JPH11119518A - 強誘電体を用いた画像の形成方法 - Google Patents

強誘電体を用いた画像の形成方法

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JPH11119518A
JPH11119518A JP28520197A JP28520197A JPH11119518A JP H11119518 A JPH11119518 A JP H11119518A JP 28520197 A JP28520197 A JP 28520197A JP 28520197 A JP28520197 A JP 28520197A JP H11119518 A JPH11119518 A JP H11119518A
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ferroelectric
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ferroelectric element
electrostatic latent
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JP28520197A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Yanagihara
弘和 柳原
Kazunori Maruyama
和則 丸山
Joji Kawamura
丞治 河村
Masao Aizawa
政男 相澤
Yoshihiro Nishio
吉弘 西尾
Hiroshi Komon
宏 小門
Katsuyoshi Hoshino
勝義 星野
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 導電性支持体上に下記一般式(1)又は下記
一般式(2)で表わされる無機系の酸化物強誘電体を含
有する強誘電体層を有する強誘電体素子における強誘電
体の双極子を一方向に配列させる第1工程、画像部若し
くは非画像部の双極子を反転させる第2工程、強誘電体
層を一様に加熱した後、冷却して静電潜像を発現させる
第3工程、該静電潜像を現像する第4工程からなる画像
形成方法。 一般式(1) 【化1】[(Bi222+(XY27)2-] [X;Sr、Pb、Na0.5Bi0.5、Y;Ta、Nb] 一般式(2) 【化2】[XnBi4Tin+33n+12] [X;Sr、Ba、Pb、Na0.5Bi0.5、n;1、
2] 【効果】 潜像の明室における長期安定保存、画像の随
時書き込み、消去、一回の潜像の書き込みで複数枚トナ
ー画像の形成が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法に関
し、更に詳しくは、強誘電体を用いて静電潜像を形成し
た後、トナーを用いて静電潜像を可視画像化する画像形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機やプリンターに使用され
ている画像形成法の一つである電子写真法は、光導電体
より成る感光層を有する感光体を帯電させた後、画像露
光により感光体の感光層上に静電的潜像を形成し、これ
を静電トナーによる現像処理を行ない、光導電体上のト
ナー像をフィルムや普通紙等へ転写し、転写されたトナ
ー画像を定着し可視画像を形成する。再び同一の可視画
像を形成させるためには、光導電体に付着したトナーを
クリーニングしてから再度帯電後、画像露光、転写、定
着等の同一工程を繰り返すことにより行なわれる。その
ため、同一画像を複数枚作成する場合、複写速度に限界
が生じ、高速複写は困難である。
【0003】この問題を解決するために、「フォトグラ
フィック・サイエンス・アンド・エンジニアリング(Ph
otographic Science and Engineering)」第25巻(1981
年)第35〜39頁及び第209〜215頁には、メモリー性を有
する電子写真感光体が提案されている。この方法によれ
ば、一回の画像露光を行えば、その後は、現像〜定着の
前記工程を繰り返すことにより複数枚の複写が可能であ
る。
【0004】しかしながら、この文献に記載の電子写真
感光体は、画像露光により形成した潜像の長期保存がで
きず、また、メモリー性にも問題があり、明室における
保存が不可能であり、また、耐刷性、環境安定性も悪
く、実用化には至っていない。
【0005】また、強磁性材料を用い、その磁化率の大
小によりメモリー性の潜像を形成し磁性トナーを用いて
現像を行ない、転写、定着して一回の画像書き込みで複
数枚の可視画像が得られるプリンター、例えば、「リプ
ロ(Repro)MG8000」 (岩崎通信機製)、「バリプレス
(Varipress)M450」(ブル−ニプソン(Bull-Nipson)
社製)が実用化されている。
【0006】更に、特開平5−221139号公報に
は、有機強誘電体層をポーリング(双極子配向)処理し
た後、画像の書き込みにおいて、光を照射し、露光部分
をキューリー点(Tc)以上に加熱して潜像を形成し、
連続複写が可能で潜像の保存が可能な記録方法が提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の光導
電体を用いる電子写真方式は、プリンター、複写機、ダ
イレクト製版等の種々の分野で用いられているが、帯
電、像露光、現像を暗室中で行なわなければならなく、
また、同一画像を複数枚作成するためには、光導電体に
付着したトナーをクリーニングしてから再度帯電後、画
像露光、転写、定着等の同一工程を繰り返すため、複写
速度に限界が生じ、高速複写は困難である。
【0008】また、強磁性材料を用いる方法では、書き
込みヘッドに磁気ヘッドを用いるため、解像力に限界が
あり、また、カラー磁性トナーの作成が困難なため、カ
ラー画像が作成が行えない、という問題点がある。
【0009】さらに、有機強誘電体を用いた画像の書き
込みにおいて、光を照射し、露光部分をキューリー点
(Tc)以上に加熱して潜像を形成する方法では、有機
強誘電体の表面の機械的強度が低いために、トナー現像
等により表面に傷が付きやすく、このような傷により非
画像部へのトナーの付着が容易になり、非画像部の汚れ
が印刷枚数が増えるにつれて増大するという問題があ
る。このため、トナー現像の方式が制限されるほか、多
数枚印刷に不向きとなる、という問題点があった。
【0010】本発明が解決しようとする課題は、帯電、
像露光、現像を明室において行なうことが可能であり、
画像のカラー化が可能であり、帯電、像露光、画像の随
時書き込み、消去が可能であり、一回の画像書き込み
で、同一のトナー画像が複数枚作成することが可能であ
り、さらに機械的強度が高く、トナー現像等により表面
に傷が付き難くく、トナー現像の方式が制限されず、多
数枚印刷に適する、強誘電体を用いた画像形成方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、特定の無機系の酸化物強誘電体を用い
て、潜像を形成し、電子写真法によりトナー画像を形成
する方法を見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、(1)導電性支持体上に強誘電体を含有する強誘電
体層を有する強誘電体素子における強誘電体層中の強誘
電体の双極子を一方向に配列させる第1工程、(2)画
像部若しくは非画像部に相当する部分の双極子を反転さ
せる第2工程、(3)強誘電体層を一様に加熱した後、
冷却して静電潜像を発現させる第3工程及び(4)該静
電潜像をトナーを用いて現像する第4工程からなる画像
形成方法において、強誘電体層に用いる強誘電体とし
て、一般式(1)
【0013】
【化3】[(Bi222+(XY27)2-
【0014】[式中、Xは、Sr、Pb又はNa0.5
0.5を表わし、YはTa又はNbを表わす。]で表わ
される無機系の酸化物強誘電体又は一般式(2)
【0015】
【化4】[XnBi4Tin+33n+12
【0016】[式中、Xは、Sr、Ba、Pb又はNa
0.5Bi0.5を表わし、nは、1又は2を表わす。]で表
される無機系の酸化物強誘電体を用いる画像形成方法を
提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の画像の形成方法で用いる
強誘電体素子は、強誘電体層と導電性支持体層とから成
り、図1又は図2に示すように、強誘電体層と導電性支
持体層は、密着した状態でもよく、また、強誘電体層と
支持体層の間に中間層を設けても良い。
【0018】強誘電体層に用いる前記一般式(1)で表
わされる無機系の酸化物強誘電体及び前記一般式(2)
で表わされる無機系の酸化物強誘電体は、コロナ帯電等
により双極子の配向及び画像部若しくは非画像部の双極
子の反転が、可能であればよく、また、強誘電体の自発
分極が、常温からの昇温において減少すること、電気抵
抗が、常温からの昇温により減少するものである。ま
た、これらの無機系の酸化物強誘電体は、層状構造を有
するものが好ましい。これらの無機系の酸化物強誘電体
は、単独で用いることもでき、また、2種類以上を組み
合わせて用いることもできる。
【0019】導電性支持体層は、必要な機械的強度及び
平滑性を有し、かつ、導電性を有するものであれば良
く、その材質は特に限定するものではないが、加工性や
形状安定性等の面から、白金やアルミニウム等の金属、
導電性ポリマーやカーボンブラック等の導電性無機物、
等が好ましく、またプラスチック、紙、その他絶縁性基
体上に導電性膜を積層したものであっても良い。
【0020】本発明の画像形成方法において使用する強
誘電体素子は、例えば、(A)導電性支持体層上に強誘
電体層を形成する方法、(B)強誘電体層と導電性支持
体層を別々に製作した後、貼り合わせる方法、等が挙げ
られる。
【0021】上記(A)の方法としては、強誘電体材
料、樹脂及び溶剤を混合溶解させ、この混合溶液を、デ
イッピング法、バーコート法、ロールコート法、スプレ
イコート法、スピンコート法等により基板上に塗布した
後、溶媒を除去して強誘電体層を形成する方法、上記
で得た強誘電体層を、更に焼結させて強誘電体層を形
成する方法、上記で用いた混合溶液を用いて、電着
法により膜化して強誘電体層とする方法、支持体層上
に、マグネトロンスパッタリング法、レーザーアブレー
ション法、化学蒸着法の1種である有機金属錯体分解法
(MOCVD法)あるいはゾルゲル法等により強誘電体
を積層する方法、等が挙げられる。
【0022】上記(B)の方法としては、固相反応等に
より強誘電体膜を作製した後、導電性を有する接着剤を
用いて支持体層と密着させて製作する方法等が挙げられ
る。
【0023】強誘電体層の形成に樹脂を使用する場合の
樹脂材料としては、例えば、ポリビニルブチラール、ポ
リエステル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂、ポリメ
チルメタアクリレート等が挙げられる。
【0024】強誘電体層を形成する混合溶液に用いる溶
剤は、無機系の酸化物強誘電体を変質させない溶剤であ
って、上記樹脂材料を溶解あるいは分散し得る溶剤であ
れば良く、そのような溶剤としては、例えば、アセト
ン、メチルエチルケトンの如きケトン系溶剤;ジクロロ
メタン、1,2−ジクロロエタンの如き塩素系溶剤;ト
ルエンの如き芳香族系極性溶剤等が挙げられる。
【0025】強誘電体層の膜厚は、電場を印加すること
により双極子を配向させる方法を用いるため、厚すぎる
場合、高い帯電電圧を必要とし、あるいは帯電を繰り返
し行わなう必要が生じる傾向にあるので、好ましくな
く、逆に薄すぎる場合、画像部の表面電位と非画像部の
表面電位との差が小さくなり、トナーによる可視画像の
形成が困難となる傾向にあるため、300nm〜300
μmの範囲が好ましい。
【0026】本発明の画像の形成方法の第1工程におけ
る強誘電体層中の強誘電体の双極子を一方向に配列させ
る方法(以下、双極子配向処理という。)としては、コ
ロナ帯電による方法、ローラ電極による方法などの電子
写真技術に用いられる帯電方式が使用可能である。
【0027】コロナ帯電による双極子配向処理は、通常
のコロトロン方式、スコロトロン方式によるコロナ帯電
器を用いて行うことができる。また、ローラ帯電による
双極子配向処理は、高電圧が印加された導電性ゴムロ
ーラを誘電体層に接触させ、例えば、抵抗値105〜1
9Ωcm程度の導電性ゴムローラに数百ボルト以上の電
圧を印加して帯電させる方法、抵抗値103〜105Ω
cmの細い繊維状の線材を導電性ローラ表面にブラシ状に
取り付けて接触性を高め、導電性ローラに高電圧を印加
して帯電させる方法などが挙げられる。両方法とも、装
置のシステム構成等に応じて好適な方法を選択すればよ
い。
【0028】双極子配向に要する時間は、コロナ電圧、
ローラ電極の印加電圧又はその形状に依存し、装置のシ
ステム構成、装置の使用方法又は用途に応じて適宜設定
することができる。
【0029】本発明の画像の形成方法の第2工程におけ
る画像部若しくは非画像部に相当する部分の双極子を反
転させる方法としては、画像部または非画像部に相当
する部分にマスクを通してコロナ帯電を行い双極子を反
転させる方法、スタイラスヘッドを用いて、画像部ま
たは非画像部に相当する双極子を反転させる方法、イ
オンフローによりに画像部または非画像部の双極子を反
転させる方法等が挙げられる。
【0030】強誘電体の体積電気抵抗率が、小さい場
合、例えば、1010Ωcmの場合、コロナの電界が十分に
印加されず、双極子の配向及び画像部若しくは非画像部
の双極子の反転が、十分行われないため、画像の書き込
みが満足に行えない傾向にあるので、強誘電体材料の体
積電気抵抗率は、大きい方が好ましい。
【0031】また、強誘電体の比誘電率が、大きい場
合、例えば、1000以上の場合、静電容量が大きいた
め、100μm程度の膜厚では、トナー現像を行なうに
十分な静電コントラストが得られない傾向にあるので、
強誘電体材料の比誘電率は、小さい方が好ましい。
【0032】強誘電体層の静電容量は、膜厚を厚くする
ことにより小さくすることができることが、双極子の配
向等の必要となるコロナ電界の増加や、加熱冷却時に必
要となるエネルギーが著しく増加する傾向にあるので、
膜厚を厚くすることは好ましくない。
【0033】書き込まれた潜像を静電潜像とするため
に、本発明の画像の形成方法の第3工程では、画像部若
しくは非画像部に相当する部分の双極子を反転させた強
誘電体層を、誘電体の強誘電・常誘電相転移点以下に、
加熱した後、冷却して静電潜像を発現させる。強誘電体
は、常温において強誘電性を有することは不可欠であ
り、強誘電体の双極子の配向は、強誘電・常誘電相転移
点を越えると解かれるため、画像情報の安定性の面か
ら、加熱温度は、強誘電・常誘電相転移点よりも低く抑
えることが必要である。
【0034】強誘電体層を強誘電・常誘電相転移点以下
の温度に加熱することにより、強誘電体の自発分極が減
少し、束縛されていた表面電荷は自由電荷となり、また
加熱状態では、強誘電体層の電気抵抗が低くなるため、
この自由電荷はリークする。
【0035】加熱状態から冷却することにより、自発分
極は可逆的に元の大きさに戻るが、リークした表面電荷
は不可逆的であるため、自発分極に起因する電位が発生
する。そのため、強誘電体の自発分極は、常温からの昇
温において減少すること、強誘電体層の電気抵抗は、常
温からの昇温により減少することが必要である。
【0036】強誘電体層を加熱する装置は、加熱後、直
ちに温度が低下するものが適しており、強誘電体にヒー
トロールなどの発熱体等が接触し加熱を行なう装置の場
合、発熱体の熱容量が小さい方が適する。
【0037】また 強誘電体を加熱する手段として、光
等を照射して、そのエネルギーを熱に変換する方法を用
いることもできる。光を照射する方法は、非接触であ
り、しかも、加熱後、直ちに温度が低下する等の点で特
に好ましい。
【0038】光照射装置の光源としては、例えば、赤外
ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、メタルハラ
イドランプ、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、低圧
水銀ランプ、レーザー等が挙げられる。
【0039】光を照射することより、加熱する方法にお
いて、光照射時間及び照射強度は、一定の強さ以上を必
要とするが、光源の発光波長、光吸収物資の吸収波長、
強誘電体素子の熱容量等の条件によって照射する光強度
の最適値が異なるので、適宜、適切な条件に選択する必
要がある。即ち、照射する光の強度は、発光波長、光吸
収物質の吸収波長、強誘電体素子の熱容量等の条件によ
り適する値を選択すれば良い。
【0040】また、時間的、平面的に均一に照射するこ
とは、強誘電体層中を均一に加熱するうえで効果的であ
る。
【0041】本発明の画像の形成方法の第4工程では、
静電潜像を形成した後、強誘電性を示す温度において、
静電粉体トナー又は液体トナーを用いて現像して、静電
潜像を可視画像化する。
【0042】静電粉体トナー及び液体トナーは、市販品
の中から、適切なものを選択すればよい。
【0043】強誘電体層の表面に現像されたトナー像
は、普通紙やフィルムを重ねた後、普通紙やフィルム裏
面を帯電させることにより、静電的に普通紙やフィルム
にトナー像を転写した後、定着すればよい。
【0044】複数枚の同一画像を連続して作成するに
は、強誘電体層の表面に、静電トナー現像が可能な表面
電位コントラストを有する場合、静電トナー現像、転
写、定着を連続して行えば良い。
【0045】転写条件や周囲の環境の影響で表面電位コ
ントラスト等が低下した場合は、必要に応じて、強誘電
体層に加熱と冷却を行なうことによって、表面電位コン
トラストを形成した後、トナー現像、転写、定着を行な
えば良い。
【0046】
【実施例】以下、実施例を用いて、本発明を更に詳細に
説明する。しかしながら、本発明は、これらの実施例に
限定されるものではない。また、以下の実施例において
「%」は「重量%」を表わす。
【0047】(実施例1)炭酸ストロンチウム(SrC
3)1g、酸化チタン(TiO2)1.35g及び三酸
化ビスマス(Bi23)3.16gを充分に混合した
後、この混合物を電気炉を用いて810℃で1時間燒結
した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状
のSr2Bi4Ti518を得た。
【0048】このようにして得たSr2Bi4Ti518
の粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学社製
の「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン4
7.5%から成る混合物をボールミーリングにより1時
間分散混合した。
【0049】このようにして得た分散混合液を、ニッケ
ル基板上に乾燥後の膜厚が100μmと成るように、バ
ーコーターを用いて塗布した後、60℃で3時間加熱乾
燥させ、さらに、1000℃で燒結させて、強誘電体層
を形成することにより、強誘電体素子を得た。
【0050】この強誘電体素子に、パルス幅が0.1
秒、電圧が6kVの負コロナパルスを50回与えること
によって、配向処理を行った。
【0051】任意のマスクを通して、パルス幅が0.2
秒、電圧が6kVの正コロナパルスを100回与えるこ
とによって、画像部に相当する部分のみ分極を反転させ
た。
【0052】次いで、この強誘電体素子をヒータを用い
て150℃まで加熱した後、冷却して、静電潜像を形成
した。このように処理した強誘電体素子に、正極性の粉
体トナーを用いて静電潜像を可視化したところ、分極を
反転させた部分のみにトナーが付着した。このトナー画
像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画像を
得た。
【0053】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0054】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、強誘電体素子をヒータを用いて150℃に加
熱した後、冷却して、静電潜像を形成した。このように
処理した強誘電体素子に、正極の粉体トナーを用いて静
電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分にの
みトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0055】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0056】さらに、この強誘電体素子に、パルス幅が
0.1秒、電圧が6kVの負コロナパルスを50回与え
ることによって、配向処理を行った。任意のマスクを通
して、パルス幅が0.2秒、電圧が6kVの正コロナパ
ルスを100回与えることによって、画像部に相当する
部分のみ分極を反転させた。次いで、この強誘電体素子
をヒータを用いて150℃まで加熱した後、冷却して、
静電潜像を形成した。このように処理した強誘電体素子
に、正極性の粉体トナーを用いて静電潜像を可視化した
ところ、分極を反転させた部分のみにトナーが付着し
た。このトナー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚
目の任意の画像を得た。
【0057】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0058】(実施例2)炭酸ストロンチウム(SrC
3)1g、酸化チタン(TiO2)1.35g及び三酸
化ビスマス(Bi23)3.16gを充分に混合した
後、この混合物を電気炉を用いて810℃で1時間燒結
した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状
のSr2Bi4Ti518を得た。
【0059】このようにして得たSr2Bi4Ti518
の粉末50%、 ポリカーボネート(三菱化学社製の
「PCZ」)2.5%、1,2−ジクロロエタン17.
5%、ジクロロメタン7.5%及びトルエン25%から
成る混合物をボールミーリングにより1時間分散混合し
た。
【0060】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が80μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0061】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0062】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0063】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0064】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0065】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0066】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0067】(実施例3)炭酸ストロンチウム(SrC
3)1g、酸化チタン(TiO2)2.16g及び三酸
化ビスマス(Bi23)6.31gを十分に混合した
後、この混合物を電気炉を用いて820℃で1時間燒結
した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状
のSrBi4Ti415を得た。
【0068】このようにして得たSrBi4Ti415
粉末5%、ポリビニルブチラール(積水化学社製の「B
H−3」)3%及びアセトン92%から成る混合物を超
音波ホモジナイザーを用いて分散混合した。
【0069】この分散混合液中に、2枚のステンレス
(SUS−304)基板を平行に1cmの間隔で挿入した
後、この2つの基板間に直流300Vの電圧を20秒間
印加した。
【0070】マイナス電極側に粉末が析出し、これを溶
液から引き上げることにより、ポリビニルブチラール膜
中に、強誘電体粉末が分散した強誘電体層を有する強誘
電体素子を得た。
【0071】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0072】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0073】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0074】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0075】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0076】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0077】(実施例4)炭酸ストロンチウム(SrC
3)1g、 三酸化ビスマス(Bi23)3.16g及
び五酸化ニオブ(Nb25)1.8gを充分に混合した
後、この混合物を電気炉を用いて880℃で1時間燒結
した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状
のSrBi2Nb29を得た。
【0078】このようにして得たSrBi2Nb29
粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学社製の
「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.
5%から成る混合物をボールミーリングにより1時間分
散混合した。
【0079】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が50μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0080】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0081】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0082】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0083】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0084】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0085】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0086】(実施例5)炭酸ストロンチウム(SrC
3)1g、 三酸化ビスマス(Bi23)3.16g及
び五酸化タンタル(Ta25)2.99gを充分に混合
した後、この混合物を電気炉を用いて880℃で1時間
燒結した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、
粉末状のSrBi2Ta29を得た。
【0087】このようにして得たSrBi2Ta29
粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学社製
「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.
5%から成る混合物をボールミーリングにより1時間分
散混合した。
【0088】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が52μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0089】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0090】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0091】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0092】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0093】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0094】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0095】(実施例6)炭酸バリウム(BaCO3
1g、 三酸化ビスマス(Bi23)4.72g及び酸
化チタン(TiO2)1.62gを充分に混合した後、
この混合物を電気炉を用いて820℃で1時間燒結し
た。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状の
BaBi4Ti415を得た。
【0096】このようにして得たBaBi4Ti415
粉末50%、ポリビニルブチラール(積水化学社製の
「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.
5%から成る混合物をボールミーリングにより1時間分
散混合した。
【0097】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が62μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0098】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0099】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0100】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0101】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0102】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0103】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0104】(実施例7)炭酸バリウム(BaCO3
1g、 三酸化ビスマス(Bi23)2.36g及び酸
化チタン(TiO2)1.01gを充分に混合した後、
この混合物を電気炉を用いて820℃で2時間燒結し
た。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状の
Ba2Bi4Ti518を得た。
【0105】このようにして得たBa2Bi4Ti518
の粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学社製
の「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン4
7.5%から成る混合物をボールミーリングにより1時
間分散混合した。
【0106】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が70μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0107】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0108】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0109】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0110】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0111】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0112】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0113】(実施例8)炭酸鉛(PbCO3)1g、
三酸化ビスマス(Bi23)1.74g及び五酸化ニオ
ブ(Nb25)0.99gを充分に混合した後、この混
合物を電気炉を用いて880℃で2時間燒結した。燒結
後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状のPbBi
2Nb29を得た。
【0114】このようにして得たPbBi2Nb29
粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学社製の
「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.
5%から成る混合物をボールミーリングにより1時間分
散混合した。
【0115】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が68μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0116】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0117】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0118】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0119】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0120】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0121】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0122】(実施例9)炭酸鉛(PbCO3)1g、
三酸化ビスマス(Bi23)1.74g及び五酸化タン
タル(Ta25)1.65gを充分に混合した後、この
混合物を電気炉を用いて880℃で2時間燒結した。燒
結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状のPbB
2Ta29を得た。
【0123】このようにして得たPbBi2Ta29
粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学社製の
「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.
5%から成る混合物をボールミーリングにより1時間分
散混合した。
【0124】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が75μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0125】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0126】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0127】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0128】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0129】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0130】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0131】(実施例10)炭酸鉛(PbCO3)1
g、 三酸化ビスマス(Bi23)3.49g及び酸化
チタン(TiO2)1.2gを充分に混合した後、 この
混合物を電気炉を用いて820℃で2時間燒結した。燒
結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状のPbB
4Ti415を得た。
【0132】このようにして得たPbBi4Ti415
粉末50%、ポリビニルブチラール(積水化学社製の
「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.
5%から成る混合物をボールミーリングにより1時間分
散混合した。
【0133】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が70μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0134】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0135】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0136】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0137】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0138】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0139】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0140】(実施例11)炭酸鉛(PbCO3)1
g、 三酸化ビスマス(Bi23)1.74g、酸化チ
タン(TiO2)0.75gを充分に混合した後、 この
混合物を電気炉を用いて820℃で2時間燒結した。燒
結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末状のPb2
Bi4Ti518を得た。
【0141】このようにして得たPb2Bi4Ti518
の粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学社製
の「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン4
7.5%から成る混合物をボールミーリングにより1時
間分散混合した。
【0142】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が70μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0143】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0144】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0145】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0146】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0147】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0148】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0149】(実施例12)炭酸ナトリウム(Na2
3)1g、三酸化ビスマス(Bi23)21.98g
及び五酸化ニオブ(Nb25)10.03gを充分に混
合した後、この混合物を電気炉を用いて880℃で2時
間燒結した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、
粉末状のNa0.5Bi2.5Nb29を得た。
【0150】このようにして得たNa0.5Bi2.5Nb2
9の粉末50%、ポリビニルブチラール(積水化学社
製の「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン4
7.5%から成る混合物をボールミーリングにより1時
間分散混合した。
【0151】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が68μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0152】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0153】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0154】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0155】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0156】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0157】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0158】(実施例13)炭酸ナトリウム(Na2
3)1g、三酸化ビスマス(Bi23)21.98g
及び五酸化タンタル(Ta25)16.68gを充分に
混合した後、この混合物を電気炉を用いて880℃で2
時間燒結した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕し
て、粉末状のNa0.5Bi2.5Ta29を得た。
【0159】このようにして得たNa0.5Bi2.5Ta2
9の粉末50%、ポリビニルブチラール(積水化学社
製の「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン4
7.5%から成る混合物をボールミーリングにより1時
間分散混合した。
【0160】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が77μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0161】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0162】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0163】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0164】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0165】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0166】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0167】(実施例14)炭酸ナトリウム(Na2
3)1g、三酸化ビスマス(Bi23)39.57
g、 酸化チタン(TiO2)12.06gを充分に混合
した後、この混合物を電気炉を用いて820℃で2時間
燒結した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉
末状のNa0.5Bi4.5Ti415を得た。
【0168】このようにして得たNa0.5Bi4.5Ti4
15の粉末50%、 ポリビニルブチラール(積水化学
社製の「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン
47.5%から成る混合物をボールミーリングにより1
時間分散混合した。
【0169】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が72μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0170】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0171】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0172】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0173】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0174】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0175】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0176】(実施例15)炭酸ナトリウム(Na2
3)1g、三酸化ビスマス(Bi23)21.98
g、 酸化チタン(TiO2)7.54gを充分に混合し
た後、この混合物を電気炉を用いて820℃で2時間燒
結した。燒結後の混合物を乳鉢を用いて粉砕して、粉末
状のNaBi5Ti518を得た。
【0177】このようにして得たNaBi5Ti518
粉末50%、ポリビニルブチラール(積水化学社製の
「BH−3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.
5%から成る混合物をボールミーリングにより1時間分
散混合した。
【0178】この分散混合液を、アルマイト処理を施し
たアルミニウム製基板上に、乾燥後の膜厚が78μmと
なるようにバーコーターを用いて塗布した後、60℃で
3時間加熱乾燥させて強誘電体層を形成することにより
強誘電体素子を得た。
【0179】この強誘電体素子を用いて、実施例1と同
様にして、配向処理、潜像の書き込み、静電潜像の形
成、現像、転写及び定着を行ない、1枚目の任意の画像
を得た。
【0180】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様に、
現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複
数枚の任意の画像を得た。
【0181】この強誘電体素子を、1ヶ月間、明室に保
管した後、実施例1と同様にして、150℃に加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、正極の粉体トナーを用いて
静電潜像を可視化したところ、分極を反転させた部分に
のみトナーが付着した。このトナー画像を普通紙に転写
し、定着させて同様の画像を得た。
【0182】可視画像を普通紙に転写した後の強誘電体
素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にして、現
像、転写及び定着を繰り返し行なうことによって、複数
枚の任意の画像を得た。
【0183】さらに、この強誘電体素子に、実施例1と
同様にして、配向処理、画像部分の分極反転、加熱、冷
却して、静電潜像を形成し、静電潜像を可視化し、トナ
ー画像を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画
像を得た。
【0184】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうことによっ
て、複数枚の任意の画像を得た。
【0185】(比較例1)フッ化ビニリデン8部及び四
フッ化エチレン2部から成る共重合体(重量平均分子量
=約300,000)15%とアセトン85%とを混合
溶解させた溶液を、アルミニウム製基板上に乾燥後の膜
厚が5μmとなるようにスピンコーターを用いて塗布し
た後、アセトンを蒸発させ、更に130℃で1時間の熱
処理を行ない、1℃/分の降温速度で室温まで冷却させ
て、強誘電体層を形成することにより強誘電体素子を得
た。
【0186】この強誘電体素子に、パルス幅が0.1
秒、電圧が6kVの負コロナパルスを50回与えること
によって、配向処理を行った。
【0187】任意のマスクを通して、パルス幅が0.2
秒、電圧が6kVの正コロナパルスを100回与えるこ
とによって、画像部に相当する部分のみ分極を反転させ
た。
【0188】次いで、この強誘電体素子をヒータを用い
て60℃まで加熱した後、冷却して、静電潜像を形成し
た。このように処理した強誘電体素子に、正極性の粉体
トナーを用いて静電潜像を可視化したところ、分極を反
転させた部分のみにトナーが付着した。このトナー画像
を普通紙に転写し、定着させて1枚目の任意の画像を得
た。
【0189】さらに、可視画像を普通紙に転写した後の
強誘電体素子を加熱した後、冷却し、1枚目と同様にし
て、現像、転写及び定着を繰り返し行なうと、数枚の現
像操作の段階で、強誘電体素子の表面に傷が生じて、非
画像部にトナーの付着し、画質が著しく低下した。
【0190】(比較例2)メタチタン酸バリウム(Ba
TiO3 )(堺化学工業社製の「BT−02」)50
%、ポリビニルブチラール(積水化学社製の「BH−
3」)2.5%及びメチルエチルケトン47.5%から
成る混合物をボールミーリングにより1時間分散混合し
た。
【0191】この分散混合液を、ニッケル基板上に、乾
燥後の膜厚が98μmとなるようにバーコーターを用い
て塗布した後、60℃で3時間加熱乾燥させ、さらに、
この塗工膜を1150℃で燒結させて、強誘電体素子を
得た。
【0192】この強誘電体素子に、パルス幅が0.1
秒、電圧が6kVの負コロナパルスを50回与えること
によって、配向処理を行った。
【0193】任意のマスクを通して、パルス幅が0.2
秒、電圧が6kVの正コロナパルスを100回与えた。
次いで、この強誘電体素子をヒータを用いて100℃ま
で加熱した後、冷却した強誘電体素子に、正極性の粉体
トナーを用いて現像したが、画像は得られなかった。
【0194】(比較例3)チタン酸鉛(PbTiO3
(添川理化学工業社製)50%、 ポリビニルブチラー
ル(積水化学社製の「BH−3」)2.5%及びメチル
エチルケトン47.5%から成る混合物をボールミーリ
ングにより1時間分散混合した。
【0195】この分散混合液を、ニッケル基板上に、乾
燥後の膜厚が98μmとなるようにバーコーターを用い
て塗布した後、60℃で3時間加熱乾燥させ、さらに、
この塗工膜を1150℃で燒結させて、強誘電体素子を
得た。
【0196】この強誘電体素子に、パルス幅が0.1
秒、電圧が6kVの負コロナパルスを50回与えること
によって、配向処理を行った。
【0197】任意のマスクを通して、パルス幅が0.2
秒、電圧が6kVの正コロナパルスを100回与えた。
次いで、この強誘電体素子をヒータを用いて80℃まで
加熱した後、冷却した強誘電体素子に、正極性の粉体ト
ナーを用いて現像したが、画像は得られなかった。
【0198】
【発明の効果】本発明の強誘電体素子を用いた画像形成
方法によれば、潜像の明室における長期安定保存が可能
で、かつ、画像の随時書き込み、消去が可能である。
【0199】また、本発明の強誘電体素子を用いた画像
形成方法によれば、トナー現像時の表面電位のコントラ
ストは、極性の異なる電位間の差となり、一回の潜像の
書き込みで複数枚トナー画像を形成することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強誘電体素子の模式断面図である。
【符号の説明】
1 強誘電体層 2 強誘電体 3 樹脂 4 支持層
【図2】本発明の強誘電体素子の模式断面図を示す。
【符号の説明】
1 強誘電体層 2 強誘電体 3 支持層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 吉弘 埼玉県浦和市根岸1−21−13−105 (72)発明者 小門 宏 東京都大田区南雪谷4−9−12 (72)発明者 星野 勝義 千葉県千葉市稲毛区小仲台5−9−1− 304

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)導電性支持体上に強誘電体を含有
    する強誘電体層を有する強誘電体素子における強誘電体
    層中の強誘電体の双極子を一方向に配列させる第1工
    程、(2)画像部若しくは非画像部に相当する部分の双
    極子を反転させる第2工程、(3)強誘電体層を一様に
    加熱した後、冷却して静電潜像を発現させる第3工程、
    及び(4)該静電潜像をトナーを用いて現像する第4工
    程からなる画像形成方法において、 強誘電体層に用いる強誘電体として、一般式(1) 【化1】[(Bi222+(XY27)2-] [式中、Xは、Sr、Pb又はNa0.5Bi0.5を表わ
    し、YはTa又はNbを表わす。]で表わされる無機系
    の酸化物強誘電体又は一般式(2) 【化2】[XnBi4Tin+33n+12] [式中、Xは、Sr、Ba、Pb又はNa0.5Bi0.5
    表わし、nは、1又は2を表わす。]で表される無機系
    の酸化物強誘電体を用いることを特徴とする画像形成方
    法。
  2. 【請求項2】 強誘電体層が強誘電体の燒結層である請
    求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 強誘電体層が強誘電体の樹脂分散層であ
    る請求項1記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 強誘電体層が強誘電体の粉末及び樹脂溶
    液から成る混合溶液から電着により基板上に析出させた
    層である請求項1記載の画像形成方法。
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