JPH10204976A - 排水桝 - Google Patents

排水桝

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JPH10204976A
JPH10204976A JP1129697A JP1129697A JPH10204976A JP H10204976 A JPH10204976 A JP H10204976A JP 1129697 A JP1129697 A JP 1129697A JP 1129697 A JP1129697 A JP 1129697A JP H10204976 A JPH10204976 A JP H10204976A
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JP
Japan
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outdoor
drainage
pipe
drain pipe
receiving port
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JP1129697A
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English (en)
Inventor
Eiichi Kagoshima
榮一 籠島
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物設備排水管と排水桝との位置関係の変位
をあらゆる方向で吸収でき、屋外排水管が排水方向に対
して逆勾配になるのを防止することもできる排水桝を提
供すること。 【解決手段】 屋外排水管3が差し込まれる受け口41
1が側壁に設けられている排水桝において、前記受け口
411が、内径が屋外排水管3の外径の1.4 倍以上にな
るように形成されており、その受け口411に、前記屋
外排水管3を前記受け口411の中心に保持可能な弾性
を有する弾性筒状体8が挿入され、この弾性筒状体8よ
りも受け口411の奥側の位置に、弾性筒状体8よりも
硬度が高く屋外排水管3よりも硬度が低い材料からな
り、屋外排水管3の上方への移動を阻止する排水管浮上
阻止板5が設けられ、受け口411の開口端が、屋外排
水管3を挿入させる挿入孔92を有していて屋外排水管
3の移動に追従して弾性変形可能な弾性キャップ9で密
閉されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、地中に埋設され
ている屋外排水管と接続される排水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】 地震が生じると、建物の振動や地盤の
歪によって、建物内に配管されている建物設備排水管
と、地中に埋設されている排水桝との位置関係に変位が
生じることが明らかになっている。ところで、図12に
示すように、樹脂製の建物設備排水管10と樹脂製排水
桝20とは、一般的に、樹脂製の屋外排水管30を介し
て接続されており、屋外排水管30の一端は、前記建物
設備排水管10に接着剤で固定され、屋外排水管30の
他端は、排水桝20に設けられている受け口201に接
着剤で固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記
従来の技術では、建物設備排水管10と屋外排水管30
との接続部、ならびに、屋外排水管30と排水桝20の
受け口201との接続部では、建物設備排水管10と排
水桝20との位置関係の変位を全く吸収することができ
ないので、地震が生じると、屋外排水管30に剪断応力
や押込ならびに引抜応力が作用して、特に接続部で破損
が生じ易いという問題があった。
【0004】ちなみに、実公平4−12144号公報に
記載されているように、排水桝の受け口を、内周部にゴ
ム輪を装着させたゴム輪受け口とし、このゴム輪受け口
に屋外排水管を差し込んだだけの接続構造も知られてい
る。この従来技術では、屋外排水管がゴム輪受け口内を
軸方向へ移動可能になっているので、屋外排水管の軸方
向にだけ建物設備排水管と排水桝の位置関係の変位を吸
収することができるようになっている。しかしながら、
受け口の内径と屋外排水管の外径との差がほとんどない
ために、受け口の奥に設けられている段差に屋外排水管
の端部がぶつかるので、屋外排水管が移動できる範囲が
小さい。しかも、受け口と屋外排水管との間に極力隙間
が生じないようにするために、ゴム輪の断面形状を小さ
くし、かつ、受け口の内周面にゴム輪装着用の溝を設け
ているため、屋外排水管は径方向へはほとんど移動でき
ない状態になっている。つまり、建物設備排水管と排水
桝の位置関係の変位を吸収できる方向が限られているば
かりか、その程度も非常に小さいため、地震対策が十分
に施されているとはいえない。
【0005】そこで、本発明では、上記のような問題に
着目し、建物設備排水管と排水桝の位置関係の変位をあ
らゆる方向で吸収することができ、しかも、小規模な地
盤変位に対しては屋外排水管が排水方向に対して逆勾配
にならないようにすることができる排水桝を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明請求項1記載の排水桝では、屋外排水管が
差し込まれる受け口が側壁に設けられている排水桝にお
いて、前記受け口が、内径が屋外排水管の外径の1.4 倍
以上になるように形成されており、その受け口に、前記
屋外排水管を前記受け口の中心に保持可能な弾性を有す
る弾性筒状体が挿入され、この弾性筒状体よりも受け口
の奥側の位置に、前記弾性筒状体よりも硬度が高く前記
屋外排水管よりも硬度が低い材料からなり、前記弾性筒
状体の内側に挿入させた屋外排水管の上方への移動を阻
止する排水管浮上阻止板が設けられ、前記受け口の開口
端が、屋外排水管を挿入させる挿入孔を有していて屋外
排水管の移動に追従して弾性変形可能な弾性キャップに
よって密閉されている構成とし、本発明請求項2記載の
排水桝では、請求項1記載の接続構造において、前記排
水管浮上阻止板が排水桝の受け口の内周面に装着されて
いる構成とし、本発明請求項3記載の排水桝では、請求
項1記載の接続構造において、弾性筒状体の外周部に複
数のリブが周設されており、これらのリブの先端が前記
受け口の内周面に密着している構成とした。
【0007】
【作用】 本発明請求項1記載の排水桝では、弾性筒状
体の内側に端部を差し込ませた屋外排水管が、弾性筒状
体と弾性キャップの挿入孔内で軸方向に摺動可能である
と共に、弾性筒状体が圧縮変形する量だけ径方向にも移
動可能であるので、前記屋外排水管と接続している建物
設備排水管と排水桝との位置関係の変位をあらゆる方向
で吸収することができる。しかも、屋外排水管が径方向
に移動することにより弾性筒状体と受け口との間、ある
いは、弾性筒状体と屋外排水管との間に隙間が生じたと
しても、屋外排水管の移動に追従して弾性キャップが弾
性変形し、その挿入孔の位置も移動するので、受け口の
開口端の密閉状態は維持され、受け口から水が洩れるこ
とがない。なお、屋外排水管の径方向への移動許容量
は、屋外排水管の外径と受け口の内径との差が大きい方
がたくさん確保できるが、本発明では、受け口の内径が
屋外排水管の外径の1.4 倍以上であることによりその差
を十分に確保できる。
【0008】また、不同沈下や重車両の通行などにより
小規模な地盤変位が生じた際に屋外排水管の先端が浮き
上がろうとすると、屋外排水管は、排水管浮上阻止板に
ぶつかってその動きが規制されるので、屋外排水管が排
水方向に対して逆勾配になるといったことはない。一
方、地震等により大規模な地盤変位が生じた際には、排
水管浮上阻止板は屋外排水管によって破壊され、屋外排
水管の移動の妨げにならない。
【0009】本発明請求項2記載の排水桝では、排水管
浮上阻止板が排水桝の受け口の内周面に装着されている
ので、屋外排水管を弾性筒状体の内側に挿入する時にあ
やまって屋外排水管の先端で弾性筒状体を押してしまっ
た時、あるいは、屋外排水管と弾性筒状体との間の摩擦
抵抗が大きくて屋外排水管と一緒に弾性筒状体が動いて
しまい易い状態の時には、前記排水管浮上阻止板によっ
て弾性筒状体の移動を規制することができる。
【0010】本発明請求項3記載の排水桝では、弾性筒
状体の外周部に複数のリブが周設され、これらリブの先
端が受け口の内周面に密着しているので、弾性筒状体の
径方向への圧縮変形を妨げることなく、受け口の内周面
と弾性筒状体との間に高い止水性を確保することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】 まず、図1〜図4に基づいて、
実施の形態1の排水桝について詳述する。図1は実施の
形態1の排水桝を採用した排水経路の一部を示す図、図
2は実施の形態1の排水桝を示す縦断面図、図3は図2
の要部III の拡大図、図4は図3のIV−IV断面図で、図
中1は建物の基礎、2は建物設備排水管、3は屋外排水
管、3aは敷地排水管、4は排水桝である。
【0012】前記屋外排水管3は、建物の基礎1を貫通
して地中に配管されており、その一端が建物設備排水管
2とエルボ6を介して接続され、他端が排水桝4と接続
されている。
【0013】前記排水桝4は、図1ならびに図2に示す
ように、塩化ビニル樹脂製のインバート41と、塩化ビ
ニル樹脂製の増結リング42と、鋳鉄製の蓋体43と、
で構成されており、前記蓋体43が地表面とほぼ一致す
る深さに埋設されている。
【0014】前記インバート41は、屋外排水管3の一
端が差し込まれている受け口411と、敷地排水管3a
の一端に差し込んだ差し口412と、前記増結リング4
2の下端が差し込まれている上面開口413を有してお
り、前記受け口411と前記差し口412は、ほぼ対向
する位置に形成されている。また、前記上面開口413
は、受け口411と同様にやや拡径させた形状に形成さ
れており、その内周面には溝414が形成され、この溝
414内にはゴム輪415が装着されている。更に、前
記受け口411の内周面にも、本来はゴム輪装着用であ
る溝416が設けられている。
【0015】ところで、上記排水桝4は既存のものをそ
のまま使用しているが、本実施の形態1では、屋外排水
管3の呼び径に対して、インバート41の受け口411
の呼び径が2サイズ以上大きい点と、前記受け口411
と前記屋外排水管3との間に弾性筒状体8が介装されて
いる点と、前記受け口411の開口端が弾性キャップ9
によって密閉されている点と、前記弾性キャップ9がカ
バー7で覆われている点と、前記弾性筒状体8よりも受
け口411の奥側の位置に排水管浮上阻止板5が設けら
れている点に特徴がある。
【0016】最初の特徴について更に詳述すると、現在
使用されている屋外排水管3には、呼び径75mmのものと
100mm のものとが存在するため、呼び径75mmの屋外排水
管3を用いる場合、インバート41は、受け口411の
呼び径が150mm か200mm のものを使用し、呼び径100mm
の屋外排水管3を用いる場合、インバート41は、受け
口411の呼び径が200mm のものを使用する。そして、
呼び径75mmの屋外排水管3を呼び径150mm の受け口41
1の中心に差し込むと、受け口411と屋外排水管3と
の間には全周にわたって約38mmの隙間が形成され、呼び
径75mmの屋外排水管3を呼び径200mm の受け口411の
中心に差し込むと、受け口411と屋外排水管3との間
には全周にわたって約64mmの隙間が形成され、呼び径10
0mm の屋外排水管3を呼び径200mm の受け口411の中
心に差し込むと、受け口411と屋外排水管3との間に
は全周にわたって約51mmの隙間が形成されることにな
る。なお、上述のように屋外排水管3の呼び径に対し
て、インバート41の受け口411の呼び径が2サイズ
以上大きいことが望ましいが、屋外排水管3の呼び径と
受け口411の呼び径との差が1サイズのものを使用し
てもよい(例えば、呼び径100mm の屋外排水管3を呼び
径150mm の受け口411の中心に差し込んでも、受け口
411と屋外排水管3との間には全周にわたって約26mm
の隙間が形成される)。要するに、特許請求の範囲に記
載した通り、受け口411の内径が屋外排水管3の外径
の 1.4倍以上であればよい。
【0017】前記弾性筒状体8は、前記屋外排水管3を
前記受け口411の中心に保持可能な弾性を有するゴム
で筒状に形成されており、外周に形成された複数のリブ
81の先端を前記受け口411の内周面に密着させた状
態で前記受け口411に挿入されている。また、この弾
性筒状体8の内周面には複数の突条80が形成されてい
て、屋外排水管3を差し込ませた時にこれらの突条80
が屋外排水管3の外周面と密着してその間を止水するよ
うになっている。また、前記リブ81は、図3に示すよ
うに、先細り形状に形成されており、そのうち、受け口
411の溝416と対向するリブ81aは、先端が前記
溝416と係合するように他のリブ81よりも大きく形
成されている。これにより弾性筒状体8は、屋外排水管
3の軸方向への移動につられて受け口411から外に抜
け外れたり、インバート41の底に抜け落ちたりしなく
なっている。
【0018】前記弾性キャップ9は、前記屋外排水管3
の移動に追従して弾性変形可能なゴムで形成されてお
り、外周には受け口411の外周面に重ねる重ね部91
が設けられ、中央には前記屋外排水管3を挿入させる挿
入孔92が設けられている。また、この挿入孔92は、
周縁部が立ち上げられていて屋外排水管35との密着性
が十分に確保されている。なお、この弾性キャップ9と
屋外排水管3とは固定されておらず、屋外排水管3は弾
性キャップ9の挿入孔92内を軸方向に摺動できるよう
になっている。
【0019】前記カバー7は、塩化ビニル樹脂によって
前記弾性キャップ9よりも外径が大きく形成されてお
り、中央に設けられている孔71に屋外排水管3を挿入
させた状態で前記弾性キャップ9の外側に設けられてい
る。これにより、土圧によって弾性キャップ9がひずん
だりするのを防止できる。なお、このカバー7と弾性キ
ャップ9とは接着されておらず、カバー7が弾性キャッ
プ9の弾性変形を妨げることはない。
【0020】前記排水管浮上阻止板5は、前記弾性筒状
体よりも硬度が高く前記屋外排水管よりも硬度が低い材
料からなっており、図4に示すように、前記排水桝4の
受け口411の内周面に装着可能なリング部材50の内
側に一体成形されている。材質は、例えば、屋外排水管
3が塩化ビニル樹脂製の場合には、排水管浮上阻止板5
をポリエチレン樹脂あるいはポリプロピレン樹脂にする
とよい。また、この排水管浮上阻止板5は、前記屋外排
水管3の上方への移動を阻止するように屋外排水管3の
管頂部側に配置されている。
【0021】なお、この排水管浮上阻止板5は、リング
部材50に一体成形されていることにより、このリング
部材50をインバート41の内側から受け口411に嵌
め込むことにより、受け口411に容易かつ強固に装着
することができるようになった。
【0022】また、排水管浮上阻止板5を排水桝4の受
け口411の内周面に強固に装着できるようになったこ
とで、屋外排水管3を弾性筒状体8の内側に挿入する時
にあやまって屋外排水管3の先端で弾性筒状体8を押し
てしまった時、あるいは、屋外排水管3と弾性筒状体8
との間の摩擦抵抗が大きくて屋外排水管3と一緒に弾性
筒状体8が動いてしまい易い状態の時に、前記排水管浮
上阻止板5によって弾性筒状体8の移動を規制すること
ができる。
【0023】屋外排水管3を排水桝4の受け口411と
接続する時の手順については、予め屋外排水管3の外側
に弾性筒状体8と弾性キャップ9とカバー7を装着して
おいてから屋外排水管3を受け口411に差し込むよう
にしてもよいし、受け口411に弾性筒状体8と弾性キ
ャップ9とカバー7を装着しておいてから屋外排水管3
を弾性筒状体8と弾性キャップ9の中心に差し込むよう
にしてもよい。
【0024】つまり、本実施の形態1の排水桝4を用い
た接続構造においては、屋外排水管3が、弾性筒状体8
と弾性キャップ9の挿入孔92内で軸方向に摺動可能で
あると共に、弾性筒状体8が圧縮変形する量だけ径方向
にも移動可能であるので、建物設備排水管2と排水桝4
の位置関係の変位をあらゆる方向で吸収することができ
る。すなわち、不同沈下や重車両の通行、地震等による
地盤変位が生じた場合に屋外排水管3に作用する押込応
力,引抜応力,剪断応力を全て緩和することができる。
【0025】しかも、屋外排水管3が径方向に移動する
ことにより、図5に示すように、弾性筒状体8と受け口
411との間(あるいは弾性筒状体8と屋外排水管3と
の間)に隙間が生じたとしても、屋外排水管3の移動に
追従して弾性キャップ9が弾性変形し、その挿入孔92
の位置も移動するので、受け口411の開口端の密閉状
態は維持され、受け口411から水が洩れることがな
い。なお、屋外排水管3の径方向への移動許容量は、屋
外排水管3の外径と受け口411の内径との差が大きい
方がたくさん確保できるが、本実施の形態1では、受け
口411の内径が屋外排水管3の外径の1.4 倍以上であ
ることによって、その差を十分に確保できる。
【0026】また、弾性筒状体8の外周部に複数のリブ
81が周設され、これらリブ81の先端が受け口411
の内周面に密着しているので、弾性筒状体8の径方向へ
の圧縮変形を妨げることなく、受け口411の内周面と
弾性筒状体8との間に高い止水性を確保することができ
る。
【0027】さらに、屋外排水管3は、不同沈下や重車
両の通行などにより小規模な地盤変位が生じた際に先端
が浮き上がろうとすると、排水管浮上阻止板5にぶつか
ってその動きが規制されるので、屋外排水管3が排水方
向に対して逆勾配になることがない。なお、排水管浮上
阻止板5は、屋外排水管3の先端が下がる方向には、そ
の動きを規制する機能は有していないが、屋外排水管3
の先端がもし下がったとしても、排水上問題はない。つ
まり、屋外排水管3に汚水や雑排水が停滞し、臭気上の
問題や汚物の堆積による詰まりが発生するといったこと
は起こらない。また、排水管浮上阻止板5は、屋外排水
管3よりも硬度が低い材料で形成されているので、地震
等により大規模な地盤変位が生じた際には、屋外排水管
3によって破壊され、屋外排水管3の移動の妨げになら
ない。
【0028】つまり、本実施の形態1の排水桝4にあっ
ては、水漏れを確実に防止しながらも、不同沈下や重車
両の通行、地震等による地盤変位によって生じる建物設
備排水管と排水桝の位置関係の変位をあらゆる方向で吸
収することができ、かつ、小規模な地盤変位によって屋
外排水管が排水方向に対して逆勾配にならないようにす
ることができる。しかも、既存の排水桝4を用いている
ので、これらを安価に実現できるという効果も得られ
る。
【0029】次に、図6に基づいて、実施の形態2の排
水桝について説明する。実施の形態2の排水桝では、弾
性筒状体8Aが蛇腹状に形成されていることにより、屋
外排水管3が受け口411の中心に保持されている時の
屋外排水管3の外周面と弾性筒状体8Aの内周面との間
の止水性、ならびに、受け口411の内周面と弾性筒状
体8Aの外周面との間の止水性が高く確保されている。
なお、その他の構成ならびに作用は実施の形態1と同一
であるので説明を省略する。
【0030】次に、図7に基づいて、実施の形態3の排
水桝について説明する。実施の形態3の排水桝では、弾
性筒状体8Bが中空断面形状に形成されていることによ
って、弾性筒状体8Bの一部が圧縮変形したとしても、
中空部82の空気が移動して弾性筒状体8Bの他の部分
が膨らむようになっている。つまり、屋外排水管3が排
水桝4の受け口411内で径方向に移動しても、弾性筒
状体8Bと受け口411との間ならびに弾性筒状体8B
と屋外排水管3との間に隙間が生じ難いので、汚物が引
っ掛かったり水漏れが生じたりし難い。また、弾性筒状
体8Bの中空部82には複数のリブ83が径方向に周設
されていることにより、屋外排水管3を受け口411の
中心に保持するための強度が損なわれていない。更に、
前記弾性筒状体8Bの内周面の前記リブ83と重なる位
置のそれぞれには周方向に連続する突条87が形成さ
れ、前記弾性筒状体8Bの外周面には、排水桝4の受け
口411の溝416と係合する突条85が形成されてい
る。なお、その他の構成ならびに作用は実施の形態1と
同一であるので説明を省略する。
【0031】次に、図8に基づいて、実施の形態4の排
水桝について説明する。実施の形態4の排水桝では、弾
性キャップ9Aが、屋外排水管3の移動に追従し易いよ
うに蛇腹状に形成されている。従って、屋外排水管3の
移動に伴って排水桝4の受け口411から外れたり、屋
外排水管3との密着性を損なったりしない。なお、その
他の構成ならびに作用は実施の形態1と同一であるので
説明を省略する。
【0032】次に、図9ならびに図10に基づいて、実
施の形態5の排水桝について説明する。実施の形態5の
排水桝では、弾性筒状体8Cの外周部に、基端から先端
にかけて均一な太さのリブ86,86aが複数形成され
ていて、これらのリブ86,86aの先端が受け口41
1の内周面に密着している。また、前記弾性筒状体8C
の内周面の前記リブ86,86aと重なる位置のそれぞ
れには、周方向に連続する突条87が形成されている。
【0033】また、図中51は排水管浮上阻止板で、こ
の排水管浮上阻止板51は、リング状に形成されてい
て、屋外排水管3の外周に嵌合可能なリング部材52に
一体に成形されている。また、この排水管浮上阻止板5
1は、90度の範囲が他の部分よりも厚肉になってい
て、この厚肉部511が屋外排水管3の管頂側に配置さ
れるようにして屋外排水管3に嵌合されている。肉厚
は、例えば、厚肉部511を2mmにし、他の部分を
0.2mmにするとよい。
【0034】すなわち、この実施の形態5では、屋外排
水管3は、不同沈下や重車両の通行などにより小規模な
地盤変位が生じた際に、屋外排水管3の移動を360°
の方向に亘って阻止することができるようになってお
り、厚肉部511が屋外排水管3の管頂側に配置されて
いることにより、特に、屋外排水管3が上方に移動した
時の規制力が強くなっている。なお、その他の構成なら
びに作用は実施の形態1と同一であるので説明を省略す
る。
【0035】次に、図11に基づいて、実施の形態6の
排水桝について説明する。実施の形態6の排水桝では、
弾性筒状体8Dの内周部に複数のリブ88が設けられて
いて、これらリブ88の先端が屋外排水管3の外周面に
密着している。また、前記弾性筒状体8Dの外周面に
は、排水桝4の受け口411の溝416と係合する突条
89が形成されている。なお、その他の構成ならびに作
用は実施の形態1と同一であるので説明を省略する。
【0036】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、
実施の形態では、排水桝4がインバート41と増結リン
グ42と蓋体43とで構成されている例を示したが、排
水桝4はインバート41と蓋体43のみで構成されてい
てもよい。また、実施の形態では、配管の直線部に用い
られる排水桝4(受け口411と差し口412とが対向
している排水桝)を示したが、配管の曲り部に用いられ
る排水桝(受け口と差し口とが例えば90度異なる排水
桝)と屋外排水管3の接続構造、あるいは、合流部に用
いられる排水桝(受け口が複数設けられている排水桝)
と屋外排水管3の接続構造に適用してもよい。更に、弾
性キャップ9の外周に設けられている重ね部91の上か
らステンレス製等のバンドを巻き付けて、受け口411
に対する弾性キャップ9の固定強度を高めてもよい。ま
た、実施の形態では、排水管浮上阻止板が、排水桝の受
け口内周面に装着可能なリング部材に一体成形されてい
る例を示したが、この排水管浮上阻止板は、排水桝の受
け口あるいは屋外排水管に直接装着されていてもよい。
【0037】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明請求項1
記載の排水桝にあっては、水漏れを確実に防止しなが
ら、建物設備排水管と排水桝の位置関係の変位をあらゆ
る方向で吸収することができ、しかも、小規模な地盤変
位によって、屋外排水管が排水方向に対して逆勾配にな
らないようにすることができるという効果が得られる。
【0038】また、本発明請求項2記載の排水桝にあっ
ては、排水管浮上阻止板が排水桝の受け口の内周面に装
着されているので、弾性筒状体があやまって受け口の奥
に移動してしまうのを防止することができるという効果
が得られる。
【0039】更に、本発明請求項3記載の排水桝にあっ
ては、弾性筒状体の外周部に複数のリブが周設されてお
り、これらのリブの先端が受け口の内周面に密着してい
るので、屋外排水管が受け口の中心に保持されている時
には、受け口の内周面と弾性筒状体との間に高い止水性
を確保することができ、屋外排水管の径方向に建物設備
排水管と排水桝との位置関係が変位した時には、屋外排
水管の移動を十分に許容できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の排水桝を用いた排水経路の一
部を示す図である。
【図2】 実施の形態1の排水桝を示す縦断面図であ
る。
【図3】 図2の要部III の拡大図である。
【図4】 図3のIV−IV断面図である。
【図5】 地震が起こった時の要部III の状態を示す断
面図である。
【図6】 実施の形態2の排水桝を示す断面図である。
【図7】 実施の形態3の排水桝を示す断面図である。
【図8】 実施の形態4の排水桝を示す断面図である。
【図9】 実施の形態5の排水桝を示す断面図である。
【図10】 図9のX−X断面図である。
【図11】 実施の形態6の排水桝を示す断面図であ
る。
【図12】 従来の排水桝を採用した排水経路の一部を
示す図である。
【符号の説明】
2 建物設備排水管 3 屋外排水管 4 排水桝 411 受け口 5 排水管浮上阻止板 8 弾性筒状体 9 弾性キャップ 92 挿入孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外排水管が差し込まれる受け口が側壁
    に設けられている排水桝において、 前記受け口が、内径が屋外排水管の外径の1.4 倍以上に
    なるように形成されており、その受け口に、前記屋外排
    水管を前記受け口の中心に保持可能な弾性を有する弾性
    筒状体が挿入され、 この弾性筒状体よりも受け口の奥側の位置に、前記弾性
    筒状体よりも硬度が高く前記屋外排水管よりも硬度が低
    い材料からなり、前記弾性筒状体の内側に挿入させた屋
    外排水管の上方への移動を阻止する排水管浮上阻止板が
    設けられ、 前記受け口の開口端が、屋外排水管を挿入させる挿入孔
    を有していて屋外排水管の移動に追従して弾性変形可能
    な弾性キャップによって密閉されていることを特徴とす
    る排水桝。
  2. 【請求項2】 前記排水管浮上阻止板が排水桝の受け口
    の内周面に装着されている請求項1記載の排水桝。
  3. 【請求項3】 前記弾性筒状体の外周部に複数のリブが
    周設されており、これらのリブの先端が前記受け口の内
    周面に密着している請求項1または2記載の排水桝。
JP1129697A 1997-01-24 1997-01-24 排水桝 Pending JPH10204976A (ja)

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