JPH10237577A - 溶接用高力アルミニウム合金 - Google Patents
溶接用高力アルミニウム合金Info
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- JPH10237577A JPH10237577A JP4207997A JP4207997A JPH10237577A JP H10237577 A JPH10237577 A JP H10237577A JP 4207997 A JP4207997 A JP 4207997A JP 4207997 A JP4207997 A JP 4207997A JP H10237577 A JPH10237577 A JP H10237577A
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- JP
- Japan
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- welding
- strength
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- cracking resistance
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 母材と溶接継手の強度が高く、耐応力腐食割
れ性と耐溶接割れ性に優れ、薄肉化が可能な非熱処理型
の溶接用高力アルミニウム合金を提供する。 【解決手段】 Mg4.0〜7.0wt%、Sc0.1〜
0.3wt%、Ti0.005〜0.2wt%、B0.00
01〜0.08wt%を含有し、Mn0.01〜1.5wt
%、Cr0.01〜0.6wt%、V0.01〜0.5wt
%、Ni0.05〜3.0wt%、Mo0.01〜0.5
wt%のうちの少なくとも1元素を含有し、残部がアルミ
ニウムおよび不可避不純物からなる溶接用高力アルミニ
ウム合金。
れ性と耐溶接割れ性に優れ、薄肉化が可能な非熱処理型
の溶接用高力アルミニウム合金を提供する。 【解決手段】 Mg4.0〜7.0wt%、Sc0.1〜
0.3wt%、Ti0.005〜0.2wt%、B0.00
01〜0.08wt%を含有し、Mn0.01〜1.5wt
%、Cr0.01〜0.6wt%、V0.01〜0.5wt
%、Ni0.05〜3.0wt%、Mo0.01〜0.5
wt%のうちの少なくとも1元素を含有し、残部がアルミ
ニウムおよび不可避不純物からなる溶接用高力アルミニ
ウム合金。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延材、押出材、
鍛造材などとして溶接構造材に用いられる、母材と溶接
継手の強度が高く、耐応力腐食割れ性と耐溶接割れ性に
優れ、薄肉化が可能なAl−Mg系の溶接用高力アルミ
ニウム合金に関する。
鍛造材などとして溶接構造材に用いられる、母材と溶接
継手の強度が高く、耐応力腐食割れ性と耐溶接割れ性に
優れ、薄肉化が可能なAl−Mg系の溶接用高力アルミ
ニウム合金に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金は、熱伝導性が良い、
熱膨張係数が大きい、表面に酸化皮膜が生成し易いなど
の性質のため、鉄鋼材料に較べて溶接施工管理が難し
く、その溶接構造材としての用途は限られていた。しか
し、アルミニウム合金は、合金組成の改良、溶接機器や
溶接施工法の目覚ましい進歩により、鉄道車両、船舶、
化学・食品工業用装置、航空・宇宙機器などの溶接構造
材として広範に用いられるようになってきた。ところ
で、アルミニウム合金の中では、6000系や7000
系に代表される熱処理型合金は高強度であっても、高
い溶接強度を得るには溶接後に熱処理が必要、溶接割
れが生じ易い、溶接熱の影響部は強度(特に耐力)が
低下するなどの難点がある。一方、Mg含有量の多いJ
IS−A5083やJIS−A5456合金などの非熱
処理型合金は溶接後の熱処理が不要であり、耐食性にも
優れるが、溶接継手が溶接時の入熱により完全焼鈍さ
れ、加工硬化による強度が失われるため、溶接継手の引
張強さは280〜350N/mm2 の水準に留まってい
る。
熱膨張係数が大きい、表面に酸化皮膜が生成し易いなど
の性質のため、鉄鋼材料に較べて溶接施工管理が難し
く、その溶接構造材としての用途は限られていた。しか
し、アルミニウム合金は、合金組成の改良、溶接機器や
溶接施工法の目覚ましい進歩により、鉄道車両、船舶、
化学・食品工業用装置、航空・宇宙機器などの溶接構造
材として広範に用いられるようになってきた。ところ
で、アルミニウム合金の中では、6000系や7000
系に代表される熱処理型合金は高強度であっても、高
い溶接強度を得るには溶接後に熱処理が必要、溶接割
れが生じ易い、溶接熱の影響部は強度(特に耐力)が
低下するなどの難点がある。一方、Mg含有量の多いJ
IS−A5083やJIS−A5456合金などの非熱
処理型合金は溶接後の熱処理が不要であり、耐食性にも
優れるが、溶接継手が溶接時の入熱により完全焼鈍さ
れ、加工硬化による強度が失われるため、溶接継手の引
張強さは280〜350N/mm2 の水準に留まってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、これまでにA
l−Mg系合金の溶接継手の強度向上が、Mg含有量の
増加と、その他合金元素による結晶組織の改良により種
々検討されてきた。しかし、Mg含有量の増加は、製造
加工性を悪化させ、またβ相を析出させて耐応力腐食割
れ性を低下させる弊害を伴う。この耐応力腐食割れ性の
低下は、Mg含有量または冷間加工量の増大に伴い顕著
になる。このためAl−Mg系合金は、Mg含有量を低
く抑えた上、冷間加工を軽く施すH32により加工され
ているが、この加工法では強度が十分向上せず、溶接構
造材の薄肉化に対応できない状況にある。本発明は、母
材と溶接継手の強度が高く、耐応力腐食割れ性と耐溶接
割れ性に優れ、薄肉化が可能な非熱処理型の溶接用高力
アルミニウム合金の提供を目的とする。
l−Mg系合金の溶接継手の強度向上が、Mg含有量の
増加と、その他合金元素による結晶組織の改良により種
々検討されてきた。しかし、Mg含有量の増加は、製造
加工性を悪化させ、またβ相を析出させて耐応力腐食割
れ性を低下させる弊害を伴う。この耐応力腐食割れ性の
低下は、Mg含有量または冷間加工量の増大に伴い顕著
になる。このためAl−Mg系合金は、Mg含有量を低
く抑えた上、冷間加工を軽く施すH32により加工され
ているが、この加工法では強度が十分向上せず、溶接構
造材の薄肉化に対応できない状況にある。本発明は、母
材と溶接継手の強度が高く、耐応力腐食割れ性と耐溶接
割れ性に優れ、薄肉化が可能な非熱処理型の溶接用高力
アルミニウム合金の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
Mg4.0〜7.0wt%、Sc0.1〜0.3wt%、T
i0.005〜0.2wt%、B0.0001〜0.08
wt%を含有し、Mn0.01〜1.5wt%、Cr0.0
1〜0.6wt%、V0.01〜0.5wt%、Ni0.0
5〜3.0wt%、Mo0.01〜0.5wt%のうちの少
なくとも1元素を含有し、残部がアルミニウムおよび不
可避不純物からなることを特徴とする溶接用高力アルミ
ニウム合金である。
Mg4.0〜7.0wt%、Sc0.1〜0.3wt%、T
i0.005〜0.2wt%、B0.0001〜0.08
wt%を含有し、Mn0.01〜1.5wt%、Cr0.0
1〜0.6wt%、V0.01〜0.5wt%、Ni0.0
5〜3.0wt%、Mo0.01〜0.5wt%のうちの少
なくとも1元素を含有し、残部がアルミニウムおよび不
可避不純物からなることを特徴とする溶接用高力アルミ
ニウム合金である。
【0005】請求項2記載の発明は、Mg4.0〜7.
0wt%、Sc0.1〜0.3wt%、Ti0.005〜
0.2wt%、B0.0001〜0.08wt%を含有し、
Mn0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜0.6wt
%、V0.01〜0.5wt%、Ni0.05〜3.0wt
%、Mo0.01〜0.5wt%のうちの少なくとも1元
素を含有し、さらにAg0.03〜1.0wt%、Cu
0.05〜0.1wt%、Zr0.01〜0.25wt%の
うちの少なくとも1元素を含有し、残部がアルミニウム
および不可避不純物からなることを特徴とする溶接用高
力アルミニウム合金である。
0wt%、Sc0.1〜0.3wt%、Ti0.005〜
0.2wt%、B0.0001〜0.08wt%を含有し、
Mn0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜0.6wt
%、V0.01〜0.5wt%、Ni0.05〜3.0wt
%、Mo0.01〜0.5wt%のうちの少なくとも1元
素を含有し、さらにAg0.03〜1.0wt%、Cu
0.05〜0.1wt%、Zr0.01〜0.25wt%の
うちの少なくとも1元素を含有し、残部がアルミニウム
および不可避不純物からなることを特徴とする溶接用高
力アルミニウム合金である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明における合金元素の
役割とその限定理由について説明する。Mgは母材、特
に溶接継手の強度向上および耐溶接割れ性の改善に寄与
する。その含有量を4.0〜7.0wt%に規定する理由
は、4.0wt%未満では強度が十分に向上せず、7.0
wt%を超えると製造加工性(展延性)が低下するととも
に、常温以上の温度に保持しておくと経時的にβ相が析
出してきて、粒界腐食や応力腐食割れが起き易くなるた
めである。Mgの特に望ましい含有量は5.0〜6.3
wt%である。
役割とその限定理由について説明する。Mgは母材、特
に溶接継手の強度向上および耐溶接割れ性の改善に寄与
する。その含有量を4.0〜7.0wt%に規定する理由
は、4.0wt%未満では強度が十分に向上せず、7.0
wt%を超えると製造加工性(展延性)が低下するととも
に、常温以上の温度に保持しておくと経時的にβ相が析
出してきて、粒界腐食や応力腐食割れが起き易くなるた
めである。Mgの特に望ましい含有量は5.0〜6.3
wt%である。
【0007】Scは母材と溶接継手の強度を大幅に向上
させ、本発明にとって不可欠な元素である。またScは
耐応力腐食割れ性や耐溶接割れ性を低下させることがな
い。その含有量を0.1〜0.3wt%に規定した理由
は、0.1wt%未満ではその効果が十分に得られず、
0.3wt%を超えるとその効果が飽和して不経済な上、
加工性が低下するためである。Scの特に望ましい含有
量は0.1〜0.25wt%である。
させ、本発明にとって不可欠な元素である。またScは
耐応力腐食割れ性や耐溶接割れ性を低下させることがな
い。その含有量を0.1〜0.3wt%に規定した理由
は、0.1wt%未満ではその効果が十分に得られず、
0.3wt%を超えるとその効果が飽和して不経済な上、
加工性が低下するためである。Scの特に望ましい含有
量は0.1〜0.25wt%である。
【0008】TiおよびBは、母材中の添加元素を均一
に分散させ、また結晶粒を微細化して溶接性を向上させ
る。さらにScの強度向上効果を促進する。Tiの含有
量を0.005〜0.2wt%に規定する理由は、0.0
05wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.2wt
%を超えると巨大化合物が生成して靱性や加工性が低下
するためである。Tiの特に望ましい含有量は0.00
8〜0.1wt%である。Bの含有量を0.0001〜
0.08wt%に規定する理由は、0.0001wt%未満
では結晶粒が十分微細化されず、0.08wt%を超える
と靱性や加工性が低下するためである。Bの特に望まし
い含有量は0.001〜0.06wt%である。
に分散させ、また結晶粒を微細化して溶接性を向上させ
る。さらにScの強度向上効果を促進する。Tiの含有
量を0.005〜0.2wt%に規定する理由は、0.0
05wt%未満ではその効果が十分に得られず、0.2wt
%を超えると巨大化合物が生成して靱性や加工性が低下
するためである。Tiの特に望ましい含有量は0.00
8〜0.1wt%である。Bの含有量を0.0001〜
0.08wt%に規定する理由は、0.0001wt%未満
では結晶粒が十分微細化されず、0.08wt%を超える
と靱性や加工性が低下するためである。Bの特に望まし
い含有量は0.001〜0.06wt%である。
【0009】Mn、Cr、V、Ni、Moの各元素は耐
応力腐食割れ性および強度を向上させる。前記各元素の
含有量を、Mn0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜
0.6wt%、V0.01〜0.5wt%、Ni0.05〜
3.0wt%、Mo0.01〜0.5wt%にそれぞれ規定
する理由は、前記規定値未満ではいずれの元素もその効
果が十分に発現されず、前記規定値を超えるといずれの
元素も巨大晶出物となって析出し、靱性や加工性などが
低下するためである。これら元素の特に望ましい含有量
はMn0.1〜1.0wt%、Cr0.05〜0.4wt
%、V0.05〜0.3wt%、Ni0.1〜2.0wt
%、Mo0.03〜0.3wt%である。
応力腐食割れ性および強度を向上させる。前記各元素の
含有量を、Mn0.01〜1.5wt%、Cr0.01〜
0.6wt%、V0.01〜0.5wt%、Ni0.05〜
3.0wt%、Mo0.01〜0.5wt%にそれぞれ規定
する理由は、前記規定値未満ではいずれの元素もその効
果が十分に発現されず、前記規定値を超えるといずれの
元素も巨大晶出物となって析出し、靱性や加工性などが
低下するためである。これら元素の特に望ましい含有量
はMn0.1〜1.0wt%、Cr0.05〜0.4wt
%、V0.05〜0.3wt%、Ni0.1〜2.0wt
%、Mo0.03〜0.3wt%である。
【0010】Agは耐応力腐食割れ性および強度を向上
させる。その含有量を0.03〜1.0wt%に規定する
理由は、0.03wt%未満ではその効果が十分に得られ
ず、1.0wt%を超えると加工性や溶接性が低下するた
めである。Agの特に望ましい含有量は0.05〜0.
7wt%である。
させる。その含有量を0.03〜1.0wt%に規定する
理由は、0.03wt%未満ではその効果が十分に得られ
ず、1.0wt%を超えると加工性や溶接性が低下するた
めである。Agの特に望ましい含有量は0.05〜0.
7wt%である。
【0011】Cuは耐応力腐食割れ性および強度を向上
させる。その含有量を0.05〜0.1wt%に規定する
理由は、0.05wt%未満ではその効果が十分に得られ
ず、0.1wt%を超えると加工性および溶接性が低下す
るためである。
させる。その含有量を0.05〜0.1wt%に規定する
理由は、0.05wt%未満ではその効果が十分に得られ
ず、0.1wt%を超えると加工性および溶接性が低下す
るためである。
【0012】Zrは溶接性および強度を向上させる。S
cと共存すると相乗効果により強度が著しく向上する。
その含有量を0.03〜0.25wt%に規定する理由
は、0.03wt%未満ではその効果が十分に得られず、
0.25wt%を超えると強度または加工性が低下するた
めである。Zrの最も望ましい含有量は0.05〜0.
2wt%である。
cと共存すると相乗効果により強度が著しく向上する。
その含有量を0.03〜0.25wt%に規定する理由
は、0.03wt%未満ではその効果が十分に得られず、
0.25wt%を超えると強度または加工性が低下するた
めである。Zrの最も望ましい含有量は0.05〜0.
2wt%である。
【0013】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。表1に示す組成の本発明例合金(No.1〜6)、比較例
合金 (No.7〜10) 、および従来合金(No.11, JIS−A
5083合金)を半連続水冷鋳造装置を用いて厚さ50
0〜600mmの鋳塊に鋳造した。次にこの鋳塊を54
0℃で10時間加熱して均質化処理したのち、圧延開始
温度500℃にて厚さ50mmの厚板に熱間圧延し、次
いで370℃で2時間焼鈍した。
る。表1に示す組成の本発明例合金(No.1〜6)、比較例
合金 (No.7〜10) 、および従来合金(No.11, JIS−A
5083合金)を半連続水冷鋳造装置を用いて厚さ50
0〜600mmの鋳塊に鋳造した。次にこの鋳塊を54
0℃で10時間加熱して均質化処理したのち、圧延開始
温度500℃にて厚さ50mmの厚板に熱間圧延し、次
いで370℃で2時間焼鈍した。
【0014】焼鈍後の厚板について、引張強さ、耐力、
応力腐食割れ性、溶接割れ性を試験した。 また、熱間
圧延上がりの厚板を焼鈍せずに厚さ3mmの薄板に冷間
圧延し、次いでこれを370℃で2時間焼鈍した。この
焼鈍後の薄板について、前記厚板と同じ試験を行った。
引張強さと耐力は母材と溶接継手について試験した。結
果を表2に示す。
応力腐食割れ性、溶接割れ性を試験した。 また、熱間
圧延上がりの厚板を焼鈍せずに厚さ3mmの薄板に冷間
圧延し、次いでこれを370℃で2時間焼鈍した。この
焼鈍後の薄板について、前記厚板と同じ試験を行った。
引張強さと耐力は母材と溶接継手について試験した。結
果を表2に示す。
【0015】以下に各試験条件を示す。 〔引張試験〕 試験片:JIS−Z2201の5号試験片。 試験方法:アムスラー万能試験機を用いJIS−Z22
41に基づく方法。 溶接継手試験片の溶接条件 (厚板)電極に3.2mmφのCe入りW棒を電極に用い
たTIG溶接、溶接電流300A、アーク電圧16V、
溶接速度15cm/分、アルゴンガス流量10リットル
/分。 (薄板)電極に1.3mmφのCe入りW棒を電極に用い
たTIG溶接、溶接電流120A、アーク電圧16V、
溶接速度30cm/分、アルゴンガス流量10リットル
/分。 〔耐応力腐食割れ性〕 試験片:JIS−Z2201のC型リング試験片。 試験方法:100℃のクロム酸促進液に浸漬した状態で
耐力の75%を負荷。 測定値:割れ発生までの時間。 〔耐溶接割れ性〕 試験片:切込み長さを段階的に変化させたフィシュボー
ン型溶接割れ試験片。 溶接条件:引張試験における溶接継手試験片の溶接条件
と同じ。 測定値:割れが入った切込み最大長さ(長さが長い程耐
溶接割れ性が悪い)。
41に基づく方法。 溶接継手試験片の溶接条件 (厚板)電極に3.2mmφのCe入りW棒を電極に用い
たTIG溶接、溶接電流300A、アーク電圧16V、
溶接速度15cm/分、アルゴンガス流量10リットル
/分。 (薄板)電極に1.3mmφのCe入りW棒を電極に用い
たTIG溶接、溶接電流120A、アーク電圧16V、
溶接速度30cm/分、アルゴンガス流量10リットル
/分。 〔耐応力腐食割れ性〕 試験片:JIS−Z2201のC型リング試験片。 試験方法:100℃のクロム酸促進液に浸漬した状態で
耐力の75%を負荷。 測定値:割れ発生までの時間。 〔耐溶接割れ性〕 試験片:切込み長さを段階的に変化させたフィシュボー
ン型溶接割れ試験片。 溶接条件:引張試験における溶接継手試験片の溶接条件
と同じ。 測定値:割れが入った切込み最大長さ(長さが長い程耐
溶接割れ性が悪い)。
【0016】
【表1】 (注)No.1〜5, 7〜9 は厚板、 No.6,10は薄板。☆従来材(厚板)。
【0017】
【表2】 (注)No.1〜5, 7〜9 は厚板、 No.6,10は薄板。☆従来材(厚板)。
【0018】表2より明らかなように、本発明例のNo.1
〜6 はいずれも、従来材に較べて、母材と溶接継手の強
度(引張強さと耐力)が高く、また耐応力腐食割れ性と
耐溶接割れ性に優れた。これに対し、比較例のNo.7〜10
は必須元素(Mg,Sc,Ti,B)、選択元素A(Mn,Cr,V,Ni,Mo)
、または選択元素B(Ag,Cu,Zr)のいずれかが本発明の
規定値外のため母材と溶接継手の強度(引張強さと耐
力)が低下し、また耐応力腐食割れ性と耐溶接割れ性に
も劣った。
〜6 はいずれも、従来材に較べて、母材と溶接継手の強
度(引張強さと耐力)が高く、また耐応力腐食割れ性と
耐溶接割れ性に優れた。これに対し、比較例のNo.7〜10
は必須元素(Mg,Sc,Ti,B)、選択元素A(Mn,Cr,V,Ni,Mo)
、または選択元素B(Ag,Cu,Zr)のいずれかが本発明の
規定値外のため母材と溶接継手の強度(引張強さと耐
力)が低下し、また耐応力腐食割れ性と耐溶接割れ性に
も劣った。
【0019】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の溶接用高
力アルミニウム合金は、母材と溶接継手の強度が高く、
耐応力腐食割れ性と耐溶接割れ性に優れ、特に溶接構造
材の薄肉化に十分対応し得るものであり、工業上顕著な
効果を奏する。
力アルミニウム合金は、母材と溶接継手の強度が高く、
耐応力腐食割れ性と耐溶接割れ性に優れ、特に溶接構造
材の薄肉化に十分対応し得るものであり、工業上顕著な
効果を奏する。
Claims (2)
- 【請求項1】 Mg4.0〜7.0wt%、Sc0.1〜
0.3wt%、Ti0.005〜0.2wt%、B0.00
01〜0.08wt%を含有し、Mn0.01〜1.5wt
%、Cr0.01〜0.6wt%、V0.01〜0.5wt
%、Ni0.05〜3.0wt%、Mo0.01〜0.5
wt%のうちの少なくとも1元素を含有し、残部がアルミ
ニウムおよび不可避不純物からなることを特徴とする溶
接用高力アルミニウム合金。 - 【請求項2】 Mg4.0〜7.0wt%、Sc0.1〜
0.3wt%、Ti0.005〜0.2wt%、B0.00
01〜0.08wt%を含有し、Mn0.01〜1.5wt
%、Cr0.01〜0.6wt%、V0.01〜0.5wt
%、Ni0.05〜3.0wt%、Mo0.01〜0.5
wt%のうちの少なくとも1元素を含有し、さらにAg
0.03〜1.0wt%、Cu0.05〜0.1wt%、Z
r0.01〜0.25wt%のうちの少なくとも1元素を
含有し、残部がアルミニウムおよび不可避不純物からな
ることを特徴とする溶接用高力アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207997A JPH10237577A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 溶接用高力アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4207997A JPH10237577A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 溶接用高力アルミニウム合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10237577A true JPH10237577A (ja) | 1998-09-08 |
Family
ID=12626056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4207997A Pending JPH10237577A (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 溶接用高力アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10237577A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6955785B2 (en) | 2002-09-05 | 2005-10-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Aluminum alloy for rapidly cooled welding and welding method therefor |
| US7998402B2 (en) * | 2005-08-16 | 2011-08-16 | Aleris Aluminum Koblenz, GmbH | High strength weldable Al-Mg alloy |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP4207997A patent/JPH10237577A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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