JPH10204725A - 可逆熱変色性ポリオレフィン繊維 - Google Patents
可逆熱変色性ポリオレフィン繊維Info
- Publication number
- JPH10204725A JPH10204725A JP9003580A JP358097A JPH10204725A JP H10204725 A JPH10204725 A JP H10204725A JP 9003580 A JP9003580 A JP 9003580A JP 358097 A JP358097 A JP 358097A JP H10204725 A JPH10204725 A JP H10204725A
- Authority
- JP
- Japan
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- reversible thermochromic
- polyolefin
- core
- color
- sheath
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- Granted
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- Multicomponent Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 可逆熱変色性組成物がブリードして変色性機
能が経時的に低下することなく、かつ芯鞘層間の剥離が
ない機械的物性の優れた可逆熱変色性の繊維を提供す
る。 【解決手段】 電子供与性呈色有機化合物、発色剤、消
色剤の3成分を含有するポリオレフィン系樹脂を芯層と
し、メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−
オレフィン共重合体、高密度ポリエチレン、アイソタク
テイックペンタッド分率が0.95以上であるアイソタ
クチックポリプロピレンから選択された少なくとも1種
の高結晶性ポリオレフィンを鞘層として構成される可逆
熱変色性ポリオレフィン繊維。
能が経時的に低下することなく、かつ芯鞘層間の剥離が
ない機械的物性の優れた可逆熱変色性の繊維を提供す
る。 【解決手段】 電子供与性呈色有機化合物、発色剤、消
色剤の3成分を含有するポリオレフィン系樹脂を芯層と
し、メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−
オレフィン共重合体、高密度ポリエチレン、アイソタク
テイックペンタッド分率が0.95以上であるアイソタ
クチックポリプロピレンから選択された少なくとも1種
の高結晶性ポリオレフィンを鞘層として構成される可逆
熱変色性ポリオレフィン繊維。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度変化に反応し
て可逆的に色彩が変化する機能を有する可逆熱変色性ポ
リオレフィン繊維に関する。
て可逆的に色彩が変化する機能を有する可逆熱変色性ポ
リオレフィン繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子供与性呈色有機化合物、
発色剤、消色剤からなる可逆性熱変色組成物は知られて
おり、これを適用された繊維製品は衣料、装飾品、玩
具、インテリア用品などに広く使用されている。このよ
うな試みとして、例えば、実開昭59−83932号公
報には、可逆性熱変色組成物をポリオレフィン系樹脂に
配合し、−10℃から+80℃の温度範囲で可逆的に有
色、無色に熱変色性を与えるか、または顔料を配合し有
色、有色に熱変色性を与えるかなどの手段が開示されて
いる。しかしながら、ポリオレフィン系樹脂に可逆性熱
変色組成物を配合したものは、可逆性熱変色組成物中の
低分子量成分がブリードすることにより経時的にその変
色性機能が低下するという不都合が生じた。こうした問
題を解決するとともに、表面が平滑で光沢の高い感温変
色性繊維を得るために、実登録2504032号公報に
は、可逆性熱変色組成物を含有するポリオレフィン系樹
脂を芯成分とし、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ナイロン−6、ナイロン−66
から選ばれた熱可塑性樹脂を鞘成分とする芯鞘型複合繊
維が開示されている。この構成からなる芯鞘型複合繊維
は可逆性熱変色性組成物のブリードという問題は解決で
きるけれども、芯層と鞘層の接着性が十分でなく芯層と
鞘層が剥離を生じて繊維強度が大幅に低下するという問
題があった。
発色剤、消色剤からなる可逆性熱変色組成物は知られて
おり、これを適用された繊維製品は衣料、装飾品、玩
具、インテリア用品などに広く使用されている。このよ
うな試みとして、例えば、実開昭59−83932号公
報には、可逆性熱変色組成物をポリオレフィン系樹脂に
配合し、−10℃から+80℃の温度範囲で可逆的に有
色、無色に熱変色性を与えるか、または顔料を配合し有
色、有色に熱変色性を与えるかなどの手段が開示されて
いる。しかしながら、ポリオレフィン系樹脂に可逆性熱
変色組成物を配合したものは、可逆性熱変色組成物中の
低分子量成分がブリードすることにより経時的にその変
色性機能が低下するという不都合が生じた。こうした問
題を解決するとともに、表面が平滑で光沢の高い感温変
色性繊維を得るために、実登録2504032号公報に
は、可逆性熱変色組成物を含有するポリオレフィン系樹
脂を芯成分とし、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ナイロン−6、ナイロン−66
から選ばれた熱可塑性樹脂を鞘成分とする芯鞘型複合繊
維が開示されている。この構成からなる芯鞘型複合繊維
は可逆性熱変色性組成物のブリードという問題は解決で
きるけれども、芯層と鞘層の接着性が十分でなく芯層と
鞘層が剥離を生じて繊維強度が大幅に低下するという問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
技術的に解決するために鋭意検討の結果、可逆熱変色性
組成物がブリードして変色性機能が経時的に低下するこ
となく、また繊維として成形性に優れ、かつ芯鞘層間の
剥離がなく機械的物性に優れた可逆熱変色性ポリオレフ
ィン繊維を見い出すに至り本発明を完成させた。
技術的に解決するために鋭意検討の結果、可逆熱変色性
組成物がブリードして変色性機能が経時的に低下するこ
となく、また繊維として成形性に優れ、かつ芯鞘層間の
剥離がなく機械的物性に優れた可逆熱変色性ポリオレフ
ィン繊維を見い出すに至り本発明を完成させた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子供与性呈
色有機化合物、発色剤、消色剤の3成分からなる可逆熱
変色性組成物を0.1〜40重量%含有するポリオレフ
ィン系樹脂を芯層とし、メタロセン触媒を用いて製造さ
れたエチレン・α−オレフィン共重合体、高密度ポリエ
チレン、アイソタクテイックペンタッド分率が0.95
以上であるアイソタクチックポリプロピレンから選択さ
れた少なくとも1種の高結晶性ポリオレフィンを鞘層と
する芯鞘型複合フィラメントである可逆熱変色性ポリオ
レフィン繊維を要旨とする。
色有機化合物、発色剤、消色剤の3成分からなる可逆熱
変色性組成物を0.1〜40重量%含有するポリオレフ
ィン系樹脂を芯層とし、メタロセン触媒を用いて製造さ
れたエチレン・α−オレフィン共重合体、高密度ポリエ
チレン、アイソタクテイックペンタッド分率が0.95
以上であるアイソタクチックポリプロピレンから選択さ
れた少なくとも1種の高結晶性ポリオレフィンを鞘層と
する芯鞘型複合フィラメントである可逆熱変色性ポリオ
レフィン繊維を要旨とする。
【0005】即ち、本発明においては、芯鞘型複合フィ
ラメントを基本的な繊維形状とし、その芯層は発色機能
を高めるために可逆熱変色性組成物を直接にポリオレフ
ィン系樹脂に配合するものとし、それに対して鞘層に
は、芯層成分に含まれる可逆熱変色性組成物がポリオレ
フィン系樹脂の系外にブリードアウトしないように芯層
を被覆し、かつ芯鞘層間の接着強力を高める目的で高結
晶ポリオレフィンを用いて構成される可逆熱変色性ポリ
オレフィン繊維である。
ラメントを基本的な繊維形状とし、その芯層は発色機能
を高めるために可逆熱変色性組成物を直接にポリオレフ
ィン系樹脂に配合するものとし、それに対して鞘層に
は、芯層成分に含まれる可逆熱変色性組成物がポリオレ
フィン系樹脂の系外にブリードアウトしないように芯層
を被覆し、かつ芯鞘層間の接着強力を高める目的で高結
晶ポリオレフィンを用いて構成される可逆熱変色性ポリ
オレフィン繊維である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、芯鞘型繊維を構
成する芯層にはポリオレフィン系樹脂が用いられ、後述
する可逆熱変色性組成物を直接に配合される樹脂として
特に限定されるものではなく、具体的にはポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状
低密度ポリエチレン等の単独重合体、あるいはプロピレ
ン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等の共重合体
などが挙げられる。
成する芯層にはポリオレフィン系樹脂が用いられ、後述
する可逆熱変色性組成物を直接に配合される樹脂として
特に限定されるものではなく、具体的にはポリプロピレ
ン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状
低密度ポリエチレン等の単独重合体、あるいはプロピレ
ン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等の共重合体
などが挙げられる。
【0007】この芯層のポリオレフィン系樹脂には、可
逆熱変色性組成物を配合するものであり、可逆熱変色性
組成物とは、電子供与性呈色有機化合物、発色剤、消色
剤の3成分の存在のもとに効力を発揮するものである。
即ち、電子供与性呈色有機化合物から電子受容体である
発色剤に電子が授受されて発色し、所定温度以上になる
と発色剤と消色剤との親和性が増加して、電子供与性呈
色有機化合物からの電子の授受を減少させ、発色を阻止
するものである。
逆熱変色性組成物を配合するものであり、可逆熱変色性
組成物とは、電子供与性呈色有機化合物、発色剤、消色
剤の3成分の存在のもとに効力を発揮するものである。
即ち、電子供与性呈色有機化合物から電子受容体である
発色剤に電子が授受されて発色し、所定温度以上になる
と発色剤と消色剤との親和性が増加して、電子供与性呈
色有機化合物からの電子の授受を減少させ、発色を阻止
するものである。
【0008】電子供与性呈色有機化合物としては、3,
3'−ジメトキシフルオラン、3,3'−ジブトキシフル
オラン、3−クロル−6−フェニルアミノフルオランな
どのフルオラン誘導体、3,3'−ビス(P−ジメチルア
ミノフェニル)フタリド、3,3'−(P−ジメチルアミ
ノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリドなどのイン
ドリルフタリド類、クリスタルバイオレットラクトンな
どのトリフェニルメタン系化合物などの単独または2種
以上の混合物が用いられる。
3'−ジメトキシフルオラン、3,3'−ジブトキシフル
オラン、3−クロル−6−フェニルアミノフルオランな
どのフルオラン誘導体、3,3'−ビス(P−ジメチルア
ミノフェニル)フタリド、3,3'−(P−ジメチルアミ
ノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリドなどのイン
ドリルフタリド類、クリスタルバイオレットラクトンな
どのトリフェニルメタン系化合物などの単独または2種
以上の混合物が用いられる。
【0009】発色剤としては、ビスフェノールA、フェ
ニルフェノールなどのフエノール類、フタル酸、トリメ
リット酸などのカルボン酸、ビスベンゾトリアゾール−
5−メタンなどのトリアゾール類等の電子受容性物質が
挙げられ、これらの単独または2種以上の混合物が用い
られる。
ニルフェノールなどのフエノール類、フタル酸、トリメ
リット酸などのカルボン酸、ビスベンゾトリアゾール−
5−メタンなどのトリアゾール類等の電子受容性物質が
挙げられ、これらの単独または2種以上の混合物が用い
られる。
【0010】消色剤としては、オクチルアルコール、ノ
ニルアルコールなどのアルコール類、カプリル酸デシ
ル、ラウリン酸ラウリルなどのエステル類、安息香酸ア
ミド、サルチル酸アミドなどのアミド類等が挙げられ
る。
ニルアルコールなどのアルコール類、カプリル酸デシ
ル、ラウリン酸ラウリルなどのエステル類、安息香酸ア
ミド、サルチル酸アミドなどのアミド類等が挙げられ
る。
【0011】これらからなる可逆熱変色性組成物のポリ
オレフィン系樹脂への配合量は、充分な機能を発揮でき
る範囲として0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜2
0重量%である。
オレフィン系樹脂への配合量は、充分な機能を発揮でき
る範囲として0.1〜40重量%、好ましくは0.5〜2
0重量%である。
【0012】次に、こうした構成の芯層は高結晶ポリオ
レフィンからなる鞘層で被覆されるもので、この高結晶
ポリオレフィンとは、メタロセン触媒を用いて製造され
たエチレン・α−オレフィン共重合体、高密度ポリエチ
レン、アイソタクテイックペンタッド分率が0.95以
上であるアイソタクチックポリプロピレンから選択され
た少なくとも1種を用いて構成される。
レフィンからなる鞘層で被覆されるもので、この高結晶
ポリオレフィンとは、メタロセン触媒を用いて製造され
たエチレン・α−オレフィン共重合体、高密度ポリエチ
レン、アイソタクテイックペンタッド分率が0.95以
上であるアイソタクチックポリプロピレンから選択され
た少なくとも1種を用いて構成される。
【0013】ここで、高結晶ポリオレフィンのうち、メ
タロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−オレフ
ィン共重合体は以下の物性(a)〜(d)を示すことが
肝要である。 (a)メルトフローレート(MFR)は0.1〜30g
/10min.、好ましくは1〜10g/10min.で
ある。 (b)密度は0.87〜0.93g/cm3である。 (c)DSCによる最大ピーク温度(Tm)が70〜1
25℃である。 (d)分子量分布(Mw/Mn)が1.8〜3.0であ
る。
タロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−オレフ
ィン共重合体は以下の物性(a)〜(d)を示すことが
肝要である。 (a)メルトフローレート(MFR)は0.1〜30g
/10min.、好ましくは1〜10g/10min.で
ある。 (b)密度は0.87〜0.93g/cm3である。 (c)DSCによる最大ピーク温度(Tm)が70〜1
25℃である。 (d)分子量分布(Mw/Mn)が1.8〜3.0であ
る。
【0014】上記エチレン・α−オレフィン共重合体の
製造方法は、メタロセン触媒として、例えば、ビス(シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド(Cp
2ZrCl2)に代表されるメタロセン化合物と、メチル
アルミノキサン(MAO)などを助触媒として構成され
る触媒を用いて製造することができる。
製造方法は、メタロセン触媒として、例えば、ビス(シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド(Cp
2ZrCl2)に代表されるメタロセン化合物と、メチル
アルミノキサン(MAO)などを助触媒として構成され
る触媒を用いて製造することができる。
【0015】エチレンと共重合されるα−オレフィンと
しては、炭素数3以上のα−オレフィン、例えば、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられ
る。これらのうち、1種または2種以上のα−オレフィ
ンを5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%をエ
チレンと共重合させるとよい。
しては、炭素数3以上のα−オレフィン、例えば、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられ
る。これらのうち、1種または2種以上のα−オレフィ
ンを5〜50重量%、好ましくは10〜30重量%をエ
チレンと共重合させるとよい。
【0016】また、高結晶ポリオレフィンのうち高密度
ポリエチレンは、公知のチーグラー触媒等を用いて製造
される密度が0.94〜0.98g/cm3のエチレン単
独重合体またはエチレン・α−オレフィン共重合体およ
びそれらの混合物である。
ポリエチレンは、公知のチーグラー触媒等を用いて製造
される密度が0.94〜0.98g/cm3のエチレン単
独重合体またはエチレン・α−オレフィン共重合体およ
びそれらの混合物である。
【0017】また、高結晶ポリオレフィンのうちアイソ
タクチックポリプロピレンは、アイソタクテイックペン
タッド分率が0.95以上であるもので、これは重合体
中のプロピレンモノマー単位が5個連続してアイソタク
チック結合したプロピレンモノマー単位の分率を意味
し、核磁気共鳴法(13C−NMR)により測定されるも
のである。
タクチックポリプロピレンは、アイソタクテイックペン
タッド分率が0.95以上であるもので、これは重合体
中のプロピレンモノマー単位が5個連続してアイソタク
チック結合したプロピレンモノマー単位の分率を意味
し、核磁気共鳴法(13C−NMR)により測定されるも
のである。
【0018】このアイソタクチックポリプロピレンは、
従来のチーグラー型不均一系触媒およびメタロセン触媒
を用いて製造でき、プロピレン単独重合体あるいはプロ
ピレンーエチレン共重合体が包含される。プロピレン−
エチレン共重合体のエチレン含有量は0〜20重量%が
好ましい。上記アイソタクチックポリプロピレンのメル
トフローレート(MFR)は0.1〜30g/10mi
n.、好ましくは1〜10g/10min.である。
従来のチーグラー型不均一系触媒およびメタロセン触媒
を用いて製造でき、プロピレン単独重合体あるいはプロ
ピレンーエチレン共重合体が包含される。プロピレン−
エチレン共重合体のエチレン含有量は0〜20重量%が
好ましい。上記アイソタクチックポリプロピレンのメル
トフローレート(MFR)は0.1〜30g/10mi
n.、好ましくは1〜10g/10min.である。
【0019】本発明の可逆熱変色性ポリオレフィン繊維
は、これらの樹脂材料から構成されるもので、芯鞘型の
複合フィラメントとしてその紡糸方法は公知の技術が採
用される。また、芯鞘型とする形状には、基本的な同心
円型フィラメントの他に、偏芯型フィラメント、多芯型
フィラメント、偏平フィラメントなども包含されるもの
であり、いずれも芯層/鞘層の構成比率は30/70〜
70/30(重量比)としたものが好ましい。
は、これらの樹脂材料から構成されるもので、芯鞘型の
複合フィラメントとしてその紡糸方法は公知の技術が採
用される。また、芯鞘型とする形状には、基本的な同心
円型フィラメントの他に、偏芯型フィラメント、多芯型
フィラメント、偏平フィラメントなども包含されるもの
であり、いずれも芯層/鞘層の構成比率は30/70〜
70/30(重量比)としたものが好ましい。
【0020】尚、本発明の可逆熱変色性ポリオレフィン
繊維に用いるポリオレフィン系樹脂などの樹脂材料に
は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、酸化防止
剤、滑剤、紫外線吸収剤、光安定剤、難燃剤、帯電防止
剤、顔料、無機充填剤、有機充填剤、架橋剤、発泡剤、
核剤等の通常ポリオレフィンに使用される添加剤を配合
してもよい。また、蛍光増白剤、金属石けん、界面滑性
剤、撥水剤、防錆剤、防虫剤等通常繊維に使用される添
加剤を配合してもよい。さらに、加工性等を損なわない
範囲で他種ポリマーを添加してもよい。
繊維に用いるポリオレフィン系樹脂などの樹脂材料に
は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、酸化防止
剤、滑剤、紫外線吸収剤、光安定剤、難燃剤、帯電防止
剤、顔料、無機充填剤、有機充填剤、架橋剤、発泡剤、
核剤等の通常ポリオレフィンに使用される添加剤を配合
してもよい。また、蛍光増白剤、金属石けん、界面滑性
剤、撥水剤、防錆剤、防虫剤等通常繊維に使用される添
加剤を配合してもよい。さらに、加工性等を損なわない
範囲で他種ポリマーを添加してもよい。
【0021】
実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(MFR=2.0g/1
0min.、VA含有量=3重量%)に対して、クリス
タルバイオレットラクトン0.5重量%、ビスフェノー
ルA2.5重量%、ステアリン酸アミド5重量%を配合
し、押出機で溶融混合して芯層として供給し、メタロセ
ン触媒を用いて製造されたエチレン−1−ブテン共重合
体(MFR=2.0g/10min.、密度=0.924
g/cm3、Tm=110℃、Mw/Mn=2.2)を押
出機で溶融して鞘層として供給し、同心円型の多層ノズ
ルから押し出し、加熱延伸処理を施して芯層/鞘層が5
0/50(重量比)の複合フィラメントを成形した。こ
の複合フィラメントは紡糸段階で層間の剥離は認められ
ず安定的に連続生産が行われ、得られた繊維の機能とし
ては40℃以下では紫色を発色し、40℃以上では消色
して無色となり、この変化は1000回以上繰り返すこ
とがでるものであった。また、6ケ月後においても初期
の機能は維持できており、変色性能の低下は見られなか
った。
0min.、VA含有量=3重量%)に対して、クリス
タルバイオレットラクトン0.5重量%、ビスフェノー
ルA2.5重量%、ステアリン酸アミド5重量%を配合
し、押出機で溶融混合して芯層として供給し、メタロセ
ン触媒を用いて製造されたエチレン−1−ブテン共重合
体(MFR=2.0g/10min.、密度=0.924
g/cm3、Tm=110℃、Mw/Mn=2.2)を押
出機で溶融して鞘層として供給し、同心円型の多層ノズ
ルから押し出し、加熱延伸処理を施して芯層/鞘層が5
0/50(重量比)の複合フィラメントを成形した。こ
の複合フィラメントは紡糸段階で層間の剥離は認められ
ず安定的に連続生産が行われ、得られた繊維の機能とし
ては40℃以下では紫色を発色し、40℃以上では消色
して無色となり、この変化は1000回以上繰り返すこ
とがでるものであった。また、6ケ月後においても初期
の機能は維持できており、変色性能の低下は見られなか
った。
【0022】実施例2 鞘層として高密度ポリエチレン(MFR=1.0g/1
0min.、密度=0.960g/cm3)を用いた他は
実施例1と同様に行った。結果は実施例1と同様であっ
た。
0min.、密度=0.960g/cm3)を用いた他は
実施例1と同様に行った。結果は実施例1と同様であっ
た。
【0023】実施例3 芯層としてプロピレン−エチレン共重合体(MFR=
4.0g/10min.、エチレン含有量=6重量%)を
用い、鞘層としてアイソタクチックポリプロピレン(ア
イソタクチックペンタッド分率=0.97)を用いた他
は実施例1と同様に行った。結果は実施例1と同様であ
った。
4.0g/10min.、エチレン含有量=6重量%)を
用い、鞘層としてアイソタクチックポリプロピレン(ア
イソタクチックペンタッド分率=0.97)を用いた他
は実施例1と同様に行った。結果は実施例1と同様であ
った。
【0024】比較例1 鞘層として低密度ポリエチレン(MFR=0.924g
/cm3、密度=0.924g/cm3)を用いた他は実
施例1と同様に行った。この複合フィラメントは6ケ月
後には発色性能が大幅に低下するとともに、消色時に残
色が生じた。
/cm3、密度=0.924g/cm3)を用いた他は実
施例1と同様に行った。この複合フィラメントは6ケ月
後には発色性能が大幅に低下するとともに、消色時に残
色が生じた。
【0025】比較例2 鞘層としてポリプロピレン(アイソタクチックペンタッ
ド分率0.94)を用いた他は実施例3と同様に行っ
た。この複合フィラメントは6ケ月後には発色性能が大
幅に低下するとともに、消色時に残色が生じた。
ド分率0.94)を用いた他は実施例3と同様に行っ
た。この複合フィラメントは6ケ月後には発色性能が大
幅に低下するとともに、消色時に残色が生じた。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は可逆性熱
変色組成物を含有するポリオレフィン系樹脂を芯層と
し、高結晶性ポリオレフィンを鞘層とした芯鞘型複合フ
ィラメントであって、変色性能が経時的に低下すること
がなく、かつ、芯鞘層間の剥離のない機械的強度の優れ
た可逆熱変色性ポリオレフィン繊維を得ることができる
のである。
変色組成物を含有するポリオレフィン系樹脂を芯層と
し、高結晶性ポリオレフィンを鞘層とした芯鞘型複合フ
ィラメントであって、変色性能が経時的に低下すること
がなく、かつ、芯鞘層間の剥離のない機械的強度の優れ
た可逆熱変色性ポリオレフィン繊維を得ることができる
のである。
Claims (1)
- 【請求項1】 電子供与性呈色有機化合物、発色剤、消
色剤の3成分からなる可逆熱変色性組成物を0.1〜4
0重量%含有するポリオレフィン系樹脂を芯層とし、メ
タロセン触媒を用いて製造されたエチレン・α−オレフ
ィン共重合体、高密度ポリエチレン、アイソタクテイッ
クペンタッド分率が0.95以上であるアイソタクチッ
クポリプロピレンから選択された少なくとも1種の高結
晶性ポリオレフィンを鞘層とする芯鞘型複合フィラメン
トである可逆熱変色性ポリオレフィン繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00358097A JP3677365B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 可逆熱変色性ポリオレフィン繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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