JPH10229839A - 加熱処理済冷凍麺及びその製造方法 - Google Patents

加熱処理済冷凍麺及びその製造方法

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JPH10229839A
JPH10229839A JP9114476A JP11447697A JPH10229839A JP H10229839 A JPH10229839 A JP H10229839A JP 9114476 A JP9114476 A JP 9114476A JP 11447697 A JP11447697 A JP 11447697A JP H10229839 A JPH10229839 A JP H10229839A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、製麺機等により製造された麺の表
面にプルランをコーティングすることにより、このプル
ランの剥離作用を最大限発揮させて調理時間を短くする
ことができる加熱処理済冷凍麺及びその製造方法を提供
するものである。 【解決手段】 加熱処理済冷凍饂飩10を製造するに
は、饂飩麺14を製造して饂飩麺14を麺茹で機18で
茹でた後、饂飩麺14を水に漬けて冷やし、水切りを行
う。次に、饂飩麺14を一人前の分量となるように小分
けして饂飩玉23を形成すると共に饂飩玉23に溝23
Aを形成する。そして、一人前の分量に小分けされた饂
飩玉23をベルトコンベア24で搬送する途中で噴霧器
26を介してプルラン28を饂飩玉23に噴霧して、最
後に、前記饂飩玉23を急速冷凍させた後に袋詰めす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、饂飩,スパゲティー,
蕎麦,中華麺等の麺類を加熱処理した加熱処理済冷凍麺
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】饂飩,スパゲティー,蕎麦,中華麺等の
麺類の中には加熱処理された後に急速冷凍されて家庭等
で解凍するだけの調理で食べられる加熱処理済冷凍麺が
ある。この種の加熱処理済冷凍麺には麺の乳化作用,酸
化防止作用を促進させると共に解凍のため茹でた際に麺
同士が解れる剥離作用を促進させるために剥離作用促進
物質が含有されている。しかし、従来の加熱処理済冷凍
麺は麺を製造する段階で小麦粉等の原料に剥離作用促進
物質を投入し小麦粉等の原料に練り込んで麺を製造して
いるため剥離作用促進物質は主に麺の内部に混入されて
おり、前記剥離作用を十分発揮させることができないと
いう不具合がある。このため、家庭等で加熱処理済冷凍
麺を解凍するため茹でる場合は箸等で麺を解す必要があ
ると共に麺が解れにくいので麺を茹でる時間が長くなり
調理時間が長くなるという不具合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不具合
を解消すべく発明されたものであり、製麺機等により製
造された麺の表面にプルランをコーティングすることに
より、このプルランの剥離作用を最大限発揮させて調理
時間を短くすることができる加熱処理済冷凍麺及びその
製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
茹でた麺の表面にプルランがコーティングされている冷
凍麺であって、冷凍麺には凹部が形成されていることを
特徴としている。請求項2記載の発明は、茹でた麺の表
面にプルランがコーティングされている冷凍麺であっ
て、冷凍麺には凹部が形成されると共に貫通孔が形成さ
れていることを特徴としている。請求項3記載の発明
は、茹でた麺の表面にプルランがコーティングされたこ
とを特徴としている。請求項4記載の発明は、茹でた麺
の表面にプルランがコーティングされると共に貫通孔が
形成されていることを特徴としている。請求項5記載の
発明は、麺を茹でた後に麺を袋詰めする分量に小分け
し、その後小分けされた麺の表面にプルランをコーティ
ングし、その後冷凍することを特徴としている。請求項
6記載の発明は、麺を茹でた後に麺の表面にプルランを
コーティングし、麺を袋詰めする分量に小分けし、その
後冷凍することを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】図1及び図2には請求項1及び請
求項5に係る本発明の加熱処理済冷凍麺及びその製造方
法が第1実施例として示されている。なお、実施例では
加熱処理済冷凍麺の一例として饂飩を用いて本発明を説
明する。加熱処理済冷凍饂飩10を製造するには、製麺
機12によって薄い塩水を入れた小麦粉をよくこねて饂
飩生地を作り、饂飩生地を所定時間寝かせた後に饂飩生
地を薄く伸ばしてから裁断装置で饂飩生地を糸状に裁断
して饂飩麺14を製造する。次に、この饂飩麺14をベ
ルトコンベア16で麺茹で機18に搬送して熱湯で茹で
た後、饂飩麺14を水に漬けて冷やし、水切りを行う。
そして、饂飩麺14をベルトコンベア20で搬送して計
量分割機22で袋詰めする一人前の分量となるように饂
飩麺14を小分けして饂飩玉23を形成すると共に饂飩
玉23に凹部としてのU字状の溝23Aを形成する。次
に、一人前の分量に小分けされた饂飩玉23をベルトコ
ンベア24で搬送する途中で噴霧器26を介してシュー
クロースや澱粉加水分解物等、多くの糖が原料となるプ
ルラン28を前記饂飩玉23に噴霧することにより、饂
飩麺14の表面にプルラン28をコーティングする。最
後に、前記饂飩玉23を急速冷凍させた後に袋詰めし
て、出荷する。なお、前記プルラン28はマルトトリオ
ースがα−1、6結合でつながった形の水溶性の多糖類
であり食品の増粘、結着、水溶性フィルム等に使用され
ているものであるが麺類にコーティングすることにより
酸化が防止され冷凍した場合の冷凍変性も防止できるも
のである。また、プルラン28は水溶性であるため冷凍
した麺玉を湯の中に投入するとダンゴ状態の麺玉は10
秒程度でバラバラになる。
【0006】次に、第1実施例の作用について説明す
る。消費者が家庭等で前記加熱処理済冷凍饂飩10を解
凍する場合は熱湯に饂飩玉23を入れる。すると饂飩玉
23を形成する饂飩麺14の表面にはプルラン28がコ
ーティングされているので、プルラン28の剥離作用に
より饂飩麺14同士が互いに解れ、バラける作用により
絡み合っている饂飩麺14は熱湯の中で数秒間で解れ
る。従って、熱湯に入れた饂飩麺14を箸等を用いて解
す必要がなく、また、饂飩麺14は熱湯の中で迅速に解
れるので饂飩麺14の火の通りが早く饂飩麺14の解凍
時間を従来の解凍時間の約1/3に短縮することができ
る。しかも、前記饂飩玉23には溝23Aが形成されて
いるため湯の通りが良く、しかもプルラン28がコーテ
ィングされた表面積が大きくなるので解凍時間の短縮を
より図ることができる。この結果、前記加熱処理済冷凍
饂飩10の解凍調理を簡単かつ迅速に行うことができ
る。また、前記饂飩玉23には溝23Aが形成されてい
るので、調理しようとする分量が多過ぎる場合は前記饂
飩玉23を溝23Aで割ることができるので便利であ
る。
【0007】なお、前記饂飩玉23に形成する溝23A
は図1に示すU字形状に限定されるものではなく、図3
に示すようにすり鉢状に形成してもよいし、図4に示す
ようにU字形状の溝23Aを3個設けてもよいし、ある
いは図5に示すようにすり鉢状の溝23Aを3個設ける
ようにしてもよい。
【0008】図6及び図7には請求項2に係る本発明の
加熱処理済冷凍麺が第2実施例として示されている。な
お、第1実施例と同一の構成は同一の符号を用いてその
説明を省略する。前記饂飩玉23に形成された溝23A
に対応する饂飩玉23の中央部には貫通孔29が1個形
成されている。従って、プルラン28は貫通孔29の内
周面に対応する饂飩麺14にもコーティングされること
になる。この結果、プルラン28がコーティングされた
表面積がさらに大きくなり、また、饂飩玉23には溝2
3Aの他に貫通孔29が形成されているため湯の通りが
良く、より速くバラバラに解れるので饂飩麺14の火が
通り易くなる。なお、饂飩玉23に貫通孔29を形成す
る段階としては第1実施例で説明した加熱処理済冷凍麺
の製造方法の溝23Aを形成する前工程あるいは後工程
のどちらでもよい。なお、他の構成及び他の作用は第1
実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【0009】なお、図8に示すように貫通孔29はすり
鉢状に形成した溝23Aに対応した個所に設けてもよい
し、図9に示すようにU字形状の溝23Aを3個設けた
溝23Aに対応させた個所に設けてもよいし、あるいは
図10に示すようにすり鉢状の溝23Aを3個設けた溝
23Aに対応させた個所に設けてもよい。
【0010】図11には請求項6に係る本発明の加熱処
理済冷凍麺の製造方法が第3実施例として示されてい
る。なお、第1実施例と同一の構成は同一の符号を用い
てその説明を省略する。図11に示すように、製麺機1
2で製造され麺茹で機18で茹でられた饂飩麺14をベ
ルトコンベア20で計量分割機22に搬送する途中で噴
霧器26を介してプルラン28を饂飩麺14の表面にコ
ーティングする。そして、饂飩麺14を計量分割機22
で袋詰めする一人前の分量となるように饂飩麺14を小
分けして饂飩玉23を製造する。最後に、前記饂飩玉2
3を急速冷凍させた後に饂飩玉23を袋詰めして、出荷
する。なお、他の構成及び他の作用は第1実施例と同一
なのでその説明を省略する。
【0011】図12には請求項3に係る本発明の加熱処
理済冷凍麺が第4実施例として示されている。この加熱
処理済冷凍饂飩30は前記加熱処理済冷凍饂飩10と異
なり饂飩玉32に溝23Aは形成されていない。なお、
他の構成は第1実施例と同一なのでその説明を省略す
る。
【0012】図13及び図14には請求項4に係る本発
明の加熱処理済冷凍麺が第5実施例として示されてい
る。この加熱処理済冷凍饂飩30の饂飩玉32には貫通
孔29が9個形成されている。このため、湯の通りが良
く饂飩麺14が速く解れるので調理時間を短くすること
ができる。なお、他の構成は第4実施例と同一なのでそ
の説明を省略する。
【0013】なお、実施例では饂飩玉23,32を熱湯
に入れて解凍したが、電子レンジを使用して解凍しても
よい。この場合も饂飩麺14の表面にコーティングされ
ているプルラン28の剥離作用により饂飩麺14が早く
解れるので解凍時間を短くすることができる。また、貫
通孔29を形成した饂飩玉23においては電子レンジの
レンジ波が貫通孔29を通りしかも貫通孔29を設けた
ことにより饂飩玉23の表面積が大きいので解凍時間を
短くすることができる。
【0014】また、実施例では噴霧器26を用いて饂飩
麺14にの表面にプルラン28をコーティングしたが、
例えばプルラン28を容器に入れて、その容器に茹でた
饂飩麺14あるいは饂飩玉23,32を漬けることによ
り饂飩麺14の表面にプルラン28をコーティングする
ようにしてもよい。なお、実施例では饂飩玉23の一面
に溝23Aを形成したが、一面と反対側の他面に溝23
Aを形成してもよいし、あるいは一面と他面の両面に溝
23Aを形成してもよい。また、第2実施例及び第5実
施例で示した貫通孔29の数は1個でも1個以上でもよ
いことは勿論である。なお、実施例では饂飩を用いて本
発明を説明したが、饂飩に限定されるものではなくマカ
ロニ,スパゲティー,蕎麦,中華麺等の他の麺類でもよ
いことは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至請求項
4の本発明は、麺の表面にプルランがコーティングされ
ているので、プルランの剥離作用を最大限発揮させるこ
とができ、解凍調理を迅速かつ簡単にできるという優れ
た効果を有する。また、請求項5及び請求項6の本発明
は、解凍調理を迅速かつ簡単にできる加熱処理済冷凍麺
を製造することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の加熱処理済冷凍麺の
側面図である。
【図2】本発明に係る第1実施例の加熱処理済冷凍麺の
製造方法の概略説明図である。
【図3】本発明に係る第1実施例の他の例を示す加熱処
理済冷凍麺の側面図である。
【図4】本発明に係る第1実施例の他の例を示す加熱処
理済冷凍麺の側面図である。
【図5】本発明に係る第1実施例の他の例を示す加熱処
理済冷凍麺の側面図である。
【図6】本発明に係る第2実施例の加熱処理済冷凍麺の
断面図である。
【図7】本発明に係る第2実施例の加熱処理済冷凍麺の
平面図である。
【図8】本発明に係る第2実施例の他の例を示す加熱処
理済冷凍麺の断面図である。
【図9】本発明に係る第2実施例の他の例を示す加熱処
理済冷凍麺の断面図である。
【図10】本発明に係る第2実施例の他の例を示す加熱
処理済冷凍麺の断面図である。
【図11】本発明に係る第3実施例の加熱処理済冷凍麺
の製造方法の概略説明図である。
【図12】本発明に係る第4実施例の加熱処理済冷凍麺
の側面図である。
【図13】本発明に係る第5実施例の加熱処理済冷凍麺
の断面図である。
【図14】本発明に係る第5実施例の加熱処理済冷凍麺
の平面図である。
【符号の説明】
10・・・加熱処理済冷凍饂飩 14・・・饂飩麺 23・・・饂飩玉 23A・・溝 28・・・プルラン 29・・・貫通孔 30・・・加熱処理済冷凍饂飩 32・・・饂飩玉

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茹でた麺の表面にプルランがコーティン
    グされている冷凍麺であって、冷凍麺には凹部が形成さ
    れていることを特徴とする加熱処理済冷凍麺。
  2. 【請求項2】 茹でた麺の表面にプルランがコーティン
    グされている冷凍麺であって、冷凍麺には凹部が形成さ
    れると共に貫通孔が形成されていることを特徴とする加
    熱処理済冷凍麺。
  3. 【請求項3】 茹でた麺の表面にプルランがコーティン
    グされたことを特徴とする加熱処理済冷凍麺。
  4. 【請求項4】 茹でた麺の表面にプルランがコーティン
    グされると共に貫通孔が形成されていることを特徴とす
    る加熱処理済冷凍麺。
  5. 【請求項5】 麺を茹でた後に麺を袋詰めする分量に小
    分けし、その後小分けされた麺の表面にプルランをコー
    ティングし、その後冷凍することを特徴とする加熱処理
    済冷凍麺の製造方法。
  6. 【請求項6】 麺を茹でた後に麺の表面にプルランをコ
    ーティングし、麺を袋詰めする分量に小分けし、その後
    冷凍することを特徴とする加熱処理済冷凍麺の製造方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174920A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Ace Shokuhin Kk マイクロウェーブ解凍・加熱用冷凍麺類の製造方法
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