JPH10235534A - 切屑排出機構付き転削工具 - Google Patents

切屑排出機構付き転削工具

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JPH10235534A
JPH10235534A JP4273697A JP4273697A JPH10235534A JP H10235534 A JPH10235534 A JP H10235534A JP 4273697 A JP4273697 A JP 4273697A JP 4273697 A JP4273697 A JP 4273697A JP H10235534 A JPH10235534 A JP H10235534A
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JP
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chip
air
chamber
tool body
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JP4273697A
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Masaharu Takiguchi
正治 滝口
Nobukazu Horiike
伸和 堀池
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切屑の排出回収効率を向上させる。 【解決手段】 工具本体12の周面外方にカバー22を
取り付け、カバー22に切屑収納室25に連通する開口
32を形成する。開口32にカバー22の周面の外側に
突出する略円弧状の副次室33を連結する。副次室33
途中の湾曲部33bに吹き出し装置40を取り付け、排
出口33a方向にエアを吹き出す吹き出し口42を設け
る。吹き出し口42の下流側にエア増幅器43を連結し
てカバー22の噴出口29と共にトリプルエア方式を採
用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正面フライスなど
の転削工具に切屑排出機構を取り付けた切屑排出機構付
き転削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切屑排出機構を備えた転削工具と
して例えば図6に示す正面フライスが提案されている。
この正面フライスは、工具本体1の外周にカバー2が相
対回転可能に取り付けられ、工具本体1の先端外周部に
切刃チップ3が取り付けられている(図では一部のみを
示す)。工具本体1のチップポケットには切屑案内部材
4が取り付けられて、切刃チップ3のすくい面と若干の
隙間を開けて対向配置され、切刃チップ3で生成される
切屑がこの隙間を通して工具本体1とカバー2との間の
切屑収納室に誘導され、カバー2に設けられた排出開口
5から排出回収されるようになっている。また、排出開
口5には略円筒状のカバー2の外側に突出する副次室6
が連結され、副次室6の他端に排出口6aが開口してい
る。
【0003】このような切屑排出機構では、カバー2内
の切屑収納室に誘導された切屑が、回転する工具本体1
による遠心力でカバー内周面に飛ばされて回転し、排出
開口5から副次室6に移動することで排出口6aから排
出され易くなっている。その際、切屑の移動回収を促進
するために、カバー先端部に工具本体1に向けてエアの
噴出口を全周に亘って配設して切屑を誘導する技術が提
案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
切屑排出機構では、副次室6はカバー2の周面から外側
に膨らむ円弧状に形成されているために、切屑が副次室
6内に移動することで切屑に働く遠心力が弱まり、途中
の円弧部6b付近に切屑が溜ることがある。特に湿式切
削の場合には切屑が副次室6の内壁に溜り易く、これに
後続の切屑が引っかかることで最終的に切屑詰まりを生
じることがある。本発明は、このような実情に鑑みて、
副次室内に切屑が滞留することのない切屑排出機構付き
転削工具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる切屑排出
機構付き転削工具は、軸線回りに回転せしめられる工具
本体の先端外周部に切刃チップが取り付けられ、工具本
体の周面外方にカバーを取り付けて該カバーと工具本体
との間に切屑収納室を形成し、カバーには切屑収納室に
連通する開口を形成し、この開口にはカバーの周面の外
側に突出する副次室が連結された切屑排出機構付き転削
工具において、副次室内に、排出口方向に流体を吹き出
す吹き出し口が設けられていることを特徴とする。切刃
チップで生成されて切屑収納室に誘導された切屑は遠心
力でカバーの内周面に押し付けられつつ回転し、開口か
ら副次室に移動することで遠心力が次第に弱められる
が、吹き出し口から噴出されるエア等の流体で強制的に
押し出されて排出口から排出され、乾式切削、湿式切削
に関わらず、切屑が副次室内に滞留することなくスムー
ズに排出できる。
【0006】また、副次室の吹き出し口の下流側に流体
増幅器が設けられていてもよい。また、カバーの先端部
に工具本体方向にエア等の流体を噴出する噴出部が設け
られていてもよい。噴出部は噴出口とインジェクタから
なる。カバー先端部の噴出部からエア等の流体を噴出す
ることで、切屑の切屑収納室内への誘導が促進され、更
に切屑収納室から副次室に誘導された切屑は吹き出し口
のエアで強制的に移動させられ、更に流体増幅器で切屑
流れが促進されるために、切屑の排出効率が格段に向上
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図5を参照し
て、本発明の実施の形態を説明する。図1は実施の形態
による正面フライスの縦断面図、図2は図1に示す正面
フライスの底面図、図3はエア増幅器の断面図、図4は
図3に示すエア増幅器のA部拡大図、図5は副次室の吹
き出し口の部分断面図である。図1及び図2に示すスロ
ーアウェイ式正面フライス10において、工作機械の主
軸9にアダプタ11がキーとキー溝嵌合により一体回転
するように取り付けられ、アダプタ11の先端面外周部
に略円筒状の工具本体12がキーとキー溝嵌合によりア
ダプタ11と一体回転するように装着されている。工具
本体12の中央部に略円板状の締め付け部材13が嵌め
込まれた状態で、中央ボルト14で締め付け部材13を
アダプタ11に固定することで、工具本体12はアダプ
タ11と締め付け部材13とで挟持されて固定されるこ
とになる。
【0008】工具本体12は、回転軸線方向の上方が小
径とされた略円筒体であり、その拡径された先端部外周
に所定間隔で設けられたチップ取り付け座に、スローア
ウェイチップ(以下、チップまたは切刃チップと略称す
る)16がくさび部材17と図示しないクランプねじに
よってそれぞれ固定されている(図2では一部を除いて
省略されている)。チップ16には、工具本体12の先
端面から突出する正面切刃と工具本体12の外周面先端
から突出する外周切刃がそれぞれ形成されている。工具
本体12の先端面には、チップ16の回転方向前方にチ
ップポケットを覆うように切屑案内部材20が取り付け
られ、切屑案内部材20の端面20aはチップ16のす
くい面に若干の隙間を以て対向して位置している。
【0009】そして、工具本体12の外周面には略円筒
状のカバー22が配設され、このカバー22は例えば基
端側の支持カバー23と先端側の可動カバー24からな
り(支持カバーだけでもよい)、カバー22の内周面と
工具本体12の外周面との間の空間は切屑収納室25と
されている。支持カバー23はその基端部が例えば工作
機械の主軸9を支持する非回転部26にボルト27で固
定されている。可動カバー24は支持カバー23の下端
にボルト26とスプリング26aで連結されて、支持カ
バー23に対して工具本体12の回転軸線O方向に移動
可能とされている。可動カバー24の先端部には、例え
ば所定間隔で全周に亘って流体等のエアのインジェクタ
28が装着され、その先端の噴出口29は工具本体12
の先端部またはチップ16に向けて開口されている。各
インジェクタ28はチューブ30を介して図示しない圧
縮エア供給源に接続されている。可動カバー24にはそ
の周方向に切屑収納室25と連通する切屑の排出開口3
2(開口)が形成され、この排出開口32には筒状の副
次室33が接続されている。
【0010】副次室33は、略円筒状のカバー22に対
してその排出開口32を覆って周方向外側に突出する略
円弧状を呈して工具本体12の回転方向(図2で矢視)
に延在しており、その他端の排出口33aにエア増幅器
34(流体増幅器)が取り付けられている。エア増幅器
34は、図3及び図4に示すように、外筒35の内側係
止部35aまで内筒36が嵌挿されて摺動可能とされ、
外筒35の上流側開口部35bに副次室33の排出口3
3aが嵌挿されて固定され、内筒36の下流側開口部3
6aに排気管37が連結されている。外筒35には径方
向にエアプラグ38が装着され、外筒35に重なる内筒
36の外周面には、エアプラグ38が開口すると共に、
外筒35の内周面との間に円筒状の空間39を形成する
凹陥部36bが形成されている。そして、内筒36と外
筒35の内側係止部35aとの間に若干の隙間cを開け
た状態でエアプラグ38からエアを供給することで、エ
ア増幅器34の内筒36内に排気管37に向けたエア流
が形成されることになる。
【0011】そして、図2及び図5において、副次室3
3の湾曲部33bにはエア吹き出し装置40が取り付け
られている。エア吹き出し装置40は図示しないエア供
給源から圧縮エアの供給を受けるエア供給部41と、エ
ア供給部41から副次室33内の排出口33aに向けて
エアを噴出させる吹き出し口42とで構成されている。
吹き出し口42は副次室33の厚み方向即ち工具本体の
回転軸線O方向に例えば3本配列されている。
【0012】本実施の形態は上述のように構成されてい
るから、カバー22の先端をチップ16の切刃の領域に
位置させて、工具本体12を回転させつつ切削すること
で、チップ16の切刃で被削材が切削される。生成され
た切屑は、可動カバー24の先端部に設けられたインジ
ェクタ28のエア吹き出し力が噴出口29を通して作用
した状態で、チップ16の切刃のすくい面と切屑案内部
材20の端面20aとの隙間から切屑収納室25内に誘
導され、遠心力でカバー22内を回転して開口32から
副次室33に排出される。副次室33内に移動した切屑
は遠心力によって円弧形状の内壁に沿って移動しつつ遠
心力が弱まるために、湾曲部33b付近で切屑の移動速
度が低下するが、エア吹き出し装置40の吹き出し口4
2から吐出される圧縮エアで強制的にエア増幅器34方
向に送られる。そしてエア増幅器34でもエアで強制的
に排出口33aの排気管37方向に送られ、排気管37
から回収される。本実施の形態では、可動カバー24の
インジェクタ28及び噴出口29と、副次室33に連結
されたエア増幅器34とのダブルエア方式に、副次室3
3内のエア吹き出し装置40を加えてトリプルエア方式
としたことで、切屑回収効率が著しく向上した。
【0013】本実施の形態によるカバー付き正面フライ
スについて、次の切削条件の下で湿式切削により切削試
験を行った。尚、エア圧は可動カバー24の噴出口29
と、副次室33に連結されたエア増幅器34と、副次室
33内のエア吹き出し装置40とで共通とする。 切削条件 被削材:シリンダーヘッド下面(アルミ合金) カッタ:QBF407R1016Q(カッタ径:250
mm) スローアウェイチップ:SFCN42ZFFR2(MD
220) 切削速度V:1257mm/min 回転数N:1600rpm 1刃当りの送り速度Sz:0.1mm/刃 切込み深さd:0.3mm(一定) エア圧:4.5kg/cm2 切削の結果、切屑回収率が99%となった。この回収率
は、副次室33に集塵機を取り付けて強制的に吸引回収
する切屑排出方式と同等以上である。
【0014】上述のように本実施の形態によれば、切屑
が副次室33内に滞留するのを抑制して強制的に排出
し、副次室33内での切屑詰まりを防止できる。特に本
実施の形態によれば、可動カバー24の噴出口29と、
副次室33に連結されたエア増幅器34と、副次室33
内のエア吹き出し装置40とのトリプルエア方式を採用
することで、切屑回収率が99%となり、切屑回収効率
が著しく向上した。そのため乾式切削の場合はもとよ
り、切屑が副次室33の内壁に付着したり相互に絡んだ
りして副次室33内で詰まり易い湿式切削の場合にも、
ほほ完全に切屑の排出回収を達成できる。
【0015】尚、上述の実施の形態では、副次室33に
1つの吹き出し装置40を配設したが、2つ以上配設し
てもよく、その際、切屑の流れ方向に上流側から下流側
に向けて配列してもよいし、周方向に配列してもよい。
いずれにしても排出口33aに向けてエアが吐出されれ
ばよい。また、排気管37等に集塵機を連結して吸引回
収するようにしてもよく、その際、可動カバー24のイ
ンジェクタ28及び噴出口29や、エア増幅器34は必
ずしも必要ない。吹き出し口42の上流にエア増幅器4
3を配設してもよい。
【0016】
【発明の効果】上述のように本発明に係る切屑排出機構
付き転削工具では、副次室内に排出口方向に流体を吹き
出す吹き出し口が設けられているから、切刃チップで生
成されて切屑収納室に誘導された切屑はカバーの開口か
ら副次室に移動することで遠心力が弱まるが、吹き出し
口から噴出されるエア等の流体で強制的に排出口から押
し出され、副次室内に切屑が滞留することなくスムーズ
に排出回収でき、回収効率を著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による切屑排出機構付き
正面フライスの縦断面図である。
【図2】 図1に示す正面フライスの底面図である。
【図3】 図2におけるエア増幅器の断面図である。
【図4】 図3に示すエア増幅器の部分拡大図である。
【図5】 縦断面で示す副次室に取り付けられた吹き出
し装置の説明図である。
【図6】 従来の切屑排出機構付き正面フライスの底面
図である。
【符号の説明】
10 正面フライス 12 工具本体 16 スローアウェイチップ 22 カバー 24 可動カバー 28 インジェクタ 29 噴出口 32 排出開口 34 エア増幅器 40 吹き出し装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線回りに回転せしめられる工具本体の
    先端外周部に切刃チップが取り付けられ、前記工具本体
    の周面外方にカバーを取り付けて該カバーと前記工具本
    体との間に切屑収納室を形成し、前記カバーには切屑収
    納室に連通する開口を形成し、該開口には前記カバーの
    周面の外側に突出する副次室が連結された切屑排出機構
    付き転削工具において、 前記副次室に、前記排出口方向に流体を吹き出す吹き出
    し口が設けられていることを特徴とする切屑排出機構付
    き転削工具。
  2. 【請求項2】 前記吹き出し口の下流側に流体増幅器が
    設けられたことを特徴とする請求項1記載の切屑排出機
    構付き転削工具。
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