JPH10229223A - 熱電素子 - Google Patents

熱電素子

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JPH10229223A
JPH10229223A JP9031765A JP3176597A JPH10229223A JP H10229223 A JPH10229223 A JP H10229223A JP 9031765 A JP9031765 A JP 9031765A JP 3176597 A JP3176597 A JP 3176597A JP H10229223 A JPH10229223 A JP H10229223A
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JP
Japan
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thermoelectric element
thermoelectric
groove
welding
solder
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JP9031765A
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English (en)
Inventor
Toyokichi Yoshioka
豊吉 吉岡
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TEKUNISUKO KK
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TEKUNISUKO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ペルチェ効果による吸熱、放熱の機能を有する
サーモモジュールを構成する熱電素子の溶接状態を強固
とし、更に、ハンダ等のはみ出しを防止することによ
り、サーモモジュールの性能を高める。 【解決手段】略直方体形状に形成される熱電素子と電気
導通部との接合面11,12に所定の非平面部13を設
けることにより、溶接面積を広げて溶接状態を強固とす
ると共に、ハンダ等のはみ出しを減少させて、隣接する
熱電素子との短絡を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーモモジュール
に用いられる熱電素子に関し、詳しくは、熱電素子の基
板との接合面の面積を広げることにより、溶接部の強度
を増すようにした熱電素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に知られているサーモモジュールと
しては、例えば、図14に示した構成のものが一例とし
て周知である。このサーモモジュール60は、上下の基
板61、62間に多数の熱電素子(ペルチェ素子)63
を所定の配列をもってサンドイッチ状に介在させ、熱電
素子63の上下端をそれぞれをハンダ付け等の溶接手段
により溶着させて一体に形成したものである。
【0003】この場合に使用される上下の基板61、6
2は、図15(A)、(B)に示したように、その溶接
面側に電気導通部64a、64bがそれぞれ形成されて
いる。上部の基板61に形成されている電気導通部64
aと下部の基板62に形成されている電気導通部64b
とは、配列方向が若干違っており、ハンダ付けされた多
数の熱電素子63が、両電極65、66間において直列
にされるようになっている。
【0004】ここで使用されている多数の熱電素子63
は、P型半導体またはN型半導体により構成され、図1
6に示すように、それぞれが直方体形状に形成されてい
る。そして、このように形成された熱電素子63の平面
状の上面67及び下面68が接合面となって、上下の基
板61、62に設けた電気導通部64a、64bにハン
ダ付けされ、前記したように全部が直列に接続されてい
る。
【0005】また、多数の熱電素子63の接続において
は、図17に示したように、P型半導体とN型半導体と
が交互に配設され、上部の基板61及び下部の基板62
にそれぞれ設けられた電気導通部64a、64bを介し
てP型及びN型の熱電素子63が交互に直列に接続され
ている。
【0006】この状態で両電極65、66間に所定の電
圧を印加すると、ペルチェ効果により、P型半導体とN
型半導体との間を流れる電流によって、熱の発生又は吸
収が起こり、片方の基板は吸熱し、もう片方の基板は放
熱する。また、印加する電圧の極性を逆にすることによ
り、吸熱する基板と放熱する基板とは逆になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、熱電素子
によって構成されたサーモモジュールにおいて、吸熱側
の基板と放熱側の基板との間に熱膨張の差が生じると、
この差によって熱歪みが生じ、これが原因となって、溶
接部位に剥離等が生じるという問題点がある。このよう
に溶接部位に剥離等が生じると、ペルチェ効果による基
板における吸熱、放熱の動作に支障をきたすという不都
合が生じる。
【0008】更に、熱歪みに起因する場合のみならず、
振動が生じやすい場所にサーモモジュールが配設される
場合においても、振動により溶接部位に剥離等が生じる
という問題点がある。
【0009】また、上記の剥離を免れるためにハンダを
厚く付けた場合には、図18に示すようにハンダ39が
接合面の横に大幅にはみ出すことになり、このはみ出し
たハンダ69により剥離は防止できるが、その反面はみ
出したハンダ69が隣接する熱電素子間または電気導通
部間が短絡するようになり、働かない熱電素子が生じて
吸熱、放熱が正常に行われなくなるという問題点が生じ
る。
【0010】従って、従来例においては、ハンダのはみ
出しによる熱電素子同士または電気導通部同士の短絡を
生じることなく、熱電素子と電気導通部との溶接強度を
高め、剥離等が生じないようにすることに課題を有して
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の具体的手段として本発明は、両端を吸熱及び放熱可能
な2枚の基板の所定位置に溶接されて、前記2枚の基板
間に挟持される熱電素子であって、溶接される溶接面に
は、溶接強度を増大させるための非平面部を設けたこと
を特徴とする熱電素子を提供するものであり、好ましく
は、非平面部は、溶接面の外周を面取りして形成したテ
ーパー面であること、非平面部は、溶接面の任意の位置
において形成した溝であることを特徴とするものであ
る。
【0012】このように、熱電素子に溶接強度を増大さ
せるための非平面部を設けたことにより、基板との接合
面積が広がるため、溶接部位の溶接強度が増し、剥離等
が生じにくくなって熱ひずみや振動に耐えうると共に、
ハンダ等の横へのはみだしを減少させることができるの
で、隣接する熱電素子同士、電気導通部同士の短絡を防
止することができる。
【0013】また、非平面部は、溶接面の外周を面取り
して形成したテーパー面であること、非平面部は、溶接
面の任意の位置において形成した溝であることにより、
接合面積が広がると共に、ハンダ等の浸透性が良好とな
り、熱電素子の接合面と基板の電気導通部との間に生じ
るボイド(空洞)が減少し、密着性が良好となる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明のいくつかの実施の
形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、
図1〜3に示す第一の実施の形態について説明する。
【0015】P型またはN型半導体からなる熱電素子1
0は、全体的に直方体を呈し、上下の接合面11、12
を平坦面に形成すると共に、その平坦面の一部、即ち、
外周面をテーパー状に面取りし、非平面部13を形成し
たものである。
【0016】非平面部13を形成することにより、熱電
素子10としての接合面における表面積が実質的に広が
ることになり、それによって接合の強度を増大させるこ
とができる。
【0017】P型半導体またはN型半導体からなる熱電
素子10は、図4(A)に示すように、例えば厚さ2〜
5ミリメートル、縦横30ミリメートル四方の熱電素材
20を縦横に2〜5ミリメートル角程度に切削すること
により形成される。
【0018】この熱電素材20は、プレート21上にワ
ックスダウンと称する手法によりワックス22を介して
固定され、適宜の手段により切削される。また、側面に
は、切削位置を示す基準線23が形成されている。
【0019】切削時は、先ず図4(B)に示す先端がV
字型のV溝ブレード24によって、熱電素材20の表面
において、基準線23が形成された位置に切り口を入
れ、予めV溝を形成する。このV溝は、全ての基準線2
3の位置において形成しておく。
【0020】表面において全ての基準線23の位置にV
溝を形成した後は、次に、ワックスを溶かして熱電素材
20とプレート21との固定状態を解き、熱電素子20
を裏返して再度ワックスダウンにより熱電素子20を固
定させる。
【0021】そして、熱電素材20の裏面についても同
様にV溝ブレード24によって、全ての基準線23の位
置においてV溝を形成する。
【0022】このようにして熱電素材20の表面及び裏
面についてV溝が形成された後は、図4(C)に示すよ
うに、V溝の最も窪んだ部分に、切削用ブレード25を
位置付け、全ての基準線23に沿って切削を遂行するこ
とにより、個々の熱電素子10が形成される。
【0023】なお、熱電素材20の端部を切削してでき
たものについては、外周の一部がテーパー面となってお
らず、また、大きさも不揃いであることがあるため、こ
のようなものについては廃棄してもよい。
【0024】こうして形成された熱電素子10の接合面
11、12を、ハンダ付けにより上下の基板30、31
に設けられた電気導通部32a、32bにそれぞれ溶接
すると、従来の接合面に非平面部を設けていない熱電素
子を溶接した場合と比較して、図5に示したように、ハ
ンダの横へのはみ出し33が少なくなる。従って、隣接
する熱電素子間、電気導通部間の短絡の発生を防止する
ことができる。
【0025】また、非平面部13を設けたことによっ
て、非平面部13を設けない場合よりも表面積、即ち接
合面積が広くなるため、その分溶接強度が増し、剥離等
が発生することがなくなる。
【0026】次に、図6〜8に示す第二の実施の形態に
ついて説明する。P型またはN型半導体からなる熱電素
子40は、全体的に直方体を呈し、上下の接合面41、
42を平坦面に形成すると共に、その平坦面の一部、即
ち、外周面を面取りしてテーパー面43を設けた点にお
いては、図1〜3に示した熱電素子10と同様である。
【0027】第二の実施の形態の熱電素子40では、更
に、接合面41、42の中央部に十字状のV溝である十
字溝44を設け、この十字溝44とテーパー面43とか
らなる非平面部を形成している。
【0028】この熱電素子40を形成する際は、第一の
実施の形態で示した熱電素子10と同様に、平型の略直
方体形状の熱電素材をワックスを介してプレート上に固
定し、側面に設けた基準線に沿って、先ずV溝ブレード
を用いてV溝の切り口を入れる。
【0029】そして更に、既に形成されているV溝とV
溝との中間に、更にもう1本V溝ブレードを用いてV溝
を入れていく。以上の工程を、熱電素材の表面及び裏面
について行い、表面及び裏面に全てのV溝が形成された
後は、最初に基準線に沿って切り口を入れたV溝の先端
を切削用ブレードによって縦横に切削することによっ
て、個別の熱電素子40が形成される。
【0030】このように形成された熱電素子40の接合
面41、42を、ハンダ付けにより上下の基板30、3
1に設けられた電気導通部32a、32bにそれぞれ溶
接すると、図9に示したように、十字溝44にもハンダ
が流れ込むので、その分接合面積が広がり、溶接強度が
増大する。また、十字溝44及びテーパー面43からな
る非平面部にハンダが流れ込んだ分、ハンダの横へのは
みだし45が減少するので、隣接する熱電素子間、電気
導通部間の短絡の発生をより高い確率で防止することが
できる。
【0031】なお、非平面部は、必ずしもテーパー面4
3及び十字溝44により構成されている必要はなく、十
字溝44のみでもよい。また、溝はV溝でなくてもよ
く、また、十字状に形成しなくてもよい。
【0032】次に、図10〜12に示す第三の実施の形
態について説明する。P型またはN型半導体からなる熱
電素子50は、全体的に直方体を呈し、上下の接合面5
1、52を平坦面に形成した点は、図1〜3、図6〜8
で示した熱電素子10、40と同様である。
【0033】熱電素子50では、外周をテーパー面とは
しておらず、溝53を3本ずつ縦横に設けて非平面部を
形成している。また、非平面部を構成する溝53は、V
溝ではなく、断面が四角形状の溝となっている。
【0034】このような形状の熱電素子50を形成する
際は、第一、第二の実施の形態で示した熱電素子10、
40と同様に、平型の略直方体形状の熱電素材をワック
スを介してプレート上に固定する。
【0035】次に、切削ブレードを用いて、断面が四角
の溝53を一定間隔毎に形成していく。そして、全ての
溝53を形成した後に、切削ブレードを用いて基準線に
沿って切削していく。全ての基準線に沿って切削が終了
すると。個々の熱電素子50は、図10〜12に示した
形状となる。
【0036】このように形成された熱電素子50の接合
面51、52を、ハンダ付けにより上下の基板30、3
1に設けられた電気導通部32a、32bにそれぞれ溶
接すると、図13に示したように、溝53にハンダが流
れ込むので、その分接合面積が広がり、溶接強度が増大
する。また、溝53にハンダが流れ込んだ分、ハンダの
横へのはみだし54が減少するので、隣接する熱電素子
間、電気導通部間の短絡の発生をより高い確率で防止す
ることができる。
【0037】なお、非平面部は、必ずしも縦横に設けた
溝53により構成されている必要はなく、縦のみ、横の
みのものであってもよいし、本数は何本であってもよ
い。また、溝はV溝でなくてもよく、また、斜めに形成
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱電素子
に溶接強度を増大させるための非平面部を設けたことに
より、サーモモジュールを構成する上下の基板に設けた
電気導通部との接合面積が広がるため、溶接部位の溶接
強度が増し、剥離等が生じにくくなって熱ひずみや振動
に耐えうると共に、ハンダ等の横へのはみだしを減少さ
せることができる。従って、隣接する熱電素子同士、電
気導通部同士の短絡を防止することができ、サーモモジ
ュールの吸熱、放熱の動作の性能を向上させることがで
きる。
【0039】また、非平面部は、溶接面の外周を面取り
して形成したテーパー面であること、非平面部は、溶接
面の任意の位置において形成した溝であることにより、
接合面積が広がると共に、ハンダ等の浸透性が良好とな
り、熱電素子の接合面と基板の電気導通部との間に生じ
るボイド(空洞)が減少し、密着性が良好となるため、
更に、サーモモジュールの性能の向上を図ることができ
る。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱電素子の第一の実施の形態を示
す斜視図である。
【図2】同熱電素子の第一の実施の形態を示す平面図で
ある。
【図3】同熱電素子の第一の実施の形態を示す側面図で
ある。
【図4】同熱電素子の切削前の形状を示した説明図であ
る。
【図5】同熱電素子の第一の実施の形態における電気導
通部との溶接状態を示す説明図である。
【図6】同熱電素子の第二の実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図7】同熱電素子の第二の実施の形態を示す平面図で
ある。
【図8】同熱電素子の第二の実施の形態を示す側面図で
ある。
【図9】同熱電素子の第二の実施の形態における電気導
通部との溶接状態を示す説明図である。
【図10】同熱電素子の第三の実施の形態を示す斜視図
である。
【図11】同熱電素子の第三の実施の形態を示す平面図
である。
【図12】同熱電素子の第三の実施の形態を示す側面図
である。
【図13】同熱電素子の第三の実施の形態における電気
導通部との溶接状態を示す説明図である。
【図14】従来のサーモモジュールを示す説明図であ
る。
【図15】従来のサーモモジュールを構成する基板を示
す説明図である。
【図16】従来のサーモモジュールを構成する熱電素子
の形状を示す斜視図である。
【図17】従来のサーモモジュールの接続状態を示す説
明図である。
【図18】従来のサーモモジュールの熱電素子と電気導
通部との接続状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10:熱電素子 11、12:接合面 13:非平面部 20:熱電素材 21:プレート 22:ワックス 2
3:基準線 24:V溝ブレード 25:切削用ブレード 30、31:基板 32a、32b:電気導通部 3
3:はみ出し 40:熱電素子 41、42:接合面 43:テーパー
面 44:十字溝 45:はみ出し 50:熱電素子 51、52:接合面 53:溝 5
4:はみ出し

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端を吸熱及び放熱可能な2枚の基板の所
    定位置に溶接されて、前記2枚の基板間に挟持される熱
    電素子であって、溶接される溶接面には、溶接強度を増
    大させるための非平面部を設けたことを特徴とする熱電
    素子。
  2. 【請求項2】非平面部は、溶接面の外周を面取りして形
    成したテーパー面であることを特徴とする請求項1に記
    載の熱電素子。
  3. 【請求項3】非平面部は、溶接面の任意の位置において
    形成した溝であることを特徴とする請求項1または2に
    記載の熱電素子。
JP9031765A 1997-02-17 1997-02-17 熱電素子 Pending JPH10229223A (ja)

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