JPH10237359A - 熱硬化性粉体塗料 - Google Patents

熱硬化性粉体塗料

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JPH10237359A
JPH10237359A JP3801997A JP3801997A JPH10237359A JP H10237359 A JPH10237359 A JP H10237359A JP 3801997 A JP3801997 A JP 3801997A JP 3801997 A JP3801997 A JP 3801997A JP H10237359 A JPH10237359 A JP H10237359A
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powder coating
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compound
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Kazuhiko Onishi
和彦 大西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐酸性、耐黄変性に優れた塗膜と提供する。 【解決手段】粉体塗料に、ハイドロタルサイト類化合物
を含有させてなることを特徴とする熱硬化性粉体塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐酸性に優れ、変
色の少ない塗膜を提供しうる熱硬化性粉体塗料に関す
る。
【0002】
【従来技術】従来より、車両、物置、配電盤等の屋外用
途に熱硬化性粉体塗料が塗装されている。しかしながら
これらのものから形成される粉体塗膜は酸性雨により塗
膜がエッチングされ汚れ易くなったり、塗膜に白化、シ
ミ等が発生するといった問題がある。
【0003】また、熱硬化性粉体塗料は、電気製品(冷
蔵庫、電子レンジ等)、食品関連製品(加工装置、容器
等)及び住宅関連製品(ロッカ−、キャビネット等)等
の屋内用途にも塗装されているが、これらの塗装面には
細菌、黴等の菌が繁殖して塗膜にシミ、斑点等を発生し
塗膜美観を損ねたり、塗膜が菌によって侵され製品の寿
命が短くなったりするといった欠点がある。
【0004】このような菌による害を防止するために、
例えば、金属イオンを有する燐酸塩系化合物を抗菌剤と
して含有する粉体塗料組成物(特開平6−25561号
公報)が知られている。しかしながら、このような抗菌
剤の多くは銀イオンなどを有するものであり、該抗菌剤
を塗料に配合すると、微量ではあるが銀イオンが溶出
し、塗料の変色(白色塗料では茶褐色又はコ−ヒ−ブラ
ウン)や経時的な塗膜の変色が起こるという問題があっ
た。このため、淡彩色塗料にこれら無機系抗菌剤を使用
することは、事実上困難であった。さらに、これら無機
系抗菌剤は、塗膜形成後、抗菌有効成分の塗膜内への拡
散浸透性(ハロ−効果)が低く、十分な抗菌性を得るに
は、該抗菌剤を塗膜中に高濃度に存在せしめる必要があ
った。
【0005】銀イオンに起因する変色を防止する方策と
して、ベンゾトリアゾ−ル系化合物、オキザリックアシ
ッドアニリド系化合物、サリチル酸系化合物、ヒンダ−
ドアミン系化合物及びヒンダ−ドフェノ−ル系化合物等
を変色防止剤として使用し、銀イオンを担持する無機系
抗菌剤を含有する塗料に配合せしめるなども提案されて
いる(特開昭63−265958号、特開平6−149
79号など)。しかしながら、これら方策によっても銀
イオンに起因する変色を完全に防止するには至っておら
ず、さらにこれら方策ではハロ−効果の発現に何ら効果
を有するものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐酸性に優
れ、変色の少ない熱硬化性粉体塗料を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、熱硬化性粉体塗料
にハイドロサルタイト類化合物を配合することが極めて
有効であることを見出し、本発明を完成した。
【0008】即ち、本発明は、 1、粉体塗料に、ハイドロタルサイト類化合物を含有さ
せてなることを特徴とする熱硬化性粉体塗料、 2、粉体塗料が抗菌性粉体塗料であることを特徴とする
上記の熱硬化性粉体塗料に係わる。
【0009】本発明で使用する粉体塗料は、加熱によっ
て架橋硬化する従来から公知のものが使用できる。該粉
体塗料としては、好ましくは官能基を有する基体樹脂に
該官能基と架橋反応する基を有する硬化剤とを組合わせ
て配合してなるものが使用できる。
【0010】基体樹脂と架橋剤との組合わせの代表例と
しては、水酸基含有基体樹脂にブロックポリイソシアネ
−ト化合物、アミノ樹脂等の硬化剤を配合したもの、エ
ポキシ基含有基体樹脂にポリカルボン酸(カルボン酸無
水物も含む)化合物、エポキシカチオン重合触媒、アミ
ド化合物等を配合したもの、ポリカルボン酸基体樹脂に
ポリエポキシドなどを配合したものが挙げられる。
【0011】基体樹脂としては、重量平均分子量約50
00〜100000、好ましくは6000〜50000
の範囲の軟化点約30〜140℃、好ましくは約40〜
120℃の範囲のものが好適である。重量平均分子量が
約5000を下回ると耐水性、耐候性、耐酸性等の塗膜
性能が低下し、一方、100000を越えると抗菌性、
平滑性等が低下するので好ましくない。また、軟化点が
30℃を下回ると塗料のブロッキング性が低下し、一
方、140℃を上回ると抗菌性、平滑性等観が低下する
ので好ましくない。
【0012】基体樹脂中の官能基の数は、1分子当たり
平均約2個以上が良い。この範囲を下回ると抗菌剤を塗
膜に固定化することが困難となり、その結果として抗菌
性が低下するので好ましくない。更に好ましくは平均約
2〜500個の範囲である。
【0013】基体樹脂としては、例えば、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、シリコ−ン系樹脂、フッソ系
樹脂等の樹脂中に水酸基が導入された水酸基含有基体樹
脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の樹脂中に
エポキシ基が導入されたものやビスフェノ−ル−エピク
ロルヒドリン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹
脂等のエポキシ基含有基体樹脂、アクリル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、フッソ系樹脂等の樹脂中にカルボキシ
ル基が導入されたポリカルボン酸基体樹脂等が挙げられ
る。これらの樹脂は1種もしくは2種以上組合わせて使
用することができる。そしてハイブリッドの形でも使用
することができる。
【0014】また、硬化剤としては、重量平均分子量約
98〜10000、好ましくは約100〜5000の範
囲のものが良い。重量平均分子量約98を下回るものは
入手し難く、一方、約10000を上回ると抗菌性、平
滑性等が低下するので好ましくない。硬化剤としては、
例えば、ε−カプロラクタムブロックイソホロンジイソ
シアネ−ト等のブロックポリイソシアネ−ト化合物、ヘ
キサメトキシメラミン樹脂等のアミノ樹脂、アジピン
酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、無水アジピン酸、無
水トリメリット酸等のポリカルボン酸化合物、ポリエス
テルポリカルボン酸樹脂、ベンジル−4−ヒドロキシフ
ェニルメチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネ−
ト等の芳香族スルホニウム塩のカチオン重合触媒、ジシ
アンジアミド、アジピン酸ジヒドラジッド等のアミド化
合物、トリグリシジルイソシアヌレ−ト等のポリエポキ
シド等が代表例として挙げられる。
【0015】基体樹脂と硬化剤との配合割合は、基体樹
脂100重量部当たりカチオン重合触媒の場合には約
0.01〜10重量部、好ましくは約0.1〜5重量部
の範囲、カチオン重合触媒以外の場合には約10〜10
0重量部、好ましくは約15〜80重量部の範囲が好適
である。
【0016】本発明で使用するハイドロサルタイト類化
合物は、2価金属及び3価金属の水酸化物がプラスに荷
電した基本層とアニオンの中間層とからなる積層構造を
有するものである。2価金属としては、例えばMg2
+、Mn2+、Fe2+、Co2+、Ni2+、Cu2
+、Zn2+ などが挙げられ、3価金属としては、例
えばAl3+、Fe3+、Cr3+、Co3+、In3
+などが挙げられ、アニオンとしては、例えばOH−、
F−、CI−、Br−、NO3−、CO32−、SO4
2−、Fe(CN)64−、CH3COO−、蓚酸アニ
オン、サリチル酸アニオンなどを挙げることができる。
また、中間層にはその構造に適した結晶水が含まれる。
【0017】これらの中でも、特に2価金属としてMg
2+、3価金属としてAl3+、アニオンとしてCO3
2−の組合せのものが良い。
【0018】ハイドロサルタイト類化合物の具体例とし
ては、例えば商品名としてキョーワード500(協和化
学工業株式会社製、商品名、Mg6AI2(OH)16
CO3・4H2O)、キョーワード1000(協和化学
工業株式会社製、商品名、Mg4.5AI2(OH)1
3CO3・3.5H2O)、DHTー4A(協和化学工業
株式会社製、商品名、Mg4.3AI2(OH)12.
6CO3・mH2O)が挙げられる。また、該ハイドロ
サルタイト類化合物は粉末状物質であって、粒度が、特
に50μm以下のものが90重量%以上のもの、更に5
μm以下のものが90重量%以上のものが好ましい。
【0019】ハイドロサルタイト類化合物の配合割合
は、最終的に得られる熱硬化性粉体塗料中にこのものを
約0.01〜50重量%、好ましくは約0.1〜20重
量%の範囲である。配合割合が約0.01重量%を下回
ると塗膜の耐酸性、耐変色性などに対する効果が少なく
なり、一方約50重量%を越えると塗膜の平滑性、光沢
などが低下するので好ましくない。
【0020】本発明で使用する熱硬化性粉体塗料には、
抗菌剤、特に銀イオンを担持させた無機系抗菌剤を配合
することができる。該抗菌剤としては、銀イオンを担持
させた無機化合物であれば特に制限なく従来公知のもの
が使用できる。銀イオンを担持させる無機化合物として
は、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着
剤、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジルコ
ニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム、含水酸化ビ
スマス、含水酸化ジルコニウムなどが挙げられる。
【0021】これらの無機化合物に銀イオンを担持させ
る方法には、特に制限なく従来知られた担持方法がいず
れも採用できる。例えば物理吸着又は化学吸着により担
持させる方法、イオン交換反応により担持させる方法、
結合剤により担持させる方法、銀化合物を無機化合物に
打ち込むことにより担持させる方法、蒸着、溶解析出反
応、スパッタ等の薄膜形成法により無機化合物の表面に
銀化合物の薄層を形成させることにより担持させる方法
等が挙げられる。上記無機化合物の中で、無機イオン交
換体は銀イオンを強固に担持できることから好ましく、
特にゼオライトやリン酸ジルコニウム塩などが好適に使
用できる。
【0022】該化合物の具体例としては、例えば「ノバ
ロンAG−300」(東亜合成化学社製、銀イオン担持
リン酸ジルコニウム)、「ゼオミックAW−10D」
(シナネンニュ−セラミック社製、銀イオン担持ゼオラ
イト)などの市販品も利用できる。
【0023】銀イオンを担持させた無機系抗菌剤の粒径
は、塗装後の仕上り性、抗菌剤の有効面積などから平均
粒径0.001〜20μm以下、好ましくは0.01〜
10μmの微粒子状であることが望ましい。
【0024】銀イオンを担持させた無機系抗菌剤の配合
割合は、熱硬化性樹脂100重量部に対して好ましくは
0.05〜50重量部、さらに好ましくは0.5〜10
重量部が抗菌効果及び経済性から好適である。
【0025】本発明で使用する熱硬化性粉体塗料にはビ
ス(ピリジン−2−チオ−ル−1−オキシド)亜鉛塩
は、いわゆるジンクピリチオンを必要に応じて配合する
ことができる。ビス(ピリジン−2−チオ−ル−1−オ
キシド)亜鉛塩の粒径は、塗装後の仕上り性、抗菌剤の
有効面積などから平均粒径0.001〜20μm以下、
好ましくは0.01〜10μmの微粒子状であることが
望ましい。
【0026】ビス(ピリジン−2−チオ−ル−1−オキ
シド)亜鉛塩の配合割合は、熱硬化性樹脂100重量部
に対して好ましくは0.001〜20重量部、さらに好
ましくは0.05〜5重量部が抗菌効果、変色防止能及
び経済性から好適である。
【0027】本発明の熱硬化性粉体塗料には、上記以外
に必要に応じてベンゾトリアゾ−ル系化合物、その他の
紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、硬化促進剤、流
動性調節剤、ハジキ防止剤、ブロッキング防止剤、充填
剤、着色剤、防錆剤などを配合することができる。
【0028】本発明の熱硬化性粉体塗料は、例えば、基
体樹脂、硬化剤、ハイドロサルタイト類化合物必要に応
じて無機系抗菌剤や上記その他の配合物の全成分を2軸
エクストル−ダ−等で溶融混合した後、冷却、粉砕、濾
過することにより製造できる。
【0029】本発明の熱硬化性粉体塗料は、平均粒子径
約10〜80μm、更に、約20〜60μmの範囲が好
適である。
【0030】平均粒子径が約10μmを下回ると塗膜仕
上り外観、塗膜性能等が悪くなり、一方、約80μmを
上回ると静電粉体塗装作業性等が悪くなるので好ましく
ない。
【0031】本発明の熱硬化性粉体塗料は、被塗物に粉
体塗装し、焼付け(例えば、約150℃以上の温度で約
30分間)によって硬化塗膜を形成することができる。
【0032】粉体塗装は、それ自体公知の方法、例え
ば、静電粉体塗装、摩擦帯電粉体塗装、流動浸漬等の塗
装方法によって行うことができる。
【0033】塗装膜厚は、特に制限されないが、約30
μm〜500μm、好ましくは約50μm〜100μm
の範囲が好適である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、熱硬化性粉体塗料にハ
イドロサルタイト類化合物を含有させることにより耐酸
性に優れた塗膜が形成される。この理由としては、ハイ
ドロサルタイト類化合物成分がアニオン交換性を有する
こと、結晶性でプラスに荷電すること、塩基性であるこ
となどの性質を持つことから、例えば酸性雨による酸性
物質を中和するとともにアニオン交換が可能な塗膜が形
成されたことによるものと推察される。
【0035】また、銀イオンを担持させた無機系抗菌剤
を配合した熱硬化性粉体塗料においては、耐変色性に優
れた塗膜が形成される。この理由としては、塗膜中の銀
イオンは、通常水、空気や排気ガスなどに含まれる酸性
汚染物質により酸化銀、硫化銀などに変化して黄色や黒
色に変色して悪影響を及ぼすが、本発明で使用するハイ
ドロサルタイト類化合物が酸性物質と銀イオンとが反応
して変色する前に酸性物質を取り込むと同時に取り込ん
だ酸性物質を空気や水中に放出するので着色の少ない塗
膜を形成することができたものと推察される。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。尚、部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。
【0037】実施例1 グリシジル基含有アクリル系樹脂(グリシジルメタクリ
レ−ト/スチレン/メチルメタクリレ−ト/n−ブチル
アクリレ−ト=40/10/20/30“重量比”平均
分子量8000、軟化点85℃、平均粒子径約35μ
m)1000重量部、ドデカン二酸290重量部、DH
Tー4A(協和化学工業株式会社製、商品名、Mg4.
3AI2(OH)12.6CO3・mH2O、以下同様
の意味を示す)50重量部及びチタン白JR−701を
500重量部配合したものを2軸エクストル−ダ−で溶
融混練した後、冷却、粉砕、濾過して平均粒子径約35
μmの実施例1の熱硬化性粉体塗料を製造した。
【0038】実施例2 エピコ−ト1004(ダウケミカル社製、軟化点97〜
103℃、平均分子量約1400、エポキシ樹脂、以下
同様の意味を示す)1000重量部、アジピン酸ジヒド
ラジッド50重量部、DHTー4Aを50重量部、ノバ
ロンAG−300(東亜合成化学工業社製、商品名、銀
イオン担持燐酸ジルコニウム、平均粒子径約0.3〜
0.8μm、以下同様の意味を示す)14重量部を2軸
エクストル−ダ−で溶融混練した後、冷却、粉砕、濾過
して平均粒子径約30μmの実施例2の熱硬化性粉体塗
料を製造した。
【0039】実施例3 ポリエステル樹脂ER−7200(日本エステル社製、
商品名、水酸基含有ポリエステル樹脂、軟化点80℃)
1000重量部、ε−カプロラクタムブロックイソホロ
ンジイソシアネ−ト105重量部、TK−1(武田薬品
工業株式会社製、商品名、錫系触媒)10重量部の配合
物、DHTー4Aを50重量部、ノバロンAG−300
を20重量部及びチタン白JR−701を500重量部
を配合したものを2軸エクストル−ダ−で溶融混練した
後、冷却、粉砕、濾過して平均粒子径約40μmの実施
例3の熱硬化性粉体塗料を製造した。
【0040】比較例1 実施例1においてDHTー4Aを使用しない以外は実施
例1と同様にして比較例1の熱硬化性粉体塗料を製造し
た。
【0041】比較例2 実施例2においてDHTー4Aを使用しない以外は実施
例2と同様にして比較例2の熱硬化性粉体塗料を製造し
た。
【0042】比較例3 実施例3においてDHTー4Aを使用しない以外は実施
例3と同様にして比較例3の熱硬化性粉体塗料を製造し
た。
【0043】実施例1〜3及び比較例1〜3の熱硬化性
粉体塗料の塗膜性能試験結果を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】表1において試験は次の様にして行った。
【0046】塗膜性能試験 塗装板の調整:燐酸亜鉛処理した鋼板に乾燥膜厚が約6
0μmになるように静電粉体塗装し、180℃で30分
間焼付けを行ったものを試験片として使用した。
【0047】表1において塗膜外観、鏡面反射率、硬化
性及び加工性は下記の方法で試験した。
【0048】塗膜外観:塗膜表面を目視で観察し評価し
た。◎は平滑性、チヂミ等の異常がないもの、○は平滑
性、チヂミ等があるが実用上問題がないもの、△は平滑
性、チヂミ等の異常が認められるもの、×は平滑性、チ
ヂミ等の異常が著しく認められるもの。
【0049】鏡面反射率:JIS K−5400の60
度鏡面光沢度を測定した。
【0050】硬化性:塗膜表面をキシレンを含浸させた
ガ−ゼを指先で強く往復10回払拭した後の外観を目視
評価した。○は表面に異常がなく硬化性が良いもの、△
はわずかに表面に傷が認められ硬化性が劣るもの、×は
表面が溶解し硬化性が著しく劣るもの。
【0051】耐酸性:10%硫酸水溶液0.5ccを塗面
上にスポットし、20℃、75%RHで48時間放置し
た後水洗し、塗面を観察した。全く異常がないものを
◎、塗面が若干艶がひけたが良好なものものを○、白化
や、艶がひけたものを△、白化や、艶引けが著しいもの
を×とした。
【0052】抗菌性:試験塗板を抗菌性の持続力を調べ
る目的でサンシャインウェザ−メ−タ−に500時間暴
露した。得られた暴露前後の各試験塗板を以下の抗菌性
試験に供した。
【0053】被検菌として黄色ブドウ球菌( Staphyloc
occus aureus)を用い、該菌液を上記試験塗板表面に、
該試験塗板1枚当たりの菌数が105 個となるように一様
に接種し、37℃で6時間保存後、菌数測定用培地( S
CDLP液体培地:カゼイン製ヘプトン17g,大豆製ヘプトン
3g,リン酸一水素カリウム2.5g,ブドウ糖2.5g,塩化ナト
リウム5gを純水1リットルに溶解させたもの)で試験塗
板上の生残菌を洗いだした。この洗液を試験液として菌
数測定用培地による混釈平板培養法にて37℃で2日間
培養した後、各試験塗板1枚当たりの生菌数に換算し
た。
【0054】菌の拡散浸透防止性(ハロ−効果):塗装
板から剥がし取った塗膜片を、寒天入りブイヨン培地の
入ったプラスチックシャ−レ中央に置き、これに黄色ブ
ドウ球菌( Staphylococcus aureus)懸濁液1mlを接種
し、37℃で7日間培養した後、プラスチックシャ−レ
内の菌発生の有無を調べた。−は試験片上にも菌の発生
は認められないもの(ハロ−効果があるもの)、+は試
験片上には認められないが培地に菌の発生が認められる
もの(ハロ−効果がないもの)。
【0055】塗膜耐変色性:上記菌の拡散浸透防止法で
試験した塗膜を水で水洗、乾燥を行った後、菌の試験前
の塗膜と比較して耐変色性を調べた。○は僅かに黄変の
感があるが、実用上問題とならないもの、△は黄変して
いるもの、×は著しく黄変しているもの。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体塗料に、ハイドロタルサイト類化合物
    を含有させてなることを特徴とする熱硬化性粉体塗料。
  2. 【請求項2】粉体塗料が抗菌性粉体塗料であることを特
    徴とする請求項1記載の熱硬化性粉体塗料。
JP3801997A 1997-02-21 1997-02-21 熱硬化性粉体塗料 Pending JPH10237359A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1102677A4 (en) * 1999-04-09 2002-01-09 Milliken & Co METHOD FOR INHIBITING COLOR CHANGE IN A PLASTIC OBJECT CONTAINING SILVER-BASED ANTIMICROBIAL ACTIVE SUBSTANCES
WO2016080220A1 (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 旭硝子株式会社 粉体塗料用フルオロオレフィン共重合体粉末の製造方法、粉体塗料用組成物、粉体塗料および塗装物品
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