JPH10201417A - 無臭、安定な油及び乳化液 - Google Patents

無臭、安定な油及び乳化液

Info

Publication number
JPH10201417A
JPH10201417A JP9008145A JP814597A JPH10201417A JP H10201417 A JPH10201417 A JP H10201417A JP 9008145 A JP9008145 A JP 9008145A JP 814597 A JP814597 A JP 814597A JP H10201417 A JPH10201417 A JP H10201417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
oil
parts
dha
ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9008145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3567960B2 (ja
Inventor
Hisashi Kataoka
久 片岡
Megumi Kiyohara
恵 清原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUGOU KK
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
SUGOU KK
Nisshin Seifun Group Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUGOU KK, Nisshin Seifun Group Inc filed Critical SUGOU KK
Priority to JP00814597A priority Critical patent/JP3567960B2/ja
Publication of JPH10201417A publication Critical patent/JPH10201417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3567960B2 publication Critical patent/JP3567960B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含
有した無臭、安定化された油、この油と水との乳化液、
及びこれらを添加した食品及び化粧品を提供することを
目的とする。 【構成】高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含
有する魚油に、食酢及び/又は柑橘類ジュースを添加し
混合した後、水相を除去することを特徴とする無臭化及
び安定化された高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステ
ルを含有する油、該油と水とを乳化させることによって
得られた乳化液、及びそれらを含有した食品又は化粧品
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高度不飽和脂肪酸
及び/又はそのエステルを含有した無臭、安定な油、該
油と水とからなる乳化液、及びそれらを添加した食品、
化粧品に関するものである。
【0002】
【従来技術】魚油中に含有されている高度不飽和脂肪酸
及びそのエステルの或る種のものは医学上又は栄養学上
極めて重要な物質であることが知られている。例えば魚
油中の高度不飽和脂肪酸であるイコサペンタエン酸(以
下、EPAと略す。)及びそのエステルは、血液中のコ
レステロール低下作用、血栓の抑制効果を有することか
ら、心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化等の予防、治療に有効
であり、又、ドコサヘキサエン酸(以下、DHAと略
す。)及びそのエステルは、学習機能の向上、抗腫瘍、
抗アレルギー等の優れた効果を有することが知られてい
る。又、EPA又はDHAはアトピー性等の皮膚炎に対
しても有効であることが知られている。従って、DH
A、EPA等の高度不飽和脂肪酸及びそのエステルはそ
の広範な有効性を有することから、食品、健康食品、化
粧品、医薬品等として開発が要望されており、一部健康
食品、医薬品として市販されている。
【0003】しかしながら、高度不飽和脂肪酸はその不
飽和結合部分が酸化されやすく、酸敗を起こし、特有の
不快臭を発生するという欠点を有する。この酸化を防止
するために、天然トコフェロール、茶抽出物、アスコル
ビン酸等の酸化防止剤や抑臭剤を添加することが従来よ
り試みられているが、十分な効果をあげるまでには至っ
ていない。又、DHAに多量の澱粉のようなパウダーを
混合して、DHAをパウダーで包み込み無臭化すること
が試みられたが、この方法ではDHAを添加する食品の
味に影響を与えるのみならず、その不快臭に起因してD
HAの使用量が制限されるという欠点があった。
【0004】一方、本発明者は、先にDHAを主成分と
する魚油を含有しても魚臭を完全に無臭化したパン類の
製造方法を見出し、特願平6−99012号及び特願平
6−99013号として特許出願した。これらの方法
は、DHAを主成分とする魚油とリンゴ酢とからなる懸
濁物、又はDHAを主成分とする魚油とレモンジュース
とからなる懸濁物をパン生地の調製時に添加してパンを
製造するものであり、これらの方法により無臭なDHA
を含有したパンを製造することができるようになった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、上記の懸濁液をパンの製造時にその都度調
製する必要がある。これは、これらの懸濁液が、調製時
には無臭なものとして得られるが、時間経過と共に、再
び魚油特有の不快臭が生じはじめ、本来の効果が得られ
なくなるためである。すなわち、DHAなどを含有する
魚油に食酢又は柑橘類のジュースを加えただけでは、長
期にわたり安定でかつ無臭なものを得ることが出来な
い。従って、DHA、EPAなどの高度不飽和脂肪酸を
高含有量に配合した食品、化粧品を製造する方法の開発
は、いまだに不十分な状況にある。上記の状況に鑑み、
本発明は、長期間保存しても無臭化された高度不飽和脂
肪酸及び/又はそのエステルを含有する油、及び該油と
水とを乳化した高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステ
ルを高含有量で含有する乳化液、更にこれらの油又は乳
化液を含有した食品又は化粧品を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高度不飽和脂
肪酸及び/又はそのエステルを含有する魚油に、食酢及
び/又は柑橘類のジュースを添加し混合した後、水相を
除去することを特徴とする無臭化及び安定化された高度
不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含有する油、更
に、該油に水を加え、水中油滴型のエマルジョンに乳化
することを特徴とする高度不飽和脂肪酸及び/又はその
エステルを含有した乳化液、及びこれらを添加した食品
又は化粧品である。すなわち、高度不飽和脂肪酸及び/
又はそのエステルを含有する魚油に、食酢及び/又は柑
橘類ジュースを添加し攪拌混合すると懸濁液となり、こ
れを静置すると上層に油相、下層に水相となって2相に
分離する。この下層の水相を捨て、上層の油相を採取す
ると、無臭化、安定化された油が得られ、これを目的の
食品又は化粧品に添加すると、高度不飽和脂肪酸及び/
又はそのエステルを高含有量で含有する食品又は化粧品
が得られる。更に、上述の無臭化、安定化された油を水
と混合して乳化して得た乳化液を使用することによって
も、無臭化、安定化された食品又は化粧品が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明について詳細に説明する。
本発明において、高度不飽和脂肪酸とは、EPA、DH
Aのような不飽和結合を数個以上有する脂肪酸を言い、
そのエステルとは、高度不飽和脂肪酸と低級アルコール
とのエステル、又は高度不飽和脂肪酸とグリセリンとの
エステル(モノ、ジ、又はトリグリセリド)等をいう。
そして、高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含
有する魚油とは、上述のような高度不飽和脂肪酸及び/
又はそのエステルを含有する魚油であって、具体的には
イワシ、サバ、タラなど海産動物から搾取した油であ
る。本発明は、これらの魚油をそのままのもの、精製度
合の低いもの、又はEPA、若しくはDHA等の特定の
高度不飽和脂肪酸を高純度に精製したものなどいずれの
ものも原料として使用することができる。これらの高度
不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含有する魚油は
市販されているが、通常の公知の方法で精製して得るこ
ともできる。
【0008】食酢とは、醸造酢又は合成酢のいずれでも
よい。醸造酢としては、米酢、麦芽酢等の穀物酢、及び
りんご酢、ぶどう酢等の果実酢等が挙げられる。合成酢
としては、化学的に作られた酢酸を水で薄めてアミノ酸
や糖類を加えたもの、及び醸造酢に該酢酸を加えたもの
等が挙げられる。これらの食酢はいずれも使用できる
が、特に果実酢、例えばりんご酢が好適である。これ
は、りんご酢中には、酢酸の他、りんご酸、クエン酸、
シュウ酸、酒石酸等が存在し、これらが相乗的に作用す
るものと思われる。柑橘類ジュースとしては、ライム、
レモン、ザボン、かぼす、グレープフルーツ、夏みか
ん、ゆず、すだち等の果汁、またはその濃縮物等が挙げ
られる。これら柑橘類のジュースはいずれも使用できる
が、レモン、かぼす、ゆずの果汁が特に好ましい。
【0009】原料の魚油に対し、食酢及び/又は柑橘類
ジュースは2〜70%、好ましくは5〜40%、更に好
ましくは5〜20%の割合で添加する。食酢及び/又は
柑橘類ジュースが2%以下であると、魚油の不快臭を除
去することは難しく、70%以上だと酸臭等が強くな
り、食味が悪くなる。食酢及び/又は柑橘類ジュースを
高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含有する魚
油に添加し、混合すると懸濁液を生じる。この懸濁液を
静置すると二相に分離するので、下層の食酢及び/又は
柑橘類ジュースを含む水層を除去すると、無臭化処理さ
れた高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含有す
る油が得られる。
【0010】また、上記の処理を施した油に水を加え、
水中油滴型のエマルジョンに乳化させることによって
も、無臭化処理されたものとして使用できる。この時使
用する水は、事前に窒素ガス等の不活性ガスを水中に吹
き込み、溶存酸素を除去しておくのが好ましい。処理さ
れた油に対して添加する水の量としては100〜300
%の割合で行うことが好ましい。このようにして、得ら
れた無臭化処理された油又は乳化液を、食品又は化粧品
に添加することによって、高度不飽和脂肪酸及び/又は
そのエステルを高含有量で含有した食品又は化粧品が得
られる。食品としては、例えば米飯、豆腐、こんにゃ
く、マヨネーズ、ソーセージ、パン、醤油、味噌、菓
子、煎餅、アイスクリーム、ヨーグルト、清涼飲料水、
種々の缶詰などを挙げることができる。従来、魚油の不
快臭のため、1食品当り20〜30mgのDHA及び/
又はそのエステルしか配合できなかったが、本発明の無
臭化処理された油又は乳化液を使用すれば、食品本来の
風味、味などを損なうことなく、100mg以上、具体
的には100mg〜300mgの高割合でDHA及び/
又はそのエステルを含有した食品を提供することが出来
る。同様に高割合でEPA及び/又はソノエステルを含
有した食品を提供することが出来る。化粧品としては、
乳液、ハンドクリーム、スキンクリーム、マッサージク
リーム、化粧水、ゼリー、パック等を挙げることが出来
る。これらの化粧品は、食品と同様に高度不飽和脂肪酸
及び/又はそのエステルを高割合で配合しても着色、不
快臭もない化粧品を提供することが出来る。高度不飽和
脂肪酸及び/又はそのエステルを含有する魚油と、食酢
及び/又は柑橘類のジュースを混合する場合、通常の撹
拌機例えばプロペラミキサー、タービンミキサー、ホモ
ミキサーなどを用いることができる。
【0011】
【実施例及び比較例】次に実施例をもって本発明を更に
具体的に説明するが、本発明はこの実施例によって制限
されるものではない。 実施例1 DHAを25重量%含有する魚油100重量部に、りん
ご酢10重量部を添加し、混合した。この白濁液を24
時間以上放置した後、下層の水相を除去し、無臭化した
DHAを含有する油を得た。 実施例2 実施例1で得られた無臭化したDHAを含有する油10
0重量部に、予め窒素ガスで十分に置換しておいた水1
00重量部を加え、ミキサーにて混合、乳化し、無臭化
したDHAを含有する乳化液を得た。 実施例3 DHAを45重量%含有する魚油100重量部に、りん
ご酢65重量部を添加し、混合した。この白濁液を24
時間以上放置した後、下層の水相を除去し、無臭化した
DHAを含有する油を得た。
【0012】実施例4 実施例3で得られた無臭化したDHAを含有する油10
0重量部に、予め窒素ガスで十分に置換しておいた水1
50重量部を加え、ミキサーにて混合、乳化し、無臭化
したDHAを含有する乳化液を得た。 実施例5 DHAメチルエステルを75重量%含有する魚油100
重量部に、りんご酢30重量部を添加し、混合した。こ
の白濁液を24時間以上放置した後、下層の水相を除去
し、無臭化したDHAエチルエステルを含有する油を得
た。実施例6実施例5で得られた無臭化したDHAエチ
ルエステルを含有する油100重量部に、予め窒素ガス
で十分に置換しておいた水200重量部を加え、ミキサ
ーにて混合、乳化し、無臭化したDHAエチルエステル
を含有する乳化液を得た。
【0013】実施例7 実施例1、3及び5で用いたりんご酢の代わりにレモン
ジュースを用いた以外は、それぞれの実施例と同様にし
て無臭化した3種類の油を得た。 実施例8 実施例7で順次得られた3種類の無臭化した油100重
量部に、予め窒素ガスで十分に置換しておいた水を10
0、100、150重量部の順で加え、ミキサーにて混
合、乳化し、無臭化した3種類の乳化液を得た。 実施例9 実施例1で用いたDHAを25重量%含有する魚油の代
わりに、EPAを20重量%含有する魚油を用いた以外
は実施例1と同様にして、無臭化したEPAを含有する
油を得た。
【0014】実施例10 実施例9で得られた無臭化したEPAを含有する油10
0重量部に、予め窒素ガスで十分に置換しておいた水1
20重量部を加え、ミキサーにて混合、乳化し、無臭化
したEPAを含有する乳化液を得た。 実施例11 実施例3で用いたDHAを45重量%含有する魚油の代
わりに、EPAを55重量%含有する魚油を用いた以外
は実施例3と同様にして、無臭化したEPAを含有する
油を得た。 実施例12 実施例11で得られた無臭化したEPAを含有する油1
00重量部に、予め窒素ガスで十分に置換しておいた水
220重量部を加え、ミキサーにて混合、乳化し、無臭
化したEPAを含有する乳化液を得た。
【0015】実施例13 実施例5で用いたDHAエチルエステルを75重量%含
有する魚油の代わりに、EPAエチルエステルを90重
量%含有する魚油を用いた以外は実施例5と同様にし
て、無臭化したEPAエチルエステルを含有する油を得
た。 実施例14 実施例13で得られた無臭化したEPAエチルエステル
を含有する油100重量部に、予め窒素ガスで十分に置
換しておいた水300重量部を加え、ミキサーにて混
合、乳化し、無臭化したEPAエチルエステルを含有す
る乳化液を得た。 実施例15 実施例9、11及び13で用いたりんご酢の代わりにレ
モンジュースを用いた以外は実施例1と同様にして3種
類の無臭化した油を得た。
【0016】実施例16 実施例15で順次得られた3種類の無臭化した油100
重量部に、予め窒素ガスで十分に置換しておいた水を1
00、150、300重量部の順で加え、ミキサーにて
混合、乳化し、無臭化した3種類の乳化液を得た。
【0017】上記に示した方法で得られた無臭化した
油、及び乳化液を、種々の食品又は化粧品に添加し、食
品の風味、味、色及び化粧品の香、色等の比較実験を行
った。 実施例17 パンの製造 下記の成分 強力粉 100重量部 イースト 3重量部 粉乳 3重量部 砂糖 5重量部 水 70重量部 イーストフード 0重量部 塩 2重量部 マーガリン 7重量部 からなる製パン用組成物を捏上げながら、これに実施例
1で得られた無臭化したDHAを含有する油を混合し、
更に捏上げて発酵させ、パン生地を調製した。このパン
生地を25℃でフロアータイムを60分とり、分割した
後、室温でベンチタイムを30分とる。次いで、パン型
に入れ、温度35℃で湿度90%に保持した。このよう
にして調製したパン生地をオーブンで焼いて、食パンを
得た。同様にして、実施例3、5、7、9、11、13
及び15で得られた無臭化した油、又は実施例2、4、
6、8、10、12、14及び16で得られた乳化液を
それぞれ添加し、食パンを焼いた。得られた食パンはそ
れぞれ食パン400重量部当たりDHA若しくはそのエ
チルエステル又はEPA若しくはそのエチルエステルを
0.25重量部を含有する。上記のようにして得られた
食パンは、いずれも魚油特有の不快臭もなく、食パンの
味、風味も従来の食パンと変らなかった。
【0018】実施例18 豆腐の製造 大豆を煮た後、豆乳とオカラに分け、得られた豆乳(1
0〜12%)に70〜75℃で、豆乳1容量部当たりニ
ガリ約0.003重量部と、実施例1で得られた無臭化
したDHAを含有する油を加え、ステンレス製の丸おけ
の中で寄せ器を用いて攪拌した。20分間放置した後、
豆腐の型箱に入れ、ふたの上から油圧ジャッキで圧力を
かけ、木綿豆腐を調製した。同様にして、実施例3、
5、7、9、11、13及び15で得られた無臭化した
油、又は実施例2、4、6、8、10、12、14及び
16で得られた乳化液をそれぞれ添加し、木綿豆腐を調
製した。得られた木綿豆腐はそれぞれ豆腐100重量部
当たりDHA若しくはそのエチルエステル又はEPA若
しくはそのエチルエステル0.2重量部を含有する。上
記のようにして得られた木綿豆腐は、いずれも魚油特有
の不快臭もなく、木綿豆腐の味、風味も従来のものと変
らなかった。
【0019】実施例19 マヨネーズの製造 卵黄15重量部に、塩10重量部、砂糖1重量部を加え
よく混ぜ合わせ、これに植物油75重量部を少量ずつ加
えながら攪拌する。糊状になってきたら食酢10重量部
と実施例1、3、5、7、9、11、13及び15で得
られた無臭化した油、又は実施例2、4、6、8、1
0、12、14及び16で得られた乳化液を、それぞれ
マヨネーズ100重量部当たりDHA若しくはそのエチ
ルエステル又はEPA若しくはそのエチルエステル0.
1重量部になるように加えながら粘度を調整し、マヨネ
ーズを製造した。上記のようにして得られたマヨネーズ
は、いずれも魚油特有の不快臭もなく、マヨネーズの
味、風味も従来のものと変らなかった。
【0020】実施例20 DHAを25重量%含有する油100重量部当たり食酢
を10重量部を添加、混合する。得られた白濁液を放置
すると、二相に分離するので下層部の食酢を主体とする
液体を濾過、除去する。このような処理を施したDHA
を含有する白濁液100重量部と水100重量部とをミ
キサー中に入れ、混合、乳化する。この場合、水は予め
窒素ガスを送入して水中の酸素を除去しておくことが好
ましい。得られたDHAを含有する乳化液は無臭で安定
な乳化液であり、これをこんにゃく製造時に添加するこ
とによって、こんにゃくの風味を害することなく高割合
でDHAを含有した健康食として適したこんにゃくを得
た。 実施例21 こんにゃくの製造 EPAを25重量%含有する油100重量部当たり食酢
を10重量部を添加、混合する。得られた白濁液を放置
すると、二相に分離するので下層部の食酢を主体とする
液体を除去する。このような処理を施したEPAを含有
する白濁液100重量部と水100重量部とをミキサー
中に入れ、混合、乳化する。この場合、水は予め窒素ガ
スを送入して水中の酸素を散逸させておくことが好まし
い。得られたEPAを含有する乳化液は無臭で安定な乳
化液であり、これをこんにゃく製造時に添加することに
よって、こんにゃくの風味を害することなく高割合でE
PAを含有した健康食として適したこんにゃくを得た。
【0021】実施例22 実施例1、3、5、7、9、11、13及び15で得ら
れた無臭化した油、又は実施例2、4、6、8、10、
12、14及び16で得られた乳化液を、アイスクリー
ム、ヨーグルト、マーガリン、味噌にそれぞれ添加し
た。アイスクリーム100重量部、ヨーグルト100重
量部、マーガリン10重量部、味噌100重量部当た
り、それぞれDHA若しくはそのエチルエステル又はE
PA若しくはそのエチルエステル0.2重量部を含有す
る。それぞれの食品の風味、味を調べたが、いずれも魚
油特有の不快臭もなく、従来のものと変らなかった。 実施例23 クリームの製造 流動パラフィン 45重量部 ステアリルアルコール 7重量部 ステアリン酸 3重量部 スクアラン 7重量部 ワセリン 13重量部 プロピレングリコール 12重量部 水添ラノリン 3重量部 からなる混合物を、70℃で加熱溶解して、そこに実施
例1、3、5、7、9、11、13及び15で得られた
無臭化した油5.0重量%、又は実施例2、4、6、
8、10、12、14及び16で得られた乳化液10.
0重量%をそれぞれ添加し、均一に乳化した後に、冷却
してクリーム製品を得た。製造時及び1カ月後に着色、
匂いなどを調べたが、これらは、いずれも着色、魚油特
有の不快臭もなかった。
【0022】実施例24 乳液の製造 エチルアルコール 15重量部 プロピレングリコール 12重量部 グリセリン 3重量部 ステアリン酸 2重量部 セチルアルコール 1重量部 精製水 59重量部 からなる混合物に、実施例1、3、5、7、9、11、
13及び15で得られた無臭化した油5.0重量%、又
は実施例2、4、6、8、10、12、14及び16で
得られた乳化液10.0重量%をそれぞれ添加し、室温
下に攪拌混合して乳液製品を得た。製造時及び1カ月後
に着色、匂いなどを調べたが、これらは、いずれも着
色、魚油特有の不快臭もなかった。
【0023】比較例1 DHA25重量%含有の魚油100重量部にりんご酢
2、10及び50重量部をそれぞれ添加、混合した懸濁
液と、本発明の実施例1、3、5、7、9、11、13
及び15で得られた無臭化した油、又は実施例2、4、
6、8、10、12、14及び16で得られた乳化液と
の時間経過に伴う魚油特有の不快臭の発生の有無を調べ
た。前記の懸濁液と本発明の油及び乳化液をそれぞれ製
造後、密閉容器に入れて室温で2日間、1週間、1カ月
間放置すると、前記の懸濁液は、いずれも魚油特有の不
快臭が発生していた。しかし、本発明の油及び乳化液
は、いずれも1カ月経過後魚油特有の不快臭が発生して
いなかった。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は高度不飽和
脂肪酸及び/又はそのエステルを含有する油に食酢及び
/又は柑橘類ジュースを添加混合後、水相を除去して無
臭化処理を施した油、又は前記の処理した油と水とを乳
化させることによって得られた乳化液は何れも長期にわ
たり安定で無臭化された。これらを食品や化粧品に添加
することにより、魚油特有の不快臭を有することなく高
含有量で配合した食品又は化粧品が得られ、殊に、従来
のEPA又はDHA含有食品の場合に比して約10倍程
度の高含有EPA又はDHA含有食品を得ることがで
き、従って、薬効のあるEPA若しくはそのエステル又
はDHA若しくはそのエステルなどを魚臭を感じること
なく容易に摂取することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 51/42 C07C 57/03 57/03 A23L 1/24 A // A23L 1/24 1/212 102Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステ
    ルを含有する魚油に、食酢及び/又は柑橘類ジュースを
    添加し混合した後、水相を除去することを特徴とする無
    臭化及び安定化された高度不飽和脂肪酸及び/又はその
    エステルを含有する油。
  2. 【請求項2】 請求項1で得られた油に水を加え、乳化
    することを特徴とする高度不飽和脂肪酸及び/又はその
    エステルを含有する乳化液。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の油を添加した食品又は化
    粧品。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の乳化液を添加した食品又
    は化粧品。
JP00814597A 1996-01-23 1997-01-21 無臭、安定な油及び乳化液 Expired - Fee Related JP3567960B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00814597A JP3567960B2 (ja) 1996-01-23 1997-01-21 無臭、安定な油及び乳化液

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP952996 1996-01-23
JP11269496 1996-05-07
JP31249896 1996-11-25
JP8-9529 1996-11-25
JP8-312498 1996-11-25
JP8-112694 1996-11-25
JP00814597A JP3567960B2 (ja) 1996-01-23 1997-01-21 無臭、安定な油及び乳化液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10201417A true JPH10201417A (ja) 1998-08-04
JP3567960B2 JP3567960B2 (ja) 2004-09-22

Family

ID=27454879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00814597A Expired - Fee Related JP3567960B2 (ja) 1996-01-23 1997-01-21 無臭、安定な油及び乳化液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3567960B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6235331B1 (en) * 1999-07-29 2001-05-22 Nisshin Flour Milling Co Ltd Modified fish oil type material containing highly unsaturated fatty acid and/or esters thereof, and a composition containing said material
WO2002037976A1 (en) * 2000-11-13 2002-05-16 Nippon Suisan Kaisha, Ltd. Epa and/or dha-containing acidic milks
US7732001B2 (en) 2003-02-28 2010-06-08 Bioli Innovation As Edible emulsions
US8491953B2 (en) 2004-10-22 2013-07-23 Smartfish As Food supplement containing fish oil
JP2016123296A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 花王株式会社 油脂組成物

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6235331B1 (en) * 1999-07-29 2001-05-22 Nisshin Flour Milling Co Ltd Modified fish oil type material containing highly unsaturated fatty acid and/or esters thereof, and a composition containing said material
WO2002037976A1 (en) * 2000-11-13 2002-05-16 Nippon Suisan Kaisha, Ltd. Epa and/or dha-containing acidic milks
CN100405919C (zh) * 2000-11-13 2008-07-30 日本水产株式会社 含有epa和/或dha的酸性乳
US7651720B2 (en) 2000-11-13 2010-01-26 Nippon Suisan Kaisha, Ltd. EPA and/or DHA-containing acidic milks
US7732001B2 (en) 2003-02-28 2010-06-08 Bioli Innovation As Edible emulsions
US8491953B2 (en) 2004-10-22 2013-07-23 Smartfish As Food supplement containing fish oil
JP2016123296A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 花王株式会社 油脂組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP3567960B2 (ja) 2004-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1949983B (zh) 油脂组合物
US6235331B1 (en) Modified fish oil type material containing highly unsaturated fatty acid and/or esters thereof, and a composition containing said material
WO2003061395A1 (en) Ubiquinol-enriched fat-containing foods
JP2003160794A (ja) 油脂組成物
JP3997043B2 (ja) 油脂組成物および油脂加工品
AU611185B2 (en) Marine/vegetable oil blend and products made therefrom
JP6704683B2 (ja) 油相及び水相を含有する液体調味料の製造方法
JP3517627B2 (ja) ドレッシング
JP3567960B2 (ja) 無臭、安定な油及び乳化液
JP3573595B2 (ja) 高度不飽和脂肪酸及び/又はそのエステルを含有する組成物
JP2003221332A (ja) 水中油型乳化組成物
JP2005171116A (ja) 香味又は香気の劣化抑制剤
JP2022055868A (ja) 油脂由来風味付与剤の製造方法
JP2001131575A (ja) 臭気がマスクされた水産動物油脂
KR100368039B1 (ko) 뽕잎을 함유하는 유중수형 유화물 및 이의 제조방법
JP3597478B2 (ja) 風味劣化が抑制されたトコフェロール製剤及びこれを配合してなる飲食物
JP2004018678A (ja) ステロール脂肪酸エステル組成物及び該組成物を含有する食品
JP7332568B2 (ja) 香味付与剤としての3-メチル-3-ブテン-1-チオール
JP3720321B2 (ja) ドレッシング
JPH0410520B2 (ja)
JP2001231492A (ja) マヨネーズ様調味料
JP2004002601A (ja) ステロール脂肪酸エステル組成物及びそれを含有する食品
JP3443767B2 (ja) 炊飯用または調理用dhaカプセル
JPH08308521A (ja) ドコサヘキサエン酸を含有する豆腐及びその製造方法
JP3422338B2 (ja) 高度不飽和脂肪酸含有粉末飲料

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090625

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100625

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110625

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120625

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees