JPH10237102A - 可溶性セルロース誘導体および用途 - Google Patents
可溶性セルロース誘導体および用途Info
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- JPH10237102A JPH10237102A JP9046391A JP4639197A JPH10237102A JP H10237102 A JPH10237102 A JP H10237102A JP 9046391 A JP9046391 A JP 9046391A JP 4639197 A JP4639197 A JP 4639197A JP H10237102 A JPH10237102 A JP H10237102A
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Abstract
に対する親和性との双方を有し、特に抗血栓性を有する
材料に適した生体適合性材料及び該生体適合性材料等に
用いる可溶性セルロース誘導体を提供すること。 【解決手段】可溶性セルロース(A)と、ホスホリルコ
リン基含有単量体(b1)及びエポキシ基含有単量体
(b2)の構成単位を含む共重合体(B)とを反応させ
て得た、前記共重合体(B)が前記可溶性セルロース
(A)に共有結合で導入された可溶性セルロース誘導体
及び該可溶性セルロース誘導体からなる生体適合性材
料。
Description
誘導体およびそれを用いた生体適合性材料に関する。
等を原料とする天然高分子であり、繊維、プラスチッ
ク、製紙等を製造する工業分野において広く利用されて
いる。セルロースは、構成単位であるD−グルコピラノ
ースユニットの3個の水酸基の部分的なエステル化又は
エーテル化によって得られる可溶性セルロースは、セル
ロースのもつ欠点が改良され、水、有機溶剤に可溶性に
なると共に可塑性が付与されることから、染織物、紙の
糊付け、サイズ剤、増粘剤、増量剤、つや出し、ラテッ
クス塗料、塗料剥離剤、医薬品、化粧品等の幅広い用途
に用いられている。
て有用である。特にセルロースを銅アンモニウム法で再
生した再生セルロース膜は、血液透析膜の素材として広
く利用され、透析装置や透析技術の進歩と共に、腎不全
患者の延命、社会復帰に大きな役割を果たしている。こ
れは再生セルロース膜が優れた透析性能や機械的強度を
有すると共に、長年の実績に裏づけられた高い安全性を
有しているからに他ならない。
らず、透析に伴う種々の問題がまだ未解決で残されてい
る。その1つに、抗凝固剤の長期大量投与のために生じ
ると考えられる種々の副作用の問題がある。従来、人工
透析を行う場合には、人工透析器内での血液凝固反応を
抑制するためにヘパリンに代表される抗血液凝固剤の連
続投与が行われてきた。しかしながら、人工透析器の溶
質除去性能が改良され、20年に及ぼうとする長期延命
が可能になっている現在、ヘパリンを使用することによ
る問題が次々と指摘されてきている。特に、ヘパリンの
長期間投与による脂質代謝異常等の肝臓障害、出血時間
の延長或いはアレルギー反応が、患者に対する副作用と
して認められている。このような観点から、人工透析療
法の際に抗凝固剤の使用量を低減させるか或いは全く使
用しなくても血液凝固を引き起こさない人工透析器の開
発が急務である。
は、主に再生セルロース膜で血液透析を行なった場合の
一過性の白血球減少や、補体活性化の抑制に注目して行
なわれており、第3級アミノ基を有する高分子を表面に
固定したり、ポリエチレンオキシド鎖等の親水性高分子
鎖を表面に共有結合させる方法等が報告されているが、
血液凝固の抑制については不十分である。一方、再生セ
ルロース膜の他の優れた性能を損なわず、抗血栓性を改
善する方法も提案されている。例えば、膜表面をヘパリ
ン化することにより抗血栓性を付与する方法が特開昭5
1−194号公報に提案されているが、十分な効果が得
られず、またコストも割高になるため実用化されていな
い。
を付与する方法としてリン脂質極性基を用いる試みもあ
り、例えば、特開昭54−63025号公報には、2−
メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC
と略す)が提案されている。リン脂質極性基であるホス
ホリルコリン基を有する高分子が血液凝固を有効に抑制
するのは、この高分子表面が生体膜に類似しており、表
面に血漿タンパク質が吸着されず、血小板の粘着、活性
化等が誘起されないためと考えられている(生体材料、
8,231-237(1990),J.Biomed.Mater.Res.,25,1397-1407(1
991))。
能なホスホリルコリン基含有単量体とメタクリル酸エス
テルやスチレンとの共重合体が抗血栓性に極めて優れて
いることが開示されており、再生セルロース系膜にこの
共重合体を固定する方法も考えられる。しかしながら、
これらのホスホリルコリン基含有重合体は、セルロース
との親和性が低く密着性に劣るために、コーティングで
はセルロース表面からの脱落や溶出の心配があり、その
改質には適さない。特開平5−220218号公報に
は、セリウムイオンをラジカル重合開始剤に用い、セル
ロースにMPCをグラフト共重合する方法が開示され、
再生セルロース系膜表面に固定することによって優れた
生体適合性が発現できることが示されている。しかし、
この方法では毒性の強いセリウムイオンを用いており、
それが除去しずらいために長期使用の場合に安全性の点
で問題が残る。
り、グラフトさせる方法は、脱落、溶出を抑えるという
観点からは有効で、公知の技術として、例えばMPCを
セルロース膜にグラフト重合させる技術(BIO INDUSTR
Y,8(6),412-420(1991))がある。しかし、この方法は重
合時にセルロース膜を無酸素雰囲気下に置かなければな
らないことや、重合開始剤として用いるセリウムイオン
をセルロース膜から除去しなければならないために、反
応操作が非常に煩雑になる。又、MPCには拡散性があ
り、ポアの内部まで入り込んで膜全体に反応が起こるた
め、膜の透過性能が低下したり、セリウムイオンにより
膜が損傷を受け、機械的強度が低下したり、反応が不均
一に進行して、血小板の粘着抑制にばらつきが生じると
いう問題がある。特開平7−231935号公報には、
MPC、メタクリル酸エステル、及びカルボキシル基を
有する単量体の共重合体をセルロース膜にエステル結合
により導入するセルロースの改質方法が記載されてい
る。しかし、この方法における反応は、反応性の低いセ
ルロース水酸基と共重合体中のカルボキシル基との高分
子間の脱水縮合反応であるため、大過剰の脱水剤と厳し
い反応条件とを必要とする。このため、少量の水の存在
が悪影響を及ぼしたり、反応試薬や反応生成物の除去が
困難となり、十分な性能を発揮できず、しかも経済的な
面からも工業的製法として適さない。特開平7−184
989号公報には、(i) MPC及びエポキシ基含有単量
体の共重合体をアミノ基及びカルボキシル基のうち少な
くとも一方の基を2個以上有する化合物で架橋した高分
子材料、あるいは(ii)MPCと、アミノ基含有単量体及
びカルボキシル基含有単量体のうち少くとも一方の単量
体との共重合体を、エポキシ基を2個以上有する化合物
で架橋した高分子材料のいずれかを基材表面に被覆した
医療材料が記載されている。また、この医療材料が、優
れた血液適合性を発現し、且つ、被覆された高分子材料
が容易に脱落することがないので血液適合性が長時間に
わたって安定に保持されることも開示されている。しか
し、上記架橋した高分子材料を人工透析器の透析膜表面
にコーティングした場合、膜表面にゲルが生成し、コー
ティングむらや膜の透過性能の著しい低下を招く。また
特開平7−184990号公報には、MPCと、エポキ
シ基含有単量体と、水酸基含有単量体、アミノ基含有単
量体、及びカルボキシ基含有単量体のうち少くとも1種
類の単量体との共重合体で基材表面を被覆することが記
載されている。しかし、この系でも上記共重合体を人工
透析器の透析膜に適用した場合、該共重合体は基材表面
に架橋固定されるために膜表面にゲルが生成し、コーテ
ィングむらや膜の透過性能の著しい低下を招くという問
題は避けられない。
は、上記問題を解決しうる生体適合性材料等に使用でき
る可溶性セルロース誘導体を提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、安全性に優れ、且つ血液適
合性とセルロース膜に対する親和性との双方を有し、特
に抗血栓性を有する材料に適した生体適合性材料を提供
することにある。
ルロースと、リン脂質類似構造を有する優れた生体適合
性材料であるホスホリルコリン基含有重合体とを反応性
の高いエポキシ基によって結合させ、生体適合性に優れ
たセルロース誘導体を高収率・高品質で得るため種々検
討を重ねてきた。ところが、可溶性セルロース及びホス
ホリルコリン基重合体を共に溶解し得る溶剤が限定され
る上に、両者の反応は、著しく反応性が低下する高分子
反応であるため、実際には前記共重合体を可溶性セルロ
ースに化学結合で導入させることができなかった。例え
ば、アルカリ存在下にヒドロキシエチルセルロースとエ
ポキシ基を含むホスホリルコリン基含有共重合体とを水
溶液中で反応させると、水によるエポキシ基の開環反応
が優先し目的とする可溶性セルロース誘導体が得られな
かった。そこで、例えば非水系での反応系に関して鋭意
研究を重ねた結果、可溶性セルロースと、エポキシ基を
含むホスホリルコリン基含有重合体とを、塩基性触媒存
在下に非水系で反応させた結果、効率よく反応し、従来
知られていない可溶性セルロースに前記共重合体が共有
結合で導入された可溶性セルロース誘導体が得られ、且
つこの誘導体が顕著な性能を有することを見出し、本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明によれば、可
溶性セルロース(A)と、ホスホリルコリン基含有単量
体(b1)及びエポキシ基含有単量体(b2)の構成単
位を含む共重合体(B)とを反応させて得た、前記共重
合体(B)が前記可溶性セルロース(A)に共有結合で
導入された可溶性セルロース誘導体が提供される。また
本発明によれば、前記可溶性セルロース誘導体からなる
ことを特徴とする生体適合性材料が提供される。
は、可溶性セルロース(A)と、ホスホリルコリン基含
有単量体(b1)及びエポキシ基含有単量体(b2)の
構成単位を含む共重合体(B)とを反応させて、共重合
体(B)を可溶性セルロース(A)に共有結合で導入し
た化合物である。本発明で使用する可溶性セルロース
(A)としては、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、酢酸セルロース、ニトロセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシメチルエチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース(HPMC)等が挙げられ
る。
を形成するホスホリルコリン基含有単量体(b1)は、
ビニル基及びホスホリルコリン基を有する単量体であ
る。具体的には、例えば、2−(メタ)アクリロイルオ
キシエチル−2’−(トリメチルアンモニオ)エチルフ
ォスフェート、2−メタクリロイルオキシエトキシエチ
ルホスホリルコリン、6−メタクリロイルオキシヘキシ
ルホスホリルコリン、10−メタクリロイルオキシエト
キシノニルホスホリルコリン、アリルホスホリルコリ
ン、ブテニルホスホリルコリン、ヘキセニルホスホリル
コリン、オクテニルホスホリルコリン、デセニルホスホ
リルコリン等が挙げられる。これらのホスホリルコリン
基含有単量体(b1)は、単独若しくは混合物として用
いることができる。入手性等の点から、2−(メタ)ア
クリロイルオキシエチル−2’−(トリメチルアニモニ
オ)エチルフォスフェート(MPC)が好ましく挙げら
れる。本発明の共重合体(B)中において、ホスホリル
コリン基含有単量体(b1)の構成単位の含有割合は、
5〜99.9モル%、特に20〜95モル%が好まし
い。単量体(b1)の構成単位のモル比が、5モル%未
満の場合、生体適合性材料にした際に生体適合性及び血
液適合性が十分に発現されず好ましくない。一方、9
9.9モル%を超えると、必然的に共重合体中のエポキ
シ基の含有量が0.1モル%以下になり、後述する問題
が生じるため好ましくない。
を形成するエポキシ基含有単量体(b2)は、少なくと
もビニル基及びエポキシ基を有する単量体である。具体
的には、例えば、グリシジルアクリレート、グリシジル
メタクリレート(GMA)、メチルグリシジルメタクリ
レート、アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。こ
れらのエポキシ基含有単量体(b2)は、単独若しくは
混合物として用いることができる。本発明の共重合体
(B)中において、エポキシ基含有単量体(b2)の構
成単位の含有割合は、0.1〜30モル%、特に1〜2
0モル%が好ましい。単量体(b2)の構成単位のモル
比が、0.1モル%未満の場合、可溶性セルロース
(A)への導入反応が起こり難くなり、また30モル%
を超えると、可溶性セルロース(A)と共重合体(B)
との反応の際、共重合体間及び共重合体とセルロースと
の間での架橋が起こり易くなり、ゲルが生成するため好
ましくない。
て前記単量体(b1)及び(b2)以外の構成単位を有
していても良い。単量体(b1)及び(b2)以外の構
成単位を形成するための単量体としては、ラジカル重合
可能な他の単量体であり、本発明の効果を損なわない限
り特に限定されないが、例えば、(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリ
ル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)
アクリル酸ステアリル等の(メタ)アクリル酸エステル
単量体;(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、
(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル等の(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル単量体;
(メタ)アクリル酸アミド;スチレン、メチルスチレ
ン、置換スチレン等のスチレン系単量体;エチルビニル
エーテル、ブチルビニルエーテル等のビニルエーテル単
量体;N−ビニルピロリドン;塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、エチレン、プロピレン、イソブチレン等の不飽和
炭化水素系単量体又は置換不飽和炭化水素系単量体;ア
クリロニトリル;グリコシルエチルメタクリレート(G
EMA);オリゴエチレングリコールメタクリレート;
ポリエチレングリコールモノメタクリレート等が挙げら
れる。これらの単量体は1種又は2種以上を混合して用
いても良い。前記共重合体(B)中における他の単量体
の構成単位の含有割合は、得られる可溶性セルロース誘
導体の水に対する溶解性を損なわないために、60モル
%未満、特に50モル%未満が望ましい。
前記ホスホリルコリン基含有単量体(b1)とエポキシ
基含有単量体(b2)と、必要に応じて他の単量体とを
含む単量体組成物を、重合開始剤存在下、溶剤中で重合
することにより得られる。重合開始剤は特に限定され
ず、通常のラジカル重合用重合開始剤等が用いられる。
具体的には、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパ
ーオキシ−2−エチルヘキサノエート、サクシニルパー
オキサイド、グルタルパーオキサイド、サクシニルパー
オキシグルタレート、t−ブチルパーオキシマレート、
t−ブチルパーオキシピバレート、ジ−2−エトキシエ
チルパーオキシカーボネート、3−ヒドロキシ−1,1
−ジメチルブチルパーオキシピバレート等の有機過酸化
物;アゾビスイソブチロニトリル、ジメチル−2,2−
アゾビスイソブチレート、1−((1−シアノ−1−メ
チルエチル)アゾ)ホルムアミド、2,2−アゾビス
(2−メチル−N−フェニルプロピオンアミジン)ジハ
イドロクロライド、2,2−アゾビス(2−メチル−N
−(2−ヒドロキシエチル)−プロピオンアミド)、
2,2−アゾビス(2−メチルプロピオンアミド)ジハ
イドレート、4,4,−アゾビス(4−シアノペンタン
酸)、2,2−アゾビス(2−(ヒドロキシメチル)プ
ロピオニトリル)等のアゾ化合物が挙げられる。これら
重合開始剤は、使用に際して単独若しくは混合物として
用いることができる。
ては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、ベンゼン、トルエン、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム又は
これらの混合溶媒等が挙げられる。
00〜300000が好ましい。数平均分子量が500
0未満の場合、1分子当りのエポキシ基の数が少なくな
り可溶性セルロースへの導入が難しくなる。また数平均
分子量が300000を超えると溶液粘度が高くなり取
り扱いが難しく、且つ、可溶性セルロースとの反応の
際、共重合体同士及びセルロースと共重合体との間での
架橋体が形成され易くなるため好ましくない。本発明の
可溶性セルロース誘導体は、前記共重合体(B)が前記
可溶性セルロース(A)に共有結合で導入されるように
反応させることにより得られる。前記反応にあたって、
可溶性セルロース(A)は、濃度0.1〜20重量%、
特に1〜10重量%となるように溶媒に溶解させて使用
するのが望ましい。また、反応溶媒中において、可溶性
セルロース(A)の水酸基等官能基と、共重合体(B)
中のエポキシ基の構成比は、即ち、官能基/エポキシ基
の構成比は、モル比で0.1/1〜100:1、特に1
/1〜10/1が好ましい。前記官能基0.1に対する
エポキシ基が1を超える場合は両高分子間同士での架橋
が起こり易く好ましくない。また前記官能基100に対
するエポキシ基が1未満の場合は反応が起こりにくくな
る。前記反応は、好ましくは塩基性触媒存在下に行うの
が好ましい。塩基性触媒としては、ジメチルアミノピリ
ジン、ピリジン、トリエチルアミン又はこれらの混合物
等が挙げられるが、反応性を考慮するとジメチルアミノ
ピリジンが最も好ましい。塩基性触媒の仕込み量は、塩
基性触媒:可溶性セルロース(A)のD−グルコピラノ
ースユニットが、モル比で1:1〜1:50となる量が
好ましい。
(A)との反応は、溶媒存在下で行うことができるが、
溶媒としては、水、低分子アルコール以外で、エポキシ
基に対して不活性であり、且つ可溶性セルロース(A)
及び共重合体(B)を共に、あるいは共重合体(B)を
溶解し得る溶媒であれば全て利用可能である。具体的に
は、ニトロメタン、ニトロエタン等が挙げられる。可溶
性セルロース(A)と共重合体(B)との反応条件は、
反応温度10〜100℃で反応時間が1〜100時間の
範囲が望ましい。反応温度が10℃未満では、反応が起
こりにくく、100℃を超えると長時間反応させた場
合、MPCの分解が促進されるため好ましくない。この
反応によって可溶性セルロース(A)と共重合体(B)
とは共有結合するが、共有結合としてはエーテル結合等
の化学結合が挙げられる。
は、数平均分子量で10000〜1000000が好ま
しい。分子量が10000未満では、基材に対する密着
性が悪く、1000000を超えると溶解性が悪くなる
ので好ましくない。
ルロース誘導体から実質的になり、例えば血液透析膜材
料等の各種医療材料の基材表面等に接触、乾燥させる方
法等により使用できる。例えば、血液透析膜を製造する
にあたり、セルロース膜に本発明の生体適合性材料を付
与するには、生体適合性材料を溶媒に溶解し、セルロー
ス膜に接触させ、被覆膜として乾燥させれば良い。該溶
媒としては、基本的には、可溶性セルロース誘導体を溶
解し得る溶媒であれば全て利用可能である。適当な溶媒
は除去のし易さ、微量に残留した場合の安全性等を考慮
して選択しなければならない。この溶媒に溶解せしめる
生体適合性材料の濃度は、可溶性セルロース誘導体の濃
度として、0.005〜5重量/容量%の範囲が好まし
く、0.01〜1重量/容量%の範囲が更に好ましい。
可溶性セルロース誘導体の濃度が5重量/容量%を超え
ると被膜の均一性が得難く性能のバラツキや使用時にお
ける生体適合性材料の脱落の原因となるため好ましくな
い。乾燥させて溶媒を除去するには、溶媒が揮発性の場
合は真空乾燥、通風乾燥、加熱乾燥等の通常の方法によ
って行なわれ、また、溶媒が比較的高沸点の場合は、必
要に応じて得られる膜を溶媒で洗滌した後、溶媒と相溶
性の良い揮発性有機溶媒で洗滌し上記と同様に乾燥する
ことにより行うことができる。セルロース膜に固定化さ
せる生体適合性材料の量は、可溶性セルロース誘導体の
量として、1〜100μg/cm2の範囲が好ましく、5〜
50μg/cm2の範囲が特に好ましい。固定された可溶性
セルロース誘導体の量が1μg/cm2未満の場合には、十
分な抗血栓性が発揮されず、100μg/cm2を超えると
透析性能が悪くなるため好ましくない。
全性に優れ、且つ、血液適合性とセルロース膜に対する
親和性との双方を有しているため、人工透析器に使用さ
れている再生セルロース系膜に抗血栓性を付与する材料
として好適である。また、前記可溶性セルロース誘導体
からなる生体適合性材料は、再生セルロース系膜表面に
均一でむらの無いコーティング層を形成するため膜の透
過性能が長期間維持され、且つ、容易に脱落することが
ないので抗血栓性を長期にわたって発揮させることがで
きる。
説明する。以下の合成例中に記載されている測定項目
は、各々次の方法で測定した。 (1)共重合体の単量体構成組成 (1−1)MPC単位含量 MPC含有共重合体6mgを10mlのエタノールに溶
解し、この溶液50μlを75℃で乾固させる。次に7
0重量%の過塩素酸260μlを加えて180℃で20
分間加熱することによって、有機リンを無機リンに分解
する。冷却後、蒸留水1.9ml、1.25重量%のモ
リブデン酸アンモニウム0.4ml、5重量%のアスコ
ルビン酸0.4mlを加えて、100℃で5分間加温し
発色させる。次に、この溶液の817.8nmにおける
吸光度を測定することによってリン濃度を定量する。な
お、検量線はリン酸水素二ナトリウムを用いて作成す
る。この値から、共重合体中のリンの含有量を求め、こ
れにより共重合体中のMPC含量(モル%)を算出す
る。
MA)単位含量 フェノールフタレインを含む0.2Mチオ硫酸ナトリウ
ム50容量%イソプロパノール水溶液(pH=7.3)
15gに10重量%MPC含有共重合体のイソプロパノ
ール溶液3gを加え、スターラー上で加熱撹拌すること
により溶液が紫色を呈する。生じた紫色溶液を、0.2
N酢酸水溶液を順次加えることにより中和し、0.02
N水酸化ナトリウム水溶液で逆滴定し、消費した酢酸の
量からエポキシ基の含有量を求める。この値から、共重
合体中のGMA含量(モル%)を算出する。
8μm)濾過した後、GPC測定に供する。溶離液とし
ては、エタノールを用いる。MPC含有共重合体の数平
均分子量は、ポリエチレングリコール換算にて求める。
g(5モル%)をイソプロパノール358gに溶解し、
窒素ガスにて反応容器内を十分に置換した。この溶液に
20重量%のt−ブチルパーオキシピバレートのトルエ
ン溶液2.18g(この中に含まれる過酸化物のモル
数:2.50mmol)を加え、60℃の温浴中に浸漬
して5時間加熱重合した。冷却後、反応溶液をジエチル
エーテル中に滴下し、得られた共重合体を濾別後、真空
乾燥した。得られた共重合体中のホスホリルコリン基含
有単量体単位、エポキシ基含有単量体単位の含有量、及
び共重合体の数平均分子量を表1に示す。
ル%)、GMA2.03g(10モル%)に代えた以外
は、合成例1と同様にして共重合体を得た。得られた共
重合体中のホスホリルコリン基含有単量体単位、エポキ
シ基含有単量体単位の含有量、及び共重合体の数平均分
子量を表1に示す。
ル%)、GMA4.30g(20モル%)に代えた以外
は、合成例1と同様にして共重合体を得た。得られた共
重合体中のホスホリルコリン基含有単量体単位、エポキ
シ基含有単量体単位の含有量、及び共重合体の数平均分
子量を表1に示す。
l)単独に代えた以外は、合成例1と同様にして重合体
を得た。得られた重合体の数平均分子量を表1に示す。
モル%)、メタクリル酸−n−ブチル(BMA)1.6
5g(60モル%)、及びアゾビスイソブチロニトリル
(AIBN)0.04gをエタノール28mlに溶解
し、アルゴンガスにて反応容器内を十分置換した。この
反応容器を60℃の温浴中に24時間浸漬することによ
り、重合反応を行なった。冷却後、重合溶液をクロロホ
ルムに注ぎ共重合体を沈殿させる操作を2回繰り返し、
最後はクロロホルムに代えてエチルエーテルで沈殿さ
せ、共重合体の沈殿物を濾別した後、真空乾燥させるこ
とにより特開平7−184989号公報記載の共重合体
を得た。収率は90%であった。得られた共重合体中の
ホスホリルコリン基含有単量体単位、エポキシ基含有単
量体単位の含有量、及び共重合体の数平均分子量を表1
に示す。
リルアミン0.06g(5モル%)及びn−ブチルメタ
クリレート(BMA)1.65g(60モル%)に代え
た以外は、合成例5と同様にして特開平7−18498
9号公報記載の共重合体を得た。収率は88%であっ
た。得られた共重合体中のホスホリルコリン基含有単量
体単位、アミノ基含有単量体単位の含有量、及び共重合
体の数平均分子量を表1に示す。
タクリル酸(MA)0.08g(5モル%)及びBMA
1.65g(60モル%)に代えた以外は、合成例5と
同様にして特開平7−184989号公報記載の共重合
体を得た。収率は70%であった。得られた共重合体中
のホスホリルコリン基含有単量体単位、カルボキシル基
含有単量体単位の含有量、及び共重合体の数平均分子量
を表1に示す。
MA0.03g(1モル%)、BMA1.52g(55
モル%)及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.
22g(9モル%)に代えた以外は、合成例5と同様に
して特開平7−184990号公報記載の共重合体を得
た。収率は95%であった。得られた共重合体中のホス
ホリルコリン基含有単量体単位、エポキシ基含有単量体
単位、水酸基含有単量体単位の含有量、及び共重合体の
数平均分子量を表1に示す。
MA0.03g(1モル%)、BMA1.52g(55
モル%)及びアクリルアミド0.125g(9モル%)
に代えた以外は、合成例5と同様にして特開平7−18
4990号公報記載の共重合体を得た。収率は60%で
あった。得られた共重合体中のホスホリルコリン基含有
単量体単位、エポキシ基含有単量体単位、アミノ基含有
単量体単位の含有量、及び共重合体の数平均分子量を表
1に示す。
MA0.03g(1モル%)、BMA1.52g(55
モル%)及びアクリル酸0.127g(9モル%)に代
えた以外は、合成例5と同様にして特開平7−1849
90号公報記載の共重合体を得た。収率は70%であっ
た。得られた共重合体中のホスホリルコリン基含有単量
体単位、エポキシ基含有単量体単位、カルボキシル基含
有単量体単位の含有量、及び共重合体の数平均分子量を
表1に示す。
モル%)、メタクリル酸(MA)0.35g(3.4モ
ル%)、2−(エチルヘキシル)メタクリレート17.
16g(71.7モル%)、及びAIBN97.8mg
を入れ、エタノール120mlを加えた後、アルゴンガ
スにて反応容器内を十分に置換した。アンプルを密封
し、これを60℃のオイルバスに入れて3時間加熱重合
させた。冷却後、反応混合液をジエチルエーテル中に滴
下し、共重合体を沈殿させ、撹拌洗浄した後、回収して
真空乾燥させることにより特開平7−231935号公
報記載の共重合体を得た。得られた共重合体中のホスホ
リルコリン基含有単量体単位、カルボキシル基単量体単
位の含有量、及び共重合体の数平均分子量を表1に示
す。
造>実施例1−1〜1−3 ニトロメタン19gに撹拌下、HPMC1g(D−グル
コピラノースユニットで4.92mmol)及び4−
(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン0.2g(1.6
4mmol)を投入し、室温で1〜2時間撹拌した。次
いで、合成例1〜3で得られた各々の共重合体5gを加
え、撹拌溶解後、50℃での温浴中に浸漬して24時間
それぞれ反応させた。冷却後、反応溶液をエタノール中
に滴下し、反応生成物を沈殿させ、十分に撹拌洗浄し
た。続いて濾別して未反応の共重合体を除去した後、真
空乾燥した。得られた可溶性セルロース誘導体である反
応生成物をそれぞれ実施例1−1〜1−3として各々の
重水(D2O)に溶解し、1H−NMR測定したところ、
全ての試料においてHPMCに由来するピークに加えて
MPCに起因するピークも観測された。この結果から、
合成例1〜3で得られた共重合体は共有結合によりHP
MCに導入されたことが確認できた。
−3の方法に準じて反応を行なった。得られた反応物を
1H−NMRにより分析したが、MPCに由来するピー
クは認められなかった。
ルロース誘導体の1重量/容量%水溶液に、予め水洗、
風乾させておいたセルロースフィルム(10cm×10
cm)をそれぞれ10分間浸漬させた。その後、室温大
気中で乾燥し、更に真空乾燥を行った。上記条件にて再
度コーティング処理を施した。得られたMPC含有可溶
性セルロース誘導体で被覆したセルロース膜をそれぞれ
実施例2−1〜2−3とした。これら被覆したセルロー
ス膜をよく乾燥させ、その表面をESCAで分析したと
ころ、全ての試料においてMPCユニットに起因するリ
ン原子及び窒素原子のピークが認められた。
アミン12mg;合成例6で得られた共重合体1g及び
1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル21m
g;合成例7で得られた共重合体1g及び1,4−ブタ
ンジオールジグシジルエーテル21mgをそれぞれエタ
ノール20mlに溶解し、予め水洗、風乾させておいた
セルロースフィルム(10cm×10cm)に塗布して
乾燥させることによりキャストフィルムを作製した。各
キャストフィルムを80℃で2時間加熱することにより
特開平7−184989号公報記載の共重合体で被覆さ
れたセルロース膜を得た。これらをそれぞれ比較例2−
1〜2−3としてその表面をESCAで分析したとこ
ろ、全ての試料においてMPCユニットに起因するリン
原子及び窒素原子のピークが認められた。
溶液に5重量/容量%の濃度になるように溶解した溶液
に、予め水洗、風乾させておいたセルロースフィルム
(10cm×10cm)を約1分間浸漬し、30℃の通
風乾燥機でそれぞれ乾燥させた。この操作を3回繰り返
した後、140℃で2時間加熱することにより、特開平
7−184990号公報記載の共重合体で被覆されたセ
ルロース膜を得た。これらをそれぞれ比較例2−4〜2
−6として表面をESCAで分析したところ、全ての試
料においてMPCユニットに起因するリン原子及び窒素
原子のピークが認められた。
ロヘキシルカルボジイミド1.91g、及び4−(ジメ
チルアミノ)ピリジン1.5mgに、脱水した塩化メチ
レン100mlを加えて溶解した。次いで、得られた溶
液に、予めアセトンに浸漬させた後風乾させたセルロー
スフィルム(10cm×10cm)を24時間浸漬させ
た。続いて、メタノールに浸漬させて洗浄(10分間×
3回)した後、風乾することにより特開平7−2319
35号公報記載の高分子酸で被覆されたセルロース膜を
得た。これを比較例2−7としてその表面をESCAで
分析したところ、MPCユニットに起因するリン原子及
び窒素原子のピークが認められた。
2−7(比較例3)で作製した膜をそれぞれリン酸緩衝
液(PBS)に1日浸漬し、PBSを取り除いた後、ウ
サギ血小板多血漿0.7mlを、室温で180分間接触
させた。次に血漿をアスピレーターで取り除き、PBS
で3回洗浄後、2.5重量%グルタルアルデヒド溶液
1.0mlを120分間接触させた。その後、グルタル
アルデヒド溶液をアスピレーターで取り除き、蒸留水で
4回洗浄した後凍結乾燥し、更にデシケーターに入れ1
日真空乾燥させた。得られた各セルロース膜の表面を走
査型電子顕微鏡により観察したところ、全ての試料にお
いて血小板はほとんど付着していなかった。
行った後、走査型電子顕微鏡により膜の表面を観察した
ところ、13万個/mm2の血小板が付着していた。
2−7(比較例5)で得られたフィルムで区切った状態
となるように、蒸留水で溶解した2mg/mlの尿素水
溶液60mlと蒸留水60mlとを同時に各ガラスセル
に入れた。撹拌しながら20分毎に蒸留水側のセルから
0.5mlを採取して、2時間の透過性実験を行った。
尿素の定量は、検体0.02mlを採取し、尿素窒素B
−テストワコー(ウレアーゼ・インドフェノール法)
(和光純薬工業(株)製)の測定キットを用いて尿素の
標準水溶液での検量線法により行った。結果を表2に示
す。また未処理のフィルムを用いて同様に行った結果も
併せて表2に示す。表2の結果より、本発明の可溶性セ
ルロース被覆セルロース膜において、実用上、膜の透過
性能は維持されることが判る。一方、比較例2−1〜2
−6で得られたフィルムは、膜表面に生成したゲル様の
高分子物質が障害となり、膜透過性が著しく低下した。
2−7(比較例6)で得られたフィルムを、蒸留水、エ
タノールの各溶媒10mlに室温で3時間浸漬し、溶液
中のリン含有量を定量することによりポリマーの溶出量
を計算した。また予めセルロース膜に被覆させたポリマ
ー量をリンの定量により求め、この値と溶出量とからポ
リマーの溶出率を算出した。結果を表3に示す。表3の
結果より、本発明の再生セルロース系膜は、水及びエタ
ノール中において共に殆どポリマーの溶出は認められな
かった。一方、比較例2−1〜2−7で得られたフィル
ムは、本発明のセルロース膜に比べてポリマーの溶出量
が高く、その傾向は溶媒がエタノールの特に顕著であっ
た。
Claims (2)
- 【請求項1】 可溶性セルロース(A)と、ホスホリル
コリン基含有単量体(b1)及びエポキシ基含有単量体
(b2)の構成単位を含む共重合体(B)とを反応させ
て得た、前記共重合体(B)が前記可溶性セルロース
(A)に共有結合で導入された可溶性セルロース誘導
体。 - 【請求項2】 請求項1記載の可溶性セルロース誘導体
からなることを特徴とする生体適合性材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04639197A JP4033514B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 可溶性セルロース誘導体および用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04639197A JP4033514B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 可溶性セルロース誘導体および用途 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10237102A true JPH10237102A (ja) | 1998-09-08 |
| JP4033514B2 JP4033514B2 (ja) | 2008-01-16 |
Family
ID=12745858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04639197A Expired - Lifetime JP4033514B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 可溶性セルロース誘導体および用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4033514B2 (ja) |
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-
1997
- 1997-02-28 JP JP04639197A patent/JP4033514B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| US20130272989A1 (en) * | 2010-12-30 | 2013-10-17 | Kci Limited | Polysaccharide-based graft copolymer and composition comprising same for personal care |
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