JPH10237108A - 重合体粒子又はその分散液の製造方法及び電子写真用トナーの製造方法 - Google Patents

重合体粒子又はその分散液の製造方法及び電子写真用トナーの製造方法

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JPH10237108A
JPH10237108A JP4575097A JP4575097A JPH10237108A JP H10237108 A JPH10237108 A JP H10237108A JP 4575097 A JP4575097 A JP 4575097A JP 4575097 A JP4575097 A JP 4575097A JP H10237108 A JPH10237108 A JP H10237108A
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solvent
polymer
polymer particles
monomer
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Yasukazu Ayaki
保和 綾木
Hiroshi Aoto
寛 青砥
Hitoshi Itabashi
仁 板橋
Tetsuro Fukui
哲朗 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重合体粒子又はその分散液を簡便に再現性よ
く、一段階の製造工程で提供することにある。 【解決手段】 重合性単量体A及び該重合性単量体Aを
重合して生成された重合体が可溶であり、かつ重合性単
量体Bが可溶であるが、重合性単量体Bを重合して生成
された重合体は不溶である溶媒中で、少なくとも該重合
性単量体A及び該重合性単量体Bを重合することによっ
て、少なくとも該重合性単量体Bを単量体ユニットとし
て含有する樹脂を含有する重合体粒子の分散液を製造す
ることを特徴とする重合体粒子の分散液の製造方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式静電写真用現
像剤、乾式電子写真用現像剤、ラテックス凝集反応によ
る抗原、抗体検出用等の機能性表面活性ミクロスフィ
ア、高性能分離カラム用充填剤、光ファイバー、光回路
における光分岐、接合回路、分波回路、光スイッチ、光
変調器、光非相反回路、光コネクタ用デバイスとしての
マイクロ球レンズ、発光ダイオード用集光レンズ等を用
いる重合体粒子又はその分散液の製造方法に関する。
【0002】さらに、本発明は、静電荷潜像を顕像化す
る方法に用いられる、電子写真画像を提供することが可
能な電子写真用トナー及びその製造方法に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】従来、重合体粒子又はその分散液の製造
方法として、乳化重合法、懸濁重合法、分散重合法とい
ったものが知られている。これらの重合法は、それぞれ
の製造方法によって得られる重合体粒子又はその分散液
の粒子径及び粒度分布、純度等に特徴があった。
【0004】乳化重合法では粒子径が0.05μm〜1
μmの、粒度分布が比較的シャープな重合体粒子が得ら
れるが、1μm以上の重合体粒子を安定して製造するこ
とはできない。2〜15μm程度の粒子を製造するに
は、シード重合法や、0.5μm〜1μm程度の粒子を
凝集させていわゆるブドウのふさ状にするといった複雑
な手法を用いなくてはならない。また粒子表面に乳化剤
が残留することが問題となることがある。
【0005】懸濁重合法では数μm〜100μm程度の
大きな粒子が得られるが、その粒度分布はブロードであ
り、実用には分級操作が必要となる場合があり、回収率
が悪い、操作が煩雑になるといった問題がある。また撹
拌状態や製造スケールといった製造条件によって、製造
物の粒子径や粒度分布が変動するといった問題がある。
【0006】非水系又は有機溶媒と水との混合溶液中の
分散重合法では、サブミクロンオーダーから10μm程
度の比較的粒度分布がシャープな粒子が得られることが
知られている。しかし、好ましい粒子径の重合体粒子を
製造するためには、予め好適な組成、分子量を有する高
分子分散安定剤を製造し、精製工程や乾燥工程といった
煩雑な操作の後、それを再び溶解し、その存在下で重合
体粒子を製造するため、操作が非常に煩雑になるといっ
た問題があった。特に、粒度分布がそろった重合体粒子
を安定して製造するには、分子量が数万〜数百万といっ
た高分子量の分散安定剤を必要とするため、該分散安定
剤の組成や分子量といったスペックの管理、溶解にかか
る時間といったものが、製造上のコストとして大きな問
題となっていた。
【0007】即ち、通常必要とされる0.5μm〜20
μm程度の粒子径の粒度分布がシャープな重合体粒子又
はその分散液を、簡便に安定して製造する方法は見いだ
されていなかった。
【0008】一方、記録体上の電気的あるいは磁気的潜
像を顕像化するために、トナーといった検電性、あるい
は感磁気性の微粒子を該潜像に吸着させて可視像とする
画像形成方法がある。その代表的なものとしては電子写
真法が挙げられ、例えば米国特許第2,297,691
号明細書に記載されているように、多数の方法が知られ
ている。この電子写真法においては、一般には光導伝性
物質を利用し、種々の手段で感光体上に電気的潜像を形
成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像してトナー像
を形成し、必要に応じて紙などの転写材にこのトナー画
像を転写した後、加熱、加圧、あるいは溶剤蒸気を用い
てトナー画像を転写材料に定着することにより、複写物
を得るといったものである。
【0009】上述したプリンター及び複写機に使用され
るトナーは、主成分が樹脂及び磁性体、カーボンブラッ
ク、染料・顔料等の着色剤、及びワックス類からなる微
粒子であり、通常その粒径は8〜15μmの範囲であ
る。トナーは、通常一般に熱可塑性樹脂中に染顔料ある
いは磁性体からなる着色剤を混合、溶融し、着色剤を均
一に分散させた後、微粉砕、分級することにより所望の
粒子径を有するトナーとして製造されている。この方法
は技術として比較的安定しており、各材料、各工程の管
理も比較的容易に行うことができるが、破断面に内容物
が露出するため、前述したワックスといった低融点化の
ための成分や離型のための成分を効果的なほど十分には
含有させることができないといった欠点を有していた。
また上述した粉砕法によって得られたトナーは、個々が
異なった形状を有しかつ比較的広い粒径分布を有するこ
とから、トナーに所定の電荷を付与する際に摩擦帯電が
均一に行われず印字特性を不安定にしてしまうといった
欠点を有していた。
【0010】近年上述の欠点を改善したものとして、重
合法によるトナーの製造方法が提案されている。これら
は、例えば特公昭36−10231号公報、特公昭51
−14895号公報、特開昭53−17735号公報、
特開昭53−17736号公報、及び特開昭53−17
737号公報に記載されている。上述の方法は、結着樹
脂、染料・顔料などの着色剤、帯電制御剤、ワックスや
シリコーンオイルなどの離型剤等、トナー中に内包すべ
き物質を必要に応じて重合開始剤や分散剤とともに重合
性単量体中に溶解、あるいは分散させて重合性組成物と
し、分散安定剤を含有する水系連続相に分散装置を使用
して分散させ、微粒子の分散体とし、この分散体を重合
させて固化することによって所望の粒径、組成を有する
トナー粒子を得るものである。
【0011】上述の方法は混練、粉砕といった工程が無
いためエネルギーの節約、工程収率の向上、コスト削減
といった効果が期待されるものであるが、撹拌状態、製
造スケールといった製造条件によって製造物の粒径分布
が変動するといった問題があった。また前述のように重
合性組成物の重合を固相反応で行うため、重合反応を完
全に進行させることは出来ず、トナー粒子中に残留した
未反応モノマーやオリゴマーがトナーの耐久性や摩擦帯
電性に悪影響を及ぼすといった問題があった。さらに高
画質、高精細な複写画像を得るために要求される所望の
粒径にトナー粒径を安定させることが困難であった。
【0012】一方、上記した重合法に対して、結着樹脂
を構成するモノマーは溶解するが、その重合体は溶解し
ない溶媒を用い、高分子分散安定剤を溶解した溶液中で
粒子を製造するいわゆる分散重合を応用したトナー製造
が提案されている。例えば特公平6−52432号公
報、特開昭61−19602号公報に記載されている。
この重合法によって形成されたトナー粒子は、小粒径で
且つ粒径分布の狭いトナー粒子が得られることを特徴と
しており、十分高画質の画像性が期待されるものであ
る。
【0013】上述の分散重合法では、サブミクロンオー
ダーから10μm程度の粒子が得られるが、好ましい粒
子径の重合体粒子を製造するためには、やはり、製造工
程が非常に煩雑になるといった問題があった。
【0014】即ち、通常必要とされる粒子径の電子写真
用トナーを、簡便に製造する方法は見いだされていなか
った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、重合
体粒子又はその分散液を簡便に再現性よく、一段階の製
造工程で提供することにある。
【0016】また、本発明の目的は、従来の製造工程を
簡素化し、安定して電子写真用トナーを製造する方法を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、重合性単量体
A及び該重合性単量体Aを重合して生成された重合体が
可溶であり、かつ重合性単量体Bが可溶であるが、重合
性単量体Bを重合して生成された重合体は不溶である溶
媒中で、少なくとも該重合性単量体A及び該重合性単量
体Bを重合することによって、少なくとも該重合性単量
体Bを単量体ユニットとして含有する樹脂を含有する重
合体粒子の分散液を製造することを特徴とする重合体粒
子の分散液の製造方法に関する。
【0018】また、本発明は、重合性単量体A及び該重
合性単量体Aを重合して生成された重合体が可溶であ
り、かつ重合性単量体Bが可溶であるが、重合性単量体
Bを重合して生成された重合体は不溶である溶媒中で、
少なくとも該重合性単量体A及び該重合性単量体Bを重
合することによって製造された、少なくとも該重合性単
量体Bを単量体ユニットとして含有する樹脂を含有する
重合体粒子の分散液であって、該重合体粒子は、体積平
均粒子径(D3)と数平均粒子径(D1)の比(D3/
D1)が1.0乃至1.4であることを特徴とする重合
体粒子の分散液に関する。
【0019】また、本発明は、重合性単量体A及び該重
合性単量体Aを重合して生成された重合体が可溶であ
り、かつ重合性単量体Bが可溶であるが、重合性単量体
Bを重合して生成された重合体は不溶である溶媒中で、
少なくとも該重合性単量体A及び該重合性単量体Bを重
合することによって、少なくとも該重合性単量体Bを単
量体ユニットとして含有する樹脂を含有する重合体粒子
の分散液を製造し、該重合体粒子の分散液から該重合体
粒子を得ることを特徴とする重合体粒子の製造方法に関
する。
【0020】また、本発明は、重合性単量体A及び該重
合性単量体Aを重合して生成された重合体が可溶であ
り、かつ重合性単量体Bが可溶であるが、重合性単量体
Bを重合して生成された重合体は不溶である溶媒中で、
少なくとも該重合性単量体A及び該重合性単量体Bを重
合することによって、少なくとも該重合性単量体Bを単
量体ユニットとして含有する樹脂を含有する重合体粒子
の分散液を製造し、該重合体粒子の分散液から得られた
重合体粒子であって、該重合体粒子は、体積平均粒子径
(D3)と数平均粒子径(D1)の比(D3/D1)が
1.0乃至1.4であることを特徴とする重合体粒子に
関する。
【0021】さらに、本発明は、重合性単量体A及び該
重合性単量体Aを重合して生成された重合体が可溶であ
り、かつ重合性単量体Bが可溶であるが、重合性単量体
Bを重合して生成された重合体は不溶である溶媒中で、
重合性単量体A及び重合性単量体Bを重合することによ
って、少なくとも該重合性単量体Bを単量体ユニットと
して含有する樹脂、及び着色剤を含有するトナー粒子を
製造することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法
に関する。
【0022】また、本発明は、重合性単量体A及び該重
合性単量体Aを重合して生成された重合体が可溶であ
り、かつ重合性単量体Bが可溶であるが、重合性単量体
Bを重合して生成された重合体は不溶である溶媒中で、
重合性単量体A及び重合性単量体Bを重合することによ
って製造された、少なくとも該重合性単量体Bを単量体
ユニットとして含有する樹脂、及び着色剤を含有するト
ナー粒子であって、該トナー粒子は、体積平均粒子径が
0.5μm乃至15μmの範囲であることを特徴とする
電子写真用トナーに関する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明は、重合体粒子(又はその
分散液)に係る発明と電子写真用トナーに係る発明を含
んでいるが、両者には共通部分も多いことから、以下の
説明において、単に「本発明」又は「本発明の製造方
法」というときは、両者に共通する事項を意味する。
【0024】本発明に使用する「重合性単量体A及び該
重合性単量体Aを重合して生成された重合体が可溶であ
り、かつ重合性単量体Bが可溶であるが、重合性単量体
Bを重合して生成された重合体は不溶である溶媒」と
は、具体的には有機溶媒、又は該有機溶媒と水の混合溶
媒であればあらゆるものを用いることができる。好まし
くは重合性単量体A又はBと反応しない有機溶媒、又は
該有機溶媒と水の混合溶媒を用いるのがよい。
【0025】本発明において重要であるのは、該溶媒を
重合性単量体A及びBの組み合わせである。
【0026】従来、樹脂の製造方法として該溶媒と重合
性単量体Bの組み合わせで重合する方法は、いわゆる沈
殿重合法として知られている。上述の方法は樹脂を安定
して製造することは可能であるが、一般に重合物は不定
形の塊状物として得られる。近年、ポリアミド酸といっ
たごく限られた特殊な樹脂に関しては、比較的粒度分布
がそろった重合体粒子が得られる報告があるが、本発明
は重合性単量体A及びBを組み合わせることが重要であ
り、上述の重合法とは本質的に異なるものである。
【0027】本発明の重合法に使用される溶媒は、前記
重合性単量体Bが重合の進行に伴って折出してくるもの
が使用される。具体的には例えば、メタノール、エタノ
ール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタ
ノール、2−ブタノール、イソブチルアルコール、te
rt−ブチルアルコール、1−ペンタノール、2−ペン
タノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノ
ール、イソペンチルアルコール、tert−ペンチルア
ルコール、1−ヘキサノール、2−メチル−ペンタノー
ル、4−メチル−2−ペンタノール、2−エチルブタノ
ール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−ヘプ
タノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサ
ノール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール等の
アルコール類;メチルセロソルブ、セロソルブ、イソプ
ロピルセロソルブ、ブチルセロソルブ、ジエチレングリ
コール、モノブチルエーテル等のエーテルアルコール
類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸エチル、
酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、セロソルブアセテー
ト等のエステル類;ペンタン、2−メチルブタン、n−
ヘキサン、シクロヘキサン、2−メチルペンタン、2,
2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、ヘプタ
ン、n−オクタン、イソオクタン、2,2,3−トリメ
チルペンタン、デカン、ノナン、シクロペンタン、メチ
ルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン、エチルシク
ロヘキサン、p−メンタン、ビシクロヘキシル、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の脂肪族又
は芳香族炭化水素類;四塩化炭素、トリクロロエチレ
ン、クロロベンゼン、テトラブロムエタン等のハロゲン
化炭化水素類;エチルエーテル、ジメチルエーテル、ト
リオキサンテトラヒドロフラン等のエーテル類;メチラ
ール、ジエチルアセタール等のアセタール類;ギ酸、酢
酸、プロピオン酸等の脂肪酸類;ニトロプロペン、ニト
ロベンゼン、ジメチルアミン、モノエタノールアミン、
ピリジン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド等の硫黄、窒素含有有機化合物類;及び水を挙げるこ
とができる。これらの物質は単独で使用してもよいし、
混合して使用することもできる。
【0028】重合性単量体Aは、合成高分子化合物を与
える重合性単量体であって、その重合体及び該単量体A
が前記溶媒に可溶なものであればあらゆるものを用いる
ことができる。
【0029】重合性単量体Bは合成高分子化合物を与え
る重合性単量体であって、該単量体Bは前記溶媒に可溶
であるがその重合体は前記溶媒に不溶なものであればい
かなるものでも用いることができる。
【0030】重合性単量体A及びBは具体的には、例え
ばポリスチレン,スチレン−アクリル共重合体といった
ビニルポリマー系化合物、ポリオレフィン系化合物、ポ
リエーテル系化合物、ポリアセタール系化合物、ポリカ
ルボナート系化合物、ポリアミン系化合物、ポリペプチ
ド系化合物、ポリピロール系化合物、ポリアニリン系化
合物、ポリスルフィド系化合物、ポリリン酸系化合物、
ポリシロキサン系化合物、ポリシラン系化合物等を与え
る重合性単量体であって、上述の条件を満たす単量体で
あればよい。これらは単独で使用してもよいし、2種以
上を組み合わせてもよい。
【0031】本発明では、重合性単量体Aの重合と重合
性単量体Bの重合をする際、同じ反応器で重合してもよ
いし、異なる反応器で重合してもよい。あらかじめ前記
溶媒中で少なくとも重合性単量体Aの一部を重合して、
これを保存し、必要に応じて逐次使用することもでき
る。この場合、重合性単量体Aの重合を重合禁止剤やそ
の他の手段によって停止させる操作を行なってもよい。
【0032】本発明の重合体粒子には、必要に応じて無
機微粒子、有機微粒子や無機化合物、有機化合物といっ
た添加剤を含有させることができ、本発明のトナーに
は、着色剤や荷電制御剤、離型剤といった通常トナーに
含有される添加剤を含有させることができる。これらの
添加剤は、具体的には例えば、前述の製造方法によって
得られた粒子を固体として取り出した後に機械的に打ち
込んだり、製造容器に投入することによって、該重合体
粒子又はトナー粒子に含有させることができる。この場
合例えば、重合性単量体Aを添加する前に加えてもよい
し、重合性単量体Bを添加する前や後に加えてもよい
し、全重合反応が終了してから添加してもよい。
【0033】本発明の製造方法によると、重合性単量体
Bの組成及びそれらの添加時期を変化させることによっ
て、真球状の粒子の他、凹部及び/又は凸部を表面に有
する粒子、2個又はそれ以上の粒子がくっついた粒子等
を製造することもできる。
【0034】本発明の重合体粒子の製造方法では、前記
重合性単量体Aの反応率が少なくとも10重量%を超え
た後に、前記重合性単量体Bの重合を開始することが好
ましい。
【0035】重合性単量体Aの反応率が少なくとも10
重量%を超えた後に、重合性単量体Bの重合を開始する
ことによって、重合性単量体Aの重合体もしくは該重合
性単量体Aの一部と重合性単量体Bの一部の共重合体が
容易に安定して形成され、均一な重合体粒子を製造する
ことができる。
【0036】重合性単量体Bの重合を開始する時期は、
好ましくは重合性単量体Aの反応率が15乃至99重量
%、より好ましくは30乃至95重量%、さらに好まし
くは30乃至90重量%、さらにより好ましくは30乃
至80重量%の範囲で開始することがよい。
【0037】本発明のトナーの製造方法においては、前
記重合性単量体Aの総モル数を[A]、重合性単量体B
の総モル数を[B]としたとき、[B]/[A]の値が
1乃至10000の範囲であることが好ましい。モル比
([B]/[A])が1乃至10000の範囲であるこ
とによって、トナー粒子を回収効率良く製造することが
できる。
【0038】[B]/[A]の値が1を超えない範囲と
いった小さい値では、トナーの回収率が低下するといっ
た問題が生じる。また、[B]/[A]の値が1000
0を超える範囲といった大きい値では、粒度分布のそろ
った粒子の他に、一部凝集塊が生じる場合がある。
【0039】前記[B]/[A]の値の範囲は、好まし
くは3乃至8000、より好ましくは3乃至5000、
さらに好ましくは5乃至5000、またさらに好ましく
は5乃至1000の範囲がよい。
【0040】また、本発明のトナーの製造方法において
は、前記重合性単量体Aの反応率が10乃至99重量%
以下の範囲で、前記重合性単量体Bの重合を開始するこ
とが好ましい。
【0041】重合性単量体Aの反応率が少なくとも10
重量%を超えた後に、重合性単量体Bの重合を開始する
ことによって、重合性単量体Aの重合体もしくは該重合
性単量体Aの一部と重合性単量体Bの一部の共重合体が
安定に形成され、均一なトナー粒子を安定に形成するこ
とができる。
【0042】重合性単量体Bの重合を開始する時期は、
好ましくは重合性単量体Aの反応率が15乃至99重量
%、より好ましくは30乃至95重量%、さらに好まし
くは30乃至90重量%、さらにより好ましくは30乃
至80重量%の範囲がよい。
【0043】重合性単量体Aの反応率は、例えばガスク
ロマトグラフィーを用いた該単量体Aの消費量を測定す
ることによって知ることができる。測定方法の詳細は後
述する。
【0044】重合性単量体Bの重合の開始は、前記溶媒
中での重合性単量体Aの重合が進行し好適な反応率に達
した後に、重合性単量体Bを投入してもよいし、あらか
じめ重合性単量体Aと共に前記溶媒に溶解させ、重合性
単量体Aの重合が進行し好適な反応率に達した後に重合
性単量体Bの重合開始剤を添加してもよい。また、好適
な溶媒に溶解して添加してもよい。かかる溶媒は、前記
重合性単量体Aを溶解した前記溶媒と同一のものであっ
てもよいし、異なるものであってもよい。
【0045】本発明の重合性単量体の製造において、前
記重合性単量体Aの反応率が少なくとも10重量%を超
えた後に、前記重合性単量体Bを前記溶媒中に添加する
ことが好ましい。
【0046】本発明によると、重合性単量体Bの重合が
進行するのに伴い、不溶化して粒子が形成されるが、重
合性単量体AとBが全て共重合する系においては、重合
性単量体Bを単量体ユニットとして含有する樹脂が前記
溶媒中に可溶化してしまい、粒子が形成されなかった
り、収率が著しく低下する場合がある。
【0047】重合性単量体Bを添加する時期は、好まし
くは重合性単量体Aの反応率が15乃至99重量%、よ
り好ましくは30乃至95重量%、さらに好ましくは3
0乃至90重量%、さらにより好ましくは30乃至80
重量%の範囲で添加することがよい。
【0048】本発明の製造方法において、前記溶媒に含
有される水の量が0.1乃至50重量%であることが好
ましい。
【0049】前記溶媒が含水していないと、重合の際に
重合性単量体A又はBが十分に高分子量化されないとい
った問題が生じる。また前記溶媒中に50重量%を超え
るといった大量の水が含有されていると、重合性単量体
A又はBが相分離してしまい均一な粒子が得られないと
いった問題が生じる。前記溶媒に含有される水の量は、
好ましくは0.1乃至30重量%、より好ましくは0.
5乃至20重量%、さらに好ましくは1乃至20重量%
の範囲がよい。
【0050】前記重合性単量体Bは連鎖重合性の単量体
であることが好ましい。
【0051】前記重合性単量体Bが連鎖重合性の単量体
であることによって、好適な時点で例えば重合開始剤又
は適当な触媒の添加、加熱又は冷却、超音波、赤外線、
紫外線、可視光といった手法によって重合を開始するこ
とができるため、操作が非常に簡素化できる。
【0052】前記連鎖重合性の単量体とは、具体的には
例えば炭素−炭素二重結合化合物(ビニル化合物)、三
重結合化合物、炭素−酸素二重結合化合物(アルデヒド
類)の他、環状のエーテル、スルフィド、アミン、ラク
タム、ラクトン、カーボネート、尿素、ウレタン、酸無
水物、ホルマール等の重合性環状化合物、2−アルキル
オキサゾリン類のように異性化を伴うものや、N−カル
ボキシ−α−アミノ酸無水物等がある。これらは単独で
使用してもよいし、2種以上を使用してもよい。
【0053】さらに、前記重合性単量体Bがビニル系化
合物であることが好ましい。
【0054】本発明によると、重合体粒子又はトナー粒
子の平均分子量や分子量分布、組成などの分子設計が容
易に行えるようになる。例えばアニオン、カチオン重合
といった重合法を用いることによって、分子量分布が非
常にシャープな重合体粒子又はトナー粒子を製造するこ
ともできる。また低温で重合することもできるし、架橋
剤を添加することによって架橋構造を重合体粒子又はト
ナー粒子につくることもできる。また例えばpH調節と
いった手段により、重合性単量体の反応性を制御するこ
ともできる。
【0055】また前記重合性単量体Bに2種以上の異な
る単量体を組み合わせて使用した場合、ブロック共重合
体やグラフト共重合体、ランダム共重合体といった分子
設計が可能となり、例えば重合体粒子の熱特性やレオロ
ジー特性を制御することが可能となる。
【0056】本発明によると、ビニル系化合物であれば
いかなるものでも重合性単量体Bとして用いることがで
きる。具体的には、例えばスチレン、o−メチルスチレ
ン、m−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−
エチルスチレン、p−ターシャリ−ブチルスチレン等の
スチレン系単量体;アクリル酸、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸n
−プロピル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸オクチ
ル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチ
ル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類;メ
タクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチ
ル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチ
ル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノメチル、メタクリル酸
ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ベンジル等のメタ
クリル酸エステル類;2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレートの他アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等の
他、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プ
ロピルビニルエーテル、n−ブチルエーテル、イソブチ
ルエーテル等のアルキルビニルエーテル類;β−クロル
エチルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、p−
メチルフェニルエーテル、p−クロルフェニルエーテ
ル、p−ブロムフェニルエーテル、p−ニトロフェニル
ビニルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテ
ル、ブタジエン等のジエン化合物;アクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸モノブチル、マレイン酸モノブチル、リ
ン酸含有単量体、具体的には、アシッドホスホオキシエ
チルメタクリレート、アシッドホスホオキシプロピルメ
タクリレート、スルホン酸基含有単量体、ジメチルアミ
ノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリ
レート、アクロイルモルホリン、2−ビニルピリジン、
3−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビニル
ピロリドン、2−ビニルイミダゾール、N−メチル−2
−ビニルイミダゾール、N−ビニルイミダゾールを挙げ
ることができる。
【0057】これらの単量体は単独で使用することもで
きるし、2種以上を組み合わせて使用することもでき、
好ましい特性が得られるような好適な重合体組成を選択
することができる。
【0058】本発明によると、高分子量成分若しくはゲ
ル成分を含有させることができる。このような成分の導
入は、重合性の2重結合を一分子当たり2個以上有する
架橋剤を使用することによって達成される。かかる架橋
剤としては具体的には例えば、ジビニルベンゼン、ジビ
ニルナフタリン等の芳香族ジビニル化合物、エチレング
リコールジアクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、
テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,3−
ブチレングリコールジメタクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、
ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、グリセロ
ールアクロキシジメタクリレート、N,N−ジビニルア
ニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジビ
ニルスルフォンなどの化合物を挙げることができ、2種
類以上を適宜混合して使用してもよい。かかる架橋剤
は、重合性混合物にあらかじめ混合しておくこともでき
るし、必要に応じて適宜重合の途中で添加することもで
きる。
【0059】前記重合性単量体Aは連鎖重合性の単量体
であることが好ましい。
【0060】本発明によると、粒子表面近傍には前記重
合性単量体Aを主成分とする重合体が多く存在する。こ
のため該単量体Aが連鎖重合性の単量体であることによ
って、特に粒子表面近傍の分子設計を行うことが容易と
なる。
【0061】例えば粒子表面に反応性の官能基を導入し
様々な修飾をすることによって、重合体粒子又はトナー
粒子を機能性化することもできる。また平均分子量や分
子量分布、組成といった分子設計が容易になる。
【0062】前記連鎖重合性の単量体には、上述の重合
性単量体Bで挙げたものと同様のものが用いられる。
【0063】本発明のトナーは、体積平均粒子径が0.
5乃至15μmの範囲であることが好ましい。体積平均
粒子径が0.5乃至15μmの範囲であることによっ
て、画質を高品質、高鮮明化することができる。
【0064】該トナーの体積平均粒子径は、好ましくは
1乃至10μm、さらに好ましくは1乃至8μm、より
好ましくは1乃至6μm、またさらにより好ましくは
1.5乃至5μmの範囲であることがよい。
【0065】該トナー粒子又は重合体粒子の体積平均粒
子径(D3)と数平均粒子径(D1)の比(D3/D
1)が1.0乃至1.4であることが好ましい。
【0066】本発明の製造方法を用いると、生成した重
合体を分級操作することなく、一括した操作で簡便に収
率よく粒子分布がシャープな粒子を製造することができ
る。該粒子の体積平均粒子径(D3)と数平均粒子径
(D1)の比(D3/D1)は、好ましくは1.0乃至
1.2、さらに好ましくは1.0乃至1.15、またさ
らに好ましくは1.0乃至1.1の範囲であることがよ
い。
【0067】本発明による重合体粒子は、様々な化合物
で粒子表面を修飾することができるし、また必要に応じ
て無機微粒子、有機微粒子や無機化合物、有機化合物と
いった添加剤を粒子に含有させることもできる。
【0068】本発明の方法で重合体粒子又はトナー粒子
を製造する際、反応の進行に伴い重合体粒子又はトナー
粒子が生成する。得られた重合体粒子又はトナー粒子の
分散液は、好適な溶媒によって洗浄してもよいし、その
ままの状態で使用してもよい。さらに好適な物質を化学
反応、又は様々な処理をすることによって、重合体粒子
又はトナー粒子表面及び/又は内部に修飾することもで
きる。
【0069】これらは反応溶媒もしくはその他の好適な
溶媒によって洗浄し、重合体粒子又はトナー粒子として
単離することもできるが、その際洗浄効率を向上するた
めに遠心分離機、加圧又は吸引濾過等の分離手段を使用
することもできる。また分離、乾燥手段として、スプレ
ードライ等の噴霧法を使用することもできる。
【0070】本発明において、重合性単量体A及び重合
性単量体Bと共に、前記溶媒に溶解する分散安定剤を使
用することもできる。具体的には例えば、ポリスチレ
ン、ポリ−p−ヒドロキシスチレン、ポリスチレンスル
ホン酸等のポリスチレン誘導体;ポリアクリル酸、ポリ
エチルアクリレート、ポリブチルアクリレート等のポリ
アクリル酸エステル類;ポリメタクリル酸、ポリメチル
メタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリイソ
ブチルメタクリレート等のポリメタクリル酸エステル
類;ポリメチルビニルエーテル、ポリエチルビニルエー
テル、ポリブチルビニルエーテル、ポリイソブチルビニ
ルエーテルといったポリビニルアルキルエーテル類;セ
ルロース、酢酸セルロース、硝酸セルロース、アルキル
化セルロース、ヒドロキシアルキル化セルロース、ヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
スといったセルロース誘導体、ポリビニルアセタール
類;ポリカルボン酸ビニル類;ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリメタ
クリルアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルピリ
ジン、ポリエチレンイミン、ポリビニルホルムアミド、
ポリ塩化ビニル、ポリジメチルシロキサン、ポリ−2−
アルキル−2−オキサゾリン類;ポリオキシアルキレン
類、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック
樹脂、飽和アルキルポリエステル樹脂、芳香族ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール、ポリカー
ボネート樹脂、もしくはこれらの共重合体、混合物など
を挙げることができる。
【0071】本発明において、必要に応じて重合開始剤
として知られているいかなるものでも使用することがで
きる。かかる重合開始剤としては例えば、ラジカル重合
性の開始剤として、2,2’−アゾビス−(2,4−ジ
メチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチ
ロニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1
−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキ
シ−2,4−ジメチルバレロニトリル等のアゾ系もしく
はジアゾ系重合開始剤;2,2’−アゾビス−(2−ア
ミノジプロパン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビ
ス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)、2,
2’−アゾビス−(N,N’−ジメチレンイソブチルア
ミジン)ジヒドロクロリド等のアミジン化合物;ベンゾ
イルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、クメンヒ
ドロパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパー
オキサイド、ラウロイルパーオキサイド等の過酸化物系
重合開始剤;及び過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
といった過硫化物系開始剤及び上述した開始剤の混合物
を挙げることができる。
【0072】またアニオン重合性の開始剤としては、具
体的には例えばSr 2、CaR2、K、KR、Na、N
aR、Li、LiR、ケチル、R−MgR、R−ON
a、R−OLi、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムと
いった強アルカリ類;ピリジン、アンモニアといった弱
アルカリ類;R−O−R、水(但しRはアルキル基を示
す)といったものがある。
【0073】またカチオン重合性の開始剤としては、具
体的には例えばSnCl4、BF3、AlCl3、TiC
3などを使用することもできる。
【0074】また、本発明においては公知の連鎖移動
剤、具体的には四塩化炭素、四臭化炭素、二臭化酢酸エ
チル、酸臭化酢酸エチル、二臭化エチルベンゼン、二臭
化エタン、二塩化エタン等のハロゲン化炭化水素;ジア
ゾチオエーテル、ベンゼン、エチルベンゼン、イソプロ
ピルベンゼン等の炭化水素類;ターシャリードデシルメ
ルカプタン、n−ドデシルメルカプタン等のメルカプタ
ン類;ジイソプロピルザントゲンジスルフィド等のジス
ルフィド類を添加することもできる。
【0075】本発明のトナーを製造する場合、前記重合
性単量体Aの反応率が少なくとも10重量%を超えた後
に、前記重合性単量体Bを前記溶媒中に添加することが
好ましい。
【0076】重合性単量体Aの反応率が少なくとも10
重量%を超えた後に、重合性単量体Bを前記溶媒中に添
加することによって、回収効率と製造安定性を同時に向
上することができる。重合性単量体Aの重合が開始する
前に、前記重合性単量体Bを前記溶媒中に添加すると、
該重合性単量体Bよりなる樹脂の凝集塊が析出する場合
があり、これを除去する必要が生じる場合がある。
【0077】さらに、本発明のトナーを製造する場合、
前記溶媒に少なくとも着色剤を溶解及び/又は分散させ
た後に重合性単量体Bの重合を行うことが好ましい。
【0078】本発明によると、前記溶媒に着色剤を溶解
及び/又は分散させた後に前記重合性単量体Bの重合を
行うことによって、容易にトナー粒子に着色剤を含有さ
せることができる。
【0079】前記溶媒への着色剤の溶解及び/又は分散
は、重合性単量体Bの重合が開始される前であれば、好
適な時期、手法によって該溶媒に添加することができ
る。例えば重合性単量体Aを前記溶媒へ投入する前に、
該溶媒に上述の着色剤を溶解及び/又は分散させてもよ
いし、分割投与してもよい。また、前記溶媒と同じ溶媒
又は他の媒体に溶解及び/又は分散させて、該溶媒に投
入してもよい。
【0080】本発明のトナーにおいては、着色剤として
公知なあらゆるものを使用することができる。具体的に
は、カーボンブラックや、有機着色剤としてC.Iダイ
レクトレッド1、C.Iベーシックレッド1、C.I.
モーダントレッド30、C.I.ダイレクトブルー1、
C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブルー
15、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシッ
クブルー5、C.I.モーダントブルー7、C.I.ダ
イレクトグリーン6、C.I.ベーシックグリーン4、
C.I.ベーシックグリーン6等の染料;カドミウムイ
エロー、ミネラルファーストイエロー、ネーブルイエロ
ー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、パーマ
ネントイエローNCG、タートラジンレーキ、モリブデ
ンオレンジGTR、ベンジジンオレンジG、カドミウム
レッド4R、ウオッチングレッドカルシウム塩、ブリリ
アントカーミン3B、ファストバイオレットB、メチル
バイオレットレーキ、コバルトブルー、アルカリブルー
レーキ、ビクトリアブルーレーキ、キナクリドン、ロー
ダミンレーキ、フタロシアニンブルー、ファストスカイ
ブルー、ピグメントグリーンB、マカライトグリーンレ
ーキ、ファイナルイエローグリーンG等の顔料;C.
I.ソルベントイエロー6、C.I.ソルベントイエロ
ー9、C.I.ソルベントイエロー17、C.I.ソル
ベントイエロー31、C.I.ソルベントイエロー3
5、C.I.ソルベントイエロー100、C.I.ソル
ベントイエロー102、C.I.ソルベントイエロー1
03、C.I.ソルベントイエロー105、C.I.ソ
ルベントオレンジ2、C.I.ソルベントオレンジ7、
C.I.ソルベントオレンジ13、C.I.ソルベント
オレンジ14、C.I.ソルベントオレンジ66、C.
I.ソルベントレッド5、C.I.ソルベントレッド1
6、C.I.ソルベントレッド17、C.I.ソルベン
トレッド18、C.I.ソルベントレッド19、C.
I.ソルベントレッド22、C.I.ソルベントレッド
23、C.I.ソルベントレッド143、C.I.ソル
ベントレッド145、C.I.ソルベントレッド14
6、C.I.ソルベントレッド149、C.I.ソルベ
ントレッド150、C.I.ソルベントレッド151、
C.I.ソルベントレッド157、C.I.ソルベント
レッド158、C.I.ソルベントバイオレット31、
C.I.ソルベントバイオレット32、C.I.ソルベ
ントバイオレット33、C.I.ソルベントバイオレッ
ト37、C.I.ソルベントブルー22、C.I.ソル
ベントブルー63、C.I.ソルベントブルー78、
C.I.ソルベントブルー83、C.I.ソルベントブ
ルー84、C.I.ソルベントブルー85、C.I.ソ
ルベントブルー86、C.I.ソルベントブルー10
4、C.I.ソルベントブルー191、C.I.ソルベ
ントブルー194、C.I.ソルベントブルー195、
C.I.ソルベントグリーン24、C.I.ソルベント
グリーン25、C.I.ソルベントブラウン3、C.
I.ソルベントブラウン9等の染料が挙げられる。市販
染料としては、例えば、三菱化成のダイアレジンYel
low−3G、Yellow−F、Yellow−H2
G、Yellow−HG、Yellow−HC、Ye1
low−HL、Orange−HS、Orange−
G、Red−GG、Red−S、Red−HS、Red
−A、Red−K、Red−H5B、Violet−
D、Blue−J、Blue−G、Blue−N、Bl
ue−K、Blue−P、Blue−H3G、Blue
−4G、Green−C、Brown−Aや、保土ヶ谷
化学の藍染SOT染料 Yellow−1、Yello
w−3、Yellow−4、Orange−1、Ora
nge−2、Orange−3、Scarlet−1、
Red−1、Red−2、Red−3、Brown−
2、Blue−1、Blue−2、Violet−1、
Green−1、Green−2、Green−3、B
lack−1、Black−4、Black−6、Bl
ack−8や、オリエント化学工業のオイルブラック、
オイルカラー Yellow−3G、Yellow−G
G−S、Yellow−#105、Orange−P
S、Orange−PR、Orange−#201、S
carlet−#308、Red−5B、Brown−
GR、Brown−#416、Green−BG、Gr
een−#502、Blue−BOS、Blue−II
N、Black−HBB、Black−#803、Bl
ack−EB、Black−EX、住友化学工業のスミ
プラスト ブルーGP、ブルーOR、レッド−FB、レ
ッド−3B、イエローFL7G、イエローGCや、日本
化薬 カヤロン ポリエステル ブラックEX−SF3
00、カヤセットRed B、ブルーA−2R等が挙げ
られる。
【0081】また、さらに本発明のトナーでは着色剤と
して磁性体を利用して、磁性トナーを得ることもでき
る。
【0082】本発明のトナーは、帯電性を制御する目的
で荷電制御剤を添加することもできる。荷電制御剤とし
ては、通常トナーに使用される公知の正荷電制御剤もし
くは負荷電制御剤のいずれのものであっても使用するこ
とができる。具体的には例えば、ニグロシン系染料、ト
リフェニルメタン系染料、四級アンモニウム塩、アミン
系あるいはイミン系化合物、サリチル酸又はアルキルサ
リチル酸の金属化合物、含金モノアゾ系染料、カルボキ
シリル基又はスルホキシル基を有する化合物、ニトロフ
ミン等のフミン酸及びフミン塩類等を挙げることができ
る。
【0083】本発明のトナーは、流動性、帯電性を向上
する目的で種々の外添剤を添加することができる。外添
剤としては、通常トナーに使用される公知のいかなる外
添剤でも用いることができる。具体的には例えば、シリ
カ、酸化チタン、アルミナ等の微粉末がある。
【0084】本発明のトナーは、キャリア粒子と混合し
て二成分系現像剤として使用することもできる。
【0085】本発明に係る物性値の測定法を以下に示
す。
【0086】重合性単量体Aの反応率はガスクロマトグ
ラフィーにより、単量体ピークの積分値の変化率として
算出した。重合反応液を以下の条件で内部標準法により
測定した。
【0087】サンプルの調製:サンプル 5μlとジメ
チルフォルムアミド 1μlをバイアル瓶に入れ、密閉
した。 測定装置:HP6890(HP製) キャリアガス:工業用純ヘリウム スプリット(スプリット比100:1)、線速度35c
m/秒 カラム:HP−1NNOWax 内径0.2mm、長さ
50m、膜厚0.4μm 昇温:40℃ 2分間ホールド 毎分20℃昇温 200℃まで 注入口温度:120℃ 検出器:FID 220℃
【0088】本発明で使用する重合体粒子又はその分散
液、及びトナーの粒子径測定の具体例を示す。
【0089】十分に洗浄及び乾燥した重合体粒子、及び
トナー粒子2mg〜20mgを、SEM試料台に貼った
カーボン粘着テープ上に乗せ、白金蒸着した後、走査型
電子顕微鏡(FE−SEM S−800 日立製作所
製)を用いて、5000倍の倍率において写真を撮り、
その写真をもとに、0.05μm以上の粒子について、
最長軸の長さ(L1)と該軸と直角方向の軸の長さ(L
2)の平均値をその粒子の粒子径として、累積500個
になるように測定し、その平均をもって個数平均粒子径
(D1)とする。体積平均粒子径(D3)は、D1の値
より以下の計算式によって算出した。
【0090】 (D3)=5003(D1)3/5002(D1)2
【0091】NMR測定の具体例を以下に示す。
【0092】十分に洗浄及び乾燥した重合体粒子、及び
トナー粒子50mg〜100mgを秤量し、1体積%テ
トラメチルシランを含有した重水素化溶媒1.0mlに
一昼夜溶解し、必要に応じてメンブランフィルターで不
溶分を除いた後、10mmφのサンプルチューブに入
れ、FT−NMR装置 JNM−EX400(日本電子
社製)を用いて測定した。
【0093】以下に本発明を実施例をもって説明するが
本発明は実施例によって限定されるものではない。な
お、実施例中で使用する部はすべて重量部を示す。
【0094】
【実施例】
<実施例1>還流冷却管,窒素導入管,機械的撹拌機を
とりつけた反応容器に、 エタノール 290部 水 10部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル(重合開始剤) 0.1部 を投入し、さらに該溶媒に溶解する重合体を与える重合
性単量体Aとして、 エチルアクリレート 4部 アクリル酸 2部 を投入して、窒素雰囲気流中でよく混合した。窒素雰囲
気下75℃のオイルバスで加熱し還流した。
【0095】反応率が70重量%となった時、この反応
液に、 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 5部 と、該溶媒に溶解しない重合体を与える重合性単量体B
として、 スチレン 40部 メチルメタクリレート 40部 からなる混合物を投入し、さらに15時間窒素雰囲気下
で還流した。白色の重合体粒子の分散液を得た。
【0096】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。得られた粉体を乾燥して粒子径を測
定したところ、数平均粒子径(D1)が4.36μm、
体積平均粒子径(D3)と数平均粒子径(D1)の比
(D3/D1)が1.03の重合体粒子を得た。
【0097】重合体粒子を重水素化クロロホルムに溶解
しNMR測定を行ったところ、重合体粒子は単量体ユニ
ットとして、スチレンユニットとメチルメタクリレート
ユニットを含有していることが確認された。
【0098】<実施例2>還流冷却管,窒素導入管,機
械的撹拌機をとりつけた反応容器に、 エタノール 280部 水 20部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.01部 を投入し、さらに該溶媒に溶解する重合体を与える重合
性単量体Aとして、 アクリルアミド 1部 ジメチルアミノエチルメタクリレート 0.2部 を投入し、窒素雰囲気流中でよく混合した。窒素雰囲気
下75℃のオイルバスで加熱し還流した。
【0099】アクリルアミドの反応率が55重量%とな
った時、この反応液に、 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 5部 と、該液体に重合性単量体Bとして、 スチレン 200部 からなる混合物を投入し、さらに10時間窒素雰囲気下
で還流した。白色の重合体粒子の分散液を得た。
【0100】室温まで冷却した後、分散液中の重合体粒
子の粒子径を測定したところ、数平均粒子径(D1)が
8.56μm、体積平均粒子径(D3)と数平均粒子径
(D1)の比(D3/D1)が1.09であった。
【0101】<実施例3>重合性単量体Aの反応率が7
0重量%となった時点で0℃まで冷却し、一昼夜放置し
た後にスチレン、メチルメタクリレート、2,2’−ア
ゾビスイソブチロニトリルからなる混合物を投入した以
外は実施例1と同様の操作をした。
【0102】該混合物を投入する際、エチルアクリレー
トの反応率を測定したところ、74重量%であった。
【0103】重合体粒子の分散液の固液分離と洗浄を繰
り返した。得られた粉体を乾燥して粒子径を測定したと
ころ、数平均粒子径(D1)が4.67μm、体積平均
粒子径(D3)と数平均粒子径(D1)の比(D3/D
1)が1.09であった。
【0104】重合体粒子を重水素化クロロホルムに溶解
し、NMR測定を行ったところ、重合体粒子は、スチレ
ンユニット及びメチルメタクリレートユニットが含有さ
れていることが確認された。
【0105】<実施例4>還流冷却管,窒素導入管,機
械的撹拌機をとりつけた反応容器に、 オイルレッド 10部 エタノール 300部 水 3部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 2部 を投入し、さらに前記エタノール/水混合溶媒に溶解す
るポリエチルアクリレートを与える重合性単量体Aとし
て、 エチルアクリレート 10部 を投入して、窒素雰囲気流中でよく混合した。窒素雰囲
気下70℃のオイルバスで加熱し還流した。
【0106】エチルアクリレートの反応率が75重量%
となった時、この反応液に、 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 5部 と、該混合溶媒に溶解しないポリスチレンを与える重合
性単量体Bとして、 スチレン 100部 からなる混合物を投入し、さらに20時間窒素雰囲気下
で還流した。
【0107】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返し、乾燥して赤色粒子(トナー粒子)を得
た。
【0108】粒子径を測定したところ、体積平均粒子径
が3.1μm、体積平均粒子径(D3)と数平均粒子径
(D1)の比(D3/D1)は1.04であった。
【0109】赤色粒子を、重水素化クロロホルムに溶解
しNMR測定を行ったところ、該粒子に含有される樹脂
は、スチレンユニットを含有していることが確認され
た。
【0110】該トナー粒子10部に対し、酸化チタン2
部をヘンシェルミキサーで混合し、酸化チタン粉末を外
添してトナーを得た。
【0111】上述のトナー8部を、粒径が25μmのフ
ェライトコアにスチレン−アクリル共重合体をコートし
たもの92部と混合して二成分現像剤とした。
【0112】キヤノン製フルカラーレーザー複写機CL
C−500改造機を用い、上記現像剤の画像評価を行っ
たところ、良好な画質のコピーが得られ、転写効率も良
好であった。
【0113】<実施例5>還流冷却管,窒素導入管,機
械的撹拌機をとりつけた反応容器に、 カーボンブラック 10部 メタノール 280部 水 20部 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.5部 を投入し、さらに前記メタノール/水混合溶媒に溶解す
る重合体を与える重合性単量体Aとして、 アクリルアミド 5部 を投入して、窒素雰囲気流中でよく混合した。窒素雰囲
気下70℃のオイルバスで加熱し還流した。
【0114】エチルアクリレートの反応率が70重量%
となった時、この反応液に、 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 5部 と、該混合溶媒に溶解しないポリスチレンを与える重合
性単量体Bとして、 スチレン 80部 メチルメタクリレート 70部 からなる混合物を投入し、さらに25時間窒素雰囲気下
で還流した。
【0115】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返し、乾燥して黒色粒子(トナー粒子)を得
た。
【0116】粒子径を測定したところ、体積平均粒子径
が2.64μm、体積平均粒子径(D3)と数平均粒子
径(D1)の比(D3/D1)は1.05であった。
【0117】黒色粒子を重水素化クロロホルムに溶解し
不溶分をフィルターで除去した後、NMR測定を行った
ところ、該粒子に含有される樹脂は、スチレンユニット
及びメチルメタクリレートユニットを含有していること
が確認された。
【0118】該トナー粒子10部に対し、酸化チタン2
部をヘンシェルミキサーで混合し、酸化チタン粉末を外
添してトナーを得た。
【0119】上述のトナー8部を、粒径が25μmのフ
ェライトコアにスチレン−アクリル共重合体をコートし
たもの92部と混合して二成分現像剤とした。
【0120】キヤノン製フルカラーレーザー複写機CL
C−500改造機を用い、上記現像剤の画像評価を行っ
たところ、良好な画質のコピーが得られ、転写効率も良
好であった。
【0121】<実施例6>エチルアクリレートの反応率
が75重量%となった時点で室温まで冷却し、一昼夜放
置した後にスチレン、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリルからなる混合物を投入した以外は実施例4と同様
の操作をした。
【0122】該混合物を投入する際、エチルアクリレー
トの反応率を測定したところ、78重量%であった。
【0123】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返した。乾燥して赤色粒子(トナー粒子)を
得た。
【0124】粒子径を測定したところ、体積平均粒子径
が3.1μm、体積平均粒子径(D3)と数平均粒子径
(D1)の比(D3/D1)が1.06であった。
【0125】赤色粒子を重水素化クロロホルムに溶解し
NMR測定を行ったところ、該粒子に含有される樹脂に
は、スチレンユニットを含有していることが確認され
た。
【0126】該トナー粒子10部に対し、酸化チタン2
部をヘンシェルミキサーで混合し、酸化チタン粉末を外
添してトナーを得た。
【0127】上述のトナー8部を、粒径が25μmのフ
ェライトコアにスチレン−アクリル共重合体をコートし
たもの92部と混合して二成分現像剤とした。
【0128】キヤノン製フルカラーレーザー複写機CL
C−500改造機を用い、上記現像剤の画像評価を行っ
たところ、良好な画質のコピーが得られ、転写効率も良
好であった。
【0129】<実施例7>還流冷却管,窒素導入管,機
械的撹拌機をとりつけた反応容器に、 エチルベンゼン 270部 水 0.1部 過酸化ベンゾイル 1部 を投入し、さらに重合性単量体Aとして、 スチレン 30部 重合性単量体Bとして、 ε−カプロラクタム 120部 を投入し、さらに水素化ナトリウム 15部を投入し
て、窒素雰囲気流中でよく混合した。窒素雰囲気下70
℃のオイルバスで加熱し還流した。
【0130】スチレンの反応率が30重量%となった
時、このオイルバスを120℃に昇温し、さらに、 N−アセチル−ε−カプロラクタム 2部 を投入して、さらに2時間窒素雰囲気下で還流した。
【0131】室温まで冷却した後、分散液の固液分離と
洗浄を繰り返し、乾燥して白色重合体粒子を得た。
【0132】粒子径を測定したところ、体積平均粒子径
が10.43μm、体積平均粒子径(D3)と数平均粒
子径(D1)の比(D3/D1)は1.13であった。
【0133】重水素化ジメチルホルムアミドに溶解しN
MR測定を行ったところ、該粒子に含有される樹脂に
は、カプロラクタムユニットを含有していることが確認
された。
【0134】 <比較例1> 2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.1部 エチルアクリレート 4部 アクリル酸 2部 を反応容器に投入しなかった以外は、実施例1と同様の
操作をした。重合終了後室温まで冷却したところ、白色
の塊状物が沈殿しており、均一な粒子は得られなかっ
た。
【0135】
【発明の効果】本発明によると、重合性単量体から簡便
に重合性単量体又はその分散液あるいは電子写真用トナ
ーを再現性よく製造することができる。
【0136】さらに本発明によると、乳化剤や高分子分
散安定剤といった化合物の精製、乾燥、溶解といった工
程が不要であり、製造工程、コストなどを大幅に削減す
ることができる。
【0137】またさらに本発明によると、前述の重合性
単量体A、重合性単量体B及び溶媒の上記条件を満たす
あらゆる組み合わせにおいて、任意の組成で重合体粒子
又はトナー粒子を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 哲朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合性単量体A及び該重合性単量体Aを
    重合して生成された重合体が可溶であり、かつ重合性単
    量体Bが可溶であるが、重合性単量体Bを重合して生成
    された重合体は不溶である溶媒中で、少なくとも該重合
    性単量体A及び該重合性単量体Bを重合することによっ
    て、少なくとも該重合性単量体Bを単量体ユニットとし
    て含有する樹脂を含有する重合体粒子の分散液を製造す
    ることを特徴とする重合体粒子の分散液の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記重合性単量体Aの反応率が少なくと
    も10重量%を超えた後に、前記重合性単量体Bの重合
    を開始することを特徴とする請求項1に記載の重合体粒
    子の分散液の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記重合性単量体Aの反応率が少なくと
    も10重量%を超えた後に、前記重合性単量体Bを前記
    溶媒中に添加することを特徴とする請求項1又は2に記
    載の重合体粒子の分散液の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶媒は、全溶媒を基準として、0.
    1重量%乃至50重量%の水を含有していることを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載の重合体粒子の
    分散液の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記重合性単量体Bが、連鎖重合性の単
    量体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の重合体粒子の分散液の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記重合性単量体Bが、ビニル系単量体
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の重合体粒子の分散液の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記重合性単量体Aが、連鎖重合性の単
    量体であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか
    に記載の重合体粒子の分散液の製造方法。
  8. 【請求項8】 重合性単量体A及び該重合性単量体Aを
    重合して生成された重合体が可溶であり、かつ重合性単
    量体Bが可溶であるが、重合性単量体Bを重合して生成
    された重合体は不溶である溶媒中で、少なくとも該重合
    性単量体A及び該重合性単量体Bを重合することによっ
    て製造された、少なくとも該重合性単量体Bを単量体ユ
    ニットとして含有する樹脂を含有する重合体粒子の分散
    液であって、該重合体粒子は、体積平均粒子径(D3)
    と数平均粒子径(D1)の比(D3/D1)が1.0乃
    至1.4であることを特徴とする重合体粒子の分散液。
  9. 【請求項9】 前記重合性単量体Aの反応率が少なくと
    も10重量%を超えた後に、前記重合性単量体Bの重合
    を開始することを特徴とする請求項8に記載の重合体粒
    子の分散液。
  10. 【請求項10】 前記重合性単量体Aの反応率が少なく
    とも10重量%を超えた後に、前記重合性単量体Bを前
    記溶媒中に添加することを特徴とする請求項8又は9に
    記載の重合体粒子の分散液。
  11. 【請求項11】 前記溶媒は、全溶媒を基準として、
    0.1重量%乃至50重量%の水を含有していることを
    特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の重合体
    粒子の分散液。
  12. 【請求項12】 前記重合性単量体Bが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項8乃至11のいず
    れかに記載の重合体粒子の分散液。
  13. 【請求項13】 前記重合性単量体Bが、ビニル系単量
    体であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか
    に記載の重合体粒子の分散液。
  14. 【請求項14】 前記重合性単量体Aが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項8乃至13のいず
    れかに記載の重合体粒子の分散液。
  15. 【請求項15】 重合性単量体A及び該重合性単量体A
    を重合して生成された重合体が可溶であり、かつ重合性
    単量体Bが可溶であるが、重合性単量体Bを重合して生
    成された重合体は不溶である溶媒中で、少なくとも該重
    合性単量体A及び該重合性単量体Bを重合することによ
    って、少なくとも該重合性単量体Bを単量体ユニットと
    して含有する樹脂を含有する重合体粒子の分散液を製造
    し、該重合体粒子の分散液から該重合体粒子を得ること
    を特徴とする重合体粒子の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記重合性単量体Aの反応率が少なく
    とも10重量%を超えた後に、前記重合性単量体Bの重
    合を開始することを特徴とする請求項15に記載の重合
    体粒子の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記重合性単量体Aの重合物の反応率
    が少なくとも10重量%を超えた後に、前記重合性単量
    体Bを前記溶媒中に添加することを特徴とする請求項1
    5又は16に記載の重合体粒子の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記溶媒は、全溶媒を基準として、
    0.1重量%乃至50重量%の水を含有していることを
    特徴とする請求項15乃至17のいずれかに記載の重合
    体粒子の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記重合性単量体Bが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項15乃至18のい
    ずれかに記載の重合体粒子の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記重合性単量体Bが、ビニル系単量
    体であることを特徴とする請求項15乃至19のいずれ
    かに記載の重合体粒子の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記重合性単量体Aが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項15乃至20のい
    ずれかに記載の重合体粒子の製造方法。
  22. 【請求項22】 重合性単量体A及び該重合性単量体A
    を重合して生成された重合体が可溶であり、かつ重合性
    単量体Bが可溶であるが、重合性単量体Bを重合して生
    成された重合体は不溶である溶媒中で、少なくとも該重
    合性単量体A及び該重合性単量体Bを重合することによ
    って、少なくとも該重合性単量体Bを単量体ユニットと
    して含有する樹脂を含有する重合体粒子の分散液を製造
    し、該重合体粒子の分散液から得られた重合体粒子であ
    って、該重合体粒子は、体積平均粒子径(D3)と数平
    均粒子径(D1)の比(D3/D1)が1.0乃至1.
    4であることを特徴とする重合体粒子。
  23. 【請求項23】 前記重合性単量体Aの反応率が少なく
    とも10重量%を超えた後に、前記重合性単量体Bの重
    合を開始することを特徴とする請求項22に記載の重合
    体粒子。
  24. 【請求項24】 前記重合性単量体Aの重合物の反応率
    が少なくとも10重量%を超えた後に、前記重合性単量
    体Bを前記溶媒中に添加することを特徴とする請求項2
    2又は23に記載の重合体粒子。
  25. 【請求項25】 前記溶媒は、全溶媒を基準として、
    0.1重量%乃至50重量%の水を含有していることを
    特徴とする請求項22乃至24のいずれかに記載の重合
    体粒子。
  26. 【請求項26】 前記重合性単量体Bが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項22乃至25のい
    ずれかに記載の重合体粒子。
  27. 【請求項27】 前記重合性単量体Bが、ビニル系単量
    体であることを特徴とする請求項22乃至26のいずれ
    かに記載の重合体粒子。
  28. 【請求項28】 前記重合性単量体Aが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項22乃至27のい
    ずれかに記載の重合体粒子。
  29. 【請求項29】 重合性単量体A及び該重合性単量体A
    を重合して生成された重合体が可溶であり、かつ重合性
    単量体Bが可溶であるが、重合性単量体Bを重合して生
    成された重合体は不溶である溶媒中で、重合性単量体A
    及び重合性単量体Bを重合することによって、少なくと
    も該重合性単量体Bを単量体ユニットとして含有する樹
    脂、及び着色剤を含有するトナー粒子を製造することを
    特徴とする電子写真用トナーの製造方法。
  30. 【請求項30】 前記重合性単量体Aの総モル数を
    [A]、重合性単量体Bの総モル数を[B]としたと
    き、[B]/[A]の値が1乃至10000の範囲であ
    ることを特徴とする請求項29に記載の電子写真用トナ
    ーの製造方法。
  31. 【請求項31】 前記重合性単量体Aの反応率が10重
    量%乃至99重量%の範囲で、前記重合性単量体Bの重
    合を開始することを特徴とする請求項29又は30に記
    載の電子写真用トナーの製造方法。
  32. 【請求項32】 前記重合性単量体Bが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項29乃至31のい
    ずれかに記載の電子写真用トナーの製造方法。
  33. 【請求項33】 前記重合性単量体Bが、ビニル系単量
    体であることを特徴とする請求項29乃至32のいずれ
    かに記載の電子写真用トナーの製造方法。
  34. 【請求項34】 前記重合性単量体Aが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項29乃至33のい
    ずれかに記載の電子写真用トナーの製造方法。
  35. 【請求項35】 前記溶媒に含有される水の量が0.1
    乃至50重量%であることを特徴とする請求項29乃至
    34のいずれかに記載の電子写真用トナーの製造方法。
  36. 【請求項36】 前記重合性単量体Aの反応率が少なく
    とも10重量%を超えた後に、重合性単量体Bを前記溶
    媒中に添加することを特徴とする請求項29乃至35の
    いずれかに記載の電子写真用トナーの製造方法。
  37. 【請求項37】 前記溶媒中に少なくとも着色剤を溶解
    及び/又は分散させた後に重合性単量体Bの重合を行う
    ことを特徴とする請求項29乃至36のいずれかに記載
    の電子写真用トナーの製造方法。
  38. 【請求項38】 重合性単量体A及び該重合性単量体A
    を重合して生成された重合体が可溶であり、かつ重合性
    単量体Bが可溶であるが、重合性単量体Bを重合して生
    成された重合体は不溶である溶媒中で、重合性単量体A
    及び重合性単量体Bを重合することによって製造され
    た、少なくとも該重合性単量体Bを単量体ユニットとし
    て含有する樹脂、及び着色剤を含有するトナー粒子であ
    って、該トナー粒子は、体積平均粒子径が0.5μm乃
    至15μmの範囲であることを特徴とする電子写真用ト
    ナー。
  39. 【請求項39】 前記トナー粒子は、体積平均粒子径
    (D3)と数平均粒子径(D1)の比(D3/D1)が
    1.0乃至1.4の範囲であることを特徴とする請求項
    38に記載の電子写真用トナー。
  40. 【請求項40】 前記重合性単量体Aの総モル数を
    [A]、重合性単量体Bの総モル数を[B]としたと
    き、[B]/[A]の値が1乃至10000の範囲であ
    ることを特徴とする請求項38又は39に記載の電子写
    真用トナー。
  41. 【請求項41】 前記重合性単量体Aの反応率が10重
    量%乃至99重量%の範囲で、前記重合性単量体Bの重
    合を開始することを特徴とする請求項38乃至40のい
    ずれかに記載の電子写真用トナー。
  42. 【請求項42】 前記重合性単量体Bが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項38乃至41のい
    ずれかに記載の電子写真用トナー。
  43. 【請求項43】 前記重合性単量体Bが、ビニル系単量
    体であることを特徴とする請求項38乃至42のいずれ
    かに記載の電子写真用トナー。
  44. 【請求項44】 前記重合性単量体Aが、連鎖重合性の
    単量体であることを特徴とする請求項38乃至43のい
    ずれかに記載の電子写真用トナー。
  45. 【請求項45】 前記溶媒に含有される水の量が0.1
    乃至50重量%であることを特徴とする請求項38乃至
    44のいずれかに記載の電子写真用トナー。
  46. 【請求項46】 前記重合性単量体Aの重合を開始した
    後に、重合性単量体Bを前記溶媒中に添加することを特
    徴とする請求項38乃至45のいずれかに記載の電子写
    真用トナー。
  47. 【請求項47】 前記溶媒中に少なくとも着色剤を溶解
    及び/又は分散させた後に重合性単量体Bの重合を行う
    ことを特徴とする請求項38乃至46のいずれかに記載
    の電子写真用トナー。
JP4575097A 1997-02-28 1997-02-28 重合体粒子又はその分散液の製造方法及び電子写真用トナーの製造方法 Withdrawn JPH10237108A (ja)

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JPWO2014119482A1 (ja) * 2013-01-31 2017-01-26 日本ゼオン株式会社 重合トナーの製造方法

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JPWO2014119482A1 (ja) * 2013-01-31 2017-01-26 日本ゼオン株式会社 重合トナーの製造方法

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