JPH10212828A - 吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法 - Google Patents
吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法Info
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- JPH10212828A JPH10212828A JP1525197A JP1525197A JPH10212828A JP H10212828 A JPH10212828 A JP H10212828A JP 1525197 A JP1525197 A JP 1525197A JP 1525197 A JP1525197 A JP 1525197A JP H10212828 A JPH10212828 A JP H10212828A
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Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吊り上げ手段の取付角度に拘わらず固定手段
の破損を確実に防止することができ、かつ、どのような
大きさのユニットにも取り付けることができる吊り具及
びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法を提供するこ
と。 【解決手段】 吊り上げ対象物80の上端部に固定され
る固定手段52と、この固定手段52の上部に結合され
吊り上げ手段に連結可能な連結手段60と、を含み、吊
り上げ手段によって連結手段60が吊り上げ時に斜め上
方に引っ張られる吊り具であって、連結手段60と連結
手段付近の上端面82との間に配置されて連結手段60
を支持し、吊り上げ手段の引っ張る方向への連結手段6
0の移動を規制する支持規制手段70を含むこと、を特
徴とする吊り具50。
の破損を確実に防止することができ、かつ、どのような
大きさのユニットにも取り付けることができる吊り具及
びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法を提供するこ
と。 【解決手段】 吊り上げ対象物80の上端部に固定され
る固定手段52と、この固定手段52の上部に結合され
吊り上げ手段に連結可能な連結手段60と、を含み、吊
り上げ手段によって連結手段60が吊り上げ時に斜め上
方に引っ張られる吊り具であって、連結手段60と連結
手段付近の上端面82との間に配置されて連結手段60
を支持し、吊り上げ手段の引っ張る方向への連結手段6
0の移動を規制する支持規制手段70を含むこと、を特
徴とする吊り具50。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り具及びこれを
用いた建築ユニット吊り上げ方法に関し、特に、吊り上
げ手段の取付角度に拘わらず、吊り上げ時における固定
手段の破損を確実に防止することができ、かつ、どのよ
うな大きさの建築ユニットにも取り付けることができる
吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法に関
する。
用いた建築ユニット吊り上げ方法に関し、特に、吊り上
げ手段の取付角度に拘わらず、吊り上げ時における固定
手段の破損を確実に防止することができ、かつ、どのよ
うな大きさの建築ユニットにも取り付けることができる
吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法に関
する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】複数のパ
ネルを組み合わせて各パネルに耐力を持たせるパネル工
法においては、現場作業の簡略化の観点から、浴室ユニ
ット等のように、複数のパネルを工場段階で予め直方体
状に組み立ててから使用する場合が少なくない。
ネルを組み合わせて各パネルに耐力を持たせるパネル工
法においては、現場作業の簡略化の観点から、浴室ユニ
ット等のように、複数のパネルを工場段階で予め直方体
状に組み立ててから使用する場合が少なくない。
【0003】このような直方体状の建築ユニットを現場
への搬送や所定位置への設置等のために移動させる際、
従来は、図4に示すような吊り具を使用していた。
への搬送や所定位置への設置等のために移動させる際、
従来は、図4に示すような吊り具を使用していた。
【0004】同図において、従来の吊り具は、互いに螺
合可能な固定金具10と連結金具12とからなる。ここ
で、固定金具10は、短冊状の板状部10aと、この板
状部10aの上端に固定されたナット部10bと、板状
部10aに形成された複数の孔10cからなる。一方、
連結金具12は、リング部12aと、円盤状のストッパ
12bと、固定金具10のナット部10bと螺合可能な
棒状のねじ部12cとからなる。
合可能な固定金具10と連結金具12とからなる。ここ
で、固定金具10は、短冊状の板状部10aと、この板
状部10aの上端に固定されたナット部10bと、板状
部10aに形成された複数の孔10cからなる。一方、
連結金具12は、リング部12aと、円盤状のストッパ
12bと、固定金具10のナット部10bと螺合可能な
棒状のねじ部12cとからなる。
【0005】固定金具10は、ユニット30の形成前
に、このユニット30を形成する建築用パネル20の側
端面20aに凹部20bを形成して予め取り付けられて
おり、できあがったユニット30においては、角部の上
端部に内蔵されている。
に、このユニット30を形成する建築用パネル20の側
端面20aに凹部20bを形成して予め取り付けられて
おり、できあがったユニット30においては、角部の上
端部に内蔵されている。
【0006】そして、ユニット30の吊り上げ時には、
固定金具10のナット部10bに連結金具12のねじ部
12cを螺入し、図5に示すように、リング部12aに
吊り上げ手段32を取り付けて吊り上げていた。
固定金具10のナット部10bに連結金具12のねじ部
12cを螺入し、図5に示すように、リング部12aに
吊り上げ手段32を取り付けて吊り上げていた。
【0007】しかし、同図に示す吊り上げ方法による場
合は、固定金具10の保護のため、ユニット30の上端
面と吊り上げ手段との間の角度θを常に60度以上に保
つ必要があった。
合は、固定金具10の保護のため、ユニット30の上端
面と吊り上げ手段との間の角度θを常に60度以上に保
つ必要があった。
【0008】つまり、ユニット30を吊り上げると、吊
り上げ手段32によって連結手段12が斜め上方に引っ
張られることから、この連結手段12と螺合するナット
部10b及び固定部10aも同じ方向に引っ張られる。
ここで、固定部10aの孔10cを備える部分は、図4
に示すように、固定金物14によってユニット30にし
っかり固定されて動かないことから、図6に示すA−A
線に剪断力が生じる。
り上げ手段32によって連結手段12が斜め上方に引っ
張られることから、この連結手段12と螺合するナット
部10b及び固定部10aも同じ方向に引っ張られる。
ここで、固定部10aの孔10cを備える部分は、図4
に示すように、固定金物14によってユニット30にし
っかり固定されて動かないことから、図6に示すA−A
線に剪断力が生じる。
【0009】そのため、吊り上げ手段32の角度に細心
の注意を払う必要があり、ユニット30の吊り上げ作業
に手間がかかるという問題があった。
の注意を払う必要があり、ユニット30の吊り上げ作業
に手間がかかるという問題があった。
【0010】この問題を解決するため、図7に示すよう
に、枠状の四角吊り具40を併用して連結手段12の吊
り上げ角度を常に90度に保つことも考えられるが、こ
の場合には、四角吊り具40の大きさが予め決まってい
ることから、ユニットの大きさの変化に対応しきれない
という問題があった。
に、枠状の四角吊り具40を併用して連結手段12の吊
り上げ角度を常に90度に保つことも考えられるが、こ
の場合には、四角吊り具40の大きさが予め決まってい
ることから、ユニットの大きさの変化に対応しきれない
という問題があった。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、吊り上げ手段の取付角度に拘わら
ず固定手段の破損を確実に防止することができ、かつ、
どのような大きさのユニットにも取り付けることができ
る吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法を
提供することにある。
であり、その目的は、吊り上げ手段の取付角度に拘わら
ず固定手段の破損を確実に防止することができ、かつ、
どのような大きさのユニットにも取り付けることができ
る吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、吊り上げ対象物の上端部に
固定される固定手段と、この固定手段の上部に結合され
吊り上げ手段に連結可能な連結手段と、を含み、前記吊
り上げ手段によって前記連結手段が吊り上げ時に斜め上
方に引っ張られる吊り具であって、前記連結手段と前記
連結手段付近の前記上端面との間に配置されて前記連結
手段を支持し、前記吊り上げ手段の引っ張る方向への前
記連結手段の移動を規制する支持規制手段を含むこと、
を特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、吊り上げ対象物の上端部に
固定される固定手段と、この固定手段の上部に結合され
吊り上げ手段に連結可能な連結手段と、を含み、前記吊
り上げ手段によって前記連結手段が吊り上げ時に斜め上
方に引っ張られる吊り具であって、前記連結手段と前記
連結手段付近の前記上端面との間に配置されて前記連結
手段を支持し、前記吊り上げ手段の引っ張る方向への前
記連結手段の移動を規制する支持規制手段を含むこと、
を特徴とする。
【0013】請求項1記載の発明によれば、互いに結合
可能な固定手段と連結手段とを含む吊り具が、連結手段
を支持しその移動を規制する支持規制手段を備えること
から、吊り上げ手段の取付角度にかかわらず、吊り上げ
対象物を迅速かつ確実に吊り上げることが可能となる。
つまり、吊り上げ手段によって斜め上方に引っ張られる
連結手段が、その引っ張られる方向に移動しようとする
と、この連結手段と上端面との間に配置された支持規制
手段が上端面に支え、この支持規制手段を通じて、吊り
上げ手段から連結手段に加えられる横方向の力が上端面
に伝達される。そして、上端面から受ける反作用によっ
て、吊り上げ手段から加わる横方向の力が相殺され、連
結手段が支持され、その移動が規制される。このため、
固定手段に対しては、吊り上げ手段から連結手段に加わ
る上方向の力のみが伝達される。横方向の力が固定手段
に伝達されないことから、固定手段において剪断力が発
生せず、剪断力による固定手段の破断が防止される。
可能な固定手段と連結手段とを含む吊り具が、連結手段
を支持しその移動を規制する支持規制手段を備えること
から、吊り上げ手段の取付角度にかかわらず、吊り上げ
対象物を迅速かつ確実に吊り上げることが可能となる。
つまり、吊り上げ手段によって斜め上方に引っ張られる
連結手段が、その引っ張られる方向に移動しようとする
と、この連結手段と上端面との間に配置された支持規制
手段が上端面に支え、この支持規制手段を通じて、吊り
上げ手段から連結手段に加えられる横方向の力が上端面
に伝達される。そして、上端面から受ける反作用によっ
て、吊り上げ手段から加わる横方向の力が相殺され、連
結手段が支持され、その移動が規制される。このため、
固定手段に対しては、吊り上げ手段から連結手段に加わ
る上方向の力のみが伝達される。横方向の力が固定手段
に伝達されないことから、固定手段において剪断力が発
生せず、剪断力による固定手段の破断が防止される。
【0014】また、支持規制手段が、連結手段とその付
近の上端面との間に配置されて連結手段を支持するとい
う、一つの連結手段の周囲で完結する構成を有すること
から、吊り上げ対象物に取り付けられた連結手段の付近
に面が存在する限り、どのような大きさの吊り上げ対象
物にも使用可能な吊り具を得ることができる。つまり、
支持規制手段が、同一の吊り上げ対象物に取り付けられ
る他の吊り具に依存することなく、単独で連結手段を支
持し得るため、吊り上げ対象物への取付に際して、他の
吊り具の取付位置との関係を考慮する必要がない。
近の上端面との間に配置されて連結手段を支持するとい
う、一つの連結手段の周囲で完結する構成を有すること
から、吊り上げ対象物に取り付けられた連結手段の付近
に面が存在する限り、どのような大きさの吊り上げ対象
物にも使用可能な吊り具を得ることができる。つまり、
支持規制手段が、同一の吊り上げ対象物に取り付けられ
る他の吊り具に依存することなく、単独で連結手段を支
持し得るため、吊り上げ対象物への取付に際して、他の
吊り具の取付位置との関係を考慮する必要がない。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記支持規制手段は、前記連結手段に取付可能に形
成されること、を特徴とする。
て、前記支持規制手段は、前記連結手段に取付可能に形
成されること、を特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明によれば、支持規制手
段が連結手段に取付可能に形成されることから、支持規
制手段が連結手段から外れることを防止して、連結手段
を確実に支持することが可能となる。また、連結手段を
固定手段に取り付けることにより、支持規制手段のおよ
その取付位置も決まるため、支持規制手段の取付位置の
決定が容易となる。
段が連結手段に取付可能に形成されることから、支持規
制手段が連結手段から外れることを防止して、連結手段
を確実に支持することが可能となる。また、連結手段を
固定手段に取り付けることにより、支持規制手段のおよ
その取付位置も決まるため、支持規制手段の取付位置の
決定が容易となる。
【0017】なお、連結手段に取付可能であるかぎり、
取付のための具体的構成は、特に問わない。例えば、連
結手段をはめ込み可能な凹部や貫通孔、あるいは、連結
手段に係止可能なリング状に形成する等、様々な構成を
採用し得る。
取付のための具体的構成は、特に問わない。例えば、連
結手段をはめ込み可能な凹部や貫通孔、あるいは、連結
手段に係止可能なリング状に形成する等、様々な構成を
採用し得る。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、前記固定手段は、前記連結手段が上方から結合する
ことを許容する結合部を備え、前記連結手段は、前記吊
り上げ手段に連結可能な連結部と、この連結部に接続さ
れる棒状部と、この棒状部における前記連結部とは反対
側の端部に形成され前記結合部に結合可能な被結合部
と、を備え、前記支持規制手段は、前記固定手段に結合
した前記連結手段の前記棒状部と前記上端面との間に支
える支持部と、この支持部を前記棒状部に取り付ける取
付部を備え、前記取付部は、前記棒状部及び前記被結合
部を挿入可能な貫通孔として前記支持部に形成されるこ
と、を特徴とする。
て、前記固定手段は、前記連結手段が上方から結合する
ことを許容する結合部を備え、前記連結手段は、前記吊
り上げ手段に連結可能な連結部と、この連結部に接続さ
れる棒状部と、この棒状部における前記連結部とは反対
側の端部に形成され前記結合部に結合可能な被結合部
と、を備え、前記支持規制手段は、前記固定手段に結合
した前記連結手段の前記棒状部と前記上端面との間に支
える支持部と、この支持部を前記棒状部に取り付ける取
付部を備え、前記取付部は、前記棒状部及び前記被結合
部を挿入可能な貫通孔として前記支持部に形成されるこ
と、を特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明によれば、連結手段が
棒状部を備え、支持規制手段の取付部が棒状部及び被結
合部を挿入可能な貫通孔として形成されることから、取
付部に棒状部及び被結合部を挿入するだけで、支持規制
手段を連結手段に簡単に取り付けることができる。さら
に、取付部に挿入される棒状部の先端にある被結合部
を、固定手段の結合部に結合させることにより、支持規
制手段が吊り上げ対象物の上端面に取り付けられる。従
って、支持規制手段の取り付け作業及び吊り具全体の取
り付け作業が簡単となり、迅速な吊り上げ作業を実現す
ることが可能となる。
棒状部を備え、支持規制手段の取付部が棒状部及び被結
合部を挿入可能な貫通孔として形成されることから、取
付部に棒状部及び被結合部を挿入するだけで、支持規制
手段を連結手段に簡単に取り付けることができる。さら
に、取付部に挿入される棒状部の先端にある被結合部
を、固定手段の結合部に結合させることにより、支持規
制手段が吊り上げ対象物の上端面に取り付けられる。従
って、支持規制手段の取り付け作業及び吊り具全体の取
り付け作業が簡単となり、迅速な吊り上げ作業を実現す
ることが可能となる。
【0020】また、棒状部から取付部がはずれにくいこ
とから、吊り上げ時に支持規制手段で連結手段の棒状部
を確実に支持することが可能となる。
とから、吊り上げ時に支持規制手段で連結手段の棒状部
を確実に支持することが可能となる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項3におい
て、前記吊り上げ対象物は、複数枚の建築用パネルを接
合して壁部が形成され、少なくとも上面が開放された略
直方体の建築ユニットであり、前記支持部は、前記建築
ユニットの上端面に対して略垂直に立ち上がって前記建
築ユニットの一つの角部に合わせて屈曲する側面を備
え、かつ、前記棒状部の長さに相当する高さよりも低く
形成され、前記取付部は、前記支持部の前記側面の屈曲
位置において高さ方向に沿って形成されること、を特徴
とする。
て、前記吊り上げ対象物は、複数枚の建築用パネルを接
合して壁部が形成され、少なくとも上面が開放された略
直方体の建築ユニットであり、前記支持部は、前記建築
ユニットの上端面に対して略垂直に立ち上がって前記建
築ユニットの一つの角部に合わせて屈曲する側面を備
え、かつ、前記棒状部の長さに相当する高さよりも低く
形成され、前記取付部は、前記支持部の前記側面の屈曲
位置において高さ方向に沿って形成されること、を特徴
とする。
【0022】請求項4記載の発明によれば、吊り上げ手
段の取り付け角度にかかわらず、略直方体をなす建築ユ
ニットを確実に吊り上げ得る吊り具を得ることができ
る。
段の取り付け角度にかかわらず、略直方体をなす建築ユ
ニットを確実に吊り上げ得る吊り具を得ることができ
る。
【0023】つまり、支持部が、建築ユニットの上端面
に対して略垂直に立ち上がって建築ユニットの一つの角
部に合わせて屈曲する側面を備えることから、建築用パ
ネルを接合して壁部が形成される建築ユニットの角部に
おいて、支持規制手段を上端面に支えさせやすい。そし
て、取付部が支持部の屈曲位置に形成されることから、
吊り具が建築ユニットの角部に使用された場合に、角部
で隣接する各建築用パネルの上端面に、支持規制手段を
確実に支えさせることが可能となる。さらに、取付部
が、支持部の高さ方向に沿って形成されることから、連
結手段を上端面に対して略垂直に支持することが可能と
なる。従って、建築ユニットの角部の上部に取り付けら
れる限り、吊り上げ手段から連結手段に加えられる横方
向の力が確実に抑止され、固定手段の破損が防止され
て、確実な吊り上げ作業が実現され得る。
に対して略垂直に立ち上がって建築ユニットの一つの角
部に合わせて屈曲する側面を備えることから、建築用パ
ネルを接合して壁部が形成される建築ユニットの角部に
おいて、支持規制手段を上端面に支えさせやすい。そし
て、取付部が支持部の屈曲位置に形成されることから、
吊り具が建築ユニットの角部に使用された場合に、角部
で隣接する各建築用パネルの上端面に、支持規制手段を
確実に支えさせることが可能となる。さらに、取付部
が、支持部の高さ方向に沿って形成されることから、連
結手段を上端面に対して略垂直に支持することが可能と
なる。従って、建築ユニットの角部の上部に取り付けら
れる限り、吊り上げ手段から連結手段に加えられる横方
向の力が確実に抑止され、固定手段の破損が防止され
て、確実な吊り上げ作業が実現され得る。
【0024】また、支持部が、棒状部の長さに相当する
高さよりも低く形成されることにより、支持規制手段を
連結手段に取り付けた状態で、連結手段を固定手段に結
合させることが可能となる。
高さよりも低く形成されることにより、支持規制手段を
連結手段に取り付けた状態で、連結手段を固定手段に結
合させることが可能となる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4におい
て、前記支持部は、前記取付部を備える部分の高さを最
高とし、前記取付部から離れるに従って次第に高さが低
くなる形状をなすこと、を特徴とする。
て、前記支持部は、前記取付部を備える部分の高さを最
高とし、前記取付部から離れるに従って次第に高さが低
くなる形状をなすこと、を特徴とする。
【0026】請求項5記載の発明によれば、支持部の高
さが取付部から離れるに従って低くなることから、連結
手段から支持部の上部に加わる横方向の力が、真横に流
れることなく、確実に上端面に伝えられる。このため、
支持部が変形しにくく、連結手段を一層確実に支持する
ことができる。
さが取付部から離れるに従って低くなることから、連結
手段から支持部の上部に加わる横方向の力が、真横に流
れることなく、確実に上端面に伝えられる。このため、
支持部が変形しにくく、連結手段を一層確実に支持する
ことができる。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項4又は請求
項5において、前記支持部は、前記側面を形成する側板
と、この側板の変形を防止するリブ状又は斜材状の変形
防止部と、を備えることを特徴とする。
項5において、前記支持部は、前記側面を形成する側板
と、この側板の変形を防止するリブ状又は斜材状の変形
防止部と、を備えることを特徴とする。
【0028】請求項6記載の発明によれば、支持部の側
面が側板によって形成されることから、簡単な工程で角
部の形状に合わせて屈曲させることができる。また、こ
の側板の変形を防止する変形防止部が備えられることか
ら、支持部が変形しにくい。そのため、連結手段を確実
に支持することが可能となる。さらに、この変形防止部
がリブ状又は斜材状であることから、側板の変形を確実
に防止し得る変形防止部を、容易に形成することができ
る。
面が側板によって形成されることから、簡単な工程で角
部の形状に合わせて屈曲させることができる。また、こ
の側板の変形を防止する変形防止部が備えられることか
ら、支持部が変形しにくい。そのため、連結手段を確実
に支持することが可能となる。さらに、この変形防止部
がリブ状又は斜材状であることから、側板の変形を確実
に防止し得る変形防止部を、容易に形成することができ
る。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項4から請求
項6までのいずれかにおいて、前記支持規制手段は、前
記建築ユニットの角部の内角が狭まることを防止するた
め、前記角部で隣接する前記建築用パネルの内角側のパ
ネル面に支える角部変形防止手段を前記支持部の下端部
に備えること、を特徴とする。
項6までのいずれかにおいて、前記支持規制手段は、前
記建築ユニットの角部の内角が狭まることを防止するた
め、前記角部で隣接する前記建築用パネルの内角側のパ
ネル面に支える角部変形防止手段を前記支持部の下端部
に備えること、を特徴とする。
【0030】請求項7記載の発明によれば、建築ユニッ
トの角部で隣接する建築用パネルの内角側のパネル面に
支える角部変形防止手段を備えることから、角部に吊り
具を取り付けて吊り上げる場合に、建築ユニットの角部
の内角が狭まることを防止することができる。従って、
吊り上げ時における建築ユニットの角部の変形や破損を
防止することが可能となる。
トの角部で隣接する建築用パネルの内角側のパネル面に
支える角部変形防止手段を備えることから、角部に吊り
具を取り付けて吊り上げる場合に、建築ユニットの角部
の内角が狭まることを防止することができる。従って、
吊り上げ時における建築ユニットの角部の変形や破損を
防止することが可能となる。
【0031】なお、角部変形防止手段が、支持部の下端
部に設けられることから、角部変形防止手段を建築用パ
ネルのパネル面に当接させて、その機能を確実に発揮さ
せることが可能となる。
部に設けられることから、角部変形防止手段を建築用パ
ネルのパネル面に当接させて、その機能を確実に発揮さ
せることが可能となる。
【0032】請求項8記載の発明は、請求項1から請求
項7までのいずれかにおいて、前記支持規制手段は、前
記吊り上げ対象物に固定するための固定金物を前記上端
面に向けて打ち込み可能とする固定ガイド孔を備えるこ
と、を特徴とする。
項7までのいずれかにおいて、前記支持規制手段は、前
記吊り上げ対象物に固定するための固定金物を前記上端
面に向けて打ち込み可能とする固定ガイド孔を備えるこ
と、を特徴とする。
【0033】請求項8記載の発明によれば、支持規制手
段に固定ガイド孔が設けられることから、この固定ガイ
ド孔から固定金物を打ち込んで、支持規制手段を吊り上
げ対象物に固定することができる。このため、支持規制
手段を吊り上げ対象物に固定することにより、連結手段
を一層確実に支持することが可能となる。
段に固定ガイド孔が設けられることから、この固定ガイ
ド孔から固定金物を打ち込んで、支持規制手段を吊り上
げ対象物に固定することができる。このため、支持規制
手段を吊り上げ対象物に固定することにより、連結手段
を一層確実に支持することが可能となる。
【0034】請求項9記載の発明は、複数の建築用パネ
ルを接合して形成され、少なくとも上面が開放された略
直方体の建築ユニットを吊り上げる建築ユニット吊り上
げ方法において、請求項4から請求項8までのいずれか
に記載された吊り具を用い、前記建築ユニットの各角部
の上端部に前記吊り具を取り付ける工程と、複数の前記
吊り上げ手段を各前記連結手段に連結し、前記建築ユニ
ットの上面の中央部上方でひとまとめにして前記建築ユ
ニットを吊り上げる工程と、を含み、前記吊り具を取り
付ける工程は、前記支持規制手段が、前記連結手段の前
記棒状部を前記取付部に挿入して取り付けられ、かつ、
前記支持部を前記角部の上端面に載置して設置されるこ
と、を特徴とする。
ルを接合して形成され、少なくとも上面が開放された略
直方体の建築ユニットを吊り上げる建築ユニット吊り上
げ方法において、請求項4から請求項8までのいずれか
に記載された吊り具を用い、前記建築ユニットの各角部
の上端部に前記吊り具を取り付ける工程と、複数の前記
吊り上げ手段を各前記連結手段に連結し、前記建築ユニ
ットの上面の中央部上方でひとまとめにして前記建築ユ
ニットを吊り上げる工程と、を含み、前記吊り具を取り
付ける工程は、前記支持規制手段が、前記連結手段の前
記棒状部を前記取付部に挿入して取り付けられ、かつ、
前記支持部を前記角部の上端面に載置して設置されるこ
と、を特徴とする。
【0035】請求項9記載の発明によれば、建築ユニッ
トの角部への取付に適した形状の支持規制手段を備える
吊り具を使用し、吊り上げ手段により引っ張られる連結
手段と上端面との間に支持規制手段が介在して上端面に
支持規制手段が支えるように取り付けられることから、
吊り上げ手段の取付角度にかかわらず、固定手段の破損
を防止して、建築ユニットを安定した状態で確実に吊り
上げることが可能となる。
トの角部への取付に適した形状の支持規制手段を備える
吊り具を使用し、吊り上げ手段により引っ張られる連結
手段と上端面との間に支持規制手段が介在して上端面に
支持規制手段が支えるように取り付けられることから、
吊り上げ手段の取付角度にかかわらず、固定手段の破損
を防止して、建築ユニットを安定した状態で確実に吊り
上げることが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明にかかる吊り具を直方体の
建築ユニットの角部の上部に取り付けた様子を示す一部
分解斜視図である。
建築ユニットの角部の上部に取り付けた様子を示す一部
分解斜視図である。
【0038】同図において、吊り具50は、吊り上げ対
象物に固定される固定手段52と、この固定手段52に
結合可能な連結手段60と、この連結手段60を支持す
る支持規制手段70から構成されている。
象物に固定される固定手段52と、この固定手段52に
結合可能な連結手段60と、この連結手段60を支持す
る支持規制手段70から構成されている。
【0039】固定手段52は、吊り上げ手段に連結され
る連結手段60を吊り上げ対象物に取り付けるためのも
のであり、吊り上げ対象物に固定するための縦長の矩形
の板状の固定部54と、この固定部54の上端部におい
て、一方の面から突出させて形成される結合部56と、
この結合部56が設けられた部分を避けて固定部54に
形成される孔58からなる。
る連結手段60を吊り上げ対象物に取り付けるためのも
のであり、吊り上げ対象物に固定するための縦長の矩形
の板状の固定部54と、この固定部54の上端部におい
て、一方の面から突出させて形成される結合部56と、
この結合部56が設けられた部分を避けて固定部54に
形成される孔58からなる。
【0040】ここで、固定部54が板状をなすことか
ら、吊り上げ対象物に密接させて取り付けやすい。ま
た、縦長であることから、横幅の狭い部分への取り付け
が容易となる。さらに、矩形の板状であることから、簡
単な工程で形成することができる。
ら、吊り上げ対象物に密接させて取り付けやすい。ま
た、縦長であることから、横幅の狭い部分への取り付け
が容易となる。さらに、矩形の板状であることから、簡
単な工程で形成することができる。
【0041】なお、固定部54の具体的な大きさは、結
合部56の大きさ及び吊り上げ対象物における取付予定
位置等を考慮して決定される。つまり、結合部56を形
成することができ、かつ、釘やねじ等の固定金物90を
打ち込んで吊り上げ対象物に確実に固定し得る数の孔5
8を形成し得る大きさに設定される。
合部56の大きさ及び吊り上げ対象物における取付予定
位置等を考慮して決定される。つまり、結合部56を形
成することができ、かつ、釘やねじ等の固定金物90を
打ち込んで吊り上げ対象物に確実に固定し得る数の孔5
8を形成し得る大きさに設定される。
【0042】結合部56は、略筒状をなし、内壁にねじ
溝56aを備える。そして、他の部材と螺合開始可能な
端面56bを上方に向け、固定部54の一方の面の上端
部に接続される。なお、この結合部56は、吊り上げ時
の負荷に耐え得る強度を持たせるため、固定部54と一
体的に形成されることが好ましい。ただし、固定部54
に確実に接続可能で、吊り上げに耐え得る強度を有する
限り、溶接等によって接続することも可能である。
溝56aを備える。そして、他の部材と螺合開始可能な
端面56bを上方に向け、固定部54の一方の面の上端
部に接続される。なお、この結合部56は、吊り上げ時
の負荷に耐え得る強度を持たせるため、固定部54と一
体的に形成されることが好ましい。ただし、固定部54
に確実に接続可能で、吊り上げに耐え得る強度を有する
限り、溶接等によって接続することも可能である。
【0043】孔58は、固定金物90を吊り上げ対象物
に打ち込むためのものであり、固定部54を貫通させて
形成される。その大きさや形状は、使用される予定の固
定金物90の大きさや断面形状を考慮して決定される。
また、その数や配置は、孔58の大きさと、この孔58
を形成可能な領域の面積を考慮して決定される。より具
体的には、最小限の固定金物90を使用することによ
り、最大限の固定効果を引き出し得るような数や配置と
することが好ましい。
に打ち込むためのものであり、固定部54を貫通させて
形成される。その大きさや形状は、使用される予定の固
定金物90の大きさや断面形状を考慮して決定される。
また、その数や配置は、孔58の大きさと、この孔58
を形成可能な領域の面積を考慮して決定される。より具
体的には、最小限の固定金物90を使用することによ
り、最大限の固定効果を引き出し得るような数や配置と
することが好ましい。
【0044】連結手段60は、連結部62と、棒状部6
4と、被結合部66と、ストッパ68からなる。
4と、被結合部66と、ストッパ68からなる。
【0045】連結部62は、ロープやフック等の吊り上
げ手段に直接連結される部分であり、これらの吊り上げ
手段を確実に連結し得るよう、リング状をなして形成さ
れる。その大きさは、吊り上げ手段を確実に連結し得る
限り、任意に設定し得る。なお、連結手段60全体及び
吊り具50全体の大きさとのバランスをも考慮した大き
さとすることが好ましい。
げ手段に直接連結される部分であり、これらの吊り上げ
手段を確実に連結し得るよう、リング状をなして形成さ
れる。その大きさは、吊り上げ手段を確実に連結し得る
限り、任意に設定し得る。なお、連結手段60全体及び
吊り具50全体の大きさとのバランスをも考慮した大き
さとすることが好ましい。
【0046】棒状部64は、円形の断面形状を有する縦
長の棒状部材であり、一方の端部が連結部62に接続さ
れ、他方の端部に被結合部66が形成されている。この
棒状部64は、連結部64を固定手段52に取り付ける
ための部分であると共に、支持規制手段70を取り付け
るための部分でもある。従って、その長さは、支持規制
手段70の大きさとの関係において決定される。より具
体的には、固定手段52に結合させた状態で、支持規制
手段70における最も高い部分の上端面にストッパ68
が係止される長さとする。また、その太さは、結合部5
6に結合可能な太さとされる。
長の棒状部材であり、一方の端部が連結部62に接続さ
れ、他方の端部に被結合部66が形成されている。この
棒状部64は、連結部64を固定手段52に取り付ける
ための部分であると共に、支持規制手段70を取り付け
るための部分でもある。従って、その長さは、支持規制
手段70の大きさとの関係において決定される。より具
体的には、固定手段52に結合させた状態で、支持規制
手段70における最も高い部分の上端面にストッパ68
が係止される長さとする。また、その太さは、結合部5
6に結合可能な太さとされる。
【0047】被結合部66は、固定手段52のねじ溝5
6aに螺合可能なねじ部として、棒状部64の端部の外
周に形成される。これにより、棒状部を回転させるだけ
で、簡単かつ確実に固定手段52との結合を行うことが
可能となる。
6aに螺合可能なねじ部として、棒状部64の端部の外
周に形成される。これにより、棒状部を回転させるだけ
で、簡単かつ確実に固定手段52との結合を行うことが
可能となる。
【0048】ストッパ68は、連結部62と棒状部64
との接続部分の周囲において、棒状部64の長さ方向と
は交差方向に突出させて形成される鍔状の部材である。
このストッパ68により、支持規制手段70を吊り上げ
対象物の上端面にある程度固定することが可能となる。
つまり、被結合部66を結合部56に螺合させて連結手
段60を固定手段52に結合させる際、ストッパ68に
よって支持規制手段70が吊り上げ対象物の上端面に押
しつけられ、左右にずれにくくなる。従って、吊り上げ
時における支持規制手段70の位置ズレを防止して、支
持機能を確実に発揮させることが可能となる。
との接続部分の周囲において、棒状部64の長さ方向と
は交差方向に突出させて形成される鍔状の部材である。
このストッパ68により、支持規制手段70を吊り上げ
対象物の上端面にある程度固定することが可能となる。
つまり、被結合部66を結合部56に螺合させて連結手
段60を固定手段52に結合させる際、ストッパ68に
よって支持規制手段70が吊り上げ対象物の上端面に押
しつけられ、左右にずれにくくなる。従って、吊り上げ
時における支持規制手段70の位置ズレを防止して、支
持機能を確実に発揮させることが可能となる。
【0049】なお、この連結手段60は、少なくともス
トッパ68を除く各部については、一体的に形成される
ことが好ましい。吊り上げ手段の引っ張る力や、吊り上
げ対象物の重さ等、吊り上げ時に連結手段60に加わる
各種の力に耐え得る強度を持たせるためである。
トッパ68を除く各部については、一体的に形成される
ことが好ましい。吊り上げ手段の引っ張る力や、吊り上
げ対象物の重さ等、吊り上げ時に連結手段60に加わる
各種の力に耐え得る強度を持たせるためである。
【0050】支持規制手段70は、連結手段60の棒状
部64を支持する支持部71と、棒状部64に取り付け
るための取付部74と、吊り上げ対象物としての建築ユ
ニット80の角部の変形を防止する角部変形防止手段7
6と、吊り上げ対象物に固定するための固定金物92打
ち込み用の固定ガイド孔78からなる。
部64を支持する支持部71と、棒状部64に取り付け
るための取付部74と、吊り上げ対象物としての建築ユ
ニット80の角部の変形を防止する角部変形防止手段7
6と、吊り上げ対象物に固定するための固定金物92打
ち込み用の固定ガイド孔78からなる。
【0051】ここで、支持部71は、吊り上げ対象物と
しての建築ユニット80の上端面から略垂直に立ち上が
り、角部に合わせて略直角に屈曲する側板72と、この
側板72の変形を防止する変形防止部73からなる。
しての建築ユニット80の上端面から略垂直に立ち上が
り、角部に合わせて略直角に屈曲する側板72と、この
側板72の変形を防止する変形防止部73からなる。
【0052】側板72は、屈曲位置72aの高さが最も
高く、屈曲位置72aから離れるに従って、次第に高さ
が低くなるように形成される。そして、この屈曲位置7
2aの高さは、棒状部64の長さに相当する高さよりも
低く設定される。棒状部64に取り付けられた状態で、
結合部56と被結合部66との結合を可能とするためで
ある。本実施形態においては、この側板72は、特に、
連結手段60を固定手段52に結合させた場合における
結合部56の上端面56aからストッパ68の下面まで
の距離にほぼ等しい高さに設定される。これにより、上
述のように、ストッパ68で支持規制手段70をある程
度固定することが可能となる。
高く、屈曲位置72aから離れるに従って、次第に高さ
が低くなるように形成される。そして、この屈曲位置7
2aの高さは、棒状部64の長さに相当する高さよりも
低く設定される。棒状部64に取り付けられた状態で、
結合部56と被結合部66との結合を可能とするためで
ある。本実施形態においては、この側板72は、特に、
連結手段60を固定手段52に結合させた場合における
結合部56の上端面56aからストッパ68の下面まで
の距離にほぼ等しい高さに設定される。これにより、上
述のように、ストッパ68で支持規制手段70をある程
度固定することが可能となる。
【0053】また、この側板72は、下端部72bを内
角方向に略直角に屈曲させて形成されている。このた
め、支持規制手段70を吊り上げ対象物の上端面に載置
したとき、安定が良くなる。
角方向に略直角に屈曲させて形成されている。このた
め、支持規制手段70を吊り上げ対象物の上端面に載置
したとき、安定が良くなる。
【0054】なお、側板72の厚さは、連結手段60を
確実に支持し得る強度を備える範囲において、任意に設
定し得る。なお、屈曲位置72aについては、取付部7
4を形成するのに十分な厚みを有することが必要とされ
る。
確実に支持し得る強度を備える範囲において、任意に設
定し得る。なお、屈曲位置72aについては、取付部7
4を形成するのに十分な厚みを有することが必要とされ
る。
【0055】変形防止部73は、斜材状の部材であり、
側板72の下端部に両端を接続させて形成される。この
変形防止部73により、吊り上げ時に側板72の屈曲角
度が変化することが防止される。
側板72の下端部に両端を接続させて形成される。この
変形防止部73により、吊り上げ時に側板72の屈曲角
度が変化することが防止される。
【0056】なお、この変形防止部73は、側板72の
屈曲角度の変化を防止し得る範囲において、その形状や
取り付け位置、大きさ等を種々設定し得る。例えば、斜
材状ではなく、リブや、リブ状の底板等として形成する
ことも可能である。
屈曲角度の変化を防止し得る範囲において、その形状や
取り付け位置、大きさ等を種々設定し得る。例えば、斜
材状ではなく、リブや、リブ状の底板等として形成する
ことも可能である。
【0057】取付部74は、側板72を貫通する孔とし
て、側板72の屈曲位置72aにおいて高さ方向に沿っ
て形成される。
て、側板72の屈曲位置72aにおいて高さ方向に沿っ
て形成される。
【0058】このように、取付部74が側板72の屈曲
位置72aに形成されることにより、建築ユニット80
の角部上端面に取り付けられた連結手段60を、吊り上
げ手段の取り付け角度にかかわらず、支持規制手段70
で確実に支持することが可能となる。
位置72aに形成されることにより、建築ユニット80
の角部上端面に取り付けられた連結手段60を、吊り上
げ手段の取り付け角度にかかわらず、支持規制手段70
で確実に支持することが可能となる。
【0059】つまり、建築ユニット80の角部上端面8
2に取り付けられる吊り具50は、通常、図2に示すよ
うに、連結手段60に連結される吊り上げ手段94,9
6によって斜め上方に引っ張られる。このとき吊り上げ
手段94,96が連結手段60を引っ張る力をベクトル
Fとすると、このベクトルFは、図3に示すように、上
(z軸)方向の力であるベクトルfzと、横方向の力で
あるベクトルfxyとに分解される。そして、ベクトルf
xyは、さらに、原点を挟んで互いに直角に位置するx軸
とy軸のそれぞれに沿った力であるベクトルfxとベク
トルfyとに分解される。そして、取付部74が側板7
2の屈曲位置72a、すなわち、図3における原点に位
置することから、ベクトルfxとベクトルfyは、建築ユ
ニット80の上端面82に支える支持規制手段72を通
じて建築ユニット80に伝達され、建築ユニット80か
らの反作用によって、相殺される。これにより、吊り上
げ手段94,96から連結手段60に加わる横方向の力
であるベクトルfxyが相殺され、支持規制手段70によ
って連結手段60が支持される。
2に取り付けられる吊り具50は、通常、図2に示すよ
うに、連結手段60に連結される吊り上げ手段94,9
6によって斜め上方に引っ張られる。このとき吊り上げ
手段94,96が連結手段60を引っ張る力をベクトル
Fとすると、このベクトルFは、図3に示すように、上
(z軸)方向の力であるベクトルfzと、横方向の力で
あるベクトルfxyとに分解される。そして、ベクトルf
xyは、さらに、原点を挟んで互いに直角に位置するx軸
とy軸のそれぞれに沿った力であるベクトルfxとベク
トルfyとに分解される。そして、取付部74が側板7
2の屈曲位置72a、すなわち、図3における原点に位
置することから、ベクトルfxとベクトルfyは、建築ユ
ニット80の上端面82に支える支持規制手段72を通
じて建築ユニット80に伝達され、建築ユニット80か
らの反作用によって、相殺される。これにより、吊り上
げ手段94,96から連結手段60に加わる横方向の力
であるベクトルfxyが相殺され、支持規制手段70によ
って連結手段60が支持される。
【0060】なお、側板72の形状が、屈曲位置72a
の高さを最高として、屈曲位置72aから離れるに従い
徐々に低くなっていることから、横方向の力であるベク
トルfxとベクトルfyは、側板72に沿って、連結手段
60付近の上端面82に向かって、斜め下方に円滑に伝
達される。また、取付部74の上端部付近では側板72
の横幅が狭く、連結手段60から伝達される力が横方向
にそのまま流れにくいことから、側板72の上端部付近
が横方向に変形しにくい。従って、吊り上げ時に側板7
2を上端面82に確実に支えさせることができ、さら
に、上端面82に支えた側板72によって、棒状部64
を確実に支持することが可能となる。
の高さを最高として、屈曲位置72aから離れるに従い
徐々に低くなっていることから、横方向の力であるベク
トルfxとベクトルfyは、側板72に沿って、連結手段
60付近の上端面82に向かって、斜め下方に円滑に伝
達される。また、取付部74の上端部付近では側板72
の横幅が狭く、連結手段60から伝達される力が横方向
にそのまま流れにくいことから、側板72の上端部付近
が横方向に変形しにくい。従って、吊り上げ時に側板7
2を上端面82に確実に支えさせることができ、さら
に、上端面82に支えた側板72によって、棒状部64
を確実に支持することが可能となる。
【0061】なお、取付部74の直径は、挿入される棒
状部64との間にあまり隙間ができない大きさとするこ
とが好ましい。取付部74内において吊り上げ時に棒状
部64が変形する可能性を減少させ、棒状部64を確実
に支持するためである。
状部64との間にあまり隙間ができない大きさとするこ
とが好ましい。取付部74内において吊り上げ時に棒状
部64が変形する可能性を減少させ、棒状部64を確実
に支持するためである。
【0062】角部変形防止手段76は、同図及び図2に
示すように、横長の板状の部材として、支持部71の下
端部に形成される。より具体的には、支持部71の下端
部から下方に突出するように、変形防止部73の下端部
に上端部を接続させて形成される。そして、この角部変
形防止手段76は、建築ユニット80の角部で隣接する
2枚の建築用パネル84,84の、内角側のパネル面8
4b,84bに支えて、吊り上げ時に角部の内角が狭ま
ることを防止する。従って、この角部変形防止手段76
の横方向の長さ及びより具体的な形成位置等は、支持部
71の大きさや取付部74の位置、あるいは、建築用パ
ネル84の厚さ等を考慮して、上記機能を現実に発揮し
得るように設定される。
示すように、横長の板状の部材として、支持部71の下
端部に形成される。より具体的には、支持部71の下端
部から下方に突出するように、変形防止部73の下端部
に上端部を接続させて形成される。そして、この角部変
形防止手段76は、建築ユニット80の角部で隣接する
2枚の建築用パネル84,84の、内角側のパネル面8
4b,84bに支えて、吊り上げ時に角部の内角が狭ま
ることを防止する。従って、この角部変形防止手段76
の横方向の長さ及びより具体的な形成位置等は、支持部
71の大きさや取付部74の位置、あるいは、建築用パ
ネル84の厚さ等を考慮して、上記機能を現実に発揮し
得るように設定される。
【0063】固定ガイド孔78は、側板72の下端部7
2bを貫通する孔として形成される。このため、吊り上
げ対象物の上端面に容易に固定金物92を打ち込むこと
ができる。これにより、吊り上げ時における支持部71
の位置ズレを防止して、連結手段60を確実に支持する
ことが可能となる。
2bを貫通する孔として形成される。このため、吊り上
げ対象物の上端面に容易に固定金物92を打ち込むこと
ができる。これにより、吊り上げ時における支持部71
の位置ズレを防止して、連結手段60を確実に支持する
ことが可能となる。
【0064】なお、この固定ガイド孔78の直径は、使
用される予定の固定金物92の太さを考慮して決定され
る。また、その数や形成位置は、任意に設定し得る。
用される予定の固定金物92の太さを考慮して決定され
る。また、その数や形成位置は、任意に設定し得る。
【0065】また、この支持規制手段70は、全体を一
体的に形成することが好ましい。これにより、吊り上げ
時に加えられる力に十分耐え得る強度を備える支持規制
手段70を、簡単に形成することが可能となるからであ
る。
体的に形成することが好ましい。これにより、吊り上げ
時に加えられる力に十分耐え得る強度を備える支持規制
手段70を、簡単に形成することが可能となるからであ
る。
【0066】本発明にかかる吊り具の実施の形態は、上
述のように構成されており、次に、本実施形態にかかる
吊り具を使用した建築ユニットの吊り上げ方法につい
て、図1及び図2を用いて説明する。
述のように構成されており、次に、本実施形態にかかる
吊り具を使用した建築ユニットの吊り上げ方法につい
て、図1及び図2を用いて説明する。
【0067】まず、固定手段52を、図2に示すよう
に、吊り上げ対象物である建築ユニット80の各角部の
上端部に取り付ける。
に、吊り上げ対象物である建築ユニット80の各角部の
上端部に取り付ける。
【0068】このとき、図1に示すように、建築ユニッ
ト80の角部で隣接する2枚の建築用パネル84,84
の一方の側端面84aに固定手段52が納まる大きさの
凹部84cを形成し、この凹部84cにはめ込むように
して取り付ける。この作業は、建築用パネル84の接合
前に行っておく。そして、この側端面84aに結合補助
材86を接合し、この結合補助材86及び側端面84a
に隣接するパネル面84bの双方にかかるように、他の
建築用パネル84の側端面を接合させ、他の3つの角部
も同様にして形成して、各角部に固定手段52を内蔵す
る建築ユニット80を形成する。
ト80の角部で隣接する2枚の建築用パネル84,84
の一方の側端面84aに固定手段52が納まる大きさの
凹部84cを形成し、この凹部84cにはめ込むように
して取り付ける。この作業は、建築用パネル84の接合
前に行っておく。そして、この側端面84aに結合補助
材86を接合し、この結合補助材86及び側端面84a
に隣接するパネル面84bの双方にかかるように、他の
建築用パネル84の側端面を接合させ、他の3つの角部
も同様にして形成して、各角部に固定手段52を内蔵す
る建築ユニット80を形成する。
【0069】なお、この建築ユニット80の上面は開放
した状態にしておく。固定手段52の結合部56を露出
させることにより、連結手段60との結合を行いやすく
するためである。建築ユニット80のその他の構成につ
いては、特に問わない。
した状態にしておく。固定手段52の結合部56を露出
させることにより、連結手段60との結合を行いやすく
するためである。建築ユニット80のその他の構成につ
いては、特に問わない。
【0070】次に、連結手段60及び支持規制手段70
を取り付ける。
を取り付ける。
【0071】このとき、まず、連結手段60の棒状部6
4を支持規制手段70の取付部74に挿入してから、被
結合部66を結合部56に結合させる。なお、被結合部
66は、連結手段60のストッパ68によって支持規制
手段70が上端面82に押しつけられるまで、結合部5
6に螺入させる。また、連結手段70と固定手段52と
の結合が完了する前に、支持規制手段70の向きを調節
し、支持部71が建築ユニット80の角部の上端面に載
置されるようにする。つまり、支持部71の変形防止部
73を建築ユニット80の角部の内角側に向け、角部変
形防止手段76を角部で隣接する建築用パネル84,8
4の内角側のパネル面84b,84bに当接させる。さ
らに、固定ガイド孔78から上端面82に向けて釘等の
固定金物92を打ち込んで、支持規制手段70を建築ユ
ニット80の上端面に固定する。
4を支持規制手段70の取付部74に挿入してから、被
結合部66を結合部56に結合させる。なお、被結合部
66は、連結手段60のストッパ68によって支持規制
手段70が上端面82に押しつけられるまで、結合部5
6に螺入させる。また、連結手段70と固定手段52と
の結合が完了する前に、支持規制手段70の向きを調節
し、支持部71が建築ユニット80の角部の上端面に載
置されるようにする。つまり、支持部71の変形防止部
73を建築ユニット80の角部の内角側に向け、角部変
形防止手段76を角部で隣接する建築用パネル84,8
4の内角側のパネル面84b,84bに当接させる。さ
らに、固定ガイド孔78から上端面82に向けて釘等の
固定金物92を打ち込んで、支持規制手段70を建築ユ
ニット80の上端面に固定する。
【0072】なお、支持規制手段70は、既に連結手段
60によってある程度固定されていることから、固定金
物92は、専ら、取付部74を中心とした支持部71の
水平方向の回動を防止することを目的とする。従って、
使用する固定金物92は、一本でも足り、固定ガイド孔
78が複数形成される場合であっても、その全部から固
定金物92を打ち込む必要はない。また、固定ガイド孔
78から打ち込まれる固定金物92の本数は、少ない方
が、吊り上げ作業完了後における支持規制手段70の取
り外し作業が簡単となるため、好ましい。
60によってある程度固定されていることから、固定金
物92は、専ら、取付部74を中心とした支持部71の
水平方向の回動を防止することを目的とする。従って、
使用する固定金物92は、一本でも足り、固定ガイド孔
78が複数形成される場合であっても、その全部から固
定金物92を打ち込む必要はない。また、固定ガイド孔
78から打ち込まれる固定金物92の本数は、少ない方
が、吊り上げ作業完了後における支持規制手段70の取
り外し作業が簡単となるため、好ましい。
【0073】次に、図2に示すように、吊り上げ手段5
0の数に対応する数の吊り上げ手段94を、各連結手段
60の連結部62にそれぞれ取り付け、建築ユニット8
0の上面の中央部上方で、さらに他の吊り上げ手段96
に引っかけ、全吊り上げ手段94をひとまとめにして上
方に引き上げ、建築ユニット80を吊り上げる。
0の数に対応する数の吊り上げ手段94を、各連結手段
60の連結部62にそれぞれ取り付け、建築ユニット8
0の上面の中央部上方で、さらに他の吊り上げ手段96
に引っかけ、全吊り上げ手段94をひとまとめにして上
方に引き上げ、建築ユニット80を吊り上げる。
【0074】このような方法によって建築ユニット80
を吊り上げることにより、吊り上げ時における固定手段
52の破損を防止して、確実な吊り上げを行うことが可
能となる。
を吊り上げることにより、吊り上げ時における固定手段
52の破損を防止して、確実な吊り上げを行うことが可
能となる。
【0075】つまり、吊り上げ手段94から連結手段6
0に加えられる斜め上方の力のうち、横方向の力の作用
が支持規制手段70によって抑止され、連結手段52が
支持される。このため、固定手段52に対しては、垂直
上方に引き上げる力のみが連結手段60から伝達され
る。このため、吊り上げ時に固定手段52がねじれるこ
とがなく、剪断力の発生が防止される。従って、吊り上
げ時における固定手段52の破損が防止され、連結手段
60と固定手段52の確実な結合状態を維持することが
可能となる。
0に加えられる斜め上方の力のうち、横方向の力の作用
が支持規制手段70によって抑止され、連結手段52が
支持される。このため、固定手段52に対しては、垂直
上方に引き上げる力のみが連結手段60から伝達され
る。このため、吊り上げ時に固定手段52がねじれるこ
とがなく、剪断力の発生が防止される。従って、吊り上
げ時における固定手段52の破損が防止され、連結手段
60と固定手段52の確実な結合状態を維持することが
可能となる。
【0076】なお、吊り上げ手段94と連結手段60と
の連結は、連結手段60の固定手段52との結合前に行
っても良い。
の連結は、連結手段60の固定手段52との結合前に行
っても良い。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、互いに結合可能な固定手段と連結手段とを
含む吊り具が、連結手段を支持する支持規制手段を備え
ることから、吊り上げ手段の取り付け角度にかかわら
ず、吊り上げ時における固定手段の破損を防止して、確
実な吊り上げ作業を迅速に行うことができる。また、連
結手段の周囲で完結する構成の支持規制手段を備えるこ
とにより、どのような大きさの吊り上げ対象物にも使用
することができる。
明によれば、互いに結合可能な固定手段と連結手段とを
含む吊り具が、連結手段を支持する支持規制手段を備え
ることから、吊り上げ手段の取り付け角度にかかわら
ず、吊り上げ時における固定手段の破損を防止して、確
実な吊り上げ作業を迅速に行うことができる。また、連
結手段の周囲で完結する構成の支持規制手段を備えるこ
とにより、どのような大きさの吊り上げ対象物にも使用
することができる。
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、支持
規制手段が連結手段に取付可能に形成されることから、
迅速な吊り具取り付け作業及び確実な吊り上げ作業の実
現が可能となる。
規制手段が連結手段に取付可能に形成されることから、
迅速な吊り具取り付け作業及び確実な吊り上げ作業の実
現が可能となる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、連結手段が
棒状部を備え、支持規制手段の取付部が棒状部及び被結
合部を挿入可能な貫通孔として形成されることから、請
求項2の場合よりも、吊り具取り付け作業を一層簡単と
なり、かつ、吊り上げ作業を一層確実に行うことが可能
となる。
棒状部を備え、支持規制手段の取付部が棒状部及び被結
合部を挿入可能な貫通孔として形成されることから、請
求項2の場合よりも、吊り具取り付け作業を一層簡単と
なり、かつ、吊り上げ作業を一層確実に行うことが可能
となる。
【0080】請求項4記載の発明によれば、支持規制手
段が、略直方体をなす建築ユニットの角部に合わせた形
状をなすことから、建築ユニットの角部に取り付けられ
ることにより、建築ユニットの確実な吊り上げを実現す
ることが可能となる。
段が、略直方体をなす建築ユニットの角部に合わせた形
状をなすことから、建築ユニットの角部に取り付けられ
ることにより、建築ユニットの確実な吊り上げを実現す
ることが可能となる。
【0081】請求項5記載の発明によれば、連結手段か
ら支持部の上部に加わる横方向の力が、横方向に流れ
ず、確実に上端面に伝えられるため、支持部が変形しに
くく、連結手段を一層確実に支持することが可能とな
る。
ら支持部の上部に加わる横方向の力が、横方向に流れ
ず、確実に上端面に伝えられるため、支持部が変形しに
くく、連結手段を一層確実に支持することが可能とな
る。
【0082】請求項6記載の発明によれば、支持部の側
面が側板から形成されることから、製造工程の簡略化に
よるコストの低減化を実現することが可能となり、さら
に、この側板の変形を防止する変形防止手段が設けられ
ることから、吊り上げ時における連結手段の確実な支持
に基づく安定した吊り上げ作業の実現が可能となる。
面が側板から形成されることから、製造工程の簡略化に
よるコストの低減化を実現することが可能となり、さら
に、この側板の変形を防止する変形防止手段が設けられ
ることから、吊り上げ時における連結手段の確実な支持
に基づく安定した吊り上げ作業の実現が可能となる。
【0083】請求項7記載の発明によれば、建築ユニッ
トの角部で隣接する建築用パネルの内角側のパネル面に
支える角部変形防止手段を備えることから、角部に吊り
具を取り付けて吊り上げることにより、建築ユニットの
角部の内角が狭まって破損することを防止することが可
能となる。
トの角部で隣接する建築用パネルの内角側のパネル面に
支える角部変形防止手段を備えることから、角部に吊り
具を取り付けて吊り上げることにより、建築ユニットの
角部の内角が狭まって破損することを防止することが可
能となる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、支持規制手
段に固定金物打ち込み用の固定ガイド孔があることか
ら、建築用支持規制手段を吊り上げ対象物に固定するこ
とにより、連結手段を一層確実に支持して、一層安定し
た吊り上げ作業を行うことが可能となる。
段に固定金物打ち込み用の固定ガイド孔があることか
ら、建築用支持規制手段を吊り上げ対象物に固定するこ
とにより、連結手段を一層確実に支持して、一層安定し
た吊り上げ作業を行うことが可能となる。
【0085】請求項9記載の発明によれば、吊り上げ時
に連結手段を確実に支持して、固定手段の破損を防止
し、建築ユニットを安定した状態で確実に吊り上げるこ
とが可能となる。
に連結手段を確実に支持して、固定手段の破損を防止
し、建築ユニットを安定した状態で確実に吊り上げるこ
とが可能となる。
【図1】本発明の実施形態を示す一部分解斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図3】吊り上げ手段から連結手段に加えられる力を示
すベクトル図である。
すベクトル図である。
【図4】従来例を示す一部分解斜視図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
50 吊り具 52 固定手段 54 固定部 56 結合部 56b 端面 58 孔 60 連結手段 62 連結部 64 棒状部 66 被結合部 70 支持規制手段 71 支持部 72 側板 73 変形防止部 74 取付部 76 角部変形防止手段 78 固定ガイド孔 80 建築ユニット 82 上端面 84 建築用パネル 84b パネル面 90,92 固定金物 94,96 吊り上げ手段
Claims (9)
- 【請求項1】 吊り上げ対象物の上端部に固定される固
定手段と、この固定手段の上部に結合され吊り上げ手段
に連結可能な連結手段と、を含み、前記吊り上げ手段に
よって前記連結手段が吊り上げ時に斜め上方に引っ張ら
れる吊り具であって、 前記連結手段と前記連結手段付近の前記上端面との間に
配置されて前記連結手段を支持し、前記吊り上げ手段の
引っ張る方向への前記連結手段の移動を規制する支持規
制手段を含むこと、を特徴とする吊り具。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記支持規制手段は、前記連結手段に取付可能に形成さ
れること、を特徴とする吊り具。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記固定手段は、前記連結手段が上方から結合すること
を許容する結合部を備え、 前記連結手段は、前記吊り上げ手段に連結可能な連結部
と、この連結部に接続される棒状部と、この棒状部にお
ける前記連結部とは反対側の端部に形成され前記結合部
に結合可能な被結合部と、を備え、 前記規制手段は、前記固定手段に結合した前記連結手段
の前記棒状部と前記上端面との間に支える支持部と、こ
の支持部を前記棒状部に取り付ける取付部を備え、 前記取付部は、前記棒状部及び前記被結合部を挿入可能
な貫通孔として前記支持部に形成されること、を特徴と
する吊り具。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記吊り上げ対象物は、複数枚の建築用パネルを接合し
て壁部が形成され、少なくとも上面が開放された略直方
体の建築ユニットであり、 前記支持部は、前記建築ユニットの上端面に対して略垂
直に立ち上がって前記建築ユニットの一つの角部に合わ
せて屈曲する側面を備え、かつ、前記棒状部の長さに相
当する高さよりも低く形成され、 前記取付部は、前記支持部の前記側面の屈曲位置におい
て高さ方向に沿って形成されること、を特徴とする吊り
具。 - 【請求項5】 請求項4において、前記支持部は、前記
取付部を備える部分の高さを最高とし、前記取付部から
離れるに従って次第に高さが低くなる形状をなすこと、
を特徴とする吊り具。 - 【請求項6】 請求項4又は請求項5において、 前記支持部は、前記側面を形成する側板と、この側板の
変形を防止するリブ状又は斜材状の変形防止部と、を備
えることを特徴とする吊り具。 - 【請求項7】 請求項4から請求項6までのいずれかに
おいて、 前記支持規制手段は、前記建築ユニットの角部の内角が
狭まることを防止するため、前記角部で隣接する前記建
築用パネルの内角側のパネル面に支える角部変形防止手
段を前記支持部の下端部に備えること、を特徴とする吊
り具。 - 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれかに
おいて、 前記支持規制手段は、前記吊り上げ対象物に固定するた
めの固定金物を前記上端面に向けて打ち込み可能とする
固定ガイド孔を備えること、を特徴とする吊り具。 - 【請求項9】 複数の建築用パネルを接合して形成さ
れ、少なくとも上面が開放された略直方体の建築ユニッ
トを吊り上げる建築ユニット吊り上げ方法において、 請求項4から請求項8までのいずれかに記載された吊り
具を用い、 前記建築ユニットの各角部の上端部に前記吊り具を取り
付ける工程と、 複数の前記吊り上げ手段を各前記連結手段に連結し、前
記建築ユニットの上面の中央部上方でひとまとめにして
前記建築ユニットを吊り上げる工程と、を含み、 前記吊り具を取り付ける工程は、前記支持規制手段が、
前記連結手段の前記棒状部を前記取付部に挿入して取り
付けられ、かつ、前記支持部を前記角部の上端面に載置
して設置されること、を特徴とする建築ユニット吊り上
げ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1525197A JPH10212828A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1525197A JPH10212828A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10212828A true JPH10212828A (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=11883647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1525197A Withdrawn JPH10212828A (ja) | 1997-01-29 | 1997-01-29 | 吊り具及びこれを用いた建築ユニット吊り上げ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10212828A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000297475A (ja) * | 1999-04-14 | 2000-10-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 床パネルの吊り構造及び建物ユニットの吊り構造 |
| JP2002038601A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 建築用パネルの吊構造および建物ユニットの吊構造 |
| JP2022164180A (ja) * | 2021-04-16 | 2022-10-27 | 株式会社興栄企画 | 建築用パネルの吊り上げ方法 |
-
1997
- 1997-01-29 JP JP1525197A patent/JPH10212828A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000297475A (ja) * | 1999-04-14 | 2000-10-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 床パネルの吊り構造及び建物ユニットの吊り構造 |
| JP2002038601A (ja) * | 2000-07-31 | 2002-02-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 建築用パネルの吊構造および建物ユニットの吊構造 |
| JP2022164180A (ja) * | 2021-04-16 | 2022-10-27 | 株式会社興栄企画 | 建築用パネルの吊り上げ方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |