JPH1022769A - 積層型圧電共振子およびその製造方法 - Google Patents
積層型圧電共振子およびその製造方法Info
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- JPH1022769A JPH1022769A JP16952796A JP16952796A JPH1022769A JP H1022769 A JPH1022769 A JP H1022769A JP 16952796 A JP16952796 A JP 16952796A JP 16952796 A JP16952796 A JP 16952796A JP H1022769 A JPH1022769 A JP H1022769A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造効率が比較的高く、さらに、安定した圧
電特性が得られる積層型圧電共振子の製造方法を提供す
る。 【解決手段】圧電共振基板1、該圧電共振基板1の上下
両主面側から挟持し、且つ穴部24、25を有するスペ
ーサ基板21、22、12、22、該スペーサ基板2
1、22、21、22の外側主面から挟持する封止基板
23、23とからなる積層体に、端子電極3、3を配置
した積層型圧電共振子の製造方法である。前記圧電共振
基板1、第1、第2のスペーサ基板を各セラミックグリ
ーンシートの積層一体化で形成し、その後、接着によっ
て封止基板を接合する。
電特性が得られる積層型圧電共振子の製造方法を提供す
る。 【解決手段】圧電共振基板1、該圧電共振基板1の上下
両主面側から挟持し、且つ穴部24、25を有するスペ
ーサ基板21、22、12、22、該スペーサ基板2
1、22、21、22の外側主面から挟持する封止基板
23、23とからなる積層体に、端子電極3、3を配置
した積層型圧電共振子の製造方法である。前記圧電共振
基板1、第1、第2のスペーサ基板を各セラミックグリ
ーンシートの積層一体化で形成し、その後、接着によっ
て封止基板を接合する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、圧電共振基板の両
主面をスペーサ基板で挟持し、さらに、2枚の封止基板
で挟持して成る積層型共振素子の製造方法に関するもの
である。
主面をスペーサ基板で挟持し、さらに、2枚の封止基板
で挟持して成る積層型共振素子の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、積層型共振素子は、製造方法の簡
略化のために、圧電共振基板となり、その両主面に振動
電極となる導体膜を形成した圧電性セラミックグリーン
シート、スペーサ基板となり、圧電共振基板の共振部の
振動空間を確保するために穴部が形成されたセラミック
グリーンシート、封止基板となるセラミックグリーンシ
ートを用い、夫々のグリーンシートを順次積層し、圧着
し、一体焼結していた(例えば、特開平1−19150
9号、特開平4−17376号、特開平5−26796
9号など)。
略化のために、圧電共振基板となり、その両主面に振動
電極となる導体膜を形成した圧電性セラミックグリーン
シート、スペーサ基板となり、圧電共振基板の共振部の
振動空間を確保するために穴部が形成されたセラミック
グリーンシート、封止基板となるセラミックグリーンシ
ートを用い、夫々のグリーンシートを順次積層し、圧着
し、一体焼結していた(例えば、特開平1−19150
9号、特開平4−17376号、特開平5−26796
9号など)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の圧電特
性は、焼結状態やグリーンシートの厚みによるばらつき
により変動してしまい、共振特性を一体化するために、
導体膜を焼結して得られる振動電極をトリミングや重み
付けなどの調整処理が必要となるが、上述の製造方法で
は、振動電極となる導体膜が、圧電基板となる圧電性セ
ラミックグリーンシート、スペーサ基板となるセラミッ
クグリーンシート、封止基板となるセラミックグリーン
シートで隠蔽されているために、その作業が実質的には
不可能となってしまう。
性は、焼結状態やグリーンシートの厚みによるばらつき
により変動してしまい、共振特性を一体化するために、
導体膜を焼結して得られる振動電極をトリミングや重み
付けなどの調整処理が必要となるが、上述の製造方法で
は、振動電極となる導体膜が、圧電基板となる圧電性セ
ラミックグリーンシート、スペーサ基板となるセラミッ
クグリーンシート、封止基板となるセラミックグリーン
シートで隠蔽されているために、その作業が実質的には
不可能となってしまう。
【0004】しかも、穴部を有するスペーサ基板となる
セラミックグリーンシートが、圧電基板となる圧電性セ
ラミックグリーンシートと封止基板のセラミックグリー
ンシートとに接しており、焼結処理時の熱膨張係数の差
による応力によってシート間の剥離が発生しやすい構造
であった。
セラミックグリーンシートが、圧電基板となる圧電性セ
ラミックグリーンシートと封止基板のセラミックグリー
ンシートとに接しており、焼結処理時の熱膨張係数の差
による応力によってシート間の剥離が発生しやすい構造
であった。
【0005】また、グリーンシートに含まれる有機成分
が、焼結によって焼失されるが、特に、振動空間部分に
有機成分が滞留してしまい、振動電極上に異物として残
存してしまい、圧電特性をさらに悪化させることもあ
る。
が、焼結によって焼失されるが、特に、振動空間部分に
有機成分が滞留してしまい、振動電極上に異物として残
存してしまい、圧電特性をさらに悪化させることもあ
る。
【0006】尚、上述の調整に関して、特開平1−19
1509号では、圧電基板とスペーサ基板の界面に空洞
を形成した構造も提案されているが、振動電極に対して
平行な方向からしか調整処理することができず、その作
業は極めて困難なものとなっている。
1509号では、圧電基板とスペーサ基板の界面に空洞
を形成した構造も提案されているが、振動電極に対して
平行な方向からしか調整処理することができず、その作
業は極めて困難なものとなっている。
【0007】本発明は上述の課題に鑑みて案出されたも
のであり、その目的は、製造効率が比較的高く、さら
に、安定した圧電特性が得られる積層型圧電共振子の製
造方法を提供するものである。
のであり、その目的は、製造効率が比較的高く、さら
に、安定した圧電特性が得られる積層型圧電共振子の製
造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための具体的な手段】第1の発明によ
れば、両主面に振動電極を形成した圧電共振基板の両主
面に、前記圧電共振基板と焼結一体化し、かつ中央部に
振動電極を露出させる穴部を有するスペーサ基板と、封
止基板とを順次配設した。
れば、両主面に振動電極を形成した圧電共振基板の両主
面に、前記圧電共振基板と焼結一体化し、かつ中央部に
振動電極を露出させる穴部を有するスペーサ基板と、封
止基板とを順次配設した。
【0009】第2の発明によれば、前記スペーサ基板が
少なくとも2層以上の多層構造を有し、且つ圧電共振基
板側の層に形成された穴部の径が、封止基板側の層の穴
部の径よりも大きいことである。
少なくとも2層以上の多層構造を有し、且つ圧電共振基
板側の層に形成された穴部の径が、封止基板側の層の穴
部の径よりも大きいことである。
【0010】第3の発明は第1の発明の積層型共振素子
を製造する方法であり、(1)大型の圧電性セラミック
グリーンシート、複数の穴部を有する大型のセラミック
グリーンシート及び大型の封止基板を形成する工程と、
(2)前記圧電性セラミックグリーンシートの両主面
に、振動電極となる導体膜を各々複数形成する工程と、
(3)前記導体膜を形成した圧電性セラミックグリーン
シートの上下面に、セラミックグリーンシートを、該セ
ラミックグリーンシートの各穴部が前記各導体膜と対向
するようにして積層するとともに、焼成処理して、両主
面に複数の振動電極を形成した大型圧電共振基板の両主
面にスペーサ基板を焼結一体させた大型積層体を形成す
る工程と、(4)前記大型積層体のスペーサ基板に設け
た穴部を介して、圧電共振基板上の各振動電極を調整処
理する工程と、(5)前記大型積層体のスペーサ基板表
面に、接着剤を介して封止基板を接合する工程と、
(6)前記封止基板を接合した大型積層体を分割処理
し、複数の積層型圧電共振素体を得る工程と、(7)前
記積層型圧電共振素体の端面に、圧電共振基板の振動電
極と接続する外部端子を被着形成する工程と、から成る
積層型圧電共振子の製造方法である。
を製造する方法であり、(1)大型の圧電性セラミック
グリーンシート、複数の穴部を有する大型のセラミック
グリーンシート及び大型の封止基板を形成する工程と、
(2)前記圧電性セラミックグリーンシートの両主面
に、振動電極となる導体膜を各々複数形成する工程と、
(3)前記導体膜を形成した圧電性セラミックグリーン
シートの上下面に、セラミックグリーンシートを、該セ
ラミックグリーンシートの各穴部が前記各導体膜と対向
するようにして積層するとともに、焼成処理して、両主
面に複数の振動電極を形成した大型圧電共振基板の両主
面にスペーサ基板を焼結一体させた大型積層体を形成す
る工程と、(4)前記大型積層体のスペーサ基板に設け
た穴部を介して、圧電共振基板上の各振動電極を調整処
理する工程と、(5)前記大型積層体のスペーサ基板表
面に、接着剤を介して封止基板を接合する工程と、
(6)前記封止基板を接合した大型積層体を分割処理
し、複数の積層型圧電共振素体を得る工程と、(7)前
記積層型圧電共振素体の端面に、圧電共振基板の振動電
極と接続する外部端子を被着形成する工程と、から成る
積層型圧電共振子の製造方法である。
【0011】
【作用】第1の発明によれば、圧電共振基板と圧電共振
基板の振動電極を開放するための穴部が形成されたスペ
ーサ基板とが一体化した積層体に、この穴部を封止する
ように封止基板が接着されている。従って、封止基板を
接着する前に、周波数特性を調整が可能となる。
基板の振動電極を開放するための穴部が形成されたスペ
ーサ基板とが一体化した積層体に、この穴部を封止する
ように封止基板が接着されている。従って、封止基板を
接着する前に、周波数特性を調整が可能となる。
【0012】第2の発明によれば、1つのスペーサ基板
を多層構造として、その穴部の穴径を圧電共振基板側の
スペーサ基板で大きくしたため、焼結積層体に封止用接
合部材を介して封止基板を接合した際に、封止用接合部
材に流れても、流れ方向にそって穴径が大きくなるた
め、流れ込みを緩和させることができる。
を多層構造として、その穴部の穴径を圧電共振基板側の
スペーサ基板で大きくしたため、焼結積層体に封止用接
合部材を介して封止基板を接合した際に、封止用接合部
材に流れても、流れ方向にそって穴径が大きくなるた
め、流れ込みを緩和させることができる。
【0013】第3の発明によれば、穴部有するスペーサ
基板となるセラミックグリーンシート、振動電極を有す
る圧電共振基板となる圧電性セラミックグリーンシー
ト、穴部有するスペーサ基板となるセラミックグリーン
シートを積層し、一体焼結している。従って、焼結積層
体の外表面には、圧電共振基板の振動電極と直交するよ
うになり、圧電共振基板の周波数特性の調整を、この穴
部を介して簡単に振動電極の処理が簡単に行える。
基板となるセラミックグリーンシート、振動電極を有す
る圧電共振基板となる圧電性セラミックグリーンシー
ト、穴部有するスペーサ基板となるセラミックグリーン
シートを積層し、一体焼結している。従って、焼結積層
体の外表面には、圧電共振基板の振動電極と直交するよ
うになり、圧電共振基板の周波数特性の調整を、この穴
部を介して簡単に振動電極の処理が簡単に行える。
【0014】また、焼結時に、各セラミックグリーンシ
ートに含まれる有機成分は、完全に外部へ除去されるこ
とになり、特性の安定に大きく寄与する。また、焼結時
においては、セラミックグリーンシートと圧電性セラミ
ックグリーンシートとの接合であるため、剥離現象も減
少する。
ートに含まれる有機成分は、完全に外部へ除去されるこ
とになり、特性の安定に大きく寄与する。また、焼結時
においては、セラミックグリーンシートと圧電性セラミ
ックグリーンシートとの接合であるため、剥離現象も減
少する。
【0015】また、製造方法においては、大型のシー
ト、大型の封止基板を用いて製造することになり、ま
た、封止基板を接着するにあたり、圧電共振基板の圧電
特性が完全に調整されているため、個々の素子は非常に
特性が安定し、歩留が向上することになる。即ち、大型
積層体から分割・切断することから製造効率が比較的高
い状態で維持でき、しかも、安定した特性の共振子を得
ることができる。
ト、大型の封止基板を用いて製造することになり、ま
た、封止基板を接着するにあたり、圧電共振基板の圧電
特性が完全に調整されているため、個々の素子は非常に
特性が安定し、歩留が向上することになる。即ち、大型
積層体から分割・切断することから製造効率が比較的高
い状態で維持でき、しかも、安定した特性の共振子を得
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の積層型圧電共振子
及びその製造方法を図面を用いて説明する。
及びその製造方法を図面を用いて説明する。
【0017】図1は本発明に係る積層型圧電共振子の断
面構造図であり、図2は、製造工程を説明するための工
程図であり、図3は、積層体を構成するシートの分解斜
視図である。尚、図3は、上半分の構成を示すものであ
り、下側は省略している。
面構造図であり、図2は、製造工程を説明するための工
程図であり、図3は、積層体を構成するシートの分解斜
視図である。尚、図3は、上半分の構成を示すものであ
り、下側は省略している。
【0018】図において、10は積層型圧電共振素体で
あり、1は圧電共振基板、21、21は第1のスペーサ
基板、22、22は第2のスペーサ基板、23、23
は、封止基板である。
あり、1は圧電共振基板、21、21は第1のスペーサ
基板、22、22は第2のスペーサ基板、23、23
は、封止基板である。
【0019】圧電共振基板1は、チタン酸ジルコン酸鉛
などの圧電性セラミックであり、その両主面に振動電極
11、12が形成されている。振動電極11、12はA
g−PdなどのAg系導体材料であり、その形状は、振
動電極11、12が互いに対向する振動部分と圧電共振
基板1の端面に露出するターミナル部13、14とから
構成されている。尚、ターミナル部13と14とは、互
いに対向する端面側に延出している。ターミナル部13
と14と対向するダミーパターン15、16が形成され
ている。
などの圧電性セラミックであり、その両主面に振動電極
11、12が形成されている。振動電極11、12はA
g−PdなどのAg系導体材料であり、その形状は、振
動電極11、12が互いに対向する振動部分と圧電共振
基板1の端面に露出するターミナル部13、14とから
構成されている。尚、ターミナル部13と14とは、互
いに対向する端面側に延出している。ターミナル部13
と14と対向するダミーパターン15、16が形成され
ている。
【0020】スペーサ基板21、22、21、22は、
圧電共振基板1と略同じ材料のセラミックであり、その
厚みは、30〜50μmとなっている。そして、各スペ
ーサ基板21、21、22、22のその中央部分、即
ち、圧電共振基板1の振動部に相当する位置には、例え
ば円形状の穴部24、25、24、55が形成されてい
る。尚、第1のスペーサ基板21、21に形成された穴
部24、24の径は、第2のスペーサ基板22、22に
形成された穴部25、25の径に比較して大きくなって
いる。
圧電共振基板1と略同じ材料のセラミックであり、その
厚みは、30〜50μmとなっている。そして、各スペ
ーサ基板21、21、22、22のその中央部分、即
ち、圧電共振基板1の振動部に相当する位置には、例え
ば円形状の穴部24、25、24、55が形成されてい
る。尚、第1のスペーサ基板21、21に形成された穴
部24、24の径は、第2のスペーサ基板22、22に
形成された穴部25、25の径に比較して大きくなって
いる。
【0021】封止基板23、23は、ガラス、アルミナ
セラミックなどが例示でき、その厚みは、0.1〜0.
2mm程度である。この封止基板23、23は、第2の
スペーサ22、22上に、エポキシ系樹脂接着剤や低融
点ガラス部材26、26などを用いて接合されている。
セラミックなどが例示でき、その厚みは、0.1〜0.
2mm程度である。この封止基板23、23は、第2の
スペーサ22、22上に、エポキシ系樹脂接着剤や低融
点ガラス部材26、26などを用いて接合されている。
【0022】外部端子3、3は、圧電共振基板1、スペ
ーサ基板21、21、22、22、封止基板23、23
からなる積層型圧電共振素体10の対向する端面に形成
されるものであり、具体的には、Ag系の下地導体上
に、Cu、Ni、錫などをメッキ処理する。尚、Ag系
下地導体は、スパッタなどで形成したり、また、Ag系
導電性ペーストの焼きつけなどによって形成される。こ
れにより、圧電共振基板1と第1のスペーサ基板21、
21との界面から現れる振動電極11、12のターミナ
ル部13、14と電気的に接続されることになる。
ーサ基板21、21、22、22、封止基板23、23
からなる積層型圧電共振素体10の対向する端面に形成
されるものであり、具体的には、Ag系の下地導体上
に、Cu、Ni、錫などをメッキ処理する。尚、Ag系
下地導体は、スパッタなどで形成したり、また、Ag系
導電性ペーストの焼きつけなどによって形成される。こ
れにより、圧電共振基板1と第1のスペーサ基板21、
21との界面から現れる振動電極11、12のターミナ
ル部13、14と電気的に接続されることになる。
【0023】次に、上述の構造の積層型圧電共振素子の
製造方法を説明する。
製造方法を説明する。
【0024】まず、図2に示すように、3系統、4種類
のセラミックグリーンシートを形成する。
のセラミックグリーンシートを形成する。
【0025】第1は、圧電共振基板1となる圧電性セラ
ミックグリーンシート1aである。
ミックグリーンシート1aである。
【0026】これは、圧電性セラミック材料を主成分と
して、有機成分を均質混練して所定厚みにテープ成型
し、所定大きさに切断される。尚、所定厚みとは、圧電
特性に応じて任意に変更されるものであり、例えば、2
0〜100μmであり、大きさは、複数の圧電基板1・
・・が抽出できる大きさである。
して、有機成分を均質混練して所定厚みにテープ成型
し、所定大きさに切断される。尚、所定厚みとは、圧電
特性に応じて任意に変更されるものであり、例えば、2
0〜100μmであり、大きさは、複数の圧電基板1・
・・が抽出できる大きさである。
【0027】第2は、第1のスペーサ基板21、21と
なるセラミックグリーンシート21a、21aである。
これは、圧電性セラミック材料を主成分として、有機成
分を均質混練して、所定厚み、例えば30〜50μmに
テープ成型し、所定大きさに切断される。尚、第1のス
ペーサ基板21、21となるセラミックグリーンシート
21a、21aには、図3に示すように、各素子領域の
中央部、すなほち圧電共振基板1の振動部となる領域に
対応して、例えば円形状の穴部24、24を形成する。
なるセラミックグリーンシート21a、21aである。
これは、圧電性セラミック材料を主成分として、有機成
分を均質混練して、所定厚み、例えば30〜50μmに
テープ成型し、所定大きさに切断される。尚、第1のス
ペーサ基板21、21となるセラミックグリーンシート
21a、21aには、図3に示すように、各素子領域の
中央部、すなほち圧電共振基板1の振動部となる領域に
対応して、例えば円形状の穴部24、24を形成する。
【0028】第3は、第2のスペーサ基板22、22と
なるセラミックグリーンシート22a、22aである。
これは、圧電性セラミック材料を主成分として、有機成
分を均質混練して所定厚み、例えば30〜50μmにテ
ープ成型し、所定大きさに切断される。尚、第2のスペ
ーサ基板22、22となるセラミックグリーンシート2
2a、22aには、図3に示すように、各素子領域の中
央部、すなわち、圧電共振基板1の振動部となる領域に
対応し、且つ穴部24、24よりも小さな径の穴部2
5、25を形成する。
なるセラミックグリーンシート22a、22aである。
これは、圧電性セラミック材料を主成分として、有機成
分を均質混練して所定厚み、例えば30〜50μmにテ
ープ成型し、所定大きさに切断される。尚、第2のスペ
ーサ基板22、22となるセラミックグリーンシート2
2a、22aには、図3に示すように、各素子領域の中
央部、すなわち、圧電共振基板1の振動部となる領域に
対応し、且つ穴部24、24よりも小さな径の穴部2
5、25を形成する。
【0029】.第4は、封止基板23、23である。封
止基板23、23は、例えばガラス−セラミックグリー
ンシートに切断時の基準となる分割溝などを形成して、
焼成されたものである。
止基板23、23は、例えばガラス−セラミックグリー
ンシートに切断時の基準となる分割溝などを形成して、
焼成されたものである。
【0030】次に、電極印刷処理を行う。具体的には、
圧電性セラミックグリーンシート1aの各素子領域の一
方主面に振動電極11、ターミナル部13、ダミー電極
15となる導体膜11aを、Ag系導電性ペーストを用
いて所定形状に印刷し、乾燥する。同時に、圧電性セラ
ミックグリーンシート1aの各素子領域の他方主面に振
動電極12、ターミナル部14、ダミー電極16となる
導体膜12aを、Ag系導電性ペーストを用いて所定形
状に印刷し、乾燥する。
圧電性セラミックグリーンシート1aの各素子領域の一
方主面に振動電極11、ターミナル部13、ダミー電極
15となる導体膜11aを、Ag系導電性ペーストを用
いて所定形状に印刷し、乾燥する。同時に、圧電性セラ
ミックグリーンシート1aの各素子領域の他方主面に振
動電極12、ターミナル部14、ダミー電極16となる
導体膜12aを、Ag系導電性ペーストを用いて所定形
状に印刷し、乾燥する。
【0031】次に、積層処理行う。具体的には、下か
ら、セラミックグリーンシート22a、セラミックグリ
ーンシート21a、導体膜11a、12aを有する圧電
性セラミックグリーンシート1a、セラミックグリーン
シート21a、セラミックグリーンシート22aの順に
位置決め、重合わせて、プレス成形して密着させる。
ら、セラミックグリーンシート22a、セラミックグリ
ーンシート21a、導体膜11a、12aを有する圧電
性セラミックグリーンシート1a、セラミックグリーン
シート21a、セラミックグリーンシート22aの順に
位置決め、重合わせて、プレス成形して密着させる。
【0032】次に、焼結処理行う。焼結処理は、各シー
トに含有する有機成分を除去する脱バインダー処理と、
焼成処理とからなり、略700〜900℃の温度領域で
脱バインダーを行い、さらに1000〜1100℃で焼
成処理を行う。
トに含有する有機成分を除去する脱バインダー処理と、
焼成処理とからなり、略700〜900℃の温度領域で
脱バインダーを行い、さらに1000〜1100℃で焼
成処理を行う。
【0033】これにより、各セラミックグリーンシート
1a、21a、21a、22a、22aは、焼結反応
し、互いに強固に一体化する。また、導体膜11a、1
2aは焼結して、夫々振動電極11、12、ターミナル
部13、14、ダミー電極15、16となる。
1a、21a、21a、22a、22aは、焼結反応
し、互いに強固に一体化する。また、導体膜11a、1
2aは焼結して、夫々振動電極11、12、ターミナル
部13、14、ダミー電極15、16となる。
【0034】この状態で得られる振動電極11、12
は、大型焼結積層体の両主面に形成される穴部24、2
5、24、25から露出することになる。
は、大型焼結積層体の両主面に形成される穴部24、2
5、24、25から露出することになる。
【0035】次に、周波数調整を行う。周波数調整は、
圧電共振基板1に形成され、且つ穴部24、25、2
4、25から露出する振動電極11、12に処理が施さ
れる。
圧電共振基板1に形成され、且つ穴部24、25、2
4、25から露出する振動電極11、12に処理が施さ
れる。
【0036】具体的には、所望の周波数からずれている
ものには、振動電極11、12をトリミングを行った
り、また、振動電極11上にシリカなどの金属酸化物の
スパッタによって質量を付加する。特に、絶縁材料をス
パッタで質量付加を行う場合には、特別なマスクなどは
一切不要であり、穴部24、25を介してそのままスパ
ッタすればよいことになり、その作業が非常に簡略化さ
れることになる。
ものには、振動電極11、12をトリミングを行った
り、また、振動電極11上にシリカなどの金属酸化物の
スパッタによって質量を付加する。特に、絶縁材料をス
パッタで質量付加を行う場合には、特別なマスクなどは
一切不要であり、穴部24、25を介してそのままスパ
ッタすればよいことになり、その作業が非常に簡略化さ
れることになる。
【0037】次に、接着封止を行う。これは、周波数調
整を行った大型焼結積層体の両主面に、接着剤26、2
6を塗布し、前記の封止基板23、23を接着する。
整を行った大型焼結積層体の両主面に、接着剤26、2
6を塗布し、前記の封止基板23、23を接着する。
【0038】接着方法としては、エポキシ樹脂などを塗
布して、封止基板23で接着した後、150〜200℃
の熱処理を行う。また、別の方法としては、低融点ガラ
スペーストを塗布して、封止基板23を載置した状態
で、低融点ガラスの低融点に応じた焼成処理を行う。
布して、封止基板23で接着した後、150〜200℃
の熱処理を行う。また、別の方法としては、低融点ガラ
スペーストを塗布して、封止基板23を載置した状態
で、低融点ガラスの低融点に応じた焼成処理を行う。
【0039】この時、エポキシ樹脂などや低融点ガラス
ペーストを塗布する際には、大型積層体の主面に位置す
る穴部24、25、24、25を回避するように、塗布
されることになる。しかし、塗布量や塗布位置によっ
て、また、封止基板23を載置する際に、エポキシ樹脂
などや低融点ガラスペースト等が拡がって、穴部24、
25に到達してしまうことが考えられる。しかし、圧電
共振基板1側に位置している第1のスペーサ基板21に
形成した穴部24の径が小さく、外側に位置している第
2のスペーサ基板22に形成した穴部25の径が大きい
ため、接着剤26が穴部24、25の内部に流れること
があっても、穴部全体が内部側で大きくなっているた
め、圧電共振基板1にまで到達することを有効に抑える
ことができる。
ペーストを塗布する際には、大型積層体の主面に位置す
る穴部24、25、24、25を回避するように、塗布
されることになる。しかし、塗布量や塗布位置によっ
て、また、封止基板23を載置する際に、エポキシ樹脂
などや低融点ガラスペースト等が拡がって、穴部24、
25に到達してしまうことが考えられる。しかし、圧電
共振基板1側に位置している第1のスペーサ基板21に
形成した穴部24の径が小さく、外側に位置している第
2のスペーサ基板22に形成した穴部25の径が大きい
ため、接着剤26が穴部24、25の内部に流れること
があっても、穴部全体が内部側で大きくなっているた
め、圧電共振基板1にまで到達することを有効に抑える
ことができる。
【0040】従って、接着剤26が圧電共振基板1の振
動部をダンピングさせることがなく、周波数調整された
特性がそのまま、良好に維持されることになる。
動部をダンピングさせることがなく、周波数調整された
特性がそのまま、良好に維持されることになる。
【0041】次に各素子領域に応じてカットを行う。こ
のように、圧電共振基板1、2つの第1のスペーサ基板
21、21、2つの第2のスペーサ基板22、22、2
つの封止基板23、23が積層した複数の素子領域から
成る大型積層体を個々の素子領域に応じてカットして、
積層型圧電共振素体10を得る。
のように、圧電共振基板1、2つの第1のスペーサ基板
21、21、2つの第2のスペーサ基板22、22、2
つの封止基板23、23が積層した複数の素子領域から
成る大型積層体を個々の素子領域に応じてカットして、
積層型圧電共振素体10を得る。
【0042】カットの方法は、ダイヤモインドソーによ
って切断することが挙げられる。
って切断することが挙げられる。
【0043】また、予め、封止基板23、23や未焼成
積層体の表面に、素子領域に対応する分割溝を形成して
おき、大型積層体を分割してカットしても構わない。
積層体の表面に、素子領域に対応する分割溝を形成して
おき、大型積層体を分割してカットしても構わない。
【0044】また、カット自身を圧電性セラミックグリ
ーンシート1a、セラミックグリーンシート21a、2
2aを積層し、焼結一体化した後に施しても構わない。
この場合、周波数調整や封止基板23の接着は個々の素
子領域の大きさで処理することになる。
ーンシート1a、セラミックグリーンシート21a、2
2aを積層し、焼結一体化した後に施しても構わない。
この場合、周波数調整や封止基板23の接着は個々の素
子領域の大きさで処理することになる。
【0045】最後に、端子電極3、3を形成する。個々
にカットした積層型圧電共振素体10の対向する端面、
即ち、上述のカット工程によってカットされた端面で振
動電極11、12のターミナル部13、14が露出する
端面に端子電極3、3を形成する。
にカットした積層型圧電共振素体10の対向する端面、
即ち、上述のカット工程によってカットされた端面で振
動電極11、12のターミナル部13、14が露出する
端面に端子電極3、3を形成する。
【0046】具体的には、積層型圧電共振素体10の端
面にCr、Agによるスパッタリングを行い、次に、C
u、Ni、Snのメッキ被着形成を行う。また、積層型
圧電共振素体10の端面に、Ag系導電性ペーストを塗
布して、焼きつけ、さらに、Cu、Ni、Snのメッキ
被着形成を行う。
面にCr、Agによるスパッタリングを行い、次に、C
u、Ni、Snのメッキ被着形成を行う。また、積層型
圧電共振素体10の端面に、Ag系導電性ペーストを塗
布して、焼きつけ、さらに、Cu、Ni、Snのメッキ
被着形成を行う。
【0047】尚、端子電極3、3の形成に先駆けて、積
層型圧電共振素体10の端面を研磨処理して、ターミナ
ル部13、14を完全に露出するようにしてもよい。ま
た、Cu、Ni、Sn等のメッキ被膜は、プリント配線
基板上に半田による接合を行う際に、半田付け性の向上
のために施すものである。
層型圧電共振素体10の端面を研磨処理して、ターミナ
ル部13、14を完全に露出するようにしてもよい。ま
た、Cu、Ni、Sn等のメッキ被膜は、プリント配線
基板上に半田による接合を行う際に、半田付け性の向上
のために施すものである。
【0048】以上説明したように、本発明の積層型圧電
共振子は、積層体をグリーンシートの積層・焼成の工程
と、焼結された積層体に封止基板を接着封止する工程
と、さらに、端子電極形成の工程からなっている。
共振子は、積層体をグリーンシートの積層・焼成の工程
と、焼結された積層体に封止基板を接着封止する工程
と、さらに、端子電極形成の工程からなっている。
【0049】特に、グリーンシートの積層・焼結の状態
では、振動電極11、12が焼結積層体の主面から露出
するようになっているため、特性の調整が非常に簡略さ
れることになる。
では、振動電極11、12が焼結積層体の主面から露出
するようになっているため、特性の調整が非常に簡略さ
れることになる。
【0050】また、この周波数調整を行ったのちに、封
止基板23、23の接着においては、穴部24、25の
径が接着剤26、26の塗布される面では、内部側では
大きくなっているため、接着剤26、26の流れ込みに
よる圧電共振基板1へのダンピング作用を有効に抑える
ことができる。
止基板23、23の接着においては、穴部24、25の
径が接着剤26、26の塗布される面では、内部側では
大きくなっているため、接着剤26、26の流れ込みに
よる圧電共振基板1へのダンピング作用を有効に抑える
ことができる。
【0051】しかし、基本的には、大型基板の状態で各
処理を行うことができるため、量産性を維持できる。
処理を行うことができるため、量産性を維持できる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、製造効
率が比較的高く、さらに、安定した圧電特性が得られる
積層型圧電共振子及びその製造方法となる。
率が比較的高く、さらに、安定した圧電特性が得られる
積層型圧電共振子及びその製造方法となる。
【図1】本発明に係る積層型圧電共振子の構造を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の積層型圧電共振子の製造方法を示す工
程流れ図である。
程流れ図である。
【図3】本発明の積層型圧電共振子の積層工程を説明す
る斜視図である。
る斜視図である。
1・・・・圧電共振基板 1a・・・圧電性セラミックグリーンシート 21・・・第1のスペーサ基板 21a・・第1のセラミックグリーンシート 22・・・第2のスペーサ基板 22a・・第2のセラミックグリーンシート 23 ・・封止基板 24、25・・穴部 26・・・接着剤 3・・・端子電極
Claims (3)
- 【請求項1】両主面に振動電極を形成した圧電共振基板
の両主面に、前記圧電共振基板と焼結一体化し、かつ中
央部に振動電極を開放するための穴部を有するスペーサ
基板と、封止基板とを順次配設したことを特徴とする積
層型圧電共振子。 - 【請求項2】前記スペーサ基板が少なくとも2層以上の
多層構造を有し、且つ圧電共振基板側の層に形成された
穴部の径が、封止基板側の層の穴部の径よりも大きいこ
とを特徴とする請求項1記載の積層型圧電共振子。 - 【請求項3】(1)大型の圧電性セラミックグリーンシ
ート、複数の穴部を有する大型のセラミックグリーンシ
ート及び大型の封止基板を形成する工程と、 (2)前記圧電性セラミックグリーンシートの両主面
に、振動電極となる導体膜を各々複数形成する工程と、 (3)前記導体膜を形成した圧電性セラミックグリーン
シートの上下面に、セラミックグリーンシートを、該セ
ラミックグリーンシートの各穴部が前記各導体膜と対向
するようにして積層するとともに、焼成処理して、両主
面に複数の振動電極を形成した大型圧電共振基板の両主
面にスペーサ基板を焼結一体させた大型積層体を形成す
る工程と、 (4)前記大型積層体のスペーサ基板に設けた穴部を介
して、圧電共振基板上の各振動電極を調整処理する工程
と、 (5)前記大型積層体のスペーサ基板表面に、接着剤を
介して封止基板を接合する工程と、 (6)前記封止基板を接合した大型積層体を分割処理
し、複数の積層型圧電共振素体を得る工程と、 (7)前記積層型圧電共振素体の端面に、圧電共振基板
の振動電極と接続する外部端子を被着形成する工程と、
から成る積層型圧電共振子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16952796A JPH1022769A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 積層型圧電共振子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16952796A JPH1022769A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 積層型圧電共振子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1022769A true JPH1022769A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=15888163
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16952796A Pending JPH1022769A (ja) | 1996-06-28 | 1996-06-28 | 積層型圧電共振子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1022769A (ja) |
-
1996
- 1996-06-28 JP JP16952796A patent/JPH1022769A/ja active Pending
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