JPH10200756A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体

Info

Publication number
JPH10200756A
JPH10200756A JP9307438A JP30743897A JPH10200756A JP H10200756 A JPH10200756 A JP H10200756A JP 9307438 A JP9307438 A JP 9307438A JP 30743897 A JP30743897 A JP 30743897A JP H10200756 A JPH10200756 A JP H10200756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
image
edge
pixels
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9307438A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10200756A5 (ja
Inventor
Naoki Kuwata
直樹 鍬田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP9307438A priority Critical patent/JPH10200756A/ja
Publication of JPH10200756A publication Critical patent/JPH10200756A/ja
Publication of JPH10200756A5 publication Critical patent/JPH10200756A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の目視による確認が必要であるため、
自動的に適当な強調具合を設定することができなかっ
た。 【解決手段】 画像処理の中枢をなすコンピュータ本体
21はステップS102にて入力画像データの画素数を
検知し、この検知された画素数に基づいてステップS1
04にてエッジ強調係数Cとエッジ強調処理に利用する
アンシャープマスク40の大きさを自動的に決定し、ス
テップS108ではこれらを利用して最適なエッジ強調
処理を実行する。また、エッジ強調処理をするにあたっ
てはその演算量を減らすため、ステップS106にて隣
接する画素間で画像データの差が大きいものだけに限定
するし、実際の演算においてもRGBの成分値で個別に
演算するのではなく、輝度値からRGBの成分値に対す
る増減値を求めて演算し、全体の演算処理量を極めて低
減させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体に
関し、特に、画像データのエッジ強調処理を行なう画像
処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記
録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、写真などの画像データに対し
てエッジ部分を強調する画像処理ソフトウェアが知られ
ている。これらにおいてはコンピュータに画像データを
読み込み、試行錯誤でエッジの強調度を変えて変換し、
変換結果を作業者が画面上で目視して確認し、適当な強
調具合となるように調整している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像処
理装置においては、作業者の目視による確認が必要であ
るため、自動的に適当な強調具合を設定することができ
ないという課題があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、自動的に最適なエッジの強調処理を行なうこと
が可能な画像処理装置、画像処理方法および画像処理プ
ログラムを記録した媒体の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、所定のマトリクス状の画
像データに対してエッジ強調処理を行う画像処理装置で
あって、同画像データの画像の大きさを検知する画像面
積検知手段と、同検知された画像の大きさに応じて同画
像が大きいときに強調度を大きくしてエッジ強調するエ
ッジ強調手段を具備する構成としてある。
【0006】人が画像などを識別しようとするとき、大
きな絵であれば距離を空けようとし、小さな絵であれば
近づこうとする。従って、大きな絵であれば遠のいてみ
られる状況を想定してエッジ強調の効果が分かりやすく
なるようにすれば最適といえる。このため、画像面積検
知手段にてマトリクス状の画像データの大きさを検知す
ると、エッジ強調度手段は同検知された画像の大きさに
応じて同画素数が大きいときに強調度を大きくしてエッ
ジ強調する。
【0007】画像の大きさの検知は、各種の手法を採用
可能であり、その一例として、請求項2にかかる発明
は、上記請求項1に記載の画像処理装置において、上記
画像面積検知手段は、上記画像データの画素数に応じて
画像の大きさを検知する構成としてある。
【0008】画像の大きさは、本来、画素数だけでは検
知できないが、ドット密度が一定であるという仮定の下
では画素数だけでも検知できる。この場合、縦方向の画
素数と横方向の画素数を乗算して検知しても良いし、画
像データのデータファイルの大きさでも判断することも
できる。また、余白部分があるときに周囲の余白をのぞ
いても構わない。すなわち、必ずしも画像データ全体と
してみる必要はなく、実質的な画像部分の大きさで判断
すればよい。むろん、必ずしも画素数だけで考慮する必
要はなく、例えば、表示時の密度によって画素数を調整
して考慮しても良い。すなわち、表示密度が高い場合で
あれば画像の大きさが小さくなるので、画素数に応じた
サイズよりも小さなものと扱えばよい。
【0009】エッジ強調手段は各種の手法を採用可能で
ある。従って、エッジの強調度はどの手法を採用するか
によっても変更可能であるし、同じ手法を採用しつつ別
の観点でエッジの強調度を変えることもできる。その一
例として、請求項3にかかる発明は、請求項1または請
求項2のいずれかに記載の画像処理装置において、上記
エッジ強調手段は、エッジ強調処理における係数を変更
してエッジの強調度を変化させる構成としてある。
【0010】画像データにエッジ強調を行う場合、結果
的にエッジの強調度を変化させうる係数が伴うため、こ
の係数を変化させることによって最適なエッジの強調度
とする。
【0011】また、エッジ強調の手法の一例を採用する
ものとして、請求項4にかかる発明は、上記請求項1〜
請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、上
記エッジ強調手段は、エッジ強調処理をアンシャープマ
スクを利用して行う構成としてある。
【0012】アンシャープマスクを利用するエッジ強調
処理では、注目画素に対して周縁画素を重み付けして加
算した成分値を求め、これと注目画素との差分値に強調
度を表す係数を乗算して注目画素に加算する。周縁画素
を重み付けして加算することによりいわゆるローパスフ
ィルタをかけたような効果をもたらし、この結果、低周
波成分が得られる。この低周波成分と注目画素との差分
値は高周波成分に該当するし、この高周波成分を注目画
素に加算すればエッジが強調されることになる。この場
合、請求項3にかかる係数は上記差分値に乗算する係数
と考えればよい。むろん、アンシャープマスクとはかか
る性質を備えているものであればよく、厳格な意味でア
ンシャープマスクである必要はない。例えば、そのマス
ク成分値などについては適宜変更可能である。
【0013】また、このようなアンシャープマスクを利
用する場合のエッジ強調度の変更について、請求項5に
かかる発明は、上記請求項4に記載の画像処理装置にお
いて、上記エッジ強調手段は、上記アンシャープマスク
の実質的な大きさを変更してエッジの強調度を変化させ
る構成としてある。
【0014】アンシャープマスクは、周縁画素を重み付
けして注目画素に加算する性格上、どこまで周縁画素を
注目画素に加算するかによってローパスフィルタの効果
が変わってくる。したがって、実質的な大きさを変更す
ればエッジの強調度も変化する。
【0015】ここにおいて、実質的に大きさを変更でき
ればよく、必ずしも周縁画素を取り込む範囲を広げなく
ても良い。すなわち、アンシャープマスクを大きくする
と、裾野が広がるのに伴って重み付けの割合も変化して
くる。従って、固定された範囲で重み付けの割合を変化
させても実質的にはアンシャープマスクを大きくしたも
のといえる。
【0016】さらに、請求項6にかかる発明は、上記請
求項4または請求項5のいずれかに記載の画像処理装置
において、上記エッジ強調手段は、上記アンシャープマ
スクを利用する場合に周縁部の低数値マスク部分の演算
を省略する構成としてある。
【0017】アンシャープマスクは、周縁画素における
近隣部の重み付けを大きくするとともに遠隔部の重み付
けを小さくしており、重み付けが小さくなれば演算結果
に対する影響度も小さいといえる。一方、演算に要する
処理量は重み付けの大きさには無関係である。従って、
影響度の小さい周縁部の低数値マスク部分の演算を省略
することにより、演算結果をさほど変えることなく演算
量だけを低減できる。
【0018】エッジ強調処理をどの画素に行うかはエッ
ジ強調の手法にも関連してくるが、必ずしも全ての画素
の画像データに対して実施する必要はなく、実施すべき
画素の選択の一例として、請求項7にかかる発明は、上
記請求項4〜請求項6のいずれかに記載の画像処理装置
において、上記エッジ強調手段は、隣接する画素同士で
画像データの差が大きい場合に上記アンシャープマスク
の演算を行う構成としてある。
【0019】エッジ部分を強調させる処理である以上、
エッジ以外の部分について処理を行なう必要もない。エ
ッジ部分では隣接する画素同士で画像データの差が大き
いという特徴があるので、このような条件に合う部分で
のみエッジ強調手段はアンシャープマスクの演算を行
い、強調結果を反映させる。
【0020】ここにおいて、隣接する画素同士で画像デ
ータの差を判定するにあたり、請求項8にかかる発明
は、上記請求項7に記載の画像処理装置において、上記
エッジ強調手段は、隣接する画素同士での画像データの
比較時に所定方向の画素とだけ比較する構成としてあ
る。
【0021】縦横方向に形成されたドットマトリクスの
画像データにおいては注目画素の周縁には八つの画素が
存在し、本来であれば常に八つの方向の画素との間で比
較を行うことになる。一方、一定方向についての比較を
行う場合でも隣接する画素によって必ず反対方向からの
比較も行われていることになる。このような状況の下
で、エッジ強調手段が隣接する画素同士での画像データ
の比較時に所定方向の画素とだけ比較しても必ず隣接す
る画素との間で比較が行われることになり、かかる強調
処理の結果も良好であった。どの方向に対して行うかは
設計方針によって変更可能であるが、例えば、互いに反
対方向にならない四方向について行えば全方向に対して
隣接する画素同士の比較が行われることになる。
【0022】画像データが輝度に対応した複数の成分値
で表される場合、本来であれば、各成分値に対してエッ
ジ強調処理を行うことになるが、成分数が多ければ単純
比例的に演算量は増加する。これに対し、請求項9にか
かる発明は、上記請求項1〜請求項8のいずれかに記載
の画像処理装置において、画像データが輝度に対応した
複数の成分値で表される場合において、上記エッジ強調
手段は、同成分値より輝度に対応する値を求めるととも
に同値に基づいてエッジ強調のために上記各成分値に対
する共通の増減値を求め、この増減値で同各成分値を増
減せしめる構成としてある。
【0023】エッジが強調されるというのは明暗差が大
きくなるということにもなるため、輝度で代表させるこ
とが可能であり、色相をできる限り保存しつつ輝度を変
化させることができればよい。このような観点より、エ
ッジ強調手段は、もともと輝度に対応している各成分値
から輝度と呼べるような一つの値を求め、同値からエッ
ジ強調が可能となる。すなわち、同値に基づいてエッジ
強調のために上記各成分値に対する共通の増減値を求
め、この増減値で各成分値を増減せしめる。これによ
り、エッジ強調のための演算自体は輝度に対応する値だ
けで行えば良くなり、また、色相をできる限り保存しつ
つ輝度によってエッジ強調が行われることになる。
【0024】むろん、輝度に対応する値として輝度その
ものを求めることも可能であるが、輝度そのものを求め
る演算量は多いのが通常である。このため、請求項10
にかかる発明は、上記請求項9に記載の画像処理装置に
おいて、上記上記エッジ強調手段は、上記画像データの
成分値の重み付け加算値に基づいて上記輝度に対応する
値を求める構成としてある。
【0025】画像データが輝度に対応した複数の成分値
で表されている場合、概ね画像データの成分値の重み付
け加算によって輝度が求められる。その一例として、R
GBの表色空間では赤緑青の各成分がそれぞれ輝度(明
度)に比例的な成分値となっており、カラーテレビジョ
ン放送においては全体の輝度Y=0.30R+0.59
G+0.11Bなる変換式で輝度を求めている。従っ
て、当該エッジ強調手段も画像データの成分値を重み付
け加算することにより輝度に対応する値を求めている。
むろん、重み付け加算の割合は適宜変更可能であるし、
さらなる演算量の低減のためには同じ重み付けで加算し
てしまうことも可能である。
【0026】また、同様の考え方を発展して、請求項1
1にかかる発明は、上記請求項9に記載の画像処理装置
において、上記エッジ強調手段は、上記複数の成分値に
おける全体の輝度への大なる貢献割合をもつ成分値を上
記輝度に対応する値とする構成としてある。
【0027】Y=0.30R+0.59G+0.11B
なる変換式を見て明らかなように、緑(G)成分が全体
の6割を占めており、殆ど緑(G)成分によって輝度が
判断できるものといっても差し支えない場合がある。こ
のような場合であれば、全体の輝度への大なる貢献割合
をもつ成分値である緑(G)成分を輝度に対応する値と
して演算に利用してしまえばさらに演算量が低減する。
【0028】上述したようにして、画像の大きさに応じ
て強調度を変えてエッジ強調する手法は、実体のある装
置に限定される必要はなく、その方法としても機能する
ことは容易に理解できる。このため、請求項12にかか
る発明は、所定のマトリクス状の画像データに対してエ
ッジ強調処理を行うにあたり、同画像データの画像の大
きさを検知し、同検知された画像の大きさに応じて同画
像が大きいときに強調度を大きくしてエッジ強調する構
成としてある。
【0029】すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0030】ところで、このような画像処理装置は単独
で存在する場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態
で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれ
に限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフ
トウェアであったりハードウェアであったりするなど、
適宜、変更可能である。
【0031】その一例として、入力される画像データに
基づいて印刷インクに対応した画像データに変換し、所
定のカラープリンタに印刷せしめるプリンタドライバに
おいても、所定のマトリクス状の画像データに対して画
像データの画像の大きさを検知し、同検知された画像の
大きさが大きいときに強調度を大きくするとともに大き
くない場合には強調度を小さくしてエッジ強調するよう
に画像データを変換す構成とすることができる。
【0032】すなわち、プリンタドライバは印刷インク
に対応して入力された画像データを変換するが、このと
きに同入力画像データの画像の大きさを検知し、同検知
された画像の大きさが大きいときに強調度を大きくする
し、小さいときには強調度を小さくし、かかる強調度で
画像データのエッジを強調し、印刷させる。
【0033】発明の思想の具現化例として画像処理装置
のソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアを
記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用され
るといわざるをえない。その一例として、請求項13に
かかる発明は、コンピュータにて所定のマトリクス状の
画像データを入力してエッジ強調処理を行う画像処理プ
ログラムを記録した媒体であって、同画像データの画素
数を検知し、同検知された画素数に応じて同画素数が大
きいときに強調度を大きくしてエッジ強調する構成とし
てある。
【0034】むろん、その記録媒体は、磁気記録媒体で
あってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後
開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考え
ることができる。また、一次複製品、二次複製品などの
複製段階については全く問う余地無く同等である。その
他、ソフトウェアである場合にインストール作業におい
て上述したような格子点を増加させる処理を行うことも
可能であるし、供給方法として通信回線を利用して行な
う場合でも本発明が利用されていることには変わりはな
い。
【0035】さらに、一部がソフトウェアであって、一
部がハードウェアで実現されている場合においても発明
の思想において全く異なるものはなく、一部を記録媒体
上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるよう
な形態のものとしてあってもよい。さらには、カラーフ
ァクシミリ機、カラーコピー機、カラースキャナやディ
ジタルカメラ、ディジタルビデオなどに内蔵する画像処
理装置においても適用可能であることはいうまでもな
い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、エッジ強
調処理の効果の表れやすさに対応する画素数を基準とす
ることにより、画像データに最適なエッジ強調処理の強
調度をを自動的に設定して変換することが可能な画像処
理装置を提供することができる。
【0037】また、請求項2にかかる発明によれば、エ
ッジ強調処理における係数を変更することによりエッジ
強調度を容易に変更することができる。
【0038】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
汎用的なアンシャープマスクを利用することにより、演
算などが容易となる。
【0039】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
アンシャープマスクの実質的な大きさを変更することに
より、エッジ強調度を容易に変更することができる。
【0040】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
低数値マスク部分の演算を省略することにより演算量を
極めて低減させることができるようになる。
【0041】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
エッジ部分である画素同士で画像データの差が大きい場
合にだけ演算するようにしているため、非エッジ部分で
の演算をなくして処理量を低減させることができるよう
になるし、さらに、請求項7にかかる発明によれば、所
定方向の画素とだけ比較するようにしてさらに演算量を
低減させることができる。
【0042】さらに、請求項8にかかる発明によれば、
輝度に対応する値でエッジ強調のための演算を行うよう
にしているため、演算を単純化して処理量を低減させる
ことができ、また、その際に請求項9にかかる発明によ
れば、成分値の重み付け加算値で輝度を表すので演算量
が低減できるし、さらに、請求項10にかかる発明によ
れば、大なる貢献割合をもつ成分値で輝度を代表するの
で輝度を求める演算が必要なくなる。
【0043】そして、請求項11にかかる発明によれ
ば、エッジ強調処理の効果の表れやすさに対応する画素
数を基準とすることにより、画像データに最適なエッジ
強調処理の強調度をを自動的に設定して変換することが
可能な画像処理方法を提供することができ、請求項12
にかかる発明によれば、同様にして画像データに最適な
エッジ強調処理の強調度をを自動的に設定して変換する
ことが可能な画像処理プログラムを記録した媒体を提供
することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。
【0045】図1は、本発明の一実施形態にかかる画像
処理装置の具体的ハードウェア構成例をブロック図によ
り示している。
【0046】同図において、画像入力装置10としてス
キャナ11やデジタルスチルカメラ12が備えられ、エ
ッジ強調を含む画像処理の中心的な役割を果たす画像処
理装置20としてコンピュータ本体21とハードディス
ク22が備えられ、画像処理された画像を表示する画像
出力装置30としてプリンタ31やディスプレイ32を
備えている。
【0047】このコンピュータ本体21の内部で行なわ
れる処理を図2に示している。図に示すように、コンピ
ュータ本体21内ではオペレーティングシステム21a
が稼働しており、プリンタ31やディスプレイ32に対
応したプリンタドライバ21bやビデオドライバ21c
が組み込まれている。一方、アプリケーション21dは
オペレーティングシステム21aにて処理の実行を制御
され、必要に応じてプリンタドライバ21bやビデオド
ライバ21cと連携して所定の画像処理を実行する。な
お、コンピュータ21はRAMなどを使用しながら、内
部のROMやハードディスク22に保存されているそれ
ぞれのプログラムを実行していく。また、このような画
像処理などのプログラムは、CD−ROM、フロッピー
ディスク、MOなどの各種の記録媒体を介して供給され
る他、モデムなどによって公衆通信回線を介して外部の
ネットワークに接続し、ソフトウェアやデータをダウン
ロードして導入することも行われている。
【0048】本実施形態においては、画像入力装置10
としてのスキャナ11やデジタルスチルカメラ12が画
像データとしてRGB(緑、青、赤)の階調データを出
力するものとするとともに、画像出力装置30としての
プリンタ31は階調表色データとしてCMY(シアン、
マゼンダ、イエロー)あるいはこれに黒を加えたCMY
Kの二値データを入力として必要とするし、ディスプレ
イ32はそのRGBの階調データを入力として必要す
る。従って、画像処理装置20としてのこのコンピュー
タ本体21の具体的役割は、RGBの階調データを入力
して必要なエッジ強調処理を施したRGBの階調データ
を作成し、ディスプレイ32であればビデオドライバ2
1cを介して表示させるし、プリンタ31に対してはプ
リンタドライバ21bを介してCMYの二値データに変
換して印刷させる。
【0049】本実施形態における主要な画像処理である
エッジ強調処理では、コンピュータ本体21内で入力さ
れる画像に対してアプリケーション21dが自動的に最
適な強調を行い、ビデオドライバ21cを介してディス
プレイ32に表示せしめ、確認後にプリンタドライバ2
1bを介してプリンタ31にて印刷させるという処理を
行う。
【0050】本実施形態においては、画像の入出力装置
の間にコンピュータシステムを組み込んで画像処理を行
うようにしているが、必ずしもかかるコンピュータシス
テムを必要とする訳ではなく、画像データに対してエッ
ジ強調処理を行うシステムであればよく、例えば、図3
に示すようにデジタルスチルカメラ12a内にエッジ強
調する意味での画像処理装置を組み込み、変換した画像
データを用いてディスプレイ32aに表示させたりプリ
ンタ31aに印字させるようなシステムであっても良
い。また、図4に示すように、コンピュータシステムを
介することなく画像データを入力して印刷するプリンタ
31bにおいては、スキャナ11bやデジタルスチルカ
メラ12bあるいはモデム13b等を介して入力される
画像データを自動的にエッジ強調するように構成するこ
とも可能である。
【0051】エッジ強調処理は、具体的には上記コンピ
ュータ本体21内にて図5に示すフローチャートに対応
した画像処理プログラムにて行っている。なお、これに
先だってアプリケーション21dはオペレーティングシ
ステム21aを介してスキャナ11に写真画像の読み込
み指示を出しており、同スキャナ11よりドットマトリ
クス状の画像データが読み込まれているものとする。
【0052】ステップS102では、入力画像の画素数
を検知する。ここでは、画像データの縦横の画素数で画
像の大きさを判断するものとし、アプリケーション21
dは内部に読み込んでいる画像データの画素数を検知す
る。この意味で本ステップS102は本実施形態におけ
る画像面積検知手段を構成する。むろん、画素数の検知
は画像の大きさを意味するものであり、ドット密度も考
慮する。なお、以下においては、単に画素数といったと
きに画像の大きさを踏まえた広義の意味での画素数を意
味するものとする。
【0053】ここでドット密度はアプリケーション21
dがスキャナ11に読み込みを指示する際にその読み取
り密度から判断している。また、オペレーティングシス
テム21aを介して画像ファイルから読み込む場合には
同画像ファイルに基づいて判断することもできる。特
に、オペレーティングシステム21aがその解像度、お
よび画素数を把握している場合には当該オペレーティン
グシステム21aを介して上述した広義の画素数を検知
するようにしても良い。また、アプリケーション21d
が画像の拡大及び縮小を行うような場合には本来の画素
数に対してこの拡大率及び縮小率をも考慮して広義の画
素数を求める。
【0054】むろん、このようなコンピュータシステム
を含まない画像処理においては、画像データのヘッダ部
分を参照して画像情報を得て、その画像情報から画像の
大きさを検知するようにしても良い。
【0055】画素数が検知されたらステップS104で
は、エッジ強調度を決定する。エッジ強調度はエッジ強
調の手法に大きく依存するため、まず、本実施形態にお
けるエッジ強調の手法について説明する。本実施形態に
おいては、図6〜図8に示すアンシャープマスク40
(41〜43)を使用する。このアンシャープマスク4
0は、中央の「100」の値をマトリクス状の画像デー
タにおける注目画素Pijの重み付けとし、その周縁画
素に対して同マスクの升目における数値に対応した重み
付けとして積算するのに利用され、今、図7に示すアン
シャープマスク42を利用するのであれば、(1)式に
基づいて積算する。
【0056】
【数1】
【0057】(1)式において、「632」とは重み付
け係数の合計値であり、むろんサイズの異なる三つのア
ンシャープマスク41〜43においては、それぞれ「3
96」、「632」「2516」というような値とな
る。また、Mijはアンシャープマスクの升目に記載さ
れている重み係数であり、Pijは各画素の画像データ
である。なお、ijについては異なる縦横サイズの三つ
のアンシャープマスク41〜43に対して縦列と横列の
座標値で示している。
【0058】エッジ強調後の画像データをQijとする
と、エッジ強調演算は(2)式に基づいて演算される。
【0059】 Qij=Pij+C×{Pij−P’ij} …(2) (2)式の意味するところは次のようになる。P’ij
は注目画素に対して周縁画素の重み付けを低くして加算
したものであるから、いわゆる「なまった(アンシャー
プ)」画像データとしていることになる。このようにし
てなまらせたものはいわゆるローパスフィルタをかけた
ものと同様の意味あいを持つ。従って、「Pij−P’
ij」とは本来の全成分から低周波成分を引いたことに
なってハイパスフィルタをかけたものと同様の意味あい
を持つ。そして、ハイパスフィルタを通過したこの高周
波成分に対してエッジ強調係数Cを乗算して「Pij」
に加えれば同エッジ強調係数に比例して高周波成分を増
したことになり、エッジが強調される結果となる。
【0060】この意味からも、まずエッジ強調度は、エ
ッジ強調係数Cによって変更可能となる。従って、画素
数が大きければエッジ強調係数Cを大きくするし、画素
数が小さければエッジ強調係数Cを小さくする。いま、
画像の幅と高さがwidth×heightであるとき
に、ratioを(3)で表すとする。
【0061】 ratio=min(width,height)/640+1 …(3 ) ここにおいてmin(width,height)は幅
と高さのいずれか小さい方である。そして、得られたr
atioについて、次のようにエッジ強調係数Cを決定
した。
【0062】ratio<1 なら C=1 1≦ratio<3 なら C=2 3≦ratio なら C=3 すなわち、短い方の画素が640画素未満であればエッ
ジ強調係数Cは「1」、640画素以上で1920画素
未満であればエッジ強調係数Cは「2」、1920画素
以上であればエッジ強調係数Cを「3」としている。本
実施形態においては、このようにエッジ強調係数を設定
しているが、上述したようにドット密度によって変更す
るようにしても良い。なお、この対応はプログラムとと
もにハードディスク22に記録されており、アプリケー
ション21dの起動時に同時に読み込まれている。
【0063】一方、エッジ強調度は、アンシャープマス
クの大きさによっても変化する。縦横の升目数の異なる
三つのアンシャープマスク41〜43であれば、大きな
マスクほど注目画素の近隣の画素に対する重み付けが大
きく、遠くの画素にいたるまでの距離の中で徐々に重み
付けが減っていっている。これは言い換えればよりロー
パスフィルタとしての性格が強くなり、(2)式に従っ
て高周波成分を生成しやすくなるからである。
【0064】従って、画素数が大きければ大きなサイズ
のアンシャープマスク43を利用すればよいし、画素数
が小さければ小さなサイズのアンシャープマスク41を
利用すればよいし、中間的な画素数であれば中間サイズ
のアンシャープマスク42を利用すればよくなる。本実
施形態においては、エッジ強調係数Cが「1」〜「3」
の範囲で変化するのに合わせてそれぞれアンシャープマ
スク41〜43を採用するものとする。むろん、いずれ
のサイズのアンシャープマスク40を利用するかの対応
についてはエッジ強調係数Cの場合と同様、プログラム
とともにハードディスク22に記録されており、アプリ
ケーション21dの起動時に同時に読み込んでいる。ま
た、選択したサイズのアンシャープマスク40はこの時
点でハードディスク22から読み込む。
【0065】なお、本実施形態においては、エッジ強調
係数Cとアンシャープマスク40の両方を変更するよう
にしているが、いずれか一方だけでエッジの強調度を変
更しても良いことはいうまでもない。
【0066】アンシャープマスク40は図からも明らか
なように、中央部にて最も重み付けが大きく、周縁に向
かうにつれて徐々に重み付けの数値が小さくなってい
る。この変化具合は必ずしも固定的なものではなく、適
宜変更可能である。むろん、その名称の如何も問わない
し、サイズについても例示的なものにすぎず、「6×
6」の升目数であっても良いし、「8×8」の升目数で
あっても良い。
【0067】エッジ強調の処理は、マトリクス状の画像
データにおける各画素についてかかるアンシャープマス
ク40を利用して(1)式に基づくP’ijを演算する
とともに、(2)式に基づいてエッジ強調後の画像デー
タQijを算出していく処理に相当する。ステップS1
06〜ステップS112では各画素についてこのエッジ
強調処理を繰り返すループ処理を表しており、ループ処
理内のステップS110で図9に示すようにして水平方
向及び垂直方向へ順次注目画素を移動させ、ステップS
112で最終画素と判断されるまで繰り返すようになっ
ている。
【0068】なお、上述したようにステップS104に
てエッジ処理の強調度を決定し、ステップS106〜ス
テップS112にて実際のエッジ強調の演算を実行する
ため、ステップS104〜ステップS112がエッジ強
調手段を構成する。
【0069】ここにおいて、本実施形態においては、演
算処理量を低減させるために次のような改良を行ってい
る。
【0070】(1)式の演算は、注目画素の周囲の画素
に対して、採用するアンシャープマスク40の升目数だ
け乗算演算と加算演算が必要になり、処理量としては多
大になる。一方、エッジ強調が必要になる状況を考える
といわゆる画像のエッジ部分であるから、隣接する画素
同士の間で画像データが大きく異なる場所に限られる。
このような状況から隣接する画素との間で画像データの
差が大きな場合に演算すれば足りるといえる。
【0071】これを具体化するため、ステップS106
では隣接する画素同士の間で画像データの比較を行い、
差が大きい場合にのみステップS108におけるアンシ
ャープマスクの演算を行うようにしている。このように
すれば、殆どのエッジ部分でない画像データ部分でアン
シャープマスクの演算を行う必要がなくなり、処理が激
減する。
【0072】ただし、アンシャープマスクの演算が経る
ものの、各画素について周縁画素の画像データとの比較
を行わなければならない点で別の処理が必要となる。こ
こにおいて、図10に示すように、本来の注目画素に対
応してその周縁には八つの画素があるので、八回の比較
が必要となる。しかし、例えば図の中央の注目画素と
「5」の升目の画素とを比較する場合、実は、その前に
注目画素が同「5」の升目であったときに「1」の升目
の画素との比較で一度行われていることが分かる。少な
くとも隣接する画素同士の比較が一度だけ行われるよう
にしておくだけでも十分とすれば、互いに反対方向とな
る組み合わせである「1」と「5」、「2」と「6」、
「3」と「7」、「4」と「8」についてはどちらか一
方だけでも十分といえる。すなわち、必ずしも全方向に
おいて比較を行う必要はなく、少なくとも上記組み合わ
せの四つの方向について比較を行えばよい。そして、本
実施形態においては、これらの四回の比較のうち、一つ
でもしきい値よりも大きな差が生じたらエッジ部分と判
断するようにした。
【0073】また、さらに処理を低減させるならば、例
えば、「1」と「5」のいずれかと「3」と「7」のい
ずれかの方向の組み合わせとしたとしても、斜め方向の
画素同士の比較は行わないものの上下左右の画素同士を
比較することになり、エッジの検出は可能である。ま
た、「2」と「6」と「4」と「8」とのいずれかの方
向については少なくとも上下方向と左右方向についてエ
ッジの検出ができる。従って、「1」と「5」と「3」
と「7」のいずれかだけでなければ概ねエッジの検出は
可能である。
【0074】次に、適当なサイズのアンシャープマスク
40を選択した場合に必ずしも全ての升目についての演
算が必要ともいえない。図7に示す「7×7」のアンシ
ャープマスク42において最外周の升目の重み付けは
「0」あるいは「1」であり、「0」については重み付
けの乗算が無意味であるし、「1」の重み付けは升目の
全合計値の「632」と比較すれば非常にわずかな重み
しか持たないといえる。
【0075】このような状況から本実施形態において
は、「7×7」のアンシャープマスク42の代わりに、
図11に示す「5×5」のアンシャープマスク44を使
用している。同図に示すアンシャープマスク44は「7
×7」のアンシャープマスク42の最外周を省略したも
のであり、内側の「5×5」のマスク部分で重み付けは
一致している。むろん、同様のことは図8に示す「13
×13」のアンシャープマスク43の最外周を省略する
ものとしても同様の効果が得られる。
【0076】これらの場合において、具体的な処理量は
次のようになる。「7×7」のアンシャープマスク42
の場合は、注目画素の回りに「48(=7×7−1)」
個の画素があり、これだけの乗算と加算が必要である。
しかしながら、実質的に同じ演算結果となる「5×5」
のアンシャープマスク44においては「24(=5×5
−1)」回の演算となり、演算量は半減する。「13×
13」のアンシャープマスク43の場合は「168(=
13×13−1)」回から「120(=11×11−
1)」回へと減少する。
【0077】さらに、本実施形態においてはもう一点、
次のようにして演算量を低減させている。RGBの階調
データを対象とする場合、それぞれの成分値は各色成分
の輝度(明度)に対応している。従って、(2)式の演
算も本来はRGBの各階調データに対して個別に行わな
ければならない。しかるに、アンシャープマスク40の
升目の数だけの乗算と加算とを繰り返すとなるとこのよ
うな各成分ごとの個別の演算では演算量が多いと言わざ
るを得ない。
【0078】一方、かかるエッジ強調は色相を保持して
輝度を変えることによって実施可能なものともいえる。
従って、RGBの各成分値に対して演算するのではな
く、輝度を求めて演算すれば処理量が低減するといえ
る。ただ、RGBの表色空間の画像データから正確な輝
度を求めるとすればいわゆる色変換を行わなければなら
ず、処理は多大になる。このため、本実施形態において
は、カラーテレビジョンの例にならって、輝度Yを
(4)式に示すように、RGBの階調データの単純な重
み付け加算で変換している。
【0079】 Y=0.30R+0.59G+0.11B …(4) このようにして輝度Yを求めるとすると、(1)式と
(2)式は(5)式と(6)式のように書き換えられ
る。
【0080】
【数2】
【0081】 Y”ij=Yij+C×{Yij−Y’ij} …(6) さらに、Yij−Y’ijを(7)式のように置き換え
れば、 delta={Yij−Y’ij}×C …(7) 変換後のR’G’B’は(8)式のように演算可能とな
る。
【0082】 R’=R+delta G’=G+delta B’=B+delta …(8) このようにすれば乗算と加算は1/3となるので、全体
の処理時間としても50〜70%程度の減少が可能とな
る。また、変換結果は色ノイズの強調がなくなり、画質
が向上した。なお、輝度Yを求めるときに必ずしも
(4)式のように厳格な重み付けを行う必要もない。例
えば、(9)式のように単純な平均値でもさほど大きな
誤差はでない。
【0083】 Y=(R+G+B)/3 …(9) さらに簡易にするならば、(4)式において最も輝度Y
に対する貢献値の大きいG成分だけで輝度Yとみなして
しまっても必ずしも大きな誤差は出ない。
【0084】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を順を追って説明する。
【0085】写真画像をスキャナ11で読み込み、プリ
ンタ31にて印刷する場合を想定する。すると、まず、
コンピュータ本体21にてオペレーティングシステム2
1aが稼働しているもとで、アプリケーション21dを
起動させ、スキャナ11に対して写真の読み取りを開始
させる。読み取られた画像データが同オペレーティング
システム21aを介してアプリケーション21dに取り
込まれたら、まず、ステップS102にて画素数を検知
する。本実施形態においては、縦横の画素数のうちいず
れか少ない方の画素数から(3)式に基づいてrati
oを算出し、算出されたratioの所属範囲からエッ
ジ強調係数Cを求める。また、このエッジ強調係数Cに
対応させてアンシャープマスク41〜43についても選
択する。
【0086】次に、各画素の画像データについて実際の
エッジ強調処理を実行するが、ステップS106では注
目画素と周縁の画素のうち、図10に示す「1」〜
「4」の四方向の画素との間で画像データを比較する。
そして、いずれか一つでも所定のしきい値(例えば、
「20」)以上の差がある場合にのみ、ステップS10
8にてアンシャープマスクで強調演算を実行する。この
場合にも、本来の「7×7」のアンシャープマスク42
を利用するのではなく最外周を省略した「5×5」のア
ンシャープマスク44を利用するし、実際の演算は
(4)の輝度Yを利用して実行することにより演算量が
低減する。
【0087】そして、一画素ごとにステップS110に
て注目画素を順次移動させていき、ステップS112に
て最終画素と判断されたらこのエッジ強調処理を終了す
る。
【0088】この後、エッジ強調された画像データをビ
デオドライバ21cを介してディスプレイ32に表示
し、良好であればプリンタドライバ21bを介してプリ
ンタ31にて印刷させる。すなわち、同プリンタドライ
バ21bはエッジ強調されたRGBの階調データを入力
し、所定の解像度変換を経てプリンタ31の印字ヘッド
領域に対応したラスタライズを行なうとともに、ラスタ
ライズデータをRGBからCMYKへ色変換し、その後
でCMYKの階調データから二値データへ変換してプリ
ンタ31へ出力する。
【0089】以上の処理により、スキャナ11を介して
読み込まれた写真の画像データは自動的に最適なエッジ
強調を施されてディスプレイ32に表示された後、プリ
ンタ31にて印刷される。
【0090】このように、画像処理の中枢をなすコンピ
ュータ本体21はステップS102にて入力画像データ
の画素数を検知し、この検知された画素数に基づいてス
テップS104にてエッジ強調係数Cとエッジ強調処理
に利用するアンシャープマスク40の大きさを自動的に
決定し、ステップS108ではこれらを利用して最適な
エッジ強調処理を実行する。また、エッジ強調処理をす
るにあたってはその演算量を減らすため、ステップS1
06にて隣接する画素間で画像データの差が大きいもの
だけに限定するし、実際の演算においてもRGBの成分
値で個別に演算するのではなく、輝度値からRGBの成
分値に対する増減値を求めて演算し、全体の演算処理量
を極めて低減させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の具
体的ハードウェア構成例のブロック図である。
【図2】コンピュータの内部で行なわれる処理を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明の画像処理装置の他の適用例を示す概略
ブロック図である。
【図4】本発明の画像処理装置の他の適用例を示す概略
ブロック図である。
【図5】本発明の画像処理装置におけるエッジ強調処理
を示すフローチャートである。
【図6】最小サイズのアンシャープマスクを示す図であ
る。
【図7】中サイズのアンシャープマスクを示す図であ
る。
【図8】最大サイズのアンシャープマスクを示す図であ
る。
【図9】画像データに対して注目画素を移動させていく
順序を示す図である。
【図10】画像データにおいて隣接画素との比較方向を
示す図である。
【図11】中サイズのアンシャープマスクの改良版を示
す図である。
【符号の説明】
10…画像入力装置 20…画像処理装置 21…コンピュータ本体 30…画像出力装置 40(41〜44)…アンシャープマスク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のマトリクス状の画像データに対し
    てエッジ強調処理を行う画像処理装置であって、 同画像データの画像の大きさを検知する画像面積検知手
    段と、 同検知された画像の大きさに応じて同画像が大きいとき
    に強調度を大きくしてエッジ強調するエッジ強調手段を
    具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像処理装置にお
    いて、上記画像面積検知手段は、上記画像データの画素
    数に応じて画像の大きさを検知することを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の画像処理装置において、上記エッジ強調手段
    は、エッジ強調処理における係数を変更してエッジの強
    調度を変化させることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の画像処理装置において、上記エッジ強調手段は、エ
    ッジ強調処理をアンシャープマスクを利用して行うこと
    を特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の画像処理装置にお
    いて、上記エッジ強調手段は、上記アンシャープマスク
    の実質的な大きさを変更してエッジの強調度を変化させ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 上記請求項4または請求項5のいずれか
    に記載の画像処理装置において、上記エッジ強調手段
    は、上記アンシャープマスクを利用する場合に周縁部の
    低数値マスク部分の演算を省略することを特徴とする画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記請求項4〜請求項6のいずれかに記
    載の画像処理装置において、上記エッジ強調手段は、隣
    接する画素同士で画像データの差が大きい場合に上記ア
    ンシャープマスクの演算を行うことを特徴とする画像処
    理装置。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の画像処理装置にお
    いて、上記エッジ強調手段は、隣接する画素同士での画
    像データの比較時に所定方向の画素とだけ比較すること
    を特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項1〜請求項8のいずれかに記
    載の画像処理装置において、画像データが輝度に対応し
    た複数の成分値で表される場合において、上記エッジ強
    調手段は、同成分値より輝度に対応する値を求めるとと
    もに同値に基づいてエッジ強調のために上記各成分値に
    対する共通の増減値を求め、この増減値で同各成分値を
    増減せしめることを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 上記請求項9に記載の画像処理装置に
    おいて、上記上記エッジ強調手段は、上記画像データの
    成分値の重み付け加算値に基づいて上記輝度に対応する
    値を求めることを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記請求項9に記載の画像処理装置に
    おいて、上記エッジ強調手段は、上記複数の成分値にお
    ける全体の輝度への大なる貢献割合をもつ成分値を上記
    輝度に対応する値とすることを特徴とする画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 所定のマトリクス状の画像データに対
    してエッジ強調処理を行うにあたり、同画像データの画
    素数を検知し、同検知された画素数に応じて同画素数が
    大きいときに強調度を大きくしてエッジ強調することを
    特徴とする画像処理方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータにて所定のマトリクス状
    の画像データを入力してエッジ強調処理を行う画像処理
    プログラムを記録した媒体であって、同画像データの画
    素数を検知し、同検知された画素数に応じて同画素数が
    大きいときに強調度を大きくしてエッジ強調することを
    特徴とする画像処理プログラムを記録した媒体。
JP9307438A 1996-11-18 1997-11-10 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体 Withdrawn JPH10200756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9307438A JPH10200756A (ja) 1996-11-18 1997-11-10 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30636996 1996-11-18
JP8-306369 1996-11-18
JP9307438A JPH10200756A (ja) 1996-11-18 1997-11-10 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002179777A Division JP3918924B2 (ja) 1996-11-18 2002-06-20 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10200756A true JPH10200756A (ja) 1998-07-31
JPH10200756A5 JPH10200756A5 (ja) 2005-07-07

Family

ID=26564682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9307438A Withdrawn JPH10200756A (ja) 1996-11-18 1997-11-10 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10200756A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000268171A (ja) * 1999-01-14 2000-09-29 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置並びに記録媒体
JP2007029681A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Hitoshi Imamura 歯科用デジタルx線画像処理方法
WO2009025347A1 (ja) * 2007-08-22 2009-02-26 Shinichiro Yumura データ圧縮方法及び画像表示方法及び表示画像拡大方法
JP2017017374A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000268171A (ja) * 1999-01-14 2000-09-29 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置並びに記録媒体
JP2007029681A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Hitoshi Imamura 歯科用デジタルx線画像処理方法
WO2009025347A1 (ja) * 2007-08-22 2009-02-26 Shinichiro Yumura データ圧縮方法及び画像表示方法及び表示画像拡大方法
JP2017017374A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 ブラザー工業株式会社 画像処理装置、および、コンピュータプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4492704B2 (ja) エッジ強調処理装置、出力装置、エッジ強調処理方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6738527B2 (en) Image processing apparatus, an image processing method, a medium on which an image processing control program is recorded, an image evaluation device, and image evaluation method and a medium on which an image evaluation program is recorded
US7155060B2 (en) Image processing system, image processing method, and medium having an image processing control program recorded thereon
US20010052971A1 (en) Image process method, image process apparatus and storage medium
JPH11220632A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理制御プログラムを記録した媒体
CN101262549A (zh) 图像处理装置及处理方法、图像形成装置及记录介质
US8041112B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, image reading apparatus, image processing method, image processing program, computer-readable storage medium for storing the image processing program with segmentation and density correction optimization
JP3689607B2 (ja) 画像処理方法、装置および記憶媒体
US8305645B2 (en) Image processing and/or forming apparatus for performing black generation and under color removal processes on selected pixels, image processing and/or forming method for the same, and computer-readable storage medium for storing program for causing computer to function as image processing and/or forming apparatus for the same
JPH11146219A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムを記録した媒体
JP4243362B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2003219191A (ja) 画像処理装置およびそれを用いた画像形成装置
JP4381360B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム及び記録媒体
JPH118768A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理制御プログラムを記録した媒体
JP3921737B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理制御プログラムを記録した媒体
JP4161141B2 (ja) エッジ強調処理装置、エッジ強調処理方法およびエッジ強調処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3918924B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN100361495C (zh) 图像处理方法、图像处理装置、图像形成装置
JP3501151B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理制御プログラムを記録した媒体
JPH1155526A5 (ja)
JP4067538B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体
JP3736632B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した媒体
JP2003101785A5 (ja)
JP2000357237A (ja) 画像処理装置およびこれを搭載した画像読取装置と画像形成装置、並びに画像処理方法、および画像処理手順を記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2003051000A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041108

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070110

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070207