JPH10202359A - 鋳物砂ゆるめ装置 - Google Patents

鋳物砂ゆるめ装置

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JPH10202359A
JPH10202359A JP962097A JP962097A JPH10202359A JP H10202359 A JPH10202359 A JP H10202359A JP 962097 A JP962097 A JP 962097A JP 962097 A JP962097 A JP 962097A JP H10202359 A JPH10202359 A JP H10202359A
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JP
Japan
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work
knockout
sand
positioning
loosening
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Application number
JP962097A
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English (en)
Inventor
Koichi Ogawa
功一 小川
Akira Fujita
晃 藤田
Masami Suzuki
正己 鈴木
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Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段取り替えを要することなく、形状の異なる
複数種のワークをそれぞれに対応して位置決めした状態
で連続的に処理することにより、自動化を可能にすると
共に不良品の発生を防止する。 【解決手段】 ワーク21を搬送するワーク搬送装置1
と、ワーク21に振動を付与するノックアウト装置3,
4とを備える。ワーク搬送装置1が複数種のワーク21
をそれぞれ位置決め可能な位置決め手段を備えると共
に、ノックアウト装置3,4が複数種のワーク21に対
応可能に構成されている。位置決め手段によりワーク2
1を位置決めした状態でワーク搬送装置1により搬送す
ることができ、またワーク21に対応してノックアウト
装置3,4がワーク21に振動を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造後に型ばらし
した鋳造品に付着した鋳物砂を落とすための鋳物砂ゆる
め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造後に型ばらして鋳型から取り出した
鋳造品、例えば自動車用鋳造品粗材のひとつであるエン
ジンのシリンダーブロック(単に、シリンダーブロック
あるいはワークともいう。)においては、ウォータジャ
ケット内の中子砂をショットブラストで除去しやすくす
るため、ショットブラスト工程の前工程として前記ワー
クに振動を付与することにより中子砂を落とす、いわゆ
る「砂ゆるめ」が行われる。このような砂ゆるめを行う
場合、従来では、形状の異なる複数種のワークを取り扱
うために、ワークの位置決めが困難であることから、フ
ラットな面上にワークを置いた状態で行うことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように、フラッ
トな面上にワークを置いた状態で、ワークに振動を付与
すると、ワークがズレやすいため、鋳バリを潰してしま
うことによりワークにクラックが入りやすく、その結
果、不良品を発生することが多い。また、形状の異なる
複数種のワークを取り扱うために、ワークの位置決めが
困難であり、また1品種のワークを位置決めしたとして
も、ワークの品種毎に段取り替えを要するため、自動化
が難しかった。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、段取り替えを要することなく、形状の異なる複数種
のワークをそれぞれに対応して位置決めした状態で連続
的に処理することにより、自動化を可能にすると共に不
良品の発生を防止することのできる鋳物砂ゆるめ装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、鋳造品からなるワークをノックアウト位
置を経由させて搬送するワーク搬送装置と、前記ノック
アウト位置におけるワークにその予め決められた部位を
打撃することにより振動を付与するノックアウト装置と
を備え、前記ワーク搬送装置が形状の異なる複数種のワ
ークをそれぞれ位置決め可能な位置決め手段を備えると
共に、前記ノックアウト装置が前記形状の異なる複数種
のワークに対応可能に構成されていることを特徴とする
鋳物砂ゆるめ装置である。前記請求項1記載の鋳物砂ゆ
るめ装置によると、形状の異なる複数種のワークをそれ
ぞれに対応した位置決め手段により位置決めした状態で
ワーク搬送装置により搬送することができ、また前記ワ
ーク搬送装置で搬送されるワークに対応してノックアウ
ト装置が予め決められた部位すなわち鋳バリを潰す心配
のない安全な部位を打撃することによりワークに振動を
付与することができる。従って、段取り替えを要するこ
となく、形状の異なる複数種のワークをそれぞれに対応
して位置決めした状態で連続的に処理することにより、
自動化を可能にすると共に不良品の発生を防止すること
ができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図面にし
たがって説明する。鋳物砂ゆるめ装置は、その平面図を
示した図1に示すように、鋳造品からなるシリンダーブ
ロック(ワーク)を搬送するワーク搬送装置1と、前記
ワーク搬送装置1に対しワークを搬入及び搬出するワー
ク搬入出装置2と、前記ワーク搬送装置1による搬送途
上の所定位置において前記ワークに振動を付与する左右
2基のノックアウト装置3,4とを備えている。以下、
各部について順に説明する。
【0007】ワーク搬送装置1を説明する前に、ワーク
搬入出装置2についてその正面図を示した図2及びその
側断面図を示した図3を参照して説明する。支持フレー
ム6は、前後左右の計4本の支柱6aと、四角形枠状に
枠組みされかつ前記支柱6aによってその四隅部が支持
された前後左右の計4本の枠材6bとを有している。前
後の枠材6b上には前後の台車用ガイドレール7が敷設
されている。なお前後の枠材6b上には、台車用ガイド
レール7の外側に位置する前後の囲い枠8が設けられて
いる。
【0008】前記支持フレーム6内には、前記台車用ガ
イドレール7上を転動可能な車輪10を有する移動台車
9が左右方向に往復移動可能に設けられている。移動台
車9の中央部には、減速機付きの台車駆動用モータ11
が設置されている。この台車駆動用モータ11の出力軸
に駆動ギヤ12が取り付けられている一方、前記支持フ
レーム6には前記駆動ギヤ12とかみ合うラック13が
取り付けられている。従って、台車駆動用モータ11の
正逆方向の回転駆動により、駆動ギヤ12のラック13
に対するかみ合い回転を介して移動台車9が往復移動す
る。
【0009】移動台車9には左右のクランパー14,1
5が設けられている。左右のクランパー14,15は同
一構成であるから、左側のクランパー14について説明
し、右側のクランパー15については同一部位に同一符
号を付すことによってその説明を省略する。左側のクラ
ンパー14は、前記移動台車9にクランパー昇降用シリ
ンダー17を介して懸吊状態で昇降可能に設けられた昇
降体16を備えている。詳しくは、昇降体16は、前記
移動台車に設けられた2個のスライド軸受(符号省略)
を介して上下方向にスライド可能に設けられた2本のス
ライドロッド16a、両スライドロッド16aの上端部
に連結された上板16bと、両スライドロッド16aの
下端部に連結された昇降ベース16cとからなる。前記
クランパー昇降用シリンダー17のシリンダーチューブ
17aは移動台車9の中央部に支持されており、その上
方に突出するピストンロッド17bが前記昇降体16の
上板16bに連結されている。
【0010】前記昇降ベース16cの下側には相互に平
行をなす左右2本のガイドバー18が架設されており、
その両ガイドバー18に前後のクランプアーム19がそ
れぞれ摺動可能に嵌装されている。両クランプアーム1
9の間にはアーム開閉用シリンダー20が介装されてお
り、そのアーム開閉用シリンダー20の伸縮作動により
クランプアーム19が開閉されることによって、ワーク
(符号、21を付す。)に対するクランプアーム19の
クランプ及びクランプ解放が行えるようになっている。
なお、左右のクランパー14,15における両クランパ
ー昇降用シリンダー17は同期作動し、同じくアーム開
閉用シリンダー20も同期作動する。
【0011】また移動台車9は図2の状態が待機位置に
あり、左側のクランパー14は前工程からワーク21を
移送してくる前工程側のワーク移送装置22の移送終了
位置の上方に位置し、また右側のクランパー15はワー
ク搬送装置1の後述するワーク搬入出位置の上方に位置
している。この待機位置より、移動台車9が図示右方の
移送位置に往動すると、左側のクランパー14は前記右
側クランパー15の前位置(ワーク搬入出位置のワーク
21の上方位置)に移動し、また右側のクランパー15
は後工程へワーク21を移送する後工程側のワーク移送
装置23の移送開始位置の上方に位置する。また両クラ
ンパー14,15は、昇降体16の下降位置においてワ
ーク21に対するクランプ及びクランプ解放を行う。
【0012】次に、ワーク搬送装置1について図4〜図
8を参照して述べる。図4はワーク搬送装置1を示す一
部破断平面図、図5は同左側面図である。このワーク搬
送装置1はターンテーブルからなるもので、機台24上
に回転支軸25が支持台24aを介して垂立状に支持さ
れており、その回転支軸25の周りに回転テーブル26
が回転可能に支持されている。回転テーブル26は外周
部に四角形枠状をした3個のパレット支持部26aを等
間隔すなわち120°間隔で備えている。各パレット支
持部26aには後述するパレット50がそれぞれ配置さ
れている。また各パレット支持部26aの上面には、そ
の内方を取り囲む囲い枠27が設けられている。なお、
図4における手前(図示下方)の中央部のパレット支持
部26aの位置をワーク搬入出位置、同じく左後方(図
示左上方)のパレット支持部26aの位置を第1ノック
アウト位置、同じく右後方(図示右上方)のパレット支
持部26aの位置を第2ノックアウト位置という。
【0013】前記回転支軸25の上端部に固定テーブル
28が固定されており、その固定テーブル28上にテー
ブル回転用モータ29が設置されている。テーブル回転
用モータ29は、その出力軸上に設けた駆動歯車30
と、前記回転テーブル26に設けられて前記駆動歯車3
0とかみ合う内歯歯車31との歯車伝達機構を介して、
回転テーブル26を図4において右回り方向に120°
毎に間欠的に回転させる。
【0014】前記機台24の支持台24aの側部には、
縦方向に貫通する円筒状の筒状ブラケット33が取り付
けられている。筒状ブラケット33の下端面にはテーブ
ル位置決め用シリンダー32のシリンダーチューブ32
aがピストンロッド32bを上向きにした状態で縦状に
設置され、そのピストンロッド32bが筒状ブラケット
33内に差し向けられている。前記ピストンロッド32
bには、筒状ブラケット33によって軸方向(上下方
向)に案内される位置決めシャフト34が連結されてい
る。なお位置決めシャフト34の上端部は、筒状ブラケ
ット33の上端面より上方に突出している。
【0015】前記回転テーブル26には、前記位置決め
シャフト34と嵌合可能な嵌合孔35aを有する位置決
め金具35が120°間隔で3個設けられている。従っ
て、テーブル位置決め用シリンダー32を伸長作動さ
せ、位置決めシャフト34を位置決め金具35の嵌合孔
35aに嵌合させることによって回転テーブル26の位
置決めがなされる。また回転テーブル26を回転させる
ときは、テーブル位置決め用シリンダー32を短縮作動
させ、位置決めシャフト34を位置決め金具35の嵌合
孔35aから抜き出して前記位置決めを解除する。
【0016】また前記機台24上には、前記パレット支
持部26aの外周部の円周線上に位置する多数の受承ロ
ーラ37が配置されている。各受承ローラ37は、機台
24上に設置されたローラブラケット38にローラ軸3
9を介して回転可能に支持されている。一方、前記回転
テーブル26の各パレット支持部26aの下面には、前
記各受承ローラ37上に当接可能なローラ転動用当て金
40が取り付けられている。各受承ローラ37は、回転
テーブル26の回転に伴いパレット支持部26aのロー
ラ転動用当て金40に対し接触回転し、当該パレット支
持部26aの外端部を受承する。なお受承ローラ37
は、回転中の一パレット支持部26aのローラ転動用当
て金40に対し少なくとも2個当接し、またワーク搬入
出位置では3個当接し、また第1及び第2の各ノックア
ウト位置では4個当接するように配置されている。
【0017】各パレット支持部26aの下面には、ワー
ク21から落とされた鋳物砂を収容する逆四角錐状のシ
ュートからなる砂受け部材42がそれぞれ設けられてい
る。各砂受け部材42には排出口43が設けられている
とともに、その排出口43を開閉可能な開閉板44の上
縁部がピン45を介して回動可能に取り付けられてい
る。開閉板44の外側面にはカムローラ46が取付軸4
7を介して回転可能に設けられている。
【0018】前記回転テーブル26の回転に伴ってカム
ローラ46が転動する略リング状のカムローラ用ガイド
レール48は、前記機台24上に回転支軸25の周りに
多数の支持部材49を介して支持されている。このカム
ローラ用ガイドレール48は、第1及び第2ノックアウ
ト位置に相当する部位では図5の左部に二点鎖線で示す
ように開閉板44を閉じた状態に保持し、またワーク搬
入出位置では図5の右部に実線で示すように開閉板44
がその自重で開くように、回転テーブル26の回転軸心
からの距離が設定されている。すなわち開閉板44は、
回転テーブル26の回転に伴って、ワーク搬入出位置で
開いた状態から第1のノックアウト位置に至るまでに閉
じられ、第1のノックアウト位置から第2のノックアウ
ト位置まで閉じた状態を維持し、第1のノックアウト位
置を過ぎてワーク搬入出位置近くから開き始め、ワーク
搬入出位置で完全に開いた状態となる。なおワーク搬入
出位置において砂受け部材42の排出口43の下方に位
置する機台24の部分には開口部24bが設けられてい
る。
【0019】前記回転テーブル26のパレット支持部2
6aにセットされるパレット50の平面図が図6、同一
部破断正面図が図7、同側断面図が図8にそれぞれ示さ
れている。パレット50の主体をなすパレットベース5
0aは、四角形枠状をなしており、前記回転テーブル2
6のパレット支持部26a内に水平状にセットされる。
パレットベース50aの四隅部には、ピン状をした各種
の受け金具51a,51b,51cを植設した支承ブロ
ック52,53,54,55が配置されている。またパ
レットベース50aの中央部には、左右対称状に3種の
ワーク位置決め用ブラケット56a,56b,56cを
配置したセンター板57が架設されている。各ワーク位
置決め用ブラケット56a,56b,56cの上端部に
は、複数種のシリンダーブロック(ワーク21)の形状
に対応するワーク位置決め用当て金58a,58b,5
8cがそれぞれ取り付けられている。なお中間のワーク
位置決め用当て金58bは、2種のシリンダーブロック
の形状に対応するワーク支持部59a,59bを備えて
いる。またワーク位置決め用ブラケット56a,56
b,56cには、当該ブラケットをセンター板57に固
定する固定ボルト60を覆うカバープレート61が取り
付けられている。なお、各種の受け金具51a,51
b,51cを植設した支承ブロック52,53,54,
55、及び、ワーク位置決め用当て金58a,58b,
58cをそれぞれ取り付けた各ワーク位置決め用ブラケ
ット56a,56b,56cによって、複数種のワーク
21に対応して位置決め可能な位置決め手段が構成され
ている。
【0020】次に、ノックアウト装置3,4について図
9〜図13を参照して述べる。図9はワーク搬送装置1
に対するノックアウト装置3,4の配置関係を示す平面
図である。左右のノックアウト装置3,4は、前記各ノ
ックアウト位置に対応して左右対称状に配置されるもの
で、基本的に同一構成であるから、左側のノックアウト
装置3について説明し、右側のノックアウト装置4につ
いては同一部位に同一符号を付すことによってその説明
を省略する。
【0021】左側のノックアウト装置3を正面図で示し
た図10及び同右側面図で示した図11において、前記
機台24上には機枠63が設置されている。機枠63の
正面には、昇降ボックス64が左右のスライド手段65
を介して昇降可能に設けられている。スライド手段65
は、機枠63に縦方向に敷設されたスライドレール65
aと、そのスライドレール65aにスライド可能に設け
られかつ昇降ボックス64の背面に上下2個を1組とし
て固着されたスライドブロック65bとからなる。機枠
63と昇降ボックス64との間にはボックス昇降用シリ
ンダー67が架設されており、ボックス昇降用シリンダ
ー67の伸縮作動によって昇降ボックス64が昇降され
る。なお、ボックス昇降用シリンダー67のシリンダー
チューブ67aは機枠63に支持されており、その上方
に突出するピストンロッド67bが前記昇降ボックス6
4の背面に突出するブラケット68と連結されている。
また、第1,第2のノックアウト装置3,4における両
ボックス昇降用シリンダー67は同期作動する。
【0022】前記昇降ボックス64は、下面を開口する
四角形箱状をなしており、前記回転テーブル26のパレ
ット支持部26aにおけるパレット50上のワーク21
を取り囲む大きさを有している。また、昇降ボックス6
4はその右側面を開閉可能な開閉扉70を有している。
さらに昇降ボックス64の下端面には、前記パレット支
持部26aの上面を取り囲む囲い枠27に密着可能なシ
ールゴム69が取り付けられている。なお前記昇降ボッ
クス64が本発明でいうカバー部材に相当している。
【0023】昇降ボックス64の上面には、排出ダクト
72a内を開閉可能でかつ開度調節可能な調整弁73を
備えたダンパー装置72が設置されている。一方、前記
機枠63には、図示されない集塵装置の集塵ダクトを接
続する接続ダクト74が設置されている。接続ダクト7
4内には、前記排出ダクト72aが昇降ボックス64の
昇降に伴って上下方向にスライド可能に嵌装されてい
る。
【0024】昇降ボックス64の内部構造を正断面図で
示した図12及び同側断面図で示した図13において、
昇降ボックス64の左部内には、前後のスライドシャフ
ト76が平行状に支持されている。両スライドシャフト
76には、スライド軸受77を介してコラム79が昇降
可能に設けられている。コラム79にはワーク押え用シ
リンダー80のピストンロッド80bが連結されてい
る。ワーク押え用シリンダー80のシリンダーチューブ
80aは、前記昇降ボックス64の上板上に設置されて
いる。ワーク押え用シリンダー80は、常にはコラム7
9を下方へ付勢する一方、コラム79の上昇時には前記
付勢に抗してその上昇を可能にする。
【0025】コラム79の前面には、前後のエアーハン
マー81がそれぞれライナー82を介して取り付けられ
ている。エアーハンマー81は、周知のように本体内に
圧縮空気を導入してピストンを往復運動させることによ
り振動するハンマーヘッド81aを図示下端部に有して
いる。各エアーハンマー81のハンマーヘッド81a
は、前記複数種のシリンダーブロック(ワーク21)に
共通して鋳バリを潰す心配のない安全な部位に当接して
打撃することにより振動を付与する。なお前後のエアー
ハンマー81は、昇降ボックス64の左右中心よりオフ
セットした位置に配置されている。このため、左右対称
状に配置された左右のノックアウト装置3,4のエアー
ハンマー81によるワーク21の打撃部位は異なる位置
となる。
【0026】前記昇降ボックス64内には左右のエアー
ブロー用ノズル83が対向状に配置されている。両エア
ーブロー用ノズル83は、図示されないエアーコンプレ
ッサからエアー配管を通じて供給される圧縮エアーを前
記シリンダーブロック(ワーク21)のプラグ穴に向け
て噴射可能に設けられている。
【0027】続いて、上記鋳物砂ゆるめ装置によるワー
ク21の砂ゆるめ処理に係る作動について説明する。
今、ワーク21の1工程の砂ゆるめを完了した状態にあ
るものとする。このとき、ワーク搬入出装置2は図2及
び図3に示す状態にあり、移動台車9は待機位置、左右
のクランパー14,15は上昇位置、クランプアーム1
9がクランプ解放位置にある。
【0028】またワーク搬送装置1は図4及び図5に示
す状態にあり、テーブル位置決め用シリンダー32の伸
長作動により回転テーブル26が位置決めされている。
この位置決めによって、ワーク搬入出位置にあるパレッ
ト支持部26aの開閉板44は開いており、第1,第2
の両ノックアウト位置にあるパレット支持部26aの開
閉板44は閉じている。また各パレット支持部26aに
位置決め状態でセットされたパレット50には、シリン
ダーブロック(ワーク21)が位置決めされた状態で載
置されている。なお、ワーク搬入出位置のワーク21は
前回の砂ゆるめを完了したもの、第1のノックアウト位
置のワーク21は左側のノックアウト装置3による砂ゆ
るめを完了したもの、第2のノックアウト位置のワーク
21は右側のノックアウト装置4による砂ゆるめを完了
したものである。
【0029】また左右のノックアウト装置3,4は図1
0及び図12に示す状態にあり、昇降ボックス64が上
昇位置、コラム79が下降位置にある。
【0030】上記の状態から、ワーク搬入出装置2の左
右のクランパー昇降用シリンダー17が伸長作動し、左
右のクランパー14,15がそれぞれ下降位置に下降さ
れる。これにより、左側のクランパー14の前後クラン
プアーム19が前工程側のワーク移送装置22の移送終
了位置のワーク21の前後に位置し、また右側のクラン
パー15の前後クランプアーム19がワーク搬入出位置
のパレット50上のワーク21の前後に位置する。次
に、両クランパー14,15の各アーム開閉用シリンダ
ー20が短縮作動し、前後のクランプアーム19が閉じ
られることにより、前記各ワーク21がそれぞれクラン
プされる。
【0031】続いて、左右のクランパー昇降用シリンダ
ー17が短縮作動し左右のクランパー14,15がそれ
ぞれ上昇位置に上昇されることにより、各ワーク21が
持ち上げられる。次に、台車駆動用モータ11が正転方
向に回転駆動されることにより、ラック13に対する駆
動ギヤ12のかみ合い回転を介して移動台車9が右方向
の移送位置へ移動される。これにより、左側のクランパ
ー14がワーク搬送装置1のワーク搬入出位置の上方に
位置し、また右側のクランパー15が後工程側のワーク
移送装置23の移送開始位置の上方に位置する。
【0032】再び、左右のクランパー昇降用シリンダー
17が伸長作動し、左右のクランパー14,15がそれ
ぞれ下降位置に下降される。これにより、左側のクラン
パー14でクランプされたワーク21がワーク搬入出位
置のパレット50上に載置され、また右側のクランパー
15でクランプされたワーク21が後工程側のワーク移
送装置23の移送開始位置に載置される。次に、両クラ
ンパー14,15の各アーム開閉用シリンダー20が伸
長作動し、前後のクランプアーム19が開かれることに
より、前記各ワーク21のクランプが解放される。続い
て、左右のクランパー昇降用シリンダー17が短縮作動
し左右のクランパー14,15がそれぞれ上昇位置に上
昇された後、台車駆動用モータ11が逆転方向に回転駆
動されることにより、ラック13に対する駆動ギヤ12
のかみ合い回転を介して移動台車9が左方向の待機位置
へ移動される。これにより、ワーク21のワーク搬送装
置1のパレット50上への搬入と搬出とが同時になされ
る。なお後工程側のワーク移送装置23の移送開始位置
に載置されたワーク21は、そのワーク移送装置23に
より後工程へと搬出される。
【0033】次にワーク搬送装置1において、テーブル
位置決め用シリンダー32を短縮作動し、位置決めシャ
フト34を位置決め金具35の嵌合孔35aから抜き出
して位置決めを解除した後、テーブル回転用モータ29
が回転駆動されることにより、回転テーブル26が12
0°回転される。これにより、ワーク搬入出位置に搬入
されたワーク21が第1のノックアウト位置へ搬送さ
れ、また第1のノックアウト位置にあったワーク21が
第2のノックアウト位置へ搬送され、また第2のノック
アウト位置にあったワーク21がワーク搬入出位置に搬
送される。続いて、テーブル位置決め用シリンダー32
が伸長作動されることにより、位置決めシャフト34が
位置決め金具35の嵌合孔35aに嵌合し、回転テーブ
ル26が位置決めされる。
【0034】第1、第2のノックアウト装置3,4にお
いて、各ボックス昇降用シリンダー67が短縮作動し、
各昇降ボックス64が下降位置へ下降されることによ
り、その各昇降ボックス64のシールゴム69が回転テ
ーブル26の当該パレット支持部26aの上面を取り囲
む囲い枠27に密着し、各昇降ボックス64が当該ワー
ク21を覆う。また各昇降ボックス64の下降に伴い、
各昇降ボックス64内のエアーハンマー81のハンマー
ヘッド81aが当該ワーク21の打撃部位にそれぞれ当
接する。これにより、エアーハンマー81のコラム79
の下降が停止するが、その後の各昇降ボックス64の下
降に際してはワーク押え用シリンダー80が短縮するこ
とにより、高さの異なる複数種のワーク21に対応する
ことができる。
【0035】この状態で、各ノックアウト装置3,4の
エアーハンマー81が作動されることにより、当該ワー
ク21にその打撃部位を打撃することにより振動を付与
し、各ワーク21の鋳物砂を落とす「砂ゆるめ」を行
う。このときワーク21は、パレット50の支承ブロッ
ク52,53,54,55、ワーク位置決め用ブラケッ
ト56a,56b,56cによる位置決め手段によって
位置決めされているため、ワーク21の位置ずれによる
打撃不良を防止することができる。
【0036】また、前記砂ゆるめによりワーク21から
落とされた鋳物砂は、パレット50の空間部分を通って
回転テーブル26のパレット支持部26aの砂受け部材
42内に収容される。このため、砂ゆるめによりワーク
21から落とされた鋳物砂がワーク搬送装置1の周辺部
に飛散することを防止でき、作業環境を改善することが
できる。前記砂受け部材42に収容された鋳物砂は、前
記回転テーブル26の回転により当該パレット支持部2
6aがワーク搬入出位置へ移動したときに、当該砂受け
部材42の開閉板44が開かれることにより排出され
る。なお搬出された鋳物砂は、機台24の開口部24b
を通って下方へ落下する。この鋳物砂の落下する機台2
4の下方には図示されない排砂コンベヤが設けられてお
り、その排砂コンベヤによって前記鋳物砂が所定の回収
場所へ搬送される。
【0037】また、集塵装置による集塵作用により、昇
降ボックス64のダンパー装置72、機枠63の接続ダ
クト74を通じて、昇降ボックス64内に浮遊する粉塵
が回収される。このため、砂ゆるめ時に発生する鋳物砂
が空気中に飛散することを防止でき、これまた作業環境
の改善に有利である。
【0038】前記エアーハンマー81による砂ゆるめに
際し、エアーブロー用ノズル83からは圧縮エアーがシ
リンダーブロック(ワーク21)のプラグ穴に向けて噴
出される。この圧縮エアーの噴射により、ワーク21の
砂ゆるめが促進されるため、砂ゆるめの効率アップが図
れる。
【0039】前記エアーハンマー81による砂ゆるめが
終了したならば、各ボックス昇降用シリンダー67が伸
長作動し、各昇降ボックス64が上昇位置へ上昇され
る。また各昇降ボックス64の上昇に伴い、コラム79
が下降位置となるまでワーク押え用シリンダー80が伸
長し、コラム79は下降位置となった後に昇降ボックス
64と共に上昇する。
【0040】上記の作動によってワーク21の1工程の
砂ゆるめが完了し、この工程が連続的に繰り返される。
なお1個のワーク21が搬入から搬出するまでに2工程
かけることになり、砂ゆるめの効率アップが図れる。
【0041】前記した鋳物砂ゆるめ装置によると、形状
の異なる複数種のワーク21をそれぞれに対応した位置
決め手段すなわちパレット50の支承ブロック52,5
3,54,55、ワーク位置決め用ブラケット56a,
56b,56cにより位置決めした状態でワーク搬送装
置1により搬送することができ、また前記ワーク搬送装
置1により搬送されるワーク21に対応してノックアウ
ト装置3,4が予め決められた部位すなわち鋳バリを潰
す心配のない安全な部位を打撃することによりワーク2
1に振動を付与することができる、従って、段取り替え
を要することなく、形状の異なる複数種のワーク21を
それぞれに対応して位置決めした状態で連続的に処理す
ることにより、自動化を可能にすると共に不良品の発生
を防止することができる。
【0042】また、ターンテーブルによりワーク21を
周方向に搬送することにより、直線方向に搬送する装置
と比べて装置長さを短縮し、設置スペースの狭小化が図
れる。また、ワーク21の搬入位置と搬出位置を同位置
に設定することができ、これによりワーク搬送装置1に
対しワーク21を搬入する搬入装置とワーク21を搬出
する搬出装置とを1台のワーク搬入出装置2として集約
することが可能で、これまた設置スペースの狭小化に有
効である。
【0043】また、ノックアウト装置3,4毎にワーク
21の異なる打撃位置を打撃するため、効率のよい砂ゆ
るめが行える。また、ノックアウト装置3,4によるワ
ーク21の打撃にともなう鋳物砂の空気中への飛散をカ
バー部材に相当する昇降ボックス64によって防止する
ことができ、これまた作業環境の改善に有効である。ま
た、鋳物砂ゆるめ装置全体を取り囲むカバー部材を設け
る場合と比べると、カバー部材をコンパクト化でき、装
置の小型化に有効である。
【0044】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、ノックアウト装置3,4は、1
台でも3台以上でもよいし、またエアーハンマー81の
数も限定されない。またワーク搬送装置1は、ターンテ
ーブルに限らず、直線方向にワークを搬送する装置を用
いてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明の鋳物砂ゆるめ装置によれば、段
取り替えを要することなく、形状の異なる複数種のワー
クをそれぞれに対応して位置決めした状態で連続的に処
理することにより、自動化を可能にすると共に不良品の
発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳物砂ゆるめ装置を示す平面図である。
【図2】ワーク搬入出装置を示す正面図である。
【図3】同側断面図である。
【図4】ワーク搬送装置を示す一部破断平面図である。
【図5】同左側面図である。
【図6】パレットの平面図である。
【図7】同一部破断正面図である。
【図8】同側断面図である。
【図9】ワーク搬送装置に対するノックアウト装置の配
置関係を示す平面図である。
【図10】左側のノックアウト装置を示す正面図であ
る。
【図11】同右側面図である。
【図12】昇降ボックスの内部構造を示す正断面図であ
る。
【図13】同側断面図である。
【符号の説明】
1 ワーク搬送装置 3,4 ノックアウト装置 21 ワーク 50 パレット 52,53,54,55 支承ブロック(位置決め手
段) 56a,56b,56cワーク位置決め用ブラケット
(位置決め手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正己 愛知県名古屋市西区則武新町3丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造品からなるワークをノックアウト位
    置を経由させて搬送するワーク搬送装置と、前記ノック
    アウト位置におけるワークにその予め決められた部位を
    打撃することにより振動を付与するノックアウト装置と
    を備え、前記ワーク搬送装置が形状の異なる複数種のワ
    ークをそれぞれ位置決め可能な位置決め手段を備えると
    共に、前記ノックアウト装置が前記形状の異なる複数種
    のワークに対応可能に構成されていることを特徴とする
    鋳物砂ゆるめ装置。
JP962097A 1997-01-22 1997-01-22 鋳物砂ゆるめ装置 Pending JPH10202359A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019010661A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 特殊電極株式会社 鋳造品の後処理装置
JP2019010660A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 特殊電極株式会社 鋳造品の後処理装置
CN113547104A (zh) * 2020-04-24 2021-10-26 邓超 一种复杂内腔铸件的振动除芯装置

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