JPH10200774A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH10200774A
JPH10200774A JP9017394A JP1739497A JPH10200774A JP H10200774 A JPH10200774 A JP H10200774A JP 9017394 A JP9017394 A JP 9017394A JP 1739497 A JP1739497 A JP 1739497A JP H10200774 A JPH10200774 A JP H10200774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
data
characteristic
color conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9017394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kubo
昌彦 久保
Nobuyuki Kato
信之 加藤
Koichiro Shinohara
浩一郎 篠原
Masahiro Takamatsu
雅広 高松
Kazuhiro Iwaoka
一浩 岩岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP9017394A priority Critical patent/JPH10200774A/ja
Publication of JPH10200774A publication Critical patent/JPH10200774A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶色などの特徴色の部分の明度、彩度、色
相が良好に再現され、かつ画像全体の明度、彩度、色相
の直線性が確保されるとともに、装置の構成が簡単とな
り、コストが低減し、演算に要する時間が短縮化される
ようにする。 【解決手段】 入力RGBデータを色変換手段210に
よりYMCKデータに変換する。特徴色領域抽出手段2
31で入力RGBデータ中の特徴色領域を抽出する。評
価データ設定手段234には色再現特性の直線性を評価
するためのデータを設定する。特性記述手段232には
画像形成装置300の色再現範囲を記述する。パラメー
タ決定手段230は、入力RGBデータ中の特徴色を所
定の色に一致させるとともに、画像形成装置300によ
る出力色の明度、彩度、色相の直線性を維持するよう
に、色変換手段210のパラメータを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真フィルムを
読み取ることによって得られた画像データやデジタルカ
メラから得られた画像データなどの入力カラー画像信号
を、カラープリンタなどの画像形成装置に送出する画像
記録信号に変換する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの発達、通信ネット
ワークの整備、大容量の記憶媒体の出現などに加えて、
スキャナやデジタルカメラなどが普及するに伴い、写真
画像データが急速に広まっており、写真画像データを高
画質でプリントアウトしたいという要求が高まってきて
いる。
【0003】また、写真フィルムの分野においても、ア
ナログ出力ではなく、画像をデジタル化して画像処理や
画像編集を行うことにより、さらに高画質で多機能なプ
リントアウトをしたいという要求が高まってきている。
【0004】このように写真画像データをプリントアウ
トする場合、画像中の特徴的な部分、例えば人間の肌
色、空の青、草の緑というような記憶色の部分を、視覚
的に好ましい色、ないし所望の色に再現したいという要
求がある。
【0005】そこで、特開平6−121159号には、
画像中から記憶色を抽出して、その抽出した部分を、あ
らかじめ官能評価試験によって得られた、好ましく感じ
る色に変換してから、プリントアウトする方法が開示さ
れている。
【0006】一方、プリンタなどの画像形成装置や、デ
ィスプレイなどの画像表示装置は、一般にデバイスごと
に色再現範囲が異なっており、特にプリンタとディスプ
レイの色再現範囲は大きく異なっている。そのため、ス
キャナなどの画像入力源から得られた入力画像データを
プリンタによってプリントアウトする場合、入力画像デ
ータの一部をプリンタで出力することができない、とい
うことが生じ得る。
【0007】図17は、このデバイスによる色再現範囲
の違いを示したもので、領域Gpは、あるカラープリン
タの色再現範囲であり、領域Gmは、一般的なRGBカ
ラービデオモニタの色再現範囲である。ただし、図は、
CIE・L色空間におけるL=50.0の
平面上での色再現範囲を示している。
【0008】この場合、図中の点Piの画像データは、
プリンタの色再現範囲Gpの外に位置しているので、そ
のままではプリンタで出力することができない。点Pi
の画像データをプリンタで出力させるには、なんらかの
操作ないし変換が必要となる。
【0009】従来、その方法として、いくつかの方法が
提案されている。例えば、特開平7−298073号に
は、色再現範囲の外側に位置する画像データを、色再現
範囲の縁に位置するように彩度方向にクリッピングする
ことが示されている。すなわち、図17の点Piの画像
データは、点Piに対して明度および色相が一致するよ
うに、図のa平面上で、点Piとa座標の
原点を結ぶライン1が色再現範囲Gpの境界と交わる点
Po1の画像データに変換する。
【0010】また、特開平5−115000号には、プ
リンタの色再現範囲内に彩度を圧縮しないで忠実に再現
する領域を設定して、その領域外の画像データにつき部
分的に彩度を圧縮することが示されている。
【0011】さらに、特開平6−253138号ないし
特開平6−253139号には、色空間内の特定のポイ
ントのマッピングを明示的に指定し、残りの部分は補間
などによってマッピングする方法が示されている。具体
的に、この方法では、図17の点Piの画像データは、
色再現範囲Gpの境界上の点Po2の画像データに変換
される。
【0012】また、特開平6−189121号には、入
力信号に応じて、モニタ上の色とプリント上の色との間
の明度、彩度および色相に関する偏差を重み付けして加
算した評価関数を用いて、色変換パラメータの最適化を
図ることによって、人間が好ましく感じるように色再現
域を圧縮する方法が示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−12115
9号に示された方法は、写真画像データをプリントアウ
トする場合に、記憶色を視覚的に好ましい色に再現する
ことができるという点で、効果的である。
【0014】しかしながら、この特開平6−12115
9号の方法は、抽出した記憶色領域につき、他の領域と
異なった色補正処理を行うため、図18(A)に示すよ
うに記憶色と他の色との間に不連続を生じて、擬似輪郭
が発生するなど、必ずしも良好な色再現を得ることがで
きない欠点がある。
【0015】一方、プリンタの色再現範囲が相対的に狭
いことに対する対応として、特開平7−298073号
のように、色再現範囲の外側に位置する画像データを、
色再現範囲の縁に位置するように彩度方向にクリッピン
グする方法は、図18(B)の直線部分3で示すよう
に、高彩度部において彩度の潰れを生じ、出力画像の画
質を著しく損なう欠点がある。
【0016】また、特開平5−115000号のよう
に、プリンタの色再現範囲内に彩度を圧縮しないで忠実
に再現する領域を設定して、その領域外の画像データに
つき部分的に彩度を圧縮する方法も、クリッピングする
方法ほどではないものの、図18(B)の直線部分4で
示すように、やはり高彩度部において彩度の潰れを生
じ、出力画像の画質が損なわれる。
【0017】さらに、特開平6−253138号ないし
特開平6−253139号に示された方法では、高彩度
部の潰れは緩和されるものの、図18(C)の曲線部分
9から明らかなように、色相の曲りを生じ、また彩度の
階調特性の直線性も損なわれる欠点がある。また、この
方法では、色を合わせたいポイントが多くなった場合に
は、色の連続性を保証することが困難となる。
【0018】また、特開平6−189121号に示され
た方法では、入力彩度に対する出力彩度の特性は図18
(B)の破線曲線5で示すようになり、クリッピングす
る方法ほどではないものの、やはり高彩度部において彩
度の潰れを生じる。また、この方法は、色変換パラメー
タを決定するために、色空間内の多くの点を評価点とし
て設定し、それぞれについて官能評価を用いて重み係数
を決定しなければならないため、評価関数を決定するの
に多大な労力を必要とする。
【0019】今後、デジタル写真システムが普及してい
くにつれて、ユーザが写真フィルムやCD−ROMをプ
リントショップに持ち込み、プリントを受け取るといっ
た場合が多くなると考えられ、その場合、モニタの色に
プリントを合せたいといった要求よりも、プリント上の
色再現を良好にしたいといった要求の方が多いと考えら
れる。
【0020】また、写真フィルムの経年変化や不適切な
露出のために、および多様な入力機器に対応しなければ
ならないために、プリントする画像ごとにカラーバラン
スが変化していることが考えられ、入力データのカラー
バランスに忠実にプリントした場合には、入力データの
カラーバランスが変化しているときには好ましい色再現
のプリントを得ることが不可能となる。
【0021】そこで、発明者は先に、以上の問題を一挙
に解決し、どのような画像に対しても常に視覚的に好ま
しい色再現のプリントを得ることができる画像処理装置
を発明し、特願平8−307065号(平成8年11月
1日、出願)として提案した。
【0022】この先願の発明は、入力カラー画像信号を
画像形成装置に送出する画像記録信号に変換する画像処
理装置において、前記入力カラー画像信号をデバイスに
依存しない3変数色信号に変換する第1色変換手段と、
その3変数色信号を前記画像記録信号に変換する第2色
変換手段と、前記第1色変換手段の色変換パラメータを
決定するパラメータ決定手段とを設け、そのパラメータ
決定手段は、前記入力カラー画像信号中の特徴色を所定
の色に一致させるとともに、前記画像形成装置による出
力色の明度、彩度および色相の直線性を維持するよう
に、前記第1色変換手段の色変換パラメータを決定する
ものとする。
【0023】図19に示すと、画像入力装置100から
の入力カラー画像信号、例えばRGB(レッド、グリー
ン、ブルー)3色のデータからなる画像信号は、画像処
理装置200において、第1色変換手段201によっ
て、例えばCIE・L色空間の画像信号に変
換される。
【0024】第1色変換手段201の色変換パラメータ
は、後述するように、入力RGBデータと、画像形成装
置300から転送されて示された、画像形成装置300
の色再現範囲とから、パラメータ決定手段230によっ
て決定される。
【0025】第1色変換手段201からのL
データは、画像処理装置200において、第2色変換手
段204によって、画像形成装置300の色空間の画像
記録信号、例えばYMCK(イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラック)4色のデータからなる画像信号に変換さ
れて、画像形成装置300に転送される。そして、画像
形成装置300において、そのYMCKデータによっ
て、用紙上に画像が形成される。
【0026】具体的に、第1色変換手段201は、3次
元補間色変換回路202と色調整回路203によって構
成され、3次元補間色変換回路202によって、入力R
GBデータがLデータに変換されるととも
に、色調整回路203によって、その変換後のL
データが色調整される。
【0027】また、第2色変換手段204は、DLUT
(ダイレクトルックアップテーブル)補間演算回路20
5と階調補正回路206によって構成され、DLUT補
間演算回路205によって、色調整後のL
ータがYMCKデータに変換されるとともに、階調補正
回路206によって、その変換後のYMCKデータが階
調補正される。
【0028】そして、パラメータ決定手段230は、入
力RGBデータ中の特徴色、例えば人間の肌色、草の緑
または空の青などの記憶色を、所定の色に一致させると
ともに、画像形成装置300による出力色の明度、彩度
および色相の直線性を維持するように、第1色変換手段
201の3次元補間色変換回路202および色調整回路
203のパラメータを決定する。
【0029】最初に、入力RGBデータがパラメータ決
定手段230に供給され、その後、最適パラメータの決
定後に、入力RGBデータが第1色変換手段201の3
次元補間色変換回路202に供給されるように、画像入
力装置100においては、例えば、画像バッファメモリ
が設けられて、これから入力RGBデータが繰り返し読
み出される。あるいはまた、写真フィルムを繰り返し読
み取るなどによって、入力RGBデータを繰り返し出力
するようにされる。
【0030】上述した先願の発明によれば、入力カラー
画像信号中の特徴色を所定の色に一致させ、かつ出力色
の明度、彩度および色相の直線性を維持するような色変
換パラメータにより、第1色変換手段201において、
入力カラー画像信号、例えば入力RGBデータが、デバ
イスに依存しない3変数色信号、例えばL
ータに変換されることによって、特徴色部分の明度、彩
度および色相が良好に再現されるとともに、画像全体の
明度、彩度および色相の直線性が確保され、高彩度部の
潰れや色相の曲りなどの非線形的画質劣化を生じなくな
る。
【0031】しかし、この先願の発明は、入力RGBデ
ータを第1色変換手段201の例えば3次元補間色変換
回路202によってLデータに変換し、その
データを第1色変換手段201の色調整回
路203によって色調整し、その色調整後のL
データを第2色変換手段204によってYMCKデー
タに変換するというように、入力カラー画像信号を3段
にわたって色変換するので、装置の構成が複雑となり、
コストが高くなる。また、その色変換をソフトウエアに
より実現する場合には、3段にわたる色変換であるため
演算に要する時間が長くなる。
【0032】そこで、この発明は、どのような画像に対
しても常に視覚的に好ましい色再現のプリントを得るこ
とができるだけでなく、少ない段数の色変換によって、
装置の構成が簡単となり、コストが低減するとともに、
演算に要する時間を短縮することができるようにしたも
のである。
【0033】
【課題を解決するための手段】この発明では、入力カラ
ー画像信号を画像形成装置に送出する画像記録信号に変
換する画像処理装置において、前記入力カラー画像信号
を前記画像記録信号に変換する色変換手段と、この色変
換手段の色変換パラメータを決定するパラメータ決定手
段とを設け、そのパラメータ決定手段は、前記入力カラ
ー画像信号中の特徴色を所定の色に一致させるととも
に、前記画像形成装置による出力色の明度、彩度および
色相の直線性を維持するように、前記色変換手段の色変
換パラメータを決定するものとする。
【0034】
【作用】上記のように構成した、この発明の画像処理装
置においては、入力カラー画像信号、例えば入力RGB
データが、ダイレクトルックアップテーブル型、ニュー
ラルネットワーク型またはマトリックス型の色変換回路
などで構成された色変換手段によって直接、画像形成装
置の色空間の画像記録信号、例えばYMCKデータに変
換される。
【0035】そして、パラメータ決定手段においては、
一方では入力カラー画像信号中の記憶色などの特徴色を
所定の色に一致させるように、他方では画像形成装置に
よる出力色の明度、彩度および色相の直線性を維持する
ように、その色変換手段の色変換パラメータが決定され
る。
【0036】したがって、特徴色部分の明度、彩度およ
び色相が良好に再現されるとともに、画像全体の明度、
彩度および色相の直線性が確保され、高彩度部の潰れや
色相の曲りなどの非線形的画質劣化を生じなくなる。し
かも、入力カラー画像信号の色変換は1段でよいので、
装置の構成が簡単となり、コストが低減するとともに、
その色変換をソフトウエアにより実現する場合には、演
算に要する時間が大幅に短縮される。
【0037】
【発明の実施の形態】
〔カラー画像出力システムとしての一実施形態〕図1
は、この発明の画像処理装置を用いたカラー画像出力シ
ステムの一実施形態を示し、そのカラー画像出力システ
ムは、全体として、画像入力装置100、画像処理装置
200および画像形成装置300によって構成される。
【0038】画像入力装置100は、外部から各種フォ
ーマットのカラー画像を取り込んで、この例では、RG
B各色のデータにつき、それぞれ8ビット、256階調
の、総計24ビットのRGBデータからなる画像信号を
出力するものである。
【0039】具体的に、画像入力装置100は、35m
mカラーネガフィルムやポジフィルム、もしくはAPS
フイルムなどに代表される銀塩写真フィルムを、CCD
センサによってRGBデータとして読み取り、またはK
ODAK・PhotoCDフォーマットのCD−ROM
から画像データを読み取ってRGBデータに変換し、ま
たはCanonDCS1cのようなデジタルカメラから
撮影データを取り込んでRGBデータに変換し、または
ユーザが他のコンピュータを用いて編集してMOやZi
pに代表される記録メディアに保存したカラーイメージ
データを、その記録メディアから読み取ってRGBデー
タに変換し、またはネットワーク上に接続された機器か
ら送信されたイメージ情報をRGBデータに変換して、
それぞれ画像処理装置200に転送する機能を有するも
のである。
【0040】画像処理装置200は、色変換手段210
とパラメータ決定手段230によって構成され、画像入
力装置100からの入力RGBデータは、色変換手段2
10によって、画像形成装置300の色空間の画像記録
信号、この例ではYMCK4色のデータからなる画像信
号に変換されて、画像形成装置300に転送される。そ
して、画像形成装置300において、そのYMCKデー
タによって、用紙上に画像が形成される。
【0041】色変換手段210の色変換パラメータは、
入力RGBデータと、画像形成装置300から転送され
て示された、画像形成装置300の色再現範囲とから、
パラメータ決定手段230によって決定され、その決定
された色変換パラメータが色変換手段210に送られ
る。
【0042】画像入力装置100からの入力カラー画像
信号は、最も一般的にはRGBデータで、以下の例でも
RGBデータの場合を示すが、YMC色空間やPhot
oCDで用いられるYCC色空間などの他の色空間のデ
ータでもよい。
【0043】また、画像形成装置300の色空間も、以
下の例ではYMCK色空間の場合を示すが、YMC色空
間やRGB色空間などの他の色空間でもよい。画像形成
装置300で用いられる画像形成媒体も、用紙に限らな
いが、以下の例では用紙の場合を示す。
【0044】図2は、その画像形成装置300の一例を
示す。この例は、シングルエンジン方式の電子写真方式
のカラープリンタの場合で、画像処理装置200からの
YMCK4色のデータは、それぞれ、スクリーンジェネ
レータ390によって、データ値に応じてパルス幅が変
調された二値信号、すなわちスクリーン信号に変換され
る。
【0045】そのスクリーン信号により、レーザ光スキ
ャナ380のレーザダイオード381が駆動されて、レ
ーザ光スキャナ380からレーザ光Lが得られ、そのレ
ーザ光Lが感光体ドラム310上に照射される。
【0046】感光体ドラム310は、静電潜像形成用の
帯電器320により帯電され、レーザ光スキャナ380
からのレーザ光Lが照射されることによって、感光体ド
ラム310上に静電潜像が形成される。
【0047】その静電潜像が形成された感光体ドラム3
10に対して、回転現像器330のKYMC4色の現像
器331,332,333,334が当接することによ
って、感光体ドラム310上に形成された各色の静電潜
像がトナー像に現像される。
【0048】そして、用紙トレイ301上の用紙が、給
紙装置部302により転写ドラム340上に送られ、巻
装されるとともに、転写帯電器341により用紙の背面
からコロナ放電が与えられることによって、感光体ドラ
ム310上の現像されたトナー像が、用紙上に転写され
る。多色カラー画像を得る場合には、用紙が2〜4回繰
り返して感光体ドラム310に当接させられることによ
って、KYMC4色中の複数色の画像が多重転写され
る。
【0049】転写後の用紙は、定着器370に送られ、
トナー像が、加熱溶融されることによって用紙上に定着
される。感光体ドラム310は、トナー像が用紙上に転
写された後、クリーナ350によってクリーニングさ
れ、前露光器360によって再使用の準備がなされる。
【0050】図2の例は、シングルエンジン方式の場合
であるが、画像形成装置300は、タンデムエンジン方
式や、感光体ドラム上にカラー画像を形成して一括転写
するイメージオンイメージ方式など、他の方式の電子写
真方式のプリンタでもよい。
【0051】また、以下に示す実施形態から明らかなよ
うに、この発明は、銀塩写真方式、熱転写方式またはイ
ンクジェット方式など、電子写真方式以外の方式の画像
形成装置に対しても適用することができ、電子写真方式
の画像形成装置に対して適用した場合と同様の結果を得
ることができる。
【0052】〔実施例1〕図3は、この発明の画像処理
装置およびそれを用いたカラー画像出力システムの第1
の例を示す。
【0053】この例は、画像処理装置200の色変換手
段210を、後述するDLUT補間演算回路によって構
成するとともに、パラメータ決定手段230を、特徴色
領域抽出手段231、特性記述手段232、評価データ
設定手段234、出力画像予測手段250、明度偏差算
出手段241、彩度偏差算出手段242、色相偏差算出
手段243、明度階調特性算出手段244、彩度階調特
性算出手段245、色相直線性算出手段246、評価値
統合化手段235、パラメータ変更手段236および色
変換パラメータ決定手段290によって構成する場合で
ある。
【0054】そして、画像入力装置100からの入力R
GBデータが、特徴色領域抽出手段231に供給され
て、特徴色領域抽出手段231において、入力RGBデ
ータから、例えば人間の肌色、草の緑または空の青など
の記憶色のように、入力画像中でユーザが最も注目する
特徴色の領域が抽出され、さらに、その特徴色領域の後
述する代表値が求められて、その代表値を示すRGBデ
ータが、出力画像予測手段250に送出される。
【0055】出力画像予測手段250では、後述するよ
うに特性記述手段232が画像形成装置300と通信す
ることにより特性記述手段232に書き込まれた、画像
形成装置300の色再現範囲を示すデータから、この特
徴色領域抽出手段231からの特徴色代表値の、画像形
成装置300による出力色を、Lデータ値と
して予測し、その予測値としてのLデータ値
を、明度偏差算出手段241、彩度偏差算出手段242
および色相偏差算出手段243に転送する。
【0056】明度偏差算出手段241は、その特徴色代
表値の予測値と、あらかじめL データにより
定められた設定値との間の明度情報の偏差を求めて、そ
の算出結果を評価値統合化手段235に転送する。彩度
偏差算出手段242は、特徴色代表値の予測値と設定値
との間の彩度情報の偏差を求めて、その算出結果を評価
値統合化手段235に転送する。色相偏差算出手段24
3は、特徴色代表値の予測値と設定値との間の色相情報
の偏差を求めて、その算出結果を評価値統合化手段23
5に転送する。
【0057】一方、評価データ設定手段234におい
て、あらかじめ出力画像の色再現特性の直線性を評価す
るためのデータとして、例えばレッド、グリーン、ブル
ー、イエロー、マゼンタ、シアンおよびグレーのよう
に、入力画像中でユーザに階調特性および高彩度部の潰
れや色相の曲りが知覚されやすい色についての階調デー
タが、RGBデータにより設定され、その設定された色
階調データが、出力画像予測手段250に送出される。
【0058】出力画像予測手段250では、上記の特性
記述手段232に書き込まれた、画像形成装置300の
色再現範囲を示すデータから、この評価データ設定手段
234からの評価データとしてのRGBデータの、画像
形成装置300による出力色を、Lデータ値
として予測し、その予測値としてのLデータ
値を、明度階調特性算出手段244、彩度階調特性算出
手段245および色相直線性算出手段246に転送す
る。
【0059】明度階調特性算出手段244は、その評価
データの予測値の明度階調の直線性を求めて、その算出
結果を評価値統合化手段235に転送する。彩度階調特
性算出手段245は、評価データの予測値の彩度階調の
直線性を求めて、その算出結果を評価値統合化手段23
5に転送する。色相直線性算出手段246は、評価デー
タの予測値の色相の直線性を求めて、その算出結果を評
価値統合化手段235に転送する。
【0060】評価値統合化手段235は、明度偏差算出
手段241、彩度偏差算出手段242、色相偏差算出手
段243、明度階調特性算出手段244、彩度階調特性
算出手段245および色相直線性算出手段246から得
られる、それぞれの画質評価値を重み付けして加算する
ことにより統合化して、画質の総合評価値を算出し、そ
の算出した総合評価値をパラメータ変更手段236に送
出する。
【0061】パラメータ変更手段236は、評価値統合
化手段235からの総合評価値が設定された収束条件を
満たしていない場合には、出力画像予測手段250のパ
ラメータを変更し、その変更後のパラメータを出力画像
予測手段250に転送して、総合評価値が収束条件を満
たすまで、出力画像予測手段250などに対して上記の
画質評価処理を繰り返し行わせ、総合評価値が収束条件
を満たした場合には、その時のパラメータを最適パラメ
ータとして、色変換パラメータ決定手段290に転送す
る。
【0062】最適パラメータが決定転送された後、色変
換パラメータ決定手段290は、その最適パラメータか
ら、出力画像予測手段250の色変換特性と同等の特性
の、色変換手段210の色変換パラメータを決定し、そ
の決定した色変換パラメータを色変換手段210に転送
する。
【0063】色変換パラメータが決定転送された後、画
像入力装置100から色変換手段210に入力RGBデ
ータが供給されて、上述したように色変換手段210に
おいて入力RGBデータがYMCKデータに変換され、
その変換後のYMCKデータが画像記録信号として画像
形成装置300に転送されて、例えば図2において示し
たように用紙上に画像が形成される。
【0064】上記のように、最初に、入力RGBデータ
がパラメータ決定手段230の特徴色領域抽出手段23
1に供給され、その後、最適パラメータによる色変換パ
ラメータの決定後に、入力RGBデータが色変換手段2
10に供給されるために、画像入力装置100において
は、例えば、画像バッファメモリが設けられて、これか
ら入力RGBデータが繰り返し読み出される。あるいは
また、上記の銀塩写真フィルムを繰り返し読み取るなど
によって、入力RGBデータを繰り返し出力するように
される。
【0065】色変換手段210は、この例では、上記の
ようにDLUTと補間演算回路からなり、画像入力装置
100からのそれぞれ8ビットのRGBデータのそれぞ
れ上位4ビットにより、RGBデータで決まる点の近傍
の格子点のアドレスが生成されて、その近傍格子点アド
レスにより、DLUTから近傍格子点のデータが読み出
され、その読み出された格子点データが、RGBデータ
のそれぞれ下位4ビットにより補間演算されて、出力の
YMCKデータが得られるものである。
【0066】例えば「ディスプレイアンドイメージン
グ、SCI、Volume2、Number1(199
3)」P17〜25には、近傍8点の格子点を参照して
立方体補間を行う方法、近傍6点の格子点を参照してプ
リズム補間を行う方法、近傍4点の格子点を参照して四
面体補間を行う方法などが示されており、この例でも、
それらの方法、例えばプリズム補間を行う方法を用いる
ことができる。ただし、近傍格子点アドレスは、上位4
ビットに限る必要はない。
【0067】出力画像予測手段250における、特徴色
代表値および評価データ(色階調データ)の、画像形成
装置300による出力色の予測につき、図4〜図8を用
いて、以下に示す。
【0068】図4に示すように、出力画像予測手段25
0は、3次元補間色変換回路260と色調整回路270
によって構成され、特徴色領域抽出手段231からの特
徴色代表値のRGBデータ、および評価データ設定手段
234からの評価データとしてのRGBデータは、3次
元補間色変換回路260によって、Lデータ
に変換される。この場合、後述するように、特性記述手
段232に書き込まれた、画像形成装置300の色再現
範囲を示すデータが、3次元補間色変換回路260に初
期値として与えられる。
【0069】さらに、3次元補間色変換回路260から
のLデータは、色調整回路270によって、
後述するようにL色空間上で色調整され、そ
の色調整後のLデータが、上述したように明
度偏差算出手段241、彩度偏差算出手段242、色相
偏差算出手段243、明度階調特性算出手段244、彩
度階調特性算出手段245および色相直線性算出手段2
46に転送される。
【0070】そして、パラメータ変更手段236は、上
記の評価値統合化手段235からの総合評価値が設定さ
れた収束条件を満たすまで、この出力画像予測手段25
0の3次元補間色変換回路260および色調整回路27
0のパラメータを変更し、総合評価値が収束条件を満た
して最適パラメータを決定した時には、その3次元補間
色変換回路260および色調整回路270の最適パラメ
ータを、色変換パラメータ決定手段290に転送する。
【0071】3次元補間色変換回路260による色変換
では、図5(A)(B)に示すように、L
空間上における画像形成装置300の色再現範囲を、レ
ッド、グリーン、ブルー、イエロー、マゼンタ、シア
ン、グレーの最大濃度点R,G,B,Y,M,C,S、
および画像形成装置300で用いられる用紙の白色点W
の、総計8点のL座標を頂点とする12面体
で表現する。
【0072】この12面体を、図5(C)の領域1から
領域6までに示すように、それぞれグレーの最大濃度点
Sと用紙の白色点Wを含む6つの4面体に分割し、特徴
色代表値または評価データとしてのRGBデータが、い
ずれの4面体内のデータであるかを、図5(A)中に示
した不等号式に従って判定する。例えば、R=100,
B=128,G=255の入力RGBデータは、B≧R
かつG≧Bであるので、領域5の4面体内のデータであ
ると判定される。
【0073】次に、ある4面体内のRGBデータは、以
下に示すような補間演算によって、対応するL
データに変換される。
【0074】図6(A)に示すように、ある4面体の頂
点(xi,yi,zi),(xj,yj,zj),(x
p,yp,zp),(xq,yq,zq)に対応するL
データが、それぞれDi,Dj,Dp,Dq
として与えられているとき、その4面体内の点(x,
y,z)に対応する補間値Dは、図6(A)中にも示す
ように、 D=DiΦi(x,y,z)+DjΦj(x,y,z) +DpΦp(x,y,z)+DqΦq(x,y,z) …(1) で与えられる。
【0075】ただし、Φi(x,y,z),Φj(x,
y,z),Φp(x,y,z),Φq(x,y,z)
は、それぞれ図6(B)に示す式(2)(3)(4)
(5)で与えられる。
【0076】このように、画像形成装置300の色再現
範囲を12面体で記述し、その12面体を6つの4面体
に分割して、それぞれの4面体の内部で線形補間演算を
行うことによって、特徴色代表値または評価データとし
てのRGBデータをLデータに変換すること
ができる。
【0077】そして、この方法による色変換方式は、従
来の色変換方式として広く用いられているマトリックス
型、ニューラルネットワーク型またはDLUT型などの
色変換方式と比較すると、以下のような利点がある。
【0078】第1に、画像形成装置300の色再現範囲
を最大限に使用することができ、後述するように、その
内部で明度方向、彩度方向および色相方向の直線性を保
証することが可能になることである。
【0079】第2に、パラメータが12面体の8つの頂
点R,G,B,Y,M,C,S,Wの座標と少なく、1
2面体をそれぞれの色相ごとに4面体に分割するので、
後述するように、色相ごとの色調整を容易に行うことが
できるとともに、後述する最適化を容易に行うことがで
きる。
【0080】さらに第3に、グレー軸を4面体の一辺と
して表現するので、グレー軸の連続性を確保することが
できる。
【0081】図7は、出力画像予測手段250の色調整
回路270の一例を示す。この例では、上述した3次元
補間色変換回路260からのLデータ中のa
データが、彩度色相変換回路271に供給され
て、次の式(6)(7)、 C={(a+(b1/2 …(6) H=tan−1(b/a) …(7) で表される彩度データCおよび色相データHに変換さ
れる。
【0082】3次元補間色変換回路260からのL
ータは、LLUT272に入力される。また、彩度色
相変換回路271からの彩度データCはCLUT2
73に入力され、色相データHはH・LUT274に入
力される。
【0083】LLUT272,CLUT273およ
びH・LUT274は、それぞれ1次元のLUTで、L
LUT272により明度方向の調整が、CLUT2
73により彩度方向の調整が、H・LUT274により
色相方向の調整が、それぞれなされる。
【0084】図8(A)(B)および(C)は、L
UT272,CLUT273およびH・LUT274
の設定例を示し、LLUT272およびCLUT2
73においては、入力データの最大値を255に規格化
する。
【0085】CLUT273およびH・LUT274
により調整された後の彩度データCおよび色相データ
Hは、a変換回路275に入力されて、次の式
(8)(9)、 a=Ccos(H) …(8) b=Csin(H) …(9) に従ってaデータに変換される。
【0086】その変換後のaデータが、LLU
T272により調整された後のLデータとともに、明
度偏差算出手段241、彩度偏差算出手段242、色相
偏差算出手段243、明度階調特性算出手段244、彩
度階調特性算出手段245および色相直線性算出手段2
46に入力される。
【0087】なお、彩度色相変換回路271およびa
変換回路275は、上記のように定義式を演算する
構成とする代わりに、それぞれ2次元LUTによって構
成することもできる。
【0088】上記のようにLデータをL
H色空間でLUTにより調整することによって、3次
元補間色変換回路260でL色空間上に線形
に配置されたデータを、明度、彩度および色相のそれぞ
れにつき独立に、任意の特性に調整することが可能とな
る。
【0089】ただし、LデータをL
色空間ではなく、他の色空間に変換して調整するように
構成するなど、他の調整方法によって色調整を行うよう
に構成してもよい。
【0090】図3、図4の特徴色領域抽出手段231に
おける特徴色領域抽出方法の具体例を、記憶色の一つで
ある肌色の領域を抽出する場合を例にとって、図9のフ
ローチャートを用いて示す。
【0091】特徴色領域抽出手段231では、あらかじ
め肌色領域のデータ範囲およびデータ比の範囲を設定し
ておく。この例では、Rデータが100〜240、かつ
Gデータが60〜200、かつBデータが60〜220
の範囲内で、しかも、Rデータを1として、Gデータが
0.7〜0.9、かつBデータが0.75〜0.95の
比の範囲内にあるとき、そのRGBデータは肌色領域の
データとする。
【0092】特徴色領域抽出手段231での特徴色領域
抽出処理ルーチン10では、まずステップ11におい
て、入力RGBデータを読み込み、次にステップ12に
おいて、100<R<240、かつ60<G<200、
かつ60<B<220の範囲内にあるRGBデータを抽
出する。
【0093】次に、ステップ13において、ステップ1
2で抽出したRGBデータのそれぞれの比を算出して、
R:G:B=1:0.7〜0.9:0.75〜0.95
の範囲内にあるRGBデータを肌色領域として抽出す
る。
【0094】次に、ステップ14において、ステップ1
3で抽出したRGBデータのそれぞれにつき、図10
(A)(B)(C)に示すようなヒストグラムを作成
し、次にステップ15において、それぞれのヒストグラ
ムの代表値、すなわち最頻値、中央値または平均値を、
入力画像の肌色を示すRGBデータとして出力する。こ
の例は、図10(A)(B)(C)において「191」
「118」「106」として示すような最頻値を代表値
として出力する場合である。
【0095】肌色以外の他の特徴色についても、同様に
データ範囲およびデータ比の範囲を前もって設定してお
くことによって、特徴色領域を抽出することができる。
また、このようにデータ比の範囲を設定する場合には、
データ範囲は、RGBデータのすべてにつき設定しない
で、少なくとも一つにつき設定すればよい。
【0096】なお、特徴色領域抽出手段231は、オペ
レータがCRTディスプレイなどのディスプレイ上に表
示された画面を見ながら特徴色領域を抽出するように構
成することもできる。例えば、AdobeSystem
s社のPhotoshop3.0Jに搭載されている自
動選択ツールと同様の機能を有するアプリケーションに
よって、オペレータが対話的に特徴色領域を抽出するよ
うにしてもよい。
【0097】L色空間上における画像形成装
置300の色再現範囲を図5(A)(B)に示したよう
な12面体で表現する場合、画像形成装置300と通信
することにより特性記述手段232には、その12面体
の8つの頂点R,G,B,Y,M,C,S,WのL
座標が書き込まれ、これが画像形成装置300の
色再現範囲を示すデータとして、特性記述手段232か
ら出力画像予測手段250に取り込まれる。
【0098】なお、画像形成装置300が、電源の投入
時やユーザの操作時などにおいて、図2に示した感光体
ドラム310上や用紙上に基準パッチを出力して、測色
計などによりその基準パッチを測定し、その測定値が目
標値に一致するように画像形成に係る操作量を調整し
て、画質を制御するものである場合には、その調整制御
の都度、その時の画像形成装置300の色再現範囲を示
す上記の8つの頂点R,G,B,Y,M,C,S,Wの
座標が特性記述手段232に記述されるこ
とが望ましい。
【0099】そして、出力画像予測手段250は、その
特性記述手段232から与えられた、画像形成装置30
0の色再現範囲を示す8つの頂点R,G,B,Y,M,
C,S,WのL座標に基づいて、3次元補間
色変換回路260および色調整回路270による色変換
を実行する。
【0100】この場合、初期値として、3次元補間色変
換回路260の格子点には、画像形成装置300の色再
現範囲を示す8つの頂点R,G,B,Y,M,C,S,
WのL座標が与えられ、色調整回路270の
図7に示したLLUT272,CLUT273およ
びH・LUT274には、それぞれ45度の直線、すな
わち入力値と等しい出力値が与えられる。
【0101】そして、出力画像予測手段250は、特徴
色領域抽出手段231からの特徴色代表値のRGBデー
タの、3次元補間色変換回路260と色調整回路270
の彩度色相変換回路271およびLLUT272,C
LUT273,H・LUT274による色変換後のL
H座標を、予測値として求める。
【0102】さらに、明度偏差算出手段241、彩度偏
差算出手段242および色相偏差算出手段243は、次
の式(10)(11)および(12)、 ΔL=|L−Lo| …(10) ΔC=|C−Co| …(11) ΔH=|H−Ho| …(12) によって、それぞれの特徴色代表値についての、設定値
(所望値)Lo,CoおよびHoに対する予測値L
,CおよびHの偏差ΔL、ΔCおよびΔHを算出す
る。
【0103】また、出力画像予測手段250は、評価デ
ータ設定手段234に設定された色階調データ(評価デ
ータ)としてのRGBデータの、3次元補間色変換回路
260と色調整回路270の彩度色相変換回路271お
よびLLUT272,CLUT273,H・LUT
274による色変換後のLH座標を、予測値とし
て求める。
【0104】さらに、明度階調特性算出手段244、彩
度階調特性算出手段245および色相直線性算出手段2
46は、次の式(13)(14)および(15)、 σL={(L0−Ls0)+(L1−Ls1)+… ……+(Ln−Lsn)1/2/n …(13) σC={(C0−Cs0)+(C1−Cs1)+… ……+(Cn−Csn)1/2/n …(14) σH={(H0−Hs0)+(H1−Hs1)+… ……+(Hn−Hsn)1/2/n …(15) によって、それぞれの色の色階調データについての、設
定値(理想値)Lsi,CsiおよびHsiに対す
る予測値Li,CiおよびHiの分散σL、σCお
よびσHを算出する。ただし、色階調データの階調数を
nとするとき、i=0〜nで、上記の例では、n=25
5である。
【0105】分散σL、σCおよびσHの算出過程を、
それぞれ図11(A)(B)および(C)に示す。
【0106】そして、評価値統合化手段235は、j=
1〜mのそれぞれの特徴色についての偏差ΔLj,ΔC
jおよびΔHjと、q=1〜kのそれぞれの色の色階調
データについての分散σLq,σCqおよびσHqと
を、次の式(16)、 Ω=(j=1〜m)Σ(w1j・ΔLj+w2j・ΔCj+w3j・ΔHj) +(q=1〜k)Σ(w4q・σLq+w5q・σCq+w6q・σHq) …(16) に示すように、重み付けして加算することにより統合化
して、画質の総合評価値Ωを算出する。
【0107】「(j=1〜m)Σ」は、j=1からj=
mまでの総和を示し、「(q=1〜k)Σ」は、q=1
からq=kまでの総和を示し、w1j,w2j,w3
j,w4q,w5qおよびw6qは、重み係数である。
また、上記のようにレッド、グリーン、ブルー、イエロ
ー、マゼンタ、シアンおよびグレーの色階調データが設
定される場合には、k=7である。
【0108】したがって、重み係数w1j,w2j,w
3j,w4q,w5qおよびw6qを設定することによ
って、ユーザの要望に応える任意の特性を有する色変換
特性を実現することができる。
【0109】例えば、記憶色の一つである肌色では、色
相のずれに対する許容値が小さく、彩度に対する許容値
は比較的大きいことが知られているが、色相に関する重
み係数w3jを彩度に関する重み係数w2jより大きく
設定することによって、色相のずれの少ない色変換特性
を得ることができる。
【0110】また、記憶色の一つである空の青では、一
般に、より彩度の高い色が好まれるが、彩度に関する重
み係数w2jを大きく設定することによって、鮮やかな
空の青を得ることができる。
【0111】さらに、特徴色の中で特に色を合わせたい
色に対する重み係数を大きく設定することによって、例
えば肌色重視などの要望に対してフレキシブルな対応が
可能となる。
【0112】また、階調特性重視の要望に対しては、明
度階調特性に関する重み係数w4qを大きく設定すれば
よいとともに、高彩度部の潰れ防止の要望に対しては、
彩度階調特性に関する重み係数w5qを大きく設定すれ
ばよい。
【0113】パラメータ変更手段236は、評価値統合
化手段235から式(16)で表される総合評価値Ωを
受け取って、上述したように、その総合評価値Ωが設定
された収束条件を満たすまで、3次元補間色変換回路2
60および色調整回路270のパラメータを変更して、
出力画像予測手段250などに対して上記の画質評価処
理を行わせる。
【0114】ここで、最適な色変換パラメータは、総合
評価値Ωを最小にしたときに得られるので、パラメータ
変更手段236によるパラメータの変更は、総合評価値
Ωを目的関数として、これを最小化する非線形最適化の
問題として捉えることができる。
【0115】非線形最適化の手法には、最小二乗法や直
接探索法などの種々の手法があるが、この例では、直接
探索法の一種であるシンプレックス法を用いる。シンプ
レックス法については、例えば「非線形最適化法、倍風
館、J.Kowalik他著、山本他訳」に示されてい
る。ただし、非線形最適化の手法として、シンプレック
ス法以外の手法を用いても、同様の結果を得ることがで
きる。
【0116】この例では、パラメータは、3次元補間色
変換回路260の上記の8つの格子点R,G,B,Y,
M,C,S,WのL座標と、色調整回路27
0のLLUT272,CLUT273およびH・L
UT274の値である。しかし、これらすべてを最適化
する場合には、パラメータの数が多くなって、最適化に
時間がかかる。
【0117】そこで、この例では、以下に示すように、
3次元補間色変換回路260と色調整回路270のパラ
メータを互いに独立に最適化するようにし、3次元補間
色変換回路260の調整によって、特徴色に対する色相
方向の調整を行うとともに、色調整回路270のL
UT272およびCLUT273の調整によって、明
度および彩度の階調特性の調整を行うようにする。
【0118】すなわち、図12に示すように、パラメー
タ変更手段236でのパラメータ変更処理ルーチン20
では、まずステップ21において、上述したように、初
期値として、3次元補間色変換回路260の格子点に、
画像形成装置300の色再現範囲を示す8つの頂点R,
G,B,Y,M,C,S,WのL座標を与
え、色調整回路270のLLUT272,CLUT
273およびH・LUT274に、それぞれ45度の直
線を与える。
【0119】次に、ステップ22において、3次元補間
色変換回路260のレッド、グリーン、ブルー、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの格子点R,G,B,Y,M,C
の色相をパラメータとして、第1の最適化を実施する。
【0120】すなわち、3次元補間色変換回路260の
格子点R,G,B,Y,M,Cの色相を変化させること
によって、特徴色に対する色相方向の調整を行う。この
場合のパラメータ数は、6個となる。
【0121】次に、ステップ23において、色調整回路
270のLLUT272のパラメータγと、CLU
T273の3点の設定点P1〜P3の座標値を、パラメ
ータとして、第2の最適化を実施する。
【0122】すなわち、LLUT272のパラメータ
γを調整することによって、明度の階調特性を調整する
とともに、CLUT273の3点の設定点P1〜P3
の座標値を調整することによって、彩度の階調特性を調
整する。この場合のパラメータ数は、7個である。
【0123】図13(A)に、LLUT272のパラ
メータγを、図13(B)に、CLUT273の3点
の設定点P1〜P3を、それぞれ示す。パラメータγ
は、LLUT272の入力Lデータをx、出力L
データをyとするとき、y=255(x/255)γ
…(17)とするものであり、CLUT273は、3
点の設定点P1〜P3を通る折れ線で記述するものであ
る。
【0124】そして、最適化終了後、ステップ24にお
いて、最適化終了後のパラメータを3次元補間色変換回
路260および色調整回路270に転送して、パラメー
タ変更処理を終了する。
【0125】CLUT273は、設定点P1〜P3を
通る折れ線で記述する代わりに、設定点P1〜P3を多
項式やスプライン関数で補間するように記述してもよ
い。また、LLUT272を、CLUT273と同
様に、設定点をパラメータとするように構成してもよ
い。
【0126】この例のようにパラメータを最適化するこ
とによって、少ないパラメータで高速に最適な色変換パ
ラメータを決定することができる。
【0127】そして、上述したように、このように決定
された出力画像予測手段250の3次元補間色変換回路
260および色調整回路270の最適パラメータは、さ
らに出力画像予測手段250から色変換パラメータ決定
手段290に転送され、色変換パラメータ決定手段29
0において、その最適パラメータから、色変換手段21
0の色変換パラメータが決定される。
【0128】図14は、その色変換パラメータ決定手段
290の一例を示す。入力データ設定手段291には、
画像入力装置100からの入力RGBデータの色空間内
の複数のデータが、入力データとして設定される。
【0129】色変換パラメータ決定手段290は、出力
画像予測手段250の3次元補間色変換回路260およ
び色調整回路270と同様の3次元補間色変換回路29
2および色調整回路293を有し、これら3次元補間色
変換回路292および色調整回路293に、出力画像予
測手段250から転送された最適パラメータがセットさ
れる。
【0130】この最適パラメータによって、入力データ
設定手段291からのRGBデータが、3次元補間色変
換回路292でLデータに変換され、さらに
色調整回路293で色調整される。
【0131】色調整回路293からの色調整後のL
データは、DLUT補間演算回路294によって
YMCKデータに変換され、その変換後のYMCKデー
タが出力データ保持手段295に保持される。
【0132】DLUT補間演算回路294は、入力がR
GBデータではなくLデータである点を除い
て、色変換手段210を構成するDLUT補間演算回路
と同様のもので、上述した「ディスプレイアンドイメー
ジング、SCI、Volume2、Number1(1
993)」P17〜25に示された補間方法などを採り
得る。
【0133】ただし、この例は、Lデータを
YMCKデータに高精度に変換するためにDLUT補間
演算回路294を用いる場合であるが、色変換手段とし
て一般に広く用いられるマトリックス型の色変換回路や
ニューラルネットワーク型の色変換回路など、他の色変
換回路を用いても、同様の結果を得ることができる。
【0134】パラメータ計算手段296は、入力データ
設定手段291に設定されたRGBデータと、出力デー
タ保持手段295に保持されたYMCKデータを参照し
て、入力データ設定手段291に設定されたRGBデー
タをYMCKデータに変換したとき、変換後のYMCK
データが出力データ保持手段295に保持されたYMC
Kデータに一致するような色変換パラメータを計算・決
定し、色変換手段210にセットする。
【0135】この場合、色変換手段210は上述したよ
うなDLUT補間演算回路であるので、入力データ設定
手段291にRGBデータとして、画像入力装置100
からのそれぞれ8ビットのRGBデータのそれぞれ上位
4ビットにより決まる格子点のアドレスを設定し、その
アドレスに対するDLUTのテーブル値として、出力デ
ータ保持手段295に保持されたYMCKデータをセッ
トすることによって、色変換手段210の色変換パラメ
ータとして所望の特性のものを簡単に設定することがで
きる。
【0136】このように、上述した例によれば、パラメ
ータ決定手段230において、画像入力装置100から
の入力カラー画像信号中の特徴色を所定の色に一致さ
せ、かつ画像形成装置300による出力色の明度、彩度
および色相の直線性を維持するような色変換パラメータ
が決定され、その色変換パラメータにより、色変換手段
210において入力カラー画像信号が画像形成装置30
0の色空間の画像記録信号に変換されることによって、
特徴色部分の明度、彩度および色相が良好に再現される
とともに、画像全体の明度、彩度および色相の直線性が
確保され、高彩度部の潰れや色相の曲りなどの非線形的
画質劣化を生じなくなる。
【0137】しかも、入力カラー画像信号の色変換は1
段でよいので、装置の構成が簡単となり、コストが低減
するとともに、その色変換をソフトウエアにより実現す
る場合には、演算に要する時間を大幅に短縮することが
できる。
【0138】さらに、出力画像予測手段250の3次元
補間色変換回路260および色調整回路270での色変
換を、高い線形性と少ないパラメータによって最適化し
た後に、色変換手段210の色変換パラメータを決定す
るので、どのような画像に対しても常に視覚的に好まし
い色再現のプリントを得るための色変換パラメータの最
適化を、高速かつ確実に行うことができる。
【0139】〔実施例2〕図15(A)は、この発明の
画像処理装置およびそれを用いたカラー画像出力システ
ムの第2の例を示す。
【0140】この例は、画像処理装置200の色変換手
段210として、上述したDLUT補間演算回路の代わ
りに、ニューラルネットワーク型の色変換回路を用いる
場合である。その他の部分は、基本的に上述した実施例
1と同じである。ニューラルネットワーク型の色変換回
路それ自体については、例えば特開平7−87346号
に詳細に示されている。
【0141】この例では、図15(B)に示すように、
中間層を2層とし、中間細胞数を各層5素子とする。た
だし、中間層の数および中間細胞数は、これに限らず、
画像形成装置300の特性に応じて適宜選定することが
できる。
【0142】図15(A)に一部のみを示す色変換パラ
メータ決定手段290では、入力データ設定手段291
に、画像入力装置100からの入力RGBデータの色空
間を各軸方向に10分割して、総計1331(=11×
11×11)個の格子点を得たときの、それぞれの格子
点のRGBデータを設定し、上述した3次元補間色変換
回路292、色調整回路293およびDLUT補間演算
回路294による色変換によって、出力データ保持手段
295から、それぞれのRGBデータに対応するYMC
Kデータを得る。
【0143】そして、パラメータ計算手段296におい
て、その1331対のRGBデータとYMCKデータに
より、一般に神経回路網理論で知られるバックプロパゲ
ーション法を用いて、ニューラルネットワークの各中間
細胞における非線形変換特性の最適化を行う。
【0144】この例によれば、実施例1により得られる
効果に加えて、回路構成を簡略化することができるとと
もに、色変換における連続性および微分連続性を保証す
ることができる利点がある。
【0145】〔実施例3〕図16(A)は、この発明の
画像処理装置およびそれを用いたカラー画像出力システ
ムの第3の例を示す。
【0146】この例は、画像形成装置300の色空間が
YMC空間であるとともに、画像処理装置200の色変
換手段210を、画像入力装置100からの入力RGB
データの階調を補正する入力階調補正回路211、これ
からのRGBデータをYMCデータに変換する、マトリ
ックス型の色変換回路であるマトリックス演算回路21
2、およびこれからのYMCデータの階調を補正する出
力階調補正回路213によって構成する場合である。そ
の他の部分は、基本的に上述した実施例1,2と同じで
ある。
【0147】マトリックス演算回路212としては、例
えば、図16(B)に示す式で表される、非線形項を考
慮した3行9列のマトリックスを用いる。ただし、マト
リックスサイズは、これに限らず、通常よく使用される
3行3列の線形項のみのものでもよいが、望ましくは非
線形項を考慮したものがよい。
【0148】図16(A)に示す色変換パラメータ決定
手段290では、上述した実施例2と同様に、入力デー
タ設定手段291に、1331個の格子点のRGBデー
タを設定する。DLUT補間演算回路294は、この例
ではLデータをYMCデータに変換するもの
とし、3次元補間色変換回路292、色調整回路293
およびDLUT補間演算回路294による色変換によっ
て、出力データ保持手段295から、それぞれのRGB
データに対応するYMCデータを得る。
【0149】そして、パラメータ計算手段296におい
て、その1331対のRGBデータとYMCデータによ
り、最小二乗法などの最適化法を用いて、マトリックス
演算回路212の係数の最適化を行う。
【0150】この例によれば、実施例2と同様に、実施
例1により得られる効果に加えて、回路構成を簡略化す
ることができるとともに、色変換における連続性および
微分連続性を保証することができる利点がある。さら
に、マトリックス型の色変換回路は一般に広く用いられ
るので、装置の一層の低コスト化が可能となる。
【0151】
【発明の効果】この発明によれば、特徴色部分の明度、
彩度および色相が良好に再現されるとともに、画像全体
の明度、彩度および色相の直線性が確保され、高彩度部
の潰れや色相の曲りなどの非線形的画質劣化を生じなく
なる。
【0152】しかも、入力カラー画像信号の色変換は1
段でよいので、装置の構成が簡単となり、コストが低減
するとともに、その色変換をソフトウエアにより実現す
る場合には、演算に要する時間を大幅に短縮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像処理装置を用いたカラー画像出
力システムの一実施形態を示す図である。
【図2】図1のシステムの画像形成装置の一例を示す図
である。
【図3】この発明の画像処理装置およびそれを用いたカ
ラー画像出力システムの第1の例を示す図である。
【図4】図3の出力画像予測手段の一例を示す図であ
る。
【図5】図4の3次元補間色変換回路での補間領域を示
す図である。
【図6】図4の3次元補間色変換回路での4面体補間を
示す図である。
【図7】図4の色調整回路の一例を示す図である。
【図8】図7の色調整回路を構成する各LUTの設定例
を示す図である。
【図9】図3の特徴色領域抽出手段が行う処理ルーチン
を示す図である。
【図10】特徴色領域抽出時に形成されるヒストグラム
の例を示す図である。
【図11】図3の明度階調特性算出手段、彩度階調特性
算出手段および色相直線性算出手段での分散の算出過程
を示す図である。
【図12】図3のパラメータ変更手段が行う処理ルーチ
ンを示す図である。
【図13】図7の色調整回路を構成するLUTの最適化
パラメータの例を示す図である。
【図14】図3の色変換パラメータ決定手段の一例を示
す図である。
【図15】この発明の画像処理装置およびそれを用いた
カラー画像出力システムの第2の例を示す図である。
【図16】この発明の画像処理装置およびそれを用いた
カラー画像出力システムの第3の例を示す図である。
【図17】デバイスによる色再現領域の違いを示す図で
ある。
【図18】従来の画像処理方法の説明に供する図であ
る。
【図19】先願の発明の画像処理装置およびそれを用い
たカラー画像出力システムの例を示す図である。
【符号の説明】
100 画像入力装置 200 画像処理装置 210 色変換手段 230 パラメータ決定手段 231 特徴色領域抽出手段 232 特性記述手段 234 評価データ設定手段 235 評価値統合化手段 236 パラメータ変更手段 241 明度偏差算出手段 242 彩度偏差算出手段 243 色相偏差算出手段 244 明度階調特性算出手段 245 彩度階調特性算出手段 246 色相直線性算出手段 250 出力画像予測手段 260 3次元補間色変換回路 270 色調整回路 271 彩度色相変換回路 272 LLUT 273 CLUT 274 H・LUT 275 a変換回路 290 色変換パラメータ決定手段 291 入力データ設定手段 292 3次元補間色変換回路 293 色調整回路 294 DLUT補間演算回路 295 出力データ保持手段 296 パラメータ計算手段 300 画像形成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高松 雅広 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなか い 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 岩岡 一浩 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなか い 富士ゼロックス株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力カラー画像信号を画像形成装置に送出
    する画像記録信号に変換する画像処理装置において、 前記入力カラー画像信号を前記画像記録信号に変換する
    色変換手段と、 この色変換手段の色変換パラメータを決定するパラメー
    タ決定手段とを備え、 そのパラメータ決定手段が、前記入力カラー画像信号中
    の特徴色を所定の色に一致させるとともに、前記画像形
    成装置による出力色の明度、彩度および色相の直線性を
    維持するように、前記色変換手段の色変換パラメータを
    決定する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記パラメータ決定手段は、 前記画像形成装置の色再現範囲を記述する特性記述手段
    と、 前記入力カラー画像信号中の特徴色領域を抽出して、そ
    の代表値を求める特徴色領域抽出手段と、 出力画像の色再現特性の直線性を評価するための評価デ
    ータを設定する評価データ設定手段と、 前記特性記述手段に記述された情報を用いて、前記特徴
    色領域抽出手段により求められた特徴色代表値、および
    前記評価データ設定手段により設定された評価データに
    ついて、前記画像形成装置による出力色を予測する出力
    画像予測手段と、 前記特徴色代表値についての前記出力画像予測手段によ
    る明度、彩度および色相の予測値の、それぞれ設定値に
    対する偏差を算出する特徴色評価手段と、 前記評価データについての前記出力画像予測手段による
    明度、彩度および色相の予測値の、それぞれ理想値から
    の分散を算出する直線性評価手段と、 前記特徴色評価手段による明度、彩度および色相につい
    ての評価値と、前記直線性評価手段による明度、彩度お
    よび色相の直線性についての評価値とを統合化する評価
    値統合化手段と、 この評価値統合化手段からの総合評価値に基づいて前記
    出力画像予測手段のパラメータを変更するパラメータ変
    更手段と、 このパラメータ変更手段により最適化されたパラメータ
    に基づいて前記色変換手段の色変換パラメータを決定す
    る色変換パラメータ決定手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の画像処理装置において、 前記特徴色領域抽出手段は、前記特徴色領域として人間
    の記憶色の領域を抽出することを特徴とする画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の画像処理装置に
    おいて、 前記特徴色領域抽出手段は、前記入力カラー画像信号中
    の少なくとも一つの色信号のデータ値の範囲と、それぞ
    れの色信号のデータ値の比の範囲とが指定されることに
    よって、その指定された範囲内のカラー画像信号を抽出
    して、その抽出したカラー画像信号について、それぞれ
    の色信号ごとにヒストグラムを作成し、それぞれのヒス
    トグラムの最頻値、中央値または平均値を、前記特徴色
    代表値として出力することを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の画像処理装置において、 前記評価データは、レッド、グリーン、ブルー、イエロ
    ー、マゼンタ、シアンおよびグレーの色階調データによ
    って構成されることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の画像処理装置において、 前記評価値統合化手段は、前記特徴色評価手段による各
    々の項目の評価値と前記直線性評価手段による各々の項
    目の評価値を重み付けして加算することを特徴とする画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】請求項2に記載の画像処理装置において、 前記出力画像予測手段は、前記特徴色代表値および前記
    評価データをデバイスに依存しない均等色空間に変換す
    る3次元補間色変換手段と、その均等色空間上において
    色調整を行う色調整手段とによって構成されることを特
    徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の画像処理装置において、 前記3次元補間色変換手段は、前記画像形成装置の色再
    現範囲を、前記均等色空間上において、レッド、グリー
    ン、ブルー、イエロー、マゼンタ、シアンおよびグレー
    の最大濃度点と前記画像形成装置で用いられる画像形成
    媒体の白色点とを頂点とする12面体で表現して、その
    12面体を、それぞれ前記グレーの最大濃度点と前記画
    像形成媒体の白色点を含む6つの4面体に分割し、それ
    ぞれの4面体の内部で補間演算を行うことによって、前
    記特徴色代表値および前記評価データを前記均等色空間
    に変換することを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の画像処理装置において、 前記色調整手段は、前記均等色空間上の色信号を明度、
    彩度および色相に変換した上で色調整を行うとともに、
    少なくとも明度および彩度のそれぞれにつきルックアッ
    プテーブルによって調整を行うことを特徴とする画像処
    理装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の画像処理装置におい
    て、 前記3次元補間色変換手段の12面体の頂点の座標値の
    色相をパラメータとして第1の最適化を行い、次に前記
    色調整手段の明度および彩度の調整用のルックアップテ
    ーブルのそれぞれ少なくとも一つの座標をパラメータと
    して第2の最適化を行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、前記色変換パラメータ決定手段は、 入力データを設定する入力データ設定手段と、 前記パラメータ変更手段により最適化された後の前記出
    力画像予測手段のパラメータのもとで、前記入力データ
    設定手段に設定された入力データをデバイスに依存しな
    い均等色空間に変換した上で色調整する3次元補間色変
    換色調整手段と、 この3次元補間色変換色調整手段の出力データを前記画
    像記録信号の色空間に変換する出力データ変換手段と、 その変換後の出力データを保持する出力データ保持手段
    と、 前記入力データ設定手段に設定された入力データと、前
    記出力データ保持手段に保持された出力データとから、
    前記色変換手段の色変換パラメータを決定するパラメー
    タ計算手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれかに記載の画像
    処理装置において、 前記色変換手段は、ダイレクトルックアップテーブル型
    の色変換回路であることを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】請求項1〜11のいずれかに記載の画像
    処理装置において、 前記色変換手段は、ニューラルネットワーク型の色変換
    回路であることを特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜11のいずれかに記載の画像
    処理装置において、 前記色変換手段は、マトリックス型の色変換回路である
    ことを特徴とする画像処理装置。
JP9017394A 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置 Pending JPH10200774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9017394A JPH10200774A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9017394A JPH10200774A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10200774A true JPH10200774A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11942795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9017394A Pending JPH10200774A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10200774A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252799A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP2007158824A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Fujifilm Corp 画像処理装置、肌色調整方法及びプログラム
JP2009092732A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Seiko Epson Corp 画像処理装置および方法
US7667873B2 (en) 2006-03-07 2010-02-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for image-adaptive color reproduction using pixel frequency information in plural color regions and compression-mapped image information

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252799A (ja) * 2001-02-23 2002-09-06 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP2007158824A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Fujifilm Corp 画像処理装置、肌色調整方法及びプログラム
US7667873B2 (en) 2006-03-07 2010-02-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for image-adaptive color reproduction using pixel frequency information in plural color regions and compression-mapped image information
JP2009092732A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Seiko Epson Corp 画像処理装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3209402B2 (ja) 画像処理装置
US5748342A (en) Image processing apparatus and method
JP3342112B2 (ja) 較正されたカラープリンタによる印刷方法
JP3335507B2 (ja) カラー画像調整装置およびカラー画像調整方法
JPH1117963A (ja) 画像処理装置
US7460268B2 (en) Image processing device, image forming device, image processing method, image processing program, and recording medium containing the image processing program recorded thereon
JPH06276399A (ja) 画像処理装置
US6055331A (en) Image processing apparatus
JP2005176280A (ja) カラー画像処理方法およびカラー画像処理装置、カラー画像処理プログラム、記憶媒体
JPH10200774A (ja) 画像処理装置
JP2003125225A (ja) 画像処理装置
US7436416B2 (en) Color printer and control method thereof with pulse width modulation for tone control based on type of document and number of colors printed
JPH1141477A (ja) 画像処理装置
JP2005020777A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH11177825A (ja) 画像処理装置
JP4261720B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体
JP2006238024A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2001119591A (ja) カラー画像処理装置
JPH0898048A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2004343809A (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JPH1042151A (ja) 画像処理装置及び方法
JPH10224648A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2003134350A (ja) 画像処理装置
JP3206031B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3775449B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051221