JPH10202163A - 基板保持部材および塗布装置 - Google Patents
基板保持部材および塗布装置Info
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- JPH10202163A JPH10202163A JP1957597A JP1957597A JPH10202163A JP H10202163 A JPH10202163 A JP H10202163A JP 1957597 A JP1957597 A JP 1957597A JP 1957597 A JP1957597 A JP 1957597A JP H10202163 A JPH10202163 A JP H10202163A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗布液を塗布するための基板を確実に保持で
き、かつ、効率よく短時間に基板を着脱することができ
る基板保持部材と、このような基板保持部材を備え、均
一な膜厚の塗布膜を基板に形成可能な塗布装置を得る。 【解決手段】 基板を着脱する基板給排部材が通過する
ための空間16を備え、前記空間を除いた領域に平坦な
保持平面11を有し、保持対象となる基板の周縁形状に
対応した所定のパターンの溝部15を前記保持平面11
に備え、かつ、保持平面の溝部15で囲まれた領域の所
定箇所に基板を吸引保持するための複数の吸引孔12を
備えた基板保持部材1を、上向きに開口し帯状に延びる
スリットを有する塗布ヘッドに対向して配置し、前記塗
布ヘッドに塗布液を供給してスリットから塗布液を吐出
し、前記基板保持部材1に吸着保持された基板に塗布液
を塗布する。
き、かつ、効率よく短時間に基板を着脱することができ
る基板保持部材と、このような基板保持部材を備え、均
一な膜厚の塗布膜を基板に形成可能な塗布装置を得る。 【解決手段】 基板を着脱する基板給排部材が通過する
ための空間16を備え、前記空間を除いた領域に平坦な
保持平面11を有し、保持対象となる基板の周縁形状に
対応した所定のパターンの溝部15を前記保持平面11
に備え、かつ、保持平面の溝部15で囲まれた領域の所
定箇所に基板を吸引保持するための複数の吸引孔12を
備えた基板保持部材1を、上向きに開口し帯状に延びる
スリットを有する塗布ヘッドに対向して配置し、前記塗
布ヘッドに塗布液を供給してスリットから塗布液を吐出
し、前記基板保持部材1に吸着保持された基板に塗布液
を塗布する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板などの
枚葉タイプの基板を確実に保持するとともに、基板を効
率よく着脱することができる基板保持部材と、このよう
な基板保持部材を備え、基板に塗布液を効率よく、かつ
均一に塗布するための塗布装置に関する。
枚葉タイプの基板を確実に保持するとともに、基板を効
率よく着脱することができる基板保持部材と、このよう
な基板保持部材を備え、基板に塗布液を効率よく、かつ
均一に塗布するための塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置や、プラズマディ
スプレイなどのガラス基板に、感光性樹脂膜や接着剤
層、保護膜などを形成するための樹脂溶液やインキなど
の塗布液を塗布する方式としては、回転塗布方式が多用
されている。前記回転塗布方式には開放型と密閉型があ
るが、何れも、塗布液の塗布効率が10%程度と低く、
しかも、基板のコーナ部分の塗布膜厚が厚くなりすぎる
という欠点があり、今後見込まれる基板寸法の大型化に
ともなって、塗布液の使用量、塗布膜厚の均一性、およ
び塗布工程の生産性などの点において課題が多い。
スプレイなどのガラス基板に、感光性樹脂膜や接着剤
層、保護膜などを形成するための樹脂溶液やインキなど
の塗布液を塗布する方式としては、回転塗布方式が多用
されている。前記回転塗布方式には開放型と密閉型があ
るが、何れも、塗布液の塗布効率が10%程度と低く、
しかも、基板のコーナ部分の塗布膜厚が厚くなりすぎる
という欠点があり、今後見込まれる基板寸法の大型化に
ともなって、塗布液の使用量、塗布膜厚の均一性、およ
び塗布工程の生産性などの点において課題が多い。
【0003】上記回転塗布方式の欠点を解消する方式と
して、ナイフ塗布方式、ロール塗布方式、ダイ塗布方式
がある。これらの方式は、いずれも基板と塗布手段との
間に間隙を設け、その間隙寸法によって塗布膜厚を決定
し、塗布面の平滑性を得る方式であるが、これらの方式
を用いる場合、基板の塗布主面の平滑度(凹凸度)が、
要求される塗布膜厚の精度よりも大きいとき、均一な厚
みの塗布膜を得ることが困難である。
して、ナイフ塗布方式、ロール塗布方式、ダイ塗布方式
がある。これらの方式は、いずれも基板と塗布手段との
間に間隙を設け、その間隙寸法によって塗布膜厚を決定
し、塗布面の平滑性を得る方式であるが、これらの方式
を用いる場合、基板の塗布主面の平滑度(凹凸度)が、
要求される塗布膜厚の精度よりも大きいとき、均一な厚
みの塗布膜を得ることが困難である。
【0004】また、基板表面の平滑度の影響を受けにく
い塗布方式として、浸漬方式、または垂れ流し方式があ
るが、これらの方式では、非塗布部を被覆することが不
可欠であり、塗布作業が煩雑になる。
い塗布方式として、浸漬方式、または垂れ流し方式があ
るが、これらの方式では、非塗布部を被覆することが不
可欠であり、塗布作業が煩雑になる。
【0005】この浸漬塗布方式や垂れ流し方式の原理に
類似する方式で、かつ、基板の主面のみに選択的に塗布
液を塗布する方式として、(株)総合技術センタ発行
(1988年4月30日)の尾崎勇次著「最新塗布技術
の進歩」の第336頁に記載された塗布方式が知られて
いる。この方式は、ダイヘッドまたはスライドダイか
ら、ほぼ水平方向に塗布液が吐出され、このダイヘッド
またはスライドダイの正面に形成されたダイリップに対
向する近接位置を、基体が相対的に垂直方向上方に移動
される。ダイヘッドまたはスライドダイから吐出される
塗布液が、基体とダイリップとの間に液溜まりを形成
し、基体の上方への移動にともなって、塗布液が基体主
面に塗布されて塗布膜を形成する。
類似する方式で、かつ、基板の主面のみに選択的に塗布
液を塗布する方式として、(株)総合技術センタ発行
(1988年4月30日)の尾崎勇次著「最新塗布技術
の進歩」の第336頁に記載された塗布方式が知られて
いる。この方式は、ダイヘッドまたはスライドダイか
ら、ほぼ水平方向に塗布液が吐出され、このダイヘッド
またはスライドダイの正面に形成されたダイリップに対
向する近接位置を、基体が相対的に垂直方向上方に移動
される。ダイヘッドまたはスライドダイから吐出される
塗布液が、基体とダイリップとの間に液溜まりを形成
し、基体の上方への移動にともなって、塗布液が基体主
面に塗布されて塗布膜を形成する。
【0006】一般的に、この塗布方式は、連続した基体
に対する塗布方式として用いられ、塗布された塗布膜の
膜厚は、基体と塗布ヘッドとの相対移動速度、および塗
布液の粘性によって決定される。すなわち、基体とダイ
リップとの間に形成される液溜まりから引き上げられた
塗布液は、重力によって基体に沿って落下するため、こ
の落下する速度と、基体が塗布液を引き上げる速度との
バランスによって、塗布膜の膜厚が決定される。
に対する塗布方式として用いられ、塗布された塗布膜の
膜厚は、基体と塗布ヘッドとの相対移動速度、および塗
布液の粘性によって決定される。すなわち、基体とダイ
リップとの間に形成される液溜まりから引き上げられた
塗布液は、重力によって基体に沿って落下するため、こ
の落下する速度と、基体が塗布液を引き上げる速度との
バランスによって、塗布膜の膜厚が決定される。
【0007】但し、この塗布方式は、塗布液が低粘度で
かつ表面張力が小さい場合、基体と塗布ヘッドの間に設
けられた間隙に液溜まりを形成することが困難であり、
塗布液は、供給された直後に液溜まりを形成することな
く重力によって落下することがある。これを防ぐには、
基体と塗布ヘッドとの間隙を極めて小さくしなければな
らない。しかも、基体が液晶表示装置のガラスパネルの
ように平滑度が低く、最大で100μmもの凹凸がある
場合、液溜まりから塗布液が引き上げられるときに生じ
る引張り力に差が生じ、液溜まりに種々の異なる剪断力
が作用することになり、このような局所的に異なる剪断
力の作用する液溜まりから引き出される塗布液の量は、
均一にはならず、したがって基体に形成される塗布膜の
膜厚も均一にはならない。
かつ表面張力が小さい場合、基体と塗布ヘッドの間に設
けられた間隙に液溜まりを形成することが困難であり、
塗布液は、供給された直後に液溜まりを形成することな
く重力によって落下することがある。これを防ぐには、
基体と塗布ヘッドとの間隙を極めて小さくしなければな
らない。しかも、基体が液晶表示装置のガラスパネルの
ように平滑度が低く、最大で100μmもの凹凸がある
場合、液溜まりから塗布液が引き上げられるときに生じ
る引張り力に差が生じ、液溜まりに種々の異なる剪断力
が作用することになり、このような局所的に異なる剪断
力の作用する液溜まりから引き出される塗布液の量は、
均一にはならず、したがって基体に形成される塗布膜の
膜厚も均一にはならない。
【0008】さらに、この塗布方式は、連続した基体へ
の塗布処理が可能であっても、基体主面が垂直であり、
この基体に対してほぼ直角方向から塗布液を供給するの
で、枚葉基板のような不連続な複数の基体に塗布液を塗
布する場合、基板の移動方向の最後端部が液溜まりを通
過した際に、液溜まりに残っていた塗布液が重力で落下
し、次に塗布処理を受ける基板の先端部やその裏面、さ
らには塗布ヘッドの下部に付着して汚染を生じることが
ある。このため、この塗布方式を枚葉基板の塗布処理に
使用するには不適当である。
の塗布処理が可能であっても、基体主面が垂直であり、
この基体に対してほぼ直角方向から塗布液を供給するの
で、枚葉基板のような不連続な複数の基体に塗布液を塗
布する場合、基板の移動方向の最後端部が液溜まりを通
過した際に、液溜まりに残っていた塗布液が重力で落下
し、次に塗布処理を受ける基板の先端部やその裏面、さ
らには塗布ヘッドの下部に付着して汚染を生じることが
ある。このため、この塗布方式を枚葉基板の塗布処理に
使用するには不適当である。
【0009】また、スライドダイを用いる塗布方式も、
上述のダイヘッドを用いる塗布方式と同様な欠点を有し
ている。特にこのスライドダイを用いる塗布方式は、ス
ライドダイの傾斜面上に、自由流動によって塗布液を流
し、基体表面との間に液溜まりを形成するので、任意時
点で塗布液の供給を停止することが困難であり、枚葉基
板のような不連続な基体に対し、間欠的に塗布液を塗布
するには不適当である。
上述のダイヘッドを用いる塗布方式と同様な欠点を有し
ている。特にこのスライドダイを用いる塗布方式は、ス
ライドダイの傾斜面上に、自由流動によって塗布液を流
し、基体表面との間に液溜まりを形成するので、任意時
点で塗布液の供給を停止することが困難であり、枚葉基
板のような不連続な基体に対し、間欠的に塗布液を塗布
するには不適当である。
【0010】そこで、上記のような各塗布方式における
欠点を解消し、塗布液自体の物性の影響を受けることな
く、枚葉基板に安定して均一な塗布膜を形成できる塗布
装置を、国際出願PCT/JP94/00845(国際
出願日:平成6年5月27日)において、出願人は先に
提案した。
欠点を解消し、塗布液自体の物性の影響を受けることな
く、枚葉基板に安定して均一な塗布膜を形成できる塗布
装置を、国際出願PCT/JP94/00845(国際
出願日:平成6年5月27日)において、出願人は先に
提案した。
【0011】この塗布装置は、上方へ向かって開口する
とともに、水平方向に延びる帯状のスリットを有する塗
布ヘッドと、前記塗布ヘッドに塗布液を供給する塗布液
供給手段と、前記塗布ヘッドの上方に対向して配置さ
れ、塗布主面を下方へ向けかつ傾斜状態に基板を保持す
る基板保持部材とを備えている。この塗布装置では、先
ず塗布ヘッドに塗布液を供給してスリットから塗布液を
吐出し、基板と塗布ヘッドとの間隙に帯状の液溜まりを
形成する。次いで、この液溜まりを横切る方向へ塗布ヘ
ッドまたは基板を相対的に移動させることによって、塗
布液の液溜まりを基板の塗布主面に順次接触させて基板
に塗布膜を形成する。
とともに、水平方向に延びる帯状のスリットを有する塗
布ヘッドと、前記塗布ヘッドに塗布液を供給する塗布液
供給手段と、前記塗布ヘッドの上方に対向して配置さ
れ、塗布主面を下方へ向けかつ傾斜状態に基板を保持す
る基板保持部材とを備えている。この塗布装置では、先
ず塗布ヘッドに塗布液を供給してスリットから塗布液を
吐出し、基板と塗布ヘッドとの間隙に帯状の液溜まりを
形成する。次いで、この液溜まりを横切る方向へ塗布ヘ
ッドまたは基板を相対的に移動させることによって、塗
布液の液溜まりを基板の塗布主面に順次接触させて基板
に塗布膜を形成する。
【0012】図11は、上記塗布装置の構成を示す模式
図である。図において、Sは、基板である。図に示すよ
うに、基板Sへの液塗布の開始時に、基板保持部材1の
下面の吸着面に、水平に対し角度θをなして基板Sが吸
着保持されている。そして、基板Sの最も高い端縁S1
の近傍下面の直下に、水平に支持された塗布ヘッド2の
直線状スリット20が、基板Sと一定の間隙をおいて位
置するように、基板保持部材1の位置を定めておく。
図である。図において、Sは、基板である。図に示すよ
うに、基板Sへの液塗布の開始時に、基板保持部材1の
下面の吸着面に、水平に対し角度θをなして基板Sが吸
着保持されている。そして、基板Sの最も高い端縁S1
の近傍下面の直下に、水平に支持された塗布ヘッド2の
直線状スリット20が、基板Sと一定の間隙をおいて位
置するように、基板保持部材1の位置を定めておく。
【0013】感光性樹脂溶液のような塗布液Rは、塗布
液供給タンクT内に貯えられていて、ポンプPなどの送
液手段によって塗布ヘッド2内へ送られて、吐出スリッ
ト20から上方へ送り出され、液溜まりBが形成され
る。液溜まりBは、基板Sの下面(塗布主面)と塗布ヘ
ッド2との間隙に形成され、この液溜まりBが基板Sの
下面に付着する。図12に拡大して示すように、基板下
面と塗布ヘッド2の間の間隙Gは、塗布液Rの粘度、表
面張力などの物性により、塗布液Rが間隙Gからこぼれ
出さずに液溜まりBが形成されるように設定される。液
溜まりBが形成されたときに、基板Sの低い側に面する
メニスカスH1と、基板Sの高い側に面するメニスカス
H2とが形成されるが、前記傾斜角度θのために、メニ
スカスH1、H2の高さ寸法h1、h2は、h1<h2
となる。
液供給タンクT内に貯えられていて、ポンプPなどの送
液手段によって塗布ヘッド2内へ送られて、吐出スリッ
ト20から上方へ送り出され、液溜まりBが形成され
る。液溜まりBは、基板Sの下面(塗布主面)と塗布ヘ
ッド2との間隙に形成され、この液溜まりBが基板Sの
下面に付着する。図12に拡大して示すように、基板下
面と塗布ヘッド2の間の間隙Gは、塗布液Rの粘度、表
面張力などの物性により、塗布液Rが間隙Gからこぼれ
出さずに液溜まりBが形成されるように設定される。液
溜まりBが形成されたときに、基板Sの低い側に面する
メニスカスH1と、基板Sの高い側に面するメニスカス
H2とが形成されるが、前記傾斜角度θのために、メニ
スカスH1、H2の高さ寸法h1、h2は、h1<h2
となる。
【0014】次に、図11、図12の塗布開始状態から
基板Sの下面である塗布主面に塗布液を塗布するには次
のようにする。前記間隙Gを一定に維持したまま、図示
しないガイドレールに沿って、図11の位置から塗布ヘ
ッド2を右斜め下方へ移動させると、図12、および図
14(a)の状態から、図13、および図14(b)に
示すように、塗布ヘッド2が一定の傾斜角度θで基板の
塗布主面の傾斜角度θと平行に移動する。これと並行し
て、塗布液供給ポンプPで塗布液Rを塗布ヘッド2に送
り続けて液溜まりBを形成し続けると、液溜まりBの塗
布液が基板Sの下面の塗布主面に順次付着し塗布膜Ra
が形成される。
基板Sの下面である塗布主面に塗布液を塗布するには次
のようにする。前記間隙Gを一定に維持したまま、図示
しないガイドレールに沿って、図11の位置から塗布ヘ
ッド2を右斜め下方へ移動させると、図12、および図
14(a)の状態から、図13、および図14(b)に
示すように、塗布ヘッド2が一定の傾斜角度θで基板の
塗布主面の傾斜角度θと平行に移動する。これと並行し
て、塗布液供給ポンプPで塗布液Rを塗布ヘッド2に送
り続けて液溜まりBを形成し続けると、液溜まりBの塗
布液が基板Sの下面の塗布主面に順次付着し塗布膜Ra
が形成される。
【0015】この塗布工程中、塗布液Rは、順次塗布さ
れた量だけ補うように塗布液供給ポンプPによって液溜
まりBに供給され、液溜まりの形状を一定に保つように
する。そして、図14(c)に示すように、塗布ヘッド
2が、基板Sの最も低い端縁S2に近い塗布範囲最終端
に到達した時点で、塗布ヘッド2の移動を停止し、次い
で、間隙Gに残留している液溜まりBを真空吸引などに
より除去したのち、必要により塗布ヘッド2を基板Sの
着脱に支障のない場所まで離脱させる。
れた量だけ補うように塗布液供給ポンプPによって液溜
まりBに供給され、液溜まりの形状を一定に保つように
する。そして、図14(c)に示すように、塗布ヘッド
2が、基板Sの最も低い端縁S2に近い塗布範囲最終端
に到達した時点で、塗布ヘッド2の移動を停止し、次い
で、間隙Gに残留している液溜まりBを真空吸引などに
より除去したのち、必要により塗布ヘッド2を基板Sの
着脱に支障のない場所まで離脱させる。
【0016】その後、基板Sを水平に、上向き、または
下向きにして、乾燥ユニット内で温熱風、熱盤、または
遠赤外線ヒーターなどの乾燥手段を用いて、塗布膜Ra
を乾燥させて均一な厚みの塗布膜を形成する。以上のよ
うにして行う基板への液塗布の方法は、基本的に、出願
人の国際出願PCT/JP94/00845号に記載さ
れている。
下向きにして、乾燥ユニット内で温熱風、熱盤、または
遠赤外線ヒーターなどの乾燥手段を用いて、塗布膜Ra
を乾燥させて均一な厚みの塗布膜を形成する。以上のよ
うにして行う基板への液塗布の方法は、基本的に、出願
人の国際出願PCT/JP94/00845号に記載さ
れている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記塗布装置において
均一な膜厚の塗布膜を得るためには、傾斜角度θで基板
を塗布ヘッドに向けて下向きに確実に保持し、かつ、塗
布ヘッドと基板の塗布主面との間隙Gを常に一定に維持
することが重要である。そのため、基板を保持する基板
保持部材は、その保持平面が真に平坦であり、かつ、基
板の塗布主面を下方に向けたときでも、基板の全塗布領
域において、基板保持部材と基板とが隙間を生じること
なく密着している必要がある。
均一な膜厚の塗布膜を得るためには、傾斜角度θで基板
を塗布ヘッドに向けて下向きに確実に保持し、かつ、塗
布ヘッドと基板の塗布主面との間隙Gを常に一定に維持
することが重要である。そのため、基板を保持する基板
保持部材は、その保持平面が真に平坦であり、かつ、基
板の塗布主面を下方に向けたときでも、基板の全塗布領
域において、基板保持部材と基板とが隙間を生じること
なく密着している必要がある。
【0018】図15は、上記した基板保持部材の例であ
る。図に示すように、基板保持部材1は、基板Sを保持
するための基部10を備えている。前記基部10の基板
保持平面11は、吸着する基板Sの大きさよりも大きく
設定され、また、その表面は、均一な膜厚の塗布膜を得
るのに十分な平面度を有し、さらに、基板Sを保持平面
11に確実に吸着するために、基板Sの大きさとほぼ同
じ領域に均一に配置された多数の吸引孔12を備えてお
り、図示しない吸引装置によって、基板Sを保持平面1
1に吸着することができる。
る。図に示すように、基板保持部材1は、基板Sを保持
するための基部10を備えている。前記基部10の基板
保持平面11は、吸着する基板Sの大きさよりも大きく
設定され、また、その表面は、均一な膜厚の塗布膜を得
るのに十分な平面度を有し、さらに、基板Sを保持平面
11に確実に吸着するために、基板Sの大きさとほぼ同
じ領域に均一に配置された多数の吸引孔12を備えてお
り、図示しない吸引装置によって、基板Sを保持平面1
1に吸着することができる。
【0019】上述した構造の基板保持部材1の基部10
に基板Sを装着するとき、また、装着した基板を基板保
持部材1の基部から離脱するとき、基板取り扱い上の制
約が生じる。すなわち、塗布液を塗布する前の基板の塗
布主面は、常に清浄を保つ必要があり、また、塗布液を
塗布したあとの基板の塗布主面は、塗布液で濡れている
ため、基板の塗布主面には、なにも触れてはならないこ
とである。したがって、基板を取り扱うときは、常に非
塗布面を操作することになる。
に基板Sを装着するとき、また、装着した基板を基板保
持部材1の基部から離脱するとき、基板取り扱い上の制
約が生じる。すなわち、塗布液を塗布する前の基板の塗
布主面は、常に清浄を保つ必要があり、また、塗布液を
塗布したあとの基板の塗布主面は、塗布液で濡れている
ため、基板の塗布主面には、なにも触れてはならないこ
とである。したがって、基板を取り扱うときは、常に非
塗布面を操作することになる。
【0020】そのため、基板Sを基板保持部材1から離
脱するときは、先ず、基板保持部材1を回動して、図1
5に示すように、塗布液を塗布した基板Sを上向きした
後、吸引孔12による基板の吸引作用を止める。次い
で、例えば、図16に示すように、基板保持部材の基部
10に組み込んだプッシャーピン19により、基板Sを
保持平面11から押し上げて、保持平面11と基板Sと
の間に空隙を形成する。さらに、その空隙に基板着脱用
の基板給排部材9を押し込む。その後プッシャーピン1
9を下降することによって、基板給排部材9に基板Sを
載置し、基板保持部材1から基板Sを排出する。
脱するときは、先ず、基板保持部材1を回動して、図1
5に示すように、塗布液を塗布した基板Sを上向きした
後、吸引孔12による基板の吸引作用を止める。次い
で、例えば、図16に示すように、基板保持部材の基部
10に組み込んだプッシャーピン19により、基板Sを
保持平面11から押し上げて、保持平面11と基板Sと
の間に空隙を形成する。さらに、その空隙に基板着脱用
の基板給排部材9を押し込む。その後プッシャーピン1
9を下降することによって、基板給排部材9に基板Sを
載置し、基板保持部材1から基板Sを排出する。
【0021】また逆に、基板保持部材の基部10に基板
Sを装着するときは、基板Sを載置した基板給排部材9
を基部10上に繰り出して、位置決めした後、基板保持
部材の基部10に組み込んだプッシャーピン19を押し
出して、基板給排部材9上の基板を、プッシャーピン1
9で一旦支持する。次いで、基板給排部材9を基部10
上から退避する。その後、プッシャーピン19を、基板
保持部材の基部10内に下降させて基板Sを基部10上
に載置する。さらに、基板保持部材の基部10に設けら
れた吸引孔12を介して、基板Sを基部10の保持平面
11に吸着する。
Sを装着するときは、基板Sを載置した基板給排部材9
を基部10上に繰り出して、位置決めした後、基板保持
部材の基部10に組み込んだプッシャーピン19を押し
出して、基板給排部材9上の基板を、プッシャーピン1
9で一旦支持する。次いで、基板給排部材9を基部10
上から退避する。その後、プッシャーピン19を、基板
保持部材の基部10内に下降させて基板Sを基部10上
に載置する。さらに、基板保持部材の基部10に設けら
れた吸引孔12を介して、基板Sを基部10の保持平面
11に吸着する。
【0022】従って、上記の基板保持部材では、基板保
持部材1から基板給排部材9へ、および基板給排部材9
から基板保持部材1への基板の受け渡しに時間がかか
る。例えば、プッシャーピン19で基板Sを押し上げる
時間、基板保持部材1の基部10と基板Sの空隙に基板
給排部材9を押し込む時間、さらに、プッシャーピン1
9を下降させる時間、基板保持部材の基部10に基板S
を吸着する時間など、さまざまなロスタイムが生じ、基
板の着脱に時間がかかる。
持部材1から基板給排部材9へ、および基板給排部材9
から基板保持部材1への基板の受け渡しに時間がかか
る。例えば、プッシャーピン19で基板Sを押し上げる
時間、基板保持部材1の基部10と基板Sの空隙に基板
給排部材9を押し込む時間、さらに、プッシャーピン1
9を下降させる時間、基板保持部材の基部10に基板S
を吸着する時間など、さまざまなロスタイムが生じ、基
板の着脱に時間がかかる。
【0023】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、上向きに開口したスリットを有する塗布
ヘッドに塗布液を供給して、スリットから塗布液を吐出
し、下向きに保持された基板に塗布液を塗布する装置に
おいて、ガラス基板などの枚葉タイプの基板を確実に保
持するとともに、基板を効率よく着脱することができる
基板保持部材と、このような基板保持部材を備え、基板
に塗布液を効率よく、かつ均一に塗布するための塗布装
置を得ることを目的とする。
たものであり、上向きに開口したスリットを有する塗布
ヘッドに塗布液を供給して、スリットから塗布液を吐出
し、下向きに保持された基板に塗布液を塗布する装置に
おいて、ガラス基板などの枚葉タイプの基板を確実に保
持するとともに、基板を効率よく着脱することができる
基板保持部材と、このような基板保持部材を備え、基板
に塗布液を効率よく、かつ均一に塗布するための塗布装
置を得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】ガラス基板のような非可
撓性の基板を、基板保持部材に吸着保持する場合、基板
の全領域にわたって基板を吸着保持するための吸引孔を
基板保持部材に設けなくても、塗布液を均一に塗布する
ための基板の平坦性を確保できること、また、基板保持
部材に装着したり離脱するときの基板の支持は、基板の
周縁端部の一部でも、基板を十分支持できることなどに
着目して、本発明の基板保持部材を完成した。
撓性の基板を、基板保持部材に吸着保持する場合、基板
の全領域にわたって基板を吸着保持するための吸引孔を
基板保持部材に設けなくても、塗布液を均一に塗布する
ための基板の平坦性を確保できること、また、基板保持
部材に装着したり離脱するときの基板の支持は、基板の
周縁端部の一部でも、基板を十分支持できることなどに
着目して、本発明の基板保持部材を完成した。
【0025】すなわち、本発明の基板保持部材は、基部
上に吸引によって基板を保持する基板保持部材であっ
て、基板を基板保持部材に着脱する基板給排部材が通過
可能な空間を、前記基部の基板保持領域の一部に備えて
おり、また、前記基板保持部材において、基板給排部材
が通過するための空間を除いた領域の基部は、平坦な保
持平面を有するとともに、保持対象となる基板の周縁形
状に対応した所定のパターンの溝部を前記保持平面に備
え、かつ、保持平面の溝部で囲まれた領域の所定箇所に
基板を吸着保持するための複数の吸引孔を備えている。
上に吸引によって基板を保持する基板保持部材であっ
て、基板を基板保持部材に着脱する基板給排部材が通過
可能な空間を、前記基部の基板保持領域の一部に備えて
おり、また、前記基板保持部材において、基板給排部材
が通過するための空間を除いた領域の基部は、平坦な保
持平面を有するとともに、保持対象となる基板の周縁形
状に対応した所定のパターンの溝部を前記保持平面に備
え、かつ、保持平面の溝部で囲まれた領域の所定箇所に
基板を吸着保持するための複数の吸引孔を備えている。
【0026】したがって、前記基板給排部材が通過可能
な空間を介して、基板給排部材が直接基板保持部材に基
板を装着したり、基板保持部材から直接基板を離脱する
ことができ、基板の着脱が迅速になる。さらに、前記基
板保持部材に備えた複数の吸引孔を介して、基板を基板
保持部材の保持平面に確実に吸着保持することができ
る。
な空間を介して、基板給排部材が直接基板保持部材に基
板を装着したり、基板保持部材から直接基板を離脱する
ことができ、基板の着脱が迅速になる。さらに、前記基
板保持部材に備えた複数の吸引孔を介して、基板を基板
保持部材の保持平面に確実に吸着保持することができ
る。
【0027】また、本発明の塗布装置は、上方に向かっ
て開口するとともに、水平方向に延びる帯状のスリット
を有する塗布ヘッドに塗布液を供給してスリットから塗
布液を吐出し、前記塗布ヘッドの上方に対向して配置さ
れ、塗布主面を下方へ向けかつ傾斜状態で保持される基
板の塗布主面との間隙に帯状の液溜まりを形成し、前記
液溜まりを形成した塗布ヘッドを、基板の塗布主面の傾
斜角度と平行に移動することによって、前記液溜まりを
基板の塗布主面に順次接触させて基板に塗布膜を形成す
る塗布装置において、塗布処理を受ける基板を保持する
基板保持部材として、前記構成の基板保持部材を備える
ことにより、効率よく短時間に基板を基板保持部材に着
脱でき、また、基板を確実に保持して塗布液を塗布し、
基板の塗布主面に均一な膜圧の塗布膜を形成できる。
て開口するとともに、水平方向に延びる帯状のスリット
を有する塗布ヘッドに塗布液を供給してスリットから塗
布液を吐出し、前記塗布ヘッドの上方に対向して配置さ
れ、塗布主面を下方へ向けかつ傾斜状態で保持される基
板の塗布主面との間隙に帯状の液溜まりを形成し、前記
液溜まりを形成した塗布ヘッドを、基板の塗布主面の傾
斜角度と平行に移動することによって、前記液溜まりを
基板の塗布主面に順次接触させて基板に塗布膜を形成す
る塗布装置において、塗布処理を受ける基板を保持する
基板保持部材として、前記構成の基板保持部材を備える
ことにより、効率よく短時間に基板を基板保持部材に着
脱でき、また、基板を確実に保持して塗布液を塗布し、
基板の塗布主面に均一な膜圧の塗布膜を形成できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、実
施例の図面に基づいて詳細に説明する。 (基板保持部材の構成)まず、本発明の基板保持部材に
ついて説明する。図1は、本発明の基板保持部材の一実
施例を示す正面図である。図1において、10は、基板
保持部材1の基部であり、基部10は、基板を吸着保持
するための平坦な保持平面11を備えている。保持平面
11には、基板を吸着保持するための複数の吸引孔1
2、および吸着保持する基板の外周端縁の形状に合わせ
た溝部15を設けてある。なお、図において想像線は、
基板の外周端縁を示している。16は、基板保持部材1
の基部10に設けられた空間である。前記空間16は、
想像線で示す基板の外周端縁の、内側に食い込むように
して4か所設けてある。
施例の図面に基づいて詳細に説明する。 (基板保持部材の構成)まず、本発明の基板保持部材に
ついて説明する。図1は、本発明の基板保持部材の一実
施例を示す正面図である。図1において、10は、基板
保持部材1の基部であり、基部10は、基板を吸着保持
するための平坦な保持平面11を備えている。保持平面
11には、基板を吸着保持するための複数の吸引孔1
2、および吸着保持する基板の外周端縁の形状に合わせ
た溝部15を設けてある。なお、図において想像線は、
基板の外周端縁を示している。16は、基板保持部材1
の基部10に設けられた空間である。前記空間16は、
想像線で示す基板の外周端縁の、内側に食い込むように
して4か所設けてある。
【0029】基部10は、硬質アルミニューム、ステン
レス鋼、または硬質のプラスチックなどを用いて製作す
ることができるが、軽量で、かつ機械的強度があり、さ
らに防錆性があるジュラルミンで製作するのが望まし
い。ちなみに、吸着保持する基板が、縦横500mm、
厚さ1mmのガラス基板の場合、基部10は、縦横55
0〜600mm程度、厚さは20〜30mm程度が望ま
しい。この基部10に設けられる吸引孔は、直径が0.
5〜2mmで、間隔は3〜50mm程度で設けると良
い。
レス鋼、または硬質のプラスチックなどを用いて製作す
ることができるが、軽量で、かつ機械的強度があり、さ
らに防錆性があるジュラルミンで製作するのが望まし
い。ちなみに、吸着保持する基板が、縦横500mm、
厚さ1mmのガラス基板の場合、基部10は、縦横55
0〜600mm程度、厚さは20〜30mm程度が望ま
しい。この基部10に設けられる吸引孔は、直径が0.
5〜2mmで、間隔は3〜50mm程度で設けると良
い。
【0030】(基板保持部材の作用)図2は、上記基板
保持部材のJ−J断面の一部である。図において、10
は、基板保持部材の基部であり、Sは、吸着保持される
基板を示している。基部10には、基板を吸着保持する
ための複数の吸引孔12が保持平面11にほぼ垂直に穿
孔され、前記吸引孔12は、保持平面11とほぼ平行に
形成された吸引路13に連通され、さらに吸引路13は
吸引口14に連結され、前記吸引口14を介して、基部
外に設けられた図示しない吸引装置に接続されている。
そして、図示しない吸引装置を駆動することによって、
吸引路13を介して、吸引孔12に吸引作用を生じさせ
ることができ、基部10の保持平面11に載置された基
板Sが、保持平面11に吸着保持される。
保持部材のJ−J断面の一部である。図において、10
は、基板保持部材の基部であり、Sは、吸着保持される
基板を示している。基部10には、基板を吸着保持する
ための複数の吸引孔12が保持平面11にほぼ垂直に穿
孔され、前記吸引孔12は、保持平面11とほぼ平行に
形成された吸引路13に連通され、さらに吸引路13は
吸引口14に連結され、前記吸引口14を介して、基部
外に設けられた図示しない吸引装置に接続されている。
そして、図示しない吸引装置を駆動することによって、
吸引路13を介して、吸引孔12に吸引作用を生じさせ
ることができ、基部10の保持平面11に載置された基
板Sが、保持平面11に吸着保持される。
【0031】図に示すように、基板Sは、その端縁Se
が、基部10に設けられた溝部15のほぼ中心位置に位
置するように載置される。本発明の基板保持部材を備え
た塗布装置において、塗布液を塗布するための基板S
を、その塗布主面(図2では基板Sの上面)が下向きに
なるように保持し、該基板の塗布主面と、上向きに開口
したスリットから塗布液を吐出する塗布ヘッドとの間隙
に、塗布液の液溜まりを形成したとき、基板Sの外周端
縁Seに、毛細管現象による塗布液のメニスカスが生じ
る。本実施例の基板保持部材では、上記溝部15を設け
ることによって、基板Sの端縁Seに生じる塗布液のメ
ニスカスが、基部10の保持平面11に接触することを
効果的に防止することができ、塗布液による保持平面1
1の汚染や、基板Sの被塗布面(図2では基部10との
吸着面)の汚染を防ぐことができる。
が、基部10に設けられた溝部15のほぼ中心位置に位
置するように載置される。本発明の基板保持部材を備え
た塗布装置において、塗布液を塗布するための基板S
を、その塗布主面(図2では基板Sの上面)が下向きに
なるように保持し、該基板の塗布主面と、上向きに開口
したスリットから塗布液を吐出する塗布ヘッドとの間隙
に、塗布液の液溜まりを形成したとき、基板Sの外周端
縁Seに、毛細管現象による塗布液のメニスカスが生じ
る。本実施例の基板保持部材では、上記溝部15を設け
ることによって、基板Sの端縁Seに生じる塗布液のメ
ニスカスが、基部10の保持平面11に接触することを
効果的に防止することができ、塗布液による保持平面1
1の汚染や、基板Sの被塗布面(図2では基部10との
吸着面)の汚染を防ぐことができる。
【0032】次に、上記基板保持部材の保持平面に、基
板を着脱する方法を説明する。図3は、上記基板保持部
材のK−K断面の一部である。図において、基板保持部
材の基部10には、図1で示したように空間16が設け
られており、前記空間16は、吸着保持する基板Sの端
縁Seよりも内側(図では右側)まで延びている。ま
た、前記空間16は、図に示すように、基部10に吸着
した基板Sを、基部10の保持平面11から離脱するた
めの基板給排部材9が容易に通過できる大きさを備えて
いる。
板を着脱する方法を説明する。図3は、上記基板保持部
材のK−K断面の一部である。図において、基板保持部
材の基部10には、図1で示したように空間16が設け
られており、前記空間16は、吸着保持する基板Sの端
縁Seよりも内側(図では右側)まで延びている。ま
た、前記空間16は、図に示すように、基部10に吸着
した基板Sを、基部10の保持平面11から離脱するた
めの基板給排部材9が容易に通過できる大きさを備えて
いる。
【0033】上記構成の基板保持部材の基部10から基
板を離脱するときは、先ず、上向きに基板Sを保持して
いる基部10の吸引孔12による吸引動作を止め、基板
Sに対する基部10の吸着作用を停止する。次いで、図
に示すように、基部10の下方から基板給排部材9を上
昇させて、基部10に設けた空間16に、基板給排部材
9の先端部を挿通する。基板給排部材9の先端には、吸
着部材91、例えば、ゴム製の吸着カップが設けられ、
基板Sが基板給排部材9から脱落しないように、図示し
ない吸引装置によって基板Sを吸着保持することができ
るようになっている。上昇する基板給排部材9は、基部
10に設けられた空間16に入り込み、基部10上に載
置された基板Sの端縁Se近傍を吸引部材91で支え
て、基部10から基板Sを持ち上げ、さらに上昇して基
板Sを基部10から離脱する。このように、基板給排部
材9が基部10に設けられた空間16を下方から通過す
るだけで、スムーズに基部10から基板Sを離脱するこ
とができる。
板を離脱するときは、先ず、上向きに基板Sを保持して
いる基部10の吸引孔12による吸引動作を止め、基板
Sに対する基部10の吸着作用を停止する。次いで、図
に示すように、基部10の下方から基板給排部材9を上
昇させて、基部10に設けた空間16に、基板給排部材
9の先端部を挿通する。基板給排部材9の先端には、吸
着部材91、例えば、ゴム製の吸着カップが設けられ、
基板Sが基板給排部材9から脱落しないように、図示し
ない吸引装置によって基板Sを吸着保持することができ
るようになっている。上昇する基板給排部材9は、基部
10に設けられた空間16に入り込み、基部10上に載
置された基板Sの端縁Se近傍を吸引部材91で支え
て、基部10から基板Sを持ち上げ、さらに上昇して基
板Sを基部10から離脱する。このように、基板給排部
材9が基部10に設けられた空間16を下方から通過す
るだけで、スムーズに基部10から基板Sを離脱するこ
とができる。
【0034】また逆に、基板Sを基部10の保持平面に
装着するときは、図3に示した矢印方向とは逆方向に、
基部10の上方から、基板Sを吸着保持した基板給排部
材9を下降させ、基板Sが基部10の保持平面11に接
触する直前に、吸着カップ91の吸引動作を止め、さら
に、基板給排部材9を基部10の下方に向けて降下させ
ることにより、基板Sを基板給排部材9から基板保持部
材の基部10にスムーズに移載することができる。
装着するときは、図3に示した矢印方向とは逆方向に、
基部10の上方から、基板Sを吸着保持した基板給排部
材9を下降させ、基板Sが基部10の保持平面11に接
触する直前に、吸着カップ91の吸引動作を止め、さら
に、基板給排部材9を基部10の下方に向けて降下させ
ることにより、基板Sを基板給排部材9から基板保持部
材の基部10にスムーズに移載することができる。
【0035】(基板保持部材の他の実施例)次に、本発
明の基板保持部材の他の実施例について説明する。図4
は、本発明の基板保持部材の他の実施例を示す正面図で
ある。図において、基板保持部材1は、基部10上の保
持平面に、想像線Sa、Sb、およびScで示すよう
に、形状と寸法の異なる3種類の基板の周縁形状に対応
した溝部15a、15b、および15cが形成されてい
る。また、溝部15aに囲まれた領域Aに複数の吸引孔
12が形成され、また、溝部15bの外側で溝部15c
に囲まれた領域Cにも複数の引孔12が形成されてい
る。さらに、基板の周縁形状を示す3種類の想像線S
a、Sb、Scのすべてと重なるように、基部10の左
右両辺のそれぞれ2か所に、空間16が設けられてい
る。
明の基板保持部材の他の実施例について説明する。図4
は、本発明の基板保持部材の他の実施例を示す正面図で
ある。図において、基板保持部材1は、基部10上の保
持平面に、想像線Sa、Sb、およびScで示すよう
に、形状と寸法の異なる3種類の基板の周縁形状に対応
した溝部15a、15b、および15cが形成されてい
る。また、溝部15aに囲まれた領域Aに複数の吸引孔
12が形成され、また、溝部15bの外側で溝部15c
に囲まれた領域Cにも複数の引孔12が形成されてい
る。さらに、基板の周縁形状を示す3種類の想像線S
a、Sb、Scのすべてと重なるように、基部10の左
右両辺のそれぞれ2か所に、空間16が設けられてい
る。
【0036】上記構成の基板保持部材1において基板を
装着するとき、例えば、基板の周縁形状がSaの場合、
基板端縁を溝部15aのほぼ中央に位置させたのち、溝
部15aに囲まれた領域Aの複数の吸引孔12の吸引作
用により基板Saを吸着保持する。また、基板の周縁形
状がSbの場合、基板端縁を溝部15bのほぼ中央に位
置させて、前記基板Saと同様に、領域Aの複数の吸引
孔12の吸引作用により基板Sbを吸着保持する。さら
に、基板の周縁形状がScの場合、基板端縁を溝部15
cのほぼ中央に位置させるとともに、領域Aの複数の吸
引孔12および領域Cの複数の吸引孔12の吸引作用に
より基板Scを吸着保持する。
装着するとき、例えば、基板の周縁形状がSaの場合、
基板端縁を溝部15aのほぼ中央に位置させたのち、溝
部15aに囲まれた領域Aの複数の吸引孔12の吸引作
用により基板Saを吸着保持する。また、基板の周縁形
状がSbの場合、基板端縁を溝部15bのほぼ中央に位
置させて、前記基板Saと同様に、領域Aの複数の吸引
孔12の吸引作用により基板Sbを吸着保持する。さら
に、基板の周縁形状がScの場合、基板端縁を溝部15
cのほぼ中央に位置させるとともに、領域Aの複数の吸
引孔12および領域Cの複数の吸引孔12の吸引作用に
より基板Scを吸着保持する。
【0037】本実施例では、領域Aに形成された吸引孔
12と、領域Cに形成された吸引孔12の2つの吸引系
統を設けることによって、保持対象の基板の形状および
寸法に応じて、領域Aの吸引孔12のみに吸引作用をも
たせたり、領域A、Bの全吸引孔に吸引作用をもたせる
ことができる。なお、領域A、Bを1つの吸引系統で構
成し、領域Aのみで基板を吸着保持する場合、領域Bに
樹脂シートなどを吸着保持させるようにしてもよい。
12と、領域Cに形成された吸引孔12の2つの吸引系
統を設けることによって、保持対象の基板の形状および
寸法に応じて、領域Aの吸引孔12のみに吸引作用をも
たせたり、領域A、Bの全吸引孔に吸引作用をもたせる
ことができる。なお、領域A、Bを1つの吸引系統で構
成し、領域Aのみで基板を吸着保持する場合、領域Bに
樹脂シートなどを吸着保持させるようにしてもよい。
【0038】図4に示す基板保持部材1の基部10に基
板を装着するときは、基板Sa、Sb、またはScの端
縁部を支持した図示しない基板給排部材を、図に示す4
つの空間16の上方から下方へ向けて下降させることに
よって、基板を基部10の保持平面に移載することがで
きる。また、基部10に吸着保持された基板Sa、S
b、またはScを基部10から離脱するときは、図に示
す4つの空間16の下方から上方に向けて、図示しない
基板給排部材を上昇させ、基部10上の基板の端縁部を
基板給排部材で支持した後、さらに、基板給排部材を上
昇させることによって、基部10から基板を離脱するこ
とができる。
板を装着するときは、基板Sa、Sb、またはScの端
縁部を支持した図示しない基板給排部材を、図に示す4
つの空間16の上方から下方へ向けて下降させることに
よって、基板を基部10の保持平面に移載することがで
きる。また、基部10に吸着保持された基板Sa、S
b、またはScを基部10から離脱するときは、図に示
す4つの空間16の下方から上方に向けて、図示しない
基板給排部材を上昇させ、基部10上の基板の端縁部を
基板給排部材で支持した後、さらに、基板給排部材を上
昇させることによって、基部10から基板を離脱するこ
とができる。
【0039】なお、図4に示す基板保持部材1では、基
部10に吸着保持させることができる基板の形状と大き
さが3種類あり、そのいずれの基板に対しても基板給排
部材が通過するのに適した1種類の共通な空間16を備
えている。この共通の空間16は、基部10に吸着保持
される最も小さな基板(図の例では基板Sa)におい
て、基板給排部材が基板Saを保持するのに適した位置
と必要な面積を備え、かつ、基部10に吸着保持される
基板の面積に対して、吸引孔12を配置できない部分の
面積が最も大きい基板(図の例では基板Sb)において
も、基部10に確実かつ十分に基板を吸着保持できるよ
うに配置される。
部10に吸着保持させることができる基板の形状と大き
さが3種類あり、そのいずれの基板に対しても基板給排
部材が通過するのに適した1種類の共通な空間16を備
えている。この共通の空間16は、基部10に吸着保持
される最も小さな基板(図の例では基板Sa)におい
て、基板給排部材が基板Saを保持するのに適した位置
と必要な面積を備え、かつ、基部10に吸着保持される
基板の面積に対して、吸引孔12を配置できない部分の
面積が最も大きい基板(図の例では基板Sb)において
も、基部10に確実かつ十分に基板を吸着保持できるよ
うに配置される。
【0040】(塗布装置の構成)次に、上記した基板保
持部材を備えた塗布装置について説明する。図5は、本
発明の塗布装置の一実施例を示す外観斜視図である。図
において、1は、上述した基板保持部材である。基板保
持部材1は、回転軸17を介して塗布部枢体4に軸承さ
れている。2は、下向きに傾斜して位置された基板保持
部材1の保持平面(図では下面)に吸着保持された基板
に、塗布液を塗布する塗布ヘッドである。3は、前記塗
布ヘッド2を基板の傾斜角度と平行に移動するためのリ
ニアガイドである。4は、前記基板保持部材1を回動可
能に軸承するとともに、塗布ヘッド2をリニアガイド3
を介して保持する塗布部枢体である。5は、基板保持部
材1と、塗布ヘッド2とを備えた塗布部枢体4を、所定
の傾斜角度で保持する架台である。
持部材を備えた塗布装置について説明する。図5は、本
発明の塗布装置の一実施例を示す外観斜視図である。図
において、1は、上述した基板保持部材である。基板保
持部材1は、回転軸17を介して塗布部枢体4に軸承さ
れている。2は、下向きに傾斜して位置された基板保持
部材1の保持平面(図では下面)に吸着保持された基板
に、塗布液を塗布する塗布ヘッドである。3は、前記塗
布ヘッド2を基板の傾斜角度と平行に移動するためのリ
ニアガイドである。4は、前記基板保持部材1を回動可
能に軸承するとともに、塗布ヘッド2をリニアガイド3
を介して保持する塗布部枢体である。5は、基板保持部
材1と、塗布ヘッド2とを備えた塗布部枢体4を、所定
の傾斜角度で保持する架台である。
【0041】上記構成の塗布装置6において、基板保持
部材1は、塗布部枢体4に軸承された回転軸17に固定
されており、回転軸17を図に示す矢印方向に所定角度
回転することにより、基板保持部材1に吸着保持された
基板を、図に示す塗布液を塗布するための下向きの塗布
位置と、基板を基板保持部材1に装着したり、離脱する
ための上向きの基板着脱位置との間で回動する。本塗布
装置6では、基板塗布部材1に吸着保持された基板に塗
布処理を施すときは、図に示すように基板保持部材1を
下向きに位置させておき、前記基板保持部材1に吸着保
持された基板と所定の間隙を有し、上向きに開口した帯
状に延びるスリットを備えた塗布ヘッド2に塗布液を供
給して、基板と塗布ヘッドとの間隙に液溜まりを形成
し、前記液溜まりを形成した塗布ヘッド2を、リニアガ
イド3に沿って基板の塗布主面と平行に移動させて基板
に塗布膜を形成する。
部材1は、塗布部枢体4に軸承された回転軸17に固定
されており、回転軸17を図に示す矢印方向に所定角度
回転することにより、基板保持部材1に吸着保持された
基板を、図に示す塗布液を塗布するための下向きの塗布
位置と、基板を基板保持部材1に装着したり、離脱する
ための上向きの基板着脱位置との間で回動する。本塗布
装置6では、基板塗布部材1に吸着保持された基板に塗
布処理を施すときは、図に示すように基板保持部材1を
下向きに位置させておき、前記基板保持部材1に吸着保
持された基板と所定の間隙を有し、上向きに開口した帯
状に延びるスリットを備えた塗布ヘッド2に塗布液を供
給して、基板と塗布ヘッドとの間隙に液溜まりを形成
し、前記液溜まりを形成した塗布ヘッド2を、リニアガ
イド3に沿って基板の塗布主面と平行に移動させて基板
に塗布膜を形成する。
【0042】(基板給排装置)次に、上記塗布装置の基
板保持部材1に基板を着脱する方法について説明する。
図6は、塗布装置6へ基板を供給するための基板供給装
置と、塗布装置6から基板を排出するための基板排出装
置とを含めた、塗布装置の平面レイアウト図である。図
において、6は、塗布装置である。7は、基板Sを塗布
装置6に供給する基板供給装置である。また、8は、塗
布装置6から基板を排出する基板排出装置である。前記
基板供給装置7と、基板排出装置8は、いわゆる搬送ロ
ボットであり、ロボットのアーム先端にそれぞれ基板給
排部材9を備えている。
板保持部材1に基板を着脱する方法について説明する。
図6は、塗布装置6へ基板を供給するための基板供給装
置と、塗布装置6から基板を排出するための基板排出装
置とを含めた、塗布装置の平面レイアウト図である。図
において、6は、塗布装置である。7は、基板Sを塗布
装置6に供給する基板供給装置である。また、8は、塗
布装置6から基板を排出する基板排出装置である。前記
基板供給装置7と、基板排出装置8は、いわゆる搬送ロ
ボットであり、ロボットのアーム先端にそれぞれ基板給
排部材9を備えている。
【0043】なお図6は、塗布装置6の基板保持部材1
に下向きに吸着保持されている基板Sに対して、塗布ヘ
ッド2による塗布処理が開始されるときの状態を示して
いる。このとき、基板供給装置7は、次に塗布処理を受
ける基板Sを、基板供給位置Uにて図示しない基板搬送
装置から基板給排部材9に移載している。また、基板排
出装置8の基板給排部材9は、塗布装置6にて塗布処理
された基板Sを排出するために、塗布装置6の基板保持
部材1が回転軸17を介して反転する基板着脱位置Vに
て待機している。前記基板供給装置7の基板給排部材9
は、図にしめす基板供給位置Uと基板着脱位置Vとの間
を往復動可能であり、また基板排出装置8の基板給排部
材9は、図に示す基板着脱位置Vと基板排出位置Wとの
間で往復動可能である。
に下向きに吸着保持されている基板Sに対して、塗布ヘ
ッド2による塗布処理が開始されるときの状態を示して
いる。このとき、基板供給装置7は、次に塗布処理を受
ける基板Sを、基板供給位置Uにて図示しない基板搬送
装置から基板給排部材9に移載している。また、基板排
出装置8の基板給排部材9は、塗布装置6にて塗布処理
された基板Sを排出するために、塗布装置6の基板保持
部材1が回転軸17を介して反転する基板着脱位置Vに
て待機している。前記基板供給装置7の基板給排部材9
は、図にしめす基板供給位置Uと基板着脱位置Vとの間
を往復動可能であり、また基板排出装置8の基板給排部
材9は、図に示す基板着脱位置Vと基板排出位置Wとの
間で往復動可能である。
【0044】塗布装置6おいて、塗布ヘッド2による基
板Sへの塗布処理が完了すると、先ず、塗布装置6の基
板保持部材1が、回転軸17を回転中心にして基板着脱
位置Vへ反転し、待機している基板排出装置8の基板給
排部材9に基板Sを移載する。次に、基板排出装置8
は、塗布処理を受けた基板Sを載置した基板給排部材9
を、基板着脱位置Vから基板排出位置Wへ移動し、図示
しない基板搬送装置に基板Sを移載する。同時に、基板
供給装置7の基板給排部材9が、基板供給位置Uから基
板着脱位置Vへ移動し、塗布処理を終えた基板を離脱し
基板着脱位置Vにて待機している基板保持部材1に、次
に塗布処理を受ける新しい基板Sを移載する。
板Sへの塗布処理が完了すると、先ず、塗布装置6の基
板保持部材1が、回転軸17を回転中心にして基板着脱
位置Vへ反転し、待機している基板排出装置8の基板給
排部材9に基板Sを移載する。次に、基板排出装置8
は、塗布処理を受けた基板Sを載置した基板給排部材9
を、基板着脱位置Vから基板排出位置Wへ移動し、図示
しない基板搬送装置に基板Sを移載する。同時に、基板
供給装置7の基板給排部材9が、基板供給位置Uから基
板着脱位置Vへ移動し、塗布処理を終えた基板を離脱し
基板着脱位置Vにて待機している基板保持部材1に、次
に塗布処理を受ける新しい基板Sを移載する。
【0045】次いで、新しい基板Sを吸着保持した基板
保持部材1は、回転軸17を中心にして基板着脱位置V
から塗布装置6の塗布位置に反転して復帰する。この間
に、基板供給装置7の基板給排部材9が、基板着脱位置
Vから基板供給位置Uへ、また、基板排出装置8の基板
給排部材9が、基板排出位置Wから基板着脱位置Vへ移
動復帰し、さらに、塗布ヘッド2も塗布開始位置に復帰
して図6に示す状態に戻り、次の新しい基板への塗布処
理を再び開始する。
保持部材1は、回転軸17を中心にして基板着脱位置V
から塗布装置6の塗布位置に反転して復帰する。この間
に、基板供給装置7の基板給排部材9が、基板着脱位置
Vから基板供給位置Uへ、また、基板排出装置8の基板
給排部材9が、基板排出位置Wから基板着脱位置Vへ移
動復帰し、さらに、塗布ヘッド2も塗布開始位置に復帰
して図6に示す状態に戻り、次の新しい基板への塗布処
理を再び開始する。
【0046】次に、上記基板給排装置を含めた塗布装置
の一連の動作のうち、基板着脱位置Vにおける基板保持
部材への基板の着脱動作について、より詳細に説明す
る。図7は、塗布装置6に備えられた基板保持部材1
と、基板供給装置、または基板排出装置の基板給排部材
9との間での、基板の受け渡しを説明するための動作説
明図である。図7(a)は、基板保持部材1に下向けに
吸着保持された基板Sの塗布主面(下面)に、塗布ヘッ
ド2を用いて、塗布液を塗布している状態を示してい
る。基板保持部材1は、図示されていないが保持平面に
複数の吸引孔が設けられ、該吸引孔は、図示しない吸引
装置に接続され、吸引装置を駆動することにより吸引孔
に吸引作用が生じて、基板Sを吸着保持することができ
る。また、図示するように、基板着脱位置Vには、塗布
処理を終えた基板Sを、基板保持部材1から離脱するた
めの基板給排部材9が待機している。基板給排部材9の
先端には、基板Sの端縁部を吸着保持する吸引部材が装
着されており図示しない吸引装置に接続されている。
の一連の動作のうち、基板着脱位置Vにおける基板保持
部材への基板の着脱動作について、より詳細に説明す
る。図7は、塗布装置6に備えられた基板保持部材1
と、基板供給装置、または基板排出装置の基板給排部材
9との間での、基板の受け渡しを説明するための動作説
明図である。図7(a)は、基板保持部材1に下向けに
吸着保持された基板Sの塗布主面(下面)に、塗布ヘッ
ド2を用いて、塗布液を塗布している状態を示してい
る。基板保持部材1は、図示されていないが保持平面に
複数の吸引孔が設けられ、該吸引孔は、図示しない吸引
装置に接続され、吸引装置を駆動することにより吸引孔
に吸引作用が生じて、基板Sを吸着保持することができ
る。また、図示するように、基板着脱位置Vには、塗布
処理を終えた基板Sを、基板保持部材1から離脱するた
めの基板給排部材9が待機している。基板給排部材9の
先端には、基板Sの端縁部を吸着保持する吸引部材が装
着されており図示しない吸引装置に接続されている。
【0047】基板保持部材1に下向きに吸着保持された
基板Sを、基板保持部材1から離脱するときは、先ず、
図7(b)に示すように、回転軸17を中心にして基板
保持部材1を反転し、基板Sを上向きにしながら、基板
保持部材1に設けられた空間16が、あらかじめ待機し
ている基板給排部材9の吸引部材に位置する位置に回動
して停止し、その後、基板保持部材1の吸引孔による基
板Sの吸引作用を止める。次いで、図7(c)に示すよ
うに、基板給排部材9が上昇し、その先端部の吸引部材
が、基板保持部材1の空間16に位置する基板Sの端縁
部を吸着したのち、さらに基板給排部材9を上昇させ
て、基板Sを基板保持部材1から離脱する。基板Sを吸
着した基板給排部材9は、その後、基板保持部材1の上
方から退避し、例えば、レベリング工程、乾燥工程など
の次の工程に向けて基板Sを搬出する。
基板Sを、基板保持部材1から離脱するときは、先ず、
図7(b)に示すように、回転軸17を中心にして基板
保持部材1を反転し、基板Sを上向きにしながら、基板
保持部材1に設けられた空間16が、あらかじめ待機し
ている基板給排部材9の吸引部材に位置する位置に回動
して停止し、その後、基板保持部材1の吸引孔による基
板Sの吸引作用を止める。次いで、図7(c)に示すよ
うに、基板給排部材9が上昇し、その先端部の吸引部材
が、基板保持部材1の空間16に位置する基板Sの端縁
部を吸着したのち、さらに基板給排部材9を上昇させ
て、基板Sを基板保持部材1から離脱する。基板Sを吸
着した基板給排部材9は、その後、基板保持部材1の上
方から退避し、例えば、レベリング工程、乾燥工程など
の次の工程に向けて基板Sを搬出する。
【0048】一方、基板保持部材1に基板Sを装着する
ときは、あらかじめ他の場所で、基板給排部材9に基板
Sを載置しておき、上記離脱動作とは逆の順序で基板給
排部材9から基板保持部材1に基板Sを移載する。すな
わち、図7(c)に示すように、先ず、基板着脱位置に
待機している基板保持部材1の上方から、基板給排部材
9を下降させ、基板給排部材9に吸着している基板Sを
基板保持部材に移載する。次いで、図7(b)に示すよ
うに、移載された基板Sを基板保持部材1が吸着した
後、回転軸17を中心にして基板保持部材1を塗布装置
の塗布部に向けて反転する。しかる後、図7(a)に示
すように、塗布ヘッド2による塗布処理を受ける。
ときは、あらかじめ他の場所で、基板給排部材9に基板
Sを載置しておき、上記離脱動作とは逆の順序で基板給
排部材9から基板保持部材1に基板Sを移載する。すな
わち、図7(c)に示すように、先ず、基板着脱位置に
待機している基板保持部材1の上方から、基板給排部材
9を下降させ、基板給排部材9に吸着している基板Sを
基板保持部材に移載する。次いで、図7(b)に示すよ
うに、移載された基板Sを基板保持部材1が吸着した
後、回転軸17を中心にして基板保持部材1を塗布装置
の塗布部に向けて反転する。しかる後、図7(a)に示
すように、塗布ヘッド2による塗布処理を受ける。
【0049】上記したように、本実施例の基板保持部材
1は、基板給排部材9との間で基板Sを受け渡しすると
き、基板保持部材1に設けた空間16、すなわち、基板
Sの端縁部の非塗布面が露出し、該露出した基板の非塗
布面を基板給排部材9が吸着したり離脱することができ
る空間16を備えることによって、迅速、かつ確実に基
板保持部材1から基板を離脱したり、基板保持部材1へ
基板を装着することができる。また、本実施例の基板給
排部材9は、基板Sの外周端部を吸着保持するように構
成されており、従って、基板給排部材9に備えた吸引部
材の吸引動作によって生じる冷却作用に起因する、基板
の局部的な温度低下による塗布膜の膜厚への影響を減少
することができる。
1は、基板給排部材9との間で基板Sを受け渡しすると
き、基板保持部材1に設けた空間16、すなわち、基板
Sの端縁部の非塗布面が露出し、該露出した基板の非塗
布面を基板給排部材9が吸着したり離脱することができ
る空間16を備えることによって、迅速、かつ確実に基
板保持部材1から基板を離脱したり、基板保持部材1へ
基板を装着することができる。また、本実施例の基板給
排部材9は、基板Sの外周端部を吸着保持するように構
成されており、従って、基板給排部材9に備えた吸引部
材の吸引動作によって生じる冷却作用に起因する、基板
の局部的な温度低下による塗布膜の膜厚への影響を減少
することができる。
【0050】(塗布装置の詳細構成)次に、本発明の塗
布装置の構成について、より詳しく説明する。図8は、
本発明の塗布装置の一実施例を示す側面透視図である。
図において、1は、基板保持部材であり、2は、塗布ヘ
ッド、3は、塗布ヘッド2を傾斜角度θで移動するため
のリニアガイド、4は、塗布部枢体である。前記基板保
持部材1は回転軸17に固定され、また、回転軸17は
塗布部枢体4に軸承されている。前記回転軸17は伝導
手段を介してモータM1に連結され、モータM1を駆動
することによって、図に示す塗布位置と、想像線で示す
基板着脱位置Vとの間で、円弧状の矢印方向に基板保持
部材1を回動することができる。
布装置の構成について、より詳しく説明する。図8は、
本発明の塗布装置の一実施例を示す側面透視図である。
図において、1は、基板保持部材であり、2は、塗布ヘ
ッド、3は、塗布ヘッド2を傾斜角度θで移動するため
のリニアガイド、4は、塗布部枢体である。前記基板保
持部材1は回転軸17に固定され、また、回転軸17は
塗布部枢体4に軸承されている。前記回転軸17は伝導
手段を介してモータM1に連結され、モータM1を駆動
することによって、図に示す塗布位置と、想像線で示す
基板着脱位置Vとの間で、円弧状の矢印方向に基板保持
部材1を回動することができる。
【0051】塗布部枢体4の基板保持部材1との対向面
には、基板保持部材1の基板保持平面と平行になるよう
にガイドレール3が固定されており、このガイドレール
3上には、塗布ヘッド2を含む塗布液供給手段がスライ
ド可能に保持されている。この塗布ヘッド2を含む塗布
液供給手段は、ガイドレール3に沿って配置されたボー
ルねじ31に噛み合っている。該ボールねじ31はモー
タM2に連結されており、モータM2を駆動することに
よって、塗布ヘッド2を含む塗布液供給手段を、基板保
持部材1の基板保持平面と平行に、ガイドレール3に沿
ってスライドすることができる。
には、基板保持部材1の基板保持平面と平行になるよう
にガイドレール3が固定されており、このガイドレール
3上には、塗布ヘッド2を含む塗布液供給手段がスライ
ド可能に保持されている。この塗布ヘッド2を含む塗布
液供給手段は、ガイドレール3に沿って配置されたボー
ルねじ31に噛み合っている。該ボールねじ31はモー
タM2に連結されており、モータM2を駆動することに
よって、塗布ヘッド2を含む塗布液供給手段を、基板保
持部材1の基板保持平面と平行に、ガイドレール3に沿
ってスライドすることができる。
【0052】前記塗布ヘッド2を含む塗布液供給手段の
スライド範囲は、少なくとも基板保持部材1に保持され
た基板Sの全長以上の範囲を移動することができ、この
移動範囲と、前述した基板保持部材の塗布位置と基板着
脱位置とのあいだの回動範囲とは、互いに重ならないよ
うに配置されており、従って、塗布液供給手段の移動中
に、基板保持部材1を回動することもできるので、塗布
装置の動作時間を短縮可能である。
スライド範囲は、少なくとも基板保持部材1に保持され
た基板Sの全長以上の範囲を移動することができ、この
移動範囲と、前述した基板保持部材の塗布位置と基板着
脱位置とのあいだの回動範囲とは、互いに重ならないよ
うに配置されており、従って、塗布液供給手段の移動中
に、基板保持部材1を回動することもできるので、塗布
装置の動作時間を短縮可能である。
【0053】詳細については後述するが、塗布ヘッド2
を含む塗布液供給手段は、塗布ヘッド2と、塗布液供給
ポンプP、塗布液供給タンクT、濾過フィルタF、およ
び図示しない配管などで構成される。なお、塗布ヘッド
2は、図示していない高さ調整手段によって、基板保持
部材1に吸着保持される基板Sとの間隙を調節可能にリ
ニアガイド3に載置されている。塗布ヘッド2と基板S
との前記間隙は、基板Sに塗布する塗布液の粘度や表面
張力、基板Sに対する濡れ性などの物理的特性、および
基板Sに塗布する塗布膜の膜厚などを考慮して、最適な
寸法に調節する。
を含む塗布液供給手段は、塗布ヘッド2と、塗布液供給
ポンプP、塗布液供給タンクT、濾過フィルタF、およ
び図示しない配管などで構成される。なお、塗布ヘッド
2は、図示していない高さ調整手段によって、基板保持
部材1に吸着保持される基板Sとの間隙を調節可能にリ
ニアガイド3に載置されている。塗布ヘッド2と基板S
との前記間隙は、基板Sに塗布する塗布液の粘度や表面
張力、基板Sに対する濡れ性などの物理的特性、および
基板Sに塗布する塗布膜の膜厚などを考慮して、最適な
寸法に調節する。
【0054】前記構成の基板保持部材1と、塗布ヘッド
2を含む塗布液供給手段とを備えた塗布部枢体4は、架
台5に設けられた塗布部支持軸51、および塗布部枢体
4の傾斜角度調整手段52とを介して、架台5に回動可
能に保持されている。傾斜角度調整手段52は、ボール
ねじ53と噛み合っており、該ボールねじ53は、その
一端に固定されたかさ歯車54、および伝動手段を介し
てモータM3に連結されており、モータM3を駆動する
ことにより、ボールねじ53に噛み合った傾斜角度調整
手段52が矢印方向に移動し、塗布部枢体4の傾斜角度
を調節することができる。
2を含む塗布液供給手段とを備えた塗布部枢体4は、架
台5に設けられた塗布部支持軸51、および塗布部枢体
4の傾斜角度調整手段52とを介して、架台5に回動可
能に保持されている。傾斜角度調整手段52は、ボール
ねじ53と噛み合っており、該ボールねじ53は、その
一端に固定されたかさ歯車54、および伝動手段を介し
てモータM3に連結されており、モータM3を駆動する
ことにより、ボールねじ53に噛み合った傾斜角度調整
手段52が矢印方向に移動し、塗布部枢体4の傾斜角度
を調節することができる。
【0055】塗布部枢体4の傾斜角度は、基板Sに塗布
する塗布液の粘度や表面張力、基板Sに対する濡れ性な
どの物理的特性、および基板Sに塗布される塗布膜の膜
厚などを考慮して最適な角度に調節する。このように、
塗布部枢体4を傾斜することによって、基板保持部材1
に吸着保持された塗布処理を受ける基板Sは、図に示す
ように傾斜角度θで傾斜し、また、傾斜した基板Sに対
して一定の間隙を維持しながら、基板Sの塗布主面と平
行に塗布ヘッド2をスライドすることができる。
する塗布液の粘度や表面張力、基板Sに対する濡れ性な
どの物理的特性、および基板Sに塗布される塗布膜の膜
厚などを考慮して最適な角度に調節する。このように、
塗布部枢体4を傾斜することによって、基板保持部材1
に吸着保持された塗布処理を受ける基板Sは、図に示す
ように傾斜角度θで傾斜し、また、傾斜した基板Sに対
して一定の間隙を維持しながら、基板Sの塗布主面と平
行に塗布ヘッド2をスライドすることができる。
【0056】(塗布装置の動作)次に、上記した塗布装
置における基板Sへの塗布処理動作について説明する。
塗布装置6は、先ず、モータM1を駆動して、基板保持
部材1を回転軸17を中心にして回転し、想像線で示す
基板着脱位置Vに反転し、ここで基板Sを装着する。な
お、図において18は、基板保持部材1が基板着脱位置
Vにて位置決めされて停止するためのストッパーであ
る。次いで、基板Sを吸着保持した基板保持部材1を、
図に実線で示す塗布位置までモータM1を駆動して反転
する。塗布位置に反転した基板保持部材1は、塗布部枢
体4に設けられた図示しないストッパーにより傾斜角度
θで塗布位置に固定される。
置における基板Sへの塗布処理動作について説明する。
塗布装置6は、先ず、モータM1を駆動して、基板保持
部材1を回転軸17を中心にして回転し、想像線で示す
基板着脱位置Vに反転し、ここで基板Sを装着する。な
お、図において18は、基板保持部材1が基板着脱位置
Vにて位置決めされて停止するためのストッパーであ
る。次いで、基板Sを吸着保持した基板保持部材1を、
図に実線で示す塗布位置までモータM1を駆動して反転
する。塗布位置に反転した基板保持部材1は、塗布部枢
体4に設けられた図示しないストッパーにより傾斜角度
θで塗布位置に固定される。
【0057】次に、塗布ヘッド2を含む塗布液供給手段
が、モーターM2によって駆動され、リニアガイド3に
沿って図に示す塗布開始位置から右斜め下方に向かって
スライドされる。図示されていないが、塗布ヘッド2の
最上面には、塗布液供給ポンプPにて塗布ヘッド2に供
給された塗布液が液溜まりを形成しており、塗布ヘッド
2がスライドされることによって、前記液溜まりが基板
Sの下向きになった塗布主面に順次付着し、基板Sに均
一な膜圧の塗布膜を形成する。基板Sの全長にわたって
塗布処理を終えた塗布ヘッド2は、その後、塗布終了位
置Eにて停止する。
が、モーターM2によって駆動され、リニアガイド3に
沿って図に示す塗布開始位置から右斜め下方に向かって
スライドされる。図示されていないが、塗布ヘッド2の
最上面には、塗布液供給ポンプPにて塗布ヘッド2に供
給された塗布液が液溜まりを形成しており、塗布ヘッド
2がスライドされることによって、前記液溜まりが基板
Sの下向きになった塗布主面に順次付着し、基板Sに均
一な膜圧の塗布膜を形成する。基板Sの全長にわたって
塗布処理を終えた塗布ヘッド2は、その後、塗布終了位
置Eにて停止する。
【0058】次に、モータM1を駆動して、基板保持部
材1を基板着脱位置Vに再び反転し、ストッパー18に
て基板保持部材1を止める。次いで、図示しない基板排
出装置にて基板保持部材1上に載置された塗布処理済の
基板を離脱する。さらに、塗布処理を受ける次の新しい
基板を、図示しない基板供給装置から受け取ったのち、
再び基板保持部材を反転して塗布位置に戻し、塗布処理
を再開する。上記一連の工程を繰り返すことによって順
次連続して基板Sに塗布処理を施すことができる。
材1を基板着脱位置Vに再び反転し、ストッパー18に
て基板保持部材1を止める。次いで、図示しない基板排
出装置にて基板保持部材1上に載置された塗布処理済の
基板を離脱する。さらに、塗布処理を受ける次の新しい
基板を、図示しない基板供給装置から受け取ったのち、
再び基板保持部材を反転して塗布位置に戻し、塗布処理
を再開する。上記一連の工程を繰り返すことによって順
次連続して基板Sに塗布処理を施すことができる。
【0059】ちなみに、塗布処理を受ける基板のサイズ
が縦横650mmの場合、従来の基板保持部材を用いた
塗布装置では、1枚あたりの塗布処理時間が平均60秒
程度であったが、本発明の基板保持部材を用いたとき
は、1枚あたりの塗布処理時間を約45秒に短縮するこ
とができ、飛躍的に塗布処理工程の生産性を向上でき
た。なお、塗布ヘッド2による塗布処理は、毎秒約30
mmの移動速度で行っている。
が縦横650mmの場合、従来の基板保持部材を用いた
塗布装置では、1枚あたりの塗布処理時間が平均60秒
程度であったが、本発明の基板保持部材を用いたとき
は、1枚あたりの塗布処理時間を約45秒に短縮するこ
とができ、飛躍的に塗布処理工程の生産性を向上でき
た。なお、塗布ヘッド2による塗布処理は、毎秒約30
mmの移動速度で行っている。
【0060】(塗布液供給手段)次に、上記塗布装置に
おける基板への塗布液供給手段について詳細に説明す
る。図9は、本発明の塗布装置で用いられる塗布ヘッド
の断面形状、および塗布ヘッドへの塗布液供給機構の構
成を示している。
おける基板への塗布液供給手段について詳細に説明す
る。図9は、本発明の塗布装置で用いられる塗布ヘッド
の断面形状、および塗布ヘッドへの塗布液供給機構の構
成を示している。
【0061】(塗布ヘッド)図において、塗布ヘッド2
は、本体上面に、この塗布ヘッド2の長手幅方向と平行
に、水平に延びるように形成された吐出スリット20
と、本体内部に形成された吐出液溜め部22とを備えて
いて、この吐出液溜め部22は、吐出スリット20の全
域にわたって連通されている。前記吐出スリット20と
吐出液溜め部22とは、図に斜線で示す前壁部26と隔
壁部27とで構成される。
は、本体上面に、この塗布ヘッド2の長手幅方向と平行
に、水平に延びるように形成された吐出スリット20
と、本体内部に形成された吐出液溜め部22とを備えて
いて、この吐出液溜め部22は、吐出スリット20の全
域にわたって連通されている。前記吐出スリット20と
吐出液溜め部22とは、図に斜線で示す前壁部26と隔
壁部27とで構成される。
【0062】吐出液溜め部22を構成する前壁部26に
は、吐出液溜め部22に連通する塗布液供給口24が設
けられていて、この塗布液供給口24から吐出液溜め部
22内に塗布液が供給されるようになっている。この塗
布液供給口24は、塗布ヘッドの長手幅方向において、
その中央部に1個設けられていればよいが、塗布ヘッド
の長手幅方向に沿って複数個設けるようにしてもよい。
は、吐出液溜め部22に連通する塗布液供給口24が設
けられていて、この塗布液供給口24から吐出液溜め部
22内に塗布液が供給されるようになっている。この塗
布液供給口24は、塗布ヘッドの長手幅方向において、
その中央部に1個設けられていればよいが、塗布ヘッド
の長手幅方向に沿って複数個設けるようにしてもよい。
【0063】塗布ヘッド2の本体上面には、前記吐出ス
リット20と平行に延びるように、吐出スリット20で
吐出されて形成された液溜まりBの塗布液を吸い込むた
めの、さらにもう1本のスリット21が形成されてい
る。この吸込スリット21は、その開口面が、図面から
分かるように、塗布ヘッド上面の吐出スリット20の開
口面よりわずかに低い位置に形成されている。また、塗
布ヘッド2の本体内部には、さらに、吐出液溜め部22
と隔壁部27によって分離された排出液溜め部23が形
成され、この排出液溜め部23が吸込スリット21の全
域にわたって連通され、前記吸込スリット21と排出液
溜め部23とは、図に斜線で示す隔壁部27と後壁部2
8とによって構成されている。
リット20と平行に延びるように、吐出スリット20で
吐出されて形成された液溜まりBの塗布液を吸い込むた
めの、さらにもう1本のスリット21が形成されてい
る。この吸込スリット21は、その開口面が、図面から
分かるように、塗布ヘッド上面の吐出スリット20の開
口面よりわずかに低い位置に形成されている。また、塗
布ヘッド2の本体内部には、さらに、吐出液溜め部22
と隔壁部27によって分離された排出液溜め部23が形
成され、この排出液溜め部23が吸込スリット21の全
域にわたって連通され、前記吸込スリット21と排出液
溜め部23とは、図に斜線で示す隔壁部27と後壁部2
8とによって構成されている。
【0064】排出液溜め部23を構成する後壁部28に
は、排出液溜め部23に連通する塗布液排出口25が設
けられていて、この塗布液排出口25から排出液溜め部
23内の塗布液が排出されるようになっている。この塗
布液排出口25も、塗布液供給口24と同様に、塗布ヘ
ッド2の長手幅方向において、その中央部に1個設けら
れていればよいが、複数個設けるようにしてもよい。
は、排出液溜め部23に連通する塗布液排出口25が設
けられていて、この塗布液排出口25から排出液溜め部
23内の塗布液が排出されるようになっている。この塗
布液排出口25も、塗布液供給口24と同様に、塗布ヘ
ッド2の長手幅方向において、その中央部に1個設けら
れていればよいが、複数個設けるようにしてもよい。
【0065】上記塗布ヘッドの外観斜視図を図10に示
す。図において、20は、吐出スリット、21は、吸込
スリット、22は、吐出液溜め部、23は、排出液溜め
部である。吐出スリット20と、吐出液溜め部22と
は、前壁部26と隔壁部27とによって構成され、同様
に、吸込スリット21と、排出液溜め部23とは、隔壁
部27と後壁部28とによって構成されている。また、
2つのスリット20、21と、2つの液溜め部22、2
3との側端開口を塞ぐために、塗布ヘッド2の長手幅方
向の両端部にそれぞれ側壁部29が固着されている。さ
らに、図に示すように後壁部28の長手幅方向のほぼ中
心に、排出液溜め部23と連通する塗布液排出口25が
設けられ、また、図示していないが、前壁部26の長手
幅方向のほぼ中心に、吐出液溜め部22と連通する塗布
液供給口が設けられている。
す。図において、20は、吐出スリット、21は、吸込
スリット、22は、吐出液溜め部、23は、排出液溜め
部である。吐出スリット20と、吐出液溜め部22と
は、前壁部26と隔壁部27とによって構成され、同様
に、吸込スリット21と、排出液溜め部23とは、隔壁
部27と後壁部28とによって構成されている。また、
2つのスリット20、21と、2つの液溜め部22、2
3との側端開口を塞ぐために、塗布ヘッド2の長手幅方
向の両端部にそれぞれ側壁部29が固着されている。さ
らに、図に示すように後壁部28の長手幅方向のほぼ中
心に、排出液溜め部23と連通する塗布液排出口25が
設けられ、また、図示していないが、前壁部26の長手
幅方向のほぼ中心に、吐出液溜め部22と連通する塗布
液供給口が設けられている。
【0066】本実施例の塗布装置では、上記構成の塗布
ヘッドに、以下に述べる塗布液供給機構が設けられてい
る。図9に示すように、塗布ヘッド2の前壁部26に設
けられた塗布液供給口24には、塗布液供給パイプP
1、P2を介して塗布液供給ポンプPの吐出側が接続さ
れており、この塗布液供給ポンプPから塗布液供給口2
4に塗布液が供給されるようになっている。また塗布液
供給パイプP1とP2との間には、塗布液濾過フィルタ
Fが接続されている。
ヘッドに、以下に述べる塗布液供給機構が設けられてい
る。図9に示すように、塗布ヘッド2の前壁部26に設
けられた塗布液供給口24には、塗布液供給パイプP
1、P2を介して塗布液供給ポンプPの吐出側が接続さ
れており、この塗布液供給ポンプPから塗布液供給口2
4に塗布液が供給されるようになっている。また塗布液
供給パイプP1とP2との間には、塗布液濾過フィルタ
Fが接続されている。
【0067】一方、塗布ヘッド2の後壁部28に設けら
れた塗布液排出口25には、排出パイプP3を介して補
助タンクTaが接続され、この補助タンクTaには、下
端部が塗布液供給タンクT内に挿入された排出パイプP
4が接続されている。補助タンクTaは、後述するよう
に、その中を循環する塗布液の液面が、塗布ヘッド2の
吸込スリット21の開口面と同じ高さをとることができ
る位置に配置されており、排出パイプP3は、補助タン
クTaの底部に接続され、排出パイプP4は、補助タン
クTaの側壁に吸込スリット21の開口面とほぼ同じ高
さ位置で接続されている。塗布液供給ポンプPの吸込側
には吸引パイプP5が接続され、この吸引パイプP5の
下端部は塗布液供給タンクT内に挿入されている。この
塗布液供給タンクTの上部は開放可能であり、いつでも
塗布液を補給することができる。
れた塗布液排出口25には、排出パイプP3を介して補
助タンクTaが接続され、この補助タンクTaには、下
端部が塗布液供給タンクT内に挿入された排出パイプP
4が接続されている。補助タンクTaは、後述するよう
に、その中を循環する塗布液の液面が、塗布ヘッド2の
吸込スリット21の開口面と同じ高さをとることができ
る位置に配置されており、排出パイプP3は、補助タン
クTaの底部に接続され、排出パイプP4は、補助タン
クTaの側壁に吸込スリット21の開口面とほぼ同じ高
さ位置で接続されている。塗布液供給ポンプPの吸込側
には吸引パイプP5が接続され、この吸引パイプP5の
下端部は塗布液供給タンクT内に挿入されている。この
塗布液供給タンクTの上部は開放可能であり、いつでも
塗布液を補給することができる。
【0068】図9に示した塗布液供給機構では、塗布液
供給タンクT内に塗布液が充填されており、排出パイプ
P4の下端部が、塗布液供給タンクT内において塗布液
の液面の下方に位置されている。さらに塗布ヘッドの2
つの液溜め部22、23、供給パイプP1、P2内、排
出パイプP3、P4内、および補助タンクTa内にも塗
布液が充満している。塗布液供給タンクT内の塗布液
は、塗布液供給ポンプPの駆動によって、吸引パイプP
5を介して塗布液供給口24から塗布ヘッド2の吐出液
溜め部22に導入される。そして、吐出液溜め部22に
導入された塗布液は、吐出スリット20を経由して、塗
布ヘッドの上面に吐出し液溜まりBを形成する。さら
に、この液溜まりBから、過剰な塗布液が吸込スリット
21の方向に流れる。
供給タンクT内に塗布液が充填されており、排出パイプ
P4の下端部が、塗布液供給タンクT内において塗布液
の液面の下方に位置されている。さらに塗布ヘッドの2
つの液溜め部22、23、供給パイプP1、P2内、排
出パイプP3、P4内、および補助タンクTa内にも塗
布液が充満している。塗布液供給タンクT内の塗布液
は、塗布液供給ポンプPの駆動によって、吸引パイプP
5を介して塗布液供給口24から塗布ヘッド2の吐出液
溜め部22に導入される。そして、吐出液溜め部22に
導入された塗布液は、吐出スリット20を経由して、塗
布ヘッドの上面に吐出し液溜まりBを形成する。さら
に、この液溜まりBから、過剰な塗布液が吸込スリット
21の方向に流れる。
【0069】このとき、後壁部28の塗布液排出口25
と、補助タンクTaの底部とが排出パイプP3によって
連通されていることにより、補助タンクTa内の塗布液
の液面と、吸込スリット21における塗布液の液面と
が、平衡して同一高さに維持される。このため、液溜ま
りBから吸込スリット21に流れる塗布液によって、吸
込スリット21における塗布液の液面が上昇すると、補
助タンクTa内における塗布液の液面も上昇して、その
上昇分だけ、塗布液が排出パイプP4を通って、補助タ
ンクTaから塗布液供給タンクT内に排出される。すな
わち、補助タンクTa内の塗布液の液面は、ほぼ一定の
高さにあり、この液面と平衡の関係をもつ吸込スリット
21における塗布液の液面の高さも、一定に保たれるこ
とになる。
と、補助タンクTaの底部とが排出パイプP3によって
連通されていることにより、補助タンクTa内の塗布液
の液面と、吸込スリット21における塗布液の液面と
が、平衡して同一高さに維持される。このため、液溜ま
りBから吸込スリット21に流れる塗布液によって、吸
込スリット21における塗布液の液面が上昇すると、補
助タンクTa内における塗布液の液面も上昇して、その
上昇分だけ、塗布液が排出パイプP4を通って、補助タ
ンクTaから塗布液供給タンクT内に排出される。すな
わち、補助タンクTa内の塗布液の液面は、ほぼ一定の
高さにあり、この液面と平衡の関係をもつ吸込スリット
21における塗布液の液面の高さも、一定に保たれるこ
とになる。
【0070】図9に示した塗布液供給機構においては、
塗布液供給ポンプPによる塗布液の吸引のために、塗布
液供給タンクTは開放型とされ、さらに、塗布ヘッド2
からの塗布液の排出のために、塗布液供給タンクTは、
塗布ヘッドよりも低い高さ位置に設置される。もし、後
壁部28の塗布液排出口25から、塗布液供給タンクT
に直接塗布液を排出すると、塗布ヘッド2と塗布液供給
タンクTとの高低差のために、排出液溜め部23内の塗
布液が、塗布液供給タンクTに流出してしまう。その結
果、この液溜め部23内における塗布液と空気との接触
面積が大幅に増大し、塗布液の乾燥を招くことになる。
しかし、上述したように補助タンクTaが設けられるこ
とによって、吸込スリット21における塗布液の液面が
一定の高さに維持され、排出液溜め部23から塗布液が
自然流出して、塗布液と空気との接触面積が増大するこ
とが防止される。
塗布液供給ポンプPによる塗布液の吸引のために、塗布
液供給タンクTは開放型とされ、さらに、塗布ヘッド2
からの塗布液の排出のために、塗布液供給タンクTは、
塗布ヘッドよりも低い高さ位置に設置される。もし、後
壁部28の塗布液排出口25から、塗布液供給タンクT
に直接塗布液を排出すると、塗布ヘッド2と塗布液供給
タンクTとの高低差のために、排出液溜め部23内の塗
布液が、塗布液供給タンクTに流出してしまう。その結
果、この液溜め部23内における塗布液と空気との接触
面積が大幅に増大し、塗布液の乾燥を招くことになる。
しかし、上述したように補助タンクTaが設けられるこ
とによって、吸込スリット21における塗布液の液面が
一定の高さに維持され、排出液溜め部23から塗布液が
自然流出して、塗布液と空気との接触面積が増大するこ
とが防止される。
【0071】また、上記の塗布液供給機構によれば、塗
布液供給タンクTから塗布ヘッド2に、常に一定量の塗
布液を供給することができ、また、塗布液供給ポンプP
を常時駆動することによって、塗布液を循環させること
ができるので、塗布液の乾燥を防止することがで、さら
に、塗布液の供給制御を簡略化できる。そして、塗布液
供給ポンプPの駆動を停止した場合であっても、塗布ヘ
ッドの2つの液溜め部22、23には、塗布液が充満さ
れたままとなり、塗布液と空気との接触面積は極めて少
なく、液溜め部内における塗布液の乾燥が防止される。
このとき塗布ヘッド2の吐出スリット20、および吸込
スリット21のそれぞれの開口面においては、塗布液に
若干の乾燥が生じるが、この乾燥は塗布ヘッドの露出部
分において生じるものであるため、容易に拭き取ること
ができる。
布液供給タンクTから塗布ヘッド2に、常に一定量の塗
布液を供給することができ、また、塗布液供給ポンプP
を常時駆動することによって、塗布液を循環させること
ができるので、塗布液の乾燥を防止することがで、さら
に、塗布液の供給制御を簡略化できる。そして、塗布液
供給ポンプPの駆動を停止した場合であっても、塗布ヘ
ッドの2つの液溜め部22、23には、塗布液が充満さ
れたままとなり、塗布液と空気との接触面積は極めて少
なく、液溜め部内における塗布液の乾燥が防止される。
このとき塗布ヘッド2の吐出スリット20、および吸込
スリット21のそれぞれの開口面においては、塗布液に
若干の乾燥が生じるが、この乾燥は塗布ヘッドの露出部
分において生じるものであるため、容易に拭き取ること
ができる。
【0072】このように、塗布ヘッド内には常時塗布液
が充満され、かつ、この塗布液が循環されているので、
塗布液の粘度上昇や固化を生じて基板への塗布が不均一
になるのが効果的に防止される。また、塗布液が塗布液
供給ポンプから塗布ヘッドに供給される際に、濾過フィ
ルタを通過することによって、万一塗布液に固化分があ
る場合であっても、この固化分が濾過されるので、均一
な塗布液の塗布を行なうことができる。
が充満され、かつ、この塗布液が循環されているので、
塗布液の粘度上昇や固化を生じて基板への塗布が不均一
になるのが効果的に防止される。また、塗布液が塗布液
供給ポンプから塗布ヘッドに供給される際に、濾過フィ
ルタを通過することによって、万一塗布液に固化分があ
る場合であっても、この固化分が濾過されるので、均一
な塗布液の塗布を行なうことができる。
【0073】なお、本発明で塗布処理される枚葉基板
は、典型的には液晶表示装置のカラーフィルター用ガラ
ス基板であり、基板に塗布される液は、ガラス基板上に
微細パターンを形成するための感光性樹脂溶液である。
前記ガラス基板は非可撓性であるが、本発明で処理され
る基板はこのようなガラス基板に限らず、プラスチッ
ク、金属、板紙などでもよい。また、塗布される液は、
水系、溶剤系など各種の液を用いることができ、顔料、
染料、フィラー、増感剤、樹脂、添加剤などを単独また
は組合せて混合することもできる。
は、典型的には液晶表示装置のカラーフィルター用ガラ
ス基板であり、基板に塗布される液は、ガラス基板上に
微細パターンを形成するための感光性樹脂溶液である。
前記ガラス基板は非可撓性であるが、本発明で処理され
る基板はこのようなガラス基板に限らず、プラスチッ
ク、金属、板紙などでもよい。また、塗布される液は、
水系、溶剤系など各種の液を用いることができ、顔料、
染料、フィラー、増感剤、樹脂、添加剤などを単独また
は組合せて混合することもできる。
【0074】本発明の塗布装置において使用する塗布液
は、特に制限はなく、例えば粘度が3〜50cps程度
の溶剤系感光性樹脂溶液、水系感光性樹脂溶液、また
は、これらの感光性樹脂溶液に顔料などの着色剤を分散
させた感光性樹脂溶液、各種接着剤、保護膜などを形成
するための樹脂溶液、各種インキなどを対象とすること
ができる。
は、特に制限はなく、例えば粘度が3〜50cps程度
の溶剤系感光性樹脂溶液、水系感光性樹脂溶液、また
は、これらの感光性樹脂溶液に顔料などの着色剤を分散
させた感光性樹脂溶液、各種接着剤、保護膜などを形成
するための樹脂溶液、各種インキなどを対象とすること
ができる。
【0075】また、本実施例の塗布装置では、基板に塗
布液を塗布する際、基板を吸着保持した基板保持部材を
固定しておき、該基板の下方に対向して配置された塗布
ヘッドを、基板の塗布主面と平行に一定の間隙を維持し
ながら移動したが、塗布ヘッドを固定しておき、該塗布
ヘッドの上方に対向して配置され、塗布主面を下方に向
けかつ傾斜状態で保持された基板を、塗布ヘッドと一定
の間隙を維持しながら移動する構成にしてもよい。
布液を塗布する際、基板を吸着保持した基板保持部材を
固定しておき、該基板の下方に対向して配置された塗布
ヘッドを、基板の塗布主面と平行に一定の間隙を維持し
ながら移動したが、塗布ヘッドを固定しておき、該塗布
ヘッドの上方に対向して配置され、塗布主面を下方に向
けかつ傾斜状態で保持された基板を、塗布ヘッドと一定
の間隙を維持しながら移動する構成にしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明の基
板保持部材は、請求項1に示したように、基部上に吸引
によって基板を保持する基板保持部材において、基板を
基板保持部材に着脱する基板給排部材が通過可能な空間
を、前記基部の基板保持領域の一部に備えているので、
中間部材を介することなく、基板給排部材が直接、基板
を基板保持部材に装着したり、基板保持部材から基板を
離脱することができ、基板の着脱が迅速になる。
板保持部材は、請求項1に示したように、基部上に吸引
によって基板を保持する基板保持部材において、基板を
基板保持部材に着脱する基板給排部材が通過可能な空間
を、前記基部の基板保持領域の一部に備えているので、
中間部材を介することなく、基板給排部材が直接、基板
を基板保持部材に装着したり、基板保持部材から基板を
離脱することができ、基板の着脱が迅速になる。
【0077】また、本発明の基板保持部材は、請求項2
に示したように、請求項1の発明に加えて、基板給排部
材が通過するための空間を除いた領域の基部は、平坦な
保持平面を有するとともに、保持対象となる基板の周縁
形状に対応した所定のパターンの溝部を前記保持平面に
備え、かつ、保持平面の溝部で囲まれた領域の所定箇所
に基板を吸着保持するための複数の吸引孔を備えている
ので、基板保持部材に基板を確実に吸着保持できる効果
を有する。
に示したように、請求項1の発明に加えて、基板給排部
材が通過するための空間を除いた領域の基部は、平坦な
保持平面を有するとともに、保持対象となる基板の周縁
形状に対応した所定のパターンの溝部を前記保持平面に
備え、かつ、保持平面の溝部で囲まれた領域の所定箇所
に基板を吸着保持するための複数の吸引孔を備えている
ので、基板保持部材に基板を確実に吸着保持できる効果
を有する。
【0078】本発明の塗布装置は、請求項3に示したよ
うに、上方へ向かって開口するとともに、水平方向に延
びる帯状のスリットを有する塗布ヘッドと、前記塗布ヘ
ッドに塗布液を供給して、前記スリットから塗布液を吐
出する塗布液供給手段と、塗布主面を下方へ向け、かつ
傾斜状態で前記塗布ヘッドと所定の間隙を維持して基板
を保持する基板保持部材と、前記基板保持部材を回動可
能に支持するとともに、前記塗布ヘッドと基板の塗布主
面との間隙に、線状または帯状の塗布液の液溜まりが形
成されるように、塗布ヘッドと基板保持部材とを位置さ
せる枢体手段と、前記基板が、前記塗布ヘッドのスリッ
トを横切って相対移動するように、基板保持部材または
塗布ヘッドを相対的に移動させる移動手段とを備え、前
記塗布ヘッドに塗布液を供給することにより、前記基板
保持部材に保持された基板の塗布主面と前記塗布ヘッド
との間隙に、スリットから吐出される塗布液によって液
溜まりを形成し、前記塗布ヘッドと基板とを相対移動す
ることにより、液溜まりから基板の塗布主面に塗布液を
付着させ、基板の塗布主面に塗布膜を形成する塗布装置
において、前記基板保持部材は、請求項1、または請求
項2に記載された基板保持部材であるので、塗布液を塗
布するための基板を基板保持部材に迅速に装着でき、ま
た、基板保持部材に基板を確実に吸着保持するので、塗
布ヘッドと基板との間隙を正確に一定に維持して、均一
な膜厚の塗布膜を基板の塗布主面に形成でき、さらに、
塗布液を塗布した基板を、基板保持部材から迅速に離脱
するので、均一な塗布膜を形成した基板を効率よく生産
できる。
うに、上方へ向かって開口するとともに、水平方向に延
びる帯状のスリットを有する塗布ヘッドと、前記塗布ヘ
ッドに塗布液を供給して、前記スリットから塗布液を吐
出する塗布液供給手段と、塗布主面を下方へ向け、かつ
傾斜状態で前記塗布ヘッドと所定の間隙を維持して基板
を保持する基板保持部材と、前記基板保持部材を回動可
能に支持するとともに、前記塗布ヘッドと基板の塗布主
面との間隙に、線状または帯状の塗布液の液溜まりが形
成されるように、塗布ヘッドと基板保持部材とを位置さ
せる枢体手段と、前記基板が、前記塗布ヘッドのスリッ
トを横切って相対移動するように、基板保持部材または
塗布ヘッドを相対的に移動させる移動手段とを備え、前
記塗布ヘッドに塗布液を供給することにより、前記基板
保持部材に保持された基板の塗布主面と前記塗布ヘッド
との間隙に、スリットから吐出される塗布液によって液
溜まりを形成し、前記塗布ヘッドと基板とを相対移動す
ることにより、液溜まりから基板の塗布主面に塗布液を
付着させ、基板の塗布主面に塗布膜を形成する塗布装置
において、前記基板保持部材は、請求項1、または請求
項2に記載された基板保持部材であるので、塗布液を塗
布するための基板を基板保持部材に迅速に装着でき、ま
た、基板保持部材に基板を確実に吸着保持するので、塗
布ヘッドと基板との間隙を正確に一定に維持して、均一
な膜厚の塗布膜を基板の塗布主面に形成でき、さらに、
塗布液を塗布した基板を、基板保持部材から迅速に離脱
するので、均一な塗布膜を形成した基板を効率よく生産
できる。
【0079】また、本発明の塗布装置は、請求項4に示
したように、請求項3の発明に加えて、基板保持部材
は、塗布ヘッドの移動範囲を除く空間にて、塗布位置と
基板着脱位置との間で回動する基板反転手段を備えてい
るので、基板保持部材と塗布ヘッドとが干渉することな
く、塗布完了後に塗布ヘッドの塗布開始位置への移動
と、基板保持部材の回動とを同時に行なうことができ、
また、基板保持部材を基板着脱位置に回動することで、
塗布液を塗布後の基板を塗布装置外へ排出することと、
塗布液を塗布前の基板を塗布装置内へ取り込むことを連
続して効率的に行なうことができる。
したように、請求項3の発明に加えて、基板保持部材
は、塗布ヘッドの移動範囲を除く空間にて、塗布位置と
基板着脱位置との間で回動する基板反転手段を備えてい
るので、基板保持部材と塗布ヘッドとが干渉することな
く、塗布完了後に塗布ヘッドの塗布開始位置への移動
と、基板保持部材の回動とを同時に行なうことができ、
また、基板保持部材を基板着脱位置に回動することで、
塗布液を塗布後の基板を塗布装置外へ排出することと、
塗布液を塗布前の基板を塗布装置内へ取り込むことを連
続して効率的に行なうことができる。
【0080】さらに、本発明の液塗布装置は、請求項5
に示したように、塗布液を塗布される基板が、ガラス基
板であり、液晶表示装置や、プラズマディスプレイなど
のガラス基板に、感光性樹脂溶液や接着剤、保護膜溶液
などの塗布液を塗布するのに好適な塗布装置を得られ
る。
に示したように、塗布液を塗布される基板が、ガラス基
板であり、液晶表示装置や、プラズマディスプレイなど
のガラス基板に、感光性樹脂溶液や接着剤、保護膜溶液
などの塗布液を塗布するのに好適な塗布装置を得られ
る。
【図1】 本発明の基板保持部材の一実施例を示す平面
図である。
図である。
【図2】 図1の基板保持部材のJ−J断面図である。
【図3】 図1の基板保持部材のK−K断面図である。
【図4】 基板保持部材の他の実施例を示す平面図であ
る。
る。
【図5】 本発明の塗布装置の一実施例を示す外観斜視
図である。
図である。
【図6】 基板給排装置を含めた塗布装置の平面配置図
である。
である。
【図7】 基板保持部材への基板着脱動作の説明図であ
る。
る。
【図8】 塗布装置の一実施例を示す側面透視図であ
る。
る。
【図9】 塗布液供給手段の一実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図10】 塗布ヘッドの一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図11】 従来の塗布装置の構成を示す模式図であ
る。
る。
【図12】 従来の塗布装置における塗布開始時の塗布
液の状態を示す拡大図である。
液の状態を示す拡大図である。
【図13】 従来の塗布装置における塗布中の塗布液の
状態を示す拡大図である。
状態を示す拡大図である。
【図14】 従来の塗布装置における塗布工程を示す側
面図である。
面図である。
【図15】 従来の基板保持部材の一例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図16】 従来の基板保持部材での基板着脱動作を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 基板保持部材 2 塗布ヘッド 3 リニアガイド 4 塗布部枢体 5 架台 6 塗布装置 9 基板給排部材 10 基部 11 保持平面 12 吸引孔 15、15a、15b、15c 溝部 16 空間部 17 回転軸 20 吐出スリット 21 吸込スリット 31、53 ボールねじ 51 塗布部支持軸 52 傾斜角度調整手段 B 液溜まり P 塗布液供給ポンプ F 塗布液濾過フィルタ T 塗布液供給タンク Ta 補助タンク P1〜P5 配管 θ 傾斜角度 R 塗布液 Ra 塗布膜 G 間隙 S Sa、Sb、Sc 基板 Se、S1、S2 基板端縁 E 塗布終了位置 U 基板供給位置 V 基板着脱位置 W 基板排出位置 M1、M2、M3 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 俊二 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 基部上に吸引によって基板を保持する基
板保持部材において、基板を基板保持部材に着脱する基
板給排部材が通過可能な空間を、前記基部の基板保持領
域の一部に備えていることを特徴とする基板保持部材。 - 【請求項2】 請求項1記載の基板保持部材において、
基板給排部材が通過するための空間を除いた領域の基部
は、平坦な保持平面を有するとともに、保持対象となる
基板の周縁形状に対応した所定のパターンの溝部を前記
保持平面に備え、かつ、保持平面の溝部で囲まれた領域
の所定箇所に基板を吸着保持するための複数の吸引孔を
備えていることを特徴とする基板保持部材。 - 【請求項3】 上方へ向かって開口するとともに、水平
方向に延びる帯状のスリットを有する塗布ヘッドと、 前記塗布ヘッドに塗布液を供給し、前記スリットから塗
布液を吐出する塗布液供給手段と、 塗布主面を下方へ向け、かつ傾斜状態で前記塗布ヘッド
と所定の間隙を維持して基板を保持する基板保持部材
と、 前記基板保持部材を回動可能に支持するとともに、前記
塗布ヘッドと基板の塗布主面との間隙に、線状または帯
状の塗布液の液溜まりが形成されるように、塗布ヘッド
と基板保持部材とを位置させる枢体手段と、 前記基板が、前記塗布ヘッドのスリットを横切って相対
移動するように、基板保持部材または塗布ヘッドを相対
的に移動させる移動手段とを備え、 前記塗布ヘッドに塗布液を供給することにより、前記基
板保持部材に保持された基板の塗布主面と前記塗布ヘッ
ドとの間隙に、スリットから吐出される塗布液によって
液溜まりを形成し、前記塗布ヘッドと基板とを相対移動
することにより、液溜まりから基板の塗布主面に塗布液
を付着させ、基板の塗布主面に塗布膜を形成する塗布装
置において、 前記基板保持部材は、請求項1、または請求項2に記載
された基板保持部材であることを特徴とする塗布装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の塗布装置において、基
板保持部材は、塗布ヘッドの移動範囲を除く空間にて、
塗布位置と基板着脱位置との間で回動する基板反転手段
を備えていることを特徴とする塗布装置。 - 【請求項5】 請求項3、または請求項4に記載の塗布
装置において、塗布液を塗布される基板が、ガラス基板
であることを特徴とする塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1957597A JPH10202163A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 基板保持部材および塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1957597A JPH10202163A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 基板保持部材および塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10202163A true JPH10202163A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=12003092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1957597A Pending JPH10202163A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 基板保持部材および塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10202163A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004327963A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-18 | Hoya Corp | 基板処理装置,塗布装置及び塗布方法 |
| KR100474861B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2005-03-11 | 이건테크놀로지 주식회사 | 게터제 도포장치 |
| JP2006051462A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Seiko Epson Corp | スリットコート式塗布方法及び電子デバイス用基板 |
| KR101083619B1 (ko) * | 2007-12-04 | 2011-11-16 | 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 | 예비 토출 장치 및 예비 토출 방법 |
| WO2015166566A1 (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-05 | 株式会社エフケー光学研究所 | 塗布装置及び塗布方法 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP1957597A patent/JPH10202163A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100474861B1 (ko) * | 2002-11-15 | 2005-03-11 | 이건테크놀로지 주식회사 | 게터제 도포장치 |
| JP2004327963A (ja) * | 2003-04-10 | 2004-11-18 | Hoya Corp | 基板処理装置,塗布装置及び塗布方法 |
| JP2006051462A (ja) * | 2004-08-13 | 2006-02-23 | Seiko Epson Corp | スリットコート式塗布方法及び電子デバイス用基板 |
| KR101083619B1 (ko) * | 2007-12-04 | 2011-11-16 | 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 | 예비 토출 장치 및 예비 토출 방법 |
| WO2015166566A1 (ja) * | 2014-04-30 | 2015-11-05 | 株式会社エフケー光学研究所 | 塗布装置及び塗布方法 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20051220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20051227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060502 |