JPH10235796A - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

Info

Publication number
JPH10235796A
JPH10235796A JP9038786A JP3878697A JPH10235796A JP H10235796 A JPH10235796 A JP H10235796A JP 9038786 A JP9038786 A JP 9038786A JP 3878697 A JP3878697 A JP 3878697A JP H10235796 A JPH10235796 A JP H10235796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminate
laminates
flat body
elastic flat
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9038786A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhito Hosoki
伸仁 細木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP9038786A priority Critical patent/JPH10235796A/ja
Publication of JPH10235796A publication Critical patent/JPH10235796A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリプレグ1を所要枚数重ねると共に、その
少なくとも一方の最外層に金属箔2を重ねて積層物10
・・を形成し、その積層物10・・を複数重ねて被圧体
を形成し、その被圧体を熱板30,30間に挟んで加熱
・加圧して製造する積層板の製造方法であって、成形性
が優れた積層板が得られる積層板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 積層物10・・を複数重ねる方法が、積
層物10と積層物10の間に、弾性を有する弾性平面体
40を挟んで重ねる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気・電子機器等
に使用される積層板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板の製造に用いられ
る積層板は、例えばガラスクロス等の基材にエポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂組成物を含浸した後、乾燥して半硬
化させることによってプリプレグを作製し、次いで、図
2に示すように、このプリプレグ1を所要枚数重ねると
共に、銅箔等の金属箔2をその片側又は両側に配して積
層して積層物10を形成し、その積層物10を成形プレ
スの熱板30,30の間に挟んで加熱・加圧して成形す
ることにより製造されている。なお、生産性の向上のた
めに、複数の積層物10・・を、間に金属製等の平板2
0を挟んで重ね、その複数重ねた被圧体を成形プレスの
熱板30,30の間に挟んで加熱・加圧して、1度に多
数の積層板を得る方法が一般に行われている。
【0003】上記プリプレグ1は、熱硬化性樹脂組成物
を基材に含浸して半硬化させたものであるため、この樹
脂は加熱するといったん粘度が低下して樹脂が流れ、更
に加熱すると硬化して樹脂が流れなくなる挙動を示す。
そのため、プリプレグ1を所要枚数重ねるとき等の取り
扱いにおいては半硬化しているため扱いやすく、また、
加熱・加圧して成形する途中である程度流動性を有する
ため、多少の樹脂量のばらつきがあっても樹脂が流れて
ほぼ均一の厚みの積層板が得られるという特徴があり汎
用されている。しかし、樹脂は一般に粘度が高いため、
基材の内部まで十分に樹脂が含浸されにくく、得られる
プリプレグ1の内部には、気泡が残留している場合が一
般的である。そのため加熱したときに、圧力をかけるこ
とにより樹脂を流動させて、気泡を抜く方法で一般に積
層板は製造されている。
【0004】しかし、熱板30,30の間に挟む積層物
10・・の数が多いと、得られる積層板中に気泡が残留
しやすく、成形性が低いという問題があった。そのた
め、積層物10・・のうち最も熱板に近い積層物10と
熱板30の間に、一般にクッション材と呼ばれる、セル
ロースペーパー等の弾性を有する弾性平面体40を挟ん
で成形性を向上させることが行われている。
【0005】しかし、樹脂付着量のばらつきが大きいプ
リプレグ1を用いた場合や、熱板30,30の間に挟む
積層物10・・の数が特に多い場合等には、得られる積
層板のうち、中央部分に重ねた積層板中に気泡が残留す
る場合があり、成形性が優れた積層板が得られる積層板
の製造方法が望まれている。
【0006】そのため、成形性を向上させるために、積
層物10・・のうち最も熱板30に近い積層物10と熱
板30の間に挟む弾性平面体40の量を増加させること
が検討されている。しかし最も熱板30に近い積層物1
0と熱板30の間に挟む弾性平面体40の量を増加させ
ると、伝熱量が低下して、得られる積層板のガラス転移
温度が低くなり、吸湿耐熱性等が低下する場合があっ
た。
【0007】そのため、樹脂付着量のばらつきが大きい
プリプレグ1を用いた場合等であっても、ガラス転移温
度を低下することなしに、成形性が優れた積層板が得ら
れる積層板の製造方法が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、プリプレグを所要枚数重ねると共に、その少なく
とも一方の最外層に金属箔を重ねて積層物を形成し、そ
の積層物を複数重ねて被圧体を形成し、その被圧体を熱
板間に挟んで加熱・加圧して製造する積層板の製造方法
であって、成形性が優れた積層板が得られる積層板の製
造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
積層板の製造方法は、熱硬化性樹脂組成物を基材に含浸
したプリプレグを所要枚数重ねると共に、その少なくと
も一方の最外層に金属箔を重ねて積層物を形成し、その
積層物を複数重ねて被圧体を形成し、その被圧体を熱板
間に挟んで加熱・加圧して製造する積層板の製造方法に
おいて、積層物を複数重ねる方法が、積層物と積層物の
間に、弾性を有する弾性平面体を挟んで重ねる方法であ
ることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に係る積層板の製造方法
は、請求項1記載の積層板の製造方法において、弾性平
面体が、セルロースペーパー、アラミド繊維ペーパー、
ゴム類及びこれらの複合体から選ばれた少なくとも1種
であることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係る積層板の製造方法
は、請求項1又は請求項2記載の積層板の製造方法にお
いて、積層物と積層物の間に、弾性平面体を挟んで重ね
る方法が、積層物と弾性平面体の間に金属製平板を挟ん
で、積層物と弾性平面体を重ねる方法であることを特徴
とする。
【0012】本発明の請求項4に係る積層板の製造方法
は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の積層板の
製造方法において、基材がガラスクロスであることを特
徴とする。
【0013】従来の弾性平面体を最も熱板に近い積層物
と熱板の間に挟む方法の場合、中央部分に配置する積層
物中の熱硬化性樹脂組成物が溶融するときには、それよ
り熱板に近い部分の積層物中の熱硬化性樹脂組成物の硬
化が進んでいて、中央部分に配置する積層物には弾性平
面体の弾性を伝え難くなっており、中央部分に配置する
積層物はプリプレグの樹脂量のばらつき等が残った状態
で硬化してしまい、樹脂量の少ない部分に気泡が残留す
ると考えられる。しかし、本発明によると、積層物と積
層物の間に弾性平面体を挟むため、中央部分に配置する
積層物にプリプレグの樹脂量のばらつき等があった場合
であっても、そのばらつきを積層物と積層物の間に挟ん
だ弾性平面体が吸収して均一に圧力がかかるようにな
り、得られる積層板の内部に気泡が残留し難くなると考
えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る積層板の製造方法の
実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の
積層板の製造方法に係る一実施の形態を説明する図であ
る。
【0015】本発明に係る積層板の製造方法は、図1に
示すように、熱硬化性樹脂組成物を基材に含浸したプリ
プレグ1・・を所要枚数重ねると共に、その少なくとも
一方の最外層に金属箔2を重ねた積層物10・・を複数
形成する。そして、その複数の積層物10・・を、必要
に応じて間に金属製等の平板20を挟みながら重ねて被
圧体を形成し、更にその被圧体を、必要に応じて間に平
板20や弾性を有する弾性平面体40を介在させて、熱
板30,30間に挟み、次いで加熱・加圧して、一度に
複数の積層板を製造する。
【0016】なお、重ねる複数の積層物10・・のう
ち、積層物10と積層物10の間に、弾性平面体40を
挟んで重ねることが重要である。弾性平面体40を挟ま
ない場合は、得られる積層板中に気泡が残留して成形性
に問題が発生する場合がある。
【0017】なお同様の弾性平面体40を、積層物10
・・のうち最も熱板30に近い積層物10と熱板30の
間に挟んだ(又は挟む量を増加した)場合にも、成形性
を改良する効果はあるが、依然として内部に気泡が残留
する場合がある。
【0018】更に、弾性平面体40を積層物10・・の
うち最も熱板30に近い積層物10と熱板30の間に挟
んだ(又は挟む量を増加した)場合には、中央部分に配
置する積層物10への伝熱量が低下して、得られる積層
板のガラス転移温度が低くなる。しかし、本発明の場
合、加熱時間を伸ばしたり加熱温度を高くしなくてもガ
ラス転移温度が低下しにくいという効果も得られる。
【0019】積層物10と積層物10の間に挟む弾性平
面体40は、弾性を有し、加熱・加圧時の温度及び圧力
に耐えるものを平面状に形成したものであり、例えばク
ラフト紙、リンター紙等のセルロースペーパーや、アラ
ミド繊維ペーパーや、ポリエステル繊維ペーパー等の、
多数の繊維を間に空隙を設けて結合して平面状に形成し
たものや、フッ素ゴム、ブタジエンスチレンゴム等の弾
性を有する化合物を平面状に形成したものや、これらの
複合体が挙げられる。なお、セルロースペーパー、アラ
ミド繊維ペーパー、ゴム類及びこれらの複合体から選ば
れた少なくとも1種であると、特に弾性が高いため、得
られる積層板の内部に特に気泡が残留し難くなる。
【0020】なお、弾性平面体40を挟む位置は、積層
物10と積層物10の間であれば特に限定するものでは
ないが、中央部分の積層物10と積層物10の間に挟む
と、ガラス転移温度が低下しにくい効果が特に大きく好
ましい。
【0021】また、積層物10と弾性平面体40は直
接、接するように重ねてもよいが、積層物10と弾性平
面体40の間に、ステンレス、鉄、アルミニウム等の金
属製の平板20を挟んで、積層物10と弾性平面体40
を重ねると、得られる積層板の表面粗度が小さくなり好
ましい。
【0022】なお、同様の平板20を、隣合う積層物1
0・・間に挟んで、複数の積層物10・・を重ねるよう
にしてもよい。この場合も得られる積層板の表面粗度が
小さくなる傾向を示す。なお、用いる金属箔2の厚みが
厚い場合には、使用しなくてもよい。
【0023】なお、上記方法は、予め積層物10・・を
形成した後、弾性平面体40を挟みながら重ねて被圧体
を形成する方法で説明したが、本発明は被圧体の形状が
同じになる方法であれば、別の方法も含むものである。
この別の方法としては、例えば、平板の上に金属箔を重
ねた後、プリプレグを所要枚数重ね、次いで金属箔を重
ねて積層物を形成した後、平板を重ね、次いで金属箔、
プリプレグ、金属箔・・・と、一方の熱板に対応する部
分から他方の熱板に対応する部分に向かって、順番に重
ねる方法が挙げられる。
【0024】本発明に用いられる基材としては、ガラス
等の無機質繊維やポリエステル、ポリアミド、ポリアク
リル、ポリイミド等の有機質繊維や、木綿等の天然繊維
の織布、不織布、紙等を用いることができる。なお、ガ
ラス繊維製の織布(ガラスクロス)を用いると、得られ
る積層板の耐熱性、耐湿性が優れ、かつ、本発明の効果
が得られやすく好ましい。なお、基材の厚みとしては
0.04〜0.3mmのものが一般的に使用される。
【0025】また、本発明に用いられる熱硬化性樹脂組
成物としては、エポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、ポ
リイミド樹脂系、不飽和ポリエステル樹脂系、ポリフェ
ニレンエーテル樹脂系等の単独、変性物、混合物のよう
に、熱硬化性樹脂組成物全般を用いることができる。
【0026】この熱硬化性樹脂組成物中には、熱硬化性
樹脂を必須として含有し、必要に応じてその熱硬化性樹
脂の硬化剤、硬化促進剤及び無機充填材等を含有するこ
とができる。なおエポキシ樹脂等のように自己硬化性の
低い熱硬化性樹脂組成物は、その樹脂を硬化するための
硬化剤等も含有することが必要である。
【0027】なお、熱硬化性樹脂組成物が、エポキシ樹
脂系の場合、電気特性及び接着性のバランスが良好であ
り好ましい。エポキシ樹脂系の樹脂組成物に含有するエ
ポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノ
ールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、
ビスフェノールFノボラック型エポキシ樹脂、クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタ
ン型エポキシ樹脂、及びこれらのエポキシ樹脂構造体中
の水素原子の一部をハロゲン化することにより難燃化し
たエポキシ樹脂等が挙げられる。また、このエポキシ樹
脂系の樹脂組成物に含有する硬化剤としては、例えばジ
シアンジアミド、脂肪族ポリアミド等のアミド系硬化剤
や、アンモニア、トリエチルアミン、ジエチルアミン等
のアミン系硬化剤や、フェノールノボラック樹脂、クレ
ゾールノボラック樹脂、p−キシレン−ノボラック樹脂
等のフェノール系硬化剤や、酸無水物類等が挙げられ
る。
【0028】なお、上記熱硬化性樹脂組成物に含有する
ことができる無機充填材としては、シリカ、炭酸カルシ
ウム、水酸化アルミニウム、タルク等の無機質粉末充填
材や、ガラス繊維、パルプ繊維、合成繊維、セラミック
繊維等の繊維質充填材が挙げられる。
【0029】熱硬化性樹脂組成物を基材に含浸してプリ
プレグを製造する方法としては特に限定するものではな
く、例えば、上記熱硬化性樹脂組成物を溶剤で粘度調整
したワニスに、上記基材を浸漬して含浸した後、必要に
応じて加熱乾燥して半硬化して得られる。なお、熱硬化
性樹脂組成物の粘度調整に用いることができる溶剤とし
てはN,N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、エチ
レングリコールモノメチルエーテル等のエーテル類、ア
セトン、メチルエチルケトン等のケトン類、メタノー
ル、エタノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン
等の芳香族炭化水素類等が挙げられる。なお、溶剤を用
いずに、熱硬化性樹脂組成物を加熱溶融させて基材に含
浸してもよい。
【0030】なお、プリプレグ中の樹脂量は、プリプレ
グの重量(熱硬化性樹脂組成物及び基材の合計重量)1
00重量部に対し、40〜70重量部であると好まし
い。40重量部未満の場合は、得られる積層板の耐熱性
が低下する場合があり、70重量部を超える場合は、得
られる積層板の板厚のばらつきが大きくなる場合があ
る。
【0031】また、本発明に用いることのできる金属箔
としては銅、アルミニウム、真鍮、ニッケル等の単独、
合金、複合の金属箔を用いることができ、この金属箔の
厚みとしては、0.012〜0.070mmのものが一
般的に使用される。なお、金属箔の代わりに金属箔が積
層成形された片面金属張積層板、両面金属張積層板を用
いることもできる。
【0032】積層物を加熱・加圧する条件としては、熱
硬化性樹脂組成物が硬化する条件で適宜調整して加熱・
加圧すればよいが、加圧の圧力があまり低いと得られる
積層板の内部に気泡が残留する場合があるため、成形性
を満足する条件で加圧することが好ましい。なお、加熱
・加圧を300Torr以下の減圧雰囲気下で行うと、
得られる積層板内部の気泡の残留が特に少なくなり好ま
しい。
【0033】なお、本発明に係る積層板の製造方法は、
プリプレグと金属箔のみを重ねて積層物を形成すること
に限定するものではなく、導体回路を形成した内層用基
板をプリプレグとプリプレグの間等に挟んで重ねること
により、内層回路入りの積層板を製造してもよい。
【0034】
【実施例】
(実施例1)熱硬化性樹脂組成物として、下記のエポキ
シ樹脂、硬化剤及び硬化促進剤よりなる熱硬化性樹脂組
成物を使用した。 ・エポキシ樹脂:エポキシ当量が500であるテトラブ
ロモビスフェノールA型エポキシ樹脂[東都化成株式会
社製、商品名YDB−500]を固形分として80重量
部 ・硬化剤:ジシアンジアミド[日本カーバイド株式会社
製]を3重量部 ・硬化促進剤:2−エチル−4−メチルイミダゾール
[四国化成株式会社製]を0.2重量部。
【0035】上記熱硬化性樹脂組成物にN,N−ジメチ
ルホルムアミド[三菱瓦斯化学株式会社製]を溶剤とし
て加えて粘度調整したワニスに、厚さ0.19mmのガ
ラスクロス[旭シュエーベル株式会社製、商品名762
8]を基材として用いて、浸漬して含浸し、次いで、最
高温度180℃で加熱乾燥して、樹脂量が40重量%、
170℃のゲルタイムが150秒、長さ1m、幅1mの
プリプレグを作製した。得られたプリプレグの樹脂量の
面内ばらつきをニューウエーブゲージ[横河電機株式会
社製]を用いて測定速度1m/分、測定スパン10mm
/回の条件で測定したところ、最大と最小の差が10.
7g/平方mであった。この値を熱硬化性樹脂組成物の
比重1.4で換算すると、10.7μmの凹凸に相当す
る。
【0036】得られたプリプレグ1枚の両外側に厚み1
8μmの銅箔[日鉱グールドフォイル株式会社製、商品
名JTC]を配して積層して積層物を10組形成した。
そしてこの積層物を厚み2mmのステンレス製平板を間
に挟んで5組重ねた後、同様の平板を重ね、次いで弾性
平面体として190g/平方mのクラフト紙[株式会社
巴川製作所製]を5枚重ねた後、同様の平板を重ね、更
に5組の積層物を同様の平板を間に挟んで重ねることに
より、上側から5組目と6組目の積層物の間に弾性平面
体を挟んで、10組の積層物と10枚の平板を重ねた被
圧体を形成した。
【0037】なお、プリプレグの樹脂付着量が多い部分
と少ない部分が全ての積層物で同じ位置になるように重
ねることにより、被圧体全体のプリプレグの樹脂付着量
のばらつきによる凹凸は、107μmとなる。また、用
いた平板は超音波厚さ計[株式会社東京計器製、商品名
UTM−100]を用いて予め厚みを測定し、厚みのば
らつきがほぼ0μmのものを使用した。
【0038】次いでこの被圧体の両側に同様の平板を重
ねた後、その両側に190g/平方mのクラフト紙[株
式会社巴川製作所製]を各5枚重ね、成形プレスの熱板
に挟み、温度170℃、圧力30kg/平方cmで12
0分加熱・加圧して、厚み0.2mm、大きさ1m角の
両面銅張り積層板を10枚得た。
【0039】なお、弾性平面体として用いたクラフト紙
[株式会社巴川製作所製]の弾性の大きさ(加圧時の圧
縮量)を、オートグラフ[島津製作所株式会社製]を用
いて試験片の大きさ50×50mm、荷重30kg/平
方cm、ヘッドスピード50mm/分の条件で測定した
ところ、1枚当たり40μmであった。
【0040】(実施例2)上側から5組目と6組目の積
層物の間に挟んだ弾性平面体として、190g/平方m
のクラフト紙[株式会社巴川製作所製]を2枚重ねたも
のを用いたこと以外は実施例1と同様にして両面銅張り
積層板を得た。
【0041】(実施例3)上側から5組目と6組目の積
層物の間に挟んだ弾性平面体として、厚み3mmのフッ
素ゴム製クッション材[ヤマウチ株式会社製、商品名F
F20M]を1枚用いたこと以外は実施例1と同様にし
て両面銅張り積層板を得た。
【0042】なおこのクッション材の弾性の大きさを、
実施例1と同様にして測定したところ、150μmであ
った。
【0043】(実施例4)上側から5組目と6組目の積
層物の間に挟んだ弾性平面体として、厚み5.5mmの
アラミド繊維製クッション材[市川毛織株式会社製、商
品名KG355ET]を1枚用いたこと以外は実施例1
と同様にして両面銅張り積層板を得た。
【0044】なおこのクッション材の弾性の大きさを、
実施例1と同様にして測定したところ、250μmであ
った。
【0045】(実施例5)厚みのばらつきがほぼ0μm
のプリプレグを用いたこと、及び被圧体の形成に用いた
平板10枚の総凹凸量が118μmの平板を用いたこと
以外は実施例1と同様にして両面銅張り積層板を得た。
【0046】(比較例1)上側から5組目と6組目の積
層物の間に弾性平面体を挟まずに重ねて、10組の積層
物と9枚の平板を重ねた被圧体を形成したこと以外は実
施例1と同様にして両面銅張り積層板を得た。
【0047】(比較例2)上側から5組目と6組目の積
層物の間に弾性平面体を挟まずに重ねて、10組の積層
物と9枚の平板を重ねた被圧体を形成したこと、及び被
圧体の両側に平板を重ねた後、その一方の外側に190
g/平方mのクラフト紙[株式会社巴川製作所製]を5
枚重ね、他方の外側に190g/平方mのクラフト紙
[株式会社巴川製作所製]を10枚重ねたこと以外は実
施例1と同様にして両面銅張り積層板を得た。
【0048】(比較例3)上側から5組目と6組目の積
層物の間に弾性平面体を挟まずに重ねて、10組の積層
物と9枚の平板を重ねた被圧体を形成したこと、及び被
圧体の両側に平板を重ねた後、その一方の外側に190
g/平方mのクラフト紙[株式会社巴川製作所製]を7
枚重ね、他方の外側に190g/平方mのクラフト紙
[株式会社巴川製作所製]を8枚重ねたこと以外は実施
例1と同様にして両面銅張り積層板を得た。
【0049】(比較例4)上側から5組目と6組目の積
層物の間に弾性平面体を挟まずに重ねて、10組の積層
物と9枚の平板を重ねた被圧体を形成したこと、及び被
圧体の形成に用いた平板9枚の総凹凸量が110μmの
平板を用いたこと以外は実施例5と同様にして両面銅張
り積層板を得た。
【0050】(評価、結果)実施例1〜5及び比較例1
〜4で得られた両面銅張り積層板について、成形性及び
ガラス転移温度を評価した。
【0051】成形性は、上側から5組目と6組目の両面
銅張り積層板の銅箔を全面エッチングした後、積層板中
の気泡の有無を目視で観察し、気泡の残留数を数えた。
また、ガラス転移温度は、成形性を評価した積層板から
幅5mmの試験片を切断した後、動的粘弾性の温度分散
を測定し、得られたtanδのピーク温度より求めた。
【0052】結果は表1に示した通り、実施例1〜4は
比較例1と比べ、実施例5は比較例4と比べて、成形性
が優れることが確認された。また実施例1は、最も熱板
に近い積層物と熱板の間に挟む弾性平面体の量を増加し
て実施例1と同じ枚数用いた比較例2,3と比べて、成
形性が優れると共に、ガラス転移温度が高いことが確認
された。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】本発明に係る積層板の製造方法は、積層
物を複数重ねる方法が、積層物と積層物の間に、弾性を
有する弾性平面体を挟んで重ねる方法であるため、樹脂
付着量のばらつきが大きいプリプレグを用いた場合等で
あっても、成形性が優れた積層板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層板の製造方法に係る一実施の形態
を説明する図である。
【図2】従来の積層板の製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 プリプレグ 2 金属箔 10 積層物 20 平板 30 熱板 40 弾性平面体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性樹脂組成物を基材に含浸したプ
    リプレグ(1)を所要枚数重ねると共に、その少なくと
    も一方の最外層に金属箔(2)を重ねて積層物(10・
    ・)を形成し、その積層物(10・・)を複数重ねて被
    圧体を形成し、その被圧体を熱板(30,30)間に挟
    んで加熱・加圧して製造する積層板の製造方法におい
    て、積層物(10・・)を複数重ねる方法が、積層物
    (10)と積層物(10)の間に、弾性を有する弾性平
    面体(40)を挟んで重ねる方法であることを特徴とす
    る積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】 弾性平面体(40)が、セルロースペー
    パー、アラミド繊維ペーパー、ゴム類及びこれらの複合
    体から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする
    請求項1記載の積層板の製造方法。
  3. 【請求項3】 積層物(10)と積層物(10)の間
    に、弾性平面体(40)を挟んで重ねる方法が、積層物
    (10)と弾性平面体(40)の間に金属製平板(2
    0)を挟んで、積層物(10)と弾性平面体(40)を
    重ねる方法であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の積層板の製造方法。
  4. 【請求項4】 基材がガラスクロスであることを特徴と
    する請求項1から請求項3のいずれかに記載の積層板の
    製造方法。
JP9038786A 1997-02-24 1997-02-24 積層板の製造方法 Pending JPH10235796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9038786A JPH10235796A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 積層板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9038786A JPH10235796A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 積層板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10235796A true JPH10235796A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12534995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9038786A Pending JPH10235796A (ja) 1997-02-24 1997-02-24 積層板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10235796A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100847632B1 (ko) * 2005-04-26 2008-07-21 티디케이가부시기가이샤 적층 기판을 제조하는 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100847632B1 (ko) * 2005-04-26 2008-07-21 티디케이가부시기가이샤 적층 기판을 제조하는 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3119577B2 (ja) 積層板
JP2013239701A (ja) キャリア材料付き層間絶縁膜およびこれを用いる多層プリント回路板
JP2692508B2 (ja) 積層板の製造法
JP2014070098A (ja) プリプレグ、積層板及びプリント配線板
JPH10235796A (ja) 積層板の製造方法
JP3412572B2 (ja) エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、樹脂付き金属箔、接着シート、積層板及び多層板
JP4802541B2 (ja) 金属箔張り積層板および多層プリント配線板の製造方法
JP3275782B2 (ja) 積層板の製造方法
JPH1016100A (ja) 積層板の製造方法
JP3322123B2 (ja) プリプレグ及びそれを用いた積層板
JP3356010B2 (ja) 金属箔張り積層板の製造方法
JP2007277463A (ja) 低誘電率プリプレグ、及びこれを用いた金属箔張積層板及び多層プリント配線板
JP4207282B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP2001030279A (ja) 積層板の製造方法
JP2000210962A (ja) 積層板の製造方法
JP3343722B2 (ja) 複合プリプレグ及び積層板の製造方法
JP3605917B2 (ja) 内層回路入り積層板の製造方法
JPH09227699A (ja) プリプレグの製造方法
JPH09293971A (ja) 多層板の製造方法
JP2003313420A (ja) 積層板用樹脂組成物、プリプレグ及び多層積層板
JP3354346B2 (ja) 積層板の製造方法
JPH0716089B2 (ja) 電気用積層板
JPH08174736A (ja) 積層板
JP2006315392A (ja) 金属箔張り積層板の製造方法
JP2008037881A (ja) プリプレグ、プリプレグを用いた金属箔張り積層板及び多層プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020730