JPH1023660A - 限流装置 - Google Patents

限流装置

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Publication number
JPH1023660A
JPH1023660A JP17191996A JP17191996A JPH1023660A JP H1023660 A JPH1023660 A JP H1023660A JP 17191996 A JP17191996 A JP 17191996A JP 17191996 A JP17191996 A JP 17191996A JP H1023660 A JPH1023660 A JP H1023660A
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JP
Japan
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current limiting
current
resistor
ptc
diode
Prior art date
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Pending
Application number
JP17191996A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yoshizawa
利之 吉沢
Takuya Suzuki
卓弥 鈴木
Kenji Kunihara
健二 国原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP17191996A priority Critical patent/JPH1023660A/ja
Publication of JPH1023660A publication Critical patent/JPH1023660A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体装置等を過電流から保護するための限流
装置の限流作用を確実にし、遮断速度の遅い機器でも遮
断を可能とする。 【解決手段】(V1-X X 2 O(0.001 ≦x ≦0.02 ,
AはAl, Cr, Scから選ばれた少なくとも一種の元
素)なる組成の酸化バナジウム系セラミックスのPTC
抵抗体1とダイオード2とを直列に接続した分枝Aと、
PTC抵抗体3とダイオード4とを直列に接続した同様
の分枝Bとを、ダイオード2、4が互いに逆方向になる
ように並列接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器を保護す
るため電気機器に流れる過電流を制限する限流装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、電機設備の大容量化に伴い、短絡
事故等で発生する過電流が増大する傾向にある。このよ
うな場合、短絡容量を十分に満足する大型遮断器を用意
することは、経済的に大きな負担となるので、最近では
従来からの比較的小遮断容量の遮断器を用い、その遮断
器に直列に正の温度特性を有する抵抗体(以下PTC抵
抗体と呼ぶ)を接続し、電流を制限することによって、
大きな遮断容量を確保することが行われている。
【0003】ある種の添加物を加えた酸化バナジウム
(V2 3 )系セラミックスなど、ある温度で抵抗率が
急激に増加する(金属−絶縁体転移)特性をもつものが
ある。そのような性質を有する抵抗体(以下転移性抵抗
体と呼ぶ)は、過電流が流れるとジュール発熱により温
度が上昇し、抵抗値が上昇することを利用して過電流を
限流することができるので、限流素子に適している。こ
の抵抗率が急激に変化する温度を転移温度と称する。
【0004】図2は、従来の限流素子の例の断面図であ
る。5は、例えば三二酸化バナジウム(V2O3)にクロム
(Cr)を添加し、その組成が、(V1-XCrX )2O3(0.001≦
x ≦0.02) なるV2O3系セラミックス抵抗体の円柱状の転
移性抵抗体、6は銀−銅ろう、7はMoからなる電極で
ある。定格により形状は種々であるが、例えば直径10
mm、長さ30mm程度である。
【0005】図3は、図2の限流素子の抵抗率の温度特
性図である。抵抗率は、室温から100℃にかけてゆる
やかに増加し、100℃〜150℃付近で2桁程度急激
に増加し、150℃〜200℃においてピークとなり、
それ以上の温度では低下している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなPTC抵抗体の特性上、漏電遮断器などのように遮
断速度が遅く、遮断完了までに短絡電流の一周期分の時
間を要する機器では、抵抗体の温度上昇が進み、抵抗の
温度係数が負の領域にかかるため、一旦限流された過電
流が再び増大してしまい、十分な限流効果が得られない
という問題がある。
【0007】図5に50Hzの短絡遮断時の電流波形を
示す。横軸は時間である。短絡電流の条件は100V/
4kAである。図5において、点線は系統に負荷を接続
しない場合の短絡電流であり、実線はPTC抵抗体の限
流素子を接続した場合の制限電流である。上記V2O3系セ
ラミックスのPTC抵抗体は温度上昇により160℃ま
では抵抗値が増大し、電流が制限される。しかし、漏電
遮断器などのように遮断速度の遅い機器では、この間に
遮断することができず、転移温度を越えた抵抗値が減少
する領域に入るので、電流が再び増加する。温度上昇が
甚だしい場合は、ほぼ増大する以前の抵抗率になってし
まう。その結果、図5に実線で示したように従来のPT
C抵抗体だけでは、半周期までは限流されるが、それ以
降は温度上昇のためほとんど限流作用がなくなって、負
荷を接続しない場合の短絡電流と同程度の電流が流れる
ことになる。
【0008】本発明は上述の問題点を解決するためにな
されたものでありその目的は、限流作用が確実に働く限
流装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決のため本
発明の限流装置は、正の抵抗温度係数を有し、抵抗率の
温度係数が急変するPTC抵抗体とダイオードとを直列
に接続した複数の分枝を、ダイオードが互いに逆方向に
なるように並列接続したものとする。そのようにすれ
ば、並列に配したPTC抵抗体にそれぞれ、逆列に接続
したダイオードにより、それぞれ半周期の電流が流れ
る。このように半周期ずつの電流を並列に配したPTC
抵抗体に交互に流すことにより、両抵抗体がそれぞれ、
半周期ごとに電流を限流させるため、一旦限流した後、
温度上昇によって電流増加を来すことがなく、限流効果
を長く持続することができる。
【0010】特に、PTC抵抗体が、(V1-X AX )2O3
(0.001 ≦x ≦0.02 , AはAl,Cr,Scから選ばれた少なく
とも一種の元素)なる組成の酸化バナジウム系セラミッ
クスであるものとする。Al、Cr、Scは、いずれも
酸化バナジウム系セラミックスからなる主抵抗体の抵抗
率の温度係数を急変させる添加物であり、x <0.001 で
は、抵抗率の温度係数を急変させない。またx >0.02で
は、転移温度が低くなり過ぎて限流素子として使えなく
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の限流装置の構成を
示す図である。すなわち、本発明の限流装置は、PTC
抵抗体1とダイオード2とを直列にした分枝AとPTC
抵抗体3とダイオード4とを直列にした分枝Bとが並列
に接続されているものである。ただし、ダイオード2と
ダイオード4ととは逆方向になるように接続されてい
る。
【0012】PTC抵抗体1、3は、例えば酸化バナジ
ウム系セラミックスからなる円柱状の転移性抵抗体5
と、その両端にろう箔6でろう付けされたモリブデンの
電極7とからなる。図1の実施例としてのPTC抵抗体
1、3の製造方法を説明する。原料として酸化バナジウ
ム(V2 3 )、酸化クロム(Cr2 3 )、酸化鉄
(Fe2 3)の粉末を用い、焼結後の組成が、(V
0.9965Cr0.00352 3 +5質量%Feとなるように
秤量・調合した後、湿式ボールミルで12時間混合粉砕
した。得られた粉体を加圧成形し、水素中1700℃で
1時間焼成し、その後切断、研磨して、直径10mm、
長さ30mm、室温抵抗値15mΩの円柱状の転移性抵
抗体とする。このV2O3系セラミックス抵抗体の抵抗率の
温度依存性は、図3に示した従来の例とほぼ同じであ
る。
【0013】続いて、この転移性抵抗体の端面に、銀−
銅(Ag-Cu )共晶のろう箔を置き、モリブデン(Mo)の
電極ではさみ、1×104 Paの圧力をかけて水素気流
中で900℃で10分間焼成し、電極付けを行う。ダイ
オードは、必要な耐圧と、電流容量のダイオードを選択
し、PTC抵抗体と直列に接続すればよい。 本実施例
のダイオード1、3はともに定格逆電圧が1000Vの
一般整流用ダイオードである。
【0014】このようにして得られた限流装置の特性に
ついて、以下に説明する。本発明の限流装置を20A定
格の遮断器と直列に接続し、短絡遮断を行った場合の電
流波形を、図4に示す。横軸は時間である。短絡電流の
条件は100V/4kAである。図4において点線は、
系統に負荷が全く無い場合の短絡電流であり、実線は限
流装置を接続した場合の電流である。
【0015】短絡電流の初期の半波によるジュール熱で
PTC抵抗体1が高温になると高抵抗状態になり、PT
C抵抗体1に流れる電流は絞られる。しかし、逆方向に
接続されたダイオード2、4のため、次の半波は必ずP
TC抵抗体3に流れる。そしてPTC抵抗体3の働き
で、また実線のように限流される。この間PTC抵抗体
1には電流が流れず、冷却される 図5に示したように従来のPTC抵抗体単体では、半周
期までは限流されるが、それ以降は温度上昇のため、限
流作用がなくなってしまったのに対し、本発明の限流装
置では、過電流の最初の半周期分を図1中の分枝Aで、
続く半周期分を分枝Bで限流するため、一周期にわたり
限流作用を持続できる。そのため、漏電遮断器などのよ
うに遮断速度の遅い機器でも、この間に遮断することが
できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、酸
化バナジウム系セラミックス等のPTC抵抗体とダイオ
ードとを直列に接続した複数の分枝を、ダイオードが互
いに逆方向になるように並列接続した限流装置とするこ
とにより、限流作用を確実にでき、従来よりも2倍以上
長く持続させることができる。このため、漏電遮断器な
どのように遮断速度の遅い機器でも十分に適用が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の限流装置の構成を示す図
【図2】従来の限流素子の断面図
【図3】V2 3 系セラミックス抵抗体の抵抗率温度特
性図
【図4】本発明の限流回路による短絡電流の限流作用を
示す電流波形図
【図5】PTC抵抗体だけによる短絡電流の限流作用を
示す電流波形図
【符号の説明】
1 PTC抵抗体 2 ダイオード 3 PTC抵抗体 4 ダイオード 5 転移性抵抗体 6 ろう箔 7 電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正の抵抗温度係数を有し、抵抗率の温度係
    数が急変するPTC抵抗体とダイオードとを直列に接続
    した複数の分枝を、ダイオードが互いに逆方向になるよ
    うに並列接続したことを特徴とする限流装置。
  2. 【請求項2】PTC抵抗体が、(V1-X X 2 O(0.
    001 ≦x ≦0.02 ,AはAl, Cr, Scから選ばれた少
    なくとも一種の元素)なる組成の酸化バナジウム系セラ
    ミックスであることを特徴とする請求項1記載の限流装
    置。
JP17191996A 1996-07-02 1996-07-02 限流装置 Pending JPH1023660A (ja)

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JP17191996A JPH1023660A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 限流装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7050283B2 (en) * 2002-04-29 2006-05-23 Won-Door Corporation Method and apparatus for protecting monitor circuit from fault condition
JP2009525608A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 韓國電子通信研究院 並列伝導層構造を持つ金属−絶縁体転移素子
CN103986138A (zh) * 2014-05-14 2014-08-13 国家电网公司 一种模块化限流断路器功率模块

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JP2009525608A (ja) * 2006-02-01 2009-07-09 韓國電子通信研究院 並列伝導層構造を持つ金属−絶縁体転移素子
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