JP2002201821A - 制震用油圧ダンパの施工方法 - Google Patents
制震用油圧ダンパの施工方法Info
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Abstract
狭かったり、その取付け部周辺の床が未完成であって
も、制震用油圧ダンパを建築物の躯体に容易に取り付け
ることができる制震用油圧ダンパの施工方法を提供す
る。 【解決手段】 その姿勢や長さが変化しないように固定
手段28により固定された制震用油圧ダンパ20を構造
体16、14、12cに取付け、この後に構造体16、
14、12cを制震用油圧ダンパ20と共に建築物の躯
体10、12a、18、22に取付けるようにした。
Description
加えられる建築物を変形させようとする外力を減衰する
ために用いられる制震用油圧ダンパの施工方法に関する
ものである。
築物としては、例えば、図6に示すようなものがある。
同図における建築物は、地上に立設された柱部材10
と、互いに隣合う柱部材10間に掛け渡される梁部材1
2と、隣合う柱部材10間及び隣合う梁部材12間にV
字状に設けられた一対のブレース14,14(筋交い)
と、このブレース14,14の下端部を連結するブレー
ス連結部材16と、ブレース14,14の各々の上端部
を固定する一対のブレース固定部18,18と、ブレー
ス連結部材16との間に制震用油圧ダンパ20を挟んで
取り付けるためのダンパ固定部22とから概ね構成され
ている。
パ20を設ける場合は、従来は、図7に示すような、後
は制震用油圧ダンパ20を取り付けるばっかりの建築物
の構造が完成した後に、ブレース連結部材16の両端部
とダンパ固定部22,22の各々の間に制震用油圧ダン
パ20を取り付けるようにしていた。
うな従来の制震用油圧ダンパの施工方法においては、制
震用油圧ダンパ20の取り付け部周辺の作業空間が狭か
ったり、その取り付け部周辺の床が未完成であったりし
た場合には、制震用油圧ダンパ20の施工作業は非常に
困難であった。
てて後で建築物の躯体に組み付けたときにその躯体の一
部となる構造体に、制震用油圧ダンパを回転ジョイント
部を介して取り付け、この後にその構造体を制震用油圧
ダンパと共に建築物の躯体に取り付けるようにした制震
用油圧ダンパの施工方法を考えることができる。
造体に取り付けた制震用油圧ダンパをその両端部の回転
ジョイント部の一方のみで支えることになるため、図8
に示すように、その自重によって制震用油圧ダンパ20
が傾いてしまうという問題がある。またそれだけでな
く、回転ジョイント部により制震用油圧ダンパ20のシ
リンダ側が自らの軸回りに回転したり、回転ジョイント
部がピストンロッドと連結されている場合は、そのピス
トンロッドがシリンダから最大限に伸び切ってしまい、
回転ジョイント部とシリンダとの間の距離が長くなって
しまうおそれもある。
震用油圧ダンパの取り付け部周辺の作業空間が狭かった
り、その取り付け部周辺の床が未完成であっても、制震
用油圧ダンパを建築物の躯体に容易に取り付けることが
できると共に、制震用油圧ダンパの取り付け施工時に、
制震用油圧ダンパの姿勢や回転ジョイント部とシリンダ
との間の距離等が変化することなく、安定して取り付け
ることができる制震用油圧ダンパの施工方法を提供する
ことを課題とするものである。
に、本発明の制震用油圧ダンパの施工方法は、その姿勢
や長さが変化しないように固定手段により固定された制
震用油圧ダンパを構造体に取り付け、この後に前記構造
体を制震用油圧ダンパと共に建築物の躯体に取り付ける
ようにしたことを特徴とするものである。
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図8
は、本発明の一実施の形態に係る制震用油圧ダンパの施
工方法について説明するために参照する図である。従来
と同一の部品には同一の符号を付して説明する。
が設けられた建築物を施工する場合、本発明の一実施の
形態においては、まず建築物の躯体を立設するのと併行
して(或はその後)、地上でブレース14,14、ブレ
ース連結部材16、及び梁部材12の中央部12cを互
いに一体的に組立てた構造体を作る。そして、図1に示
すように、ブレース連結部材16の両端部の各々に制震
用油圧ダンパ20の一端部のボールジョイント部25
(回転ジョイント部)を連結する。
付けた制震用油圧ダンパ20を片側のボールジョイント
部25のみで支えることになるため、図8に示すよう
に、その自重によって制震用油圧ダンパ20が傾いてし
まう問題点がある。またそれだけでなく、ボールジョイ
ント部25により制震用油圧ダンパ20のシリンダ23
側が自らの軸回りに回転したり、ピストンロッド26が
シリンダ23から最大限に伸び切ってしまい、回転ジョ
イント部とシリンダとの間の距離が長くなってしまうお
それもある。
ンロッド26側に連結されたボールジョイント部25を
ブレース連結部材16の端部に取り付けると共に、ブレ
ース連結部材16に対して制震用油圧ダンパ20が傾い
たり、ボールジョイント部25により制震用油圧ダンパ
20が回転したり、ピストンロッド26がシリンダ23
から最大限に伸び切ったりしないように、図1,2に示
すように、制震用油圧ダンパ20にはダンパ固定部材2
8(固定手段)が設けられる。
第1部材28aと、図4に示すような第2部材28bと
から構成されている。図3に示すように、第1部材28
aは制震用油圧ダンパ20への着脱の便宜上、直径部で
2つに分割された半円板状に形成されており、この半径
方向の内側の円周方向にあけられた複数の孔に挿通する
ビスにより、図5に示すように第1部材28aはボール
ジョイント部25に固定される。
用油圧ダンパ20への着脱の便宜上、円筒状が直径部で
軸線に沿って2つに分割された半円筒状に形成されてお
り、各々の両端部にはフランジ部28f,28fが形成
されている。第2部材28bの外側で半円周方向の中央
部には着脱の便宜上から取手部28hが形成されてい
る。また、フランジ部28fには半円周方向に間隔をお
いて複数の孔が形成されている。
fはその孔に挿通するビスにより、図5に示すようにシ
リンダ23に固定され、第2部材28bの他方側のフラ
ンジ部28fはその孔に挿通するビスが、第1部材28
aの半径方向の外側の円周方向にあけられた複数のネジ
孔に締めつけられることにより、第1部材28aと第2
部材28bとが互いに締結されている。
取り付けられたピストンロッド26側のボールジョイン
ト部25と、シリンダ23との間にダンパ固定部材28
を取り付けることにより、制震用油圧ダンパ20のボー
ルジョイント部25とシリンダ23との間の回転や距離
の変化を規制することができる。
よりも何倍も重いシリンダ23側が、ボールジョイント
部25の軸線に対してシリンダ23の軸線が折れ曲がっ
てシリンダ23側が垂れ下がることをダンパ固定部材2
8が規制することができる。
ボールジョイント部27はそれ自体の自重による折れ曲
がり(垂れ下がり)は生じにくいが、周囲の部材等に接
触して回転してしまうおそれもあるため、ブレース連結
部材16側のボールジョイント部25に用いたダンパ固
定部材28と同様の固定手段をボールジョイント部27
側にも設けてもよい。
体的に連結された図1に示す構造体は、建築物の互いに
隣合う躯体間に搬入されて、それまでの短いブレース1
4,14の各々に継ぎ足した長いブレース14,14の
上端部をブレース固定部18,18に各々連結し、梁部
材12の中央部12cの両端部を梁部材12の端部12
a,12aに各々連結すると共に、制震用油圧ダンパ2
0のボールジョイント部25と反対側のボールジョイン
ト部27をダンパ固定部22に連結する。
物の躯体のダンパ固定部22と構造体のブレース連結部
材16との間に取り付けられることが完了するので、建
築物の躯体への構造体の取り付け作業と制震用油圧ダン
パ20の取り付け作業が並行して行なうことができるた
め、作業量や施工時間を低減させることができる。
側にまだ床が施工されていない場合、もしくは設計上か
ら制震用油圧ダンパ20を取り付ける場所の周囲に床や
平面部が無い場合であっても、制震用油圧ダンパ20を
容易に建築物の躯体に取り付けることができる。
震用油圧ダンパ20を取り付けたブレース14,14等
の構造体を前記躯体間の所定位置に搬入する際に、制震
用油圧ダンパ20にダンパ固定部材28を設けたために
制震用油圧ダンパ20の不安定な動きを防止できるの
で、制震用油圧ダンパ20とダンパ固定部22との間の
位置ずれが生じにくく、制震用油圧ダンパ20をダンパ
固定部22へ取り付けることが容易となる。
築物の躯体に設けられた後は、ダンパ固定部材28を制
震用油圧ダンパ20に取り付けたままにしておいたので
は制震用油圧ダンパ20は地震等の外力を減衰する動作
をすることができないので、ダンパ固定部材28を制震
用油圧ダンパ20から取り外して、これから建築物の躯
体に取り付けられる制震用油圧ダンパ20に再び取り付
けて使用することができる。
定部材28を、一対の半円板状の第1部材28aと、一
対の半円筒状の第2部材28bとから構成した場合につ
いて説明したが、ダンパ固定部材28以外の固定手段と
しては、ブレース連結部材16や梁部材12、ブレース
14に設置した固定部材によって制震用油圧ダンパ20
を構造体に固定する等、制震用油圧ダンパ20の、ボー
ルジョイント部25とシリンダ23との間の回転や距離
の変化を規制することができる部材であれば、他のどの
ような形状や構成の部材を用いてもよい。
圧ダンパ20のボールジョイント部25の方を構造体に
取り付ける場合について説明したが、ボールジョイント
部25と反対側のボールジョイント部27の方を構造体
に取り付けるようにしてもよい。
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
圧ダンパの施工方法によれば、建築物の躯体へ構造体と
制震用油圧ダンパを一体化して並行して取り付けること
ができるため、制震用油圧ダンパを取り付けるための作
業量や施工時間を低減させることができる。
の作業空間が狭かったり、その取り付け部周辺の床が未
完成であっても、制震用油圧ダンパを建築物の躯体に容
易に取り付けることができると共に、制震用油圧ダンパ
の取り付け施工時に制震用油圧ダンパが傾いたり、回転
等したりすることなく安定して取り付けることができ
る。
が設けられる建築物を施工する方法を説明するための、
制震用油圧ダンパ20が一体的に連結された後付け構造
体を示す図である。
設けた状態のダンパ固定部材28の外観を示す側面図で
ある。
円板上の第1部材28aを示す図であり、図3(a)は
その断面図、図3(b)はその正面図である。
円筒状の第2部材28bを示す図であり、図4(a)は
その断面図、図4(b)はその正面図である。
材28bを制震用油圧ダンパ20のボールジョイント部
25とシリンダ23の間に設けた状態を示すダンパ固定
部材28の取り付け拡大断面図である。
成を示す正面図である。
り付けられていない状態の従来の建築物の施工途中の構
成を示す正面図である。
設けない場合の構造体に連結された制震用油圧ダンパ2
0の不安定な状態を示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 その姿勢や長さが変化しないように固定
手段により固定された制震用油圧ダンパを構造体に取り
付け、 この後に前記構造体を制震用油圧ダンパと共に建築物の
躯体に取り付けるようにしたことを特徴とする制震用油
圧ダンパの施工方法。 - 【請求項2】 前記固定手段が、前記制震用油圧ダンパ
の回転ジョイント部とシリンダとの間の相対回転や距離
の変化を規制する部材により構成されることを特徴とす
る請求項1に記載の制震用油圧ダンパの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001000232A JP4653891B2 (ja) | 2001-01-04 | 2001-01-04 | 制震用油圧ダンパの施工方法 |
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Publications (2)
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| JP4653891B2 JP4653891B2 (ja) | 2011-03-16 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010281171A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Taisei Corp | 制振補強構造を有する建物および制振補強方法 |
| JP2018199958A (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-20 | 清水建設株式会社 | 制震構造 |
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-
2001
- 2001-01-04 JP JP2001000232A patent/JP4653891B2/ja not_active Expired - Fee Related
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