JPH10227146A - ブレースダンパ用カバー - Google Patents

ブレースダンパ用カバー

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Publication number
JPH10227146A
JPH10227146A JP3229397A JP3229397A JPH10227146A JP H10227146 A JPH10227146 A JP H10227146A JP 3229397 A JP3229397 A JP 3229397A JP 3229397 A JP3229397 A JP 3229397A JP H10227146 A JPH10227146 A JP H10227146A
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JP
Japan
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damper
brace
cover
brace damper
hydraulic
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Pending
Application number
JP3229397A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fukui
宏治 福井
Junji Hashimoto
純二 橋本
Akira Matsuno
亮 松野
Yuji Fujinuma
勇二 藤沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はブレースダンパのダンパを保護する
ことを課題とする。 【解決手段】 ブレースダンパ9は、第1ブレース15
と、アダプタ16と、油圧ダンパ17と、第2ブレース
18とをねじにより結合させてなる。ブレースダンパ9
に装着されるブレースダンパカバー41は、半径方向に
形成された面を境界として2分割された鉄製の第1のハ
ーフカバー42と第2のハーフカバー43とからなる。
ブレースダンパカバー41は、嵌合部45,50が第1
ブレース15の外周に嵌合し、ブレースダンパカバー4
1の嵌合部46,51が第2ブレース18の外周に嵌合
しているため、ブレース15,18の荷重が油圧ダンパ
17及びアダプタ16に作用しないようになっている。
しかも、油圧ダンパ17及びアダプタ16は、ブレース
ダンパカバー41のカバー本体44,49により形成か
ら空間内に非接触で収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレースダンパ用カ
バーに係り、特に構造物の振動エネルギを吸収するダン
パが配設されたブレースダンパに装着されるブレースダ
ンパ用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルや住宅等の構造物の耐震性を高める
手段として、柱や梁等の骨組み間に骨組を塑性変形させ
ようとするエネルギを吸収するため、骨組みの対角位置
に装架されるブレースにダンパを取り付けて大地震の振
動エネルギを吸収して骨組みを制振させる制振構造の開
発が進められている。
【0003】このような制振構造に用いられる従来のブ
レースダンパとしては、例えば特開平1−284638
号公報に開示された構成のものがある。この公報に記載
されたものは、ダンパがブレースとして取り付けられて
おり、ダンパのシリンダの端部が骨組みの一の角部に連
結され、シリンダ内を往復動するピストンに結合された
ピストンロッドの端部が骨組みの対角位置に形成された
角部に連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成されたブレースダンパでは、ブレース全体が
ダンパにより構成されているので、加工精度が要求され
るシリンダ及びピストンロッドをかなり長く(少なくと
も2〜3m程度)製作しなければならず、製作すること
が難しい。
【0005】また、ブレースダンパは、鉄骨により形成
された剛体に取り付けられているので、振幅が比較的小
さく、ピストンのストロークとしては約5〜10cm程
度あれば良いので、ブレース全体がダンパである必要が
ない。従って、ビルや住宅等の建築物の振動エネルギを
吸収するには、上記公報のもよりもコンパクトな構成と
することができる。そのため、コンパクトな構成とされ
た小型ダンパの両端に鉄パイプを溶接し、鉄パイプの端
部を骨組みの角部にボルト、ナット等の締結部材により
締結することが考えられている。
【0006】しかしながら、上記ブレースダンパは、ブ
レース間にダンパを介在させた構成であるので、組み立
て後にフォークリフトやクレーン等によりトラックに積
み込むとき、あるいは荷降ろしするとき、あるいはトラ
ック等で運搬する際に、ダンパにブレースの荷重が軸方
向と交差する方向に作用すると、ダンパの最も強度の弱
いピストンロッドに荷重が集中してピストンロッドが変
形してしまうおそれがあった。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解決したブレ
ースダンパカバーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
の発明は、梁又は柱に締結されるブレース間に配設され
た構造物の振動エネルギを吸収するダンパが配設された
ブレースダンパに装着されるブレースダンパ用カバーで
あって、前記ダンパに軸方向と交差する方向の応力が作
用しないように前記ダンパを覆うカバー本体と、該カバ
ー本体の両側から軸方向に突出し前記ブレースの外周に
嵌合される嵌合部と、からなることを特徴とするもので
ある。
【0009】従って、請求項1の発明によれば、ダンパ
に軸方向と交差する方向の応力が作用しないようにダン
パを覆うカバー本体と、カバー本体の両側から軸方向に
突出しブレースの外周に嵌合される嵌合部とを有するた
め、ダンパにブレースの荷重が作用することを防止で
き、運搬中の振動や衝撃によりダンパのピストンロッド
が変形することを防止できる。
【0010】また、請求項2の発明は、前記請求項1記
載のブレースダンパ用カバーであって、前記カバー本体
及び嵌合部は、半径方向に形成された面を境界として2
分割可能に組み合わされたことを特徴とするものであ
る。従って、請求項2の発明によれば、カバー本体及び
嵌合部が半径方向に形成された面を境界として2分割可
能に組み合わされているため、取り付け及び取り外しが
容易に行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1はブレースダンパの一実施
例が構造物に取り付けられた状態を示す概略構成図であ
る。構造物1は、鉄骨を組み合わせた1階骨組み2の上
に鉄骨を組み合わせた2階骨組み3を積み重ねた鉄骨構
造であり、1階骨組み2の柱4(41 〜43 )は基礎5
(51 〜53 )に固定され、1階骨組み2の梁6は柱4
(41 〜43 )の上端間を横架するように締結されてい
る。そして、2階骨組み3の柱7(71 〜7 3 )は梁6
に締結され、2階骨組み3の梁8は柱7(71 〜73
の上端間を横架するように締結されている。尚、図1に
おいて、外壁パネルや内壁パネルや天井板等は省略して
ある。
【0012】1階骨組み2の対角線上には、ブレースダ
ンパ9,10が取り付けられている。このブレースダン
パ9は、1階骨組み2の柱41 と梁6とにより形成され
た第1の角部11と、柱42 と基礎52 とにより形成さ
れた第2の角部12との間に装架されている。また、ブ
レースダンパ10は、1階骨組み2の柱42 と基礎5 2
とにより形成された第3の角部13と、柱43 と梁6と
により形成された第4の角部14との間に装架されてい
る。
【0013】ブレースダンパ9,10は、異なる対角方
向に延在するように取り付けられているので、例えばA
方向の変位が1階骨組み2に加えられると、ブレースダ
ンパ9には圧縮荷重が作用し、ブレースダンパ10には
引っ張り荷重が作用する。そして、B方向の変位が1階
骨組み2に加えられると、ブレースダンパ9には引っ張
り荷重が作用し、ブレースダンパ10には圧縮荷重が作
用する。
【0014】このように、ブレースダンパ9,10は、
交互に圧縮荷重または引っ張り荷重を吸収して1階骨組
み2の振動を減衰して1階骨組み2の上部に設けられた
2階骨組み3に伝搬した振動が増幅することを防止す
る。ここで、上記ブレースダンパ9,10の構成につい
て説明する。尚、ブレースダンパ9と10とは、同一構
成であるので、以下ブレースダンパ9の構成について説
明する。
【0015】図2はブレースダンパ9を分解した状態を
示す拡大図、図3は組み立て後のブレースダンパ9を示
す拡大図である。ブレースダンパ9は、第1ブレース1
5と、アダプタ16と、油圧ダンパ17と、第2ブレー
ス18とからなる。第1ブレース15は、鉄製パイプ1
9の端部に設けられたスリットに取り付け板20を嵌合
させて溶接してなる。取り付け板20には、ボルト挿通
孔20aが設けられている。
【0016】アダプタ16は、第1ブレース15のパイ
プ径と第2ブレース18のパイプ径とを同径にするため
のものであり、鉄製パイプ19の内周に設けられためね
じ19aに螺合されるおねじ16aと、油圧ダンパ17
が螺合されるめねじ16bとを有する。本実施例では、
おねじ16aが油圧ダンパ17の小径側のねじ径(後述
するおねじ23aのねじ径)と同径であるので、鉄製パ
イプ19,21が小径となっている。
【0017】第2ブレース18は、第1ブレース15と
同一構成であり、鉄製パイプ21の端部に設けられたス
リットに取り付け板22を嵌合させて溶接してなる。取
り付け板22には、ボルト挿通孔22aが設けられてい
る。油圧ダンパ17は、後述するようにシリンダ23
と、シリンダカバー24とを有し、シリンダ23の外周
には鉄製パイプ21の内周に設けられためねじ21aに
螺合されるおねじ23aが形成され、シリンダカバー2
4の外周にはアダプタ16のめねじ16bに螺合される
おねじ24aが形成されている。本実施例では、おねじ
23aとおねじ24aとの外径が異なるもののアダプタ
16を介して結合する構成であるので、鉄製パイプ19
と21とを同径にして第1ブレース15と第2ブレース
18との共通化を図ることができる。
【0018】従って、油圧ダンパ17は、図3に示すよ
うに、シリンダカバー24がアダプタ16を介して第1
ブレース15の鉄製パイプ19に結合され、シリンダ2
3が第2ブレース18の鉄製パイプ21に螺合される。
また、油圧ダンパ17は、剛体構造とされた構造物1に
取り付けられるため、比較的小型のものを使用すること
ができる。そして、油圧ダンパ17は、第1ブレース1
5、第2ブレース18に分離可能に組み込まれているの
で、複数種のダンパを予め用意しておくことにより施工
後に減衰力の異なるダンパと交換することも可能であ
る。
【0019】また、油圧ダンパ17及びアダプタ16
は、ねじにより第1ブレース15、第2ブレース18に
結合されるため、組み立て作業が容易に行えるとともに
1階骨組み2の対角寸法に応じて全長を調整することが
できる構成となっている。そのため、各ねじ部が長手方
向の長さを調整する調整機構として機能する。尚、アダ
プタ16の外周には、スパナ等の工具が係合するための
係合面16cが切削加工されている。
【0020】このように、油圧ダンパ17を簡単に第1
ブレース15、第2ブレース18に結合させることがで
きるので、例えば施工後に構造物1を増築する場合でも
ダンパ17を容易に交換することができる。構造物1の
建設現場では、1階骨組み2が完成すると、ブレースダ
ンパ9の一方の取り付け板20を第1の角部11にボル
ト、ナットで固定し、他方の取り付け板22を第2の角
部12にボルト、ナットで固定する。その際、油圧ダン
パ17及びアダプタ16を軸回りに回動させてブレース
ダンパ9の全長を第1の角部11と第2の角部12との
離間距離に応じて調整することができる。そのため、設
置現場の取付位置に応じてブレースダンパ9の全長を任
意の長さに調整して、ダンパ17のストロークを確保す
ることができ、大地震の振動エネルギを効果的に吸収す
ることが可能となる。
【0021】図4は油圧ダンパ17の内部構造を示す縦
断面図である。油圧ダンパ17は、前述したシリンダ2
3と、シリンダカバー24とを有し、シリンダ23の内
部には油圧室25と、空気室26とが画成され、油圧室
25の両端に設けられた壁27,28にはピストンロッ
ド29が挿通される挿通孔27a,28aが設けられて
いる。油圧室25には、予め予測される振動エネルギの
大きさに応じた粘性を有する粘性オイル等の粘性流体4
0が充填されている。
【0022】また、挿通孔27a,28aの内周には、
油圧室25の粘性流体40が漏出することを防止するた
め、ピストンロッド29との間をシールするOリング3
0,31が装着されている。ピストンロッド29の一端
は、シリンダカバー24に固定され、ピストンロッド2
9の他端は、空気室26に挿入されている。従って、ピ
ストンロッド29の中間位置に結合されたピストン32
が軸方向に移動する際、ピストンロッド29も一体に摺
動するが、ピストンロッド29が油圧室25を貫通して
いるので、ピストンロッド29の移動により油圧室25
の容積変化が生じないように構成されている。
【0023】また、空気室26を画成する外周壁には、
ピストンロッド29の摺動動作に伴い空気の吸排を行う
空気孔33が設けられている。この空気孔33は、シリ
ンダ23を軸回りに回動させる際、ドライバー等のロッ
ドを挿入して回動操作するための係合孔としても使用さ
れる。また、シリンダカバー24の外周にもドライバー
等のロッドを挿入して回動操作するための係合孔34が
設けられている。
【0024】尚、上記空気孔33及び係合孔34の代わ
りにシリンダ23及びシリンダカバー24の外周にスパ
ナ等の工具が係合できるように2面取りして係合面を形
成するようにしても良い。地震発生による振動が構造物
1に伝搬されたとき、油圧室25内を往復動するピスト
ン32は、Xa方向の流れを許容するチェック弁35を
有する流路36と、Xb方向の流れを許容するチェック
弁37を有する流路38とが軸方向と平行に設けられて
いる。従って、ピストン32が図5に示すようにXa方
向に摺動する過程では、油圧室25の右室25aに充填
されて粘性流体40がチェック弁35及び流路36を通
過して左室25bに流入する。
【0025】また、ピストン32が図6に示すようにX
b方向に摺動する過程では、油圧室25の左室25bに
充填されて粘性流体40がチェック弁37及び流路38
を通過して右室25aに流入する。このように油圧室2
5に充填された粘性流体40が流路面積が絞られた流路
36又は38を通過して移動する際の粘性抵抗によりシ
リンダ23及びシリンダカバー24に入力された振動エ
ネルギを吸収する。
【0026】図7は本発明になるブレースダンパカバー
が装着された状態を示す縦断面図、図8はブレースダン
パカバー41がブレースダンパ9に装着された状態を拡
大して示す斜視図、図9はブレースダンパカバーが開い
た状態を示す斜視図、図10は開いた状態のブレースダ
ンパカバーを3方向からみた図である。ブレースダンパ
カバー41は、半径方向に形成された面を境界として2
分割された鉄製の第1のハーフカバー42と第2のハー
フカバー43とからなる。図7及び図8では、第1のハ
ーフカバー42と第2のハーフカバー43とが上記油圧
ダンパ17の周囲を覆うように結合され、上記油圧ダン
パ17がブレースダンパカバー41内に収容された状態
となっている。
【0027】図9及び図10に示すように、第1のハー
フカバー42は、油圧ダンパ17及びアダプタ16を覆
うように形成された大径なカバー本体44と、カバー本
体44の両側より軸方向に突出してブレース15,18
の外周に嵌合される嵌合部45,46とよりなる。ハー
フカバー42は、カバー本体44及び嵌合部45,46
は軸方向からみた断面形状が円弧状に形成されている。
【0028】カバー本体44は、内径がシリンダカバー
24の外径よりも大径であり、シリンダ23及びシリン
ダカバー24と非接触で装着されるように形成されてい
る。また、嵌合部45,46は、内周がブレース15,
18の外径と略同一となる寸法に形成されている。そし
て、嵌合部45,46は、半径方向の両側に延在する取
り付け板47a,47b,48a,48bが一体に設け
られている。
【0029】また、第2のハーフカバー43も上記第1
のハーフカバー42と同様、油圧ダンパ17及びアダプ
タ16を覆うように形成された大径なカバー本体49
と、カバー本体49の両側より軸方向に突出してブレー
ス15,18の外周に嵌合される嵌合部50,51とよ
りなる。そして、嵌合部50,51は、半径方向の両側
に延在する取り付け板52a,52b,53a,53b
が一体に設けられている。
【0030】第1のハーフカバー42の取り付け板47
b,48bの縁部と第2のハーフカバー43の取り付け
板49b,50bの縁部との間には、蝶番54,55が
取り付けられている。従って、第1のハーフカバー42
と第2のハーフカバー43とは、蝶番54,55により
回動可能に連結されており、容易に開閉できるようにな
っている。
【0031】そして、第1のハーフカバー42と第2の
ハーフカバー43とは、180度の角度に開いた状態に
回動されることにより、ブレースダンパ9から分離さ
れ、閉じた状態に回動されることにより、油圧ダンパ1
7及びアダプタ16を覆うように装着される。また、取
り付け板47a,48aには、長円形の挿通孔56,5
7が設けられており、取り付け板52a,53aには、
挿通孔56,57に挿通される板状の係止部材58,5
9が回動自在に設けられている。
【0032】このように構成されたブレースダンパカバ
ー41をブレースダンパ9に装着する際は、図8及び図
11に示されるように、第1のハーフカバー42と第2
のハーフカバー43とが閉じた状態に回動されて第1の
ハーフカバー42の取り付け板47a,48aと第2の
ハーフカバー43の取り付け板52a,53aとが対向
させられることにより、挿通孔56,57に係止部材5
8,59が挿通される。
【0033】その後、挿通孔56,57を貫通した係止
部材58,59が回動操作されることにより、係止部材
58,59が挿通孔56,57から抜けなくなって第1
のハーフカバー42の取り付け板47a,48aと第2
のハーフカバー43の取り付け板52a,53aとが分
離不可状態に結合される。従って、ブレースダンパカバ
ー41をブレースダンパ9に装着する際は、図9に示さ
れるように第1のハーフカバー42と第2のハーフカバ
ー43とが180°回動した開いた状態にして油圧ダン
パ17及びアダプタ16を簡単にカバー本体44,49
内に挿入させることができる。そして、第1のハーフカ
バー42又は第2のハーフカバー43を蝶番54,55
を軸として回動させ、挿通孔56,57に係止部材5
8,59を挿通された後、係止部材58,59を回動さ
せるだけでブレースダンパカバー41をブレースダンパ
9に装着できるので、短時間で能率よく取り付けること
ができる。
【0034】このように、ブレースダンパカバー41が
ブレースダンパ9に装着されると、ブレースダンパカバ
ー41は嵌合部45,50が第1ブレース15の外周に
嵌合し、ブレースダンパカバー41の嵌合部46,51
が第2ブレース18の外周に嵌合しているため、ブレー
ス15,18の荷重が油圧ダンパ17及びアダプタ16
に作用しないように取り付けられる。しかも、油圧ダン
パ17及びアダプタ16は、ブレースダンパカバー41
のカバー本体44,49により形成から空間内に非接触
で収容されている。
【0035】そのため、組み立て後にフォークリフトや
クレーン等によりトラックに積み込むとき、あるいは荷
降ろしするとき、あるいはトラック等で運搬する際にブ
レース15,18の荷重が油圧ダンパ17及びアダプタ
16に作用せず、運搬中の振動や衝撃により油圧ダンパ
17の最も強度の弱いピストンロッド29に荷重が集中
してピストンロッド29を変形させてしまうことを防止
できる。
【0036】さらに、ブレースダンパカバー41は、第
1のハーフカバー42と第2のハーフカバー43との結
合により密閉された状態で油圧ダンパ17及びアダプタ
16を収容するため、ブレースダンパ9が建築現場で構
造物1に取り付けられるまで、油圧ダンパ17を保護す
ることができ、例えば外力が加えられることを防止でき
ると共に、風雨や塵埃からも油圧ダンパ17を保護する
ことができる。
【0037】図12は本発明の変形例を示す斜視図であ
る。尚、上記ブレースダンパカバー41と共通部分に
は、同一符号を付してその説明を省略する。ブレースダ
ンパカバー61は、カバー本体44,49の両端外周の
夫々に脚部62〜65が溶接により固着されている。脚
部62〜65は、カバー本体44,49が床面に載置さ
れる際にブレースダンパカバー61を水平状態に支持す
るものであり、ブレースダンパカバー61がブレースダ
ンパ9に装着されたときは、ブレース15,18を水平
方向に延在させた状態に保持するようにカバー本体4
4,49を支持する。
【0038】また、脚部62〜65は、ブレースダンパ
カバー61が転がることを防止しており、例えば運搬時
あるいは建築現場の資材置場に載置されたとき、ブレー
スダンパ9の転がりが防止される。また、脚部62〜6
5は、重量物が重ねられた場合にブレースダンパカバー
61を保護するプロテクタとしても作用するものであ
る。
【0039】また、脚部62〜65は、L字状に形成さ
れているので、カバー本体44,49の外周との間に三
角形状の空間62a〜65aが形成される。この空間6
2a〜65aは、例えばブレースダンパカバー61を持
ち上げるときの把手として使用することができるだけで
なく、クレーン等でつり上げる際にワイヤを通すことも
できるし、あるいはトラックで運搬する際に複数のブレ
ースダンパカバー61をロープで縛る際にロープ挿通部
としても使用できるので便利である。
【0040】さらに、ブレースダンパカバー61の嵌合
部45,46,50,51の内周面には、板状に形成さ
れた硬質ゴム66が貼着されている。この硬質ゴム66
は、嵌合部45,46,50,51に嵌合されるブレー
ス15,18の外周との隙間を無くして防塵効果を高め
ると共に、運搬中にブレース15,18の外周が嵌合部
45,46,50,51と擦れて傷つくことを防止でき
る。
【0041】また、硬質ゴム66は、比較的硬度が高
く、且つ薄い板状であるので、嵌合部45,46,5
0,51に保持されたブレース15,18が揺動するこ
とはなく、ピストンロッド29にブレース15,18の
荷重が作用しないように設けられている。尚、上記実施
例では、油圧ダンパが第1ブレースと第2ブレース18
との間に分解可能に取り付けられており、夫々がねじに
より結合されているので、軸回りに回すことにより軸方
向の長さを調整できる構成を一例として挙げたが、これ
に限らず、油圧ダンパ以外のダンパ(例えば弾性ゴムダ
ンパ、摩擦ダンパ等)を用いても良いし、あるいはねじ
の代わりに各部材間をスライド可能に嵌合させ、ロック
爪あるいはロックピン等で所定長さ位置にロックするよ
うにしても良い。
【0042】また、上記実施例では、ブレースダンパカ
バー41,61が2分割できる構成としたが、これに限
らず、3分割できる構成としても良い。また、上記実施
例では、ハーフカバー42,43が蝶番54,55によ
り開閉可能な構成としてが、これに限らず、上記蝶番5
4,55や係止部材58,59の代わりにボルト、ナッ
トにより締結される構成としても良い。
【0043】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
ダンパに軸方向と交差する方向の応力が作用しないよう
にダンパを覆うカバー本体と、カバー本体の両側から軸
方向に突出しブレースの外周に嵌合される嵌合部とを有
するため、ダンパにブレースの荷重が作用することを防
止でき、運搬中の振動や衝撃によりダンパのピストンロ
ッドが変形することを防止できる。
【0044】また、請求項2の発明によれば、カバー本
体及び嵌合部が半径方向に形成された面を境界として2
分割可能に組み合わされているため、ブレースダンパカ
バーの取り付け及び取り外し作業を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブレースダンパが構造物に取り付けられた状態
を示す概略構成図である。
【図2】ブレースダンパを分解した状態を示す拡大図で
ある。
【図3】組み立て後のブレースダンパを示す拡大図であ
る。
【図4】油圧ダンパの内部構造を示す縦断面図である。
【図5】油圧ダンパのピストンがXa方向に移動したと
きの動作を説明するための縦断面図である。
【図6】油圧ダンパのピストンがXb方向に移動したと
きの動作を説明するための縦断面図である。
【図7】本発明になるブレースダンパカバーが装着され
た状態を示す縦断面図である。
【図8】ブレースダンパカバーがブレースダンパに装着
された状態を拡大して示す斜視図である。
【図9】ブレースダンパカバーが開いた状態を示す斜視
図である。
【図10】開いた状態のブレースダンパカバーを3方向
からみた図である。
【図11】閉じた状態のブレースダンパカバーを3方向
からみた図である。
【図12】ブレースダンパカバーの変形例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 構造物 2 1階骨組み 3 2階骨組み 4(41 〜43 ),7(71 〜73 ) 柱 5(51 〜53 ) 基礎 6,8 梁 9,10 ブレースダンパ 15 第1ブレース 16 アダプタ 17 油圧ダンパ 18 第2ブレース 23 シリンダ 24 シリンダカバー 29 ピストンロッド 32 ピストン 41,61 ブレースダンパカバー 42 第1のハーフカバー 43 第2のハーフカバー 44,49 カバー本体 45,46,50,51 嵌合部 54,55 蝶番 58,59 係止部材 62〜65 脚部 66 硬質ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤沼 勇二 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁又は柱に締結されるブレース間に配設
    された構造物の振動エネルギを吸収するダンパが配設さ
    れたブレースダンパに装着されるブレースダンパ用カバ
    ーであって、 前記ダンパに軸方向と交差する方向の応力が作用しない
    ように前記ダンパを覆うカバー本体と、 該カバー本体の両側から軸方向に突出し前記ブレースの
    外周に嵌合される嵌合部と、 からなることを特徴とするブレースダンパ用カバー。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のブレースダンパ用カ
    バーであって、 前記カバー本体及び嵌合部は、半径方向に形成された面
    を境界として2分割可能に組み合わされたことを特徴と
    するブレースダンパ用カバー。
JP3229397A 1997-02-17 1997-02-17 ブレースダンパ用カバー Pending JPH10227146A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201821A (ja) * 2001-01-04 2002-07-19 Hitachi Metals Techno Ltd 制震用油圧ダンパの施工方法
JP2003269533A (ja) * 2002-03-13 2003-09-25 Kayaba Ind Co Ltd 制振装置
JP2010156410A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Kirin Brewery Co Ltd 軸用カバー
KR101697753B1 (ko) * 2016-07-12 2017-01-18 주식회사 힐 엔지니어링 보호커버가 구비된 강성 조절형 이력 댐퍼
WO2025021610A1 (de) * 2023-07-27 2025-01-30 Zf Friedrichshafen Ag Schutzrohr für einen schwingungsdämpfer eines kraftfahrzeugs

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