JPH10228161A - 有機強誘電体を用いた画像の形成方法 - Google Patents

有機強誘電体を用いた画像の形成方法

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Publication number
JPH10228161A
JPH10228161A JP9030294A JP3029497A JPH10228161A JP H10228161 A JPH10228161 A JP H10228161A JP 9030294 A JP9030294 A JP 9030294A JP 3029497 A JP3029497 A JP 3029497A JP H10228161 A JPH10228161 A JP H10228161A
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JP
Japan
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organic ferroelectric
ferroelectric layer
image
layer
organic
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Application number
JP9030294A
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English (en)
Inventor
Kazunori Maruyama
和則 丸山
Masao Aizawa
政男 相澤
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電、像露光、現像を明室において行うこと
が可能で、画像の随時書き込み、消去が可能で、潜像の
明室における長期安定保存等が可能で、トナー現像時の
表面電位のコントラストは、極性の異なる電位間の差と
なり、一回の潜像の書き込みで、同一のトナー画像が複
数枚作成する事が可能である、有機強誘電体を用いた画
像形成方法を提供すること。 【解決手段】 (1)導電層を有する支持体上に設けた
有機強誘電体層を、双極子配向させる第一工程、(2)
有機強誘電体層の画像部分又は非画像部分の抵抗を10
12Ωcm以下にして、有機強誘電体層の全面をコロナ帯電
させることによっって、有機強誘電体層の画像部分又
は、非画像部分の双極子を反転させて、有機強誘電体層
における誘電率の差から成る潜像を形成する第二工程、
(3)有機強誘電体層に加熱と冷却を行うことより、有
機強誘電体層における、表面電位コントラストを発生さ
せる第三工程(4)潜像を可視化する第四工程から成る
画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法に関
し、更に詳しくは、有機強誘電体に潜像を形成した後、
トナー現像することにより、潜像を可視化する画像形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンターに使用され
ている画像形成法の一つである電子写真法は、光導電体
より成る感光層を有する感光体を帯電させた後、画像露
光により感光体の感光層上に静電的潜像を形成し、これ
を静電トナーによる現像処理を行ない、感光層上のトナ
ー像をフィルムや普通紙等へ転写、転写されたトナー画
像を定着し可視画像を形成する。再び同一の可視画像を
形成させるためには、感光層に付着したトナーをクリー
ニングしてから再度帯電後、画像露光転写、定着等の同
一工程を繰り返すことにより行われる。そのため、同一
画像を複数枚作成する場合、複写速度に限界が生じ、高
速複写は困難である。
【0003】このように、従来の光導電体を用いる電子
写真方式は、プリンター、複写機、ダイレクト製版等の
種々の分野で用いられているが、画像露光後の潜像は、
数十秒で消失してしまうため、多数枚の可視画像を形成
する場合、再度潜像を形成しなければならず、また帯
電、像露光、現像を暗室中で行わなければならない。
【0004】この問題を解決するために、「フォトグラ
フィック・サイエンス・アンド・エンジニアリング(Ph
otographic Science and Engineering)」第25巻(1981
年)第35〜39頁及び第209〜215頁には、メモリー性を有
する電子写真感光体が提案されている。この方法によれ
ば、一回の画像露光を行えば、その後は、現像〜定着の
前記工程を繰り返すことにより複数枚の複写が可能であ
る。
【0005】しかしながら、この文献に記載の電子写真
感光体は、画像露光により形成した潜像の長期保存がで
きず、また、メモリー性にも問題があり、明室における
保存が不可能であり、また、耐刷性、環境安定性も悪
く、実用化には至っていない。
【0006】また、強磁性材料を用い、その磁化率の大
小によりメモリー性の潜像を形成し磁性トナーを用いて
現像を行ない、転写、定着して一回の画像書き込みで複
数枚の可視画像が得られるプリンター、例えば、「Repr
oMG8000」(岩崎通信機製)、「VaripressM450」(Bull
-Nipson社製)}が実用化されている。
【0007】しかしながら、この方法は、書き込みヘッ
ドに磁気ヘッドを用いるため、解像力に限界があり、ま
た、カラー磁性トナーの作成が困難なため、カラー画像
が作成できないという欠点を有している。
【0008】一方、特開平5−221139号公報に
は、有機強誘電体を用いた記録素子を採用することによ
って、連続複写が可能で潜像の保存が可能な記録方法が
提案されている。
【0009】しかしながら、この方法では、有機誘電体
層をポーリング(双極子配向)処理した後、画像の書き
込みにおいて、光を照射し、露光部分をキューリー点
(Tc)以上に加熱して潜像を形成するため、熱の拡散
等により、記録密度、解像力を向上させることが困難で
あり、また、画像部と非画像部の静電コントラストは、
片方の極性の電位と零電位との差となるため、十分に大
きく取れない等の問題点がある。さらに、この方法で
は、書き込み部がキューリー点以上に加熱されるため、
使用するエネルギーが大きく、また使用可能な有機強誘
電体の種類が大きく限定されてしまう、という問題点が
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、潜像の明室における長期安定保存等が可能
で、画像の随時書き込み、消去が可能であり、また、有
機強誘電体の種類の選択幅が広く、画像部と非画像部の
表面電位のコントラストは、極性の異なる電位間の差と
なり、更に一回の潜像の書き込みで複数枚トナー画像を
形成することが可能な有機強誘電体を用いた画像形成方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、有機強誘電体を用いて、画像部又は非画
像部の双極子を反転させることにより、潜像を形成し、
電子写真法によりトナー画像を形成する方法を見出し、
本発明を完成するに至った。
【0012】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、(1)導電層を有する支持体上に設けた有機強誘電
体層を双極子配向させる第1工程、(2)有機強誘電体
層の画像部分又は非画像部分の抵抗を1012Ωcm以下に
して、有機強誘電体層の全面をコロナ帯電させることに
よって、有機強誘電体層の画像部分又は非画像部分の双
極子を反転させて、有機強誘電体層における誘電率の差
から成る潜像を形成する第2工程、(3)有機強誘電体
層に加熱と冷却を行なうことより、有機強誘電体層にお
ける表面電位コントラストを発生させる第3工程、及び
(4)潜像を可視化する第4工程から成ることを特徴と
する画像形成方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の画像の形成方法で使用す
る有機強誘電体素子は、有機強誘電体層1と導電性を有
する支持体層2とから成り、図1に示したように、有機
強誘電体層1と導電性を有する支持体層2は、密着した
状態でもよく、また有機強誘電体層1と支持体層2の間
に中間層を設けても良い。
【0014】導電性を有する支持体層2は、必要な機械
的強度及び平滑性を有し、かつ、導電性を有するもので
あれば良く、その材質は特に限定するものではないが、
加工性や形状安定性等の面から、金属やカーボンブラッ
ク等が好ましく、また、プラスチック、紙、その他絶縁
性基体上に導電性膜を積層したものであっても良い。
【0015】有機強誘電体素子の製造方法としては、例
えば、(A)有機強誘電体層を形成した後、有機強誘電
体層上に導電性を有する支持体層を形成する方法、
(B)導電性を有する支持体層を形成した後、支持体層
上に有機強誘電体層を形成する方法、(C)有機強誘電
体層と導電性を有する支持体層を別個に形成した後、両
者を貼り合わせる方法、等が挙げられる。
【0016】有機強誘電体記録素子の製造方法(A)に
おける有機強誘電体層の製造方法としては、例えば、
(1)有機強誘電体層を構成する材料を、溶媒に溶解
し、その溶液をデイッピング法、バーコート法、ロール
コート法、スプレイコート法、スピンコート法等により
基板上に塗布した後、加熱溶融、急冷し、塗膜を基板よ
り剥離し、必要に応じて延伸等の強誘電性発現のための
処理を行ない膜化する方法;(2)有機強誘電体層を構
成する材料を、加熱溶融しながら加圧して膜化した後、
急冷し、必要に応じて延伸等の強誘電性発現のための処
理を行ない膜化する方法等が挙げられる。
【0017】また、有機強誘電体記録素子の製造方法
(A)における導電性を有する支持体層は、有機強誘電
体層上に、導電性を有する物質を塗布、蒸着あるいはイ
オンコート等の方法により形成する方法が挙げられる。
【0018】有機強誘電体記録素子の製造方法(B)に
おける導電性を有する支持体層は、金属やカーボンブラ
ックや導電性ポリマー等をそのまま用いてもよく、また
プラスチック、紙、その他絶縁性基体中に、導電性物質
を分散させて導電性を付加したものであっても良い。
【0019】また、有機強誘電体記録素子の製造方法
(B)における有機強誘電体層を形成する方法として
は、例えば、(1)有機誘電体層を形成するモノマー材
料を真空中で蒸発させ、導電層を有する支持体層上で重
合し、製造する方法;(2)溶媒に溶解し、その溶液を
デイッピング法、バーコート法、ロールコート法、スプ
レイコート法、スピンコート法等により支持体層上に塗
布し、その後、加熱溶融し、冷却して、製造する方法、
等が挙げられる。
【0020】有機強誘電体記録素子の製造方法(C)に
おける有機強誘電体層の製造方法としては、有機誘電体
を構成する材料を溶媒に溶解した溶液をデイッピング
法、バーコート法、ロールコート法、スプレイコート法
あるいはスピンコート法等により基板上に塗布した後、
加熱溶融し、急冷し、基板より剥離し、必要に応じて延
伸等の強誘電性発現のための処理を行ない膜化する方法
が挙げられる。
【0021】また、有機強誘電体記録素子の製造方法
(C)における導電性を有する支持体層は、金属あるい
はカーボンブラック、導電性ポリマー等導電性有機物等
をそのまま用いてもよく、またプラスチック、紙、その
他絶縁性基板中に、導電性物質を分散させて導電性を付
加させたものでも良い。
【0022】製造方法(C)では、上記のようにして得
られた有機強誘電体層と導電性を有する支持体層を、導
電性を有する接着剤を用いて密着させて有機強誘電体記
録素子を製造する。
【0023】潜像の書き込み時において、有機強誘電体
層の画像部分又は非画像部分の抵抗を1012Ωcm以下に
する第2工程の方法としては、光を用いて加熱する方法
と、有機強誘電体層を加熱する方法とが挙げられる。光
を用いて加熱する方法の場合、有機強誘電体層又は支持
体層の内の少なくとも一方は、光を吸収して熱に変換す
る物質から形成されるか、または光を吸収して熱に変換
する物質を含有しなければならない。この光吸収物質の
材質は特に限定するものではない。
【0024】光を吸収して熱に変換し得る有機強誘電体
層又は支持体層は、例えば、カーボンブラック等の導電
性を有する光吸収物質を用いて支持体層を形成する方
法、導電性を有する光吸収物質を支持体層に塗布する方
法、顔料や染料を有機強誘電体層中に分散させる方法、
顔料や染料を支持体層中に分散させる方法等によって製
造することができる。
【0025】有機強誘電体層の膜厚は、数μmから数十
μmであることが好ましい。有機強誘電体層は、電場を
印加することによって双極子を配向させる必要があるた
め、その膜厚が数十μmよりも厚い場合、高い帯電電圧
を必要とし、そのために、帯電を繰り返し行わなければ
ならなくなる傾向にあるので、好ましくなく、また、膜
厚が数μmよりも薄い場合、画像部の表面電位と非画像
部の表面電位との差が小さくなり、トナーによる画像の
形成が困難となる傾向にあるので、好ましくない。
【0026】次に、本発明の画像記録方法について説明
する。
【0027】本発明の画像記録方法は、上述のようにし
て得られた有機強誘電体記録素子に対し、コロナ等の電
場を印加することにより該有機強誘電体層の双極子を同
一方向に揃えた後、画像部分又は非画像部分の抵抗を1
12Ωcm以下とし、有機強誘電体層の全面を双極子を同
一方向に揃えた時の極性とは逆の極性のコロナ等の電場
を全面に印加することによって、画像部分又は非画像部
分の双極子を反転させて、潜像を形成した後、有機強誘
電体層の全面に加熱と冷却を行なうことにより、画像部
分と非画像部分の有機強誘電体の焦電性による双極子の
大きさの変化と、有機強誘電体層の抵抗の変化による表
面電荷の漏洩で生じる表面電位の差とを利用して、静電
トナーを付着させて可視画像を形成する方法である。
【0028】有機強誘電体層の双極子を同一方向に揃え
る双極子の配向処理は、有機強誘電体層の自発分極が最
大となるように処理する方法であって、具体的には、コ
ロナ帯電による方法、又は、ローラ電極による方法が挙
げられる。コロナ帯電による双極子配向処理は、通常の
コロトロン方式、スコロトロン方式によるコロナ帯電器
を用いて行なうことができる。また、ローラ帯電による
双極子配向処理は、高電圧が印加された導電性ゴムロー
ラを誘電体層に接触させ、例えば、抵抗値10 5〜109
Ωcm程度の導電性ゴムローラに数百ボルト以上の電圧を
印加して帯電させる方法、抵抗値103〜105Ωcmの細
い繊維状の線材を導電性ローラ表面にブラシ状に取り付
けて接触性を高め、導電性ローラに高電圧を印加して帯
電させる方法が挙げられる。両方法とも、装置のシステ
ム構成等に応じて好適な方法を選択すればよい。
【0029】双極子配向に要する時間は、コロナ電圧、
ローラ電極の印加電圧又はその形状に依存し、装置のシ
ステム構成、装置の使用方法又は用途に応じて適宜設定
することができる。
【0030】潜像の形成時における双極子の反転は、画
像部分又は非画像部分の抵抗を下げることにより、この
部分にコロナが印加されず、抵抗を下げない部分のみ
に、コロナ電圧が印加される為に双極子が反転する。
【0031】画像部分又は非画像部分の抵抗を1012Ω
cm以下にする手段としては、画像部又は非画像部を加熱
して抵抗を下げる方法等が挙げられる。
【0032】この加熱の熱源としては、有機強誘電体の
画像部分又は非画像部分の抵抗を1012Ωcm以下とする
温度以上であればよく、その加熱方法や形状等を限定す
るものではないが、潜像の形成後、直ちに温度が低下す
るものが適する。このため、有機強誘電体に発熱体等が
接触して加熱を行なう装置の場合、発熱体の熱容量が小
さい方が適する。
【0033】また 画像部分又は非画像部分の抵抗を非
接触で1012Ωcm以下にする別の手段としては、光等を
照射し、そのエネルギーを熱に変換する方法が挙げられ
る。光を照射する方法は、解像度や非接触の点で好適で
ある。
【0034】光照射装置としては、例えば、赤外ラン
プ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハライド
ランプ、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、低圧水銀
ランプ、レーザー等が挙げられる。
【0035】光を照射することにより、有機強誘電体層
の抵抗を1012Ωcm以下にする方法あるいは表面電位コ
ントラストを発生させる方法において、光照射時間及び
照射強度は、一定の強さ以上を必要とするが、光源の発
光波長、光吸収物資の吸収波長、有機強誘電体素子の熱
容量等の条件によって照射する光強度の最適値が異な
る。
【0036】そのため、照射する光の強度は、発光波
長、光吸収物資の吸収波長、有機強誘電体素子の熱容量
等の条件により適する値を選択しなければならない。
【0037】また、時間的、平面的に均一に照射するこ
とは、有機強誘電体層中を均一に加熱するために効果的
である。
【0038】潜像を形成する方法としては、例えば、
(1)双極子配向処理された有機強誘電体層表面に、レ
ンズ等光学系を用いて投影画像を結像させ、結像の光エ
ネルギーを熱に変換し、結像部分の有機強誘電体層の抵
抗を低下させ、有機強誘電体層全面にコロナ帯電機等を
用いて配向処理を行ない、潜像を書き込む方法;(2)
画像を記録した写真フィルム等を有機強誘電体層の表面
に配置させて露光し、光エネルギーを熱に変換し、露光
部分の有機強誘電体層の抵抗を低下させ、有機強誘電体
層全面にコロナ帯電機等を用いて配向処理を行ない、潜
像を書き込む方法;(3)電気信号を外部光変調器又は
発光素子を用いて変換して光照射強度の変化とし、ポリ
ゴンスキャナー等で有機強誘電体層の表面を直線状に光
を走査させ、光エネルギーを熱に変換し、露光部分の有
機強誘電体層の抵抗を低下させ、有機強誘電体層全面に
コロナ帯電機等を用いて配向処理を行ない、潜像を書き
込む方法;(4)マイクロシャターアレイ等を用いて、
画像データを変換して光照射強度の変化とし、この光を
有機強誘電体層に照射し、光エネルギーを熱に変換し、
露光部分の有機強誘電体層の抵抗を低下させ、有機強誘
電体層全面にコロナ帯電機等を用いて配向処理を行な
い、潜像を書き込む方法、等が挙げられる。
【0039】潜像を形成した後、強誘電性を示す温度で
静電粉体トナー又は液体トナーを用いて有機強誘電体層
の現像を行なうことによって、トナーを付着させて潜像
を可視化することができる。
【0040】有機強誘電体層表面に現像されたトナー像
は、普通紙やフィルムを重ねた後、普通紙やフィルム裏
面を帯電させることにより、静電的に普通紙やフィルム
にトナー像を転写し、定着させればよい。
【0041】複数枚の同一画像を連続して作成するに
は、有機強誘電体層の表面に、静電トナー現像が可能な
表面電位コントラストを有する場合、静電トナー現像、
転写、定着を連続して行えば良い。転写条件や周囲の環
境の影響で表面電位コントラスト等が低下した場合は、
必要に応じて、有機強誘電体層に加熱と冷却を行なっ
て、表面電位コントラストを改善した後、トナー現像、
転写、定着を行ない、可視画像を作成すればよい。
【0042】本発明における有機強誘電体層を形成する
材料は、一種類の有機強誘電体を用いてもよく、また二
種類以上の有機強誘電体を組み合わせて用いても良い。
【0043】有機強誘電体層を形成する材料としては、
例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン
とテトラフルオロエチレンの共重合体、ポリフッ化ビニ
リデンとトリフルオロエチレン共重合体、炭素原子数が
奇数である炭素鎖を有するポリアミド、炭素原子数が奇
数である炭素鎖を有するポリウレタン、炭素原子数が奇
数である炭素鎖を有するポリウレア、炭素原子数が奇数
である炭素鎖を有するポリチオユリア、ポリエステル、
ポリアクリロニトリル、アクリロニトリルとメチルメタ
アクリレートの共重合体、アクリロニトリルとアリルシ
アナイドの共重合体、ポリビニルトリフルオロアセテー
ト、ポリエーテルニトリル等が挙げられる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を示し、本発明を更に
具体的に説明する。しかしながら、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。また、以下の実施例に
おいて「%」は「重量%」を表わす。
【0045】(実施例1) 一般式
【0046】
【化1】
【0047】で表わされるナイロン11(東レ社製)1
5%及びメタクレゾール85%から成る溶液をガラス基
板上にアプリケーターを用いて塗布し、120℃に加熱
することによって、メタクレゾールを蒸発させた。次い
で、200℃に加熱することによって、ナイロン11を
溶解させた後、0℃の水を用いて急冷することによって
得られたナイロン11から成る膜をガラス基板から剥離
し、膜厚を測定したところ、50μmであった。
【0048】この膜を1軸方向に3倍に延伸し、延伸後
の膜厚を測定したところ、26μmであった。
【0049】延伸後の膜の片面に、カーボンブラックを
含有する塗料を塗布し、塗料を乾燥させて、カーボンブ
ラックから成る導電性支持体上にナイロン11から成る
有機強誘電体層を有する有機強誘電体素子を得た。
【0050】このようにして得た素子の有機強誘電体層
に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極子の配向
を行なった後、任意のパターンを有する光学マスクを介
して、光を照射して有機強誘電体層の画像形成部分を加
熱し、その抵抗が1012Ωcm以下の状態で全面に+5K
Vの電圧でコロナ配向処理を行ない、潜像を有機強誘電
体層に形成した。
【0051】有機強誘電体層全面に光を照射することに
よって、トナー現像が可能な表面電位を発生させた後、
マイナスに帯電したトナーを用いて現像し、有機強誘電
体層の上面に紙を設置し、紙の背面に+3KVの電圧で
コロナ帯電を行なうことによってトナー画像を紙に転写
し、定着させることにより可視画像を得た。再び、現
像、転写、定着の操作を行なうことにより、同様な可視
画像を複数枚得た。
【0052】更に、別の画像を得るために、再び有機強
誘電体層に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極
子の配向を行なった後、任意のパターンを有する光学マ
スクを介して、光を照射して有機強誘電体層の画像形成
部分を加熱し、その抵抗が1012Ωcm以下の状態で全面
に+5KVの電圧でコロナ配向処理を行ない、潜像を有
機強誘電体層に形成した。
【0053】有機強誘電体層全面に光を照射することに
よって、トナー現像が可能な表面電位を発生させた後、
マイナスに帯電したトナーを用いて現像し、有機強誘電
体層の上面に紙を設置し、紙の背面に+3KVの電圧で
コロナ帯電を行なうことによってトナー画像を紙に転写
し、定着させることにより可視画像を得た。再び、現
像、転写、定着の操作を行なうことにより、同様な可視
画像を複数枚得た。
【0054】(実施例2)実施例1で使用したナイロン
11(東レ社製)15%及びメタクレゾール85%から
成る溶液をガラス基板上にアプリケーターを用いて塗布
し、120℃に加熱することによって、メタクレゾール
を蒸発させた。次いで、200℃に加熱することによっ
て、ナイロン11を溶解させた後、0℃の水を用いて急
冷することによって、得られたナイロン11から成る膜
をガラス基板から剥離し、膜厚を測定したところ、48
μmであった。
【0055】この膜を1軸方向に3倍に延伸し、延伸後
の膜厚を測定したところ、24μmであった。
【0056】延伸後の膜の片面に、アルミニウムを蒸着
し、有機強誘電体素子を得た。
【0057】このようにして得た素子の有機強誘電体層
に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極子の配向
を行なった後、任意のパターンを有する発熱体を接触さ
せて、有機強誘電体層の画像形成部分を加熱し、その抵
抗が1012Ωcm以下の状態で、全面に+5KVの電圧で
コロナ配向処理を行ない、潜像を有機強誘電体層に形成
した。
【0058】有機強誘電体層全面に加熱と冷却を行な
い、トナー現像が可能な表面電位を発生させた後、マイ
ナスに帯電したトナー用いて現像し、有機強誘電体層の
上面に紙を設置し、紙の背面に+3KVの電圧でコロナ
帯電を行ないトナー画像を紙に転写し、定着させること
により、可視画像を得た。再び、現像、転写、定着の操
作を行なうことにより、同様な可視画像を複数枚得た。
【0059】更に、別の画像を得るために、再び有機強
誘電体層に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極
子の配向を行なった後、任意のパターンを有する発熱体
を接触させ、有機強誘電体層の画像形成部分を加熱し、
その抵抗が1012Ωcm以下の状態で、全面に+5KVの
電圧でコロナ配向処理を行ない、潜像を有機強誘電体層
に形成した。
【0060】有機強誘電体層全面に加熱と冷却を行な
い、トナー現像が可能な表面電位を発生させた後、マイ
ナスに帯電したトナーを用いて現像し、有機強誘電体層
の上面に紙を設置し、紙の背面に+3KVの電圧でコロ
ナ帯電を行なうことによってトナー画像を紙に転写し、
定着させることにより可視画像を得た。再び、現像、転
写、定着の操作を行なうことにより、同様な可視画像を
複数枚得た。
【0061】(実施例3) 式(2)
【0062】
【化2】
【0063】で表わされる1,9−ジアミノノナンと式
(3)
【0064】
【化3】
【0065】で表わされる1,9−ジイソシアナートノ
ナンと−30℃に保持した導電性を有するカーボンブラ
ック製基板を、圧力が1×10-1paのベルジャー内に
設置し、6時間かけてカーボンブラック製基板上に厚さ
24μmの式(4)
【0066】
【化4】
【0067】で表わされるポリ尿素9から成る有機強誘
電体層を形成して、有機強誘電体素子を得た。
【0068】このようにして得た素子の有機強誘電体層
に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極子の配向
を行なった後、任意のパターンを有する光学マスクを介
して、光を照射して有機強誘電体層の画像形成部分を加
熱し、その抵抗が1012Ωcm以下の状態で、全面に+5
KVの電圧でコロナ配向処理を行ない、潜像を有機強誘
電体層に形成した。
【0069】有機強誘電体層全面に光を照射し、トナー
現像が可能な表面電位を発生させた後、マイナスに帯電
したトナーを用いて現像し、有機強誘電体層の上面に紙
を設置し、紙の背面に+3KVの電圧でコロナ帯電を行
なうことによってトナー画像を紙に転写し、定着させる
ことにより可視画像を得た。再び、現像、転写、定着の
操作を行なうことにより、同様な可視画像を複数枚得
た。
【0070】更に、別の画像を得るために、再び有機強
誘電体層に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極
子の配向を行なった後、任意のパターンを有する光学マ
スクを介して、光照射により有機強誘電体層の画像形成
部分を加熱し、その抵抗が1012Ωcm以下の状態で、全
面に+5KVの電圧でコロナ配向処理を行ない、潜像を
有機強誘電体層に形成した。
【0071】有機強誘電体層全面に光を照射し、トナー
現像が可能な表面電位を発生させた後、マイナスに帯電
したトナー用いて現像し、有機強誘電体層の上面に紙を
設置し、紙の背面に+3KVの電圧でコロナ帯電を行な
うことによってトナー画像を紙に転写し、定着させるこ
とにより可視画像を得た。再び、現像、転写、定着の操
作を行なうことにより、同様な可視画像を複数枚得た。
【0072】(実施例4)ジメチルスルホキシド溶液中
に、実施例3で使用した式(2)の1,9−ジアミノノ
ナンを溶解させた後、50℃に加熱し、撹拌しながら、
この溶液中に、式(5)
【0073】
【化5】
【0074】で表わされるノナメチレン−1,9−ジイ
ソチオシアナートを加えた。生じた生成物を水中に注い
で析出させた後、水洗して、式(6)
【0075】
【化6】
【0076】で表わされるポリ−(ノナメチレンチオユ
リア)を得た。
【0077】このようにして得たポリ−(ノナメチレン
チオユリア)をアルミニウム製の基板間に挟持した後、
250℃で加熱溶融しながら加圧した後、0℃の水を用
いて急冷することによって得られた式(6)で表わされ
るポリ−(ノナメチレンチオユリア)から成る膜を、ア
ルミニウム製の基板から剥離し、膜厚を測定したとこ
ろ、42μmであった。
【0078】この膜を1軸方向に3倍に延伸し、延伸後
の膜厚を測定したところ、23μmであった。
【0079】延伸後の膜の片面に、カーボンブラックを
含有する塗料を塗布し、塗料を乾燥させて、カーボンブ
ラックから成る導電性支持体上に式(8)で表わされる
ポリ−(ノナメチレンチオユリア)から成る有機強誘電
体層を有する有機強誘電体素子を得た。
【0080】このようにして得た素子の有機強誘電体層
に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極子の配向
を行なった後、任意のパターンを有する光学マスクを介
して、光照射により有機強誘電体層の画像形成部分を加
熱し、その抵抗が1012Ωcm以下の状態で、全面に+5
KVの電圧でコロナ配向処理を行ない、潜像を有機強誘
電体層に形成した。
【0081】有機強誘電体層全面に光を照射し、トナー
現像が可能な表面電位を発生させた後、マイナスに帯電
したトナー用いて現像し、有機強誘電体層の上面に紙を
設置し、紙の背面に+3KVの電圧でコロナ帯電を行な
うことによってトナー画像を紙に転写し、定着させるこ
とにより可視画像を得た。再び、現像、転写、定着の操
作を行なうことにより、同様な可視画像を複数枚得た。
【0082】更に、別の画像を得るために、再び有機強
誘電体層に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極
子の配向を行なった後、任意のパターンを有する光学マ
スクを介して、光照射により有機強誘電体層の画像形成
部分を加熱し、その抵抗が1012Ωcm以下の状態で、全
面に+5KVの電圧でコロナ配向処理を行ない、潜像を
有機強誘電体層に形成した。
【0083】有機強誘電体層全面に光を照射し、トナー
現像が可能な表面電位を発生させた後、マイナスに帯電
したトナーを用いて現像し、有機強誘電体層の上面に紙
を設置し、紙の背面に+3KVの電圧でコロナ帯電を行
なうことによってトナー画像を紙に転写し、定着させる
ことにより可視画像を得た。再び、現像、転写、定着の
操作を行なうことにより、同様な可視画像を複数枚得
た。
【0084】(比較例1)実施例1で使用した一般式
(1)で表わされるナイロン11(東レ社製)15%及
びメタクレゾール85%から成る溶液をガラス基板上に
アプリケーターを用いて塗布し、120℃に加熱するこ
とによって、メタクレゾールを蒸発させた。次いで、2
00℃に加熱することによって、ナイロン11を溶解さ
せた後、0℃の水を用いて急冷することによって得られ
たナイロン11から成る膜をガラス基板から剥離し、膜
厚を測定したところ、53μmであった。
【0085】この膜を1軸方向に3倍に延伸し、延伸後
の膜厚を測定したところ、28μmであった。
【0086】延伸後の膜の片面に、カーボンブラックを
含有する塗料を塗布し、塗料を乾燥させることによっ
て、カーボンブラックから成る支持体上にナイロン11
から成る有機強誘電体層を有する有機強誘電体素子を得
た。
【0087】このようにして得た素子の有機強誘電体層
に−5KVの電圧でコロナ帯電を行ない、双極子の配向
を行なった後、任意のパターンを有する光学マスクを介
して、光を照射して有機強誘電体層の画像形成部分を加
熱し、画像形成部分の抵抗が1013Ωcmの状態で全面に
+5KVの電圧でコロナ配向処理を行ない、有機強誘電
体層全面に光を照射した。
【0088】マイナスに帯電したトナーを用いて現像
し、有機強誘電体層の上面に紙を設置し、紙の背面に+
3KVの電圧でコロナ帯電を行なうことによってトナー
画像を紙に転写し、定着させたが、任意のパターンを有
する可視画像を得ることはできなかった。
【0089】
【発明の効果】本発明の有機強誘電体素子を用いた画像
形成方法によれば、画像の随時書き込み、消去が可能で
ある。また、本発明の画像の形成方法によれば、有機強
誘電体素子に用いる有機強誘電体の種類の選択幅が広
く、トナー現像時の表面電位のコントラストは、極性の
異なる電位間の差となり、更に一回の潜像の書き込みで
複数枚トナー画像を形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像の形成方法で使用する有機強誘電
体素子の断面図である。
【符号の説明】
1 有機強誘電体層 2 支持層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)導電層を有する支持体上に設けた
    有機強誘電体層を双極子配向させる第1工程、(2)有
    機強誘電体層の画像部分又は非画像部分の抵抗を1012
    Ωcm以下にして、有機強誘電体層の全面をコロナ帯電さ
    せることによって、有機強誘電体層の画像部分又は非画
    像部分の双極子を反転させて、有機強誘電体層における
    誘電率の差から成る潜像を形成する第2工程、(3)有
    機強誘電体層に加熱と冷却を行なうことより、有機強誘
    電体層における表面電位コントラストを発生させる第3
    工程、及び(4)潜像を可視化する第4工程から成るこ
    とを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 有機強誘電体層を加熱する方法として光
    照射を用いる請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 有機強誘電体層の画像部分又は非画像部
    分の抵抗を1012Ωcm以下とする手段として光書き込み
    法を用いる請求項1記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 有機強誘電体層を双極子配向させる手段
    としてコロナ帯電又はローラ帯電を用いる請求項1、2
    又は3記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 導電層を有する支持体が、(1)光を吸
    収する物質から成る支持体、又は(2)光を吸収する物
    質を分散含有する支持体である請求項1、2、3又は4
    記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 導電層を有する支持体が、(1)光を吸
    収する物質から成る導電層を有する支持体、又は(2)
    光を吸収する物質を分散含有する導電層を有する支持体
    である請求項1、2、3又は4記載の画像形成方法。
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