JPH10226460A - ガラス繊維ロービングパッケージ、シュリンク包装体及びそれらの製造方法 - Google Patents

ガラス繊維ロービングパッケージ、シュリンク包装体及びそれらの製造方法

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JPH10226460A
JPH10226460A JP4704997A JP4704997A JPH10226460A JP H10226460 A JPH10226460 A JP H10226460A JP 4704997 A JP4704997 A JP 4704997A JP 4704997 A JP4704997 A JP 4704997A JP H10226460 A JPH10226460 A JP H10226460A
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利吉 佐藤
Noboru Wakabayashi
登 若林
Yasuhiro Sakuma
靖浩 佐久間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロービングパッケージの底部に発生するルー
プを極力減少させ、又ループが含まれていたとしても大
きなループとならず見掛けの引揃え性に優れ、ストラン
ド束がスムーズに引出可能なガラス繊維ロービングパッ
ケージ等、その簡易な製造方法を得ること。 【解決手段】 中央に空間部を有する複数のガラス繊維
乾燥ケーキを実質的に同一軸方向に整列配置し、上流側
から下流側へ前記各ケーキより分割ストランドを前記空
間部を貫通せしめつつ引出して合わせてロービングスト
ランド束を得、ついで前記ロービングストランド束に張
力を付与した後所定形状のロービングパッケージに巻取
るガラス繊維ロービングパッケージの製造方法、ロービ
ングパッケージ及びシュリンク包装体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロービングストラ
ンド束を引出す時に発生する底部への引掛りのないガラ
ス繊維ロービングパッケージ、シュリンク包装体及びそ
れらの製造方法に関するものである(以下において「ガ
ラス繊維ロービング」を単に「ロービング」と略称す
る)。
【0002】
【従来の技術】ガラス繊維は溶融炉から多数のフィラメ
ントを紡出し、塗布ローラでフィラメントに集束剤を塗
布し、複数溝を有する分割シューでフィラメントを複数
本に分割して集束して並列した複数本のストランドを形
成し、これらの分割ストランドをワイヤートラバースに
かけて綾振運動を与えながら巻取コレットにセッ卜した
巻取チューブに巻取る。この様にして巻取チューブ上に
巻取られた巻取体を湿潤ケーキと呼び通常平均8〜15
%の水分を含有しており、乾燥機中で5〜20時間掛け
て乾燥ケーキとした後、次工程で加工される。この乾燥
ケーキをケーキ棚に並べ所定の太さになるべく選定して
各ケーキからそれぞれ複数に分割されたストランドを引
出し、これを1本にまとめ合わせ1個のロービングパッ
ケージに巻取装置により強制的に巻取っている。ここ
で、ロービングパッケージは通常1個当り重量20〜3
00kgを巻取り、中央に貫通状の空間部を持った巻回
体とし、これを例えばポリ塩化ビニール等の熱収縮フィ
ルム包装体の中に入れ熱処理してロービングシュリンク
包装体(以下において単に「シュリンク包装体」と略称
する)とし、該シュリンク包装体の中央に貫通する空間
部に内接するロービング端からロービングストランド束
を繰出しながら最終用途に使用される。次に、従来のロ
ービングパッケージの製造方法について説明する。図5
は、従来のロービングパッケージ製造方法の一例につい
ての(a)全体概略側面図、(b)各ストランドの引出
し関係を示すケーキ軸方向の概略断面図である。すなわ
ち、ケーキ棚10に巻取チューブを抜取った乾燥ケーキ
11を所定の太さに合わせて個数を選定して装着し、各
々の乾燥ケーキ11の巻取チューブを抜取った空間部1
6に内接するストランド層から分割されたストランド1
2を引出して、切断検出器13、糸ガイド14を通し、
上流側より下流側に所定本数合糸して得られたロービン
グ15は、張力付与装置6を通過する際にパッケージ形
成に好適な張力が与えられ、巻取装置8で巻取られ所望
の形状、重量のロービングパッケージ17が得られる。
ここで、通常ケーキ内面の空間部16から引出された分
割ストランド12は、例えば実開平2−7256号公
報、特開平2−265868号公報等の記載より、図5
(b)に示す通り切断検出器13及び糸ガイド14通過
後ほぼ直角に曲げられ順次合糸されて行く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3は、パレット上に
載置されたの従来及び本発明のシュリンク包装体の一例
の概略断面図である。前記従来方法により製造されたロ
ービングパッケージ17は、熱収縮フィルム包装体18
中に入れ熱処理されてシュリンク包装体24とし、円筒
形ロービングパッケージ17の一方の端面21をパレッ
ト22等の上に立て載置された状態で使用されるため、
ロービングパッケージ17の端面21部分に有るループ
20が、ロービングの自重で押漬されロ−ビングパッケ
ージ17中央の空間部よりロービングストランド束23
を引出す際に、ロービングパッケージ17の底部に引掛
り出て来ないことがしばしばであった。かかる課題は、
ロービングバッケージの巻量増加と共に顕著となったの
で、例えば特開平6−92367号公報記載において
は、発生ループを出来る限りロービングパッケージ中央
内側に向く様に、最初はロービングパッケージ中心軸を
水平方向に置き自重を掛けない状態で熱収縮フィルム包
装体を熱収縮させた後、シュリンク包装体の円筒底部を
下にして、ロービングストランド束を引出すことが提案
されているが、製造に手間がかかる上に効果は不十分で
あった。これらの端面ループは、ケーキ製造時の綾振に
よって発生する。すなわち、小綾振りを行うワイヤート
ラバースは回転軸に取付けた2本のワイヤーを備え、各
ワイヤーは孤状に曲げられ回転対称形状をなし、回転軸
が回転すると複数本の分割ストランドが各ワイヤーに交
互に案内され綾振運動を行う。一方大綾振りはワイヤー
トラバースをストロークする事で実施される。これによ
り得られたケーキは通常鼓状に、すなわち中央部が凹み
両端部が膨らんだ形状をなしている。かかる形状のケー
キに巻取られた複数本に分割されたストランドは、ワイ
ヤートラバースの中央部ではばらけて分離状態とされ、
両端部では重なり合って集中状態とされ、また通過経路
中の摩擦、張力差等と合わせて各部分の長さに違いが生
じ、その結果ケーキから分割ストランドを引出す際に長
寸の部分がループや引掛りを不可避的に発生せしめるこ
とになる。そして、個々の分割ストランドに発生したル
ープが合糸一本化された時に、その一部がロービングパ
ッケージの端面部に表れ上記した通り引出して使用する
際に問題となる。例えば、シートモールドコンパウンド
(SMC)の製造に使用すると、部分的にロービングス
トランド束が供給されない所が発生し、そのために該ロ
ービングストランド束が供給されない部分が糸抜け状態
となり、そのため穴開き現象が発生することがしばしば
であった。又、引抜成形に用いる場合は、樹脂槽で含浸
された後に含浸を促進及び樹脂量を制御するダイスにル
ープが引掛かりしばしばトラブルを惹起していた。これ
に対して、本発明はロービングパッケージの底部に発生
するループを極力減少させ、たとえループが含まれてい
たとしても全体として大きなループとならず見掛けの引
揃え性に優れ、又通常の引張力によってもロービングス
トランド束がスムーズに引出可能なロービングパッケー
ジ、シュリンク包装体及びそれらの簡易な製造方法を得
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を得るため、請
求項1の発明にあっては、複数の分割ストランドを合わ
せたロービングストランド束を円筒状に巻回してなるガ
ラス繊維ロービングパッケージにおいて、前記ロービン
グストランド束は実質的に中心部のストランドが周辺部
のストランドの解舒撚りにより逐次絡みつけられ全体と
して締まった状態に保持されていることを特徴とするガ
ラス繊維ロービングパッケージにより解決した。請求項
2の発明にあっては、請求項1に記載のロービングパッ
ケージの最外層がシュリンクされた熱収縮フィルム包装
体により被覆されていることを特徴とするガラス繊維ロ
ービングシュリンク包装体により解決した。
【0005】請求項3の発明にあっては、中央に空間部
を有する複数のガラス繊維乾燥ケーキを実質的に同一軸
方向に整列配置し、上流側から下流側へ前記各ケーキよ
り分割ストランドを前記空間部を貫通せしめつつ引出し
て合わせてロービングストランド束を得、ついで前記ロ
ービングストランド束に張力を付与した後所定形状のロ
ービングパッケージに巻取ることを特徴とするガラス繊
維ロービングパッケージの製造方法により解決した。請
求項4の発明にあっては、中央に空間部を有する複数の
ガラス繊維乾燥ケーキを実質的に複数の軸方向に整列配
置し、各列の上流側から下流側へ前記各ケーキより分割
ストランドを空間部を貫通せしめつつ引出して合わせた
後各列を合わせてロービングストランド束を得、ついで
前記ロービングストランド束に張力を付与した後所定形
状のロービングパッケージに巻取ることを特徴とするガ
ラス繊維ロービングパッケージの製造方法により解決し
た。請求項5の発明にあっては、最上流の分割ストラン
ドが複数個並列に配置された乾燥ケーキから引き出した
後合わされたものであることを特徴とする請求項3又は
4に記載のガラス繊維ロービングパッケージの製造方法
とすることができる。請求項6の発明にあっては、各分
割ストランドの解舒撚りが左右いずれかの同一方向とさ
れていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記
載のガラス繊維ロービングパッケージの製造方法とする
ことができる。請求項7の発明にあっては、各分割スト
ランドの解舒撚りが左右方向の組合わせとされているこ
とを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のガラス
繊維ロービングパッケージの製造方法とすることができ
る。請求項8の発明にあっては、請求項3〜7のいずれ
かに記載のロービングパッケージを熱収縮フィルム包装
体に収納した後、熱処理により前記熱収縮フィルム包装
体をシュリンクさせ且つ前記ロービングパッケージを熱
セットさせることを特徴とするガラス繊維ロービングシ
ュリンク包装体の製造方法により解決した。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。以下の説明において、各ストランドの進
行方向からみてに上流、下流(各図では左から右)とし
て説明する。図1は、本発明のロービングパッケージ製
造方法の一例についての(a)一部概略平面図、(b)
全体概略側面図、(c)各ストランドの関係を模式的に
示すケーキ軸方向の概略断面図である。図2は、図1の
ロービングパッケージ製造方法に用いるケーキ配列例を
示す概略断面図(a)、(b)、(c)である。図1に
おいて、車付ケーキ棚3に所定の太さに合わせて個数を
選定した巻取チューブを抜取った乾燥ケーキ1の全部を
実質的に軸方向に合わせて整列装着し、各々の乾燥ケー
キ1の巻取チューブを抜取った中央貫通状空間部4に内
接するストランド層から分割されたストランド2を軸方
向に引出すが、上流側のストランド2を下流側の乾燥ケ
ーキ1の空間部4に逐次貫通せしめることにより所定本
数合糸して得られるロービングストランド束5は、前記
従来例と同様に通常の張力付与装置6を通過する際にパ
ッケージ形成に好適な張力が与えられ、通常の巻取装置
8で巻取られ所望の形状、重量の本発明のロービングパ
ッケージ7が得られる。ロービングパッケージ7は、前
記図3で説明したと同様に熱収縮フィルム包装体18中
に入れて熱処理され、熱収縮フィルム包装体18をシュ
リンクさせ且つロービングパッケージ7を熱セットさせ
てシュリンク包装体26とされ、円筒形ロービングパッ
ケージ7の一方の端面21をパレット22等の上に立て
載置された状態で使用される。熱収縮フィルム包装体1
8としては、特に限定はなく収納するロービングパッケ
ージ7を保護するのに必要な強度と熱収縮性を有するフ
ィルム製であればよく、通常例えばポリ塩化ビニル、ポ
リエチレン又はポリプロピレン等を用い得る。
【0007】図1(c)について、本発明のロービング
パッケージ製造方法の一例における各ストランドの相互
関係を模式的に説明する。乾燥ケーキ1a、1b、1
c、1d、・・・が上流側1aから下流側1d・・・ま
で全部を実質的に一つの軸方向に整列配置され、先ず最
上流の乾燥ケーキ1aから引出された分割ストランド2
aは単独で出発し、乾燥ケーキ1bから引出された分割
ストランド2bが解舒される際に分割ストランド2aに
解舒撚りにより絡み付き、乾燥ケーキ1cから引出され
た分割ストランド2cが解舒される際に分割ストランド
2a及び2bに解舒撚りにより絡み付き、乾燥ケーキ1
dから引出された分割ストランド2dが解舒される際に
分割ストランド2a、2b及び2cに解舒撚りにより絡
み付き、以後ケーキ所要個数だけ逐次絡み合って一本に
合糸され最下流に進む。ここで、「実質的に一つの軸方
向に整列配置」とは、厳密に同一軸線上にある必要はな
く、各分割ストランドを円滑に引出すことができる程度
に揃っていればよく、具体的には目視によってなされ、
以下の説明においても同様である。又ここで生ずる解舒
撚りは、ケーキ中央の空間部4の略円形周囲長さ毎に1
回程度(通常1.3〜0.9回/m程度)の僅小値であ
り、従って乾燥ケーキ1a、1b、1c、1d、・・・
から引出される分割ストランド2a、2b、2c、2
d、・・・にたとえ引揃え不良のループが含まれていた
としても、全体として抑制されて大きなループとならず
見掛けの引揃え性が向上する。しかも、個々のストラン
ドが絡み合ったとしても、その絡み数は最大で所要ケー
キ数程度であり、その撚りも僅かであり絡みから派生す
る切断後の分散性にもほとんど影響ない。したがって、
作業効率面及び品質面よりして例えばSMC用又は引抜
成形用等のロ−ビングとして好適なものが得られる。更
に、本発明により得られロービングパッケージは、個々
のケーキより引出される分割ストランドは軸方向に整列
された全ての乾燥ケーキより引出された後に1本に合糸
される為、そこまでは引出される分割ストランドに直角
方向に曲げる等の抵抗を与える所が存在せず、図5につ
いて前記した従来方法と異なり個々の乾燥ケーキの複数
本に分割されたストランドより発生する内在するループ
をしごく事なく引き出される為.ケーキのモツレ発生が
極めて少なくなりロービング製造工程の生産性が大幅向
上するという利点も有る。なお、各分割ストランドの経
路方向を大きく変更することなく、経路途中に糸ガイド
及び/又は切断検出器を設けることとしてもよい。
【0008】図2においては、乾燥ケーキの配列例を示
している(一部符号を省略)が、(a)は前記図1と同
様の所要の乾燥ケーキ「1a、1b、1c、・・・1
h、1i、1j」全部を実質的に一つの軸方向に1列に
整列し、それぞれの乾燥ケーキ内面を貫通して引出され
た分割ストランド「2a、2b、2c、・・・2h、2
i、2j」を1本に合糸してロービングストランド束5
とする場合、(b)は所要の乾燥ケーキ全部を2分割し
て実質的に「1a、1b、・・・1e、1f」と「1
g、1h・・・1k、1l」の二つの軸方向に2列に整
列し、それぞれ同一引出し方向にある乾燥ケーキ内面を
貫通して引出された分割ストランド「2a、2b、・・
・2e、2f」と「2g、2h・・・2k、2l」を最
後に1本に合糸してロービングストランド束5とする場
合、(c)は所要の乾燥ケーキ1全部を複数列(本例で
は3列)に分割してそれぞれ実質的に「1a、1b、1
c」と「1d、1e、1f」と「1g、1h、1i、1
j」の複数列の軸方向に整列し、それぞれ同一引出し方
向にある乾燥ケーキ内面を貫通して引出された分割スト
ランド「2a、2b、2c」と「2d、2e、2f」と
「2g、2h、2i、2j」を最後に1本に合糸してロ
ービングストランド束5とする場合を示している。以上
の各例においては、すべて最上流の乾燥ケーキを1個と
して出発しているが、複数個を並列に配置しこれらを合
わせて一本とし最上流に置いて出発することとしてもよ
い。又、乾燥ケーキの分割ストランドは通常引出し上方
よりみて、右回り(時計回り)に巻取られているが、前
記図2について説明した乾燥ケーキの配列例で全部右回
りとするか、右回りと左回りを交互にするか、右回りを
主体にして間欠的に左回りを介在させたり、左回りを主
体にして間欠的に右回りを介在させたりすることとして
もよい。
【0009】図4は、ロービングパッケージを構成する
各ストランド及びロービングストランド束の形成を模式
的に示す概略図で、(a)は各ストランド例、(b)、
(c)、(d)及び(e)は本発明のストランド束の形
成例、(f)は従来のストランド束の例である。図1
(c)、図2(a)及び図5(b)を参照しながら説明
する。図4(a)は分割ストランド2(以下の2a〜2
e)及び12(以下の12a〜12e)を示し、一例と
して3分割されている。ここで一本のストランドは複数
の分割ストランドが間隔をおいて接着状態におかれ、接
着点間の長さが相違しているために内在するループ9を
形成していることを示している。以下(b)〜(e)で
は分割ストランドは簡略化して一本で図示してある。
(b)は最上流の乾燥ケーキ1aから引出された分割ス
トランド2aと乾燥ケーキ1bから引出された分割スト
ランド2bとを、(c)は分割ストランド2a、2bと
乾燥ケーキ1cから引出された分割ストランド2cと
を、(d)は分割ストランド2a、2b、2cと乾燥ケ
ーキ1dから引出された分割ストランド2dとを、
(e)は分割ストランド2a、2b、2c、2dと乾燥
ケーキ1eから引出された分割ストランド2eとをそれ
ぞれ順を追って示している。そして(e)では分割スト
ランド2a、2b、2c、2d及び2eによって、本発
明のロービングストランド束5が形成されている。ロー
ビングストランド束5は、最上流の分割ストランド2a
を実質的に中心部において他の2b、2c、2d及び2
eが逐次解舒撚りにより絡みつき全体として締まった状
態に保持され、乾燥ケーキに内在するループ9は各分割
ストランドの絡み作用によってロービングストランド束
5内に押え込まれ、又分割ストランド経路に抵抗部が無
いか少ない為、複数本に分割されたストランドの内在す
るループをしごく事がない。一方、図4(f)に示すは
従来のロービングストランド束15においては、図5
(b)について前記した通り乾燥ケーキ11から引出さ
れた各分割ストランド12が切断検出器13及び糸ガイ
ド14通過後ほぼ直角に曲げられ順次合糸されて製造さ
れるので、乾燥ケーキ11に内在するループ9はしごか
れて下流側に集積されその結果曲率の小さいループ20
を形成し外部に大きくはみ出すことになる。又ロービン
グストランド束15においては、各分割ストランド2
a、2b、2c、2d及び2eが殆ど並列に配列され、
全体として嵩高状態に保持されているので、乾燥ケーキ
に内在するループは表面に露出し易い。
【0010】
【実施例】800ホールのブッシングから単繊維直径1
3μのガラス繊維フィラメントを引出し、集束剤を塗布
後、分割シューで3本のストランドに分割して巻取り湿
潤ケ−キを得た。得られた湿潤ケーキを温度130℃で
10時間乾燥して内径30cmで重量13Kgの乾燥ケ
ーキ1を得た。得られた800フィラメントからなる乾
燥ケーキの番手は270テックスであった。図1に示す
車付ケーキ棚3に巻取チューブを抜取った乾燥ケーキ1
を軸方向に1段6個で3段計18個を装着した。最上流
の乾燥ケーキ1中央の空間部4に内接するストランド層
から分割ストランド2を引出し順次下流側につながる乾
燥ケーキ内面を貫通させ、解舒撚り約1回/mにより絡
みつけ、ケーキ棚3に取付けた18個の乾燥ケーキ1か
ら引出された18本全ての分割ストランドを合糸して太
さ4860テックスのロービングストランド束5を得
た。得られたロービングストランド束5を張力付与装置
6を通過させ本発明のロービングパッケージ7を形成す
るに適切な張力を与え巻取装置8で巻取った。ロービン
グパッケージ7は内径180mm、外径540mm及び
高さ600mmの大きさで重量200kgであった。更
に、ロービングパッケージ7を図3に示す通りポリ塩化
ビニル製の熱収縮フィルム包装体18に入れ、パレット
22にロービングパッケージ7の一方の端面21を底面
に立てた状態で載置し、温度110℃で5時間熱処理
し、熱収縮フィルム包装体をシュリンクさせ且つ前記ロ
ービングパッケージ7を熱セットさせて本発明のシュリ
ンク包装体26を得た。本発明により得られたロービン
グパッケージ7を中央部に貫通する空間部に内接するロ
ービング端から速度75m/minでロービングストラ
ンド束25を引出してチヨップドストランドを製造した
時、カッターでの糸抜けは無く、SMC製造においてス
トランドはほぼ均一に分散され分散性は極めて良好で有
った。又、従来法により18個の乾燥ケーキを加工して
200kgのロービングパッケージを製造する場合、ル
ープによって3〜4回発生する乾燥ケーキのモッレ上が
りによる切断を生ずることは無く、生産性が大幅に向上
した。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ロービングパッケージ
の底部に発生するループを減少でき、分割ストランド内
にループが含まれていたとしても、該ループが分割スト
ランドの絡み作用によってロービングストランド束内に
押え込まれる為、全体として大きなループとならず見掛
けの引揃え性が向上する。又ロービングパッケージの自
重によってループが底端部に押さえられる事がないので
スムーズに引出される。このためSMC製造に用いる場
合においては、部分的にカッターにロービングストラン
ド束が供給されることがなく、糸抜けによる穴開き現象
の発生が無くなり、引抜成形に用いる場合においては、
ダイスに引込まれる際にループが引掛かることによるト
ラブル発生がなくなる。さらに、合糸時において分割ス
トランド経路に抵抗部が無いか少ない為、複数本に分割
されたストランドの内在するループをしごく事なく引き
出され、乾燥ケーキのモツレ発生が極めて少なくなり、
ロービング工程の生産性が大幅向上するという利点も有
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロービングパッケージ製造方法の一例
についての(a)一部概略平面図、(b)全体概略側面
図、(c)各ストランドの関係を模式的に示すケーキ軸
方向の概略断面図である。
【図2】図1のロービングパッケージ製造方法に用いる
ケーキ配列例を示す概略断面図(a)、(b)、(c)
である。
【図3】パレット上に載置された従来及び本発明のシュ
リンク包装体の一例の概略断面図である。
【図4】ロービングパッケージを構成する各ストランド
及びロービングストランド束の形成を模式的に示す概略
図で、(a)は各ストランド例、(b)、(c)、
(d)及び(e)は本発明のストランド束の形成例、
(f)は従来のストランド束の例である。
【図5】従来のロービングパッケージ製造方法の一例に
ついての(a)全体概略側面図、(b)各ストランドの
引出し関係を示すケーキ軸方向の概略断面図である。
【符号の説明】
1、1a〜1l、11 乾燥ケーキ 2、2a〜2l、12 分割ストランド 3、10 ケーキ棚 4、4a〜4d、16、19 空間部 5、15、23、25 ロービングストランド束 6 張力付与装置 7、17 ロービングパッケージ 8 巻取装置 9、20 ループ 13 切断検出器 14 糸ガイド 18 熱収縮フィルム包装体 21 端面 22 パレット 24、26 ロービングシュリンク包装体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の分割ストランドを合わせたロービ
    ングストランド束を円筒状に巻回してなるガラス繊維ロ
    ービングパッケージにおいて、前記ロービングストラン
    ド束は実質的に中心部のストランドが周辺部のストラン
    ドの解舒撚りにより逐次絡みつけられ全体として締まっ
    た状態に保持されていることを特徴とするガラス繊維ロ
    ービングパッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロービングパッケージ
    の最外層がシュリンクされた熱収縮フィルム包装体によ
    り被覆されていることを特徴とするガラス繊維ロービン
    グシュリンク包装体。
  3. 【請求項3】 中央に空間部を有する複数のガラス繊維
    乾燥ケーキを実質的に同一軸方向に整列配置し、上流側
    から下流側へ前記各ケーキより分割ストランドを前記空
    間部を貫通せしめつつ引出して合わせてロービングスト
    ランド束を得、ついで前記ロービングストランド束に張
    力を付与した後所定形状のロービングパッケージに巻取
    ることを特徴とするガラス繊維ロービングパッケージの
    製造方法。
  4. 【請求項4】 中央に空間部を有する複数のガラス繊維
    乾燥ケーキを実質的に複数の軸方向に整列配置し、各列
    の上流側から下流側へ前記各ケーキより分割ストランド
    を空間部を貫通せしめつつ引出して合わせた後各列を合
    わせてロービングストランド束を得、ついで前記ロービ
    ングストランド束に張力を付与した後所定形状のロービ
    ングパッケージに巻取ることを特徴とするガラス繊維ロ
    ービングパッケージの製造方法。
  5. 【請求項5】 最上流の分割ストランドが複数個並列に
    配置された乾燥ケーキから引き出した後合わされたもの
    であることを特徴とする請求項3又は4に記載のガラス
    繊維ロービングパッケージの製造方法。
  6. 【請求項6】 各分割ストランドの解舒撚りが左右いず
    れかの同一方向とされていることを特徴とする請求項3
    〜5のいずれかに記載のガラス繊維ロービングパッケー
    ジの製造方法。
  7. 【請求項7】 各分割ストランドの解舒撚りが左右方向
    の組合わせとされていることを特徴とする請求項3〜5
    のいずれかに記載のガラス繊維ロービングパッケージの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれかに記載のロービ
    ングパッケージを熱収縮フィルム包装体に収納した後、
    熱処理により前記熱収縮フィルム包装体をシュリンクさ
    せ且つ前記ロービングパッケージを熱セットさせること
    を特徴とするガラス繊維ロービングシュリンク包装体の
    製造方法。
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