JPH10239730A - フォーカルプレンシャッタ - Google Patents
フォーカルプレンシャッタInfo
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- JPH10239730A JPH10239730A JP3932597A JP3932597A JPH10239730A JP H10239730 A JPH10239730 A JP H10239730A JP 3932597 A JP3932597 A JP 3932597A JP 3932597 A JP3932597 A JP 3932597A JP H10239730 A JPH10239730 A JP H10239730A
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- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
整機構を備えたフォーカルプレンシャッタを提供するこ
と。 【解決手段】シャッタ地板と支持板9との間に設けられ
ている軸1dに、駆動部材と平歯車16とが回転可能に
取り付けられ、それらの間に駆動ばね18が掛けられて
いる。駆動ばね18の駆動力は、ウォーム20によって
平歯車16を回転させることによって調整できるように
なっている。支持板9の二つの折曲部9d,9eには孔
9d1 ,9e1 が形成されていて、孔9d1 は二股部が
開き、孔を大きくすることが可能になっている。ウォー
ム20は、その先端部を孔9d1から差し込み、孔9e
1 に嵌合させているが、その際、テーパー部20cが二
股部を開き、該二股部に弾性が付与されるので、取り付
け状態においては、人力以外では回転されないようにな
っている。
Description
羽根群と後羽根群とを同一方向へ順次走行させ、それら
によって形成されるスリットによりフィルムを露光する
ようにしたカメラ用フォーカルプレンシャッタに関す
る。
通常、夫々の羽根群に連結されている先羽根用駆動部材
と後羽根用駆動部材とを備えていて、撮影に際しては、
各駆動部材が、夫々の駆動ばねによって順に作動させら
れ、夫々の羽根群を走行させるように構成されている。
そして、言うまでもなく、シャッタ速度(露光時間)
は、羽根の走行速度と、スリット幅によって決定される
ことから、シャッタには、各駆動ばねの付勢力を夫々調
整できる機構が備えられていて、シャッタの製作時にお
いて、個々の駆動ばねの強さを調整したり、駆動ばね間
の強さのバランスを調整するようにしている。
−201876号公報に記載されている。その構成によ
れば、駆動部材の回転軸と同心上において、ラチェット
車が回転可能に配置されており、また、駆動部材の回転
軸部には駆動ばねが嵌装されていて、その一端が駆動部
材に掛けられ、他端がラチェット車に掛けられている。
そのため、駆動ばねの付勢力は、ラチェット車を回転さ
せることによって調整され、調整後は、ラチェット爪を
ラチェット車に係合させることによって、ラチェット車
が固定されるようになっている。
調整機構を設けた場合には、最小調整量がラチェット車
の歯のピッチによって規制されてしまうことになる。ま
た、ピッチを余り小さくするとラチェット爪によるラチ
ェット車の固定が非常に難しくなる。そこで、スリット
幅の微細な調整を必要とする比較的高級なシャッタの場
合には、駆動ばねの付勢力を連続的に調整できるように
することが好ましく、現に、ウォーム機構を用いてそれ
を可能にした機構が実施されている。その機構によれ
ば、上記のラチェット車に代えて平歯車が配置されてお
り、その平歯車をウォームによって回転させるようにし
ている。そして、平歯車の回転位置は、平歯車とウォー
ムとの噛合摩擦力によって維持されるようになってい
る。
調整機構は、各駆動ばねの調整用として別々に設けても
構わないが、シャッタの小型化,低コスト化にとっては
必ずしも有利とは言い難く且つ一つだけでも或る程度十
分な調整が可能であることから、実際には、一方の駆動
ばねには上記したラチェット車を用いた調整機構を設
け、他方の駆動ばねの調整用にだけ用いるようにするの
が普通である。そのような調整機構の一例は、特開平6
−308574号公報にも記載されており、本発明は、
そのようなタイプの調整機構を備えているフォーカルプ
レンシャッタに関するものである。
合には、フィルム巻き上げに連動して駆動部材をセット
する度に、駆動ばねの力がウォームを回転させるように
作用することになる。また、羽根の露光走行終了時にお
ける衝撃力など種々の衝撃力や振動によってもウォーム
を回転させる力が作用する。最近のシャッタは高速化が
進み、駆動ばねの付勢力が非常に大きくなっているた
め、上記した噛合摩擦力だけでは、それらの作用に耐え
ることことが難しい。そのため、上記の特開平6−30
8574号公報に記載された従来例の場合には、ウォー
ムが、調整後の位置から簡単には回転しないようにする
ために、ウォームの頭部に弾性体より成る円筒状の部材
を装着し、その弾性体に対して、ウォームを取り付けて
いる支持板の一部を押圧させ、それらの間に大きな摩擦
力が作用するようにしている。
ムを用いる調整機構は、上記したラチェット車を用いる
調整機構に比較して、ウォームを使用しているだけでコ
スト高になっている。上記の従来例は、その上に弾性体
より成る円筒状の部材を必要とし且つそれをウォームの
頭部へ装着する作業が面倒なため、コストが益々高くな
ってしまうという問題点がある。また、上記のような円
筒状の部材を用いることなく、調整位置からウォームが
簡単に回転しないようにした構成のものも知られている
が、その場合には、ウォームを取り付ける支持板の構成
が非常に複雑となり、且つウォームの取り付け作業も面
倒になってしまい、製造上非常に好ましくないという問
題点があった。
めになされたものであり、その目的とするところは、低
コストであって且つウォームの取り付けが非常に簡単で
あり、しかも、調整後の位置にあるウォームの回転を確
実に防止できるようにした駆動ばねの調整機構を備えて
いるフォーカルプレンシャッタを提供することである。
めに、本発明におけるフォーカルプレンシャッタは、シ
ャッタ地板に略平行に取り付けられており且つ夫々の孔
を対向させるようにした二つの折曲部を有しており該孔
の少なくとも一方には開放部が形成され自己の弾性に抗
して孔を広げ得るようにされている支持板と、前記シャ
ッタ地板と前記支持板との間において回転可能に軸支さ
れシャッタ羽根に対し正方向への回転によって露光走行
を行わせ逆方向の回転によってセット位置への作動を行
わせる駆動部材と、前記シャッタ地板と前記支持板との
間に配置され前記駆動部材の回転軸と同心上で回転し得
る歯車と、前記駆動部材の回転軸部に嵌装され一端を前
記駆動部材に掛け他端を前記歯車に掛けて前記駆動部材
を正方向へ回転させるように付勢している駆動ばねと、
前記二つの孔に支持されている頭部と先端部との間に前
記歯車に噛合する歯部を有すると共に該頭部には該歯部
に向けてテーパー部が形成されており前記支持板への取
り付け時には該テーパー部が前記開放部を有する孔を押
し広げるようにしたウォームとを備えているようにす
る。また、本発明におけるフォーカルプレンシャッタに
おいては、好ましくは、前記ウォームの先端部に、前記
他方の孔の縁に接触する鍔状の停止部を設けるようにす
る。また、本発明におけるフォーカルプレンシャッタに
おいては、好ましくは、前記ウォームの頭部に円柱部が
形成されていて、前記ウォームの取り付け状態において
は、前記開放部を有する孔の内面が該円柱部の周面に圧
接しているようにする。更に、本発明におけるフォーカ
ルプレンシャッタにおいては、好ましくは、前記支持板
において前記開放部を形成している二つの支持部のう
ち、一方の支持部にだけ弾性が付与されているようにす
る。
4に示した第1実施例と図5に示した第2実施例によっ
て説明する。尚、図1は第1実施例の平面図であって、
シャッタのセット状態を示している。図2は図1の左側
面図であって、シャッタ羽根等の一部の部品を省略して
示している。図3は図2の要部拡大説明図であって、図
4は図3の平面図である。また、図5は第2実施例の要
部説明図であって、図3と同じようにして視た図であ
る。
1に示されたシャッタ地板1は合成樹脂製であって、周
知のように略中央部には開口部1aが形成されており、
その開口部1aの左側にはシャッタ羽根の制御機構が配
置されている。図1はシャッタのセット状態を示してい
るので、開口部1aを覆っているのは先羽根群である。
先羽根群は、シャッタ地板1の背面側に枢着されている
二つのアーム2,3と、それらに枢支された4枚の羽根
4,5,6,7で構成されており、撮影に際し、アーム
2,3が図1の状態から時計方向へ回転すると、羽根
4,5,6,7が下方へ走行しつつ開口部1aを開いて
行き、最終的には重畳されて開口部1aの下方位置に格
納されるようになっている。
羽根群と同様にして、シャッタ地板1の背面側に枢着さ
れた二つのアームと、それらに枢支された4枚の羽根で
構成されている。そして、図1の状態においては、その
4枚の羽根は重畳されて開口部1aの上方位置に格納さ
れている。従って、撮影に際して、それらのアームが時
計方向へ回転すると、4枚の羽根は展開されつつ下方へ
走行し、最終的には開口部1aを覆うことになる。ま
た、図2に示すように、シャッタ地板1の背面側には、
シャッタ地板1の軸1b,1c等にカバー板8が取り付
けられている。図示していないが、実際にはシャッタ地
板1とカバー板8との間には、中間板と称されているも
う1枚の板が取り付けられていて、シャッタ地板1と中
間板との間には先羽根群が、中間板とカバー板8との間
には後羽根群が配置されるようになっている。
d,1e,1fが立設されており、それらの先端には、
支持板9とプリント配線板10とが重ね合わされ、適宜
な手段によって取り付けられている。図1においては、
細く形成されたそれらの軸の先端が示されている。ま
た、それらの軸のうち軸1d,1eは、図2に示すよう
にシャッタ地板1の背面側にも突き出ていて、軸1dに
は上記したアーム2が枢着されるようになっている。
尚、アーム3の枢着軸は別に設けられているが、図示を
省略してある。同様にして、軸1eは、シャッタ地板1
の背面側に突き出ているところに、図示していない後羽
根群の一方のアームを枢着している。
e,1fには、シャッタ地板1と支持板9との間におい
て、合成樹脂製の先羽根用駆動部材11,後羽根用駆動
部材12,セット部材13が、夫々回転可能に取り付け
られている。このうち、先羽根用駆動部材11と後羽根
用駆動部材12とは、図面上、分かりにくいが、セット
部材13と同様にして、比較的長く支持板9の方に伸び
ている筒部を有していて、その筒部を軸1d,1eに嵌
合させている。そして、各駆動部材11,12の表面
側、即ち支持板9側には、取付部11a,12aと、ば
ね掛け部11b,12bが形成されていて、その取付部
11a,12aには周知のようにして鉄片部材14,1
5が取り付けられている。
ッタ地板1側には、夫々ローラと作動ピンが設けられて
いる。しかし、図2において、先羽根用駆動部材11の
ローラ11cは見えているが、後羽根用駆動部材12の
ローラは筒部の向こう側にある。また、逆に、後羽根用
駆動部材12の作動ピン12cは見えているが、先羽根
用駆動部材11の作動ピンは筒部の向こう側になってい
て見ることができない。そして、それらの各作動ピン
は、シャッタ地板1に形成されている円弧状の長孔を貫
通して、各羽根群の一方のアーム(軸1d,1eに枢着
されている方のアーム)に形成されている孔に嵌合して
いる。しかし、このような構成は周知であるため、詳細
には示されていない。
ていないが、支持板9に近い部分が細く形成されてい
て、そこに、軸1dには平歯車16が回転可能に嵌合さ
れ、軸1eにはラチェット車17が回転可能に嵌合され
ている。また、先羽根用駆動部材11の筒部には先羽根
用駆動ばね18が嵌装されていて、その一端がばね掛け
部11bに掛けられ、他端が平歯車16のばね掛け部1
6a(図4参照)に掛けられている。他方、後羽根用駆
動部材12の筒部には後羽根用駆動ばね19が嵌装され
ていて、その一端が、ばね掛け部12bに掛けられ、他
端が、ラチェット車17のばね掛け部(図示していない
が上記した特開平8−201876号公報に記載されて
いるものと同じ)にかけられている。そして、各駆動部
材11,12は、それらの駆動ばね18,19によっ
て、図1において時計方向へ回転するように付勢されて
いる。
は、軸1fに回転可能に嵌合されている。このセット部
材13には、図1に示すように、被押動ピン13aが立
設されており、図示していないカメラ本体側の押動部材
によって図の上方から下方に向けて押されるようになっ
ている。また、このセット部材13は、図示していない
ばねによって反時計方向へ回転するように付勢されてい
る。また、セット部材13は、時計方向へ回転すると
き、各駆動部材11,12のローラ(駆動部材11のロ
ーラ11cのみ図示)を押し、各駆動ばね18,19の
力に抗して各駆動部材11,12を反時計方向へ回転さ
せるようになっている。
なくとも五つの折曲部が形成されている。図2に示され
た折曲部9a,9bには、夫々図示を省略した先羽根用
電磁石と後羽根用電磁石が取り付けられており、セット
状態においては、各駆動部材11,12に設けられた鉄
片部材14,15が、それらの鉄芯に接触するようにな
っている。また、折曲部9cは、上記の特開平8−20
1876号公報に記載されている可撓性のあるラチェッ
ト爪である。従って、ラチェット車17の歯部に係脱可
能であって、且つラチェット車17の回転止めの役目を
している。
の折曲部9d,9eには対向するようにして夫々孔9d
1 ,9e1 が形成されている。このうち孔9e1 は円形
をしている。他方、孔9d1 には径方向に開放部が形成
されていて、その両側の支持部9d2 ,9d3 には開放
部を広げる方向、即ち孔9d1 を大きくする方向に可撓
性が付与されている。また、これらの孔9d1 ,9e1
には、ウォーム20が支持されている。そのウォーム2
0は、歯部20aを平歯車16に噛合させていて、頭部
には端面に十字穴を有する円柱部20bと、歯部20a
に向けて細くなるテーパー部20cとが形成されてお
り、先端部には鍔状の停止部20dが形成されている。
20の取り付け方と各駆動ばねの調整方法について説明
する。ウォーム20を支持板9に取り付けるのは、支持
板9を軸1d,1e,1fに取り付ける前であっても、
後であっても差し支えない。そこで、先ず、前者の場合
について説明する。その場合には、ウォーム20の先端
部を、折曲部9dに形成された孔9d1 に貫通させ、そ
の後、折曲部9eに形成された孔9e1 に挿入する。そ
して、停止部20dが孔9e1 の縁部に接するまで押し
込むと、テーパー部20cによって支持部9d2 ,9d
3 を撓ませ、開放部を広げることによって孔9d1 を大
きくする。このように、テーパー部20cによって支持
部9d2 ,9d3 が撓まされる前の状態が、図3におい
ては二点鎖線で示されている。
た状態においては、ウォーム20は、その先端部を頭部
の方向へ押さない限り、支持板9から離脱するようなこ
とがない。そのため、この状態における部品としての取
扱いが極めて有利になり、支持板9を軸1d,1e,1
fに取り付けるに際しては、ウォーム20が支持板9か
ら離脱することについて余り神経を使わないで作業する
ことが可能となる。そして、支持板9を軸1d,1e,
1fに取り付けるに際しては、平歯車16とウォーム2
0とを噛合させることが必要になるが、その際には、平
歯車16を回転させて歯の位置合わせをするのが好適で
ある。
り付けた後に、ウォーム20を支持板9に取り付ける場
合には、先ず、ウォーム20の先端部を、折曲部9dに
形成された孔9d1 から挿入し、歯部20aの先端を平
歯車16の歯部に当てる。その後、図3においてウォー
ム20を反時計方向へ回転させる。このとき、ウォーム
20を単純に反時計方向へ回転させただけでは、図4に
おいて平歯車16が時計方向へ回転するだけであるが、
ウォーム20に対して更に右方向への力も与えてやる
と、ウォーム20は平歯車16を時計方向へ回転させつ
つ右方向へ進行して行く。従って、ウォーム20の先端
部が孔9e1 に挿入されるのと前後してテーパー部20
cが支持部9d2 ,9d3 を撓ませ、開放部を広げるこ
とによって図3及び図4に示した状態が得られる。
な組み付け作業によって、仮の位置決めが行われるが、
後羽根用駆動ばね19の一端の仮の位置は、支持板9を
軸1d,1e,1fに取り付けた際に、折曲部9cの先
端がラチェット車17に噛合することによって決められ
る。そこで、次に、各駆動ばね18,19の駆動力を調
整することになるが、後羽根用駆動ばね19の駆動力を
調整するには、周知のようにして行う。即ち、駆動力を
強くするためには、ラチェット車17の歯部によって折
曲部9cを撓ませつつ、ラチェット車17を回転させる
だけでよいが、駆動力を弱くするためには折曲部9cの
先端を外しておいてラチェット車17を上記とは反対方
向へ回転させるようにして調整する。しかしながら、こ
のような調整は、段階的にしか調整することができな
い。
動力の調整は、ウォーム20の頭部の端面に形成されて
いる十字穴にドライバーを差し込み、図3において時計
方向又は反時計方向へ回転させることによって行う。そ
して、反時計方向へ回転させた場合には、図4において
平歯車16が時計方向へ回転するので、先羽根用駆動ば
ね18の駆動力が強くなり、時計方向へ回転させた場合
には、平歯車16が反時計方向へ回転するので、先羽根
用駆動ばね18の駆動力が弱くなる。このような調整に
よって、先羽根用駆動ばね18の駆動力は連続的に変化
するため、後羽根用駆動ばね19の調整よりも微細に調
整することが可能になっている。
の調整状態は、その後、ウォーム20に人力が加わらな
い限り確実に維持される。即ち、図4から分かるよう
に、平歯車16が時計方向へ回転した場合に、先羽根用
駆動ばね18は緊張されるようになっている。そのた
め、図4の状態において、先羽根用駆動ばね18の力
は、ウォーム20に対し、右方向へ押すように作用して
おり、停止部20dの平面が孔9e1 の縁部に圧接され
ている。また、ウォーム20の歯部20aと平歯車16
の歯部との間には、大きな噛合摩擦力が働いている。従
って、ウォーム20は、簡単には回転されることがな
い。しかし、何らかの衝撃や振動が加わることにより、
そのままでは回転されてしまう虞もあるが、本実施例に
おいては、支持部9d2 ,9d3 の弾性によって孔9d
1 の内面が円柱部20bの周面を押圧しているので、そ
の回転は防止される。
駆動ばね18の調整用にだけ、ウォーム20を有する調
整機構を設けているが、このような調整機構を後羽根用
駆動ばね19の調整用として設けた場合には、各羽根群
の走行速度を更に微細に設定することが可能になるし、
特に先羽根群と後羽根群との作動特性の調整が、より微
細に行えることになる。また、このような調整機構を、
後羽根用駆動ばね19の調整用としてだけ設けるように
しても本実施例の場合と大差がない。従って、それらの
構成は、いずれも本発明の実施態様である。
簡単に説明しておく。図1及び図2は、既に述べたよう
に、シャッタのセット状態を示している。従って、セッ
ト部材13は、図示していないカメラ本体側の押動部材
によって時計方向へ回転させられており、各駆動部材1
1,12に設けられた鉄片部材14,15を、図示して
いない各電磁石に接触させている。撮影に際して、カメ
ラのシャッタボタンが押されると、先ず、その初期段階
において各電磁石に通電され、鉄片部材14,15を電
磁力によって吸着する。その後、押動部材による力が解
かれると、セット部材13は図示していないばねによっ
て反時計方向へ回転し、所定の初期位置へ復帰する。そ
の際、各駆動部材11,12は、セット部材13によっ
て押されていた力が解除されるが、鉄片部材14,15
が各電磁石に吸着されているので、露光走行を開始しな
い。
初に先羽根用電磁石の通電が断たれ、続いて後羽根用電
磁石の通電が断たれると、各駆動部材11,12は、夫
々の駆動ばね18,19によって回転される。それによ
って、先羽根用駆動部材11は図示していない作動ピン
によって先羽根群を走行させ、開口部1aの下方位置に
重畳状態にして格納する。続いて、後羽根用駆動部材1
2が作動ピン12cによって後羽根群を走行させ、展開
状態にして開口部1aを覆わせる。このようにして撮影
が終了すると、フィルムの巻き上げに連動して、セット
部材13が、カメラ本体側の押動部材によって時計方向
へ回転される。それによって各駆動部材11,12は、
各駆動ばね18,19に抗してセット状態まで回転さ
れ、鉄片部材14,15を各電磁石に接触させて停止
し、一連の作動が終了する。
説明する。この実施例の構成は、第1実施例における折
曲部9dに代えて折曲部9fを設けた点が異なるだけで
あるから、以下その点についてだけ説明する。本実施例
における折曲部9fにも孔9f1 が形成されていて、第
1実施例における孔9d1 と同じように、内面の一部に
よって、即ち実際には3箇所によって、ウォーム20に
形成された円柱部20bの周面を押圧している。しかし
ながら、開放部を挟んで形成されている二つの支持部9
f2 ,9f3 のうち、可撓性を付与されているのは支持
部9f2 のみである。また、開放部は第1実施例の開放
部よりは若干広く、且つ図5の上方、即ち平歯車16側
に向けて設けられている。更に、ウォーム20を挟んで
反対側には可撓性を全く有しない支持部9f4 が形成さ
れている。
車16との噛合関係によって、図4において右方向へ押
されている。しかし、同時に下方に対しても力を受けて
いる。本実施例は、支持部9f4 の存在によって、その
ような下方への力に影響を受けず、調整位置が安定する
という利点がある。また、ウォーム20と平歯車16と
の噛合関係によって、ウォーム20に対して、図5の上
方に向けて力が作用することが実質的になく、また、そ
のような力が加わっても問題がないことから、開放部の
広さなどに余り神経を使う必要がなく、また、本実施例
においては可撓性を有する支持部が支持部9f2 だけで
あることから、支持部材9の設計が容易になる。
11,12は、その筒部を軸1d,1eに嵌合されてい
るが、周知のシャッタの構成においては、各駆動部材1
1,12自身に軸部を形成し、それらの軸部をシャッタ
地板1と支持板9に回転可能に軸支させるようにしたも
のも知られている。また、ラチェット車17を軸1eと
は関係なく支持板9に対して回転可能に取り付けられた
ものも知られている。本発明は、そのような構成にも適
用でき、当然のことながら、平歯車16を支持板9に対
して回転可能に取り付けたものにも適用することができ
る。要は、平歯車の回転軸が駆動部材の回転軸と同心上
に配置されているものには全て適用することが可能であ
る。
を用いているが、本発明は、それをウォームホイールに
代えても差し支えない。更に、孔9e1 は、ウォーム2
0の先端部を回転可能に支持できればよく、特に円形に
は限定されず、例えば孔9d 1 と相似形にしても構わな
い。また、ウォーム20の頭部に円柱部20bとテーパ
ー部20cが形成されているが、本発明は、頭部をテー
パー部20cのみで構成するようにしても構わない。し
かし、組立に際し、支持板9を軸1d,1e,1fに取
り付ける前に、支持板9にウォーム20を取り付けるよ
うにする場合には、作業性が劣ることになる。また、上
記の実施例においては鍔状の停止部20dが設けられて
いるが、この停止部20dは鍔状である必要はない。例
えば、ウォーム20の先端部を大径部と小径部で形成
し、その小径部を孔9e1 に嵌合させ、大径部との間の
段部を、孔9e1 の縁部に接触させるようにしてもよ
い。
機能を得られるようにすることが可能である。その場合
の一例としては、折曲部9eを厚めにし、孔9e1 を盲
穴にするのがよい。その場合には、ウォーム20の先端
面が盲穴の底面に圧接されることになり、その圧接面
が、実施例における停止部20dと、孔9e1 の縁部と
の圧接面に相当することになる。更にまた、支持部の弾
性が強力であって、カメラへの組み付け後、ウォーム
が、駆動ばねの力によって軸方向へ移動してしまう可能
性がないのであれば、孔9e1 も盲穴にする必要はな
い。
成が簡単であって且つ特別な部品を必要とせず、また、
ウォームの取り付け作業が非常に簡単であるから、コス
ト的に極めて有利なフォーカルプレンシャッタを得るこ
とができる。
タのセット状態を示している。
部の部品を省略して示している。
3と同じようにして視た図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 シャッタ地板に略平行に取り付けられて
おり且つ夫々の孔を対向させるようにした二つの折曲部
を有しており該孔の少なくとも一方には開放部が形成さ
れ自己の弾性に抗して孔を広げ得るようにされている支
持板と、前記シャッタ地板と前記支持板との間において
回転可能に軸支されシャッタ羽根に対し正方向への回転
によって露光走行を行わせ逆方向の回転によってセット
位置への作動を行わせる駆動部材と、前記シャッタ地板
と前記支持板との間に配置され前記駆動部材の回転軸と
同心上で回転し得る歯車と、前記駆動部材の回転軸部に
嵌装され一端を前記駆動部材に掛け他端を前記歯車に掛
けて前記駆動部材を正方向へ回転させるように付勢して
いる駆動ばねと、前記二つの孔に支持されている頭部と
先端部との間に前記歯車に噛合する歯部を有すると共に
該頭部には該歯部に向けてテーパー部が形成されており
前記支持板への取り付け時には該テーパー部が前記開放
部を有する孔を押し広げるようにしたウォームとを備え
ていることを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。 - 【請求項2】 前記ウォームの先端部に、前記他方の孔
の縁に接触する鍔状の停止部を設けたことを特徴とする
請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 【請求項3】 前記ウォームの頭部には円柱部が形成さ
れていて、前記ウォームの取り付け状態においては、前
記開放部を有する孔の内面が該円柱部の周面に圧接して
いることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォーカ
ルプレンシャッタ。 - 【請求項4】 前記支持板において前記開放部を形成し
ている二つの支持部のうち、一方の支持部にだけ弾性が
付与されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
かに記載のフォーカルプレンシャッタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03932597A JP3853897B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | フォーカルプレンシャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03932597A JP3853897B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | フォーカルプレンシャッタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10239730A true JPH10239730A (ja) | 1998-09-11 |
| JP3853897B2 JP3853897B2 (ja) | 2006-12-06 |
Family
ID=12549955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03932597A Expired - Fee Related JP3853897B2 (ja) | 1997-02-24 | 1997-02-24 | フォーカルプレンシャッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3853897B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8553309B2 (en) | 2008-08-11 | 2013-10-08 | Seiko Precision Inc. | Blade speed adjustable mechanism and focal plane shutter having the same |
| CN104898350A (zh) * | 2014-03-05 | 2015-09-09 | 精工精密株式会社 | 焦平面快门和光学设备 |
| CN105425398A (zh) * | 2016-01-12 | 2016-03-23 | 深圳多哚新技术有限责任公司 | 一种用于vr设备的焦距调节装置和vr设备 |
-
1997
- 1997-02-24 JP JP03932597A patent/JP3853897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8553309B2 (en) | 2008-08-11 | 2013-10-08 | Seiko Precision Inc. | Blade speed adjustable mechanism and focal plane shutter having the same |
| CN104898350A (zh) * | 2014-03-05 | 2015-09-09 | 精工精密株式会社 | 焦平面快门和光学设备 |
| JP2015169739A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | セイコープレシジョン株式会社 | フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器 |
| CN105425398A (zh) * | 2016-01-12 | 2016-03-23 | 深圳多哚新技术有限责任公司 | 一种用于vr设备的焦距调节装置和vr设备 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3853897B2 (ja) | 2006-12-06 |
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