厚さになるまで繰り返し、その後、酸素雰囲気中にて6
50℃で1時間、結晶化促進アニールを行う。このよう
にして結晶化された酸化物系強誘電体(Pb(Zr,T
i)O3 )膜を形成したら、これの上に、スパッタリン
グ法によって上部電極となるPt膜を200nmの厚さ
に形成した。そして、このようにして上部電極を形成し
た後、酸素中にて650℃で10分間アニール処理を行
い、前記酸化物系強誘電体膜への上部電極(Pt膜)の
密着を強固にした。
タの、強誘電性ヒステリシス特性を測定し、得られた結
果を図4に示す。図4に示したように、得られた強誘電
体キャパシタは、そのヒステリシス曲線の中心が、分極
電荷量がゼロであるところの基準線Aから下側に大きく
シフトしており、したがって分極オフセットが起きてい
ることが分かった。
の強誘電性ヒステリシス特性を得るべく、本発明による
以下の処理を行った。すなわち、この分極オフセットが
起きている強誘電体キャパシタを、オゾンを体積比率で
1%混合した酸素の雰囲気中で、基板温度を400℃に
加熱して10分間のアニールを行った。そして、アニー
ル処理後の強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシ
ス特性を再度測定した。得られた結果を図3に示す。
中心がほぼ基準線A上にあり、したがって分極オフセッ
トのない正常な強誘電性ヒステリシス特性が得られてい
ることが分かった。よって、この実施形態例において
も、本発明のアニール処理を行えば、分極オフセットが
起きている強誘電体キャパシタに対し、その強誘電性ヒ
ステリシス特性を改善することができることが確認され
た。
なる酸化物系強誘電体材料として、SrBi2 Nb2 O
9 、Pb(Zr,Ti)O3 を用いた例について示した
が、本発明はこれらに限定されることなく、他に例え
ば、Bi4 Ti3 O12やSrBi2 Ta2 O9 、PbT
iO3 、BaTiO3 などを用いることもできる。
ール処理における活性化された酸素としてオゾンを用い
たが、これに代えて、例えばプラズマ化された酸素を用
いることもできる。また、このような活性化された酸素
を含むアニール雰囲気ガスとして、前記実施形態例では
酸素を用いたが、本発明はこれに限定されることなく、
窒素やアルゴンなどの不活性ガスを用いることもでき
る。ただし、活性化された酸素として、オゾンやプラズ
マ化された酸素などを生成する必要上、雰囲気中に酸素
が含まれることになるのは避けられない。つまり、オゾ
ンを生成する場合、例えばオゾン発生器に酸素を通して
これを生成させるが、オゾン発生器に通した酸素が全て
オゾンになることはなく、通常はオゾンの生成効率が数
%であるため、このオゾンを雰囲気中に流入させる場
合、必ず酸素も雰囲気中に流入してしまうからである。
また、プラズマ化された酸素を用いる場合には、当然酸
素雰囲気を形成してそこでプラズマ化を行うため、プラ
ズマ化されない酸素が雰囲気中に存在してしまうからで
ある。したがって、雰囲気ガスとして酸素以外のガスを
用いる場合にも、〔活性化された酸素、通常の酸素、窒
素〕の混合ガス、あるいは〔活性化された酸素、通常の
酸素、アルゴン〕の混合ガスなどのように、この雰囲気
ガスに酸素が必ず含まれることになる。
おける濃度としては、特に限定されることはないもの
の、濃度が低ければアニール時間を長くする必要があ
り、高ければアニール時間を短くすることができること
から、体積比率で0.1〜5%程度とするのが好まし
い。すなわち、0.1%未満になるとアニール時間が長
くなることによってスループットが低下してしまうから
であり、一方5%を越えるようにするには、その活性化
された酸素の濃度を安定に維持するのが困難だからであ
る。
たようにオゾンあるいはプラズマ化された酸素を用いる
場合には、アニール処理におけるアニール温度を、30
0℃以上、500℃以下とするのが好ましい。なぜな
ら、オゾンやプラズマ化された酸素は前記温度範囲で比
較的安定であり、その寿命が長くしたがって活性化され
た状態を長く維持することができ、活性化された酸素の
濃度を所望する濃度に安定させ易いからである。
ャパシタの製造方法は、結晶化されてなる酸化物系強誘
電体材料を、活性化された酸素を含むガスでアニール処
理する方法であり、このように活性化された酸素を用い
ることによって例えば500℃以下の低温でしかも10
分間程度の短時間で、分極オフセットを抑えることがで
きる。したがって、従来では、高温(600〜800
℃)、長時間(30〜60分間)のアニール処理である
程度分極オフセットを抑えることができたものの、その
場合にこれを組み込んだ不揮発性メモリ等のデバイスに
もダメージを与えてしまうことから、事実上この処理を
行うことができなかったのに対し、本発明によれば、試
験によって分極オフセットが起こっていることが分かっ
た場合に、前述した本発明のアニール処理を行うことに
より、分極オフセットを抑えて本来の強誘電性ヒステリ
シス特性を容易に回復することができる。
不良品として処理されていた強誘電体キャパシタあるい
はこれを組み込んだデバイスを、その分極オフセットを
抑えることによってこれを良品にすることができ、した
がって強誘電体キャパシタあるいはこれを組み込んだデ
バイスの歩留りを従来に比べ格段に向上させることがで
きる。しかも、前述したように本発明によるアニール処
理が短時間で行えることにより、スループットの低下を
招くこともなく、したがって製造コストの上昇を招くこ
となく効果的に、歩留りの向上を図ることができる。
誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシス特性を示す
グラフ図である。
フセットが起きている強誘電体キャパシタの、強誘電性
ヒステリシス特性を示すグラフ図である。
誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリシス特性を示す
グラフ図である。
フセットが起きている強誘電体キャパシタの、強誘電性
ヒステリシス特性を示すグラフ図である。
って得られた強誘電体キャパシタの、強誘電性ヒステリ
シス特性を示すグラフ図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 結晶化されてなる酸化物系強誘電体材料
を、活性化された酸素を含むガスでアニール処理するこ
とを特徴とする強誘電体キャパシタの製造方法。 - 【請求項2】 前記活性化された酸素が、オゾンあるい
はプラズマ化された酸素であることを特徴とする請求項
1記載の強誘電体キャパシタの製造方法。 - 【請求項3】 前記アニール処理におけるアニール温度
が300℃以上、500℃以下であることを特徴とする
請求項2記載の強誘電体キャパシタの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9004268A JPH10200060A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 強誘電体キャパシタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9004268A JPH10200060A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 強誘電体キャパシタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10200060A true JPH10200060A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=11579805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9004268A Pending JPH10200060A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | 強誘電体キャパシタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10200060A (ja) |
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