JPH10207288A - ヒータ及び定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

ヒータ及び定着装置及び画像形成装置

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JPH10207288A
JPH10207288A JP1020797A JP1020797A JPH10207288A JP H10207288 A JPH10207288 A JP H10207288A JP 1020797 A JP1020797 A JP 1020797A JP 1020797 A JP1020797 A JP 1020797A JP H10207288 A JPH10207288 A JP H10207288A
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JP
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heater
temperature
recording medium
heating element
heating
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JP1020797A
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Yasumasa Otsuka
康正 大塚
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より応答性がよく、正確な温度検出が可能な
ヒータ、更には前記ヒータを用いた定着装置及び画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 搬送される被加熱体を加熱するヒータH
において、基板17と、前記基板17の一方面側に設けられ
た通電により発熱する発熱体18と、前記発熱体18による
加熱温度を検出するための複数の温度検出素子20a,20
bとを有し、前記複数の温度検出素子20a,20bを前記
発熱体18を設けた同一面側に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱体による加熱温
度を精度よく検出することができるヒータ、これを用い
た定着装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタや複写機等にあっては電子写真
記録方式によって画像を形成するものが多いが、この電
子写真記録方式は記録媒体にトナー像を転写し、この記
録媒体に熱及び圧力を印加してトナー像を定着させるよ
うにしている。
【0003】前記トナー像を定着させるための定着装置
としては、従来から熱ローラ方式が用いられていた。こ
の方式は、内部にヒータを備えた金属製ローラと、これ
に圧接する弾性をもった加圧ローラを基本構成として、
このローラ対のニップ部に被加熱部材としての記録媒体
を導入して挟持搬送、通過させることによってトナー像
を加熱、加圧定着させるものである。
【0004】しかし、このような熱ローラ方式の定着装
置では、ローラの熱容量が大きいためにローラ表面を定
着温度まで上げるのには非常に多くの時間を要してい
た。このため、画像出力動作を速やかに実行するために
は、装置を使用していないときにもローラ表面をある程
度の温度に温調していなければならないという問題点が
あった。
【0005】そこで、前記問題点を解決するために、フ
ィルムを加熱して定着するフィルム加熱方式の加熱装置
が提案されている(特開昭63−313182号公報、特開平2
−157878号公報等)。
【0006】このフィルム加熱方式の定着装置は通常、
簿肉の耐熱性フィルムと、このフィルムの一方面側に固
定支持して配置された加熱体(ヒータ)と、他方面側に
ヒータに対向して配置された、ヒータに対してフィルム
を介して被加熱部材を密着させる加圧部材とからなって
いる。
【0007】そして、これを定着装置として用いる場合
には、前記フィルムを挟んでヒータと加圧部材との圧接
で形成される圧接ニップ部に、トナー像を形成担持させ
た記録媒体を導入して通過させることにより、記録媒体
の顕画像担持体面がフィルムを介してヒータで加熱さ
れ、未定着画像に熱エネルギーを付与し、トナーが軟
化、溶融して画像の加熱定着がなされる。
【0008】前記ヒータは、通電により発熱する抵抗発
熱体と、この抵抗発熱体が設けられる良熱伝導性のセラ
ミック基板を有し、この基板の温度を検知する温度検出
素子の出力により抵抗発熱体への通電を制御している。
【0009】前記温度検出に際し、従来は前記抵抗発熱
体を含む加熱体の裏面にガラスで保護されたサーミスタ
ービーズで構成されるサーミスタを取り付けリード線で
サーミスタビーズの抵抗値を測定することによって加熱
体の温度を検出し、加熱体の抵抗発熱体に加える電力を
制御して加熱体の温度を所定の値に制御していた。
【0010】また、前記サーミスタと加熱体との接触状
態のばらつきをなくし、応答性をよくするために、図8
に示すように、発熱体50を設けたヒータ基板51の裏面に
チップ型のサーミスタを取り付けたヒータが作られるよ
うになった。このチップ型サーミスタは、セラミック基
板52の上にサーミスタ層53と電極54を積層し、防湿層55
としてガラスをコートして作られる。そしてこのチップ
型のサーミスタを耐熱性の高い導電性接着剤56でヒータ
基板51の裏面に設けた電極58に接着して構成する。
【0011】更に組立性を向上させ、且つ前記応答性を
よくするために、図9に示すように、サーミスタ59を印
刷によってヒータ基板51上に直接形成することが提案さ
れている。この印刷サーミスタはヒータ基板51との間隙
がなく、直接基板51に印刷されているために応答性のば
らつきが少なくなり、より正確な温度検出が可能とな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】今日の画像形成装置等
にあってはプロセススピードの高速化に伴い、良好な定
着性を確保し、且つクイックスタートの実現が要求され
ている。そのためには加熱定着装置の各部材に熱伝導性
が高く、低熱容量の材料を用いる必要がある。
【0013】しかし、ヒータの熱容量を小さくすると、
ヒータの温度昇降が速くなるために温度検出素子の応答
時間が長いと温度リップルが大きくなって目標温度への
制御が複雑になってしまう。そのためにより応答性がよ
く、正確な加熱温度の検出が可能なヒータが望まれてい
る。
【0014】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、より応答性がよく、正確
な温度検出が可能なヒータ、更には前記ヒータを用いた
定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、搬送される被加熱体を
加熱するヒータにおいて、基板と、前記基板の一方面側
に設けられた通電により発熱する発熱体と、前記発熱体
による加熱温度を検出するための複数の温度検出素子と
を有し、前記複数の温度検出素子を前記発熱体を設けた
同一面側に設けたことを特徴とする。
【0016】上記構成にあっては、発熱体と同一面上に
おいて温度を検出するために基板の厚さ等にかかわら
ず、直接的により精度よく温度検出することができる。
また、複数の温度検出素子によって温度検出することに
より、それぞれの検出値の平均値を求めることにより、
より正確な温度検出をすることができる。
【0017】従って、前記ヒータを用いて定着装置及び
画像形成装置を構成した場合には、より精度よく定着温
度を制御することが容易となり、高品位の画像を得るこ
とが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る定着装置を用い
た画像形成装置の一実施形態について図面を参照して説
明する。
【0019】〔第1実施形態〕図1乃至図5は第1実施
形態を示すものであり、図1は定着装置の構成説明図で
あり、図2はヒータの構成説明図、図3はヒータによる
加熱温度検出回路の説明図であり、図4はヒータ基板の
表面及び裏面にサーミスタを設けて温度リップルを比較
した説明図、図5は画像形成装置の全体模式説明図であ
る。
【0020】ここでは説明の順序として、まず画像形成
装置の全体構成について説明し、次に定着装置及びこれ
に用いるヒータの構成について説明する。
【0021】{画像形成装置の全体構成}この画像形成
装置(レーザービームプリンタ)Aは、図5に示すよう
に、光学手段1から画像情報に基づいた情報光(レーザ
ー光)をドラム形状の像担持体である電子写真感光体へ
照射して該感光体に潜像を形成し、この潜像を現像して
トナー像を形成する。そして前記トナー像の形成と同期
して、記録媒体である記録媒体Pを搬送手段で搬送し、
この記録媒体Pに対して画像形成手段によって画像を形
成するように構成している。
【0022】本実施形態にあっては画像形成手段として
電子写真方式を用いており、且つ電子写真感光体である
感光体ドラム2や図示しない帯電手段、現像手段、クリ
ーニング手段をカートリッジ化し、このプロセスカート
リッジ3を装置本体に着脱可能としている。画像形成手
段は回転する感光体ドラム2の表面を帯電手段によって
一様に帯電した後、前記光学手段1からの光照射によっ
て感光体ドラム2に潜像を形成し、この潜像を現像手段
によってトナー現像して可視像化する。そして、前記ト
ナー像を転写手段4において搬送される記録媒体Pに転
写し、該転写像を定着装置である定着手段5で定着する
ように構成している。
【0023】一方、前記記録媒体Pを搬送するためのシ
ート搬送手段は、装置本体の底部に装着した記録媒体カ
セット6からピックアップローラ7及び分離爪6aによ
って一枚ずつ分離給送すると共に、搬送ローラ8及びこ
れに圧接して従動回転するピンチローラ9によってUタ
ーン搬送して画像転写部へと搬送する。
【0024】そして転写手段を構成する転写ローラ4に
電圧印加をすることによって、感光体ドラム2に形成し
たトナー像が転写された記録媒体Pを、搬送ローラ8及
び転写ローラ4の駆動回転によってガイド手段を構成す
る搬送ガイド部材10に沿って搬送し、定着手段5へ至ら
せる。更に、定着手段5で熱及び圧力が印加されて転写
トナー像が定着された記録媒体Pを排出ローラ対11,12
によって搬送して装置本体上部の排出部13へ排出する如
く構成している。
【0025】{定着装置及びヒータの構成}次に記録媒
体Pに転写したトナー像を定着する定着手段(定着装
置)5の構成及びこれに用いるヒータの構成について説
明する。
【0026】本実施形態に係る定着手段5は、テンショ
ンレスタイプのフィルム加熱定着装置であり、その構成
は図1に示すように、回転可能な筒状の筒部材である耐
熱性フィルム14が発熱体を含むフィルムガイド部材でも
あるヒータHの支持体15に外嵌させてある。このフィル
ム14の内周長と支持体15の外周長はフィルム14の方を、
例えば3mm程度大きくしてあり、従ってフィルム14は支
持体15に対して周長がルーズに外嵌している。
【0027】尚、前記フィルム14は筒状でなくても、記
録媒体の搬送に従動して移動する構成であれば、例えば
供給ローラから巻き取りローラへと順次繰り出される構
成のものでもよい。
【0028】前記フィルム14は熱容量を小さくして装置
のクイックスタート性を向上させるため、フィルム膜厚
は100 μm 以下、好ましは50μm 以下20μm 以上の耐熱
性のあるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、P
FA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)の単層、
或いはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK(ポリ
エーテルエーテルケトン)、PES(ポリエーテルサル
ホン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の外
周表面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングし
た複合層フィルムを使用するのが好ましい。尚、本実施
形態ではポリイミドフィルムの外周表面にPTFEをコ
ーティングしたものを用いている。
【0029】16は前記ヒータHとの間でフィルム14を挟
んでニップNを形成し、フィルム14に記録媒体Pを押圧
すると共に、該記録媒体Pに搬送力を付与する回転部材
であるところの加圧ローラである。この加圧ローラ16
は、芯金16aにシリコンゴム等の離型性の良い耐熱ゴム
ローラ部16bを一体的に設けてなり、芯金16aの端部に
取り付けた図示しないギアに駆動力を伝達することによ
って図1の矢印A方向へ駆動回転する。これにより、記
録媒体Pが矢印B方向へ搬送されると共に、フィルム14
が矢印C方向へ回転移動する。
【0030】前記支持体15にはフィルム14を加熱するヒ
ータHが取り付けてあり、ニップNを通過する記録媒体
Pを加熱することにより、画像形成手段で転写されたト
ナー像を記録媒体Pに永久定着する。
【0031】ここで、前記ヒータHの構成について説明
すると、図2のヒータ長手方向概略説明図に示すよう
に、アルミナ等でできた基板17の表面に、例えばAg/
Pd(銀パラジウム)等の電気抵抗材料からなる発熱体
18を、厚み約10μm 、幅1〜3mmにスクリーン印刷等に
よって塗工し、その上に保護層19としてガラスやフッ素
樹脂等をコートしてある。更に、ヒータの温度制御を行
うために発熱体18による加熱温度を検出するために、2
個の温度検出素子であるサーミスタ20a,20bが取り付
けてある。
【0032】前記サーミスタ20a,20bは発熱体18を設
けた同一面側の基板17上であって発熱体18の近傍(定着
ニップ内)に、印刷によってサーミスタ20a,20bと電
極パターン21a,21bとを形成し、その上面を保護層19
によってコートして構成している。そして、一方のサー
ミスタ20aを発熱体18よりも被加熱体である記録媒体P
の搬送方向上流側(以下単に「上流側」という)に配置
し、他方のサーミスタ20bを発熱体18よりも記録媒体搬
送方向下流側(以下単に「下流側」という)であって、
上流側サーミスタ20aと搬送方向平行な直線上に配置し
ている。
【0033】尚、図2において、22は発熱体18への電力
供給を行うためのAC電極であり、23は電極パターン21
a,21bと接続されたDC電極である。
【0034】上記ヒータHによる加熱温度の検出は、2
個のサーミスタ20a,20bによって検出した値によって
決定するようにしている。即ち、図3に示すように、サ
ーミスタ20a,20bの検出温度は、電圧Va ,Vb とし
て読み取られ、コンパレータ24で差分の電圧Vが出力さ
れ、コンパレータ25へ入力される。このコンパレータ25
で比較電圧Vref と前記出力電圧Vが比較され、その結
果がA/D変換器26を通してCPU27に入力されて発熱
体18の制御温度が決められる。この決められた温度を保
つように、CPU27はヒータドライバー28を制御してA
C電源29からの発熱体18への通電を制御する。更に、制
御温度を切り換えると、新たな比較電圧がCPU27から
出され、D/A変換器30で新たな比較電圧Vref として
コンパレータ25で比較に用いられる。
【0035】このようにして、発熱体18の上下流側に配
置したサーミスタ20a,20bの検出温度差に応じて発熱
体18による加熱温度を制御するものである。
【0036】前記温度制御は、プロセススピードが速く
なるほど定着ニップ内の発熱体18の温度とサーミスタ20
が検出する温度に誤差がなく、且つ応答性がよく、温度
リップルのばらつきも小さいことが要求される。ここ
で、ヒータ基板の表面(発熱体と同一面側)にサーミス
タを設けたヒータを用いて定着温度を制御し、画像形成
した場合と、ヒータ基板の裏面にサーミスタを設けたヒ
ータを用いて定着温度を制御して画像形成(プロセスス
ピード50mm/sec)した場合の実験結果を示す。
【0037】図4(a) に示す表は、ヒータ基板の裏面に
サーミスタを設けたヒータのサーミスタ出力(温調温
度)に対する実際の定着ニップ内の発熱体表面温度を示
し、図4(b) はそのときの温度リップルΔTの値を示
す。
【0038】図4(a),(b) の値からわかるように、ヒー
タ裏面の温度をモニターして温調した場合の実際のヒー
タ表面温度は、サーミスタ出力よりも高い温度を示し、
裏面の温度リップルΔTよりも表面の温度リップルΔT
の方が大きいことがわかる。
【0039】尚、実験においては本実施形態のヒータの
温調温度を、ヒータ基板裏面にサーミスタを設けたヒー
タと同等の定着性が得られるように設定し、サーミスタ
を基板裏面に設けたヒータの温調温度を200 ℃、190
℃、180 ℃としたのに対し、本実施形態のヒータでは21
0 ℃、200 ℃、190 ℃とした。図4(c) はこのときの温
度リップルで、図4(b) と比較してヒータ表面温度のリ
ップルは明らかに小さくなっていることがわかる。
【0040】従って、本実施形態ではサーミスタ20a,
20bを発熱体18と同じ面の定着ニップ内に配置してある
ために、基板17の裏面側にサーミスタを設けた場合より
も実際の定着ニップ内の発熱体18の温度とサーミスタ20
の検出する温度誤差が抑えられ、応答性も良くなる。こ
のために、高速化された装置であっても精度よく定着温
度制御を行うことができ、定着不良やオフセット、光沢
ムラ等のない良好な画像を得ることができる。
【0041】また、本実施形態にあっては2個のサーミ
スタ20a,20bのうち、一方のサーミスタ20aは発熱体
18の上流側にあるために、加熱前のフィルム14、記録媒
体P及び加圧ローラ15の温度の影響により、検出する温
度は低くなる。一方、下流側のサーミスタ20bは加熱後
のフィルム14、記録媒体P及び加圧ローラ15の温度の影
響を受けて検出温度は高くなる。
【0042】そこで、本実施形態では例えば2個のサー
ミスタ20a,20bの検出温度差が40度以上ある場合に
は、ヒータの制御温度はサーミスタ20bからみて165 ℃
になるように制御し、温度差が40度未満30度以上のとき
は155 ℃になるように制御し、30度未満20度以上のとき
は145 ℃になるように制御し、20度未満では140 ℃にな
るように制御する。
【0043】このように、発熱体18の上下流側の温度差
に応じてヒータ温調温度を制御することにより、オフセ
ットや定着不良を確実に防止して画像定着することがで
きる。また、上記構成にあっては、被加熱体である記録
媒体Pの熱容量や温度に対して制御温度を変えることが
できるので、対環境性、メディアの自由度を高めること
ができる。更に、サーミスタ20a,20bの平均値を用い
ることによりニップ中央のヒータ温度を正確に知ること
ができる。
【0044】〔第2実施形態〕前述した第1実施形態で
は2個のサーミスタを発熱体の上下流側に配置した例を
示したが、第2実施形態として搬送される最小の記録媒
体の搬送領域と非搬送領域とにサーミスタを配置する例
を、図6に示す。尚、前述した第1実施形態と同一機能
を有する部材は同一符号を付す。
【0045】定着装置において、小サイズの記録媒体を
連続して搬送すると、非搬送領域での発熱体18の温度が
大きく上昇して発熱体18の寿命が短くなり、或いは加圧
ローラ15が非搬送領域で熱膨張してフィルム14の搬送を
アンバランスにするおそれがある。
【0046】そこで本実施形態に係るヒータHは、図6
に示すように、2個のサーミスタ20a,20bの一方のサ
ーミスタ20aを搬送する最小サイズの記録媒体の搬送領
域に配置し、他方のサーミスタ20bを非搬送領域に配置
している。そして、前述した第1実施形態で説明した差
分回路(図3)により、2個のサーミスタ20a,20bの
出力を比較し、その温度差に応じて例えば記録媒体の搬
送間隔を広く、更には温度差が一定温度以上になったと
きは装置を停止する等して熱を拡散することにより、前
記非搬送領域での過剰な昇温を抑えるものである。
【0047】即ち、前記温度差が小さいうちは搬送間隔
をサイズが大きい記録媒体の場合と同じで短くし、温度
差が大きくなるに従って非搬送領域での温度があがって
いるために、記録媒体の搬送間隔をあけるように構成す
る。
【0048】例えば、温度差が10℃未満のときは大サイ
ズの記録媒体と同じ搬送間隔50mmとし、温度差が10℃以
上30℃未満のときは搬送間隔を60mmに広げ、更に温度差
が30℃以上50℃未満では搬送間隔を80mmに広げ、更には
温度差が50℃以上のときは記録媒体の搬送を停止する。
【0049】このように、温度差が大きくなるに従って
搬送間隔を広げることにより、その間の熱拡散によって
非搬送領域での過剰昇温を抑えることができる。
【0050】〔第3実施形態〕図7に示すヒータHは2
個のサーミスタのうち、一方のサーミスタ20aを搬送す
る最小サイズの記録媒体の搬送領域であって発熱体18の
上流側に、他方のサーミスタ20bを搬送する最小サイズ
の記録媒体の非搬送領域であって発熱体18の下流側に配
置したものである。尚、この場合も前述した第1実施形
態と同一機能を有する部材は同一符号を付す。
【0051】この図7に示すヒータHにあっては、それ
ぞれのサーミスタ20a,20bの検出温度により、前述し
た第1実施形態の温度制御と第2実施形態の搬送間隔の
制御を同時に行うことにより、第1及び第2実施形態の
それぞれの効果を合わせた効果を得ることができる。
【0052】〔他の実施形態〕前述した実施形態では温
度検出するサーミスタを2個設けた例を示したが、サー
ミスタは3個以上設けるようにしてもよい。このように
すると、より正確な温度検出が可能となる。
【0053】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
発熱体と同一面上において温度を検出するために基板の
厚さ等にかかわらず、直接的により精度よく温度検出す
ることができる。また、複数の温度検出素子によって温
度検出することにより、それぞれの検出値の平均値を求
めることにより、より正確な温度検出をすることができ
る。
【0054】従って、前記ヒータを用いて定着装置及び
画像形成装置を構成した場合には、より精度よく定着温
度を制御することが容易となり、高品位の画像を得るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】定着装置の構成説明図である。
【図2】ヒータの構成説明図である。
【図3】ヒータによる加熱温度検出回路の説明図であ
る。
【図4】ヒータ基板の表面及び裏面にサーミスタを設け
て温度リップルを比較した説明図である。
【図5】画像形成装置の全体模式説明図である。
【図6】サーミスタを記録媒体の搬送領域と非搬送領域
に配置したヒータの説明図である。
【図7】サーミスタを記録媒体の搬送領域と非搬送領域
に配置すると共に、発熱体の上下流側に配置したヒータ
の説明図である。
【図8】ヒータ基板の裏面に設けたサーミスタチップに
よって温度検出するヒータの構成説明図である。
【図9】ヒータ基板の裏面に設けた印刷サーミスタを用
いて温度検出するヒータの構成説明図である。
【符号の説明】
H …ヒータ P …記録媒体 1 …光学手段 2 …感光体ドラム 3 …プロセスカートリッジ 4 …転写手段 5 …定着手段 6 …記録紙カセット 6a …分離爪 7 …ピックアップローラ 8 …搬送ローラ 9 …ピンチローラ 10 …搬送ガイド部材 11 …排出ローラ対 12 …排出ローラ対 13 …排出部 14 …フィルム 15 …支持体 16 …加圧ローラ 16a …芯金 16b …ローラ部 17 …基板 18 …発熱体 19 …保護層 20a …サーミスタ 20b …サーミスタ 21a …電極パターン 21b …電極パターン 22 …AC電極 23 …DC電極 24 …コンパレータ 25 …コンパレータ 26 …A/D変換器 27 …CPU 28 …ヒータドライバー 29 …AC電源 30 …D/A変換器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される被加熱体を加熱するヒータに
    おいて、 基板と、 前記基板の一方面側に設けられた通電により発熱する発
    熱体と、 前記発熱体による加熱温度を検出するための複数の温度
    検出素子と、 を有し、 前記複数の温度検出素子を前記発熱体を設けた同一面側
    に設けたことを特徴とするヒータ。
  2. 【請求項2】 前記温度検出素子を前記発熱体を挟んで
    搬送される被加熱体の搬送方向上流側と下流側に配置し
    たことを特徴とする請求項1記載のヒータ。
  3. 【請求項3】 前記温度検出素子を、搬送される最小の
    被加熱体の搬送領域と非搬送領域とに配置したことを特
    徴とする請求項1記載のヒータ。
  4. 【請求項4】 記録媒体に転写した画像を加熱して定着
    する定着装置において、 記録媒体の搬送に従動して移動するフィルム部材と、 前記フィルム部材に記録媒体を押圧すると共に、記録媒
    体に搬送力を付与する回転部材と、 前記フィルム部材を介して前記記録媒体を搬送するヒー
    タと、 を有し、 前記ヒータとして、請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項記載のヒータを用いたことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に画像を転写し、加熱して定着
    する画像形成装置において、 記録媒体を搬送するための搬送手段と、 前記記録媒体に画像を転写するための画像形成手段と、 前記転写された画像を記録媒体に定着させるための定着
    手段と、 を有し、 前記定着手段として、請求項4記載の定着装置を用いた
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP1020797A 1997-01-23 1997-01-23 ヒータ及び定着装置及び画像形成装置 Pending JPH10207288A (ja)

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