JPH10206445A - 駆動軸の回転速度計測方法及び同装置 - Google Patents
駆動軸の回転速度計測方法及び同装置Info
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- JPH10206445A JPH10206445A JP9008114A JP811497A JPH10206445A JP H10206445 A JPH10206445 A JP H10206445A JP 9008114 A JP9008114 A JP 9008114A JP 811497 A JP811497 A JP 811497A JP H10206445 A JPH10206445 A JP H10206445A
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- rotation speed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定系のコンパクト化を可能にしつつ、回転
軸の回転速度の計測とそれに基づく加速度の算出を迅速
に、しかも精度良く行なうことができるようにする。 【解決手段】 駆動軸に連結された回転軸22に、その
軸心と直交し、かつ互いに略直交する2方向の貫通孔2
5,26を形成するとともに、この回転軸22の貫通孔
形成個所の外方に、発光部23と受光部24とを回転軸
22を挟んで対向するように配置することにより回転セ
ンサ20を構成する。この回転センサ20を用い、上記
回転軸22の回転中に、発光部23から貫通孔25また
は26を透過して受光部24に達する光を検出し、この
検出に基づいて回転軸の1/4回転毎に回転速度を計測
する。さらに、その少なくとも2回分の回転速度計測デ
ータから加速度を算出する。
軸の回転速度の計測とそれに基づく加速度の算出を迅速
に、しかも精度良く行なうことができるようにする。 【解決手段】 駆動軸に連結された回転軸22に、その
軸心と直交し、かつ互いに略直交する2方向の貫通孔2
5,26を形成するとともに、この回転軸22の貫通孔
形成個所の外方に、発光部23と受光部24とを回転軸
22を挟んで対向するように配置することにより回転セ
ンサ20を構成する。この回転センサ20を用い、上記
回転軸22の回転中に、発光部23から貫通孔25また
は26を透過して受光部24に達する光を検出し、この
検出に基づいて回転軸の1/4回転毎に回転速度を計測
する。さらに、その少なくとも2回分の回転速度計測デ
ータから加速度を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モーターによ
って回転駆動される駆動軸の回転速度を計測してモータ
を制御等に利用する駆動軸の回転速度計測方法及び同装
置に関するものである。
って回転駆動される駆動軸の回転速度を計測してモータ
を制御等に利用する駆動軸の回転速度計測方法及び同装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電動モータにより各種機器、部
材等を駆動する場合に、エンコーダ等により回転速度や
加速度を計測し、それに基づいてモータのトルク等を制
御することは種々の分野で行なわれている。
材等を駆動する場合に、エンコーダ等により回転速度や
加速度を計測し、それに基づいてモータのトルク等を制
御することは種々の分野で行なわれている。
【0003】例えば、最近、簡単な操作で能率良くネジ
穴検査を行うことができる動力ネジゲージが開発されて
おり(例えば特開平7−301505号公報参照)、こ
の動力ネジゲージにおいても回転速度の計測に基づき、
動力源としての電動モータに対する供給電流が制御され
るようになっている。すなわち、この動力ネジゲージ
は、各ネジ穴径について規定トルク(人が無理なくネジ
ゲージを回すことができる程度のトルク値)を設定し、
電動モータによりネジゲージを回転させながらこれをネ
ジ穴に螺合せしめてネジ穴探さを同時に計測し、該ネジ
ゲージのトルクが規定トルクに達した時点でネジゲージ
を停止させ、そのとき表示されるネジ探さによってネジ
穴の検査を行うようにしたものであリ、その電動モータ
に対して回転センサが設けられ、この回転センサにより
検出される回転速度に応じてモータ駆動を制御してい
る。
穴検査を行うことができる動力ネジゲージが開発されて
おり(例えば特開平7−301505号公報参照)、こ
の動力ネジゲージにおいても回転速度の計測に基づき、
動力源としての電動モータに対する供給電流が制御され
るようになっている。すなわち、この動力ネジゲージ
は、各ネジ穴径について規定トルク(人が無理なくネジ
ゲージを回すことができる程度のトルク値)を設定し、
電動モータによりネジゲージを回転させながらこれをネ
ジ穴に螺合せしめてネジ穴探さを同時に計測し、該ネジ
ゲージのトルクが規定トルクに達した時点でネジゲージ
を停止させ、そのとき表示されるネジ探さによってネジ
穴の検査を行うようにしたものであリ、その電動モータ
に対して回転センサが設けられ、この回転センサにより
検出される回転速度に応じてモータ駆動を制御してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の一般的なエンコ
ーダ等による計測の手法によると、回転軸の周囲に被検
出用の切欠円板等が付設されるとともに、これに対して
さらに検出手段が配設されるため、上記動力ネジゲージ
等に適用した場合に装置が大型化して取扱いが不便にな
る。しかも、被検出用の切欠等を所定回転角毎に設けて
おいても、加工誤差があった場合、1回転するまで回転
速度を正確に検出することができず、上記動力ネジゲー
ジ等において1回転より小さい回転角毎の計測、制御の
精度を高めることが難しいといった問題がある。
ーダ等による計測の手法によると、回転軸の周囲に被検
出用の切欠円板等が付設されるとともに、これに対して
さらに検出手段が配設されるため、上記動力ネジゲージ
等に適用した場合に装置が大型化して取扱いが不便にな
る。しかも、被検出用の切欠等を所定回転角毎に設けて
おいても、加工誤差があった場合、1回転するまで回転
速度を正確に検出することができず、上記動力ネジゲー
ジ等において1回転より小さい回転角毎の計測、制御の
精度を高めることが難しいといった問題がある。
【0005】ところで、上記動力ネジゲージでは、規定
トルクに達すると回転を停止させるようになっていて、
回転軸に規定トルク以上の大きなトルクが加わることが
ないので、回転軸の剛性は比較的小さくても実用上差し
支えない。そこで、上記公報にも示されるように、モー
タ出力軸に連結される回転軸にその軸心と直交する1方
向の直線的な貫通孔を形成するとともに、その両側に発
光部と受光部とを配設して回転センサを構成し、回転軸
の1/2回転毎に上記貫通孔を透過する光を検出し、そ
れに基づいて回転速度を検出することも考えられてい
る。
トルクに達すると回転を停止させるようになっていて、
回転軸に規定トルク以上の大きなトルクが加わることが
ないので、回転軸の剛性は比較的小さくても実用上差し
支えない。そこで、上記公報にも示されるように、モー
タ出力軸に連結される回転軸にその軸心と直交する1方
向の直線的な貫通孔を形成するとともに、その両側に発
光部と受光部とを配設して回転センサを構成し、回転軸
の1/2回転毎に上記貫通孔を透過する光を検出し、そ
れに基づいて回転速度を検出することも考えられてい
る。
【0006】このようにすると、従来の一般的な手法と
比べて装置が小型化されるとともに、1/2回転毎に比
較的精度良く回転速度を検出することができる。ただ
し、上記回転速度に基づいてさらに加速度を算出しよう
とする場合、1回転以上の測定データが必要となり、制
御性向上等のためには、速度の計測とそれに基づく加速
度の算出をより一層す早く行なうことが望まれる。
比べて装置が小型化されるとともに、1/2回転毎に比
較的精度良く回転速度を検出することができる。ただ
し、上記回転速度に基づいてさらに加速度を算出しよう
とする場合、1回転以上の測定データが必要となり、制
御性向上等のためには、速度の計測とそれに基づく加速
度の算出をより一層す早く行なうことが望まれる。
【0007】本発明は、上記の事情に鑑み、測定系のコ
ンパクト化を可能にしつつ、回転軸の回転速度の計測と
それに基づく加速度の算出を迅速に、しかも精度良く行
なうことができる駆動軸の回転速度計測方法及び同装置
を提供することを目的とする。
ンパクト化を可能にしつつ、回転軸の回転速度の計測と
それに基づく加速度の算出を迅速に、しかも精度良く行
なうことができる駆動軸の回転速度計測方法及び同装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る計測方法
の発明は、駆動軸に連結された回転軸に、その軸心と直
交し、かつ互いに所定角度をもって交差する複数方向の
貫通孔を形成するとともに、この回転軸の貫通孔形成個
所の外方に、発光部と受光部とを回転軸を挟んで対向す
るように配置することにより回転センサを構成し、上記
回転軸の回転中に上記発光部から上記貫通孔を透過して
受光部に達する光を検出し、この検出に基づいて回転軸
の所定回転角毎に回転速度を計測し、その少なくとも2
回分の回転速度計測データから加速度を算出するように
したものである。
の発明は、駆動軸に連結された回転軸に、その軸心と直
交し、かつ互いに所定角度をもって交差する複数方向の
貫通孔を形成するとともに、この回転軸の貫通孔形成個
所の外方に、発光部と受光部とを回転軸を挟んで対向す
るように配置することにより回転センサを構成し、上記
回転軸の回転中に上記発光部から上記貫通孔を透過して
受光部に達する光を検出し、この検出に基づいて回転軸
の所定回転角毎に回転速度を計測し、その少なくとも2
回分の回転速度計測データから加速度を算出するように
したものである。
【0009】具体的には、複数方向の貫通孔として、互
いに略直交する2方向の貫通孔を回転軸に形成するよう
にし、この場合、発光部から貫通孔を透過して受光部に
達する光の検出に基づく回転速度の計測は、回転軸の1
/4回転毎に行なう(請求項2)。
いに略直交する2方向の貫通孔を回転軸に形成するよう
にし、この場合、発光部から貫通孔を透過して受光部に
達する光の検出に基づく回転速度の計測は、回転軸の1
/4回転毎に行なう(請求項2)。
【0010】このような方法によると、回転速度及び加
速度を1回転未満の測定データから求めることが可能と
なる。例えば、互いに略直交する2方向の貫通孔が回転
軸に形成されている場合、回転軸の1/4回転毎に回転
速度が求められるとともに、その少なくとも2回分のデ
ータ、つまり1/2回転の間の回転速度のデータに基づ
いて加速度が算出される。
速度を1回転未満の測定データから求めることが可能と
なる。例えば、互いに略直交する2方向の貫通孔が回転
軸に形成されている場合、回転軸の1/4回転毎に回転
速度が求められるとともに、その少なくとも2回分のデ
ータ、つまり1/2回転の間の回転速度のデータに基づ
いて加速度が算出される。
【0011】そして、上記のように回転軸を貫通する複
数方向の貫通孔が用いられると、その加工誤差があった
場合でも後述のように理論的に1/2回転で誤差の影響
がなくなり、充分に精度良く回転速度及び加速度が求め
られる。
数方向の貫通孔が用いられると、その加工誤差があった
場合でも後述のように理論的に1/2回転で誤差の影響
がなくなり、充分に精度良く回転速度及び加速度が求め
られる。
【0012】この方法において、今回の回転速度計測デ
ータと前回の回転速度計測データとに基づく加速度の算
出を回転軸の1/4回転毎に行なうとともに、その加速
度の移動平均を求め、その平均値をもって加速度の最終
演算値とすれば(請求項3)、上記回転速度に基づいて
算出される加速度の精度が高められる。
ータと前回の回転速度計測データとに基づく加速度の算
出を回転軸の1/4回転毎に行なうとともに、その加速
度の移動平均を求め、その平均値をもって加速度の最終
演算値とすれば(請求項3)、上記回転速度に基づいて
算出される加速度の精度が高められる。
【0013】上記発光部から受光部に向けて照射される
光を略平行光とすれば(請求項4)、計測の精度が高め
られる。
光を略平行光とすれば(請求項4)、計測の精度が高め
られる。
【0014】また、請求項5に係る計測装置の発明は、
駆動軸に連結される回転軸にその軸心と直交するととも
に互いに所定角度をもって交差する複数方向の貫通孔を
形成するとともに、上記回転軸の貫通孔形成個所の外方
に貫通孔を挟んで対向するように発光部及び受光部を配
置して、上記回転軸の回転中に上記発光部から受光部に
向かう光の断続に応じた回転パルス信号を出力するよう
に構成された回転センサと、この回転パルス信号を入力
してその周期に基づき所定回転角毎の回転速度を算出す
るとともに、その少なくとも2回分の回転速度データか
ら加速度を算出する演算手段とを有するものである。
駆動軸に連結される回転軸にその軸心と直交するととも
に互いに所定角度をもって交差する複数方向の貫通孔を
形成するとともに、上記回転軸の貫通孔形成個所の外方
に貫通孔を挟んで対向するように発光部及び受光部を配
置して、上記回転軸の回転中に上記発光部から受光部に
向かう光の断続に応じた回転パルス信号を出力するよう
に構成された回転センサと、この回転パルス信号を入力
してその周期に基づき所定回転角毎の回転速度を算出す
るとともに、その少なくとも2回分の回転速度データか
ら加速度を算出する演算手段とを有するものである。
【0015】この装置によると、上記回転軸の回転中
に、上記計測方法が自動的に実行されて、上記演算手段
で回転速度及び加速度のデータが得られ、上記駆動軸を
駆動する電動モータ等の制御に有効に利用される。
に、上記計測方法が自動的に実行されて、上記演算手段
で回転速度及び加速度のデータが得られ、上記駆動軸を
駆動する電動モータ等の制御に有効に利用される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の適用の一例として動力ネ
ジゲージの構成を示すブロック図であり、同図に示すよ
うに、この動力ネジゲージは、制御部1とゲージ作動部
2とを含んで構成されている。制御部1はMCU(マイ
クロコンピュータユニット)3と、このMCU3に電気
的に接続されたネジ径スイッチ4と、モータ駆動部5
と、直列通信インターフェイス6と、電源回路7を有し
ている。
いて説明する。図1は本発明の適用の一例として動力ネ
ジゲージの構成を示すブロック図であり、同図に示すよ
うに、この動力ネジゲージは、制御部1とゲージ作動部
2とを含んで構成されている。制御部1はMCU(マイ
クロコンピュータユニット)3と、このMCU3に電気
的に接続されたネジ径スイッチ4と、モータ駆動部5
と、直列通信インターフェイス6と、電源回路7を有し
ている。
【0017】また、ゲージ作動部2は、ネジゲージ10
を回転駆動する電動モータ11と、該電動モータ11の
回転数を検出する回転センサ20と、電動モータ11の
回転を減速してネジゲージ10に伝達する減速機12
と、所定値以上のトルクのネジゲージ10への伝達を遮
断するトルクリミッタ13を備え、さらに、直列通信イ
ンターフェイス14と、表示部15と、操作スイッチ1
6を含んでいる。
を回転駆動する電動モータ11と、該電動モータ11の
回転数を検出する回転センサ20と、電動モータ11の
回転を減速してネジゲージ10に伝達する減速機12
と、所定値以上のトルクのネジゲージ10への伝達を遮
断するトルクリミッタ13を備え、さらに、直列通信イ
ンターフェイス14と、表示部15と、操作スイッチ1
6を含んでいる。
【0018】上記電動モータ11は制御部1のモータ駆
動部5に接続されており、上記MCU3とモータ駆動部
5との間では電流がフィードバックされつつPWM制御
信号が与えられるようになっている。また、各直列通信
インターフェイス6,14は互いに通信可能となるよう
に接続されており、上記操作スイッチ16からの信号お
よびトルクリミッタ13からの後記停止信号が直列通信
インターフェイス14,6を介してMCU3に入力され
る一方、MCU3からの後記ネジ深さ計測値を示す信号
等が直列通信インターフェイス6,14を介して表示部
15に送られるようになっている。
動部5に接続されており、上記MCU3とモータ駆動部
5との間では電流がフィードバックされつつPWM制御
信号が与えられるようになっている。また、各直列通信
インターフェイス6,14は互いに通信可能となるよう
に接続されており、上記操作スイッチ16からの信号お
よびトルクリミッタ13からの後記停止信号が直列通信
インターフェイス14,6を介してMCU3に入力され
る一方、MCU3からの後記ネジ深さ計測値を示す信号
等が直列通信インターフェイス6,14を介して表示部
15に送られるようになっている。
【0019】上記回転センサ20の具体的構造を図2〜
図4に基づいて説明する。これらの図に示す回転センサ
20は、電動モータ11と減速機12との間に介設され
た略円筒状のハウジング21と、その中心部に回転自在
に挿通支持された回転軸22と、その両側外方に配置さ
れた光学的検知手段とで構成されている。この光学的検
知手段は、発光素子(LED)23aを回路基板23b
に実装した発光部23と、受光素子(フォトトランジス
ター)24aを回路基板24bに実装した受光部24と
を備え、これら発光部23および受光部24が回転軸2
2を挟んで対向配置されている。
図4に基づいて説明する。これらの図に示す回転センサ
20は、電動モータ11と減速機12との間に介設され
た略円筒状のハウジング21と、その中心部に回転自在
に挿通支持された回転軸22と、その両側外方に配置さ
れた光学的検知手段とで構成されている。この光学的検
知手段は、発光素子(LED)23aを回路基板23b
に実装した発光部23と、受光素子(フォトトランジス
ター)24aを回路基板24bに実装した受光部24と
を備え、これら発光部23および受光部24が回転軸2
2を挟んで対向配置されている。
【0020】上記回転軸22の一端は電動モータ11の
出力軸11aに連結され、他端は減速機12の入力軸1
2aに連結されている。
出力軸11aに連結され、他端は減速機12の入力軸1
2aに連結されている。
【0021】上記回転軸22には、その軸心と直交する
方向に回転軸22を貫通する2つの貫通孔25,26が
形成されている。これらの貫通孔25,26は、断面円
形で、互いに略直角な2方向に延び、回転軸22の内部
で交差している。また、ハウジング21には、上記貫通
孔25,26に対応する軸方向位置に、光路を構成する
穴27,28が軸心と直角する方向(図3及び図4の上
下方向)に形成されており、各穴27,28に前記発光
素子23aと受光素子24aがそれぞれ臨んでいる。な
お、発光素子23aから穴27、貫通孔25または26
および穴28を通過して受光素子24aに到達する光は
略平行光線となるように構成されている。
方向に回転軸22を貫通する2つの貫通孔25,26が
形成されている。これらの貫通孔25,26は、断面円
形で、互いに略直角な2方向に延び、回転軸22の内部
で交差している。また、ハウジング21には、上記貫通
孔25,26に対応する軸方向位置に、光路を構成する
穴27,28が軸心と直角する方向(図3及び図4の上
下方向)に形成されており、各穴27,28に前記発光
素子23aと受光素子24aがそれぞれ臨んでいる。な
お、発光素子23aから穴27、貫通孔25または26
および穴28を通過して受光素子24aに到達する光は
略平行光線となるように構成されている。
【0022】動力ネジゲージの制御、計測系統の構成
を、図5および図6によって説明する。図5は制御、計
測系統全体を示し、この図において、31はトルク制御
手段であり、制御部1(図1参照)内のMCU3に機能
的に含まれ、モータ駆動手段32(図1中のモータ駆動
部5に相当)を介してモータ11を制御するものであ
る。また、MCU3は、回転センサ20からの回転パル
スを読み込む回転数検出手段33や、後述のような回転
速度および加速度の演算を行なう演算手段34を機能的
に含むとともに、半回転検出35およびネジ深さの計測
36等を行なうようになっている。
を、図5および図6によって説明する。図5は制御、計
測系統全体を示し、この図において、31はトルク制御
手段であり、制御部1(図1参照)内のMCU3に機能
的に含まれ、モータ駆動手段32(図1中のモータ駆動
部5に相当)を介してモータ11を制御するものであ
る。また、MCU3は、回転センサ20からの回転パル
スを読み込む回転数検出手段33や、後述のような回転
速度および加速度の演算を行なう演算手段34を機能的
に含むとともに、半回転検出35およびネジ深さの計測
36等を行なうようになっている。
【0023】そして、作業者によりネジゲージ10が検
査対象であるネジ穴に嵌合されるとともに操作スイッチ
16が操作されたときに、先ずネジゲージ10をネジ穴
に噛み込ませるための準備動作として半回転だけモータ
11が低速で駆動され、半回転検出後に、回転数の検出
値とネジ径スイッチからの情報とに基づくネジ深さの計
測と、回転数検出に基づく回転速度、加速度の演算が行
なわれつつ、これらのデータに基づいて設定される目標
トルクに応じ、トルク制御手段31によりモータ駆動手
段32を介してモータ11の駆動トルクが制御される。
この場合、電流検出37によるデータがフィードバック
され、その検出値と目標トルクに見合う目標電流との比
較に基づき、モータ11に対する供給電流が制御され
る。
査対象であるネジ穴に嵌合されるとともに操作スイッチ
16が操作されたときに、先ずネジゲージ10をネジ穴
に噛み込ませるための準備動作として半回転だけモータ
11が低速で駆動され、半回転検出後に、回転数の検出
値とネジ径スイッチからの情報とに基づくネジ深さの計
測と、回転数検出に基づく回転速度、加速度の演算が行
なわれつつ、これらのデータに基づいて設定される目標
トルクに応じ、トルク制御手段31によりモータ駆動手
段32を介してモータ11の駆動トルクが制御される。
この場合、電流検出37によるデータがフィードバック
され、その検出値と目標トルクに見合う目標電流との比
較に基づき、モータ11に対する供給電流が制御され
る。
【0024】さらに、上記トルクリミッタ13により、
ネジゲージ10の回転トルクが規定値に達したときに停
止信号が出力され、この停止信号に応じてモータ11の
駆動が停止される。そして、そのときのネジ深さ(検査
対象であるネジ穴の有効ネジ深さ)が表示され、このネ
ジ深さが基準値以上か否かにより合格か不合格かが判別
されるようになっている。
ネジゲージ10の回転トルクが規定値に達したときに停
止信号が出力され、この停止信号に応じてモータ11の
駆動が停止される。そして、そのときのネジ深さ(検査
対象であるネジ穴の有効ネジ深さ)が表示され、このネ
ジ深さが基準値以上か否かにより合格か不合格かが判別
されるようになっている。
【0025】図6はモータ制御部分の構成を示し、当実
施形態においてこのモータ制御部分は、半回転の検出が
行なわれてから停止信号があるまでの間の制御を、図7
に示すようなモータトルク特性に従って行なうようにな
っている。
施形態においてこのモータ制御部分は、半回転の検出が
行なわれてから停止信号があるまでの間の制御を、図7
に示すようなモータトルク特性に従って行なうようにな
っている。
【0026】すなわち、図6中の回転速度−トルク変換
部41には、予め定められた最高回転速度Rmax と回転
速度が0付近のときの要求トルクであるトルク限界値T
oとが入力されるとともに、回転パルスに基づいた回転
速度計算42による回転速度が入力される。そして、図
7中に実線で示す要求トルクTmの特性から、回転速度
に応じた要求トルクTmが出力される。この要求トルク
Tmは、モータ11の低速時に大きく、高速になるにつ
れて小さくなる。
部41には、予め定められた最高回転速度Rmax と回転
速度が0付近のときの要求トルクであるトルク限界値T
oとが入力されるとともに、回転パルスに基づいた回転
速度計算42による回転速度が入力される。そして、図
7中に実線で示す要求トルクTmの特性から、回転速度
に応じた要求トルクTmが出力される。この要求トルク
Tmは、モータ11の低速時に大きく、高速になるにつ
れて小さくなる。
【0027】また、回転速度の微分計算43によって加
速度が求められ、この加速度と予め調べられたモータ1
1の回転部分の慣性質量Jとが乗算されることによりイ
ナーシャトルクTjが求められ、このイナーシャトルク
Tjに1より小さい係数k(例えば0.5)が乗じられ
た値が、上記要求トルクTmに補正値として加算され
る。一方、トルク限界値ToにイナーシャトルクTjが
加算されることにより、トルク限界値も補正される。そ
して、要求トルクTmに補正値(k・Tj)を加算した
値と補正されたトルク限界値とのうちで小さい方の値を
目標トルクTrとする最小値選択44が行なわれた上
で、その目標トルクTrに見合う電流をモータに供給す
る電流制御45が行なわれる。
速度が求められ、この加速度と予め調べられたモータ1
1の回転部分の慣性質量Jとが乗算されることによりイ
ナーシャトルクTjが求められ、このイナーシャトルク
Tjに1より小さい係数k(例えば0.5)が乗じられ
た値が、上記要求トルクTmに補正値として加算され
る。一方、トルク限界値ToにイナーシャトルクTjが
加算されることにより、トルク限界値も補正される。そ
して、要求トルクTmに補正値(k・Tj)を加算した
値と補正されたトルク限界値とのうちで小さい方の値を
目標トルクTrとする最小値選択44が行なわれた上
で、その目標トルクTrに見合う電流をモータに供給す
る電流制御45が行なわれる。
【0028】このようなモータ制御部分の構成により、
イナーシャトルクTjが正となる加速時には図7中の破
線のように目標トルクTrが要求トルクTmより大きく
され、イナーシャトルクTjが負となる減速時には図7
中の一点鎖線のように目標トルクTrが要求トルクTm
より小さくされる。トルク限界値も加速時に高められ、
減速時に引き下げられる。このように目標トルクTrを
調整しているのは、ネジゲージ10に加わるトルクが加
速時や減速時にモータ11のイナーシャによって要求か
らずれることを防止し、とくに、停止時にイナーシャで
ネジゲージ10が回り過ぎてネジ深さの計測値に誤差が
生じるといった事態を防止するためである。
イナーシャトルクTjが正となる加速時には図7中の破
線のように目標トルクTrが要求トルクTmより大きく
され、イナーシャトルクTjが負となる減速時には図7
中の一点鎖線のように目標トルクTrが要求トルクTm
より小さくされる。トルク限界値も加速時に高められ、
減速時に引き下げられる。このように目標トルクTrを
調整しているのは、ネジゲージ10に加わるトルクが加
速時や減速時にモータ11のイナーシャによって要求か
らずれることを防止し、とくに、停止時にイナーシャで
ネジゲージ10が回り過ぎてネジ深さの計測値に誤差が
生じるといった事態を防止するためである。
【0029】次に、このようなモータ制御の中で図2〜
図4の回転センサ20を用いて行なわれる回転速度の計
測および加速度の演算の具体的方法を、図8および図9
を参照しつつ説明する。
図4の回転センサ20を用いて行なわれる回転速度の計
測および加速度の演算の具体的方法を、図8および図9
を参照しつつ説明する。
【0030】図8(a)は回転軸22が矢印方向に略半
回転する間の光線断続状況を,,…の各過程で示
している。なお、この図では回転軸22の軸心と直交す
る断面において光線50の方向にX軸、これと直交する
方向にY軸をとっている。
回転する間の光線断続状況を,,…の各過程で示
している。なお、この図では回転軸22の軸心と直交す
る断面において光線50の方向にX軸、これと直交する
方向にY軸をとっている。
【0031】この図のの過程では発光部23からの光
線が回転軸22の外周面で遮断され、の過程では光線
50が貫通孔25内に入射されるものの内部壁面で遮断
されることにより、これら,の過程では光線50が
受光部24に到達しない。第1の貫通孔25の対角線L
1 がX軸と平行となるの過程では発光部23からの光
線50が貫通孔25を通過して受光部24に到達し始
め、光線50の大部分が貫通孔25を通過するの過程
を経て、の過程では光線が遮断される寸前となる。つ
まり、〜の間では第1の貫通孔25を通過した光線
50が受光される。
線が回転軸22の外周面で遮断され、の過程では光線
50が貫通孔25内に入射されるものの内部壁面で遮断
されることにより、これら,の過程では光線50が
受光部24に到達しない。第1の貫通孔25の対角線L
1 がX軸と平行となるの過程では発光部23からの光
線50が貫通孔25を通過して受光部24に到達し始
め、光線50の大部分が貫通孔25を通過するの過程
を経て、の過程では光線が遮断される寸前となる。つ
まり、〜の間では第1の貫通孔25を通過した光線
50が受光される。
【0032】の過程では光線が遮断される。それか
ら、第2の貫通孔26の対角線L2 がX軸と平行となる
の過程では、発光部23からの光線50が貫通孔26
を通過して受光部24に到達し始める。そして、の過
程からの過程を経て、光線が遮断されるまでは、第2
の貫通孔26を通過した光線50が受光される。次に
の過程で光線が遮断された後、10番目の過程では、再
び光線50が第1の貫通孔25を通過して受光部24に
到達し始める。この10番目の過程は、第1の貫通孔2
5の対角線がX軸と平行となったときであって、3番目
の過程(の過程)から正確に180°回転したときで
ある。
ら、第2の貫通孔26の対角線L2 がX軸と平行となる
の過程では、発光部23からの光線50が貫通孔26
を通過して受光部24に到達し始める。そして、の過
程からの過程を経て、光線が遮断されるまでは、第2
の貫通孔26を通過した光線50が受光される。次に
の過程で光線が遮断された後、10番目の過程では、再
び光線50が第1の貫通孔25を通過して受光部24に
到達し始める。この10番目の過程は、第1の貫通孔2
5の対角線がX軸と平行となったときであって、3番目
の過程(の過程)から正確に180°回転したときで
ある。
【0033】このように回転軸22の回転に伴って光線
50が断続されることにより、光線遮断時に「1」、光
線到達時に「0」の信号が受光部から出力されるとする
と、図8(b)に示すようなパルス信号が得られる。つ
まり、回転軸22の1回転中に4周期分のパルス信号が
得られ、1周期のパルス信号が回転軸の略1/4回転
(回転角でπ/2)に対応するものとなる。
50が断続されることにより、光線遮断時に「1」、光
線到達時に「0」の信号が受光部から出力されるとする
と、図8(b)に示すようなパルス信号が得られる。つ
まり、回転軸22の1回転中に4周期分のパルス信号が
得られ、1周期のパルス信号が回転軸の略1/4回転
(回転角でπ/2)に対応するものとなる。
【0034】このパルス信号の周期の計測に基づき、回
転軸22の略1/4回転毎に回転速度が求められるとと
もに、その回転速度の今回の値と前回の値とに基づいて
加速度が求められ、さらにその2回分の加速度の移動平
均が求められることで正確な加速度(加速度の最終演算
値)が求められる。つまり、パルス信号の1周期毎の各
時点をP0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 とし、P0 〜P1
,P1 〜P2 ,P2 〜P3 ,P3 〜P4 の各時間をT1
,T2 ,T3 ,T4 とすると、P0 時点での速度ω0
および加速度a0 を0として、P1 ,P2 ,P3 ,P4
の各時点の速度、加速度および移動平均による正確な加
速度は、次の表のようになる。
転軸22の略1/4回転毎に回転速度が求められるとと
もに、その回転速度の今回の値と前回の値とに基づいて
加速度が求められ、さらにその2回分の加速度の移動平
均が求められることで正確な加速度(加速度の最終演算
値)が求められる。つまり、パルス信号の1周期毎の各
時点をP0 ,P1 ,P2 ,P3 ,P4 とし、P0 〜P1
,P1 〜P2 ,P2 〜P3 ,P3 〜P4 の各時間をT1
,T2 ,T3 ,T4 とすると、P0 時点での速度ω0
および加速度a0 を0として、P1 ,P2 ,P3 ,P4
の各時点の速度、加速度および移動平均による正確な加
速度は、次の表のようになる。
【0035】
【表1】
【0036】ところで、上記貫通孔25,26に加工誤
差がある場合、両貫通孔25,26の分割角度(パルス
信号の1周期分の回転角度)に誤差が生じるが、このよ
うな分割角度誤差があっても、前述のように図8(a)
中の3番目の過程と10番目の過程との間は正確に18
0°となり、回転軸22の半回転で分割角度誤差の影響
をなくすことができる。
差がある場合、両貫通孔25,26の分割角度(パルス
信号の1周期分の回転角度)に誤差が生じるが、このよ
うな分割角度誤差があっても、前述のように図8(a)
中の3番目の過程と10番目の過程との間は正確に18
0°となり、回転軸22の半回転で分割角度誤差の影響
をなくすことができる。
【0037】この点をより具体的に説明する。例えば図
9に示すように、互いに直交するX軸およびY軸が回転
軸22の中心を通ることとし、第1の貫通孔25の中心
線が上記Y軸と平行となる状態において、Y軸に対して
第1の貫通孔25の中心線がX軸方向にaだけずれ、ま
た、第2の貫通孔26の中心線がX軸に対してψだけ傾
き、かつ、Y軸上でbだけずれているとする。この場
合、以下の(1)〜(6)のような計算により、分割誤
差とその影響が調べられる。なお、回転軸22の半径を
r、貫通孔25,26の半径をdとする。
9に示すように、互いに直交するX軸およびY軸が回転
軸22の中心を通ることとし、第1の貫通孔25の中心
線が上記Y軸と平行となる状態において、Y軸に対して
第1の貫通孔25の中心線がX軸方向にaだけずれ、ま
た、第2の貫通孔26の中心線がX軸に対してψだけ傾
き、かつ、Y軸上でbだけずれているとする。この場
合、以下の(1)〜(6)のような計算により、分割誤
差とその影響が調べられる。なお、回転軸22の半径を
r、貫通孔25,26の半径をdとする。
【0038】(1)貫通孔25の対角線L1 とy軸との
交差角度θ1 貫通孔25の対角線L1 の両端の点A1およびA3の座標を
(x1,y1)および(x3,y3)とすると、これらの値は次のよ
うになる。
交差角度θ1 貫通孔25の対角線L1 の両端の点A1およびA3の座標を
(x1,y1)および(x3,y3)とすると、これらの値は次のよ
うになる。
【0039】
【数1】
【0040】そして、(a2+2a・d)/(r2−d2)≪
1であれば、交差角度θ1 は次のようにもとめられる。
1であれば、交差角度θ1 は次のようにもとめられる。
【0041】
【数2】
【0042】ここで、理想状態のときの交差角度をθ0
とし、θ1=θ0+αとすると、
とし、θ1=θ0+αとすると、
【0043】
【数3】
【0044】となるので、数2の式は
【0045】
【数4】
【0046】となる。また、
【0047】
【数5】tan(θ0+α)=tanθ0+tanα(1+tan2θ0) であるので、これと数4の式とから、交差角度のずれ分
であるαは、次のように求められる。
であるαは、次のように求められる。
【0048】
【数6】
【0049】(2)貫通孔26の対角線L2 とy軸との
交差角度θ2 貫通孔26の対角線L2 の両端の点A2およびA4の座標を
(x2,y2)および(x4,y4)とすると、
交差角度θ2 貫通孔26の対角線L2 の両端の点A2およびA4の座標を
(x2,y2)および(x4,y4)とすると、
【0050】
【数7】y4=−(d−b)+x4・tanψ r2=x42+{(d−b)+x4・tanψ}2 であるので、点A4の座標は
【0051】
【数8】
【0052】となり、また、
【0053】
【数9】y2=(d+b)+x2・tanψ r=x22+{(d+b)+x2・tanψ}2 であるので、点A2の座標は
【0054】
【数10】
【0055】となる。従って、交差角度θ2 は次のよう
に求められる。
に求められる。
【0056】
【数11】
【0057】ψ≪1であれば、cosψ≒1、cos2ψ≒
1、sinψ≒0であるので、交差角度θ2 は次のように
なる。
1、sinψ≒0であるので、交差角度θ2 は次のように
なる。
【0058】
【数12】
【0059】ここで、理想状態のときの交差角度をθ0
とし、θ2=θ0+β+γとすると、
とし、θ2=θ0+β+γとすると、
【0060】
【数13】
【0061】となるので、ψ≪1であれば、
【0062】
【数14】
【0063】となる。従って、交差角度のずれ分である
βは、次のように求められる。
βは、次のように求められる。
【0064】
【数15】
【0065】(3)略直交する貫通孔25,26の分割
角度誤差 図9中に示すように点A1から点A2までの角度をφ1、
点A2から点A3までの角度をφ2、点A3から点A4まで
の角度をφ3、点A4から点A1までの角度をφ4とする。
φ1は貫通孔25,26の対角線L1,L2の交差角度に
相当であるから、
角度誤差 図9中に示すように点A1から点A2までの角度をφ1、
点A2から点A3までの角度をφ2、点A3から点A4まで
の角度をφ3、点A4から点A1までの角度をφ4とする。
φ1は貫通孔25,26の対角線L1,L2の交差角度に
相当であるから、
【0066】
【数16】
【0067】となる。また、φ2,φ3,φ4は、
【0068】
【数17】φ3=φ1 φ2=φ4=π−φ1 となる。
【0069】分割誤差は、π/2[rad]からのずれで
あるから、δ=(φ-π/2)/(π/2)を分割誤差率とする
と、φ1,φ2,φ3,φ4の分割誤差率δ1,δ2,δ3,
δ4は、次のようになる。
あるから、δ=(φ-π/2)/(π/2)を分割誤差率とする
と、φ1,φ2,φ3,φ4の分割誤差率δ1,δ2,δ3,
δ4は、次のようになる。
【0070】
【数18】
【0071】(4)分割誤差による計測時間変動 回転軸が一定の角速度ωで回転していると仮定すると、
分割誤差がないときの回転パルスの周期Tは、回転軸が
π/2[rad]回転する時間であるから、
分割誤差がないときの回転パルスの周期Tは、回転軸が
π/2[rad]回転する時間であるから、
【0072】
【数19】T=(π/2)/ω となる。
【0073】分割誤差があるときのパルス時間間隔T
1,T2,T3,T4は次のようになる。
1,T2,T3,T4は次のようになる。
【0074】
【数20】 T1=φ1/ω={(π/2)・(1+δ1)}/ω=T・(1+δ
1) T2=φ2/ω={(π/2)・(1+δ2)}/ω=T・(1+δ
2) T3=φ3/ω={(π/2)・(1+δ3)}/ω=T・(1+δ
3) T4=φ4/ω={(π/2)・(1+δ4)}/ω=T・(1+δ
4) 従って、計測した時間から計算した回転軸の角速度ω
1,ω2,ω3,ω4は次のようになる。
1) T2=φ2/ω={(π/2)・(1+δ2)}/ω=T・(1+δ
2) T3=φ3/ω={(π/2)・(1+δ3)}/ω=T・(1+δ
3) T4=φ4/ω={(π/2)・(1+δ4)}/ω=T・(1+δ
4) 従って、計測した時間から計算した回転軸の角速度ω
1,ω2,ω3,ω4は次のようになる。
【0075】
【数21】 ω1=(π/2)/T1=(π/2)/{T・(1+δ1)}=ω/
(1+δ1) ω2=(π/2)/T2=(π/2)/{T・(1+δ2)}=ω/
(1+δ2) ω3=(π/2)/T3=(π/2)/{T・(1+δ3)}=ω/
(1+δ3) ω4=(π/2)/T4=(π/2)/{T・(1+δ4)}=ω/
(1+δ4) そして、δ1=δ3、δ2=δ4であるから、
(1+δ1) ω2=(π/2)/T2=(π/2)/{T・(1+δ2)}=ω/
(1+δ2) ω3=(π/2)/T3=(π/2)/{T・(1+δ3)}=ω/
(1+δ3) ω4=(π/2)/T4=(π/2)/{T・(1+δ4)}=ω/
(1+δ4) そして、δ1=δ3、δ2=δ4であるから、
【0076】
【数22】 ω1=ω3=(π/2)/T1=(π/2)/{T・(1+δ1)}
=ω/(1+δ1) ω2=ω4=(π/2)/T2=(π/2)/{T・(1+δ2)}
=ω/(1+δ2) となる。
=ω/(1+δ1) ω2=ω4=(π/2)/T2=(π/2)/{T・(1+δ2)}
=ω/(1+δ2) となる。
【0077】(5)角速度の微分演算誤差 時間的に隣り合った角速度の計算値の差をとり、それを
最新の回転パルス周期で除した値である次のD12,D2
3,D34,D41を、角速度のデジタル微分値とする。
最新の回転パルス周期で除した値である次のD12,D2
3,D34,D41を、角速度のデジタル微分値とする。
【0078】
【数23】 D12=(ω2−ω1)/T2 D23=(ω3−ω2)/T3 D34=(ω4−ω3)/T4 D41=(ω1−ω4)/T1 この数23と数20,数21とから、D12は次のように
計算される(D23,D34,D41の計算もこれに準じる)。
計算される(D23,D34,D41の計算もこれに準じる)。
【0079】
【数24】 D12=ω・{1/(1+δ2)−1/(1+δ1)}/{T・(1+
δ2)} =(2・ω2/π)・(δ1−δ2)/{(1+δ1)・(1+δ2)2} δ1≪1、δ2≪1、δ3≪1、δ4≪1であれば、1秒当
りの回転数をnとすると2・ω2/π=8・π・n2である
ので、D12〜D41は次のようになる。
δ2)} =(2・ω2/π)・(δ1−δ2)/{(1+δ1)・(1+δ2)2} δ1≪1、δ2≪1、δ3≪1、δ4≪1であれば、1秒当
りの回転数をnとすると2・ω2/π=8・π・n2である
ので、D12〜D41は次のようになる。
【0080】
【数25】 D12=8・π・n2・(δ1−δ2) D23=8・π・n2・(δ2−δ3) D34=8・π・n2・(δ3−δ4) D41=8・π・n2・(δ4−δ1) さらに、数18から、
【0081】
【数26】
【0082】となる。また、軸加工上、一般に
【0083】
【数27】
【0084】であるから、
【0085】
【数28】 D12=D34=32・n2・ψ D23=D41=−32・n2・ψ と近似することができる。
【0086】(6)2個の微分値の移動平均 最新の微分値と1個前の微分値との移動平均は次のよう
になる。
になる。
【0087】
【数29】 (D12+D23)/2=4・π・n2・(δ1−δ3) (D23+D34)/2=4・π・n2・(δ2−δ4) (D34+D41)/2=4・π・n2・(δ3−δ1) (D41+D12)/2=4・π・n2・(δ4−δ2) ここで、D12=D34=−D23=−D41であるから、
【0088】
【数30】 (D12+D23)/2=0 (D23+D34)/2=0 (D34+D41)/2=0 (D41+D12)/2=0 となる。
【0089】つまり、前述の図2〜図4に示す回転数セ
ンサ20を用いて回転速度を計測するとともに微分値で
ある加速度を求める場合に、デジタル微分値の2個の移
動平均をとれば、原理的には、分割誤差の影響をなくす
ことができる。
ンサ20を用いて回転速度を計測するとともに微分値で
ある加速度を求める場合に、デジタル微分値の2個の移
動平均をとれば、原理的には、分割誤差の影響をなくす
ことができる。
【0090】しかも、1/4回転毎に回転速度が求めら
れるとともに、その回転速度の2個のデータ(1/2回
転分のデータ)からデジタル微分値が得られるので、そ
の2個の移動平均をとったとしても回転軸の1回転以内
で加速度が精度良く求められ、従来と比べると加速度を
正しく求めるために必要な最小限の回転量が半分に減少
する。従って、動力ネジゲージにおけるモータ11の制
御の応答性および精度が高められる。
れるとともに、その回転速度の2個のデータ(1/2回
転分のデータ)からデジタル微分値が得られるので、そ
の2個の移動平均をとったとしても回転軸の1回転以内
で加速度が精度良く求められ、従来と比べると加速度を
正しく求めるために必要な最小限の回転量が半分に減少
する。従って、動力ネジゲージにおけるモータ11の制
御の応答性および精度が高められる。
【0091】もっとも、上記微分値の移動平均の計算と
しては、最新の微分値とそれ以前の3個の微分値の移動
平均をとるようにしてもよく、このようにすると、角速
度一定の場合の演算値(分割誤差の影響)は次のようにな
り、D12=D34=−D23=−D41の条件を満足しなくて
も分割誤差の影響をなくすことができる。
しては、最新の微分値とそれ以前の3個の微分値の移動
平均をとるようにしてもよく、このようにすると、角速
度一定の場合の演算値(分割誤差の影響)は次のようにな
り、D12=D34=−D23=−D41の条件を満足しなくて
も分割誤差の影響をなくすことができる。
【0092】
【数31】(D12+D23+D34+D41)/4=8・π・n2・{(δ1-δ2)+
(δ2-δ3)+(δ3-δ4)+(δ4-δ5)}=0 なお、上記実施形態では、回転センサの回転軸に略直交
する2方向の貫通孔25,26を設けているが、3方向
以上の貫通孔を所定角度(例えば3方向の場合は60°)
をもって交差するように配設してもよい。
(δ2-δ3)+(δ3-δ4)+(δ4-δ5)}=0 なお、上記実施形態では、回転センサの回転軸に略直交
する2方向の貫通孔25,26を設けているが、3方向
以上の貫通孔を所定角度(例えば3方向の場合は60°)
をもって交差するように配設してもよい。
【0093】
【発明の効果】以上のように本発明は、回転軸にその軸
心と直交し、かつ互いに交差する複数方向の貫通孔を形
成するとともに、この回転軸の両側に発光部と受光部と
を配置して回転センサを構成し、回転軸の回転中に発光
部から上記貫通孔を透過して受光部に達する光の検出に
基づいて所定回転角毎に回転速度を計測し、その少なく
とも2回分の回転速度計測データから加速度を算出する
ようにしているため、回転センサのコンパクト化を可能
にしつつ、回転軸の回転速度および加速度を、従来と比
べて少ない回転量で速やかに、かつ正確に求めることが
できる。例えば、互いに略直交する2方向の貫通孔を回
転軸に形成することにより、回転軸の1/4回転毎に回
転速度が求められ、その少なくとも2回分のデータに基
づいて加速度が算出され、回転軸の1回転以内でも加速
度の検出が可能となる。
心と直交し、かつ互いに交差する複数方向の貫通孔を形
成するとともに、この回転軸の両側に発光部と受光部と
を配置して回転センサを構成し、回転軸の回転中に発光
部から上記貫通孔を透過して受光部に達する光の検出に
基づいて所定回転角毎に回転速度を計測し、その少なく
とも2回分の回転速度計測データから加速度を算出する
ようにしているため、回転センサのコンパクト化を可能
にしつつ、回転軸の回転速度および加速度を、従来と比
べて少ない回転量で速やかに、かつ正確に求めることが
できる。例えば、互いに略直交する2方向の貫通孔を回
転軸に形成することにより、回転軸の1/4回転毎に回
転速度が求められ、その少なくとも2回分のデータに基
づいて加速度が算出され、回転軸の1回転以内でも加速
度の検出が可能となる。
【0094】従って、回転速度および加速度の計測に基
づいてモータ等を制御する場合に、その制御の応答性お
よび精度を高めることができる。
づいてモータ等を制御する場合に、その制御の応答性お
よび精度を高めることができる。
【図1】本発明が適用される動力ネジゲージの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】回転センサの分解状態斜視図である。
【図3】回転センサの断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】上記動力ネジゲージの計測、制御系統を示す機
能ブロック図である。
能ブロック図である。
【図6】モータ制御部分の構成を示す機能ブロック図で
ある。
ある。
【図7】モータのトルク特性を示す図である。
【図8】(a)は回転センサの回転軸の回転の各過程に
おける状態を示す説明図であり、(b)は回転センサか
ら出力される回転パルスの説明図である。
おける状態を示す説明図であり、(b)は回転センサか
ら出力される回転パルスの説明図である。
【図9】回転数センサの分割誤差とその影響を示すため
の説明図である。
の説明図である。
1 制御部 2 ゲージ作動部 11 モータ 20 回転センサ 23 発光部 24 受光部 25,26 2方向の貫通孔 33 回転数検出手段 34 演算手段
Claims (5)
- 【請求項1】 駆動軸に連結された回転軸に、その軸心
と直交し、かつ互いに所定角度をもって交差する複数方
向の貫通孔を形成するとともに、この回転軸の貫通孔形
成個所の外方に、発光部と受光部とを回転軸を挟んで対
向するように配置することにより回転センサを構成し、
上記回転軸の回転中に上記発光部から上記貫通孔を透過
して受光部に達する光を検出し、この検出に基づいて回
転軸の所定回転角毎に回転速度を計測し、その少なくと
も2回分の回転速度計測データから加速度を算出するこ
とを特徴とする駆動軸の回転速度計測方法。 - 【請求項2】 複数方向の貫通孔として互いに略直交す
る2方向の貫通孔を回転軸に形成し、発光部から貫通孔
を透過して受光部に達する光の検出に基づいて回転軸の
1/4回転毎に回転速度を計測することを特徴とする請
求項1記載の駆動軸の回転速度計測方法。 - 【請求項3】 今回の回転速度計測データと前回の回転
速度計測データとに基づく加速度の算出を回転軸の1/
4回転毎に行なうとともに、その加速度の移動平均を求
め、その平均値をもって加速度の最終演算値とすること
を特徴とする請求項2記載の駆動軸の回転速度計測方
法。 - 【請求項4】 上記発光部から受光部に向けて照射され
る光を略平行光としたことを特徴とする請求項1乃至3
のいずれかに記載の駆動軸の回転速度計測方法。 - 【請求項5】 駆動軸に連結される回転軸にその軸心と
直交するとともに互いに所定角度をもって交差する複数
方向の貫通孔を形成するとともに、上記回転軸の貫通孔
形成個所の外方に貫通孔を挟んで対向するように発光部
及び受光部を配置して、上記回転軸の回転中に上記発光
部から受光部に向かう光の断続に応じた回転パルス信号
を出力するように構成された回転センサと、この回転パ
ルス信号を入力してその周期に基づき所定回転角毎の回
転速度を算出するとともに、その少なくとも2回分の回
転速度データから加速度を算出する演算手段とを有する
ことを特徴とする駆動軸の回転速度計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9008114A JPH10206445A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 駆動軸の回転速度計測方法及び同装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9008114A JPH10206445A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 駆動軸の回転速度計測方法及び同装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10206445A true JPH10206445A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11684272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9008114A Withdrawn JPH10206445A (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 駆動軸の回転速度計測方法及び同装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10206445A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003033063A (ja) * | 2001-07-11 | 2003-01-31 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械の駆動装置、建設機械及び建設機械の駆動プログラム |
| US6834174B2 (en) * | 2001-02-26 | 2004-12-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and rotary body detection device |
| JP2007256087A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Bridgestone Flowtech Corp | 検査機器 |
| WO2012071692A1 (zh) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | Wu Maoting | 转速测量装置 |
| CN105954534A (zh) * | 2016-06-15 | 2016-09-21 | 吉林大学 | 基于面结构光和光敏电阻的运动汽车轮速检测系统 |
| CN106290960A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-04 | 苏州品诺维新医疗科技有限公司 | 一种手术器械的刀头转速确定装置及方法 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP9008114A patent/JPH10206445A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6834174B2 (en) * | 2001-02-26 | 2004-12-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and rotary body detection device |
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| WO2012071692A1 (zh) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | Wu Maoting | 转速测量装置 |
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| CN106290960A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-04 | 苏州品诺维新医疗科技有限公司 | 一种手术器械的刀头转速确定装置及方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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