JPH10232133A - 励振動型角速度センサ - Google Patents

励振動型角速度センサ

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JPH10232133A
JPH10232133A JP9076411A JP7641197A JPH10232133A JP H10232133 A JPH10232133 A JP H10232133A JP 9076411 A JP9076411 A JP 9076411A JP 7641197 A JP7641197 A JP 7641197A JP H10232133 A JPH10232133 A JP H10232133A
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JP
Japan
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light
vibrator
emitting element
angular velocity
excitation
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JP9076411A
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English (en)
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Tomishige Tai
富茂 田井
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の励振動型角速度センサでは半導体基板上
に圧電素子を形成することで振動子の励振及び振動状態
の検出を行っていた。このため、圧電素子の特性のバラ
ツキに起因してセンサ特性のバラツキを生じ、センサ精
度の劣化をもたらす原因となっていた。また、圧電素子
として圧電材料を厚く形成しなければならないことか
ら、従来の励振型角速度センサの製造に長時間を要する
原因となっていた。 【解決手段】励振型角速度センサにおいて振動子の励振
用の発光素子、振動子の振動状態検出用の発光素子、振
動状態検出用の発光素子に対応する受光素子を具備し、
これらにより振動子の励振、振動状態の検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は励振動型角速度セン
サに関し、特に励振、振動状態検出を光子で行う励振動
型角速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、励振動型角速度センサとして半導
体基板で振動子を構成するセンサが用いられている。図
13に従来方式の励振動型角速度センサの斜視図を示
す。振動子1、固定子2、及び振動子1と固定子2を繋
ぐ支持体3が半導体基板より一体的に形成される。半導
体基板としては、例えばSiの平面基板を用い、異方性
エッチングにより振動子1、固定子2、支持体3が形成
される。基板として広いSi基板を用い、多数組の振動
子1、固定子2、支持体3を同時に形成しその後一組ず
つ切り離せば多数のセンサを効率よく形成できる。ここ
で、図13に示すように、半導体基板の平面上に沿って
X−Y軸を、半導体基板の厚み方向にZ軸をとる。振動
子1はX軸方向に長軸をもつ角柱の形状をしており、そ
の形状は図10においては6角柱であるが、他の形状、
例えば4角柱であっても差し支えない。さらに、図13
のY軸に平行なラインA−Aにそった断面を図14に示
す。図13、14から判るように、振動子1の表面上に
駆動用圧電素子11、検出用圧電素子13,15が形成
される。これら圧電素子は通例、強誘電体たとえばZn
O、PLZTから構成される。駆動用圧電素子11,検
出用圧電素子13,15には電圧印可のためにそれぞれ
駆動用圧電素子電極12,検出用圧電素子電極14,1
6が形成され、これら電極は多くの場合、金属たとえば
Au,Alから構成される。
【0003】図示はしていないが、駆動用圧電素子電極
12には発振回路が、検出用圧電素子電極14,16に
は検出回路が接続されている。発振回路が発生する周期
的に変化する電圧によって駆動用圧電素子11はZ軸方
向に周期的伸縮を行い、その結果振動子1に支持体3の
接続部分を支点として、Z軸方向の屈曲振動が励起され
る。ここで、X軸方向を回転軸とする角速度Ωの回転運
動が半導体基板を通じ、振動子1に加えられたとする。
このとき、振動子1に対しY軸方向にコリオリ力Fが生
じる。この結果、振動子1は支持体3との接続部分を支
点として、Y軸方向にも屈曲振動することになる。この
Y軸方向の振動の強度が角速度Ωに比例することから、
検出用圧電素子13,15でY軸方向の振動を検出する
ことにより角速度Ωを測定できることになる。なお、図
13、14で振動子1の断面形状が6角形である関係か
ら、検出用圧電素子13,15は振動子のY軸方向及び
Z軸方向に対してそれぞれ角度を持った面に設けられて
いる。この結果、検出用圧電素子13,15はY軸方向
の振動のみならずZ軸方向の振動モニタをも兼用するこ
ととなる。検出用圧電素子電極14,16にあらわれる
電圧を検出回路で演算することでZ軸方向の励起振動、
Y軸方法のコリオリ力による振動を同時に検出できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の励振動型角速度センサでは半導体基板上に圧電素子を
形成することで振動子の励振及び振動状態の検出を行っ
ていた。しかし、圧電素子の特性を均一にそろえるのは
容易では無かった。圧電素子の特性をそろえるには、圧
電素子の厚さ等の形状をそろえ、さらに圧電素子を構成
する強誘電体材料自体の特性をも揃えなければならな
い。特に強誘電体材料は特性、例えば圧電特性、温度特
性を揃えるのが困難な材料であり、例えば同一のプロセ
スで同時に作成した検出用圧電素子13,15の間です
ら、特性の不一致が生じがちである。その結果センサ特
性、例えば出力バイアス、バイアススタビリティ、リニ
アリティ等のバラツキをもたらし、ひいてはセンサ精度
の劣化をもたらす原因となっていた。また、圧電素子と
して圧電材料を厚く形成しなければならないことから、
従来の励振型角速度センサの製造に長時間を要する原因
となっていた。
【0005】本発明では圧電素子を不要とし、圧電材料
のバラツキに起因するセンサ特性のバラツキ、精度の劣
化を防止することを目的とする。また、本発明は圧電材
料の厚膜の形成を不要とし、製造時間の短縮を図ること
をも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明では励振動型角
速度センサにおいて、振動子の励振用の発光子、振動子
の振動状態検出用の発光子、振動状態検出用の発光子に
対応する受光子を具備する。
【0007】
【作用】本願発明では、振動子の振動励起、振動状態検
出に圧電素子を用いず、光により非接触で行う。このた
め、特性の不安定な圧電材料を使用することがなく、圧
電材料を長時間かけて成膜する必要もない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1に示
す。振動子1、固定子2、及び振動子1と固定子2を繋
ぐ支持体3が半導体基板より一体的に形成される。振動
子1はそのX軸方向の2個所において支持体3により固
定子2に接続されている。この形成は、半導体基板の異
方性エッチングにより行い、多数組の振動子1、固定子
2、支持体3を同時に形成することが容易にできる。半
導体としては例えば、Si、GaAsを用いる。基板が
GaAsの場合、例えばAlGaAsを成膜してパター
ニングしGaAs基板のエッチストップ層として用いて
基板のエッチングを行う。ここで、半導体基板の平面上
に沿ってX軸、Y軸を、半導体基板の厚み方向にZ軸を
とる。振動子1はX軸方向に長軸をもつ角柱の形状をし
ている。ここで、振動子1の形状は4角柱であるが、他
の形状、例えば6角柱であっても差し支えなく、角柱の
断面が必ずしも一定の形状でなくともよい。
【0009】固定子2上に励振用発光子4、モニタ用発
光子8、モニタ用受光子10、検出用発光子5,検出用
受光子7が設置される。振動子1には、Y軸方向の側面
にモニタ用発光子8の照射光を反射するためのモニタ用
反射面9、X軸方向の端面に検出用発光子5の照射光を
反射するための検出用反射面6、がそれぞれ設けられ
る。励振用発光子4はモニタ用反射面9と対向する振動
子1の面の中央部に対向して、Y軸方向に光が照射可能
なように、固定子2上に設置されている。この結果、励
振用発光子4とモニタ用発光子8は振動子1のY軸方向
のそれぞれ異なる面に対して光を照射している。ここ
で、モニタ用反射面9の設置された振動子1の側面に対
向して励振用発光子4を設置し、励振用発光子4とモニ
タ用発光子8が振動子1のY軸方向の同一側面に対して
光を照射するように構成することも可能であり、センサ
をより小型化することが可能となる。このときには、こ
の側面における、励振用発光子4とモニタ用発光子8か
らの光がそれぞれ照射される位置、がそれぞれ異なるよ
うに振動子1の同一側面に対して光を照射する。この場
合、その側面のうち励振用発光子4からの光が照射され
る部分についてはモニタ用反射面9を設置しないほう
が、後述の光による励振を効率よく行う上で好ましい。
本実施例では、固定子2に溝を形成して励振用発光子4
を設置しており、照射光が振動子1の側面上に効率よく
照射されるようにしている。励振用発光子4は例えばL
EDや半導体レーザーダイオード(LD)を用いる。そ
して、図1には図示していないが、励振用発光子4は発
振回路22により周期的に駆動される。その結果、振動
子1の1側面に周期的に光が照射される。光の周期的照
射によって、振動子1に周期的な熱歪みがY軸方向にそ
って作用する。かくして、振動子1は支持体3との結合
部を支点としてY軸方向に屈曲振動することになる。こ
こで、駆動の周期を振動子1の固有周波数に設定すれば
大きな励振を引き起こすことができ、高感度な角速度の
検出が可能となる。
【0010】さらに、モニタ用発光子8、モニタ用受光
子10によって励起された振動がモニタされる。モニタ
用発光子8、モニタ用受光子10はそれぞれX軸方向に
角度をつけて固定子2上に設置されている。モニタ用発
光子8から振動子1に照射された光はモニタ用反射面9
によって反射され、モニタ用受光子10により受光され
る。ここで、モニタ用発光子8、モニタ用受光子10は
固定子2に形成した溝に設置されており、効率よく光を
利用できるようになっている。振動子1の振動により、
モニタ用反射面9はY軸方向に振動する。このため、モ
ニタ用受光子10に入射する光量が変化し、振動子1の
振動状態をモニタできる。モニタ用反射面9をY軸方向
に垂直に設定しておけば、角速度の入力により生じるZ
軸方向の振動がモニタ用受光子10に入射する光量の変
化として現れず、精度良くY軸方向の励振状態を検出で
きる。ここで、この励振状態出力をもちいて励振用発光
子4の駆動制御をおこなうことができる。これを図2に
しめす。モニタ用受光子10からの出力を検出回路21
で処理し、Y軸方向の励振状態を検出している。検出回
路21からの励振状態出力により励振用発光子4を駆動
する発振回路22を制御し、振動子1の励振のための光
照射を行う。励振用発光子4とモニタ用受光子10は振
動子1を介して、その励振、モニタとしてつながってい
る。即ち、モニタ用受光素子10、検出回路21、発振
回路22、励振用発光子4は全体として、正のフィード
バックループを形成する。この結果、励振される振動子
1の振幅が常に最大になるように保たれ、自動的に振動
子1の固有振動数に対応した周波数で、励振用発光子4
の駆動がなされることになる。
【0011】X軸方向の角速度入力により振動子1に生
じたZ軸方向の振動を、検出用発光子5、検出用受光子
7により検出する。検出用発光子5、検出用受光子7は
振動子1のX軸方向の端面に対向し、それぞれY軸方向
に角度をもって設置されており、検出用発光子5から発
した光が振動子1の端面に設けられた検出用反射面6に
より反射され、検出用受光子7に到達するようになって
いる。ここで、検出用発光子5、検出用発光子5は固定
子2に形成した溝に設置されており、効率よく光を利用
できる 振動子1にX軸を軸方向とする角速度の入力が加わる
と、振動子1は支持体3との接続部を支点として、励振
によるY軸方向の屈曲振動とコリオリ力によるZ軸方向
の屈曲振動の合成振動をなす。このため、検出用反射面
6はX軸回りに角度をもって回転する楕円状の振動をし
ている。従い、検出用受光子7に入射する光量はY軸、
Z軸双方の振動を反映することになる。角速度を検出す
るには、この出力からY軸方向の振動成分のみを抽出す
る必要がある。これには、Z軸方向の振動がY軸方向の
振動に対し+90゜もしくは−90゜位相がずれている
ことを利用できる。この詳しい説明は省略するが、Z軸
方向の振動が、X軸方向の励振振動と入力角速度に起因
するコリオリ力により引き起こされることによるもので
ある。よって、モニタ用受光子10の出力により検出し
たY軸方向の振動を基準として、これから+−90゜位
相の異なる成分を検出用受光子7の出力より抽出するこ
とで、Y軸方向の振動を検出できる。
【0012】本発明の第2の実施例を模式的に図3に示
す。図3は検出用発光子5と検出用受光子7が固定子2
の同一平面上にはなく、Z軸方向にそれぞれずらしてあ
る点、及び検出用反射面6がZ軸方向の傾き成分を持つ
ように設置されている点で図1と異なる。その他の点
は、図1と同様なので説明は省略する。このように配置
することで、Z軸方向の振動が検出用受光子7に入射す
る光量の変化としてより大きく検出できる。即ち、角速
度の検出をより高感度に行える。
【0013】図4は本発明の第3の実施例を模式的に表
わしたものである。また、図4のラインA−Aに沿った
断面を図5に示す。この実施例ではモニタ用発光子8、
検出用発光子5は内部共振器を有する光源、例えば半導
体レーザー(LD)である。そして、モニタ用発光子8
はモニタ用反射面9と対向して固定子2上に設置され、
発光子8の発光端面とモニタ用反射面9の間で外部共振
器を構成する。また、検出用発光子5は検出用反射面6
に対向するように固定子2上に設置され、検出用発光子
5の発光端面と検出用反射面6の間で外部共振器を構成
する。一方、モニタ用受光子10、検出用受光子7は、
モニタ用発光子8、検出用発光子5にそれぞれ対向し
て、モニタ用反射面9、検出用反射面6それぞれの反対
側に配置され、モニタ用発光子8、検出用発光子5から
発する光をそれぞれ直接受光できるようになっている。
ここで、励振用発光子4、モニタ用発光子8、モニタ用
受光子10、検出用発光子5、検出用受光子7はいずれ
も、固定子2上に形成された溝に設置され、光を効率良
く利用できるようになっている。振動子1の励振は実施
例1,2と同様に励振用発光子4からの周期的発光によ
り行われる。Y軸方向の励振状態モニタは、検出用発光
子5の発光端面と検出用反射面6との間の外部共振器長
の変化により、モニタ用発光子8の発光強度が変化する
ことを利用して行われる。これを、図6に示す。図6の
グラフにおいて、横軸はモニタ用発光子8の端面と検出
用反射面6の間で構成される外部共振器長を、縦軸は検
出用発光子5の出力を、それぞれ表わす。モニタ用発光
子8の端面と検出用反射面6の間で構成される外部共振
器長が変化すると、モニタ用発光子8の光出力は発光波
長λの1/2で周期的変動をしている。これは、外部共
振器長により、モニタ用発光子8内の内部共振器の共振
と外部共振器の共振が打ち消しあうか、強め合うかの干
渉関係が変動することによる。そして、外部共振器長の
変動範囲を出力振動の周期の1/2、例えば図6のΔh
の範囲とすれば、外部共振器長と光出力は1対1に対応
することとなる。このようにして、振動子1のY軸方向
の振動を、モニタ用受光子10に入射するモニタ用発光
子8の光出力として検出できることになる。
【0014】振動子1のZ軸方向の振動の検出も、検出
用発光子5の光出力を検出用受光子7で受光することで
行う。検出用反射面6はY軸方向とZ軸方向の合成振動
の結果、X軸の回りに角度をもって回転する楕円状の運
動をしていることは、実施例1で述べた。これから、検
出用発光子5の端面と検出用反射面6で構成される外部
共振器の長さの変動、及び検出用反射面6の角度変化に
よる検出用発光子5への反射戻り光量の変動が生じる。
その結果、検出用発光子5の光出力は、Y軸方向とZ軸
方向の振動の双方を反映して変動する。これから、実施
例1で述べたように、Z軸方向のコリオリ力による振動
がY軸方向の振動と+−90゜の位相差を持つことを利
用して、Z軸方向の振動成分を抽出できる。
【0015】この第3の実施例において実施例2の如
く、検出用反射面6をZ軸に対して斜めに振動子1に設
置することもできる。このときには、検出用発光子5を
斜めになった検出用反射面6の方向に合わせて対向する
必要がある。このようにすれば、Z軸方向の振動の検出
感度を増大することができる。
【0016】本発明の第4の実施例を図7に示す。ここ
では、振動子1と固定子2の間に支持体3は介在せず振
動子1の端面で直接に固定子2と結合している点で実施
例3と異なり、振動子1は片持ち梁となる。ここで、図
7にかえて図8の構成を採っても同様の振動子1の片持
ち梁構造となる。図8のA−Aにそった断面を図9に示
す。ここでは、固定子2が振動子1のZ軸方向に抜けた
構造をとっておらず、振動子1と固定子2を構成する半
導体基板のZ軸方向の1面に可動構造たる振動子1が形
成された、いわゆる表面マイクロマシーニング構造とな
っている。このときには、半導体基板の厚さが十分厚け
れば、その厚さによらず、振動子1の厚さを自由に形成
できる利点があり、センサの製造の容易性につながる。
このような表面マイクロマシーニング構造の形成は、種
々の方法で行えることが知られている。例えば、イオン
打ち込みを用いて基板内部にエッチング容易な層を作る
技術、を利用できる。振動子1が片持ち梁構造となって
いることで、以下の利点が生じる。実施例3が支持体3
との結合部を支点として振動していたのに対し、固定子
2との結合部を支点として振動することになり、振動子
1の端面と振動の支点の距離が大きくなる。このため、
検出用反射面6の振動の振れ幅を大きくし、振動の検出
感度を向上するのに寄与する。但し、この相違は測定原
理からして本質的なものではない。従い、本実施例にお
いて実施例3に示す支持体3を用いる構成とすることも
できる。本明細書中のすべての実施例において、支持体
3を用いる構成あるいは支持体3を用いない構成のいず
れをも適宜に採用できる。本実施例ではモニタ用発光子
8を省略して、励振用発光子4がモニタ用発光子8を兼
ねるとともに、励振用発光子4端面とモニタ用反射面9
の間に外部共振器を構成している点も実施例3と異な
る。この結果、実施例3に対しセンサの小型化を図れ
る。励振用発光子4には内部共振器を有する、例えばL
Dを用いる。そして、励振用発光子4が周期的に駆動さ
れ、振動子1の励振を行う。ここで振動子1のY軸方向
の振動を検出するには、励振用発光子4に加えられる駆
動力と励振用発光子4の光出力の双方をモニタすること
で行う。即ち、励振用発光子4の光出力はこれに加えら
れる駆動力と外部共振器長の関数であるから、励振用発
光子4に加えられる駆動力が判れば、外部共振器長を求
められるからである。他の点は実施例3と本質的に異な
るところはないので説明を省略する。
【0017】本発明の第5の実施例の模式図を図10に
示し、図10のラインA−Aに沿った断面を図11に示
す。原理的には第3の実施例に対応するものであるが、
励振用発光子4、モニタ用発光子8モニタ用受光子1
0、検出用発光子7、検出用受光子7を振動子1、固定
子2と一体的に半導体基板より形成した点が相違する。
この形成は例えば、半導体基板のエッチングにより振動
子1と固定子2を形成した後に、振動子1、固定子2上
に半導体技術を用いて発光部、受光部を形成すること、
で容易に行いうる。この実施例では、1体マスクを用い
て発光子1、5、8と受光子7、8を同時に形成するこ
とで、アライメントを形成と同時に行いうる。この結
果、製作工程の簡略化、歩留まりの向上に寄与する。
【0018】本発明の第6の実施例の模式図を図12に
示す。この例では、検出用発光子5は固定子2上にな
く、検出用受光子7と対向するように、振動子1の端面
に形成され、検出用発光子5の放射光が検出用受光子7
へ直接入射する点、及び検出用反射面6は設けていない
点が、第5の実施例と異なる。ここで、検出用発光子5
はLD内部共振器を必要とせず、LDであることを要し
ない点も第5の実施例と異なる。これらの相違から、Z
軸方向の振動検出方法が第5の実施例と異なる。振動子
1の端面が楕円状に振動することは再三述べたが、この
振動により検出用発光子5から放射される光の角度が検
出用受光子7に対して変化する。即ち、検出用受光子7
へ入射する光の光量は、振動子1の振動に対応する。そ
して、この光量変化に起因する検出用受光子7の出力変
動から、他の実施例と同様に、Z軸方向の振動成分抽出
を行うことで、角速度を検出できる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明により、圧電素子を
用いない励振動型角速度センサを提供することが可能と
なる。その結果、圧電材料のバラツキに起因するセンサ
特性のバラツキ、精度の劣化を防止することができる。
また、圧電材料の厚膜の形成を不要とし、製造時間の短
縮を図れる効果をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明においてモニタ用受光子の出力を用い
て、励振用発光子を制御するためのブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図6】内部共振器と外部共振器をともに有する発光子
において、外部共振器長と発光子の光出力の関係をしめ
すグラフである。
【図7】本発明の第4の実施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施例の変形例を示す斜視図で
ある。
【図9】本発明の第4の実施例の変形例を示す断面図で
ある。
【図10】本発明の第5の実施例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第5の実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の第6の実施例を示す斜視図である。
【図13】従来方式の励振型角速度センサを示す斜視図
である。
【図14】従来方式の励振型角速度センサを示す断面図
である。
【符号の説明】 1:振動子 2:固定子 3:支持体 4:励振用発光子 5:検出用発光子 6:検出用反射面 7:検出用受光子 8:モニタ用発光子 9:モニタ用反射面 10:モニタ用受光子 11:駆動用圧電素子 12:駆動用圧電素子電極 13:検出用圧電素子 14:検出用圧電素子電極 15:検出用圧電素子 16:検出用圧電素子電極 21:検出回路 22:発振回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動子、 及び前記振動子を支持する固定子、 を一体に形成してなる半導体基板、を有する励振動型角
    速度センサにおいて、 前記振動子の励振用の発光子を具備し、 さらに、前記振動子の振動状態検出用の発光子、 前記振動状態検出用の発光子に対応する受光子、 を一組以上具備する、ことを特徴とする励振動型角速度
    センサ
  2. 【請求項2】請求項1に記載の励振動型角速度センサに
    おいて、 振動状態検出用の発光子から放射される光を反射する反
    射面を振動子上に設け、 振動状態検出用の受光子を前記反射面から反射される光
    を受ける受光子とする、 ことを特徴とする励振動型角速度センサ
  3. 【請求項3】請求項1に記載の励振動型角速度センサに
    おいて、 振動状態検出用の発光子から放射される光を反射する反
    射面を振動子上に設け、 振動状態検出用の発光子を前記反射面に対向して配し、 受光子を前記振動状態検出用の発光子から放射される光
    を受ける受光子とする、 ことを特徴とする励振動型角速度センサ
  4. 【請求項4】請求項1に記載の励振動型角速度センサに
    おいて、 振動状態検出用の発光子を振動子上に設け、 受光子を上記の振動状態検出用の発光子から放射される
    光を受ける受光子とする、 ことを特徴とする励振動型角速度センサ
  5. 【請求項5】請求項1乃至4に記載の励振動型角速度セ
    ンサにおいて、受光子の出力により励振用の発光子を制
    御する、 ことを特徴とする励振動型角速度センサ
  6. 【請求項6】請求項5に記載の励振動型角速度センサに
    おいて、 発光子、受光子の少なくとも一つを半導体基板と同一の
    半導体材料より構成した、 ことを特徴とする励振動型角速度センサ
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286477A (ja) * 2009-05-01 2010-12-24 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Jr Univ ジャイロスコープおよび回転検出方法

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