JPH10202986A - 端末プリンタ装置 - Google Patents

端末プリンタ装置

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JPH10202986A
JPH10202986A JP1389497A JP1389497A JPH10202986A JP H10202986 A JPH10202986 A JP H10202986A JP 1389497 A JP1389497 A JP 1389497A JP 1389497 A JP1389497 A JP 1389497A JP H10202986 A JPH10202986 A JP H10202986A
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JP1389497A
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Shizuo Nakai
静雄 中井
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Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の上位装置から並行して印字データを受信
可能とする。 【解決手段】接続された上位装置の台数情報(N)に基
づいてデータ領域がbuf1〜bufNに割り当てられ
た一つの受信バッファメモリと、この受信バッファメモ
リを管理するバッファ管理メモリとを備え、バッファ管
理メモリは、buf1〜bufNを使用する各上位装置
のターミナルアドレスHAを格納する領域(buf1H
A〜bufNHA)と、このbuf1HA〜bufNH
Aに対応して、最後に受信したパケットの一連番号を格
納する領域(LPN1〜LPNn)とで構成され、着信
するパケットを、そのパケットに含まれる上位装置のタ
ーミナルアドレスHAと、バッファ管理メモリに記憶さ
れているターミナルアドレスHA(buf1HA〜bu
fNHA)とを比較することにより、一致するターミナ
ルアドレスHAで示される受信バッファメモリの割り付
け領域に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の上位装置と
1台の端末プリンタ装置とが1つの回線で構成されたイ
ンターフェイスを介して接続されたシステムにおいて、
複数の上位装置から送信されてくる1個ないし複数個の
パケット化された印字データや制御指令などの送信デー
タの受信が可能な端末プリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インターフェイスを介して受
信したデータを一時的に保持する入力バッファを複数持
ち、随時切り換え可能な複数の印字モード(キャラクタ
モード、ビットイメージモード等)を持つプリンタ装置
が提供されている。
【0003】例えば、特開平5−338278号公報の
プリンタ装置は、複数の入力バッファのうち最大容量の
バッファと等しい容量の一時バッファと、入力バッファ
の入力を管理する入力ポインタを複数の入力バッファの
うちの一つの入力バッファ上に変更する手段と、入力ポ
インタ変更前の入力ポインタによって選択されていた入
力バッファの全容量を一時バッファに転送する手段と、
入力バッファの出力を管理する出力ポインタを一時バッ
ファ上に変更する手段と、一時バッファが空になった時
点で出力ポインタを入力ポインタ変更後の入力バッファ
上に変更する手段とを備え、各印字モードごとに入力バ
ッファの位置、大きさを任意かつリアルタイムに設定す
ることが可能な構成となっている。
【0004】そして、複数の入力バッファのうち、少な
くとも一つの入力バッファの大きさが1バイト、又は2
56バイト単位とすることにより、キャラクタモードで
使用されていた受信バッファがそのまま他の用途に転用
できるようになっている。例えば、印字バッファに使用
することによって、ビットイメージ印字の一層の高速化
が可能となるものである。また、入力ポインタ変更前の
入力バッファの内容を一時バッファに転送する手段と、
一時バッファの内容を入力ポインタ変更後の入力バッフ
ァに転送する手段とをハードウエアにより実現すること
によって、一時バッファとしてのハードウエアを着脱可
能なカートリッジとしたものである。また、特開平5−
341926号公報のプリンタ装置は、モードが切り替
わった時点でデータ受信を停止する手段と、入力バッフ
ァが空になった時点で入力バッファの入出力を管理する
ポインタを変更する手段と、データ受信を再開する手段
とを備え、各印字モードごとに入力バッファの位置、容
量が任意に設定可能な構成となっている。
【0005】そして、少なくとも一つのモードにおける
入力バッファ容量を1バイト、又は256バイト単位と
することにより、キャラクタモードで使用されていた受
信バッファ容量がそのまま他の用途に転用できるように
なっている。例えば、印字バッファに使用することによ
って、ビットイメージ印字の一層の高速化が可能となる
ものである。また、少なくとも一つのモードにおける入
力バッファを着脱可能なカートリッジ内に持つように構
成されている。
【0006】また、特開平5−341927号公報のプ
リンタ装置は、モードの切り替わった時点でデータ受信
を停止する手段と、入力バッファの入力を管理する入力
ポインタを複数の入力バッファのうちの一つの入力バッ
ファ上に変更する手段と、データ受信を再開する手段
と、入力ポインタ変更前に入力ポインタにより選択され
ていた入力バッファの内容を入力ポインタ変更後の入力
バッファに転送する手段と、入力バッファの出力を管理
する出力ポインタを入力ポインタ変更後の入力バッファ
上に変更する手段とを備え、各印字モードごとに入力バ
ッファの位置、大きさを任意かつリアルタイムに設定す
ることが可能な構成となっている。
【0007】そして、複数の入力バッファのうち、少な
くとも一つの入力バッファの大きさを1バイト、又は2
56バイト単位とすることにより、キャラクタモードで
使用されていた受信バッファがそのまま他の用途に転用
できるようになっている。例えば、印字バッファに使用
することによって、ビットイメージ印字の一層の高速化
が可能となるものである。また、複数の入力バッファの
うち、少なくとも一つの入力バッファを着脱可能なカー
トリッジ内に持つように構成されている。
【0008】上記いずれの従来技術も、入力バッファの
位置、大きさを各モードの特徴に応じて最適な状態に随
時リアルタイムで変更し、スループットを向上させたプ
リンタ装置を廉価に提供することを目的としている。
【0009】また、従来から、複数の電子式金銭登録機
(ECR)やPOS端末装置がネットワーク(以下、E
CRやPOS端末を総称してHOSTと称する)を介し
て1台の端末プリンタ装置を共用するシステムが知られ
ている。
【0010】例えば、レストランなどの飲食産業で使用
されている厨房用プリンタ装置(いわゆるキッチンプリ
ンタ)では、複数のオーダー端末から入力されたオーダ
ー情報を厨房に配置したプリンタ装置に印字出力するよ
うになっている。
【0011】このような端末プリンタ装置においては、
使用される印字記録紙として連続したロール紙やスプロ
ケット紙が使用される。そして、複数のオーダー端末
(上位装置)から送信されるパケット化された一連の印
字データや印字制御コマンドを受信した場合には、同一
のオーダー端末からの一連の印字要求を、印字記録紙の
一つの連続した領域に出力する必要がある。つまり、複
数のオーダー端末からの印字内容が混在しないように制
御することが要求される。
【0012】図22は、このような端末プリンタ装置の
外観図を示している。
【0013】この端末プリンタ装置は、インターフェイ
ス9を介して上位装置(HOST)に接続されており、
装置本体にはジャーナル記録紙の覗き窓12とレシート
記録紙の排出口11とが設けられている。また、紙送り
やオンライン/オフライン制御のためのスイッチ類1
3、及びエラー状態やオンライン/オフラインを表示す
るための表示装置14が設けられている。なお、端末プ
リンタ装置の用途によっては、ジャーナル記録紙の一方
を省略した形態の装置が使用される場合もある。
【0014】図23は、このような端末プリンタ装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【0015】この端末プリンタ装置は、装置全体をコン
トロールする中央処理装置(CPU)1、HOSTとの
インターフェイス9を介して印字データやコマンドの送
受信を行うための通信制御部2、装置全体の制御を行う
プログラムやキャラクタジェネレータを格納するROM
3、受信バッファやCPU1の作業領域に使用するRA
M4、表示装置やスイッチ、ブザー等からなる入出力装
置8、入出力装置8を制御する入出力制御部5、印字ヘ
ッドや紙送り装置からなる印字機構7、印字機構7を制
御する印字機構制御部6で構成されている。入出力装置
8は、印字機構以外の入出力装置であって、例えばLE
D表示装置やLCD表示装置などの表示装置、及びブザ
ーや各種設定スイッチ、操作キーなどを一括して図示し
たものである。同様に、入出力制御部5は、印字機構以
外の入出力装置8を制御する入出力制御部を一括して図
示したものである。
【0016】なお、通信制御部2、ROM3、RAM
4、入出力制御部5、印字機構制御部6は、それぞれC
PU1とバス10で接続されており、CPU1を経由し
て又は直接、各ブロック間で制御情報の送受を行うよう
に構成されている。
【0017】上記構成において、HOSTから送出され
た印字データは、インターフェイス9を介して受信さ
れ、RAM4の中に配置された受信バッファメモリに順
次格納される。また、ROM3に格納されたデータ解析
プログラムは、受信バッファメモリからデータを逐次取
り出して文字データ、印字制御コマンドなどに分類し、
RAM4の特定領域に設けた印字ラインバッファに印字
イメージのビットマップ情報を送出する。
【0018】印字ラインバッファに展開された印字イメ
ージは、例えば印字開始コマンドや記録用紙幅を満たす
規定のビットマップに展開した後、印字機構制御部6を
経由して印字機構7に送出され、印字が実行される。
【0019】図24は、このような従来の端末プリンタ
装置26,27がインターフェイス9を介してHOST
21〜25と接続される応用例を示している。この例で
は、インターフェイス9を介して5台のHOST21〜
25と2台の端末プリンタ装置26,27とが接続され
ている。すなわち、図24に示すように、一つのネット
ワーク上に複数台のHOST21〜25が接続されてい
るため、単にパケットの着信順に印字出力していくと、
一連の印字出力中に異なるHOSTからの印字データが
混在してしまうことになる。
【0020】このような混在印字が発生する例を、図2
5ないし図28を参照して以下に説明する。
【0021】図25は、例えばHOST21とHOST
22とがそれぞれ図26及び図27に示す印字出力を行
おうとする場合のタイミングチャートである。
【0022】図25は、HOST21が図26に示す印
字ブロックA1を一つのパケットとして時刻t1に送信
し、印字ブロックA2を一つのパケットとして時刻t3
に送信し、一方HOST22が図27に示す印字ブロッ
クB1を一つのパケットとして時刻t2に送信し、印字
ブロックB2を一つのパケットとして時刻t4に送信し
た例を示している。
【0023】このようなタイミングで送信されたパケッ
トを例えば端末プリンタ装置26が着信順に受信し、受
信バッファメモリの内容を逐次印字していくと、図28
に示す印字出力が得られることになる。つまり、パケッ
トA1、パケットB1、パケットA2、パケットB2の
順で印字出力されることになる。
【0024】従来の端末プリンタ装置26,27では、
このような不具合を解消する目的で、一旦受信を開始し
たパケットのHOSTの局番を識別する手段を設けて、
一連のパケット送信が完了するまで他のHOSTからの
送信に対しては受け付けない処理を行うようになってい
る。
【0025】図29は、このような制御のために必要な
パケット構成の一例を示している。
【0026】一般に、端末プリンタ装置をネットワーク
を介して接続する場合の制御パケットでは、ネットワー
クの物理層を制御する制御情報をパケットの先頭領域に
含むフレームで構成されるが、ここではネットワークの
物理量制御情報は省略している。すなわち、図29に示
す部分は、パケットを構成するフレームの中でデータ部
分に相当する領域を、HOSTと端末プリンタ装置との
間で予め意味づけられた情報領域を示したものであり、
パケットの中のビットシリアル情報をフィールドごとに
区切って表示したものである。
【0027】P1は、端末のHOSTに割り振られたネ
ットワークのアドレス情報を格納したフィールドであ
り、以下HAと略記する。
【0028】P2は、当該パケットが他のHOSTから
の印字を混在させたくない一連の印字の終了であるか、
又はそうでないかを示す情報を格納したフィールドであ
り、以下LFと略記する。
【0029】P3は、パケットの連番を示すフィールド
であり、以下PNと略記する。このPNは、一般にパケ
ットの重複受信やパケットの抜けを防止するために使用
するものである。
【0030】P4は、実際に端末プリンタ装置に与える
べき印字コマンドやデータを含むフィールドであり、以
下DATAと略記する。
【0031】図30は、このような印字パケットの構成
を有する従来の端末プリンタ装置の印字データ受信を示
すフローチャートである。ただし、図30中の(INR
X)はパケットの受信途中であることを示すフラグであ
り、(LHA)は受信パケット中の(HA)を記憶する
記憶手段であり、(LPN)は受信パケット中の(P
N)を記憶する記憶手段である。
【0032】すなわち、パケットの受信待ちの状態にお
いて(ステップS101)、パケットの受信完了を判定
し(ステップS102)、パケットを受信した場合には
ステップS103へと動作を進める。ステップS103
では、複数のパケットからなる一連のパケットの受信中
であるか否かが判定され、一連のパケットの受信中であ
る場合、すなわち(INRX)=1である場合はステッ
プS104へと動作を進め、HOSTターミナルアドレ
スが前回の受信パケットと同じであるか否かが判定され
る。
【0033】ステップS104で、前回の受信パケット
と異なるHOSTターミナルアドレスである場合には、
ステップS108に進み、HOSTに対してパケットが
正常に受信できなかったことを示す否定応答パケットを
送信する。
【0034】一方、ステップS104において、前回の
受信パケットと同一のHOSTであることが判定された
場合には、ステップS105へと動作を進めて、パケッ
ト番号が連番で到着していることを検証する。そして、
一連番号(PN)が前回受信した一連番号(PN)より
1だけ大きくない場合には、ステップS108へと動作
を進め、HOSTに対してパケットが正常に受信できな
かったことを示す否定応答パケットを送信する。一方、
一連番号(PN)が前回受信した一連番号(PN)より
1だけ大きい場合には、正常なパケット受信シーケンス
を保っていると見なし、ステップS106に進んで受信
バッファの空きエリアが今回受信したパケットを格納す
るに足りるかをテストした後、ステップS107へと動
作を進めて、HOSTに対して肯定応答パケットを送出
し、次にステップS109へと動作を進め、図29に示
すデータP4を受信バッファに複写する。
【0035】この後、ステップS110に動作を進め
て、パケットが最終であるか否かの判定を行い、最終パ
ケット〔(LF)=1〕である場合には、ステップS1
11へと動作を進め、(INRX)及び(LPN)を初
期化してステップS101に戻り、パケット受信待ちと
なる。一方、ステップS110において、一連のパケッ
トを受信中〔(LF)=0〕と判断した場合には、ステ
ップS112へと動作を進めて、(INRX)を1に
し、(HA)を(LHA)に、(PN)を(LPN)に
記憶してステップS101に戻り、パケット受信待ちと
なる。
【0036】このように、従来の制御では、(LF)=
0(最終パケットで無い)の期間、(HA)が受信中の
値で無ければ、HOSTに対して否定応答を返し、パケ
ットの受信を許可しないように制御することによって、
パケットの混入を回避する構成となっている。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来のパケ
ット構成においては、あるHOSTがパケット送信を開
始すれば、パケットと次のパケットとの間に他のHOS
Tが印字データを送信しようとしても、全て否定応答パ
ケット(ビジー応答)により受信を拒否されるため、結
果的に通信中のHOSTの印字データの送信が完了する
までは、パケット間にアイドル時間があっても、データ
送信を待たされることになる。そのため、スループット
を著しく低下させる要因となっていた。
【0038】また、従来技術では、HOSTのHAだけ
を識別してパケット受信を行っているため、マルチタス
ク処理機能を有するHOSTの場合においては、同一の
HOSTからの印字要求でありながら、一つのタスク処
理が印字処理を実行している間、他のタスクでは印字処
理を実行しているタスクの印字処理が完了するまで印字
出力が実行できず、結果的にHOSTのマルチタスク機
能を十分に引き出せないといった問題があった。
【0039】また、一般には、HOSTは一連の印字デ
ータを編集して送信するので、印字データの送信開始時
点以前に総データ量を演算することが可能であるにも係
わらず、端末プリンタ装置側に予め受信バッファメモリ
を確保する機能が無かったために、逐次送信を実行した
後で、結果的にバッファフルの状態を認識するといった
不具合もあった。この問題は、ネットワークの無駄な使
用となり、ネットワークの効率を低下させる要因となっ
ていた。
【0040】また、端末プリンタ装置が印字パケットを
正常受信した後、肯定応答を返した時点で、HOSTは
印字が正常に終了したという仮定の下に次の処理に移行
していた。しかし実際には、端末プリンタ装置が印字を
実行している途中で印刷用紙切れが発生したり、印字機
構などの故障の発生により印字出力ができず、HOST
の操作者がその状況に気づくまで印字出力が遅れたり、
故障の修理が完了するまで印字データを取り出せない場
合があり、最悪の場合には、印字データが消失するとい
った不具合があった。
【0041】また、従来は複数台のHOSTからの印字
データの同時受信を認めていなかったので、印字出力処
理を受信バッファの先頭から順にパケット単位で開始し
ても問題はなかったが、複数台のHOSTからの印字デ
ータの同時受信を認める端末プリンタ装置では、一つ又
は複数のパケットからなる一連の印字データ受信が完了
するまでに次のHOSTからの受信パケットの印字を開
始してしまうと、HOSTの処理能力やネットワークの
一時的なトラフィックの増加などの場合、印字データの
到着が遅れ、結果的に他のHOSTの印字出力を待たせ
る状況が発生するといった不具合があった。
【0042】また、キッチンプリンタなどの用途では、
オーダ順に出力することができないといった問題もあっ
た。
【0043】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたものであって、その目的は、上位装置やタクス
が印字データを送信している間、他の上位装置又は他の
タスクの印字送信を受信可能とし、また送信開始時点で
一連の印字データを格納できる受信バッファを確保でき
るか否かを判定する手段を提供し、無効なネットワーク
の使用を低減させ、故障による印字出力の消失機会を減
少させ、印字できない場合には上位装置に通達し、着信
順に一連の印字出力を行う端末プリンタ装置を提供する
ことにある。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の端末プリンタ装置は、複数
の上位装置と1台の端末プリンタ装置とが1つの回線で
構成されたインターフェイスを介して接続され、前記複
数の上位装置から送信されてくる1個ないし複数個のパ
ケット化された印字データや制御指令などの送信データ
を前記1台の端末プリンタ装置で受信できるように構成
されたシステムにおいて、前記端末プリンタ装置は、前
記インターフェイスに接続された上位装置の台数情報に
基づいてデータ領域が割り当てられた一つの受信バッフ
ァメモリと、前記インターフェイスに接続された複数台
の上位装置のそれぞれの局番号と前記受信バッファメモ
リの割り当て領域とを対応させて記憶するバッファ管理
メモリとを備え、着信するパケットを、そのパケットに
含まれる上位装置の局番号と前記バッファ管理メモリに
記憶されている局番号とを比較することにより、一致す
る局番号で示される受信バッファメモリの割り付け領域
に格納するものである。すなわち、予め端末プリンタ装
置内のバッファ管理メモリに設定されたインターフェイ
スに接続されている上位装置の台数情報を基に受信バッ
ファメモリを分割することにより、全ての上位装置に対
して均等な受信バッファを提供でき、同時に複数の上位
装置からの印字データの受信を許可することにより、上
位装置の待ち時間を軽減し、システムのスループットを
向上することができる。
【0045】また、本発明の請求項2記載の端末プリン
タ装置は、請求項1記載のものにおいて、前記局番号に
対応して割り当てられた前記受信バッファメモリの割り
当て領域の容量情報を記憶する容量情報記憶手段と、受
信途中で前記割り当て領域の容量が不足した場合に前記
容量情報記憶手段に記憶されている該当割り当て領域の
容量情報を変更する容量変更手段とを備え、前記上位装
置に割り当てる前記受信バッファメモリの割り当て領域
の容量を変更可能としたものである。すなわち、総受信
バッファ容量に対して予め端末プリンタ装置内のバッフ
ァ管理メモリに設定されたインターフェイスに接続され
ている上位装置の台数が多くなると、必然的に1台当た
りの上位装置に割り当てられる受信バッファの容量が小
さくなる。しかし、接続された上位装置が必ずしも同時
刻に印字データを送出するとは限らないので、受信バッ
ファメモリが有効に利用されない可能性がある。そこ
で、上記のような容量情報記憶手段と容量変更手段とを
有することにより、総受信バッファを有効に上位装置に
割り当てることが可能となる。
【0046】また、本発明の請求項3記載の端末プリン
タ装置は、請求項2記載のものにおいて、上位装置から
のデータ送信開始の最初のパケット中に受信バッファメ
モリの必要量を予め確保するか否かを制御する受信バッ
ファメモリ割り当て制御情報と送信データ容量情報とを
含み、前記受信バッファメモリ割り当て制御情報により
受信バッファメモリの必要量を予め確保することを指定
された場合には、データの受信を開始する前に、前記送
信データ容量情報に基づき、前記容量変更手段によって
前記容量情報記憶手段に記憶されている該当割り当て領
域の容量情報を変更するものである。すなわち、予め送
信データ容量を計算して端末プリンタ装置にその容量を
知らせておくことにより、一旦受信を開始した後で、バ
ッファフルを検出し、送信を中断するといった無駄を無
くすことができる。また、上位装置側で予め送信データ
量を計算することは、上位装置の印字出力制御に対し出
力処理の制約を与えることになり、メモリ容量を十分に
確保できない上位装置においては大きな負荷となる。こ
の点に鑑み、上位装置の能力に応じて予め送信データ量
を計算し指定するか否かを選択できる手段を提供でき
る。
【0047】また、本発明の請求項4記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2又は3記載のものにおいて、前
記インターフェイスに接続された複数台の上位装置のそ
れぞれの局番号に対応して非常時出力用端末プリンタ装
置の局番号を記憶するプリンタ管理メモリと、端末プリ
ンタ装置の印字機構の故障を検出する故障検出手段と、
この故障検出手段により印字機構の故障を検出したと
き、前記プリンタ管理メモリに記憶されている非常時出
力用端末プリンタ装置の局番号に従って、印字開始でき
ない状態にある印字データを対応する非常時出力用端末
プリンタ装置に転送し印字する転送印字手段とを備えた
構成とする。このように、端末プリンタ装置の故障を検
出し、非常時出力用端末プリンタ装置に転送することに
より、故障が復旧するのを待つことなく、印字出力を他
の端末プリンタ装置に対し出力でき、故障時の印字情報
の取り出しを速やかに行え、かつ上位装置の処理負荷及
び制御プログラムの作成を簡単化できる。また、転送済
の印字データを消去するようにすれば、故障復旧後に転
送済み印字データを重複して出力することを避けること
ができる。
【0048】また、本発明の請求項5記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3又は4記載のものにおい
て、任意の上位装置からの印字データを正常受信した後
に印字出力を継続できなくなったとき、又は前記プリン
タ管理メモリに非常時出力用端末プリンタ装置の局番号
が設定されていないか若しくは非常時出力用プリンタ装
置に印字データを転送できないとき、前記任意の上位装
置に対して印字できなかったことを通達する手段を備え
た構成とする。すなわち、非常時出力ができない場合に
あっては、その情報を上位装置に通達することにより、
システムごとに適切な処理が期待できる。例えば、印字
データを再度生成できる場合にあっては、上位装置で印
字データを再生し、上位装置に接続されたローカルプリ
ンタで出力することが可能である。また、印字データ生
成に必要なデータが上位装置側で既に消去されている場
合にあっては、端末プリンタ装置から印字データを逆に
アップロードし、上位装置側のローカルプリンタで出力
することも可能である。
【0049】また、本発明の請求項6記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3、4又は5記載のものにお
いて、上位装置から送信されるデータのパケット中にそ
の上位装置の適応業務の識別番号を含み、そのパケット
に含まれる上位装置の局番号と前記識別番号とに基づい
て前記受信バッファメモリを分割して使用する手段を備
え、同一の上位装置からの並行処理される複数の印字デ
ータを並行して受信し、前記受信バッファメモリの分割
されたそれぞれの領域に並行して格納するものである。
すなわち、受信バッファメモリを上位装置の局番号と上
位装置の適用業務(アプリケーションプログラム)のJ
OB番号とを組み合わせたCODEにより受信バッファ
メモリを分割して使用する手段を有し、同一の上位装置
からの並行処理される複数の印字データを並行して受信
し、それぞれ別々の受信バッファメモリに並行して格納
することにより、同一の上位装置からの異なるJOBの
印字要求を並行受信することができ、上位装置のマルチ
JOB機能を阻害させない端末プリンタ装置を提供でき
る。
【0050】また、本発明の請求項7記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3、4、5又は6記載のもの
において、前記インターフェイスに接続された複数台の
上位装置のそれぞれの局番号に対応して印字完了状態、
印字待ち状態、印字中状態のいずれかの状態を記憶する
印字状態管理メモリと、前記上位装置からの一連のパケ
ット送信の完了通知に基づいて前記印字状態管理メモリ
に印字待ち状態を設定する手段と、前記印字状態管理メ
モリに記憶された印字状態に基づき、受信データが完了
している受信バッファの印字をパケット受信途中の受信
バッファより優先して印字開始させる手段とを備えた構
成とする。すなわち、一連のパケット受信が完了したこ
とを上位装置から通知する手段と、パケット完了通知に
より受信バッファの受信データが完結している状態を識
別する手段とを有して、受信データが完結している受信
バッファの印字をパケット受信途中の受信バッファより
優先して印字開始することにより、端末プリンタ装置の
印字出力の途中で上位装置からのデータ送信を待つ状態
を回避でき、システム全体のスループットを低下させな
い端末プリンタ装置を提供できる。
【0051】また、本発明の請求項8記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の
ものにおいて、一連の印字データの受信完了を示すデー
タに基づいて設定された印字順を記憶する印字順管理メ
モリと、この印字順管理メモリに記憶された印字順に従
って印字を行う手段とを備えた構成とする。これによ
り、例えばキッチンプリンタの用途では、厨房で作業手
順により多少の順序変更が生じる可能性はあるものの、
オーダー順に処理することが原則である。このため、パ
ケットの受信が完了した時刻の新旧を判定するための手
段を具備し、受信完了時刻が古いものを受信完了時刻が
新しいものより優先して印字開始することにより、印字
出力の前後関係を大まかに保証できる端末プリンタ装置
を提供できる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0053】本発明の端末プリンタ装置の外観図及び基
本的な電気的構成は、図22及び図23に示すものと同
様であるので、ここでの詳細な説明は省略し、以下の説
明において必要がある場合には、図22及び図23で用
いた符号を用いて随時説明を行うものとする。
【0054】図1ないし図3は、本発明の請求項1に対
応する実施の形態であって、図1は、受信バッファメモ
リの構成例を示している。
【0055】図1は、RAM4の記憶領域を、予め入出
力装置8のスイッチの設定により定義されるHOSTタ
ーミナル台数情報に基づいて分割し、割り当てられた領
域を示している。なお、本例ではHOSTターミナル台
数情報がスイッチにより設定される例を示したが、RO
M3に予め記憶しておいた台数情報を使用してもよい
し、さらには、HOSTターミナル台数情報を設定する
端末プリンタ装置制御コマンドを用いてHOST側から
設定する方法を採用してもよい。
【0056】また、本発明の請求項1に対応する制御に
使用するパケット構成は、図29に示すものと同様であ
るので、以下の説明において必要がある場合には、図2
9で用いた符号を用いて随時説明を行うものとする。
【0057】図2は、受信したパケットのデータを受信
バッファのどの領域に格納するかを決定するためのマッ
プを示す図表である。
【0058】図2に示すマップは、RAM4の記憶領域
の一部に配置された特定領域であり、buf1HAは、
図1のbuf1を使用するHOSTのターミナルアドレ
スHA(図29のP1)を格納する領域である。以下同
様に、buf2HAは図1のbuf2を、buf3HA
は図1のbuf3を、・・・、bufNHAは図1のb
ufNをそれぞれ使用するHOSTのターミナルアドレ
スHAを格納する領域を示している。
【0059】また、buf1HAからbufNHAに対
応して、最後に受信したパケットの一連番号を格納する
領域LPN1からLPNnが配置されている。
【0060】LPNmとbufmHAとの配置は、連続
したアドレスに固定バイアス数確保してもよいし、任意
のアドレスに配置してポインタのテーブルを別に用意し
てもよい。要するに、bufmに対してLPNmとbu
fmHAとの対応が一義的に決まる構造を持てばよい。
【0061】図3は、このような構成の受信バッファメ
モリを制御するフローチャートを示している。すなわ
ち、受信バッファメモリ(図1)とマップ(図2)とを
使用して受信バッファ割り当てを行い、複数のHOST
からの印字データを並行受信するためのフローチャート
である。以下、このフローチャートに従って動作を説明
する。
【0062】まず、buf1HAからbufNHA及び
LPN1からLPNnは、それぞれ0に初期化されてい
るものとする。この状態において、パケットの受信を待
つ(ステップS1)。ステップS2では、パケットの受
信が完了しているか否かを判定し、HA受信が完了して
いない場合には、再度ステップS1へ戻り、パケット受
信の完了を待ち続ける。
【0063】一方、ステップS2でパケットの受信完了
を検出するとステップS3へと動作を進め、受信バッフ
ァの空きエリアを探すために局所的な引数nを1に初期
化した後、ステップS4に進む。
【0064】ステップS4では、局所的な引数nによっ
て指定されるbuf1HAからbufNHAの中のbu
fnHAの値が、パケット中のHOSTターミナルアド
レスHAと一致するか否かを判定する。ここで、buf
nHAの値とHAの値とが一致すると、bufnがステ
ップS1で受信したHOSTのHAのデータを受信中で
あると見なし、ステップS8に進む。一方、ステップS
4において、HAとbufnHAとが一致しない場合に
は、ステップS5へと動作を進め、bufnHAが0か
否かを判定する。
【0065】ステップS5において、bufnHAが0
である場合は、bufnが未使用であると見なしてステ
ップS9に動作を進める。一方、ステップS5におい
て、bufnHAが0でない場合はステップS6へと動
作を進める。
【0066】ステップS6では、全ての受信バッファの
使用状態をテストし終わったかを判定し、受信バッファ
の使用状態テストが完了していない場合は、ステップS
7へと動作を進め、次の受信バッファの使用状態をテス
トするため、局所的な引数nをインクリメントした後、
ステップS4に戻り、以上のテストを繰り返す。一方、
ステップS6において、全ての受信バッファの使用状態
のテストを完了した場合には、ステップS1で受信した
パケットの受信バッファが確保できなかったと見なして
ステップS10へと動作を進め、HOSTに対してパケ
ットが正常に受信できなかったことを示す否定応答パケ
ットを送信する。
【0067】ステップS8では、パケット番号が連番で
到着していることを検証する。そして、一連番号(P
N)が前回受信した一連番号(PN)より1だけ大きく
ない場合には、ステップS10へと動作を進め、HOS
Tに対してパケットが正常に受信できなかったことを示
す否定応答パケットを送信する。一方、一連番号(P
N)が前回受信した一連番号(PN)より1だけ大きい
場合には、正常なパケット受信シーケンスを保っている
と見なして、ステップS9へと動作を進める。
【0068】ステップS9では、受信バッファの空きエ
リアが今回受信したパケットのデータを格納するに足り
るかを検証し、格納可能である場合にはステップS11
へと動作を進めて、HOSTに対して肯定応答パケット
を送出し、ステップS12へと動作を進める。そして、
対応するbufnに受信パケットのデータをセットした
後、ステップS13において受信パケットが最終パケッ
トであるか否かを判定する。一方、ステップS9におい
て、受信したパケットのデータをbufnに格納できな
い場合には、ステップS10へと動作を進め、HOST
に対して受信したパケットのデータを格納できないこと
を示す否定応答パケットを送信する。
【0069】ステップS13ではLFを判定し、最終パ
ケットでない場合はステップS14へと動作を進め、パ
ケット連番をLPNnに複写する。一方、ステップS1
3において最終パケットである場合には、ステップS1
5へと動作を進め、LPNnを初期化する。
【0070】以上により、あるHOSTからの一連のデ
ータを受信中に、別のHOSTからのパケットを受信し
た場合でも、そのパケットのデータの受信を許可し、受
信バッファに格納することができるものである。
【0071】図4は、受信バッファの残り容量を判定す
るためのフローチャートを示しており、図3のステップ
S9において割り当てられた受信バッファに空きがある
か否かの判定に使用されている場合を例示している。
【0072】すなわち、ステップS21では、受信バッ
ファの現在の格納場所を指し示すバッファポインタと受
信バッファの最後を示す最終ポインタとの差分、つまり
受信バッファの残り容量をレジスタAに格納し、今回受
信したパケットの受信データサイズをレジスタBに格納
してステップS22へと動作を進める。ステップS22
では、受信バッファの残り容量と受信データサイズとの
大小比較を行い、残り容量が受信データサイズより大き
い場合は、ステップS23へと動作を進めてTRUE値
を返し、残り容量が受信データサイズより小さい場合
は、ステップS24へと動作を進めてFAULT値を返
す。
【0073】この例からも分かるように、割り当てられ
た受信バッファが固定となっている場合には、受信デー
タを受信バッファに常に格納できるといった保証はな
い。また、接続されたHOSTが印字要求を持っていな
い場合であっても、受信バッファを他のHOSTデータ
の受信に利用することができず、受信バッファとして利
用するRAM4の利用効率が悪いといった不具合があ
る。
【0074】そこで、本発明の端末プリンタ装置では、
バッファ管理メモリを用いてRAM4の利用効率を挙げ
るようにしている。
【0075】図5ないし図8は、本発明の請求項2に対
応する実施の形態であって、図5は、バッファ割り当て
方式に使用するバッファ管理メモリのメモリマップを示
している。
【0076】図5に示すbuf1HAからbufNHA
は、それぞれ図1に示すbuf1からbufNに対応し
た各受信バッファを使用するHOSTのターミナルアド
レスを格納する領域である。同様に、図5に示すLPN
1からLPNNは、各受信バッファ(図1に示すbuf
1からbufN)を使用するパケットのパケット番号を
記憶する領域である。
【0077】なお、図5において、buf1SAは、b
uf1の開始アドレスを記憶する領域であり、各受信バ
ッファbuf1からbufNに対応してbuf1SAか
らbufNSAが確保されている。
【0078】buf1Pは、buf1の空き領域の先頭
アドレスを記憶する領域であり、各受信バッファbuf
1からbufNに対応してbuf1PからbufNPが
確保されている。
【0079】buf1EAは、buf1の最終アドレス
を記憶する領域であり、各受信バッファbuf1からb
ufNに対応してbuf1EAからbufNEAが確保
されている。
【0080】図6は、請求項2に対応するバッファ割り
当て方式に使用する受信バッファサイズテーブルの構成
図(メモリマップ)である。図6のHA1からHAM
は、HOSTのターミナルアドレスを記憶する領域であ
り、本例では最大M台分のHA格納領域を有する例を示
している。また、HA1からHAMに対応して、それぞ
れ最大受信バッファサイズを記憶する領域siz1から
sizMが配置されている。
【0081】図7は、図5及び図6に示すメモリマップ
を使用した受信バッファの割り付けを示すフローチャー
トである。ただし、図7のフローチャートは、図3のフ
ローチャートのステップS9以外の部分は同一であるた
め、同じステップには同符号を付すこととし、図3のフ
ローチャートのステップS9に対応するステップには、
ステップS9aを付すこととする。
【0082】図8は、図7のステップS9aで呼び出さ
れるサブルーチンbufn CHECKのフローチャー
トである。図7において、HA1からHAMは、0に初
期化されているものとする。また、siz1からsiz
Mは、受信バッファの総量をHOST台数情報で除した
値で初期化されているものとする。
【0083】ステップS31では、受信バッファbuf
nが使用中であるか否かが判定される。使用中でない場
合にはステップS32へと動作を進め、受信バッファb
ufnの最終アドレス(bufnHA)と受信バッファ
nのポインタ(bufnP)との差分より算出してレジ
スタAに格納し、今回受信したパケットのデータサイズ
(Rxlength)をレジスタBに格納して、ステッ
プS33へと動作を進める。
【0084】ステップS33では、受信バッファbuf
nの残り容量で今回受信したパケットのデータを格納可
能か否かを判定する。そして、格納可能な場合にはステ
ップS38へと動作を進め、TRUE値を返してサブル
ーチンを終了する。一方、ステップS33において受信
データを受信バッファbufnに格納できない場合に
は、ステップS34へと動作を進め、次の受信バッファ
buf(n+1)が使用中であるか否かをテストする。
【0085】テストの結果、次の受信バッファbuf
(n+1)が使用中である場合には、バッファサイズの
拡張が困難であるため、ステップS42へと動作を進
め、FAULT値を返してサブルーチンを終了する。ま
た、ステップS34において、次の受信バッファbuf
(n+1)が未使用である場合には、ステップS35へ
と動作を進め、受信バッファbufnを今回受信したデ
ータサイズ分拡張した場合の最終アドレスをレジスタA
に格納してステップS36へと動作を進める。
【0086】ステップS36では、ステップS35で試
算したbufnの最終アドレスが全受信バッファの総容
量♯ENDofBUFを越えないか否かを判定し、越え
ない場合にはステップS37へと動作を進めてbufn
EA及びsiznを更新する。この後、ステップS38
へと動作を進め、TRUE値を返してサブルーチンを終
了する。一方、ステップS36において、ステップS3
5で試算したbufnの最終アドレスが全受信バッファ
の総容量♯ENDofBUFを越える場合には、ステッ
プS42へと動作を進め、FAULT値を返してサブル
ーチンを終了する。
【0087】一方、ステップS31において、bufn
HA=0、すなわちbufnが未使用である場合には、
ステップS39へと動作を進め、今回使用する受信バッ
ファbufnの開始アドレスをレジスタAに格納し、総
容量♯ENDofBUFをレジスタBに格納して、ステ
ップS40へと動作を進める。
【0088】ステップS40では、今回受信したデータ
サイズが総容量♯ENDofBUFを越えないか否かを
判定し、越えない場合にはステップS41へと動作を進
めて、受信バッファの開始アドレスbufnSA、受信
バッファの先頭ポインタbufnP、受信バッファの最
終アドレスbufnEAをセットし、ステップS32へ
と動作を進める。一方、ステップS40で、今回受信し
たデータサイズが総容量♯ENDofBUFを越える場
合には、ステップS42へと動作を進め、FAULT値
を返してサブルーチンを終了する。
【0089】図9ないし図11は、本発明の請求項3に
対応する実施の形態であって、図9は、バッファ割り当
て方式に使用する第1パケットの構成例を示している。
この第1パケットは、図29に示す第1パケットの構成
に、P5で示すバッファサイズ事前検査要求(PC)及
びP6で示す確保要求バッファサイズ情報(BS)を追
加したものである。
【0090】PCは、第1パケット受信時にBSに含ま
れるバッファサイズ情報に従い、受信バッファ確保の事
前検査及び受信バッファの確保を行うか否かを指定する
情報である。
【0091】図10は、図9に示す第1パケットを使用
した場合のバッファ割り当て方式の受信処理を示すフロ
ーチャートである。ただし、図10のフローチャート
は、図7のフローチャートにステップS51及びステッ
プS52を追加したものであるため、同じステップには
同符号を付すこととし、ここではステップの説明を省略
する。
【0092】すなわち、ステップS5において、buf
nHAが0である場合は、bufnが未使用であると見
なしてステップS51へと動作を進める。
【0093】ステップS51では、第1パケットの中の
バッファサイズ事前検査要求PCが1であるか否かを判
定し、バッファサイズ事前検査要求PCが1である場合
には、ステップS52へと動作を進めて、後述するS
bufn CHECKを実行する。一方、ステップS5
1でバッファサイズ事前検査要求PCが1以外(例えば
0)である場合には、ステップS9aに戻って、以下図
7で説明したのと同様の処理を実行する。
【0094】図11は、図10のステップS52で呼び
出されるサブルーチンS bufn CHECKのフロー
チャートである。ただし、図11に示すフローチャート
は、図8に示すサブルーチンbufn CHECKのフ
ローチャートとステップS40及びステップS41だけ
が異なり、他の部分は同一であるため、同じステップに
は同符号を付すこととし、ステップS40及びステップ
S41に代わるステップには、ステップS43及びステ
ップS44を付すこととする。
【0095】すなわち、ステップS43では、受信した
パケットのデータサイズが受信バッファに格納できるか
否かを判定する代わりに、第1パケット中のBSのサイ
ズが格納できるか否かを判定する。また、ステップS4
4では、受信したパケットのデータサイズを確保する代
わりに、BS分のサイズを確保する。
【0096】これにより、第1パケットの送信に先立
ち、予め総パケットのサイズを計算可能なHOSTにあ
ってはPCを1に設定することにより、総パケットサイ
ズの受信バッファの確保を、第1パケットの送信段階で
判定可能となる。また、装備するメモリ容量などの制約
により、予め総パケット容量を計算することが困難はH
OSTにあっては、PCを例えば0に設定することによ
り、予め受信バッファを確保する機能は提供できないも
のの、請求項2に対応する範囲内で端末プリンタ装置を
使用する手段を与えることができる。
【0097】図12ないし図15は、本発明の請求項4
に対応する実施の形態であって、図12は、非常時出力
端末プリンタ装置のターミナルアドレスを、コマンドに
より端末プリンタ装置に設定する場合のコマンドの構成
を示している。この例では、コマンドが非常時出力コマ
ンドであることを識別するためのコマンドコードCMN
Dと、非常時出力先の端末プリンタ装置のターミナルア
ドレスEMAとで構成されている。
【0098】図13は、非常時出力端末プリンタ装置の
ターミナルアドレス(以下、EMAと略記する)を設定
するコマンドを受信した場合、設定されたアドレス情報
EMAをHOSTのターミナルアドレスごとに記憶する
ための記憶手段の実施例であって、図6に示すメモリマ
ップにEMA情報を追加したものである。
【0099】すなわち、受信バッファbuf1を使用す
るHOSTのターミナルアドレスHA1から、受信バッ
ファbufMを使用するHOSTのターミナルアドレス
HAMまでのそれぞれに対応して、EMA1からEMA
Mまでが配置されている。
【0100】EMA1からEMAMまでは、受信開始に
先立って0に初期化されているものとする。そして、図
12に示すコマンドを受信した場合、EMAはそのコマ
ンドを送信したHAに対応して、EMA1からEMAM
までの中の一つに格納される。
【0101】図14は、受信バッファ・印字制御テーブ
ルのメモリマップの構成例を示してり、図5に示すバッ
ファ管理メモリのメモリマップに、印字制御情報buf
1CAからbufNCAを加えたものである。図14に
示すbuf1CAからbufNCAは、それぞれ受信バ
ッファbuf1からbufNまでの印字状態を示す情報
が格納される領域である。すなわち、buf1CAから
bufNCAには、印字データ受信完了待ち状態(値
0)、印字待ち状態(値1)、印字中状態(値2)など
の情報を格納して、主として印字制御に使用する。その
他の構成は、図5に示すものと全く同様であるので、こ
こでは説明を省略する。
【0102】図15は、印字処理待ち中に印字機構に係
わる異常状態(故障)を検出した場合の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0103】ステップS61において印字機構の異常
(故障)検出を実施し、ステップS62において異常が
発生しているか否かを判定する。そして、異常がなけれ
ばステップS63へと動作を進めて受信データの受信処
理を行った後、ステップS64へと動作を進めて、印字
処理を実行する。
【0104】一方、ステップS62において異常を検出
した場合には、ステップS65へと動作を進め、印字待
ちデータの有無を判定する。印字待ちデータの有無は、
図14に示す受信バッファ・印字制御テーブルの印字制
御情報を検索し、buf1CAからbufNCAの印字
待ちデータ有無情報が1(印字待ち)であり、かつbu
f1HAからbufNHAが0でない(使用中)条件を
満足するものを探すことで行う。
【0105】ステップS65において印字待ちデータが
ある場合には、ステップS66へと動作を進め、図13
の非常時出力端末プリンタ装置のターミナルアドレス記
憶テーブルの中に記憶されているEMAxを読み出し
て、ステップS67へと動作を進める。
【0106】ステップS67では、EMAxが0、すな
わち非常時出力用端末プリンタ装置のターミナルアドレ
スが設定されているか否かを判定する。そして、EMA
xが0でない場合には、ステップS68へと動作を進
め、非常時出力用端末プリンタ装置に対しbufxの受
信データを送信(転送)して、ステップS63へと動作
を進める。一方、ステップS67においてEMAxが0
である場合には、ステップS63へと動作を進める。
【0107】なお、フローチャートには記載していない
が、印字機構に異常が発生した後のステップS63で
は、受信できる条件が揃っていても、印字できる保証の
ないデータを受信しないようにする目的で否定応答を返
し、異常中に新たなデータを受信しないように制御す
る。同様に、異常発生中のステップS64では、印字出
力ができないので、実際には印字出力をスキップする制
御を行う。
【0108】図16は、HOSTからの受信データを正
常受信した後で、印字を継続することができなくなった
印字データを、非常時出力用端末プリンタ装置に自動転
送した後、端末プリンタ装置に残っている転送済みの印
字データを消去する場合の動作を示すフローチャートで
あり、図15に示すフローチャートにステップS69を
追加したものである。
【0109】すなわち、ステップS68において受信デ
ータを非常時出力用端末プリンタ装置に転送した後、ス
テップS69へと動作を進めて、bufxを消去する。
bufxの消去は、図14のLPNx及びbufxC
A、bufxHAをクリアすることで実行する。
【0110】図17は、本発明の請求項5に対応する動
作を示すフローチャートであって、図16に示すフロー
チャートにステップS68a及びステップS70を追加
したものである。
【0111】すなわち、ステップS68において受信デ
ータを非常時出力用端末プリンタ装置に転送した後、ス
テップS68aに動作を進め、送信が正常に実行された
か否かを判定する。そして、送信が正常に終了した場合
には、ステップS69へと動作を進めて、bufxを消
去する。一方、ステップS68aにおいて送信が正常に
終了しなかった場合には、ステップS70へと動作を進
め、HOSTxに印字失敗を通報して、ステップS63
に戻る。
【0112】図18は、本発明の請求項6に対応する制
御に使用するパケットの構成例を示している。このパケ
ットは、図9に示す第1パケットの構成に、P5で示す
JOB番号JNを追加したものである。JOB番号JN
は、HOSTのJOB番号を設定する領域である。
【0113】マルチタスク処理をするHOSTでは、図
18に示すパケットを使用してアプリケーションの異な
るタスクやJOBからの印字要求に対し、各タスク及び
JOB固有の番号をJNの領域に設定し、端末プリンタ
装置に送信する。端末プリンタ装置側では、HAとJN
との二つの領域からなる情報を、単にHAのデータ長が
拡張されたのと同様に扱って、図2及び図3に示す受信
バッファ割り当て処理を行うことにより、同一のHOS
Tからの異なったJOB番号の印字データを並行して受
信することができるものである。
【0114】図19は、本発明の請求項7に対応する動
作を示すフローチャートである。
【0115】すなわち、ステップS71では、印字出力
中か否かを判定し、印字出力中でなければステップS7
2へと動作を進める。ステップS72では、受信バッフ
ァbuf1からbufNまでの中に、一連の印字データ
を受信完了して印字待ち状態になっている受信バッファ
がないかを検索するために、局所的な引数nを1に初期
化して、ステップS73へと動作を進める。ステップS
73では、nを引数にしてbufnCA(受信バッファ
bufnの印字状態を示す情報)の値を取り出して、ス
テップS74へと動作を進める。
【0116】ステップS74では、bufnCAが印字
待機中か否かを判定する。そして、bufnCAが1
(印字待機中)であればステップS75へと動作を進
め、bufnの印字出力を開始する処理を行って、ステ
ップS71に戻る。一方、ステップS74においてbu
fnCAが印字待機中でなければ、ステップS76へと
動作を進め、全ての受信バッファを検索完了したか否か
を判定する。
【0117】ステップS76において未検索の受信バッ
ファがある場合には、ステップS77へと動作を進め、
引数nをインクリメントしてステップS73に戻る。一
方、ステップS76において全ての受信バッファを検索
完了した場合には、ステップS78へと動作を進め、受
信中の受信バッファがないか検索するためにnを再初期
化して、ステップS79へと動作を進める。
【0118】ステップS79では、受信完了待ち(bu
fnCA=0)の受信バッファがないかを確認する。そ
して、受信完了待ち(bufnCA=0)の受信バッフ
ァがある場合には、ステップS80へと動作を進め、そ
の受信バッファが未使用(bufnHA=0)でないこ
とを確認する。そして、ステップS80において受信バ
ッファが未使用でないことを確認した場合には、ステッ
プS75へと動作を進め、bufnの印字出力を開始す
る処理を行って、ステップS71に戻る。
【0119】また、ステップS79及びステップS80
において受信完了待ちでない場合には、ステップS81
へと動作を進め、全ての受信バッファを検索したか否か
を判定する。そして、ステップS81において全ての受
信バッファの検索が完了した場合には、ステップS71
に戻る。一方、ステップS81において未検索の受信バ
ッファがある場合には、ステップS82へと動作を進
め、nをインクリメントしてステップS79に戻る。
【0120】以上により、受信を完了し印字待機中にな
っている受信バッファデータを、受信途中の受信バッフ
ァより優先して印字を開始させることができるものであ
る。
【0121】図20及び図21は本発明の請求項8に対
応する実施の形態であって、図21は、一連のパケット
受信完了時刻の新旧を判定するために印字待ち行列を使
用した場合の動作フローチャートを示しており、図21
は、図20の動作フローチャートで使用される印字待ち
行列の例を示している。
【0122】図21に示す印字待ち行列は、RAM4の
中に設けられている領域である。印字待ち行列は、pr
intQUE1からprintQUEnまでのn個のQ
UEで構成されている。この印字待ち行列には、パケッ
トの正常受信後にパケットのLF(最終パケットフラッ
グ:図18参照)が1である場合、一連の印字データの
受信完了と見なし、印字待ち行列の先頭から最初に存在
する0のprintQUEに受信バッファの番号を格納
するものとする。これにより、印字待ち行列には、先頭
から順に着信時間が古い受信データが並ぶことになる。
【0123】図20において、ステップS91では、印
字出力中か否かを判定し、印字出力中でなければステッ
プS92へと動作を進める。ステップS92では、印字
待ちQUEが存在するか否かを判定する。そして、印字
待ちQUEが存在する場合には、ステップS93へと動
作を進め、印字待ち行列の先頭の受信バッファを印字開
始処理して、ステップS94へと動作を進める。ステッ
プS94では、印字待ち行列のQUEを一つずつシフト
する。シフトは、最も古いQUEを捨て、2番目を先頭
に移動する。以下同様に、3番目を2番目に、・・・、
m番目をm+1番目に移動し、m番目は印字QUEが存
在しないことを示す値(0)を入れる。この後、ステッ
プS91に戻って上記の処理を繰り返す。
【0124】一方、ステップS92において、印字待ち
行列が空の場合には、ステップS96へと動作を進め、
受信中の受信バッファがないか検索するためにnを再初
期化して、ステップS97へと動作を進める。
【0125】ステップS97からステップS100まで
の処理は、図19に示したステップS79からステップ
S82までの処理と全く同様であるので、ここでは説明
を省略する。
【0126】以上により、受信を完了し印字待ちとなっ
ている印字データを、時間的に古いものから順に印字出
力することができるものである。
【0127】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の端末プリンタ装
置は、複数の上位装置と1台の端末プリンタ装置とが1
つの回線で構成されたインターフェイスを介して接続さ
れ、複数の上位装置から送信されてくる1個ないし複数
個のパケット化された印字データや制御指令などの送信
データを1台の端末プリンタ装置で受信できるように構
成されたシステムにおいて、端末プリンタ装置は、イン
ターフェイスに接続された上位装置の台数情報に基づい
てデータ領域が割り当てられた一つの受信バッファメモ
リと、インターフェイスに接続された複数台の上位装置
のそれぞれの局番号と受信バッファメモリの割り当て領
域とを対応させて記憶するバッファ管理メモリとを備
え、着信するパケットを、そのパケットに含まれる上位
装置の局番号とバッファ管理メモリに記憶されている局
番号とを比較することにより、一致する局番号で示され
る受信バッファメモリの割り付け領域に格納するように
構成している。すなわち、予め端末プリンタ装置内のバ
ッファ管理メモリに設定されたインターフェイスに接続
されている上位装置の台数情報を基に受信バッファメモ
リを分割することにより、全ての上位装置に対して均等
な受信バッファを提供できる。また、複数の上位装置か
らの印字データを、混在することなく同時に受信できる
ので、上位装置の待ち時間を軽減し、システムのスルー
プットを向上することができる。
【0128】また、本発明の請求項2記載の端末プリン
タ装置は、請求項1記載のものにおいて、局番号に対応
して割り当てられた受信バッファメモリの割り当て領域
の容量情報を記憶する容量情報記憶手段と、受信途中で
前記割り当て領域の容量が不足した場合に容量情報記憶
手段に記憶されている該当割り当て領域の容量情報を変
更する容量変更手段とを備え、上位装置に割り当てる受
信バッファメモリの割り当て領域の容量を変更可能に構
成している。これにより、1台の上位装置に割り当てる
受信バッファサイズを論理上の最大値に設定する必要が
なくなるので、限られた受信バッファを有効に利用する
ことができる。
【0129】また、本発明の請求項3記載の端末プリン
タ装置は、請求項2記載のものにおいて、上位装置から
のデータ送信開始の最初のパケット中に受信バッファメ
モリの必要量を予め確保するか否かを制御する受信バッ
ファメモリ割り当て制御情報と送信データ容量情報とを
含み、受信バッファメモリ割り当て制御情報により受信
バッファメモリの必要量を予め確保することを指定され
た場合には、データの受信を開始する前に、送信データ
容量情報に基づき、容量変更手段によって容量情報記憶
手段に記憶されている該当割り当て領域の容量情報を変
更可能に構成している。すなわち、予め送信データ容量
を計算して端末プリンタ装置にその容量を知らせておく
ことにより、一旦受信を開始した後でバッファフルを検
出し、送信を中断するといった無駄を無くすことができ
る。そのため、バッファフルが発生した上位装置での処
理の低下や、ネットワークのトラフィックを無駄に増加
させる可能性を低減でき、効率のよいシステムを提供で
きる。また、上位装置の能力に応じて、予め送信データ
量を計算し指定するか否かを自由に切り替えられる柔軟
な端末プリンタ装置を提供できる。
【0130】また、本発明の請求項4記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2又は3記載のものにおいて、イ
ンターフェイスに接続された複数台の上位装置のそれぞ
れの局番号に対応して非常時出力用端末プリンタ装置の
局番号を記憶するプリンタ管理メモリと、端末プリンタ
装置の印字機構の故障を検出する故障検出手段と、この
故障検出手段により印字機構の故障を検出したとき、前
記プリンタ管理メモリに記憶されている非常時出力用端
末プリンタ装置の局番号に従って、印字開始できない状
態にある印字データを対応する非常時出力用端末プリン
タ装置に転送し印字する転送印字手段とを備えた構成と
している。このように、端末プリンタ装置の故障を検出
し、非常時出力用端末プリンタ装置に転送することによ
り、故障が復旧するのを待つことなく、印字出力を他の
端末プリンタ装置に対し出力でき、故障時の印字情報の
取り出しを速やかに行え、かつ上位装置の処理負荷及び
制御プログラムの作成を簡単化できる。また、転送済の
印字データを消去するようにすれば、故障復旧後に転送
済み印字データを重複して出力することを避けることが
できる。
【0131】また、本発明の請求項5記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3又は4記載のものにおい
て、任意の上位装置からの印字データを正常受信した後
に印字出力を継続できなくなったとき、又はプリンタ管
理メモリに非常時出力用端末プリンタ装置の局番号が設
定されていないか若しくは非常時出力用プリンタ装置に
印字データを転送できないとき、任意の上位装置に対し
て印字できなかったことを通達する手段を備えた構成と
している。すなわち、非常時出力ができない場合にあっ
ては、その情報を上位装置に通達することにより、上位
装置側で適切な措置を取ることができる。例えば、印字
データを再度生成できる場合にあっては、上位装置で印
字データを再生し、上位装置に接続されたローカルプリ
ンタで出力することができ、また印字データ生成に必要
なデータが上位装置側で既に消去されている場合にあっ
ては、端末プリンタ装置から印字データを逆にアップロ
ードし、上位装置側のローカルプリンタで出力すること
ができるものである。
【0132】また、本発明の請求項6記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3、4又は5記載のものにお
いて、上位装置から送信されるデータのパケット中にそ
の上位装置の適応業務の識別番号を含み、そのパケット
に含まれる上位装置の局番号と識別番号とに基づいて受
信バッファメモリを分割して使用する手段を備え、同一
の上位装置からの並行処理される複数の印字データを並
行して受信し、受信バッファメモリの分割されたそれぞ
れの領域に並行して格納可能な構成としている。これに
より、同一の上位装置からの異なるJOBの印字要求を
並行受信することができ、上位装置のマルチJOB機能
を阻害させない端末プリンタ装置を提供できる。
【0133】また、本発明の請求項7記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3、4、5又は6記載のもの
において、インターフェイスに接続された複数台の上位
装置のそれぞれの局番号に対応して印字完了状態、印字
待ち状態、印字中状態のいずれかの状態を記憶する印字
状態管理メモリと、上位装置からの一連のパケット送信
の完了通知に基づいて印字状態管理メモリに印字待ち状
態を設定する手段と、印字状態管理メモリに記憶された
印字状態に基づき、受信データが完了している受信バッ
ファの印字をパケット受信途中の受信バッファより優先
して印字開始させる手段とを備えた構成としている。こ
れにより、受信データが完結している受信バッファの印
字をパケット受信途中の受信バッファより優先して印字
開始するので、端末プリンタ装置の印字出力の途中で上
位装置からのデータ送信を待つ状態を回避でき、システ
ム全体のスループットを低下させない端末プリンタ装置
を提供できる。
【0134】また、本発明の請求項8記載の端末プリン
タ装置は、請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の
ものにおいて、一連の印字データの受信完了を示すデー
タに基づいて設定された印字順を記憶する印字順管理メ
モリと、この印字順管理メモリに記憶された印字順に従
って印字を行う手段とを備えた構成としている。つま
り、受信完了時刻が古いものを受信完了時刻が新しいも
のより優先して印字を開始させるので、印字出力の前後
関係を大まかに保証できる端末プリンタ装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に対応する実施の形態であっ
て、受信バッファメモリの構成図である。
【図2】本発明の請求項1に対応する実施の形態であっ
て、受信したパケットのデータを受信バッファのどの領
域に格納するかを決定するための受信バッファ割り付け
テーブルの構成図である。
【図3】図2に示す構造の受信バッファメモリを制御す
るためのフローチャートである。
【図4】受信バッファの残り容量を判定するためのフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の請求項2に対応する実施の形態であっ
て、バッファ割り当て方式に使用するバッファ管理メモ
リのメモリマップを示す図表である。
【図6】本発明の請求項2に対応するバッファ割り当て
方式に使用する受信バッファサイズテーブル(メモリマ
ップ)の構成図である。
【図7】図5及び図6に示すメモリマップを使用した受
信バッファの割り付けを示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS9aで呼び出されるサブルー
チンbufn CHECKのフローチャートである。
【図9】本発明の請求項3に対応する実施の形態であっ
て、バッファ割り当て方式に使用する第1パケットの構
成図である。
【図10】図9に示す第1パケットを使用した場合のバ
ッファ割り当て方式の受信処理を示すフローチャートで
ある。
【図11】図10のステップS52で呼び出されるサブ
ルーチンS bufn CHECKのフローチャートで
ある。
【図12】本発明の請求項4に対応する実施の形態であ
って、非常時出力端末プリンタ装置のターミナルアドレ
スを、コマンドにより端末プリンタ装置に設定する場合
のコマンドの構成図である。
【図13】本発明の請求項4に対応する実施の形態であ
って、非常時出力端末プリンタ装置のターミナルアドレ
ス記憶テーブル(メモリマップ)の構成図である。
【図14】本発明の請求項4に対応する実施の形態であ
って、受信バッファ・印字制御テーブル(メモリマッ
プ)の構成図である。
【図15】本発明の請求項4に対応する実施の形態であ
って、印字処理待ち中に印字機構に係わる異常状態(故
障)を検出した場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【図16】HOSTからの受信データを正常受信した後
で、印字を継続することができなくなった印字データ
を、非常時出力用端末プリンタ装置に自動転送した後、
端末プリンタ装置に残っている転送済みの印字データを
消去する場合の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の請求項5に対応する動作を示すフロ
ーチャートである。
【図18】本発明の請求項6に対応する制御に使用する
パケットの構成図である。
【図19】本発明の請求項7に対応する動作を示すフロ
ーチャートである。
【図20】本発明の請求項8に対応する実施の形態であ
って、一連のパケット受信完了時刻の新旧を判定するた
めに印字待ち行列を使用した場合の動作フローチャート
である。
【図21】図20の動作フローチャートで使用される印
字待ち行列の構成図である。
【図22】端末プリンタ装置の外観図である。
【図23】端末プリンタ装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】端末プリンタ装置がインターフェイスを介し
て上位装置と接続されている状態を示すブロック図であ
る。
【図25】従来技術で問題となるパケットの送信タイミ
ングチャートの一例を示す図である。
【図26】従来技術で問題となるパケットの混在を説明
するための比較印字例を示す図である。
【図27】従来技術で問題となるパケットの混在を説明
するための比較印字例を示す図である。
【図28】従来技術で問題となるパケットの混在を説明
するための混在印字例を示す図である。
【図29】従来の端末プリンタ装置における制御のため
に必要なパケットの構成図である。
【図30】図29に示すパケット構成を有する従来の端
末プリンタ装置の印字データ受信を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 通信制御部 3 ROM 4 RAM 5 入出力制御部 6 印字機構制御部 7 印字機構 8 入出力装置 26,27 端末プリンタ装置 21〜25 HOST(上位装置)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の上位装置と1台の端末プリンタ装置
    とが1つの回線で構成されたインターフェイスを介して
    接続され、前記複数の上位装置から送信されてくる1個
    ないし複数個のパケット化された印字データや制御指令
    などの送信データを前記1台の端末プリンタ装置で受信
    できるように構成されたシステムにおいて、 前記端末プリンタ装置は、前記インターフェイスに接続
    された上位装置の台数情報に基づいてデータ領域が割り
    当てられた一つの受信バッファメモリと、前記インター
    フェイスに接続された複数台の上位装置のそれぞれの局
    番号と前記受信バッファメモリの割り当て領域とを対応
    させて記憶するバッファ管理メモリとを備え、着信する
    パケットを、そのパケットに含まれる上位装置の局番号
    と前記バッファ管理メモリに記憶されている局番号とを
    比較することにより、一致する局番号で示される受信バ
    ッファメモリの割り付け領域に格納することを特徴とす
    る端末プリンタ装置
  2. 【請求項2】前記局番号に対応して割り当てられた前記
    受信バッファメモリの割り当て領域の容量情報を記憶す
    る容量情報記憶手段と、受信途中で前記割り当て領域の
    容量が不足した場合に前記容量情報記憶手段に記憶され
    ている該当割り当て領域の容量情報を変更する容量変更
    手段とを備え、前記上位装置に割り当てる前記受信バッ
    ファメモリの割り当て領域の容量を変更可能としたこと
    を特徴とする請求項1記載の端末プリンタ装置。
  3. 【請求項3】上位装置からのデータ送信開始の最初のパ
    ケット中に受信バッファメモリの必要量を予め確保する
    か否かを制御する受信バッファメモリ割り当て制御情報
    と送信データ容量情報とを含み、前記受信バッファメモ
    リ割り当て制御情報により受信バッファメモリの必要量
    を予め確保することを指定された場合には、データの受
    信を開始する前に、前記送信データ容量情報に基づき、
    前記容量変更手段によって前記容量情報記憶手段に記憶
    されている該当割り当て領域の容量情報を変更すること
    を特徴とする請求項2記載の端末プリンタ装置。
  4. 【請求項4】前記インターフェイスに接続された複数台
    の上位装置のそれぞれの局番号に対応して非常時出力用
    端末プリンタ装置の局番号を記憶するプリンタ管理メモ
    リと、端末プリンタ装置の印字機構の故障を検出する故
    障検出手段と、この故障検出手段により印字機構の故障
    を検出したとき、前記プリンタ管理メモリに記憶されて
    いる非常時出力用端末プリンタ装置の局番号に従って、
    印字開始できない状態にある印字データを対応する非常
    時出力用端末プリンタ装置に転送し印字する転送印字手
    段とを備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載
    の端末プリンタ装置。
  5. 【請求項5】任意の上位装置からの印字データを正常受
    信した後に印字出力を継続できなくなったとき、又は前
    記プリンタ管理メモリに非常時出力用端末プリンタ装置
    の局番号が設定されていないか若しくは非常時出力用プ
    リンタ装置に印字データを転送できないとき、前記任意
    の上位装置に対して印字できなかったことを通達する手
    段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、又は4
    記載の端末プリンタ装置。
  6. 【請求項6】上位装置から送信されるデータのパケット
    中にその上位装置の適応業務の識別番号を含み、そのパ
    ケットに含まれる上位装置の局番号と前記識別番号とに
    基づいて前記受信バッファメモリを分割して使用する手
    段を備え、同一の上位装置からの並行処理される複数の
    印字データを並行して受信し、前記受信バッファメモリ
    の分割されたそれぞれの領域に並行して格納することを
    特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の端末プリ
    ンタ装置。
  7. 【請求項7】前記インターフェイスに接続された複数台
    の上位装置のそれぞれの局番号に対応して印字完了状
    態、印字待ち状態、印字中状態のいずれかの状態を記憶
    する印字状態管理メモリと、前記上位装置からの一連の
    パケット送信の完了通知に基づいて前記印字状態管理メ
    モリに印字待ち状態を設定する手段と、前記印字状態管
    理メモリに記憶された印字状態に基づき、受信データが
    完了している受信バッファの印字をパケット受信途中の
    受信バッファより優先して印字開始させる手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記
    載の端末プリンタ装置。
  8. 【請求項8】一連の印字データの受信完了を示すデータ
    に基づいて設定された印字順を記憶する印字順管理メモ
    リと、この印字順管理メモリに記憶された印字順に従っ
    て印字を行う手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6又は7記載の端末プリンタ装
    置。
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