JPH10203012A - 感熱記録用塗液の調製方法および感熱記録体 - Google Patents

感熱記録用塗液の調製方法および感熱記録体

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JPH10203012A
JPH10203012A JP9008528A JP852897A JPH10203012A JP H10203012 A JPH10203012 A JP H10203012A JP 9008528 A JP9008528 A JP 9008528A JP 852897 A JP852897 A JP 852897A JP H10203012 A JPH10203012 A JP H10203012A
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heat
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JP9008528A
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Mutsuyuki Kashima
睦之 加嶋
Toshiaki Hata
俊朗 秦
Masato Kawai
昌人 河合
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Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保存安定性と記録感度に優れた感熱記録用塗液
の調製方法、および感熱記録体を提供することにある。 【解決手段】粉砕されたロイコ染料、呈色剤および増感
剤を含有する感熱記録用塗液の調製方法において、上記
の課題を解決するための一手段として、本発明は、増感
剤としてシュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ−p
−メチルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−クロロベ
ンジルエステルから選ばれる2種以上を用い、かつ呈色
剤と増感剤とを共に水を分散媒体として粉砕させるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロイコ染料と呈色
剤と発色反応を利用した感熱記録体用の塗液の調製方法
に関し、特に保存安定性と記録感度に優れた感熱記録用
塗液の調製方法、および感熱記録体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は、一般に紙、合成紙、プラ
スチックフィルム等の支持体上に熱エネルギーを印加す
ることにより発色する感熱記録層を有する。例えば、感
熱記録層中に発色成分としてロイコ染料と呈色剤を含有
する感熱記録体は、熱エネルギーによってロイコ染料と
呈色剤とが反応して記録像が形成される。かかる感熱記
録体は比較的安価であり、また記録機器がコンパクトで
かつその保守も容易なため、ファクシミリや各種計算機
などのアウトプット、自動券売機、科学計測機器のプリ
ンターあるいはCRT医療計測用のプリンター等に広範
囲に使用されている。特に近年、このような感熱記録方
式を用いるファクシミリ・プリンターの装置の改良が進
み、従来は困難とされていた高速記録が可能となってい
る。このような機器の高速化にともないそれに使用され
る感熱記録材料も記録感度の一層の向上が要求され、こ
れに関する多くの提案がなされている。
【0003】記録感度を向上させる手段として発色成分
粒子の平均粒子径を2.0μm以下にするなど、分散粒
子を小さくすることが特開昭57−476983号公報
に記載されている。しかし粒子径を小さくした場合、分
散液の安定性が悪くなり、経時的に粒子径が大きくなっ
ていくという欠点があった。また、特開平8−5824
0号公報には、増感剤としてシュウ酸ジ−p−メチルベ
ンジルエステルとシュウ酸ジ−p−クロロベンジルエス
テルとを共に粉砕処理した感熱記録用塗液が記載されて
いるが、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステルとシ
ュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステルとを共に微粉砕
処理した分散液は経時的にその粒子径が大きくなり記録
感度が低下する問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、保存
安定性と記録感度に優れた感熱記録用塗液の調製方法、
および感熱記録体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】粉砕されたロイコ染料、
呈色剤および増感剤を含有する感熱記録用塗液の調製方
法において、上記の課題を解決するための一手段とし
て、本発明は、増感剤としてシュウ酸ジベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ
酸ジ−p−クロロベンジルエステルから選ばれる2種以
上を用い、かつ呈色剤と増感剤とを共に水を分散媒体と
して粉砕させるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、呈色剤と、増感剤とし
てシュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メチ
ルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジル
エステルから選ばれる2種以上(以下、特定の増感剤と
称する)とを共に水を分散媒体として粉砕させた分散液
を用いて感熱記録用塗液を調製することを特徴とし、フ
ェノール性化合物と特定の増感剤との使用比率は特に限
定されないが、呈色剤1重量部に対して特定の増感剤は
0.2〜5重量部、好ましくは0.5〜2重量部程度で
ある。
【0007】特定の増感剤であるシュウ酸ジベンジルエ
ステル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステルおよ
びシュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステルなるシュウ
酸ジベンジル系化合物における各々の使用比率は特に限
定されないが、一つのシュウ酸ジベンジル系化合物1重
量部に対して他のシュウ酸ジベンジル系化合物の少なく
とも一種は0.2〜5重量部、好ましくは0.5〜2重
量部程度である。
【0008】呈色剤としては、各種公知のものが使用可
能である。かかる呈色剤の具体例として、例えば4−ク
ミフェノール、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニ
ルエタン、2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、4,4’シクロヘキシリデンジフェノール、
4,4’−ジヒドロキシジフェニル−2,2−ブタン、
ジヒドロキシジフェニルメタン、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルメタン、4,4’−(1,3−ジメチルブ
チリデン)ジフェノール、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ヘプタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル
チオエトキシ)メタン、4,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスル
ホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニ
ルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、4−ヒドロキシフェニル−4’−ベンジ
ルオキシフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシフェ
ニル−p−トリルスルホン、およびp−メトキシフェニ
ル2,4−ジヒドロキシベンゾエート等のフェノール性
化合物、N−(p−トルエンスルホニル)カルバモイル
酸p−クミルフェニルエステル、N−(p−トルエンス
ルホニル)カルバモイル酸p−ベンジルオキシフェニル
エステル、N−(o−トルオイル)−p−トルエンスル
ホアミド、4,4’−ビス(N−p−トルエンスルホニ
ルアミノカルルボニルアミノ)ジフェニルメタン等の分
子内に−SO2 NH−結合を有するもの、p−クロロ安
息香酸亜鉛、4−〔2−(p−メトキシフェノキシ)エ
チルオキシ〕サリチル酸亜鉛、4−〔3−(p−トリル
スルホニル)プロピルオキシ〕サリチル酸亜鉛、5−
〔p−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミ
ル〕サリチル酸等の芳香族カルボン酸の亜鉛塩等が挙げ
られる。なかでも、フェノール性化合物が記録感度に優
れ好ましい。
【0009】本発明の所望の効果を損なわない限りにお
いて、他の増感剤および呈色剤を添加することもでき
る。
【0010】呈色剤と増感剤との分散液は、分散媒体で
ある水100重量部に対してフェノール性化合物と特定
の増感剤との合計量が10〜100重量部程度、および
必要により下記の界面活性剤(分散剤)が0.01〜1
0重量部程度含有する未分散液をサンドミル、アトイラ
ター、ボールミル、或いはコボルミル等の湿式粉砕機に
よって平均粒子径が0.5〜2.5μm程度、好ましく
は0.5〜2.0μm程度となるように粉砕することに
より得られる。平均粒子径が0.5μm未満になると地
肌カブリが発生する恐れがあり、2.5μmを越えると
記録感度が低下する恐れがある。
【0011】界面活性剤(分散剤)の具体例としては、
例えばジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スチレン
−マレイン酸共重合体のアンモニウム塩、ポリビニルア
ルコール、スルホン変性ポリビニルアルコール、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース等が挙げられ
る。
【0012】感熱記録層用塗液は、湿式粉砕機により平
均粒子径が3μm以下に粉砕されたロイコ染料分散液、
上記の呈色剤と増感剤との分散液および接着剤とを混合
攪拌して得られる。更に、必要により保存性改良剤、耐
水化剤、顔料、滑剤などを添加することもできる。
【0013】感熱記録層用塗液に含有されるロイコ染料
および接着剤としては、各種公知のものが使用できる。
ロイコ染料としては、例えば下記のものが挙げられる。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2
−メチルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチルアミ
ノ−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−ジベンジルアミノフルオラン、3−シクロヘキシルア
ミノ−6−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−クロロフルオラン、3−(N−エチル−
N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオ
ロメチルアニリノ)フルオラン、3−(N−メチル−N
−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ペンチ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−ジ(n−ブチル)アミノ−7−(o−クロロアニリ
ノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−フル
オロアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−ト
ルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−エチル−N−フルフリルアミノ)−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3,3−ビス〔1−(4−
メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−4,5,6,7−テトラク
ロロフタリド、3,6,−ビス(ジメチルアミノ)フル
オレン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチルアミノ)
フタリド、3−(N−エチル−N−2−テトラヒドロフ
ルフリルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(4−ジメチルアミノ)アニリノ−5,7−ジ
メチルフルオランなど。勿論、これらに限定されるもの
ではなく、また必要に応じて2種以上を併用することも
できる。また、ロイコ染料の使用量としては特に限定さ
れないが、感熱記録層用塗液の全固形量に対して5〜4
0重量部程度が好ましい。
【0014】接着剤としては、例えば完全(部分)ケン
化ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビ
ニルアルコール、ケイ素変性ポリビニルアルコール、ブ
チラール変性ポリビニルアルコール、澱粉、酸化澱粉、
アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、キトサン、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
メチルセルロース、スチレン−アクリル酸共重合体の
塩、スチレン−無水マレイン酸共重体の塩、メチルビニ
ルエーテル−無水マレイン酸共重合体の塩、イソプロピ
レン−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル系ラテック
ス、アクリル酸エステル共重合系ラテックス、メタクリ
ル酸エステル共重合系ラテックス、酢酸ビニル−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合系ラテックス、ポリウレ
タン系ラテックス、ポリ塩化ビニル系ラテックス、ポリ
塩化ビニリデン系ラテックス、スチレン−ブタジエン系
ラテックスなどの水分散性樹脂が挙げられる。接着剤の
使用量としては、感熱記録層用塗液の全固形量に対して
5〜30重量%程度が好ましい。
【0015】増感剤としてシュウ酸ジベンジルエステ
ル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ
酸ジ−p−クロロベンジルエステルから選ばれる2種以
上を用いるものであるが、本発明の所望の効果を損なわ
ない限りにおいて各種公知の増感剤を併用することも可
能である。かかる増感剤としては、例えばステアリン酸
アミド、ステアリン酸メチロールアミド、エチレンビス
ステアリン酸アミド、テレフタル酸ジメチル、テレフタ
ル酸ジベンジル、2−ナフチルベンジルエーテル、1,
2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフ
ェノキシエタン、1−フェノキシ−2−ナフトキシエタ
ン、1−フェノキシ−2−(4−メチルフェノキシ)エ
タン、1−(4−メチルフェノキシ)−2−ナフトキシ
エタン、1,3−ナフトキシプロパン、1,4−ナフト
キシブタン、p−ベンジルビフェニル、m−ターフェニ
ル、ベンジル−2−ナフチルエーテル、1,2−ビス
(3、4−ジメチルフェニル)エタン、1,4−ビス
(p−トリルオキシ)ベンゼン、ジフェニルスルホン、
炭酸ジフェニル、2−(2‘−ヒドロキシ−5’−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
【0016】保存性改良剤としては、例えば2,2’−
メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、2,2’−エチレンビス(4−メチル−6−tert
−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス
(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、1,1,3
−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘ
キシルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メ
チル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブ
タン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フェニレンジ
アミン、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−tert−
ブチルフェニル)リン酸ソーダ、4,4’−ビス(エチ
レンイミンカルボニルアミノ)ジフェニルメタン、4−
ベンジルオキシ−4’−(2−メチル−2,3−エポキ
シプロピルオキシ)ジフェニルスルホン、ノボラック型
樹脂などが挙げられる。これらの保存性改良剤は、通
常、ロイコ染料1重量部に対して0.05〜4重量部程
度が使用される。
【0017】耐水化剤としては、例えばグリオキサー
ル、ジアルデヒド澱粉などのジアルデヒド系化合物、ポ
リエチレンイミンなどのポリアミン系化合物、エポキシ
系化合物、ポリアミド樹脂、メラミン樹脂、グリセリン
ジグリシジルエーテルなどのジグリシジル系化合物、ジ
メチロールウレア化合物、アジリジン化合物、ブロック
イソシアネート化合物、過硫酸アンモニウム、硼酸、硼
砂、塩化第二鉄および塩化マグネシウムなどが挙げられ
る。
【0018】顔料としては、例えば炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、酸化マグネシウム、カオリン、クレ
ー、タルク、焼成クレー、無定形シリカ、酸化亜鉛、酸
化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、尿素−
ホルマリン樹脂フィラー等が挙げられる。
【0019】滑剤としては、例えばステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カル
ナバロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等が
挙げられる。
【0020】かくして調製された感熱記録層用塗液は、
上質紙(酸性紙、中性紙)、フィルム、合成紙、コート
紙等の支持体上に感熱記録層を形成するために、乾燥後
の塗布量が2〜8g/m2 程度となるように塗布乾燥さ
れる。
【0021】感熱記録層用塗液を塗布するための塗布方
式としては、従来から当業者間で使用されているエアナ
イフ方式、メイヤーバー方式、ピュアーブレード方式、
ロッドブレード方式、リバースロール方式、スリットダ
イ方式などが挙げられる。
【0022】
【実施例】以下に本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、もちろん本発明の範囲はこれらに限定され
るものではない。各例中、「部」および「%」はそれぞ
れ「重量部」および「重量%」を示す。
【0023】〔実施例1〕 ロイコ染料分散液の調製 3−ジ(n−ブチル)アミノ−7−(o−クロロアニリ
ノ)フルオラン10部、スルホン変性ポリビニルアルコ
ールの10%水溶液10部、および水10部からなる組
成物をサンドミルを用いて平均粒子径が0.7μmとな
るまで粉砕し、ロイコ染料分散液を得た。
【0024】 呈色剤と増感剤との分散液(A液)の
調製 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニ
ルエタン15部、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエス
テル10部、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル
10部、スルホン変性ポリビニルアルコールの10%水
溶液35部、および水35部からなる組成物をサンドミ
ルを用いて平均粒子径が1.3μmとなるまで粉砕し、
A液を得た。粒子径分布の測定は島津製作所製SALD
−2000を用いて行った。
【0025】 下塗り層用塗液の調製 吸油量110mlの焼成カオリン100部、ポリアクリ
ル酸ナトリウムの40%水溶液2部、水100部、ポリ
ビニルアルコール(商品名:PVA110、クラレ社
製)の10%水溶液100部、およびスチレン−ブタジ
エン系ラテックス(商品名:L−1537、固形濃度4
8%、旭化成社製)10部からなる組成物を混合攪拌
し、下塗り層用塗液を得た。
【0026】 感熱記録層用塗液の調製 ロイコ染料分散液30部、分散処理直後のA液105
部、炭酸カルシウムの60%の水分散液60部、ポリビ
ニルアルコール(商品名:PVA117、クラレ社製)
の10%水溶液100部、ステアリン酸亜鉛の30%分
散液20部および水50部からなる組成物を混合攪拌
し、感熱記録層用塗液を得た。
【0027】 感熱記録体の作成1 坪量53g/m2 の酸性紙の片面に、上記の下塗り層用
塗液および感熱記録層用塗液を乾燥後の塗布量が、各々
8g/m2 および5g/m2 となるようにロッドブレー
ドコーターで順次塗布乾燥した後、スーパーキャレンダ
ー処理して感熱記録体1を得た。 感熱記録体の作成2 上記の感熱記録層用塗液の調製において、分散処理直後
のA液の代わりに分散処理後15日間室温保管したA液
を用いた以外は、感熱記録体の作製1と同様にして感熱
記録体2を得た。
【0028】〔実施例2〕実施例1のA液の調製におい
て、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステルの代わり
にシュウ酸ジベンジルエステルを用いた以外は、実施例
1と同様にして感熱記録層用塗液および感熱記録体を得
た。
【0029】〔実施例3〕実施例1のA液の調製におい
て、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタンの代わりに2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパンを用いた以外は、実施例1と同様に
して感熱記録層用塗液および感熱記録体を得た。
【0030】〔実施例4〕実施例1のA液の調製におい
て、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタンの代わりに4−〔3−(p−トリルスルホ
ニル)プロピルオキシ〕サリチル酸亜鉛を用いた以外
は、実施例1と同様にして感熱記録層用塗液および感熱
記録体を得た。
【0031】〔実施例5〕実施例1のA液の調製におい
て、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタンの代わりに4,4’−ビス(N−p−トル
エンスルホニルアミノカルルボニルアミノ)ジフェニル
メタンを用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録
層用塗液および感熱記録体を得た。
【0032】〔実施例6〕実施例1のA液の調製におい
て、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル10部お
よびシュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル10部の
代わりに、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル1
6部およびシュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステルを
4部を用いた以外は、実施例1と同様にして感熱記録層
用塗液および感熱記録体を得た。
【0033】〔実施例7〕実施例1のA液の調製におい
て、平均粒子径が2.6μmとなるまで粉砕した以外
は、実施例1と同様にして感熱記録層用塗液および感熱
記録体を得た。
【0034】〔実施例8〕実施例1のA液の調製におい
て、平均粒子径が0.4μmとなるまで粉砕した以外
は、実施例1と同様にして感熱記録層用塗液および感熱
記録体を得た。
【0035】〔比較例1〕実施例1の感熱記録層用塗液
の調製において、A液105部の代わりに、下記のB液
75部およびC液30部を用いた以外は、実施例1と同
様にして感熱記録層用塗液および感熱記録体を得た。
【0036】 呈色剤と増感剤との分散液(B液)の
調製 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニ
ルエタン15部、シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエス
テル10部、スルホン変性ポリビニルアルコールの10
%水溶液25部、および水25部からなる組成物をウル
トラビスコミルを用いて平均粒子径が1.3μmとなる
まで粉砕し、B液を得た。
【0037】 増感剤の分散液(C液)の調製 シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル10部、スル
ホン変性ポリビニルアルコールの10%水溶液10部、
および水10部からなる組成物をウルトラビスコミルを
用いて平均粒子径が1.3μmとなるまで粉砕し、C液
を得た。
【0038】〔比較例2〕比施例1の感熱記録層用塗液
の調製において、B液75部の代わりに、下記のD液4
5部およびE液30部を用いた以外は、比施例1と同様
にして感熱記録層用塗液および感熱記録体を得た。
【0039】 呈色剤分散液(D液)の調製 1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニ
ルエタン15部、スルホン変性ポリビニルアルコールの
10%水溶液15部、および水15部からなる組成物を
ウルトラビスコミルを用いて平均粒子径が1.3μmと
なるまで粉砕し、D液を得た。
【0040】 増感剤分散液(E液)の調製 シュウ酸ジ−p−メチルベンジルエステル10部、スル
ホン変性ポリビニルアルコールの10%水溶液10部、
および水10部からなる組成物をウルトラビスコミルを
用いて平均粒子径が1.3μmとなるまで粉砕し、E液
を得た。
【0041】〔比較例3〕比較例1の呈色剤分散液B液
の調製において、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−1−フェニルエタンの代わりに2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパンを用いた以外は、比較
例1と同様にして感熱記録層用塗液および感熱記録体を
得た。
【0042】かくして得られた感熱記録体について感熱
記録評価機(商品名:TH−PMD、大倉電気社製)を
用い、印加エネルギー0.3mJ/dotにて各感熱記
録体を記録し、得られた記録像の記録濃度および未記録
部をマクベス濃度計(商品名:RD−914型、マクベ
ス社製)でビジュアルモードにて測定し、得られた結果
を表1に示す。
【0043】また、実施例1〜7については呈色剤と増
感剤との分散液(A液)、比較例1と比較例3について
は呈色剤との分散液(B液)75部および増感剤の分散
液(C液)30部からなる混合液、比較例2については
呈色剤分散液(D液)45部、増感剤分散液(E液)3
0部および増感剤の分散液(C液)30部からなる混合
液の調製直後および室温下15日放置後の体積粒子径分
布の測定を行った。粒子径分布の測定は島津製作所製S
ALD−2000を用いて行なった。その結果を表1に
示す。但し、B液、C液、D液およびE液は、ほぼ同時
に調製した。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】表1に示されているように、本発明の感
熱記録層用塗液の調製方法は、保存安定性と記録感度に
優れたものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉砕されたロイコ染料、呈色剤および増感
    剤を含有する感熱記録用塗液の調製方法において、増感
    剤がシュウ酸ジベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−メ
    チルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジ
    ルエステルから選ばれる2種以上であり、かつ呈色剤と
    増感剤とを共に水を分散媒体として粉砕させることを特
    徴とする感熱記録用塗液の調製方法。
  2. 【請求項2】呈色剤がフェノール性化合物である請求項
    1記載の感熱記録用塗液の調製方法。
  3. 【請求項3】共に粉砕された呈色剤と増感剤の平均粒子
    径が0.5〜2.0μmである請求項1記載の感熱記録
    用塗液の調製方法。
  4. 【請求項4】支持体上に、請求項1〜3のいずれか一項
    に記載された感熱記録用塗液を塗布乾燥して形成された
    感熱記録層を有する感熱記録体。
JP9008528A 1997-01-21 1997-01-21 感熱記録用塗液の調製方法および感熱記録体 Pending JPH10203012A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002052841A (ja) * 2000-03-03 2002-02-19 Asahi Kasei Corp 感熱記録材料およびその製造方法

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