JPH10236171A - 自動車用熱交換器 - Google Patents

自動車用熱交換器

Info

Publication number
JPH10236171A
JPH10236171A JP9042631A JP4263197A JPH10236171A JP H10236171 A JPH10236171 A JP H10236171A JP 9042631 A JP9042631 A JP 9042631A JP 4263197 A JP4263197 A JP 4263197A JP H10236171 A JPH10236171 A JP H10236171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
heat exchanger
pin hole
projection
fan shroud
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9042631A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Matsubara
利朗 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP9042631A priority Critical patent/JPH10236171A/ja
Publication of JPH10236171A publication Critical patent/JPH10236171A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン穴にピンを挿入することによりラジエー
タ3に取り付けられるファンシュラウド2の取付け構造
において、良好な組付け性を維持しつつ、振動により発
生するピン外周とピン穴内周との衝突音を低減する 【解決手段】 ファンシュラウド2の下端側取付脚部1
0の下端には、下方に突出した円柱状の大小2つのピ
ン、第1ピン10aとこの第1ピン10bよりも径R2
が小さく且つ長さL2が短い第2ピン10bとが形成さ
れている。ラジエータ3下端部には2つの円形穴、第1
ピン10aが嵌合される第1ピン穴32aおよび第2ピ
ン10bが嵌合される第2ピン穴32bとが形成されて
いる。第2ピン10bと第2ピン穴32bとの嵌合隙間
(R4−R2)は、第1ピン10aと第1ピン穴32a
との嵌合隙間(R3−R1)より小さくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用熱交換器
に取り付けられるファンシュラウドの取付け構造に関す
るものであり、特にラジエータに取り付られるファンシ
ュラウドの取付け構造に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、特開平8−2
68086号公報に記載のものが提案されている。これ
は、ラジエータに取り付ける冷却ファンのファンシュラ
ウド取付け構造に関するものである。ファンシュラウド
の略中央部には冷却ファンが支持固定されている。そし
て、ファンシュラウド上端部の上端側取付脚部とラジエ
ータ上端部のアッパータンクとが締結されている。
【0003】一方、ファンシュラウド下端部において
は、ファンシュラウドの下端側取付脚部とラジエータの
下端部(ロワタンク部分)から突出した棚状の取付板と
がピン嵌合されたものとなっている。取付板にはピン穴
が設けられており、下端側取付脚部には外方に突出した
ピンが形成されており、このピンがピン穴に嵌合されて
結合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにファンシ
ュラウドが取り付けられたラジエータにおいては、自動
車の走行中等に、異音が発生し問題となっている。本発
明者等の検討によれば、次のようなことが異音の原因で
あることがわかった。すなわち、上記の構成のうちファ
ンシュラウド下端部およびラジエータ下端部のピン嵌合
部分において、ピンはピン穴に嵌合されているが圧入さ
れているのではなく、ファンシュラウドが取り外し可能
なようにピンとピン穴とに嵌合隙間(クリアランス)を
設けて挿入したものとなっている。そのため、走行中の
振動のたびにピンの外周とピン穴の内周がぶつかってカ
タカタと衝突音が発生する。
【0005】衝突音低減のためには、単純には嵌合隙間
を無くせばよいと考えられるが、ピンとピン穴との嵌合
隙間が小さいと、今度は取付けおよび取り外しの作業性
(組付け性)等が困難となる。本発明は上記点に鑑み
て、ピン穴にピンを挿入することにより自動車用熱交換
器に取り付けられるファンシュラウドの取付け構造にお
いて、良好な組付け性を維持しつつ、振動により発生す
るピン外周とピン穴内周との衝突音を低減することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意検討の
結果、上記の従来取付け構造と同等のピンとピン穴との
組付け性を維持しつつ、すなわちピンとピン穴との嵌合
隙間を従来レベルに維持しつつ、他の部位に、振動に抗
してファンシュラウドを位置規制する部位を設けること
とした。
【0007】すなわち、請求項1の発明によれば、ファ
ンシュラウド(2)の取付け面が車両上下方向となるよ
うに車両に搭載されている自動車用熱交換器において、
ファンシュラウド(2)の下端部には、下端部より下方
に突出したピン部(10a)と、このピン部(10a)
と同方向に突出し、突出幅(R2)が前記ピン部(10
a)の径(R1)よりも小さく、突出高さ(L2)が前
記ピン部(10a)の長さ(L1)よりも小さい突起部
(10b)とが備えられ、熱交換器(3)の下端部に
は、ピン部(10a)および突起部(10b)と対向す
るように、ピン部(10a)が嵌合されるピン穴(32
a)および突起部(10b)が嵌合される嵌合部(32
b)が各々備えられている。そして、突起部(10b)
と嵌合部(32b)との嵌合隙間(R4−R2)は、ピ
ン部(10a)とピン穴(32a)との嵌合隙間(R3
−R1)よりも小さいことを特徴とする。
【0008】換言すれば、本発明は、従来技術の項にて
述べた一本のピン(本発明のピン部に相当)のみの取付
け構造に対して、別位置に突起部を付加して、振動に抗
してファンシュラウドを位置規制するようにした取付け
構造である。それによって、走行中等に振動等を受けて
も、ファンシュラウド(2)は突起部(10b)と嵌合
部(32b)との小さい嵌合隙間(R4−R2)分しか
動かなくなる。そのため、従来の取付け構造において衝
突音が問題となっていたピン部(10a)とピン穴(3
2a)との衝突は起こらず、衝突衝撃の小さい突起部
(10b)と嵌合部(32b)との衝突のみとなり、衝
突音が低減できる。
【0009】また、突起部(10b)は、突出幅(R
2)がピン部(10a)の径よりも小さく、突出高さ
(L2)がピン部(10a)の長さよりも小さいため、
突起部(10b)と嵌合部(32b)との嵌合隙間(R
4−R2)が、ピン部(10a)とピン穴(32a)と
の嵌合隙間(R3−R1)よりも小さくても、従来と同
等の良好な組付け性を維持できる。
【0010】なお、ピン部(10a)は、ファンシュラ
ウド(2)を組み付ける時に取付部と被取付部とを位置
合わせするガイドとすることができる。ここで、突起部
および嵌合部は、具体的には請求項2のようなものにす
ることができる。すなわち、突起部は円柱形状を有し、
ピン部(10a)よりも径(R2)が小さく且つ長さ
(L2)が短い突起ピン(10b)であり、また、嵌合
部としては、この突起ピン(10b)が嵌合される突起
ピン穴(32b)である。
【0011】それによって、突起ピン(10b)と突起
ピン穴(32b)との嵌合隙間(R4−R2)は、ピン
部(10a)とピン穴(32a)との嵌合隙間(R3−
R1)よりも小さくでき、上記請求項1に記載の効果と
同等の効果が達成できる。さらに、請求項3の発明によ
れば、請求項2の構成において、突起ピン(10b)と
突起ピン穴(32b)との嵌合隙間(R4−R2)は
0.4mm以下としていることにより、請求項1に記載
の衝突音低減効果がよりいっそう達成し易い。このこと
は、本発明者等の検討の結果、わかったものである。
【0012】また、突起ピン(10b)のサイズについ
ては、例えば請求項4のように、熱交換器(3)の下端
部に突出成形された棚状部(32)に、突起ピン穴(3
2b)が設けられている場合には、ピン径(R2)が棚
状部(32)の板厚と略同等であり、ピン長さ(L2)
がピン径(R2)の1〜2倍であるものにすることがで
きる。
【0013】また、突起部および嵌合部は、請求項5の
ような構成にすることもできる。すなわち、突起部は、
突出幅(R5)がピン部(10a)の径(R1)よりも
小さく、突出高さ(L5)がピン部(10a)の長さ
(L1)よりも短い板状の突起片(10c)である。一
方、ピン穴(32a)を備える棚状部(32)が、熱交
換器(3)の下端部に突出して設けられている構成にお
いて、嵌合部は、棚状部(32)の外縁部に形成され、
突起片(10c)が嵌合される切欠部(32c)であ
る。
【0014】それによって、突起片(10c)と切欠部
(32c)との嵌合隙間は、ピン部(10a)とピン穴
(32a)との嵌合隙間(R3−R1)よりも小さくで
き、上記請求項1に記載の効果と同等の効果が達成でき
る。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本実施形態は、自動車用熱交換器とし
てのラジエータに取り付けられるファンシュラウドの取
付け構造について説明する。図1は、本実施形態のファ
ンシュラウドの取付け構造の全体を示すものである。こ
冷却ファン1のファンシュラウド2は、ファンシュラウ
ド2の取付け面が車両上下方向となるようにラジエータ
3に対してに取り付けられている。このラジエータ3
は、略方形状をなしており、自動車の走行風を受けやす
い場所、例えばエンジンルーム内の最前部に配設されて
いる。
【0016】冷却ファン1は、ラジエータ3に空気を吸
い込むと共に、ラジエータ1内の冷却水を強制的に冷却
する電動式軸流ファンである。この冷却ファン1は、電
動モータ4および複数の羽根部5を備えており、電動モ
ータ4はファンシュラウド2の中央部に支持固定され、
複数の羽根部5はファンシュラウド2内に回転自在に配
設されている。そして、電動モータ4は、通電されると
複数の羽根部5と共に回転するようになっている。
【0017】ファンシュラウド2は冷却ファン1ととも
に送風装置を構成するもので、冷却ファン1とラジエー
タ3との間をダクト化して空気流路を形成する送風ガイ
ドである。そして、ファンシュラウド2は、冷却ファン
1の周りを円筒状に覆うシュラウド部6、冷却ファン1
の電動モータ4を締結により保持する保持部7、シュラ
ウド部6と保持部7とを連結する4本のステー部8、シ
ュラウド部6の上端部より上方に突出するように形成さ
れた2個の上端側取付脚部9、シュラウド部6の下端部
より下方に突出するように形成された2個の下端側取付
脚部10等から構成されている。なお、符号11は電動
モータ4へ通電するための給電線であり、符号12は給
電線11の端部に接続されたコネクタである。
【0018】2個の上端側取付脚部9は、ラジエータ3
の上端部にボルト(締結具)13により締結固定される
被取付部である。また、2個の下端側取付脚部10は、
ラジエータ3の下端部に取り付けられる被取付部であ
る。下端側取付脚部10の詳細については後述する。な
お、これらのシュラウド部6、保持部7、ステー部8お
よび上端側、下端側取付脚部9、10は、例えば、ガラ
ス繊維強化されたポリプロピレン樹脂(PP樹脂)等の
樹脂により一体成形されている。
【0019】そして、ラジエータ3は、内部を冷却水が
流通する複数本の偏平チューブ(図示しない)を備えて
おり、これら偏平チューブは、ラジエータ3上端部のア
ッパータンク30、ラジエータ3下端部のロワタンク3
1に接続されている。アッパータンク30は、樹脂製の
キャプセル30aを有しており、後側面にはエンジンか
らの冷却水を内部に導入するための入口パイプ30b
が、エンジン側(後方側)に向かって突出するように接
続されている。さらに、入口パイプ30bの両側の後側
面には、ファンシュラウド2の2個の上端側取付脚部9
をボルト13により締結固定するための被取付部として
の締結部30cが2か所一体成形されている。
【0020】ロワタンク31は、樹脂製のキャプセル3
1aを有しており、後側面には内部から冷却水をウォー
タポンプ(図示しない)へ導出するための出口パイプ
(図示しない)が接続されている。そして、キャプセル
31aの下端面には、自動車のエンジンルームに配され
た車体側固定部材に形成された嵌合穴(図示しない)内
に差し込むための係合突起31bが形成されている。
【0021】さらにキャプセル31aの後側面には、フ
ァンシュラウド2の2個の下端側取付脚部10を取り付
けるための被取付部としての棚状部32が、エンジン側
(後方側)へ向かって突出するように2か所形成されて
いる。次に、本発明の要部である下端側取付脚部10の
棚状部32への取付け構造(図1のB部分およびC部
分)について、図2ないし図4を参照して説明する。図
2(a)は、B部分をラジエータ3の側方(図1の左方
向)からみた断面図であり、図2(b)は(a)の取付
け前のものである。
【0022】また、図3および図4は、図1におけるB
部分およびC部分を拡大したものであり、図3は、2つ
の下端側取付脚部10のみを図1のA方向(図1下方)
からみたものであり、図4は、2つの棚状部32のみを
図1のA方向と反対方向(図1上方)からみたものであ
り、各々他の部分は省略している。なお、2つの取付け
構造(B部分とC部分)は同一構造のため、一側の下端
側取付脚部10および棚状部32(B部分、図3および
図4の左側)について説明し、他側(C部分)について
は同一符号を付して説明を省略する。
【0023】下端側取付脚部10の下端面には大小2つ
のピンが、この下端面より下方に突出して形成されてい
る。大きい方は、円柱形状の第1ピン(ピン部)10a
である。一方、小さい方は、突起部としての第2ピン1
0bであり、この第2ピン10bは、円柱形状を有して
おり、第1ピン10aと同方向(下方)に突出して形成
され、第1ピン10aよりもラジエータ3側に位置して
いる。各ピンは取付け性を良くするために先端にテーパ
が形成されている。
【0024】一方、ラジエータ3下端部のキャプセル3
1aの棚状部32は、上記2つのピンと対向しており、
第1ピン10aが嵌合される第1ピン穴32aと、第2
ピン10bが嵌合される第2ピン穴32bとを備えてい
る。そして、第1ピン10aは第1ピン穴32aに嵌合
され、第2ピン10bは第2ピン穴32bに嵌合され
て、下端側取付脚部10は棚状部32に取り付けられて
いる。
【0025】これら第1ピン10a、第2ピン10b、
第1ピン穴32aおよび第2ピン穴32b等のサイズ
は、本実施形態では以下のようになっている。第1ピン
10aの径R1(例えば8.7mm〜9.0mm)およ
び長さL1(例えば約10mm)は、各々第2ピン10
bの径R2(突出幅に相当、例えば2.85mm〜3.
00mm)および長さL2(突出高さに相当、例えば約
5mm)よりも大きくなっている。ここで、R2はR1
の略1/3であり、L2はL1の略1/2となってい
る。
【0026】また、第2ピン10bのサイズを棚状部3
2の板厚tとの関係でみると、第2ピンの径R2は板厚
t(例えば約3mm)と略同等であり、第2ピンの長さ
L2はR2の1〜2倍(例えば1.6倍)程度となって
いる。一方、第1ピン穴32aの径R3(例えば9.5
mm〜10.0mm)および第2ピン穴32bの径R4
(例えば3.05mm〜3.20mm)は、それぞれ嵌
合されるピンの径に対応している。ここで、各ピンは圧
入ではなく挿入されるので、ピンとピン穴とは嵌合隙間
(クリアランス)が必要であり、各ピン穴径は挿入され
るピン径に対して大きめにしてある。ここで、嵌合隙間
はピン穴径からピン径を差し引いたものである。
【0027】ここで、第1ピン10aと第1ピン穴32
aとの嵌合隙間(R3−R1)は、例えば0.5mm〜
1.3mmであり、第2ピン10bと第2ピン穴32b
との嵌合隙間(R4−R2)は、例えば0.05mm〜
0.35mmである。このように、第2ピン10bは第
1ピン10aよりも径が小さく且つ長さが短いために、
第1ピン10aに比べてピン穴との嵌合隙間を小さくで
きる。
【0028】また、第1ピン10a中心と第2ピン10
b中心との間の距離は、第1ピン穴32a中心と第2ピ
ン穴32b中心との間の距離(例えば8.8mm〜9.
2mm)と同一となっている。また、2つの第1ピン1
0aの中心間距離L3と、2つの第1ピン穴32aの中
心間距離L4とは、同一の所定間隔(例えばL3=L4
=約288mm)を有したものとなっている。なお、L
3は2つの第2ピン10bの中心間距離に等しく、L4
は2つの第2ピン穴32bの中心間距離に等しい。
【0029】なお、上記した各ピンおよび棚状部32
は、例えば、ガラス繊維強化されたポリプロピレン樹脂
(PP樹脂)等の樹脂により成形されている。また、上
記の括弧内に示した具体的数値は、本実施形態における
一例を示すものであり、本実施形態はこれらの数値に限
定されるものではない。次に、上記構成に基づき、ファ
ンシュラウド2をラジエータ3に取り付ける手順を簡単
に説明する。
【0030】まず、電動モータ4をファンシュラウド2
の保持部7に締結等により組み付けることにより、冷却
ファン1とファンシュラウド2とを一体化しておく。そ
して2つの下端側取付脚部10の各ピンをラジエータ3
下端部の棚状部32の各ピン穴に挿入する。この時、第
1ピン10aがガイドとなってを先に挿入され,続いて
第2ピン10bが挿入されて下端側取付脚部10が棚状
部32に取り付けられる。
【0031】続いて、ラジエータ3の締結部30cとフ
ァンシュラウド2の2つの上端側取付脚部9とがボルト
13により締結固定されて、ファンシュラウド2のラジ
エータ3への取付けが完了する。そして、一体化したフ
ァンシュラウド2とラジエータ3のモジュールにおい
て、ラジエータ3のロワタンク31下端の係合突起31
bが、自動車のエンジンルームに配された車体側固定部
材に形成された嵌合穴(図示しない)内に差し込まれ
る。なお、モジュールの上端部はボルト等の締結具によ
り車体に締結固定される。
【0032】ところで、本実施形態によれば、上記のモ
ジュールが自動車走行中に起きる路面からの振動等の振
動を受けても、ファンシュラウド2は第2ピン10bと
第2ピン穴32bとの小さい嵌合隙間(R4−R2)分
しか動かない。そのため、嵌合隙間が大きい第1ピン1
0aと第1ピン穴32aとは衝突せず、嵌合隙間の小さ
い第2ピン10bと第2ピン穴32bとが衝突するだけ
であるため、従来の取付け構造に比べて衝突衝撃は抑え
られ衝突音が低減できる。
【0033】ところで、第2ピン10bと第2ピン穴3
2bとの衝突によっても衝突音が発生するが、本発明者
等の検討によれば、本実施形態においては、両者の嵌合
隙間(R4−R2)を0.4mm以下とすれば、この衝
突音も問題にならないことがわかった。図5に、本発明
者等の検討によるこの嵌合隙間(R4−R2)(単位m
m)と衝突音D(単位dB)との関係を示す。
【0034】これは、本実施形態における構成におい
て、嵌合隙間(R4−R2)のみを変えたものを幾つか
作成して、走行中の振動とほぼ同等の振動を与え、その
時にピン部10a近傍で発生する音をマイクロホンで音
圧Pとして計測し、数式[D=20log(P/(2×
10-5))]によりDを求めたものである。車載用の場
合、音レベルはおおよそ85dB以下であれば問題ない
が、そのためには、嵌合隙間(R4−R2)は約0.4
mm以下であればよいことがわかる。
【0035】また、本実施形態によれば、第2ピン10
bは、第1ピン10aよりも径が小さく且つ長さが短い
ため、第2ピン10bと第2ピン穴32bとの嵌合隙間
(R4−R2)が第1ピン10aと第1ピン穴32aと
の嵌合隙間(R3−R1)よりも小さくても従来と同等
の良好な組付け性を維持できる。また、第1ピン10a
は、ファンシュラウド2を組み付ける時のピン部10a
と棚状部32とを位置合わせするガイドとして作用する
ので、組付け時に効果的である。。
【0036】なお、第2ピン10bは、振動等によって
万が一破壊しても第1ピン10aによって支持されるの
でファンシュラウド2の取付け構造全体としての耐振動
強度は、従来技術の項にて述べた従来取付け構造と同等
の強度が維持できる。 (第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態について
図6を参照して述べる。本実施形態においては、主とし
て上記第1実施形態と異なる点について説明し、同一部
分については説明を省略する。
【0037】本実施形態は、上記第1実施形態の第2ピ
ン10bおよび第2ピン穴32bに替えて、下端側取付
脚部10の下端部の外縁部より下方に突出した三角板状
の突起片(突起部)10c、および棚状部32の外周縁
部に形成された切欠部(嵌合部)32cを備え、この突
起片10cが切欠部32cに係合する構成とした点が上
記第1実施形態と異なる。なお、2つの下端側取付脚部
10は同一の構造である。
【0038】ファンシュラウド2の下端側取付脚部10
の下端部には、上記第1実施形態の第1ピンに相当する
ピン(ピン部)10aが下方に突出して設けられてい
る。また、上記の突起片10cは、根元部分から先端に
かけて突出幅が小さくなるようにテーパが設けられてい
る。ここで突起片10cの根元部分の突出幅R5は、ピ
ン10aの径R1よりも小さく、突出高さL5はピン1
0aの長さL1よりも短くなっている。
【0039】また、ラジエータ3下端部の棚状部32に
は、上記第1実施形態の第1ピン穴に相当するピン穴3
2aが設けられており、ピン10aが嵌合されるように
なっている。そして、上記切欠部32cは、突起片10
cと対向して設けられ、その切欠幅R6は突出幅R5よ
りも大きくなっている。それによって、上述した第2ピ
ン10bと第2ピン穴32bとの関係と同じように、係
合した突起片10cと切欠部32cとの嵌合隙間(R6
−R5)は小さくできる。よって、突起片10cによっ
てファンシュラウド2は振動に抗して位置規制され、上
記第1実施形態と同等の効果が得られる。 (他の実施形態)なお、本発明の目的である振動による
衝突音低減は、図7および図8に示すようなものによっ
ても達成できる。両者とも、上記第1および第2実施形
態のようにピン部とは別の部位に位置規制手段を設けた
ものではなく、ピン部そのものに位置規制作用を持たせ
たものである。
【0040】図7は、ピン部であるピン10aに対し
て、ピン先端部分の径がピン根元部分の径よりも小さく
なるようにテーパを設けたものである。そして、ピン穴
32aとの嵌合隙間を従来よりも小さくしている。この
テーパによって第ピン10aは、ピン穴32aに対して
ピン根元まで圧入される。このため、組付け性は上記第
1および第2実施形態に比べて劣るが、ピンとピン穴の
嵌合隙間がなくなるため、衝突音は無くなる。
【0041】図8は、ピン部であるピン10a側面に肉
厚のリブ10dを設けたものである。リブ10dはピン
10a外周の上下方向にそって設けられている。一方、
ピン穴32aの径は、ピン10aの径とリブ10dの厚
みを足し合わせたものと略同等である。そして、リブ1
0dによって、上述した図7の構造と同じ作用効果を狙
ったものである。
【0042】なお、本発明のファンシュラウドが取り付
けられる自動車用熱交換器としては、上記したラジエー
タに限定されるものではなく、例えば、カーエアコンに
用いられ内部を流通する冷媒ガスを凝縮液化するコンデ
ンサ等であってもよい。なお、本発明の突起部および嵌
合部は、上記第1および第2実施形態のように1つでな
くともよく、複数設けられていてもよい。
【0043】なお突起部の形状は、上記第1および第2
実施形態の形状に限定されるものではなく、組み付け性
のために先細のテーパ形状を有していればよい。その形
状は、例えば、台形板状、角柱形状、半円柱形状等であ
ってもよく、その場合、嵌合部の形状は、突起部形状に
対応したものであることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車用熱交換器
へのファンシュラウド取付け構造を示す全体構成図であ
る。
【図2】(a)は図1のB部分の拡大断面図、(b)は
(a)の取付け前の状態を示す断面図である。
【図3】図1のA方向からみた下端側取付脚部の平面図
である。
【図4】図1のA方向とは反対方向からみた棚状部の平
面図である。
【図5】上記第1実施形態における衝突音防止効果を示
すグラフである。
【図6】本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…冷却ファン、2…ファンシュラウド、3…ラジエー
タ、10a…第1ピン、10b…第2ピン、10c…突
起片、32…棚状部、32a…第1ピン穴、32b…第
2ピン穴、32c…切欠部,L1…第1ピンの高さ、L
2…第2ピンの高さ、L5…突起片の突出高さ、R1…
第1ピンの径、R2…第2ピンの径、R3…第1ピン穴
の径、R4…第2ピン穴の径、R5…突起片の突出幅、
R6…切欠部の切欠幅、R3−R1…第1ピンと第1ピ
ン穴との嵌合隙間、R4−R2…第2ピンと第2ピン穴
との嵌合隙間。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器(3)と、この熱交換器(3)
    へ送風するファン(1)と、前記熱交換器(3)に取り
    付けられ前記熱交換器(3)と前記ファン(1)との間
    に空気流路を形成するファンシュラウド(2)とを有
    し、前記ファン(1)はこのファンシュラウド(2)に
    取り付けられており、前記熱交換器(3)が前記ファン
    シュラウド(2)の取付け面が車両上下方向となるよう
    に車両に搭載されている自動車用熱交換器において、 前記ファンシュラウド(3)の下端部に備えられ、この
    下端部より下方に突出した円柱形状のピン部(10a)
    と、 前記ファンシュラウド(3)の下端部に備えられ、前記
    ピン部(10a)と同方向に突出し、突出幅(R2)が
    前記ピン部(10a)の径(R1)よりも小さく、突出
    高さ(L2)が前記ピン部(10a)の長さ(L1)よ
    りも小さい突起部(10b)と、 前記熱交換器(3)の下端部に前記ピン部(10a)お
    よび前記突起部(10b)と対向するように備えられ、
    前記ピン部(10a)が嵌合されるピン穴(32a)お
    よび前記突起部(10b)が嵌合される嵌合部(32
    b)を有し、 前記突起部(10b)と前記嵌合部(32b)との嵌合
    隙間(R4−R2)は、前記ピン部(10a)と前記ピ
    ン穴(32a)との嵌合隙間(R3−R1)よりも小さ
    いことを特徴とする自動車用熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、円柱形状を有し、前記ピ
    ン部(10a)よりも径(R2)が小さく且つ長さ(L
    2)が短い突起ピン(10b)であり、 前記嵌合部は、前記突起ピン(10b)が嵌合される突
    起ピン穴(32b)であることを特徴とする請求項1に
    記載の自動車用熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記突起ピン(10b)と前記突起ピン
    穴(32b)との嵌合隙間(R4−R2)は0.4mm
    以下であることを特徴とする請求項2に記載の自動車用
    熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器(3)の下端部には、前記
    ピン穴(32a)および前記突起ピン穴(32b)を備
    える棚状部(32)が突出成形され、 前記突起ピン(10b)の径(R2)は、前記棚状部
    (32)の板厚と略同等であり、前記突起ピン(10
    b)の長さ(L2)は、前記突起ピン(10b)の径
    (R2)の1〜2倍であることを特徴とする請求項3に
    記載の自動車用熱交換器。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器(3)の下端部には、前記
    ピン穴(32a)を備える棚状部(32)が設けられ、 前記突起部は、突出幅(R5)が前記ピン部(10a)
    の径(R1)よりも小さく、突出高さ(L5)が前記ピ
    ン部(10a)の長さ(L1)よりも短い板状の突起片
    (10c)であり、 前記嵌合部は、前記棚状部(32)の外縁部に形成さ
    れ、前記突起片(10c)が嵌合される切欠部(32
    c)であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用
    熱交換器。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器は、前記ファン(1)から
    の送風によってエンジン水を冷却するラジエータ(3)
    であり、 前記ファンシュラウド(2)の上端部は、前記ラジエー
    タ(3)の上端部によって固定され、 前記ファンシュラウド(2)の略中央部にて前記ファン
    (1)は保持固定されていることを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1つに記載の自動車用熱交換器。
JP9042631A 1997-02-26 1997-02-26 自動車用熱交換器 Pending JPH10236171A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9042631A JPH10236171A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 自動車用熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9042631A JPH10236171A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 自動車用熱交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10236171A true JPH10236171A (ja) 1998-09-08

Family

ID=12641373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9042631A Pending JPH10236171A (ja) 1997-02-26 1997-02-26 自動車用熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10236171A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205558A (ja) * 2001-01-09 2002-07-23 Nissan Motor Co Ltd モータファンユニット取付構造
JP2006071170A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Denso Corp 熱交換器
JP2007308056A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Denso Corp 熱交換器モジュール
WO2018087684A1 (en) * 2016-11-09 2018-05-17 Johnson Controls Technology Company Battery pack with fan assembly
CN114103625A (zh) * 2020-08-31 2022-03-01 丰田自动车株式会社 车辆

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55161760U (ja) * 1979-05-11 1980-11-20
JPH0121729Y2 (ja) * 1981-07-04 1989-06-28
JPH0139250Y2 (ja) * 1983-10-24 1989-11-24
JPH0413809U (ja) * 1990-05-23 1992-02-04
JPH0647022U (ja) * 1992-12-08 1994-06-28 ダイハツ工業株式会社 ラジエータの取付装置
JPH0761246A (ja) * 1993-08-30 1995-03-07 Nissan Motor Co Ltd ファン支持部材の組付構造
JPH0715415U (ja) * 1993-08-27 1995-03-14 和光化成工業株式会社 車両用サンバイザーホルダーの取付構造
JPH07223490A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Toyota Auto Body Co Ltd ドアミラーの取付構造
JPH07238833A (ja) * 1995-01-30 1995-09-12 Calsonic Corp ラジエータの取付及びラジエータの樹脂製下部タンク及びその製造方法並びにその製造用金型
JPH07251639A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Nippondenso Co Ltd エンジン冷却用ファンカウリングの取り付け構造
JPH07279938A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 装置ユニットの取付装置
JPH08268086A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Nippondenso Co Ltd 送風装置の取付構造

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55161760U (ja) * 1979-05-11 1980-11-20
JPH0121729Y2 (ja) * 1981-07-04 1989-06-28
JPH0139250Y2 (ja) * 1983-10-24 1989-11-24
JPH0413809U (ja) * 1990-05-23 1992-02-04
JPH0647022U (ja) * 1992-12-08 1994-06-28 ダイハツ工業株式会社 ラジエータの取付装置
JPH0715415U (ja) * 1993-08-27 1995-03-14 和光化成工業株式会社 車両用サンバイザーホルダーの取付構造
JPH0761246A (ja) * 1993-08-30 1995-03-07 Nissan Motor Co Ltd ファン支持部材の組付構造
JPH07223490A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Toyota Auto Body Co Ltd ドアミラーの取付構造
JPH07251639A (ja) * 1994-03-15 1995-10-03 Nippondenso Co Ltd エンジン冷却用ファンカウリングの取り付け構造
JPH07279938A (ja) * 1994-04-08 1995-10-27 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 装置ユニットの取付装置
JPH07238833A (ja) * 1995-01-30 1995-09-12 Calsonic Corp ラジエータの取付及びラジエータの樹脂製下部タンク及びその製造方法並びにその製造用金型
JPH08268086A (ja) * 1995-03-30 1996-10-15 Nippondenso Co Ltd 送風装置の取付構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002205558A (ja) * 2001-01-09 2002-07-23 Nissan Motor Co Ltd モータファンユニット取付構造
JP2006071170A (ja) * 2004-09-01 2006-03-16 Denso Corp 熱交換器
JP2007308056A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Denso Corp 熱交換器モジュール
WO2018087684A1 (en) * 2016-11-09 2018-05-17 Johnson Controls Technology Company Battery pack with fan assembly
CN114103625A (zh) * 2020-08-31 2022-03-01 丰田自动车株式会社 车辆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7882913B2 (en) Cooling module
JP3191385B2 (ja) 凝縮器の取り付け装置
US6450276B1 (en) Modular vehicle front end
US6988575B2 (en) Vibration-proof structure for metallic electrical packaging case
JP2001213352A (ja) フロントエンドパネル
JP2001121941A (ja) 熱交換器の車両搭載構造
US7748484B2 (en) Piping fixing structure
US7021411B2 (en) Front end structure of vehicle with labyrinth structure forming means for cooling air to a radiator
JPH10236171A (ja) 自動車用熱交換器
JP2000025466A (ja) ラジエータ及びエアコン用のコンデンサの取付構造
JPH07304462A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH10264857A (ja) 車両フロントエンドモジュール構造
JP2005104212A (ja) クーリングモジュール
JP2007120862A (ja) 空気調和機
JP2008049915A (ja) ファンシュラウド取付構造
JPH10264856A (ja) 車両フロントエンドモジュール構造
JP4665706B2 (ja) クーリングモジュール
JP4165182B2 (ja) ラジエータの取付構造
CN215204417U (zh) 一种主动进气格栅电机支架
JPS6116130A (ja) ラジエ−タマウント構造
JP2002154318A (ja) コンデンサの取付構造
KR200349143Y1 (ko) 차량용 열교환기와 팬쉬라우드의 결합구조
CN223919401U (zh) 立柱结构及车辆
JP4033054B2 (ja) 車両用配管クランプ
KR200352274Y1 (ko) 라디에이터 및 팬쉬라우드의 결합구조

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060801

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061205