JPH10206455A - 減圧封止電子部品の製造方法 - Google Patents

減圧封止電子部品の製造方法

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JPH10206455A
JPH10206455A JP9008822A JP882297A JPH10206455A JP H10206455 A JPH10206455 A JP H10206455A JP 9008822 A JP9008822 A JP 9008822A JP 882297 A JP882297 A JP 882297A JP H10206455 A JPH10206455 A JP H10206455A
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substrate
getter film
getter
cavity
vacuum
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JP9008822A
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Tetsuzo Hara
鉄三 原
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲッター膜にレーザー光線を照射することによ
り、真空度を調整できる減圧封止電子部品の製造方法を
提供する。 【解決手段】支持基板11と封止基板12を陽極接合し
て、機能部10を収容するキャビティ14、ゲッター膜
17の形成されたゲッター室15およびこれらを連通す
るチャネル16を形成し、支持基板11および封止基板
12の外部から、レーザー光線18をゲッター膜17に
照射して、ゲッター膜17を加熱して蒸発させると共に
残留ガスと酸化反応させ、キャビティ14の残存ガスを
減少させて、真空度を向上させる減圧封止電子部品の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機能部を減圧下
に保持しなければならない、加速度センサ、角速度セン
サ、真空圧計などの減圧封止電子部品の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の角速度センサなどの減圧封止電子
部品の製造方法において、その機能部の収容されている
キャビティを減圧密閉する手段として、Sensors and Ac
tuators A.43(1994)243-248)に記載されている真空封止
法について図7および図8を参照して説明する。
【0003】図7において、シリコン基板21を薄く加
工し、機能部としてストレインゲージを有するダイアフ
ラム21aと真空室21bとを形成する。また、シリコ
ン基板21にガス抜き孔21cを形成する。このガス抜
き孔21cはチャネル21dを通して真空室21bにつ
ながっている。
【0004】一方、22はパイレックスガラス基板で、
陽極接合によりシリコン基板21に接合される。つぎ
に、真空槽で行われる封止工程で、真空室21b内のガ
スをガス抜き孔21cから真空槽中に排出する。その
後、ガス抜き孔21cをアルミニウム23などの金属で
CVD(化学気相成長)、蒸着などにより封止し、真空
室21bを所定の真空度に密閉するというものである。
【0005】また、図8に示す真空封止法は、図7に示
す真空封止法と同様に、シリコン基板24を薄く加工し
てダイアフラム24aと真空室24bからなる機能部を
形成し、また、この真空室24bとチャネル24dを介
して通じるゲッター室24cを形成する。そして、この
ゲッター室24cに非蒸発性の固形のゲッター材25を
封入した状態で、シリコン基板24とパイレックスガラ
ス基板26とを陽極接合する。この陽極接合の際に、接
合面から酸素ガスが発生して、その一部が真空室24c
に流入する。このゲッター材25は、陽極接合時のほぼ
400℃の温度で活性化し、真空室24bに流入したガ
スを吸着して、真空室24bを減圧密閉することにな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来の減圧封止電子部品の製造方法は、シリコン基
板21に設けるガス抜き孔21cが、超音波加工、サン
ドブラストなどにより形成されるので、その内壁面の凹
凸が大きくなり、CVDまたは真空蒸着などで形成する
薄膜では完全に信頼性よく封止することができない。ま
た、従来の製造方法により製造された減圧封止電子部品
は、外部から封止する構造のガス抜き孔21cを有して
いるので、形状が大きくなるという欠点を有している。
【0007】更に、図8に示す従来の減圧封止電子部品
の製造方法においては、数ミリ角の固形よりなるゲッタ
ー材を収納するゲッター室を設けるので、製造される電
子部品の寸法が大きくなる。また、ゲッター材からの発
塵で支持基板と封止基板とが接合不良を起こす懸念があ
る。
【0008】そこで、本発明は、ゲッター膜にレーザー
光線を照射することにより、真空度を調整できる減圧封
止電子部品の製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、支持基板とこの支持基板を封止する封止基板とのう
ち、少なくとも一方に凹部、機能部の少なくとも一つを
形成し、前記支持基板と前記封止基板とのうち、少なく
とも一方にゲッター膜を形成し、前記支持基板と前記封
止基板とを接合して、前記凹部により、前記機能部とゲ
ッター膜とを収納するキャビティを形成し、前記支持基
板および前記封止基板のうち、少なくとも一方を透過す
るレーザー光線で前記ゲッター膜を加熱して蒸発させる
と共に残留ガスと反応させて、前記キャビティを減圧封
止するものである。
【0010】この発明は、キャビティーに形成されてい
る活性な金属からなるゲッター膜に外部からレーザー光
線を照射して、ゲッター膜を加熱して蒸発させる。この
蒸発の際に、ゲッター膜の原子は、残留ガスと反応して
化合物を生成し、特に酸素ガスと反応して酸化化合物を
生成する。このように、ゲッター膜は、レーザー光線の
照射により蒸発して、キャビティの残留ガスと反応して
キャビティの残留ガスを減少させる。これにより、キャ
ビティの真空度が高くなる。なお、ゲッター膜の蒸発に
伴って生成した化合部は、キャビティーの内壁あるいは
機能部に付着する。この機能部は、蒸発に伴う化合物が
付着しても、影響の少ない、例えばパッシベーション膜
などにより被覆されてショートする危惧のないストレイ
ンゲージのような素子で構成されておればよい。
【0011】請求項2に記載の発明は、機能部の形成さ
れている支持基板と封止基板とのうち、少なくとも一方
に仕切り壁で仕切られた複数の凹部を形成すると共に、
前記凹部を繋ぐ溝を形成し、前記支持基板と前記封止基
板とのうち、少なくとも一方にゲッター膜を形成し、前
記支持基板と前記封止基板とを接合して、前記凹部によ
り、前記機能部を収納するキャビティと前記ゲッター膜
を設けたゲッター室とを形成し、前記溝により前記キャ
ビティと前記ゲッター室間を連通するチャネルを形成
し、前記支持基板および前記封止基板のうち、少なくと
も一方を透過するレーザー光線で前記ゲッター膜を加熱
して蒸発させると共に残留ガスと反応させて、前記キャ
ビティを減圧封止するものである。
【0012】この発明は、ゲッター室に形成された活性
な金属からなるゲッター膜に外部からレーザー光線を照
射して、ゲッター膜を加熱して蒸発させる。この蒸発の
際に、ゲッター膜の原子は、残留ガスと反応して化合物
を生成し、特に酸素ガスと反応して酸化化合物を生成す
る。このように、ゲッター膜は、レーザー光線の照射に
より蒸発して、キャビティの残留ガスと化合して、キャ
ビティの残留ガスを減少させる。これにより、キャビテ
ィの真空度が高くなる。なお、ゲッター膜の蒸発に伴っ
て生成した化合物はゲッター室の内壁面に付着する。キ
ャビティはゲッター室から仕切り壁により仕切られてい
るので、この蒸発による化合物の飛着は、キャビティに
は及ばない。したがって、機能部が可動部分を有してい
ても、その動作には影響しない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の減圧封止電子部
品の製造方法の実施例について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1Aにおいて、12はパイレックスガラ
スよりなる封止基板で、その裏面側には、仕切り壁13
により仕切られて、2つの凹部14a、15aが形成さ
れている。仕切り壁13の一方の根元の裏面側には、凹
部14aと15aとを連通する幅および深さがそれぞれ
数μm〜数十μmの溝16aが設けられている。また、
凹部15aの天面で、溝16aから離れた部位には、チ
タン(Ti)、バリウム(Ba)などの容易に酸化する
活性な金属よりなるゲッター膜17が蒸着などにより平
面状に形成されている。
【0015】図1Bにおいて、11はシリコンよりなる
支持基板で、その表面の片側には角速度センサ10が、
半導体微細加工技術を用いて形成されている。つぎに、
この角速度センサ10について、図4を参照して説明す
る。
【0016】角速度センサ10はコリオリ力を検知して
角速度を検出するものである。1は長方形板状の振動体
で、その長手方向の両端部からは、直角かつ両方向に可
動柄2a、3aがそれぞれ伸びている。この可動柄2
a、3aの先端には、コ字型支持梁6a、7aの一端が
結合され、その他端は固定部6、7に結合されている。
可動柄2a、3aの外側面には、複数本の平行する可動
櫛歯電極2b、3b(点集合部分)が直角方向にそれぞ
れ形成されている。また、この可動櫛歯電極2b、3b
と対抗してコンデンサを形成する複数本の固定櫛歯電極
2c、3cと、これらの固定櫛歯電極2c、3cに直角
に結合している固定電極2d、3d(白地部分)とが、
図示しない基板に形成されている。そして、振動体1の
左側の可動櫛歯電極2bと固定櫛歯電極2c及び右側の
可動櫛歯電極3bと固定櫛歯電極3cは、それぞれ駆動
電極部2、3を構成する。
【0017】駆動電極部2、3の可動櫛歯電極2b、3
bと振動体1とは、半導体微細加工技術を用いて、シリ
コンにより一体に形成されているので、それらの振動変
位は同一となる。
【0018】また、振動体1の両側面からは複数本の可
動柄4a、5aがそれぞれ直角方向に伸びて、その両側
に可動櫛歯電極4b、5b(点集合部分)がそれぞれ形
成されている。また、この可動櫛歯電極4b、5bと対
抗してコンデンサを形成する固定櫛歯電極4c、5c
(白地部分)、これらに結合している固定柄4d、5
d、また、これらに結合している固定電極4e、5e、
及びこれらの引出電極4f、5fが、図示しない基板に
形成されている。
【0019】そして、振動体1の上側の可動櫛歯電極4
bと固定櫛歯電極4c及び下側の可動櫛歯電極5bと固
定櫛歯電極5cは、それぞれ検出電極部4、5を構成す
る。なお、点集合部分で示す振動体1、可動柄2a、3
a、4a、5a、コ字型支持梁6a、7a、可動櫛歯電
極2b、3b、4b、5bは、図示しない基板から浮い
た状態で自由振動可能になっている。
【0020】つぎに、図4に示す角速度センサ10の動
作について説明する。駆動電極部2の可動櫛歯電極2b
と固定櫛歯電極2cとの間、および駆動電極部3の可動
櫛歯電極3bと固定櫛歯電極3cとの間に、例えば、ピ
ーク値が0Vと5Vの逆極性の交流電圧を印加する。す
ると、可動櫛歯電極2bと3bは、静電気力により固定
櫛歯電極2c、3cと対抗面積を拡大するように、固定
電極2dと3dの方に交互に吸引されて、振動体1をX
軸方向に振動させるようになる。
【0021】このように、振動体1がX軸方向に振動し
ているときに、この角速度センサ10が紙面に垂直な中
心軸を中心にして回転すると、Y軸方向にコリオリ力に
よる振動が現れて、振動体1はY軸方向にも振動するよ
うになる。すると、振動体1の両側の検出電極部4、5
の静電容量が、一方は増加し、他方は減少するようにな
る。この増減する静電容量を電圧変換して差動増幅する
ことにより、X軸方向の振動成分を除去し、Y軸方向の
コリオリ力による振動成分を抽出して回転角速度および
これを積分して回転角度を求めることができる。
【0022】つぎに、図1〜図3を参照して、支持基板
11と封止基板12との接合について説明する。
【0023】図1に示すように、支持基板11の上に形
成した角速度センサ10が封止基板12の凹部14aに
蓋被されるように、支持基板11の上に封止基板12を
重ね合わせて、真空槽の減圧雰囲気中において陽極接合
を行う。この陽極接合により、封止基板12の4辺部と
仕切り壁13の裏面の大部分は、支持基板11に接合さ
れる。
【0024】そして、図2および図3に示すように、封
止基板12に形成した凹部14aにより角速度センサ1
0を収納するキャビティ14が形成され、また、凹部1
5aによりゲッター室15が形成され、更に、仕切り壁
13に形成した溝16aによりチャネル16が形成され
る。このチャネル16は、キャビティ14とゲッター室
15との気体の出入を行わせるものである。この陽極接
合により、キャビティ14等には酸素が流入し、真空槽
の真空度よりその真空度が低下して数百〜数千Pa程度
になる。
【0025】つぎに、図5を参照して、キャビティ1
4、ゲッター室15およびチャネル16(以下、キャビ
ティ14等という。)の残留ガスを減少させる方法につ
いて説明する。
【0026】以上のように、減圧雰囲気中で行われた陽
極接合によりキャビティ14等が数百〜数千Paになっ
ている減圧封止電子部品の封止基板12の外部からレー
ザー光線18をゲッター膜17に照射して、ゲッター膜
17の一部分を加熱して蒸発させる。ゲッター膜17
は、蒸発するとき、キャビティ14等の残存ガス、特
に、酸素ガスと化合して、ゲッター膜17がチタン(T
i)ならば、酸化チタン(TiO2 )となり、また、バ
リウム(Ba)ならば、酸化バリウム(BaO)となっ
て、矢印で示すように、ゲッター室15の内壁面に飛着
する。なお、蒸発の際に、酸素原子と衝突せず、ゲッタ
ー室15の壁面に飛着したゲッター膜17の原子は、そ
の後、例えば酸素原子と結び付いて酸化化合物となる。
【0027】このように、ゲッター膜13が蒸発して残
留ガスと化合することにより、キャビティ14等の残存
ガスは減少して、キャビティ14等の真空度を向上させ
ることができる。この真空度の調整は、ゲッター膜13
へのレーザー照射の面積を広げることにより行われる。
ゲッター膜17の蒸発は、矢印で示すように、周囲のゲ
ッター室の壁面に飛散するように行われるので、このゲ
ッター膜17の原子の飛散は、仕切り壁13により仕切
られているキャビティ14にはおよばない。
【0028】本実施例に用いるレーザー装置としては、
パイレックスガラスなどよりなる封止基板12を透過す
る可視光領域のレーザー光を出すYAGレーザー装置な
どが用いられる。また、ゲッター膜17は、支持基板1
1に形成してもよい。また、角速度センサ10などの機
能部を形成する支持基板は、パイレックスガラスであっ
てもよい。この場合、パイレックスガラスの支持基板に
CVD(化学気相成長)などによりシリコン、酸化シリ
コンなどを堆積したり、また、パイレックスガラスの支
持基板にSi基板を貼り合わせるなどして、半導体微細
加工技術を用いて機能部が形成されることになる。
【0029】なお、ゲッター室15とキャビティ14と
の間に設けた仕切り壁13は、ゲッター膜17の原子の
蒸発に伴う残留ガスとの反応を迅速に促進するために
は、無い方が望ましい。そして、仕切り壁13があった
にしても、チャネル16は前記理由により断面が大きい
方が望ましい。しかし、ゲッター膜17の原子が蒸発に
伴って被着することにより、電子部品の可動部分のショ
ート不良などの機能の低下ないし停止を防止するため、
仕切り壁13は必要となり、また適度の大きさを有する
チャネルが必要となる。
【0030】したがって、チャネルを有する仕切り壁
は、ゲッター膜17の蒸発に伴う直接の飛着から可動部
を最低限保護する構造のものであればよい。そして、チ
ャネルは、ゲッター室から幾重にも屈曲していてもキャ
ビティに連絡しておればよい。上記実施例においては、
仕切り壁は機能部10の可動しない部分、例えば、固定
電極2dを拡大し、この拡大した固定電極によりゲッタ
ー室とキャビティを形成し、この固定電極の隙間をチャ
ネルとすることもできる。
【0031】つぎに、図6を参照して、減圧封止電子部
品の機能部に真空圧計を用いた場合について説明する。
31は単結晶シリコンよりなる支持基板で、その表面側
の中央部がエッチングにより円錐台状に削除されて、裏
面側に厚みが数10μmのダイアフラム31aが形成さ
れている。このダイアフラム31aの裏面には、抵抗ス
トレインゲージ33が形成されている。
【0032】32はパイレックスガラスよりなる封止基
板で、その裏面にはゲッター膜35が平面状に形成され
ている。
【0033】これらの支持基板31と封止基板32とは
陽極接合技術により接合されて、一つのキャビティ36
が形成される。
【0034】つぎに、封止基板32側からレーザー光線
をゲッター膜35に照射して、その一部を加熱溶融させ
て蒸発させる。この蒸発に伴い、ゲッター膜35の蒸発
した原子は、残存ガスと化合して化合物を形成して、キ
ャビティ36の内面に付着する。このゲッター膜35の
蒸発により、キャビティー36は基準真空度を与えるこ
とになる。なお、ゲッター膜35の蒸発した原子は、ダ
イアフラム31aにも付着するが、その重量は、ダイア
フラム31aにかかる圧力に比べて極端に小さいので、
真空圧計として使用するに支障はない。
【0035】上記実施例においては、機能部の例示とし
て、角速度センサ、真空圧計を示したが、本発明は、こ
の他に加速度センサなど、可動部分を有する機能部を減
圧下に保持しなければならない電子部品の製造方法に適
用されるものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に記載の発明は、
ゲッター室に形成された蒸発性のゲッター膜に外部から
レーザー光線を照射して、ゲッター膜を蒸発させる。こ
の蒸発の際に、ゲッター膜の原子が残留ガスと化学反応
して化合物、特に酸化化合物を生成する。この蒸発およ
び化学反応により、キャビティの残留ガス、特に酸素ガ
スは、減少する。そして、キャビィティの真空度が上が
ることになる。
【0037】また、ゲッター膜に対するレーザー光線の
照射面積を加減することにより、キャビティの真空度の
調整が可能となる。
【0038】また、両請求項に記載の発明は、従来のよ
うに、非蒸発性の固形の嵩張るゲッター材を使用せず、
このゲッター材に対し数十倍〜数百倍薄く、任意の平面
形状に形成できる活性金属よりなるゲッター膜を使用す
るので、製造される減圧封止電子部品が小形となる。特
に、請求項1に記載の発明は、専用のゲッター室を備え
ていないので、更に小形化を図ることができる。
【0039】更に、両請求項に記載の発明は、従来のよ
うに、キャビティの真空度を上げるために、ガス抜き孔
を設ける必要がないので、併せて小形な減圧封止電子部
品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の減圧封止電子部品の製造方法の一実
施例を示すもので、Aは凹部およびゲッター膜を形成し
た封止基板の斜視図、Bは角速度センサを形成した支持
基板の斜視図
【図2】 同じく、支持基板と封止基板とを陽極接合す
る工程図
【図3】 同じく、図2のX−X線断面図
【図4】 同じく、図1〜図3に示す機能部としての角
速度センサの平面図
【図5】 同じく、レーザー光線によりゲッター膜を加
熱して蒸発させ、残存ガスと酸化反応させて残存ガスを
減少させる工程図
【図6】 本発明の減圧封止電子部品の製造方法の他の
実施例を示すもので、ゲッター室を兼ねるキャビティを
備えた減圧封止電子部品の製造工程図
【図7】 従来の減圧封止電子部品の製造方法を示す形
態図
【図8】 他の従来の減圧封止電子部品の製造方法を示
す形態図
【符号の説明】
1 振動体 2、3 駆動電極部 2a、3a、4a、5a 可動柄 2b、3b、4b、5b 可動櫛歯電極 2c、3c、4c、5c 固定櫛歯電極 2d、3d 固定電極 4、5 検出電極部 4d、5d 固定柄 4e、5e 固定電極 4f、5f 引出電極 6、7 固定部 6a、7a コ字型支持梁 10 角速度センサ 11、31 支持基板 12 封止基板 13 仕切り壁 14、36 キャビティ 15、 ゲッター室 16 チャネル 17、35 ゲッター膜 18、37 レーザー光線 31a ダイアフラム 33 ストレインゲージ 34 パッシベーション膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板とこの支持基板を封止する封止
    基板とのうち、少なくとも一方に凹部、機能部の少なく
    とも一つを形成し、 前記支持基板と前記封止基板とのうち、少なくとも一方
    にゲッター膜を形成し、前記支持基板と前記封止基板と
    を接合して、前記凹部により、前記機能部とゲッター膜
    とを収納するキャビティを形成し、 前記支持基板および前記封止基板のうち、少なくとも一
    方を透過するレーザー光線で前記ゲッター膜を加熱して
    蒸発させると共に残留ガスと反応させて、前記キャビテ
    ィを減圧封止することを特徴とする減圧封止電子部品の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 機能部の形成されている支持基板と封止
    基板とのうち、少なくとも一方に仕切り壁で仕切られた
    複数の凹部を形成すると共に、前記凹部を繋ぐ溝を形成
    し、 前記支持基板と前記封止基板とのうち、少なくとも一方
    にゲッター膜を形成し、前記支持基板と前記封止基板と
    を接合して、前記凹部により、前記機能部を収納するキ
    ャビティと前記ゲッター膜を設けたゲッター室とを形成
    し、前記溝により前記キャビティと前記ゲッター室間を
    連通するチャネルを形成し、 前記支持基板および前記封止基板のうち、少なくとも一
    方を透過するレーザー光線で前記ゲッター膜を加熱して
    蒸発させると共に残留ガスと反応させて、前記キャビテ
    ィを減圧封止することを特徴とする減圧封止電子部品の
    製造方法。
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